JP3191203B2 - 長尺物のマーキング方法及び装置 - Google Patents

長尺物のマーキング方法及び装置

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    • G01N27/72Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables
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    • G01N27/90Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables for investigating the presence of flaws using eddy currents
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線、パイプ、ホ
ース等の長尺物の所望の位置、例えば欠陥部がある位置
等にマーキングを施す方法、及びその方法の実施に直接
使用する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電線等の製造工場においては、連続して
製造されてくる電線等を巻取りドラムに巻取るまでの間
に、例えばレーザ外径測定器、超音波探傷装置、渦電流
を利用した探傷装置等の欠陥部検出センサにより欠陥が
あるか否かを検査し、万一欠陥が検出された場合は、そ
の欠陥部またはその近くにマーキングを施し、その後に
マーキングを手掛かりに欠陥部を切除したり、修正した
りすることが行なわれている。
【0003】このような長手方向に走行している電線等
の長尺物にマーキングを施す従来の方法としては、例え
ば長尺物にインク等の塗料を吹きつけたり、シールを貼
着したりするものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の塗料を
吹きつける方法では、再検査により実際には欠陥がない
ことが判明したり、または簡単な修正により欠陥を除去
できた場合に、付着した塗料を剥がすのが面倒であり、
また長尺物の送り速度が変動すると、塗料の塗装厚さが
変動するので、塗料の吹きつけ量の調整が難しく、さら
に、長尺物の全周に塗料を吹きつけるのが困難で、片面
だけに吹きつけた場合には、その後にマーキングを見つ
けにくく、見逃すおそれがある等の問題がある。
【0005】また、上述のシールを貼着する方法では、
長尺物の表面状態によっては貼着が不可能な場合があっ
たり、剥離が容易なものを用いると、運搬途中で剥れた
り、上述の塗料を吹きつける場合と同様に、長尺物の全
周にシールを貼着することが困難である等の問題があ
る。
【0006】本発明は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、長尺物の送り速度に関係なく、長尺物
の全周に簡単にマーキングを施すことができるととも
に、用済み後に、マーキングを簡単に除去しうるように
した長尺物のマーキング方法及びその方法の実施に用い
るのに便利な装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は次のようにして解決される。 (A) 方法に関して (1) 長手方向に走行する長尺物の要所に目印を施すマ
ーキング方法であって、自由状態における周長が長尺物
の外周よりも短いリング状弾性体を長尺物の走行路を囲
むように、かつ長尺物の外周よりも長い周長に拡張して
保持し、長尺物のマーキングしようとする部分が前記リ
ング状弾性体に対応する位置に到達したとき、前記リン
グ状弾性体を解放して収縮させることにより、リング状
弾性体を長尺物の外周に巻きつかせる。
【0008】(2) 上記(1)項において、長尺物の欠陥
部が予め定めた位置に到達したことを検知して、リング
状弾性体を解放させることにより、前記欠陥部またはそ
の近くに、前記リング状弾性体を巻きつかせる。
【0009】(3) 上記(1)または(2)項において、線
状弾性体を長尺物の走行路のまわりに周回させ、その端
末を線状弾性体の他部に固着するとともに、不要部を切
断することにより、リング状弾性体を形成する。
【0010】(B) 装置に関して (4) 長手方向に走行する長尺物が挿通する挿通口を有
する支持体と、前記支持体に装着され、自由状態におけ
る周長が長尺物の外周より短いリング状弾性体を拡張さ
せて、かつ前記長尺物を囲むように保持しうるととも
に、駆動手段の作動により、前記リング状弾性体の保持
状態を解放し、リング状弾性体をその復元力により収縮
させて、前記長尺物の外周に巻きつかせる弾性体保持解
放機構を備えるものとする。
【0011】(5) 上記(4)項において、弾性体保持解
放機構が、互いに近接し、かつ外側縁に互いに位相の異
なる鋸歯状の案内縁を有するものを2個1対として、複
数対を、挿通口を中心とする放射状をなすように、かつ
各対の2個が放射方向に相対的に移動しうるようにして
支持体に装着された複数の保持板と、各対の2個の保持
板のうち、少なくとも一方を他方に対して前記放射方向
に往復移動させる駆動手段を備えているものとする。
【0012】(6) 上記(5)項において、駆動手段が、
支持体の挿通口と同芯状に回転自在に配設された回転筒
と、前記回転筒を回転させるモータと、前記回転筒の外
周に固着され、かつ外周部の互いに位相の異なる部分に
溝または突部が形成され、かつ外周部が各対の2個の保
持板の内端より切設された互いに切り込み深さが異なる
溝に嵌合して、各保持板をタイミングをずらして交互に
放射方向に押動しうる複数のカム板と、各保持板を救心
方向に付勢する付勢手段とを備えているものとする。
【0013】(7) 上記(4)〜(6)項のいずれかにおい
て、長手方向に走行する長尺物の走行路における弾性体
保持解放機構より上流側の位置に配設され、長尺物の欠
陥部が前記位置に達したことを検知して、同時かまたは
予め定めた遅延時間後に、前記弾性体保持解放機構の駆
動手段を作動させて、リング状弾性体を解放させる欠陥
部検出センサを備えるものとする。
【0014】(8) 上記(7)項において、欠陥部検出セ
ンサを、長尺物の外径を常時測定し、測定値が予め定め
た設定範囲を越えて変化することにより、弾性体保持解
放機構の駆動手段を作動させるようにした外径測定器と
する。
【0015】(9) 上記(4)〜(8)項のいずれかにおい
て、支持体に装着され、かつ弾性体保持解放機構がリン
グ状弾性体を保持解放する位置またはその近くにおい
て、線状弾性体から前記リング状弾性体を作成して、弾
性体保持解放機構に供給するリング状弾性体作成機構を
備えるものとする。
【0016】(10) 上記(9)項において、リング状弾性
体作成機構が、線状弾性体を支持体の側面に沿って供給
する線状弾性体供給手段と、線状弾性体供給手段より供
給された線状弾性体の先端部を把持して、弾性体保持解
放機構のまわりに周回する把持周回手段と、把持周回手
段により把持されて周回させられた線状弾性体の先端部
を線状弾性体の他部に固着し、リング部を形成する固着
手段と、リング部に連続する線状弾性体を切断する切断
手段とを備えているものとする。
【0017】(11) 上記(10)項において、リング状弾
性体作成機構が、把持周回手段を支持体の側面より出没
させる出没駆動手段を備えているものとする。
【0018】(12) 上記(10)または(11)項において、切
断手段を、把持周回手段における開閉する把持部の端部
に設ける。
【0019】(13) 上記(9)〜(12)項のいずれかにおい
て、リング状弾性体作成機構が、弾性体保持解放機構を
取り囲むようにして、支持体の側面より出没自在に設け
られた複数の巻付け枠と、該巻付け枠を支持体の側面よ
り出没させる出没駆動手段とを備えているものとする。
【0020】(14) 上記(5)〜(13)項のいずれかにおい
て、弾性体保持解放機構が、挿通口を中心とする円周方
向に配設された複数対の保持板の間に位置するようにし
て支持体の側面に突設され、かつ先端に向かって内向き
傾斜する傾斜案内縁を有する補助案内板を備えているも
のとする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面を参照して説明する。図1〜図8は、本発明の装
置の一実施形態を示す。図1において、(1)は、長手方
向に走行する長尺物で、この例では、連続して製造され
てくる比較的大径の通信用ケーブルとしてある。
【0022】(2)は、製造装置から巻取り装置(いずれ
も図示略)までの間の長尺物(1)の走行路(L)の途中に
配設されたマーキング装置である。
【0023】このマーキング装置(2)は、長尺物が挿通
する挿通口(3)を有する支持体(4)と、この支持体
(4)に装着され、自由状態での周長が長尺物の外周よ
り短いリング状弾性体(5)を拡張させて、かつ長尺物
(1)を囲むように保持しうるとともに、駆動手段(6)の
作動により、リング状弾性体(5)の保持状態を解放し、
リング状弾性体(5)をその復元力により収縮させて、長
尺物(1)の外周に巻きつかせる弾性体保持解放機構(7)
と、支持体(4)に保持され、かつ弾性体保持解放機構
(7)がリング状弾性体(5)を保持解放する位置またはそ
の近くにおいて、線状弾性体(5')から前記リング状弾性
体(5)を作成して、弾性体保持解放機構(7)に供給する
リング状弾性体作成機構(8)とを備えている。
【0024】次に、これらの各構成要素について詳細に
説明する。支持体(4) 図1〜図3、特に図3に詳細に示すように、支持体(4)
は、ほぼ中央に長尺物(1)が挿通する挿通口(3)が形成
された前後1対(長尺物(1)の進行方法を前方とする)の
前面板(11)及び後面板(12)と、それらの上下及び左右を
囲む上板(13)、底板(14)及び左右の側板(15)(15)とから
なるほぼ中空箱状をなしている。
【0025】前面板(11)は、挿通孔(4)と同芯状の円板
をなす第1前面板(11a)と、その外径より大径の案内孔
(16)が中央に配設され、第1前面板(11a)をその外周縁
より所要の間隔をもって囲む第2前面板(11b)とからな
り、第1前面板(11a)は、支持体(4)のほぼ中央に配設
され、かつ前面板(11)と後面板(12)とに穿設された挿通
口(3)を連結する案内筒(17)の前端に形成された拡径フ
ランジ(17a)に固着されて支持されている。案内筒(17)
の後端に形成された拡径フランジ(17b)は後面板(12)に
固着され、また案内筒(17)の中間部は、支持体(4)内に
放射状に配設された複数の支持杆(18)により支持されて
いる。
【0026】第1前面板(11a)と第2前面板(11b)との間
に形成された環状の空隙内には、リング状弾性体作成機
構(8)の一構成部材をなす回転円環(19)が、ベアリング
(20)を介して回転自在に装着されている。
【0027】支持体(4)の後面板(12)の後面には、長尺
物(1)の外径を常時測定し、その測定値が予め定めた設
定範囲を超えたとき、弾性体保持解放機構(7)の駆動手
段(6)を作動させる出力信号を出す公知のレーザ外径測
定器よりなる欠陥部検出センサ(9)が、長尺物(1)の走
行路(L)を囲むように設けられている。
【0028】弾性体保持解放機構(7) 図1〜図4に示すように、弾性体保持解放機構(7)は、
互いに近接し、かつ外側縁に互いに位相の異なる鋸歯状
の案内縁(21a)(22a)を有するものを2個1対として、複
数対(実施例では上下2対)を、挿通口(3)を中心とする
放射状をなすように、かつ各対の2個が放射方向に相対
的に移動しうるようにして支持体(4)に装着された複数
の保持板(21)(22)と、各対の2個の保持板(21)(22)のう
ち、少なくとも一方を他方に対して放射方向に往復移動
させる駆動手段(6)とを備えている。
【0029】各保持板(21)(22)は、支持体(4)内に収容
された方形板状の基部(21b)(21b)と、基部(21b)(21b)の
前端に連設され、第1前面板(11a)に挿通口(3)より放
射状をなすように切設されたスリット(11c)を通って支
持体(4)の前方に突出する腕部(21c)(22c)とからなり、
各腕部(21c)(22c)の外側縁に、長尺物(1)の走行路(L)
と直交する方向を向く垂直縁(21d)(22d)と、その外側の
端部より長尺物(1)の進行方向に向かって内向きに傾斜
(漸次長尺物(1)に近ずくような傾斜)する傾斜縁(21e)
(22e)とが交互に連続するようにした上記の鋸歯状の案
内縁(21a)(22a)が、互いに半ピッチ分だけ前後方向の位
相をずらせて形成されている。
【0030】駆動手段(6)は、案内筒(17)の前半部に回
転自在に外嵌された回転筒(23)と、支持体(4)内に設け
られ、かつプーリ(24)(25)とベルト(26)とを介して回転
筒(23)を回転させるモータ(27)と、回転筒(23)の外周に
前後方向に適宜の間隔をもって相対回転不能として嵌合
され、かつ外周部の互いに位相の異なる部分に溝(また
は突部としてもよい)(28a)(29a)が形成された4個のカ
ム板(28)(29)と、各保持板(21)(22)を救心方向に付勢す
る付勢手段である引張りばね(30)とを備えている。
【0031】4個のカム板(28)(29)は、それぞれ180°
の関係で2個ずつ設けられた溝(28a)(29a)が、90°ずつ
位相が異なるようにして前後方向に交互に配設されてい
る。
【0032】各保持板(21)(22)の基部(21b)(22b)には、
各カム板(28)(29)が嵌合する切り込み深さが異なる溝(3
1)(32)が切設されている。即ち、図4に示すように、一
方の保持板(21)における前方から第1番目と第3番目、
及び他方の保持板(22)における前方から第2番目と第4
番目の溝(31)は、切り込み深さを小とし、また一方の保
持板(21)における前方から第2番目と第4番目、及び他
方の保持板における前方から第1番目と第3番目の溝(3
2)は、切り込み深さを大としている。
【0033】その結果、カム板(28)の溝(28a)(28a)が上
下に位置し、かつカム板(29)の溝(29a)(29a)が左右に位
置しているときは、保持板(21)が引張りばね(30)の付勢
力により、溝(28a)の深さ分だけ求心方向に移動させら
れ、逆に、カム板(28)の溝(28a)(28a)が左右に位置し、
かつカム板(28)の溝(28a)(28a)が上下に位置していると
きは、保持板(22)が引張りばね(30)の付勢力により、溝
(28a)の深さ分だけ求心方向に移動させられ、回転筒(2
3)の回転に伴って、上記の2つの状態が交互にくり返す
ことにより、各対の2個の保持板(21)(22)が、タイミン
グをずらして交互に放射状に移動させられるようになっ
ている。
【0034】図3及び図4に示すように、引張りばね(3
0)は、各カム板(28)(29)を前後より挟むようにして回転
筒(23)に遊嵌された5個のスペーサリング(33)のうち、
前方から第1番目と第5番目のものの外周に一端が止着
され、かつ他端が各保持板(21)(22)の側面に突設したピ
ン(34)に止着されて、各保持板(21)(22)を救心方向に向
かって常時付勢している。
【0035】前方から第2番目と第4番目のスペーサリ
ング(33)(33)の外周には、2個1対ずつの保持板(21)(2
2)を囲み、それらの放射方向の移動を案内する案内枠(3
5)が固着されている。
【0036】図1に示すように、支持体(4)の第1前面
板(11a)には、長尺物(1)の進行方向に向かって内向き
傾斜する傾斜案内縁(36a)を有する複数(本実施例では2
個)の補助案内板(36)が、挿通口(3)を中心とする円周
方向に配設された複数対の保持板(21)(22)の間に位置す
るようにして突設されている。
【0037】図1に示すように、ゴム等よりなる複数の
リング状弾性体(5)は、伸長させられた状態で、上下の
保持板(21)(22)の対と、左右の補助案内板(36)とのまわ
りに、少なくとも保持板(21)(22)における鋸歯状の案内
縁(21a)(22a)の1ピッチずつ前後方向にずらして巻き掛
けられ、駆動手段(6)の作動により、各対の2個の保持
板(21)(22)が放射方向に交互に移動させられることによ
り、それらの傾斜縁(21e)(22e)に交互に乗り移され、そ
の都度傾斜縁(21e)(22e)に沿って半ピッチずつ歩進的に
前進させられ、保持板(21)(22)及び補助案内板(36)の先
端より前方に送り出された最先のリング状弾性体(5)
は、その復元力により収縮して、長尺物(1)に巻き付
く。
【0038】図2に示す(37)は、第1前面板(11a)の後
面に設けられ、最前位のカム板(21)の溝(21a)が対向す
る位置に来たときに作動するようにしたリミットスイッ
チである。
【0039】駆動手段(6)の制御については、常時は、
最前位のカム板(21)の溝(21a)がリミットスイッチ(37)
に対向する位置でモータ(27)の作動を停止しておき、欠
陥部検出センサ(9)が作動するのと同時か、または予め
定めた遅延時間後にモータ(27)を作動させて、回転筒(2
3)を回転させ、回転筒(23)が半回転して、最前位のカム
板(21)の次の溝(26a)がリミットスイッチ(37)に対向
し、リミットスイッチ(37)が作動することにより、モー
タ(27)の作動を停止させるようにするのがよい。この間
にリング状弾性体(5)は1ピッチだけ歩進し、解放され
た最前位のリング状弾性体(5)が長尺物(1)に巻きつ
く。
【0040】欠陥部検出センサ(9)が作動してから、モ
ータ(27)を作動させるまでの時間は、長尺物(1)の送り
速度、欠陥部検出センサ(9)から最先のリング状弾性体
(5)が解放される位置までの距離、及び要求される精度
等に基づいて、予め、もしくは長尺物(1)の送り速度に
基づいて自動的に定めるのがよい。
【0041】リング状弾性体作成機構(8) 図1〜図6に示すように、リング状弾性体作成機構(8)
は、線状弾性体(5')を支持体(4)の側面に沿って供給す
る線状弾性体供給手段(41)と、線状弾性体供給手段(41)
より供給された線状弾性体(5')の先端部を把持して、弾
性体保持解放機構(7)のまわりに周回する把持周回手段
(42)と、把持周回手段(42)により把持されて周回させら
れた線状弾性体(5')の先端部を線状弾性体(5')の他部に
固着させてリング部(5'')(図7の(6)(7)参照)を形成
する固着手段(43)(図2参照)と、リング部(5'')に連続
する線状弾性体(5')を切断する切断手段(44)と、弾性体
保持解放機構(7)を取り囲むようにして、支持体(4)の
側面より出没自在に設けられた複数の巻付け枠(45)と、
該巻付け枠(45)を支持体(4)の側面より出没させる出没
駆動手段(46)とを備えている。
【0042】これらの各構成要素をさらに詳細に説明す
ると次のとおりである。線状弾性体(5')及びリング状弾
性体(5)としては、例えば、スチレン25重量%及びブ
タジエン75重量%を主成分とする合成ゴムを用いるの
が好ましい。
【0043】線状弾性体供給手段(41)は、第2前面板(1
1b)の前面に設けられた1対のピンチローラ(47)(47)
と、第2前面板(11b)の後面に設けられ、一方のピンチ
ローラ(47)を回転させるモータ(48)と、両ピンチローラ
(47)(47)を覆うカバー(49)とを備えており、両ピンチロ
ーラ(47)(47)の間に線状弾性体(5')を挟んで、それを長
尺物(1)の走行路(L)に向かって送り出すことができ
る。
【0044】把持周回手段(42)は、上述の回転円環(19)
の後面に固着した大径のプーリ(50)と、支持体(4)内に
設けたモータ(51)の回転軸(51a)に固嵌したプーリ(52)
とに平ベルト(またはタイミングベルト)(53)を掛け回
し、モータ(51)を作動させることにより、回転円環(19)
を回転させるようにした回転手段(54)を備えている。
【0045】また、図3、図5及び図6に示すように、
把持周回手段(42)は、回転円環(19)の後面に装着された
リニアソレノイドよりなる出没駆動手段(55)により、前
端部の左右1対の把持フィンガ(56)(57)が、回転円環(1
9)の前面より出没させられるようにした把持本体(58)
と、この把持本体(58)に設けられ、かつ把持本体(58)と
一体の把持フィンガ(56)に対して、把持フィンガ(57)を
開閉させるリニアソレノイドからなる開閉手段(59)とを
備えている。
【0046】図5に示すように、両把持フィンガ(56)(5
7)は、正面形がほぼ半円形をなし、互いに対向する把持
面(56a)(57a)には、鋸歯状または波形等の凹凸が形成さ
れている。
【0047】両把持フィンガ(56)(57)における長尺物
(1)の走行路(L)寄りの端部に形成した平削面(56b)(57
b)には、両把持フィンガ(56)(57)を閉じたときに、両把
持面(56a)(57a)間に線状弾性体(5')を挟んだ状態で、そ
れより走行路(L)寄りの線状弾性体(5')を切断しうるよ
うにした切断手段(44)をなす1対のカッター刃(60)(61)
が設けられている。
【0048】図2に示すように、固着手段(43)は、第2
前面板(12b)の前面の右下部に設けたリニアソレノイド
よりなる移動手段(62)により、融着用ヒータ(63)を、退
避位置から両把持フィンガ(56)(57)の回転軌跡に接する
位置まで、走行路(L)に向かって進退させるようにした
ものよりなっている。
【0049】巻付け枠(45)は、第1前面板(12a)の前面
における走行路(L)より等距離の上下及び左右の4個所
に出没自在に設けた4個のガイドピン(64)からなるもの
とし、これらを、第1前面板(12a)の後面に設けたニア
ソレノイドからなる出没駆動手段(46)により出没させる
ようにしている。
【0050】各ガイドピン(64)の先端部外周には、これ
に掛け回された線状弾性体(5')が脱落るすることのない
ように、浅くてなだらかな弧状をなす環状溝(64a)を設
けておくのがよい。
【0051】(65)は、第2前面板(11b)の前面に設けた
制御装置であり、これによって、各部の駆動手段等が、
予め設定したプログラムに基づいて、次のように自動的
に作動させられる。
【0052】次に、本発明の方法の実施要領を、上述の
装置の作用とともに説明する。まず、本来の作動の前
に、弾性体保持解放機構(7)にストックしておくことの
できる最大数のリング状弾性体(5)を、リング状弾性体
作成機構(8)により作成し、それらを弾性体保持解放機
構(7)に、1ピッチずつずらして装着しておく。
【0053】1個のリング状弾性体(5)の作成要領を、
主に図7を参照して説明すると、まず線状弾性体供給手
段(41)のモータ(48)を作動させて、両ピンチローラ(47)
(47)により線状弾性体(5')を送り出し、その先端部を両
把持フィンガ(56)(57)により挾むのと同時にカッター刃
(60)(61)により先端を切断する(図7(1))。
【0054】次いで、モータ(51)を作動させて、回転円
環(19)を、図7(1)の矢印のように反時計方向に405°
だけ回転させる。図7の(2)〜(6)は、回転円環(19)
を、それぞれ90°、180°、270°、360°、405°だけ回
転させたときの状態を示す。
【0055】この回転の間、ピンチローラ(47)による線
状弾性体(5')の送り速度を、両把持フィンガ(56)(67)の
周回速度より小としておくことにより、両把持フィンガ
(56)(57)からピンチローラ(47)(47)までの間の線状弾性
体は伸張させられつつ、4個のガイドピン(64)のまわり
に順次掛け回される。
【0056】回転円環(19)が360°〜405°の間を回転す
るとき、第2周目の線状弾性体(5')が第1周目の線状弾
性体(5')の先端部分と、把持フィンガ(56)の外側におい
て重合し、回転円環(19)が405°だけ回転して、その回
転を停止した状態で、固着手段(43)における移動手段(6
2)を作動させて、融着用ヒータ(63)を両把持フィンガ(5
6)(57)の外側に押しつけて、その状態で融着用ヒータ(6
3)に通電して、加熱することにより、上記の線状弾性体
(5')の重合部分が融着され、リング部(5'')が形成され
る(図7(6))。回転円環(19)の回転の停止と同時に、両
ピンチローラ(47)(47)による線状弾性体(5')の送り出し
は停止させる。
【0057】次いで、モータ(51)を逆転させて、回転円
環(19)を45°だけ時計方向に戻し、その状態でモータ(5
1)を停止させた後、開閉手段(59)を開方向に作動させ
て、両把持フィンガ(56)(57)を開き、その後出没駆動手
段(55)を没方向に作動させて、両把持フィンガ(56)(57)
を支持体(4)の前面より後方に没入させる。
【0058】すると、両把持フィンガ(56)(57)の外側に
掛け回されていた線状弾性体(5')のリング部(5'')が、
両把持フィンガ(56)(57)から外れて、自己の収縮力によ
り最下位のガイドピン(64)に掛け回される。
【0059】その後、両把持フィンガ(56)(57)が開いた
ままの状態で、出没駆動手段(55)を出方向に作動させ、
両把持フィンガ(56)(57)を元の位置まで前進させると、
それらの間に線状弾性体(5')におけるリング部(5'')に
連なる部分が介在することになる。
【0060】その状態で、開閉手段(59)を閉方向に作動
させると、両把持フィンガ(56)(57)が閉じて、線状弾性
体(5')における上記の部分を把持するとともに、カッタ
ー刃(60)(61)によりリング部(5'')がそれに連なる部分
から切り離されて、1個のリング状弾性体(5)が形成さ
れる。
【0061】次いで、出没駆動手段(46)を没方向に作動
させて、4個のガイドピン(64)を、支持体(4)の前面か
ら後方に没入させると、完成したリング状弾性体(5)
は、自己の収縮力により収縮して、弾性体保持解放機構
(7)における2対の保持板(21)(22)と2個の補助案内板
(36)とのまわりに巻きつく。
【0062】それと同時かまたはその後に、回転円環(1
9)を上述のように回転させ、以後、上述の作動をくり返
すことにより、リング状弾性体(5)が1個ずつ形成され
る。
【0063】完成したリング状弾性体(5)は、最初に、
両保持板(21)(22)の案内縁(21a)(22a)における腕部(21
c)(22c)の基端部寄りの部分に巻きつき、次いで、弾性
体保持解放機構(7)の作動により、順次歩進的に前進さ
せられ、最後に腕部(21c)(22c)の先端から解放されて、
長尺物(1)に巻きつく。
【0064】次に、その弾性体保持解放機構(7)の作動
について、主に図8を参照して説明する。図8(a)に示
すように、両保持板(21)(22)の案内縁(21a)(22a)がほぼ
等高をなしている状態で、最初のリング状弾性体(5)が
一方の保持板(21)の最も基端寄り(図8(1)の最右端)の
傾斜縁(21e)と他方の保持板(22)の最も基端寄りの垂直
縁(22d)とにより形成される谷部に係止されるように巻
きつく。
【0065】この状態で、モータ(27)を作動させて、回
転筒(23)を図2における時計方向に回転させると、図4
に示す4個のカム板(28)(29)がそれと一体となって同方
向に回転し、それらが約45°回転すると、カム板(29)の
溝(29a)が上下に位置し、一方の保持板(22)のみが、引
張りばね(30)の付勢力により、溝(29a)の深さ分だけ求
心方向に引き寄せられる。このとき、他方の保持板(21)
は、浅い溝(31)の奥端がカム板(28)の外周縁に摺接し
て、救心方向への移動が阻止されているので、同方向に
移動することはない。
【0066】このときの両保持板(21)(22)の差動によ
り、図8(b)に示すように、保持板(22)の鋸歯状の案内
縁(22a)が保持板(21)の案内縁(21a)より内方に沈み込
み、リング状弾性体(5)は、最初の傾斜縁(21e)に沿っ
てその半ピッチ分だけ収縮しつつ前進する。
【0067】カム板(29)の溝(29a)が保持板(22)の内側
を通過すると、保持板(22)はカム板(29)の溝(29a)以外
の外周縁に乗り上がることにより、放射方向に押し出さ
れ、その案内縁(22a)は、図8(c)に示すように、保持
板(21)の案内縁(21a)と等高となり、リング状弾性体
(5)は元の径まで拡開される。
【0068】回転筒(23)が回転開始からほぼ135°(90°
+45°)回転すると、今度はカム板(28)の溝(28a)が上下
に位置し、上述と同様の作用により、保持板(21)のみが
溝(28a)の深さ分だけ求心方向に移動させられ、保持板
(22)はそのままの位置で保持される。
【0069】このときの両保持板(21)(22)の差動によ
り、図8(d)に示すように、保持板(22)の案内縁(21a)
が沈み込み、リング状弾性体(5)は、保持板(22)の傾斜
縁(22e)に沿ってその半ピッチ分だけ収縮しつつ前進す
る。
【0070】カム板(28)の溝(28a)が保持板(22)の内側
を通過すると、保持板(21)は、カム板(28)の溝(28a)以
外の外周縁に乗り上がり、放射方向に押し出され、図8
(e)に示すように、元の位置まで戻され、リング状弾性
体(5)は元の径まで拡開される。
【0071】回転筒(23)が回転開始から180°回転する
と、最前位のカム板(28)の溝(28a)がリミットスイッチ
(37)に対向して、リミットスイッチ(37)を作動させ、そ
れによってモータ(27)は停止させられる。
【0072】この回転筒(23)及びカム板(28)(29)の半回
転により、リング状弾性体(5)は、上述のように径が若
干変動しつつ、鋸歯状の案内縁(21a)(22a)の歯の1ピッ
チ分だけ前方に歩進する。
【0073】その後、リング状弾性体作成機構(8)によ
り形成された第2番目のリング状弾性体(5)が、最初の
位置(図8(a)参照)と同様の位置に供給された後(図8
(e))、回転筒(23)をさらに半回転させると、2個のリ
ング状弾性体(5)は、上述と同様の作用により、それぞ
れ1ピッチずつ前進させられる。
【0074】このようにして、リング状弾性体(5)を1
ピッチ前進させる毎に、新たなリング状弾性体(5)を1
個補給し、図8(f)に示すように、保持板(22)の最先の
垂直縁(22b)まで最先のリング状弾性体(5)が達したと
きに、リング状弾性体作成機構(8)の作動を停止し、準
備段階を終了する。
【0075】装置の本来の作動に際しては、欠陥部検出
センサ(9)の設定値を定め、長尺物(1)の外径がこの設
定値を越えることにより、欠陥部検出センサ(9)が作動
し、かつその作動によって、モータ(27)が作動させら
れ、回転筒(23)が半回転させられるように設定してお
く。
【0076】その状態で、長尺物(1)の製造装置を作動
させる。なお、長尺物(1)の送り速度が、設定速度に達
するまでの立上り時には、長尺物(1)の外径が大きく変
動するおそれがあるので、この間は欠陥部検出センサ
(9)かまたはモータ(27)が作動しないようにしておくの
がよい。
【0077】長尺物(1)の送り速度が設定速度に達した
後、何らかの理由で、長尺物(1)の外径が設置値を越え
るまで変動すると、欠陥部検出センサ(9)が作動し、そ
れによってモータ(27)が作動させられ、回転筒(23)が上
述のように半回転させられる。
【0078】この回転筒(23)の半回転の間に、両保持板
(21)(22)は、図8の(a)〜(e)と同様の(f)〜(j)のよ
うに、それぞれ異なったタイミングで求心方向に1往復
する。
【0079】その間に、最先のリング状弾性体(5)は、
まず図8(f)から(g)に移行する際に、鋸歯状の歯の半
ピッチ分だけ前進し、また(h)〜(i)に移行する際に、
さらに半ピッチ分だけ前進して、両保持板(21)(22)の腕
部(21c)(22c)の先端から前方に外れて(解放されて)、自
己の復元力により収縮し、長尺物(1)のまわりに巻きつ
く。
【0080】長尺物(1)の欠陥部、すなわち外径が設定
値を越えた部分が、欠陥部検出センサ(9)を通過した時
点から、リング状弾性体(5)が保持板(21)(22)から解放
されるまでの時間と、長尺物(1)の欠陥部が欠陥部検出
センサ(9)を通過してから、リング状弾性体(5)が巻き
つく巻きつき位置に達するまでの時間を一致させておく
ことにより、リング状弾性体(5)は、正確に欠陥部に巻
きつくことができる。
【0081】精度を要求されない場合は、上記巻きつき
位置と欠陥部検出センサ(9)との距離を適当に定めてお
くだけで、リング状弾性体(5)は欠陥部に近い部位に巻
きつくことができる。
【0082】上述の実施例では、線状弾性体(5')及びリ
ング状弾性体(5)を、合成ゴムよりなるものとしたが、
例えば、天然ゴム、または熱可塑性のエラストマー等の
弾性体よりなるものとすることができる。、なお、弾性
体以外のもの、例えば熱収縮性材料、形状記憶合金等
を、温度変化を利用して、長尺物(1)の外周全体に巻き
付かせることも考えられるが、この場合には、加熱手段
等を設けなければならず、しかもその制御が面倒である
上、応答性が悪いので、実用性に欠ける。それに対し
て、本発明によると、上記のような加熱手段を設ける必
要がなく、迅速に作動することができるので、実用性が
高い。
【0083】また、上述の実施例では、2枚の保持板(2
1)(22)の両方を救心方向に交互に移動させるようにした
が、そのうちの一方を支持体(4)に固定し、他方のもの
のみを求心方向、換言すると放射方向に往復移動させる
ようにしたり、または一方を支持体(4)の一端を支持体
に枢着し、多端を前記放射方向に回動させるようにして
も同様の作用及び効果を奏することができる。
【0084】さらに、本発明は、長尺物の欠陥部にマー
キングを施す場合だけでなく、例えば、長尺物の送り量
を検出するセンサと組み合わせて、長尺物の一定長さご
とにマーキングを施し、後に、このマーキングを頼り
に、長尺物を上記長さごとに切断するような場合にも好
適に適用することができる。
【0085】このように、本発明は、各請求項に記載さ
れた範囲内において、幾多の変化変形が可能である。
【0086】
【発明の効果】本発明によると、次のような効果を奏す
ることができる。 (1) 請求項1記載の発明によると、長尺物の送り速度
に関係なく、長尺物の全周にわたってマーキングを確実
に施すことができるとともに、用済み後に、リング状弾
性体を切除することにより、マーキングを簡単に除去す
ることができる。
【0087】(2) 請求項2記載の発明によると、長尺
物の欠陥部にマーキングを施すことができ、その後の点
検や修正に便利である。
【0088】(3) 請求項3記載の発明によると、長尺
物を取り囲むようにリング状弾性体を連続して何個でも
作成できるので、長尺物が連続して送り出されてくる電
線等の製造ラインに用いるのに便利である。
【0089】(4) 請求項4記載の発明によると、上記
(1)と同様の効果を奏することできるとともに、簡単な
構造の装置により、請求項1記載の発明の方法を実施す
ることができる。
【0090】(5) 請求項5記載の発明によると、複数
のリング状弾性体を適時に1個ずつ長尺物に巻きつかせ
ることができるので、長尺物の送りを停止させる必要が
なく、便利である。
【0091】(6) 請求項6記載の発明によると、単一
のモータにより、複数対の各保持板を、タイミングをず
らして交互に放射方向に押動することができ、駆動手段
の構造を簡素化することができる。
【0092】(7) 請求項7記載の発明によると、欠陥
部検出センサの作動により、弾性体保持解放機構を自動
的に作動させることができ、装置全体の全自動化に寄与
することができる。
【0093】(8) 請求項8記載の発明によると、長尺
物の外径が変動した部分を欠陥部として捉えて、そこに
リング状弾性体をマーキングとして巻きつけることがで
き、その後の点検や修正を容易に行なうことができる。
【0094】(9) 請求項9記載の発明によると、弾性
体保持解放機構の近くに設けたリング状弾性体作成機構
によりリング状弾性体を作成して、それを迅速に弾性体
保持解放機構に供給することができる。
【0095】(10) 請求項10記載の発明によると、線状
弾性体を、弾性体保持解放機構のまわりに周回させて、
リング状弾性体を形成するので、作成されたリング状弾
性体を、そのままの状態で弾性体保持解放機構に供給す
ることができ、その供給の都度、装置全体の作動を停止
させたり、長尺物を停止させたりする必要がないので便
利である。
【0096】(11) 請求項11記載の発明によると、出没
駆動手段により、把持周回手段を支持体の側面より没入
させることにより、完成したリング状弾性体を、把持周
回手段より内側に簡単に移行させることができ、ひいて
は、弾性体保持解放機構へ容易に供給することができき
る。
【0097】(12) 請求項12記載の発明によると、切断
手段の駆動源を、把持周回手段の把持部の駆動源と共用
できるので、多数の駆動源を設ける必要がなくなるとと
もに、コンパクトな設計が可能となる。
【0098】(13) 請求項13記載の発明によると、出没
駆動手段により、巻付け枠を支持体の側面より没入させ
ることにより、リング状弾性体を簡単に弾性体保持解放
機構に供給することができ、特別の供給手段や移送手段
を設ける必要がない。
【0099】(14) 請求項14記載の発明によると、補助
案内板により、リング状弾性体を、弾性体保持解放機の
先端に向かって、途中で引っ掛けることなく、円滑に案
内することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の一実施例の外観斜視図である。
【図2】同じく把持フィンガを上方位置まで移動させた
ときの正面図である。
【図3】同じく中央縦断側面図である。
【図4】同じく要部の分解斜視図である。
【図5】把持フィンガの拡大正面図である。
【図6】図3のVI−VI線に沿う拡大断面図である。
【図7】リング状弾性体作成機構の作用説明図である。
【図8】弾性体保持解放機構の作用説明図である。
【符号の説明】
(1)長尺物 (2)マーキング装置 (3)挿通口 (4)支持体 (5)リング状弾性体 (5')線状弾性体 (5'')リング部 (6)駆動手段 (7)弾性体保持解放機構 (8)リング状弾性体作成機構 (9)欠陥部検出センサ (11)前面板 (11a)第1前面板 (11b)第2前面板 (11c)スリット (12)後面板 (13)上板 (14)底板 (15)側板 (16)案内孔 (17)案内筒 (17a)(17b)拡径フランジ (18)支持杆 (19)回転円環 (20)ベアリング (21)(22)保持板 (21a)(22a)案内縁 (21b)(22b)基部 (21c)(22c)腕部 (21d)(22d)垂直縁 (21e)(22e)傾斜縁 (23)回転筒 (24)(25)プーリ (26)ベルト (27)モータ (28)(29)カム板 (28a)(29a)溝 (30)引張りばね(付勢手段) (31)(32)溝 (33)スペーサリング (34)ピン (35)案内枠 (36)補助案内板 (36a)傾斜案内縁 (37)リミットスイッチ (41)線状弾性体供給手段 (42)把持周回手段 (43)固着手段 (44)切断手段 (45)巻付け枠 (46)出没駆動手段 (47)ピンチローラ (48)モータ (49)カバー (50)プーリ (51)モータ (51a)回転軸 (52)プーリ (53)平ベルト (54)回転手段 (55)出没駆動手段 (56)(57)把持フィンガ (56a)(57a)把持面 (56b)(57b)平滑面 (58)把持本体 (59)開閉手段 (60)(61)カッター刃 (62)移動手段 (63)融着用ヒータ (64)ガイドピン (64a)環状溝 (65)制御装置 (L)走行路

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に走行する長尺物の要所に目印
    を施すマーキング方法であって、自由状態における周長
    が長尺物の外周よりも短いリング状弾性体を長尺物の走
    行路を囲むように、かつ長尺物の外周よりも長い周長に
    拡張して保持し、長尺物のマーキングしようとする部分
    が前記リング状弾性体に対応する位置に到達したとき、
    前記リング状弾性体を解放して収縮させることにより、
    リング状弾性体を長尺物の外周に巻きつかせることを特
    徴とする長尺物のマーキング方法。
  2. 【請求項2】 長尺物の欠陥部が予め定めた位置に到達
    したことを検知して、リング状弾性体を解放させること
    により、前記欠陥部またはその近くに、前記リング状弾
    性体を巻きつかせることを特徴とする請求項1記載の長
    尺物のマーキング方法。
  3. 【請求項3】 線状弾性体を長尺物の走行路のまわりに
    周回させ、その端末を線状弾性体の他部に固着するとと
    もに、不要部を切断することにより、リング状弾性体を
    形成することを特徴とする請求項1または2記載の長尺
    物のマーキング方法。
  4. 【請求項4】 長手方向に走行する長尺物が挿通する挿
    通口を有する支持体と、 前記支持体に装着され、自由状態における周長が長尺物
    の外周より短いリング状弾性体を拡張させて、かつ前記
    長尺物を囲むように保持しうるとともに、駆動手段の作
    動により、前記リング状弾性体の保持状態を解放し、リ
    ング状弾性体をその復元力により収縮させて、前記長尺
    物の外周に巻きつかせる弾性体保持解放機構とを備える
    ことを特徴とする長尺物のマーキング装置。
  5. 【請求項5】 弾性体保持解放機構が、 互いに近接し、かつ外側縁に互いに位相の異なる鋸歯状
    の案内縁を有するものを2個1対として、複数対を、挿
    通口を中心とする放射状をなすように、かつ各対の2個
    が放射方向に相対的に移動しうるようにして支持体に装
    着された複数の保持板と、 各対の2個の保持板のうち、少なくとも一方を他方に対
    して前記放射方向に往復移動させる駆動手段とを備えて
    いることを特徴とする請求項4記載の長尺物のマーキン
    グ装置。
  6. 【請求項6】 駆動手段が、 支持体の挿通口と同芯状に回転自在に配設された回転筒
    と、 前記回転筒を回転させるモータと、 前記回転筒の外周に固着され、かつ外周部の互いに位相
    の異なる部分に溝または突部が形成され、かつ外周部が
    各対の2個の保持板の内端より切設された互いに切り込
    み深さが異なる溝に嵌合して、各保持板をタイミングを
    ずらして交互に放射方向に押動しうる複数のカム板と、 各保持板を救心方向に付勢する付勢手段とを備えている
    ことを特徴とする請求項5記載の長尺物のマーキング装
    置。
  7. 【請求項7】 長手方向に走行する長尺物の走行路にお
    ける弾性体保持解放機構より上流側の位置に配設され、
    長尺物の欠陥部が前記位置に達したことを検知して、同
    時かまたは予め定めた遅延時間後に、前記弾性体保持解
    放機構の駆動手段を作動させて、リング状弾性体を解放
    させる欠陥部検出センサを備えることを特徴とする請求
    項4〜6のいずれかに記載の長尺物のマーキング装置。
  8. 【請求項8】 欠陥部検出センサを、長尺物の外径を常
    時測定し、測定値が予め定めた設定範囲を越えて変化す
    ることにより、弾性体保持解放機構の駆動手段を作動さ
    せるようにした外径測定器とした請求項7記載の長尺物
    のマーキング装置。
  9. 【請求項9】 支持体に装着され、かつ弾性体保持解放
    機構がリング状弾性体を保持解放する位置またはその近
    くにおいて、線状弾性体から前記リング状弾性体を作成
    して、弾性体保持解放機構に供給するリング状弾性体作
    成機構を備えることを特徴とする請求項4〜8のいずれ
    かに記載の長尺物のマーキング装置。
  10. 【請求項10】 リング状弾性体作成機構が、 線状弾性体を支持体の側面に沿って供給する線状弾性体
    供給手段と、 線状弾性体供給手段より供給された線状弾性体の先端部
    を把持して、弾性体保持解放機構のまわりに周回する把
    持周回手段と、 把持周回手段により把持されて周回させられた線状弾性
    体の先端部を線状弾性体の他部に固着し、リング部を形
    成する固着手段と、 リング部に連続する線状弾性体を切断する切断手段とを
    備えていることを特徴とする請求項9記載の長尺物のマ
    ーキング装置。
  11. 【請求項11】 リング状弾性体作成機構が、把持周回
    手段を支持体の側面より出没させる出没駆動手段を備え
    ていることを特徴とする請求項10記載の長尺物のマー
    キング装置。
  12. 【請求項12】 切断手段を、把持周回手段における開
    閉する把持部の端部に設けた請求項10または11記載
    の長尺物のマーキング装置。
  13. 【請求項13】 リング状弾性体作成機構が、弾性体保
    持解放機構を取り囲むようにして、支持体の側面より出
    没自在に設けられた複数の巻付け枠と、該巻付け枠を支
    持体の側面より出没させる出没駆動手段とを備えている
    請求項9〜12のいずれかに記載の長尺物のマーキング
    装置。
  14. 【請求項14】 弾性体保持解放機構が、挿通口を中心
    とする円周方向に配設された複数対の保持板の間に位置
    するようにして支持体の側面に突設され、かつ先端に向
    かって内向き傾斜する傾斜案内縁を有する補助案内板を
    備えている請求項5〜13のいずれかに記載の長尺物の
    マーキング装置。
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