JP3190764U - 多段式圧造成形機 - Google Patents

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Abstract

【課題】素材姿勢変更用ステーションの位置を任意の工程位置に取付変更でき、姿勢変更の角度も任意に調節できる多段式圧造成形機を提供する。【解決手段】複数の圧造ステーション間に素材姿勢変更用のステーションが備えられると共に、素材姿勢変更用ステーションにおける回転ユニットがダイブロックに対し任意の工程位置に選択的に着脱可能に設けられ、かつ、回転ユニットの下部に一対の回転体32を回転させるシリンダ駆動装置41が配設され、シリンダ駆動装置の昇降ロッド42に回転体を90度回転させる一対のラック37が一体的に設けられている。【選択図】図6

Description

本考案は、それぞれがダイとパンチを備えている複数の圧造ステーションにわたって素材を段階的に移送して、素材を粗から精に成形する多段式圧造成形機に関する。詳しくは粗から精への成形途中において素材の姿勢を変えて圧造加工を加えるものに関する。
従来、たとえばボルトやナット或いはその他の各種のパーツ類を成形する多段式圧造成形機としては、複数の圧造ステーション間に素材姿勢変更用のステーションが備えられて、この素材姿勢変更用ステーションにおけるダイ側前面に前段までの圧造ステーションで成形加工された中間素材をその軸方向がパンチによる素材打ち込み方向と同方向でかつ軸部側からダイ側に押し込む押込手段が設けられていると共に、素材姿勢変更用ステーションのダイ側に押込手段によって押し込まれた中間素材を両側から挟みつけて保持する一対の回転体と、押し込み後に両回転体を90度回転させて中間素材をその軸部がパンチによる素材打ち込み方向に対し直交するように起立させる駆動手段と、中間素材の押し込み後の押込手段の後退に伴って起立された中間素材をその起立姿勢のまま両回転体の間からダイ前面側に突き出す突出手段とが設けられた構成のものが知られている。
そして、上記した両回転体を90度回転させる駆動手段としては、ラムを進退動させるためのクランク軸に連動手段を介して連動連結された駆動軸(素材移送用チャックの開閉用カムを駆動する駆動軸)と、該駆動軸の一端部に設けられたラック駆動用カムと、このラック駆動用カムからベルクランク及び連結アームを介して回転される回転軸と、この回転軸に設けられ、回転体を回転させる各ラックを昇降させる昇降用レバーが設けられた構成となっている。これにより、ラック体がラムの前後動作に同期して昇降され、つまり、両回転体がラムの前後動作に同期して回転され、パンチによる素材打ち込み後のタイミングで両回転体が回転されるように構成されている。
特開平8−192241号公報
ところが、上記した多段式圧造成形機にあっては、90度回転させる駆動手段をラムからの駆動系に連動連結してラック体の昇降を行う構成であるため、多段式圧造成形機に配置する素材姿勢変更用ステーションの位置が特定化されてしまい、素材姿勢変更用ステーションの位置を任意の工程の位置に自由に変更することが困難となる問題があった。また、成形品の形状によっては必ずしも90度の姿勢変更がよいとは限らず、例えば100度に合わせて角度調節をしたいといった場合に、その調整についても上記した駆動系の構造上困難となる問題を有していた。
そこで本考案は、多段式圧造成形機に配置する素材姿勢変更用ステーションの位置を任意の工程に取付変更することができ、また、姿勢変更の角度も簡単容易に調節できる多段式圧造成形機の提供を課題とする。
上記した問題を解決するため、本願の請求項1記載の考案は、それぞれがダイとパンチを備えている複数の圧造ステーションにわたって素材を段階的に移送して、軸部とこれの一端に頭部が形成された中間素材を成形し、かつ、この中間素材の長さ方向に対しほぼ垂直方向から加工を施す多段式圧造成形機であって、複数の圧造ステーション間に素材姿勢変更用のステーションが備えられ、この素材姿勢変更用ステーションにおけるダイ側前面に前段までの圧造ステーションで成形加工された中間素材をその軸方向がパンチによる素材打ち込み方向と同方向でかつ軸部側からダイ側に押し込む押込手段が設けられていると共に、素材姿勢変更用ステーションのダイ側に押込手段によって押し込まれた中間素材を両側から挟みつけて保持する一対の回転体と、押し込み後に両回転体をほぼ90度回転させて中間素材をその軸部がパンチによる素材打ち込み方向に対し直交するように起立させる駆動手段と、中間素材の押し込み後の押込手段の後退に伴って起立された中間素材をその起立姿勢のまま両回転体の間からダイ前面側に突き出す突出手段とが設けられた構成となっている一方、素材姿勢変更用ステーションにおけるダイがダイブロックに対し任意の工程位置に選択的に着脱可能に設けられていると共に、素材姿勢変更用ステーションにおけるダイの下部に上記両回転体を回転させるエアーシリンダ又は油圧シリンダからなるシリンダ駆動装置が配設され、かつ、シリンダ駆動装置の昇降ロッドに上記両回転体をほぼ90度回転させる一対のラックが一体的に設けられていることを特徴とする。
また、本願の請求項2記載の考案は、請求項1記載の構成において、素材姿勢変更用ステーションにおけるダイに、両回転体の回転角度を90度に限らず任意の回転角度に調節して中間素材の姿勢変更角度を、その軸部に対する頭部の傾斜角度θに合わせて調節変更し得る調節機構を備えていることを特徴とする。
上記した多段式圧造成形機によれば、素材姿勢変更用ダイがダイブロックに対し任意の工程位置に選択的に着脱可能に設けられていると共に、素材姿勢変更用ダイの下部に上記両回転体を回転させるエアーシリンダ又は油圧シリンダからなるシリンダ駆動装置が配設され、かつ、シリンダ駆動装置の昇降ロッドに上記両回転体をほぼ90度回転させる一対のラックが一体的に設けられているので、従来のように多段式圧造成形機に配置する素材姿勢変更用ステーションが固定化されることがなく、素材姿勢変更用ステーションを任意の工程に自由に選択して取付変更することができる。
また、素材姿勢変更用ステーションにおけるダイに、両回転体の回転角度を90度に限らず任意の回転角度に調節して中間素材の姿勢変更角度を、その軸部に対する頭部の傾斜角度θに合わせて調節変更し得る調節機構を備えている構成とすれば、中間素材の軸部に対するリング状頭部の傾斜角度θに応じて姿勢変更角度を90度に限らず、求める任意角度に自由に調整できるので製造し得る成形品の適用範囲がより一層広くなり、このましい。
本考案の実施例に係る多段式圧造成形機の一部省略横断面図である。 同圧造成形機の概略横断面図である。 素材姿勢を変えるステーションの正面図である。 同縦断正面図である。 同横断面図である。 同回転体の駆動手段の説明図である。 同回転体の動作を説明する縦断側面図である。 製造すべき製品の一例を示す斜視図である。 別のリング状頭部を備えた軸体の縦断面図である。 さらに、軸部に対して傾斜したリング状頭部を備えた軸体の縦断面図である。 回転角度の調節機構を示す説明図である。
以下本考案の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1及び図2は、図8に示す軸部aとこれの一端にリング状頭部bを有する軸体Xを製造する多段式圧造成形機であって、この圧造成形機1は、図2に示すように機台2の所定位置にダイブロック3が設けられ、ダイブロック3には、複数個のダイ11〜16が所定間隔をおいて並設されている。また、ダイブロック3の前方における機台2に装備され、ダイブロック3に対し前後動されるラム4の前面に、それぞれのダイ11〜16に対応する複数のパンチ21〜26が取り付けられることにより、図1に示すそれぞれが各ダイ11〜16とパンチ21〜26とからなる複数の圧造ステーションS1〜S6が構成され、上記ラム4によるパンチ6…6の進退動によってそれぞれの圧造ステーションS1〜S6において素材が各ダイ内に順次打ち込まれて圧造加工がなされる。ラム4の後端には、該圧造成形機1の駆動モータ5により回転されるフライホイール6に一体に設けられたクランク7が連結部材8を介してラム4がダイブロック側に向って前後動するようになっている。また、これらの圧造ステーションS1〜S6間にわたる素材の移送は、素材移送チャック9によって行われる。
そして、図1に示すように1段目の圧造ステーションS1においては、所定の長さに切断された棒状素材にダイ11とパンチ21により打撃が加えられて、この素材から軸部aとその一端に径大部cを形成した中間素材X1が成形され、次の2段目の圧造ステーションS2において、この径大部cにダイ12とパンチ22とにより打撃が加えられて径大部cをさらに整形した中間素材X2が成形される。これらの1、2段目の圧造ステーションS1,S2による加工は、棒状の素材から次の圧造ステーションS3に示すように軸部aと該軸部aの一端部に球状頭部dを設けてなる中間素材X3を成形するための予備成形であって、3段目の圧造ステーションS3においてダイ13とパンチ23とにより径大部cにさらに打撃が加えられて球状頭部dが形成された中間素材X3が成形される。
4段目の圧造ステーションS4は中間素材X3の成形加工に寄与するものではなく、パンチ4によって打ち込まれた中間素材X3をその球状頭部dが上で軸部aがパンチの素材打ち込み方向に対し直交する起立姿勢に90度変更させる素材姿勢変更用ステーションであって、この素材姿勢変更用ステーションS4には、素材姿勢変更用ダイ14としてのダイブロック3に回転ユニット30が脱着自在に備えられている。
この回転ユニット30は、図3〜図7に示すようにパンチ24による素材打ち込み方向に対し垂直で水平方向の軸心周りに回転可能な一対の回転体32,32をユニットケース31に備えるものであって、これらの回転体32,32の対向面側には、保持板33,33が支持されこれら保持板33,33の間に球状頭部dを備えた中間素材X3が水平姿勢のままパンチ24によって水平方向から打ち込まれるようになっている。その場合、図5に示すように回転体32,32に対し保持板33,33が回転体32,32の軸方向に所定の範囲で移動可能にボルト34,34を介して取り付けられると共に、各回転体32,32の保持板33,33との対向面におけるボルト34,34の支持周りに3個の凹所32a…32aが120度ずつの間隔をおいて形成され、これら各凹所32a…32aにスプリング35…35が介装されて、これらのスプリング35…35によって各保持板33,33が互いに相手方向に近接するように付勢され、パンチ24によって中間素材X3が打ち込まれた場合に、この中間素材X3がこれらのスプリング35…35の力によって保持板33,33の間に保持されるように構成されている。その場合、ボルト34,34の支持周りで各凹所32a…32a間の中間位置にそれぞれ3個の凹所32b…32bが120度の間隔をおいて形成され、これら各凹所32b…32bと保持板33,33に形成された位置合わせ穴33a…33a入り込んで、両者の相対回転を阻止する回り止めピン36…36とが介装されている。
また、各回転体32,32の周面には、図5及び図6に示すようにギヤ32c,32cが形成されて、これらギヤ32c,32cにラック37,37が噛み合わされ、これら一対のラック37,37はユニットケース31に上下移動可能に支持される。そして、これらラック37,37には、図6に示すようにこれらラック37,37を上下移動させる駆動手段40が連結され、この駆動手段40でラック37,37を上下移動させることにより、回転体32,32を介して保持板33,33が90度往復回転されるものであって、この回転によって保持板33,33の間に打ち込まれた中間素材X3が、図7において仮想線で示す球状頭部dが上で、軸部aがパンチ24による素材打ち込み方向に対し直交する起立姿勢となるように構成されている。
また、上記ユニットケース31はダイブロック3に対し任意の工程位置に選択的に着脱可能に配設できるようにダイブロック3の各工程の嵌合孔の大きさに合わせた大きさに設定されている。
上記駆動手段40は、図6に示すようにユニットケース31の下部に上記両回転体32,32を回転させるエアーシリンダ又は油圧シリンダからなるシリンダ駆動装置41が配設され、かつ、シリンダ駆動装置41の昇降ロッド42の上部支持体43に一対のラック37,37が一体的に設けられ、昇降ロッド42の昇降により一対のラック37,37を昇降させ、上記両回転体32,32をほぼ90度回転させるように構成されている。シリンダ駆動装置41は、ラム4の前後動作を検出するセンサー(図示せず)などによりラム4の前後動作に同期して駆動され、パンチ24による中間素材X3の打ち込み後に所定のタイミングで両回転体32,32を回転させるようになっている。
また、図に示す実施例では、各保持板33,33の相対向する面に、パンチ24により打ち込まれた中間素材X3における球状頭部dの一部を受け止めて保持する保持部33bと、保持部33bに連続し、かつ中間素材X3を保持板33,33から回転ユニット30外に突き出すときに中間素材X3の球状頭部dを案内する案内溝部33c,33cとが設けられている。そして、保持板33,33への保持部33b,33bの形成位置は、図7に示すように、パンチ24により押し込まれて保持板33,33間に保持されたときの中間素材X3における球状頭部dの回転体32,32の回転中心に対する高さ位置と、上記回転体32,32をほぼ90度回転させて中間素材X3を起立姿勢に変更させたときの球状頭部dの回転体32,32の回転中心に対する高さ位置とが同一高さ位置となる位置に設けられている。
つまり、3段目の圧造ステーションS3において球状頭部dが形成された中間素材X3がこの素材姿勢変更用ステーションS4における保持板33,33の間に打ち込まれると、図7において実線で示すように中間素材X3が保持板33,33の間に水平姿勢のまま保持され、次に、上記駆動手段40によりラック37,3を介して回転体32,32が回転され、図7において仮想線で示すように中間素材X3がその球状頭部dが上で、軸部aがパンチ24による打ち込み方向に対し直交する起立姿勢に姿勢変更されることになる。
さらに、この素材姿勢変更用ステーションS4においては、姿勢変更後の中間素材X3を回転ユニット30の外に突き出すためのノックアウトピン38が備えられている。このノックアウトピン38は図7に示すように姿勢変更後の中間素材X3を起立状態のまま突き出すことができるように中間素材X3の形状に合わせた段付状の突き出し面38aを備え、中間素材X3の姿勢変更後、パンチ24が後退した状態のもとで保持板33,33の間に進入し、中間素材X3を案内溝33c,33cにガイドさせながら回転ユニット30の外へ突き出すようになっている。これにより、この4段目のステーションS4において中間素材X3は球状頭部dを上にした起立状態で、かつ球状頭部dの中心がパンチ24の中心と一致するように突き出されることになる。突き出された中間素材X3は回転ユニット30の前方側にて待機する短軸ストッパー9aにその軸部aが当接して保持され、かつ、その保持された起立姿勢で素材移送チャック9により掴まれて次の5段目のステーションS5に搬送されることになる。
そして、図1に示すように5段目の圧造ステーションS5で、ダイ15とパンチ25とによって中間素材X3の球状頭部dに圧造加工が加えられて、球状頭部dが偏平化された中間素材X4が成形される。さらに、その状態で最終段の圧造ステーションS6に送られ、パンチ26が内蔵する打ち抜きパンチ26aにより偏平化された頭部の中心部に穴が打ち抜かれて、図8に示すように軸部aの一端にリング状頭部bを有する軸体Xが製造されるようになっている。また、その場合打ち抜き片fはダイ16内の排出通路16aを通って外部へと排出される。
なお、1〜3段目及び5段目の圧造ステーションS1〜S3,S5におけるダイ11〜13,15には、加工後のパンチ21〜23,25の後退にともなって素材をこれらのダイから打ち出すノックアウトピン11a〜13a,15aが設けられると共に、同様にパンチ21,22,25にもノックアウトピン21a〜22a,25aが設けられている。
このように、1〜3段目の圧造ステーションS1〜S3においてダイ11〜13とパンチ21,22,23によって素材に水平方向から打撃が加えられて、軸部aと、その一端に球状頭部dが形成された中間素材X3が成形されたのち、素材姿勢変更用ステーションS4においてその球状頭部dが上になるよう中間素材X3の姿勢を水平状態から起立状態に姿勢変更し、それ以後の圧造ステーションS5,S6において連続して球状頭部dに圧造加工を加えて偏平化し、その偏平化した頭部eをリング状に打ち抜くようにしたからリング状頭部bを備えた軸体Xが圧造成形機によって一貫製造できることになって、該軸体Xの大量生産が可能となる。
特に、本考案の多段式圧造成形機によれば、素材姿勢変更用ダイがダイブロックに対し任意の工程位置に選択的に着脱可能に設けられていると共に、素材姿勢変更用ダイの下部に上記両回転体を回転させるエアーシリンダ又は油圧シリンダからなるシリンダ駆動装置が配設され、かつ、シリンダ駆動装置の昇降ロッドに上記両回転体をほぼ90度回転させる一対のラックが一体的に設けられているので、従来のように多段式圧造成形機に配置する素材姿勢変更用ステーションが固定化されることがなく、素材姿勢変更用ステーションを任意の工程に自由に選択して取付変更することができる。
また、軸体Xとしては、図8に示すリング状頭部bを備えたIボルト形状に何ら限定されるものではなく、例えば、図9に示すような軸部aと頭部bを備えた軸体Xや、図10に示すような軸部aに対してθ角度傾斜した頭部bを備えた軸体Xであってもよい。
その場合、図10に示すような軸部aに対して傾斜した頭部bを備えた軸体Xを製造する際には、素材姿勢変更用ステーションS4における回転ユニット30に、両回転体32,32の回転角度を90度に限らず任意の回転角度に調節可能な調節機構50を設けて、調節機構50により中間素材X3の姿勢変更角度を90度にその軸部aに対する頭部bの傾斜角度θだけ加えて調節するのがこのましい。
調節機構50の具体例としては、例えば図11に示すように、各保持体33,33の外周に突設された当り片33d,33dと、ユニットケース31の各保持体33,33と相対向する上部位置に進退可能に螺設されかつ上記当り片33d,33dと当接して各保持体33,33(両回転体32,32)の回転角度を90度に限らず任意の回転角度に変更調節できる調節ボルト51とを備えたネジ式の調節ネジ機構50を設ければよい。これにより、中間素材X3の姿勢変更角度を90度に限らず、求める軸体Xの軸部aに対する頭部bの傾斜角度θに合わせて自由に調整でき、その結果、製造し得る成形品の適用範囲がより一層広くなる。なお、調節機構50としてはネジ式の調節機構50に限定されるものではなく、別の調節手段であってもよい。
1 多段式圧造成形機
11〜13 ダイ
15〜16 ダイ
21〜26 パンチ
30 回転ユニット(ダイ)
32,32 回転体
37,37 ラック
40 駆動手段
41 シリンダ駆動装置
42 昇降ロッド
S4 素材姿勢変更用ステーション
X 軸体
X3 中間素材
a 軸部
b リング状頭部
d 頭部

Claims (2)

  1. それぞれがダイとパンチを備えている複数の圧造ステーションにわたって素材を段階的に移送して、軸部とこれの一端に頭部が形成された中間素材を成形し、かつ、この中間素材の長さ方向に対しほぼ垂直方向から加工を施す多段式圧造成形機であって、複数の圧造ステーション間に素材姿勢変更用のステーションが備えられ、この素材姿勢変更用ステーションにおけるダイ側前面に前段までの圧造ステーションで成形加工された中間素材をその軸方向がパンチによる素材打ち込み方向と同方向でかつ軸部側からダイ側に押し込む押込手段が設けられていると共に、素材姿勢変更用ステーションのダイ側に押込手段によって押し込まれた中間素材を両側から挟みつけて保持する一対の回転体と、押し込み後に両回転体をほぼ90度回転させて中間素材をその軸部がパンチによる素材打ち込み方向に対し直交するように起立させる駆動手段と、中間素材の押し込み後の押込手段の後退に伴って起立された中間素材をその起立姿勢のまま両回転体の間からダイ前面側に突き出す突出手段とが設けられた構成となっている一方、素材姿勢変更用ステーションにおけるダイがダイブロックに対し任意の工程位置に選択的に着脱可能に設けられていると共に、素材姿勢変更用ステーションにおけるダイの下部に上記両回転体を回転させるエアーシリンダ又は油圧シリンダからなるシリンダ駆動装置が配設され、かつ、シリンダ駆動装置の昇降ロッドに上記両回転体をほぼ90度回転させる一対のラックが一体的に設けられていることを特徴とする多段式圧造成形機。
  2. 素材姿勢変更用ステーションにおけるダイに、両回転体の回転角度を90度に限らず任意の回転角度に調節して中間素材の姿勢変更角度を、その軸部に対する頭部の傾斜角度θに合わせて調節変更し得る調節機構を備えていることを特徴とする請求項1記載の多段式圧造成形機。
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