JP4886092B1 - カッター付きバターケース - Google Patents
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Abstract
【課題】 市販されている200gの四角いバターを等分にカットし、そのまま収納、保存するバターケースを提供する。
【解決手段】バターケースの中に市販の200gのバターの大きさの取り出し可能な卵切り器様式の器具を入れる。これは基台体にバターの受皿部を設けると共に、この基台体に線材(細いステンレスのワイヤー)を横並列状に配してなる切枠体を回転自在に設ける。この受皿部は線材を挿入可能な切溝部を設けるものである。この線材を回動する事でバターを10gずつ等分に押し切りし、蓋をしてそのまま収納保存できるようにしたことを特徴とするバターケースである
【選択図】 図1
Description
本発明は、バターケースの中にバターを等分に押し切り分けるカッターとカットしたバターの保存のためのケースを一体化したバターケースに関するものである。
従来、保存用バターケースはあった。枠に合わせて包丁でカットするカッティングガイド付きバターケースや市販のバターの大きさのワイヤーで押し切りする物もある。バターを等分に押し切り分ける薄刃の付いた器具とバターが収納できるバターケースもある(特許文献1参照)。しかし、ケースにカッター器具を手間がかからずに付けられているものはなかった。又、ゆで卵を切る卵切り器も知られている(特許文献2参照)。
しかし、従来知られているバターカッターには次のような問題があった。 (イ)切る時に使う包丁やナイフはバターの油でべとべとになる。包丁を洗う手間がかかる。
(ロ)切った後のバターは、バター同士がくっつき安く、切断したバター片がつまみにくい。
(ハ)カットしたバターをケースから取り出すには手でつまむため手が汚れる。
(ニ)カッターを使った場合のカッターの収納場所が必要になる。
本発明はこれらの問題を解決するためになされたものである。
(ロ)切った後のバターは、バター同士がくっつき安く、切断したバター片がつまみにくい。
(ハ)カットしたバターをケースから取り出すには手でつまむため手が汚れる。
(ニ)カッターを使った場合のカッターの収納場所が必要になる。
本発明はこれらの問題を解決するためになされたものである。
本発明はバターを等分の大きさに押し切り分ける器具の受皿上面に切断刃が通過するスリットを挟んで複数の保持部材を等間隔に立設すると共に前記スリットの伸びた方向の先端側には受皿上面に立設された保持部材の頂点よりも低い位置に軸受により回動自在に支承された切断刃取り付け枠を設け、該切断刃取り付け枠に固設されたピンに前記スリットに対応するように切断刃を張り、更に前記保持部材の頂点を結んだ面が上方に凸となる湾曲上面であることからなるカッターに蓋を設けたことを特徴とするバターケースである。
本発明により以下のような効果が生じる。
(イ)受皿の湾曲上面により細いステンレスのワイヤー又はフープにはあまりバターがつくこともなくカット後はそのまま受皿に入るのでカッターを洗う手間が軽減される。瞬時に押し切りするため時間もかからず手は全く汚れない。
(ロ)受皿の底を少し山なりに湾曲させたことにより、カット後のバター同士に少しの隙間ができくっつきを防ぎバター片がつまみ安い。
(ハ)バターの横に突起のついたバターナイフを付けておくことで、これを使ってすぐバ
ターを取ることが出来る。
(ニ)カッター器具はそのまま下皿に蓋をしてバターと冷蔵庫に入れるため、収納場所は
不要。
(イ)受皿の湾曲上面により細いステンレスのワイヤー又はフープにはあまりバターがつくこともなくカット後はそのまま受皿に入るのでカッターを洗う手間が軽減される。瞬時に押し切りするため時間もかからず手は全く汚れない。
(ロ)受皿の底を少し山なりに湾曲させたことにより、カット後のバター同士に少しの隙間ができくっつきを防ぎバター片がつまみ安い。
(ハ)バターの横に突起のついたバターナイフを付けておくことで、これを使ってすぐバ
ターを取ることが出来る。
(ニ)カッター器具はそのまま下皿に蓋をしてバターと冷蔵庫に入れるため、収納場所は
不要。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。図1は本発明のカッター付きバターケース1を示す斜視図であ。バターケースは蓋2と下皿3からなり、この内部に図2に示すカッター15が納められている。この例では、蓋2は透明のプラスティック製であり、内部の状況が見える状態になっている。この蓋2は軸取付けピン4で下皿3に回動自在となるように取り付けられている。この状態で、蓋2は正面側が上下に開くこととなる。蓋2は、軸取付けピン4で取り付けることなく、かぶせる蓋2であっても良い。
図2は本発明のカッターを示す平面図である。
カッター15は、バターを載せるための受皿8の上面はスリット10によって仕切られた保持部材9がほぼ平行に一体的に立設されている。バター14は保持部材9の頂点で受けられ、この頂点は湾曲上面12となっている。ここで重要なことは、受皿8の上面即ち保持部材9の頂点が切断方向と直交する方向に上方向が凸となるように湾曲した湾曲上面12となっていることである。即ち、図4に示した湾曲上面12である。この湾曲上面12によって、切断刃7で切られたバター片は底面側ではお互いに密着しているが、上面側は隙間ができお互いのバター片は離れた状態となる。
カッター15は、バターを載せるための受皿8の上面はスリット10によって仕切られた保持部材9がほぼ平行に一体的に立設されている。バター14は保持部材9の頂点で受けられ、この頂点は湾曲上面12となっている。ここで重要なことは、受皿8の上面即ち保持部材9の頂点が切断方向と直交する方向に上方向が凸となるように湾曲した湾曲上面12となっていることである。即ち、図4に示した湾曲上面12である。この湾曲上面12によって、切断刃7で切られたバター片は底面側ではお互いに密着しているが、上面側は隙間ができお互いのバター片は離れた状態となる。
この湾曲上面12の凸の高さが低すぎると切断後のバター片の離れが悪くなるので少なくとも1mm以上とし、又、高すぎるとケース自体が大きくなるので上限は15mm、望ましくは10mmとする。切断後のバター片が離れるというこの現象により、切断刃7にかかる力は減少され、又、切断後のバター片のそれぞれは密着しにくいので、バター片をつまみ上げることが容易になる。更に受皿8の上面には、前記スリット10と対応する位置に切断刃7が取り付けられた切断刃取付け枠5が枠軸受6により回動自在に設けられている。そして、切断しようとするバターを受皿8の上面に載せて、切断刃取付け枠5を枠軸受6により回動させて、図1に示す正面方向に引き下げることで複数の切断されたバター片が一挙に得られる。
又、切断刃7はワイヤーやフープで良く、切断刃取付け枠5への取付けは、ピン11を設けて、これに係止すると良い。図3は本発明のカッター付きバターケースを示す左側面図である。この図はカッター15で切断されたバター14と共に蓋2と下皿3で囲われたバターケース内に収容された状態を示す図である。そして、バター片を取り出す際に用いるナイフ13をバターケースの背面側に設けた。この例では、受皿8の左右両側にはこの受皿8の底面から立ち上げられた壁が設けられている。これは、バターを切る時バターを支えられるよう左側の壁は右より少し低め1cm程の高さから緩やかに斜めに右側は2cm程の高さになり、バター14はこの両側の壁の内側に収まるようになっている。又、切断刃取付け枠5の手前側の部分にはハンドル状の取っ手を設けると良い。なお、この例では下皿3と受皿8は別体としているが、両者を一体のものとしても良い。
図4は本発明のカッターを示す正面図である。この図はカッター15で切断刃7と取り付枠5を回動させ、正面方向に引き下げた状態を示す図である。重要なのは受皿8の上面が切断方向を直交する方向に上方向が凸となるように湾曲した湾曲上面12となっていることである。この湾曲上面12によって切断刃7で切られたバター片は底面側ではお互いに密着しているが、上面側は隙間ができ、お互いのバター片は離れた状態となることでバターをつまみ出し安くなっている。
図5はナイフを示す正面図である。この図はバターケース背面側に設けたバターナイフの受皿16に入れるバター片を取り出す際に用いるナイフである。フォーク状の突起が付いており、差してバターを取り出したり、くっついたバターを分け安い形になっている。
(イ)図3に示すように、一般的な市販の200gバター14を等分に切り分けるカッ
ター付きバターケースである。これは一般的な市販バター各メーカー縦6cm、横12cmとほぼ同サイズである事。この下皿3上にバターの受皿8を設けると共にこの受皿8に細いステンレスのワイヤーの線材を横並列状に配してなる切断刃取付け枠5を回動自在に設ける。この受皿8に線材を挿入可能な図4のように少し湾曲させた受皿の湾曲上面12にスリット10を設けるものである。図2に示すように200gのバターを1片10gになるように横に19本のワイヤーを貼ることにより20分割、20等分に切り分けられるバターカッター15を作る。ワイヤーの間隔は0.6cm、一番両外側のワイヤーとふちの間隔を0.8cmとする。バター14の切る大きさを変えるためワイヤー間の幅を任意に変えたり、縦にワイヤーを入れても良い。
(ロ)切り分ける切断刃7は細いステンレスの線材又は帯材を使う。
(ハ)受皿8にバター14を置いて線材が取付けられた切断刃取付け枠5を下ろしゆっくり押し切りする。
(ニ)図4のように受皿を底の中央部をバターの切断方向と直交する方向に5mmほど高
く山なりに湾曲させる。
(ホ)バター14横にスペースを作りナイフの受皿16に突起付きバターナイフ13を置く。
(ヘ)バターカット後はそのまま下皿3に蓋2をして収納する。
(イ)図3に示すように、一般的な市販の200gバター14を等分に切り分けるカッ
ター付きバターケースである。これは一般的な市販バター各メーカー縦6cm、横12cmとほぼ同サイズである事。この下皿3上にバターの受皿8を設けると共にこの受皿8に細いステンレスのワイヤーの線材を横並列状に配してなる切断刃取付け枠5を回動自在に設ける。この受皿8に線材を挿入可能な図4のように少し湾曲させた受皿の湾曲上面12にスリット10を設けるものである。図2に示すように200gのバターを1片10gになるように横に19本のワイヤーを貼ることにより20分割、20等分に切り分けられるバターカッター15を作る。ワイヤーの間隔は0.6cm、一番両外側のワイヤーとふちの間隔を0.8cmとする。バター14の切る大きさを変えるためワイヤー間の幅を任意に変えたり、縦にワイヤーを入れても良い。
(ロ)切り分ける切断刃7は細いステンレスの線材又は帯材を使う。
(ハ)受皿8にバター14を置いて線材が取付けられた切断刃取付け枠5を下ろしゆっくり押し切りする。
(ニ)図4のように受皿を底の中央部をバターの切断方向と直交する方向に5mmほど高
く山なりに湾曲させる。
(ホ)バター14横にスペースを作りナイフの受皿16に突起付きバターナイフ13を置く。
(ヘ)バターカット後はそのまま下皿3に蓋2をして収納する。
レストラン等の飲食店、調理学校等バターをよく使用する所で利用できる。
1 本発明のカッター付きバターケース
2 蓋
3 下皿
4 蓋取付けピン
5 切断刃取付け枠
6 枠軸受
7 切断刃
8 受皿
9 保持部材
10 スリット
11 ピン
12 湾曲上面
13 ナイフ
14 バター
15 カッター
16 バターナイフの受皿
2 蓋
3 下皿
4 蓋取付けピン
5 切断刃取付け枠
6 枠軸受
7 切断刃
8 受皿
9 保持部材
10 スリット
11 ピン
12 湾曲上面
13 ナイフ
14 バター
15 カッター
16 バターナイフの受皿
Claims (1)
- バターを等分の大きさに押し切り分ける器具の受皿上面に切断刃が通過するスリットを挟んで複数の保持部材を等間隔に立設すると共に前記スリットの伸びた方向の先端側には受皿上面に立設された保持部材の頂点よりも低い位置に軸受けにより回動自在に支承された切断刃取り付け枠を設け、該切断刃取り付け枠に固設されたピンに前記スリットに対応するように切断刃を張り、更に前記保持部材の頂点を結んだ面が上方に凸となる湾曲上面であることからなるカッターに蓋を設けたことを特徴とするバターケース。
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JP2011222554A JP4886092B1 (ja) | 2011-10-07 | 2011-10-07 | カッター付きバターケース |
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JP2013082466A JP2013082466A (ja) | 2013-05-09 |
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ID=45851296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011222554A Expired - Fee Related JP4886092B1 (ja) | 2011-10-07 | 2011-10-07 | カッター付きバターケース |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013017406A (ja) * | 2011-07-08 | 2013-01-31 | Sukeetaa Kk | 固形乳製品の切断兼用保存ケース |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4028310Y1 (ja) * | 1964-03-12 | 1965-10-07 | ||
JPS5875693U (ja) * | 1981-11-13 | 1983-05-21 | 川嶋工業株式会社 | ゆで卵等の軟質食品切断用具 |
JPH03967U (ja) * | 1989-05-30 | 1991-01-08 | ||
JP2006239818A (ja) * | 2005-03-03 | 2006-09-14 | Yasuko Haruta | 食材切断具 |
JP3170716U (ja) * | 2011-06-24 | 2011-09-29 | 株式会社曙産業 | 食材分割装置 |
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2011
- 2011-10-07 JP JP2011222554A patent/JP4886092B1/ja not_active Expired - Fee Related
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