JP3190943U - 容器に収納した切れ豆腐 - Google Patents
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Abstract
【課題】プラスチック容器に密封収納された切れ豆腐を提供する。
【解決手段】上面を開口した収納容器の少なくとも底壁に所望の切断巾の間隔で切断刃先端が侵入可能な切り込み溝11A〜Eを容器長手方向に複数個横列して突出形成したプラスチック収納容器10と、この容器内に収納され、該収納容器内で焼き豆腐等の表面硬化層を有しても上面から底壁の切り込み溝内に侵入するカッター本体20で複数の小片に切断され、収納容器内に密封してなる。
【選択図】図1B
【解決手段】上面を開口した収納容器の少なくとも底壁に所望の切断巾の間隔で切断刃先端が侵入可能な切り込み溝11A〜Eを容器長手方向に複数個横列して突出形成したプラスチック収納容器10と、この容器内に収納され、該収納容器内で焼き豆腐等の表面硬化層を有しても上面から底壁の切り込み溝内に侵入するカッター本体20で複数の小片に切断され、収納容器内に密封してなる。
【選択図】図1B
Description
本考案は小片に切断された焼き豆腐又は厚揚げ等の各種豆腐をプラスチック容器に収納した、切れ豆腐に関する。
一般に近年、豆腐は箱型プラスチック容器に充填して凝固させ、そのまま密封して販売される。したがって、豆腐容器は、底壁周縁部より立設した周壁上端縁より外方へフランジを延設し、内部に豆腐を収納した合成樹脂製の容器体と、該容器体の上端開口を閉塞して周縁部をフランジ上面にヒートシールした合成樹脂製の蓋板とからなるものが一般に知られている。
上記容器に収納した豆腐は、例えば、蓋板を容器体から剥がした後、要すれば適当な大きさに切断し、皿等に盛り付ける。従って、皿等に盛り付ける前に手に持ったり、或いは、まな板上に載置したりして切断を行うため豆腐が崩れ易く、また、切断した後の各切断片もバラバラになり易い。更に、目分量で切断することが多いため、切断片の大きさが不揃いになり易く、揃えて素早く切断するためには熟練を要する。そこで、熟練者でなくても揃えてしかも素早く豆腐の切断を行え、また、豆腐が崩れることを極力防止して皿等への移し替えを容易に行える豆腐容器として、底壁周縁部より立設した周壁上端縁より外方へ延設されたフランジ部に周方向間隔をあけて多数の縦線を縦設してなる目盛りを設け、フランジ部外周一側縁に切り取り可能に連結したカッター板を設けたものが提案されている(特許文献1)。
しかしながら、焼き豆腐や厚揚げ豆腐の場合、通常の豆腐と異なり、表面の焼入れ又は油揚げ処理によって表面組織が固化されることにより、単なるカッター板の切込によっては底部分の切断が十分でなく、切れ残りが生じ易いので、収納容器内で小片に分断することは困難であり、また、容器外で分断した小片を機械的に収納するのも困難である。
そこで、本考案は焼き豆腐を均等巾の小片に切断した状態で豆腐容器に収納し、使用応じて需要者が適宜取り出すことができるプラスチック容器入り切れ豆腐を提供することを目的とする。
そこで、本考案は焼き豆腐を均等巾の小片に切断した状態で豆腐容器に収納し、使用応じて需要者が適宜取り出すことができるプラスチック容器入り切れ豆腐を提供することを目的とする。
本考案者らは鋭意研究の結果、収納容器内で焼き豆腐又は厚揚げの表面焼入れ油揚げした際の表面固化層を有する豆腐を含め、豆腐を切断するには波形状となった刃先と容器底部にそれを超えてその刃先を受け入れる切り込み溝が必要であることを見出し、完成したもので,
上面を開口した収納容器の少なくとも底壁に所望の切断巾の間隔で切断刃先端が侵入可能な切り込み溝11・・を容器長手方向に複数個横列突出形成したプラスチック収納容器10・・と、この容器内に収納され、該収納容器内で上面から底壁の切り込み溝内に侵入するカッター本体20・・で複数の小片に切断された豆腐を密封してなることを特徴とするプラスチック容器入り切れ豆腐にある。
上面を開口した収納容器の少なくとも底壁に所望の切断巾の間隔で切断刃先端が侵入可能な切り込み溝11・・を容器長手方向に複数個横列突出形成したプラスチック収納容器10・・と、この容器内に収納され、該収納容器内で上面から底壁の切り込み溝内に侵入するカッター本体20・・で複数の小片に切断された豆腐を密封してなることを特徴とするプラスチック容器入り切れ豆腐にある。
本考案によれば、通常取り出して小片に切断される豆腐を、容器内で切断して密封できるので、取り出し後小片に切断することのない使い勝手のよい切れ豆腐が提供できる。
本考案にかかる豆腐は、(a)上面を開口した箱型収納容器の少なくとも底壁に長手方向の切断巾の間隔でその直交方向に延びる切り込み溝11・・を容器長手方向に複数個横列形成したプラスチック収納容器10・・を用いて製造するので切れ残しが生ずることがない。
他方、前記カッター本体は前記切り込み溝に相応するカッター刃を備えるが、カッター刃には先端に波形刃先を設ける一方、その側面に1又は複数の空隙形成孔を設けるとともに両端に刃先とのスペースを形成する支え23を設け、カッター刃の容器内切断をガイドするのが好ましい。
以下、本考案の実施例の形態を図面を参照して焼き豆腐を例にして説明する。本考案の好ましい実施形態では、図1の(a)、(b)、(c)に示すように、プラスチック容器内に収納してなる焼き豆腐を切断して製造するにあたり、(a)切り込み溝11・・を容器長手方向に複数個横列形成したプラスチック収納容器10を用意し、これに表面焼入れ処理した焼き豆腐1を収納する工程と、(b)プラスチック収納容器の複数の切り込み溝11・・・に相応する配列に構成された複刃カッター本体20を用い、複数の小片に切断する工程と、(c)複数の小片に切断した焼き豆腐を収納容器内に密封する工程を備える。
本考案の焼き豆腐1は、箱型のプラスチック製収納容器10に収納され、開口部がヒートシールフィルムで密封される。収納容器10は合成樹脂等により形成され、底壁12周縁部より周側壁13を立設した上端面開口の有底矩形筒状をなしており、周側壁13上端縁より外方へフランジ部10aを延設している。また、周側壁13は上方へ行くに従って僅かに広がるテーパ状に形成し、収納した焼き豆腐又は厚揚げの抜き出しが容易に行えるようになっており、容器全体は補強のため、図示しない小さなリブが形成されている。本考案では図1(a)に示すように、前記プラスチック容器10の開口部において、外側に広がるフランジ部10aの一側からそれに続く側壁13aを通って、そして底壁12から他側の側壁13bを通って他側のフランジ部10aに至って、断面コ字形状の補強リブ11aを4本、焼き豆腐又は厚揚げの小片切断巾で複数個横列形成する。そして、これら複数個の横列補強リブの中央を縦断して前方のフランジ部から広報のフランジ部に至って延びる補強リブ11bを形成する。その結果、補強リブ11a,11bの内側は切り込み溝11A,B,C,Dと、それらを縦断する中央切り込み溝11Eが形成され、プラスチック容器の補強構造を利用して焼き豆腐又は厚揚げの容器内切断に必要な切り込み溝が形成される。
本考案では、容器内に収納された焼き豆腐又は厚揚げ1が図1(b)に示すカッター本体20を用いて容器内で小片に切断される。前記カッター本体20は前記箱型収納容器10の切り込み溝11A,B,C,Dに相応して横列するカッター刃21A,B,C,Dをそれらを縦断する縦断カッター刃21Eで組み立ててなる。横列カッター刃21A,B,C,Dには図2(a)に示すように、先端に波形刃先22を設けるとともに、その側面に複数の空隙形成孔を、その両端に刃先とのスペースを形成する支え23を設ける。支え23により中央上部に縦列カッター刃との組立孔24と交差切り込み25を設ける一方、縦断カッター21Eには先端に波形刃26を設けるとともに、下部に横列カッター21A,B,C,Dの交差切り込み25と組み合わせる交差切り込み27A,B,C,Dを設け、横列カッター21A,B,C,Dと縦断カッター21Eとを互に交差切り込み25と27A,B,C,Dと25で組み込み配列構成すると、一度の切断工程で容器内での焼き豆腐の小片への切断が容易である。
図3に示すように、横列カッター21A,B,C,Dの巾20Lは収納容器の切り込み溝を考慮した容器巾10Lより小さく、容器内に収納される豆腐巾1Lよりは大きく、刃先両端の支え23を除いたカッター巾20Lが豆腐巾1Lの相応するように設定される。したがって、カッター本体20を容器10内に収納された豆腐1に押し当て、切り込み溝11A,B,C,D及び11Eに沿って押し込むと、刃先22は波形状をなしているので、上面の表面固化層を切断侵入し、横列カッター21A,B,C,Dの両端は側壁13の切り込み溝11A,B,C,Dにガイドされながら底壁12を超えてわずかに底壁12の切り込み溝11内にまで侵入して支え23により停止する。したがって、容器を破損することなく、焼入れ処理した焼き豆腐の底面の表面固化層も確実に切断される。
収納容器内で小片1−1から1−10に切断された焼き豆腐はフランジ部10aをシールすることにより密封されるが、密封された焼き豆腐はシールを外すと均等に切れた状態で取り出すことができる(図1(c)参照)ので、そのまま、別に用意した皿等に盛り付けることができる。
図4は本考案の第2実施例で、切断態様が3列6段の18個の切片に変更された場合を示す製造工程の斜視図で、横列切り込み溝111A〜Eの5本と、縦列切り込み溝111G、Fの2本が形成されている。その他は第1実施例と同様であるので、対応する部材には100番台の番号を付して説明を省略する。
図5は本考案の第3実施例で、切断態様が1列6段に変更された場合を示す製造工程の斜視図で、横列切り込み溝111A〜Eの5本だけが形成され、縦列切り込み溝は形成されていない。その他は第1実施例と同様であるので、対応する部材には200番台の番号を付して説明を省略する。
図6は本考案の変形例の第3実施例で、対角線方向に切断する場合の斜視図で、その他は第1実施例と同様である。
以上説明した如く本考案によれば、通常の状態では切断しがたい焼き豆腐を容器に収納した状態で小片に切断し、密封保存することができるので、きれいに一口大に切断された焼き豆腐の容器からそのまま取り出すことができ、焼き豆腐の使い勝手が著しく向上させることができる。なお、本考案は焼き豆腐を例に用いて説明したが、厚揚げ豆腐、通常の木綿豆腐、絹豆腐に対しても同様に適用することができる。
1 豆腐
10 収納容器
11 切り込み溝
20 カッター本体
10 収納容器
11 切り込み溝
20 カッター本体
Claims (2)
- 上面を開口した収納容器の少なくとも底壁に所望の切断巾の間隔で切断刃先端が侵入可能な切り込み溝(11・・、111・・・、211・・・)を容器長手方向に複数個横列して突出形成したプラスチック収納容器(10、110、210)と、この容器内に収納され、該収納容器内で上面から底壁の切り込み溝内に少なくとも刃先が侵入するカッター本体(20)で複数の小片(1−1・・・)に切断された豆腐1を密封してなることを特徴とするプラスチック容器入り切れ豆腐。
- 前記収納容器(10、110、210)が、開口部に外側に広がる補強フランジ部(10a、110a、210a)を有し、該フランジ部はその一側からそれに続く側壁(13,113、213)を通って、そして底壁(12、112、212)から他側の側壁(13、113、213)を通って他側のフランジ部に至って周壁全体に渡って延びる断面コ字形状の補強リブ(11a、111a、211a)を少なくとも豆腐小片切断巾で複数個横列形成した切り込み溝を突出形成してなる請求項1記載のプラスチック容器入り切れ豆腐。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3190943U true JP3190943U (ja) | 2014-06-05 |
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