JP3190729B2 - イムノアッセイ用標識薬物ハプテン類似体 - Google Patents

イムノアッセイ用標識薬物ハプテン類似体

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、臨床化学、詳細にはイ
ムノアッセイに関する。
【0002】
【従来の技術】天然の免疫学的反応を利用するイムノア
ッセイは、臨床化学における分析技術として広範な使用
が見い出されている。反応の特異性により、それらは生
物学的流体中に非常に低濃度で存在する生物学的分析物
(analyte )を定量する際に特に有利である。このよう
な分析物(本明細書中ではリガンドと称する)として
は、例えば、抗体、治療薬、麻酔薬、酵素、ホルモン及
びタンパク質等が挙げられる。
【0003】競合結合イムノアッセイでは、免疫応答性
誘導体及びリガンドの類似体をはじめとする標識リガン
ド類似体が、所定量の適当な結合性物質(本明細書中で
はレセプターと称する)との反応を目当てに未標識リガ
ンド競合した状態に置かれる。リガンドの未知濃度は、
結合もしくは未結合(すなわち遊離)の標識リガンドの
どちらか一方のシグナルを測定することより求めること
ができる。反応は以下のように進行する。
【0004】 リガンド + 標識リガンド + レセプター→ リガンド−レセプター + 標識リガンド−レセプター
【0005】常用される標識としては、放射性標識、酵
素、発色団、蛍光団、安定な遊離基並びに酵素の補因
子、阻害剤及びアロステリックエフェクターが挙げられ
る。
【0006】上述したことと矛盾することなく、血清中
の薬物誘導体(例えばフェノバルビタールやフェニトイ
ン)についてのイムノアッセイは、固定化抗体の結合部
位を目当てにした、そのような薬物の酵素標識類似体と
患者血清中の薬物との競合反応に基づくことができる。
【0007】標識薬物ハプテン類似体(以下、LDHと
称することがある)についての特定の必要条件は、1)
少なくとも65%のLDHが過剰の固定化抗体により結
合されうること;2)固定化抗体に対するLDHの親和
性が、所定量のLDHと薬物との競合が治療に関連した
薬物濃度範囲で起こるようなものであること;及び3)
保存条件下におけるその酵素標識の加水分解に対するL
DHの安定性;を含む。
【0008】薬物ハプテン類似体に課せられる必要条件
は、1)酵素標識との結合後の固定化抗体に対する類似
体の接近しやすさ;2)薬物に対する抗体による、標識
類似体の特異的認識;及び3)酵素活性に悪影響を与え
ない条件下、直接に又は酵素もしくは類似体の活性化後
のいずれかでの、酵素標識との薬物類似体の十分な反応
性;を含む。
【0009】米国特許第4,752,568号明細書に
開示されたグルコースオキシダーゼ(GOD)及びアル
カリ性ホスファターゼ(ALP)酵素標識結合フェノバ
ルビタール及びフェニトインハプテン類似体は、所望の
フォーマットで有効な競合イムノアッセイを遂行するの
に適切な酵素標識類似体を提供した。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】標識として酵素西洋ワ
サビペルオキシダーゼ(HRP)を用いる場合に、前記
米国特許明細書に開示された標識フェノバルビタール及
びフェニトイン類似体が、競合イムノアッセイを遂行す
るのに不十分であることが課題である。このような類似
体とHRPとのカプリング反応は、緩慢かつ不完全であ
った。更に、フェノバルビタール−HRP標識及びフェ
ニトイン−HRP標識は非常に弱い結合であったので、
判読可能なシグナルを得るのに非常に高濃度の標識又は
抗体結合部位が必要とされるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記の構造に
相当する、請求項1の標識薬物ヒダントインおよびバル
ビツレート類似体を提供する:
【0012】
【化3】
【0013】上式中、Aは次式のヒダントイン核
【化4】 又は次式のバルビツレート核
【化5】 を表し、
【0014】R1 は各々独立して、水素、炭素原子数1
〜10のアルキル、未置換又は置換フェニルを表し、R
2 ,R4 ,R5 及びR6 は各々独立して、C1 〜C10
ルキレン基を表すか又は少なくとも1つ以上のエステル
基、アミド基、−O−,−S−もしくは−NR−を割り
込ませたC1 〜C10アルキレン基を表し、R3 はC1
3 アルキレンを表し、Zは−O−,−S−及び−NR
−(ここで、Rは水素又はC1 〜C6 アルキル、例えば
メチル、プロピル及びヘキシルを表す)を表し、
【0015】mは0,1又は2であり nは0,1又は2であり m+n>0であり、そして m,n及びR2 に含まれる原子の総数が5〜40であ
り、標識は酵素であり、そして更に、
【0016】(i)R1 基の少なくとも1つが置換又は
未置換フェニルであり、(ii)R4,R5 及びR6 のう
ちの1つがフェニレンであってもよく、(iii )式Iの
角括弧中の成分がいずれの順序であってもよく、そして
(iv)連結基が、炭素原子数2〜12の飽和又は不飽和
モノカルボン酸の誘導体以外のものであることを条件と
する。
【0017】上記定義に従って、R1 は水素、メチル、
プロピル、ヘキシル、デシル、未置換フェニルであるか
又は炭素原子数1〜6個のアルキルにより、ニトロによ
り、ハロゲンにより、シアノによりもしくは炭素原子数
1〜6個のアルコキシにより置換されたフェニルを表す
ことができ、R2 ,R4 ,R5 及びR6 は各々独立し
て、エチレン、ブチレン、ペンチレン、オクチレンから
選ばれるアルキレンであるか、又は少なくとも1つ以上
のエステル基、アミド基、−O−、−S−もしくは−N
R−を割り込ませた前記のようなアルキレンを表し、R
3 はメチレン、エチレン又はトリメチレンを表し、Zは
各々独立して、−O−、−S−又は−NR−(ここで、
Rは、少なくとも1つの水素、メチル、プロピル又はヘ
キシルを表す)を表し、そして標識は酵素を表す。
【0018】標識薬物ハプテン類似体は、以下に記載さ
れる新規薬物ハプテン類似体より製造した。
【0019】それらは一般的に下記を含んで成る。 (a)活性エステル基、例えば、スクシンイミドオキシ
カルボニル、 (b)ヒダントイン核又はバルビツレート核、及び (c)前記活性エステル基を前記ヒダントイン核又はバ
ルビツレート核に連結する連結鎖(ここで、連結鎖は前
に定義した通りである)。
【0020】より具体的には、本発明の好ましい新規ヒ
ダントイン活性エステルは、次式の構造を有するもので
ある。
【0021】
【化6】
【0022】上式中、A,R1 ,R2 ,R3 ,R4 ,R
5 ,R6 ,Z,m及びn並びにそれらに関連する条件
は、先に定義のとおりであり、そしてR7 は、エチレン
又はo−フェニレン基である。
【0023】製造例 ヒダントイン薬物ハプテン類似体 ヒダントイン類似体は、ヒダントイン化合物のサブクラ
スであるフェニトイン類似体が製造される下記製造方法
に従って製造できる。
【0024】例1−HD1:5,5−ジフェニル−3−
{4−〔2−(3−スクシンイミドオキシカルボニルプ
ロピオニルオキシ)エチルアミノカルボニル〕ブチル}
ヒダントインの製造。
【0025】工程1:5,5−ジフェニル−3−〔4−
(2−ヒドロキシエチルアミノカルボニル)ブチル〕ヒ
ダントインの製造。
【0026】パートA:最初に酸塩化物を製造する。 3−(4−カルボキシブチル)−5,5−ジフェニル−
2,4−イミダゾリジンジオン(3.52g,0.01
モル)、塩化チオニル(20mL)、N,N−ジメチルホ
ルムアミド(2滴)及びクロロホルム(50mL)の混合
物を、室温で3時間攪拌した。減圧下でロータリーエバ
ポレーター中で溶剤を留去し、その生成物を次のパート
Bに直接用いた。
【0027】パートB:上記酸塩化物をエタノールアミ
ンと反応させる。 クロロホルム(50mL)中の上記酸塩化物を、クロロホ
ルム100(mL)中のエタノールアミン(1.2g,
0.02モル)及びトリエチルアミン(2.4g,0.
024モル)の混合物に15分間かけて滴下添加した。
次いで混合物を60℃で2時間加熱し、そして室温で1
時間攪拌した。次いでその溶液を5%塩酸(100mL×
2)で洗浄し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液(100m
L)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過
し、そして溶剤をロータリーエバポレーター中で留去し
た。次いで濾液を酸化アルミニウムカラムを用いるクロ
マトグラフィーにかけ、TLC上に1つのスポットを示
す物質(3.0g)を得た。この物質を次の製造方法に
直接使用した。
【0028】工程2:3−{4−〔2−(3−カルボキ
シプロピオニルオキシ)エチルアミノカルボニル〕ブチ
ル}−5,5−ジフェニルヒダントインの製造。 クロロホルム(100mL)中の工程1のヒドロキシ化合
物(3.0g,0.0075モル)、無水コハク酸
(1.0g,0.01モル)及びジメチルアミノピリジ
ン(0.9g,0.0075モル)の混合物を50〜6
0℃で4時間加熱し、そして週末の間室温まで放冷し
た。
【0029】ジクロロメタン(300mL)を添加し、そ
して混合物を5%塩酸溶液(100mL×3)で洗浄し、
飽和塩化ナトリウム溶液(100mL)で洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そして溶剤を留去し
てTLC上に1つのスポットを与える物質を得た。
【0030】工程3:HD1:5,5−ジフェニル−3
−{4−〔2−(3−スクシンイミドオキシカルボニル
プロピオニルオキシ)エチルアミノカルボニル〕ブチ
ル}ヒダントインの製造。
【0031】
【化7】
【0032】クロロホルム(80mL)中の工程2からの
酸(3.0g,0.006モル)、N,N′−ジシクロ
ヘキシルカルボジイミド(1.5g,0.007モル)
及びN−ヒドロキシスクシンイミド(0.7g,0.0
06モル)の混合物を室温で20時間攪拌した。その混
合物を濾過し、そして減圧下ロータリーエバポレーター
中で濾液を濃縮した。次いで残渣をシリカを用いるクロ
マトグラフィーにかけ、生成物を1.3g得た(収率4
0%)。C30324 9 についての分析計算値:C,
60.8;H,5.44;N,9.45。実測値:C,
59.6;H,5.51,N;8.91。
【0033】例2−HD2:5,5−ジフェニル−3−
{4−〔4−(3−スクシンイミドオキシカルボニルプ
ロピオニル)−1−ピペラジニルカルボニル〕ブチル}
−2,4−イミダゾリジンジオンの製造。
【0034】工程1:5,5−ジフェニル−3−(1−
ピペラジニルカルボニルブチル)ヒダントインの製造。
【0035】パートA:最初に、3−〔4−(4−ベン
ジルオキシカルボニルピペラジニルカルボニル)ブチ
ル〕−5,5−ジフェニル−2,4−イミダゾリジンジ
オンを製造した。
【0036】上記HD1の製造のパートAに記載される
ように製造した酸塩化物(0.01モル)を、クロロホ
ルム(50mL)中のベンジル1−ピペラジンカルボキシ
レート(2.4g,0.011モル)及びトリエチルア
ミン(2.0g,0.02モル)の混合物に、15分間
かけて滴下添加した。この混合物を室温で一晩攪拌し、
そしてジクロロメタン(300mL)を添加した。その混
合物を5%塩酸(100mL×2)で洗浄し、希炭酸ナト
リウム溶液(100mL)で洗浄し、飽和塩化ナトリウム
溶液(100mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで溶
液を乾燥し、濾過し、そして減圧下ロータリーエバポレ
ーター中で溶剤を留去した。次いで濾液をクロマトグラ
フィーにかけ、油状物4.3gを得た(収率78%)。
これを次の工程に直接使用した。
【0037】パートB:工程Aの保護アミン(4.8
g,0.008モル)及び30〜35%臭化水素−酢酸
(HBr/AcOH)溶液(25mL)を室温で1.5時
間攪拌した。次いでこの混合物をジエチルエーテル(1
L)に注ぎ入れ、そして分離した油状物を新たなエーテ
ル(1L×3)で摩砕した。その油状物を10%水性水
酸化ナトリウム溶液(pH=14)中に溶解し、そしてこ
の水性溶液をジクロロメタン(100mL×4)で抽出し
た。合わせた有機溶液を飽和塩化ナトリウム溶液(15
0mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過
し、そして減圧下、ロータリーエバポレーター中で溶剤
を留去した。濾液は固化して白色固体を与えた(2.6
g,収率77%)。この物質を次の工程に直接用いた。
【0038】工程2:3−{4−〔4−(3−カルボキ
シプロピオニル)−1−ピペラジニルカルボニル〕ブチ
ル}−5,5−ジフェニル−2,4−イミダゾリジンジ
オンの製造。
【0039】クロロホルム(15mL)中のパートBから
のアミン(2.1g,0.005モル)と無水コハク酸
(0.54g,0.0054モル)の混合物を50〜6
0℃で30分間加熱し、そして周囲温度で20時間放置
した。ジクロロメタン(150mL)を添加し、そして混
合物を5%塩酸(100mL×2)で洗浄し、飽和塩化ナ
トリウム溶液(100mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、濾過し、そして減圧下ロータリーエボパ
レーター中で溶剤を留去したところ、白色固体2.5g
(95%)が得られ、これを次の工程に直接用いた。
【0040】工程3:HD2:5,5−ジフェニル−3
−{4−〔4−(3−スクシンイミドオキシカルボニル
プロピオニル)−1−ピペラジニルカルボニル〕ブチ
ル}−2,4−イミダゾリジンジオンの製造。
【0041】
【化8】
【0042】クロロホルム(40mL)中の工程2からの
酸(1.56g,0.003モル)、N,N′−ジシク
ロヘキシルカルボジイミド(0.64g,0.003モ
ル)及びN−ヒドロキシスクシンイミド(0.36g,
0.003モル)の混合物を室温で週末の間攪拌した。
その混合物を濾過し、そして減圧下ロータリーエバポレ
ーターで濾液から溶剤を留去して生成物1.9gを得た
(収率100%)。その固体をクロマトグラフィーにか
け、そして生成物画分をジクロロメタン(200mL)に
溶解し、希炭酸ナトリウム溶液(100mL×2)で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そしてロ
ータリーエバポレーター中で溶剤を留去したところ、T
LC上に1つのスポットを与える白色固体が得られた。
32355 8 の分析計算値:C,62.23;H,
5.71;N,11.34。実測値:C,59.07;
H,5.40;N,10.45。
【0043】例3−HD3:5,5−ジフェニル−3−
{4−〔6−(3−スクシンイミドオキシカルカルボニ
ルプロピオンアミド)ヘキシルアミノカルボニル〕ブチ
ル}−2,4−イミダゾリジンジオンの製造。
【0044】工程1:3−〔4−(6−アミノヘキシル
アミノカルボニル)ブチル〕−5,5−ジフェニル−
2,4−イミダゾリジンジオンの製造。
【0045】パートA:3−〔4−(6−ベンジルオキ
シカルボニルアミノヘキシルアミノカルボニル)ブチ
ル〕−5,5−ジフェニル−2,4−イミダゾリジンジ
オンの製造。 HD1の製造で中間体として生成された酸塩化物を、H
D2の製造の工程1に記載の方法により、N−ベンジル
オキシカルボニル−1,6−ヘキサンジアミンで処理し
たところ、保護アミン7.5g、収率85%が得られ
た。
【0046】パートB:パートAの保護アミンを、HD
2の製造の工程1、パートBの方法により臭化水素酸−
酢酸で処理したところ遊離アミンが得られ、精製するこ
となくそれを工程2に用いた。
【0047】工程2:3−{4−〔6−(3−カルボキ
シプロピオンアミド)ヘキシルアミノカルボニル〕ブチ
ル}−5,5−ジフェニル−2,4−イミダゾリジンジ
オンの製造。 この化合物を、HD2の製造の工程2と同様の方法を用
いて製造した。C30384 6 についての分析計算
値:C,65.44;H,6.96;N,10.17。
実測値:C,63.26;H,7.01;N,9.3
9。
【0048】工程3:HD3:5,5−ジフェニル−3
−{4−〔6−(3−スクシンイミドオキシカルボニル
プロピオンアミド)ヘキシルアミノカルボニル〕ブチ
ル}−2,4−イミダゾリジンジオンの製造。
【0049】
【化9】
【0050】この物質を、HD2の製造の工程3の方法
を用いて製造したところ、生成物2.6gを得た(収率
80%)。融点133〜134℃。C34415 8
ついての分析計算値:C,63.05;H,6.38;
N,10.81。実測値:C,62.91;H,6.4
1;N,10.69。
【0051】バルビツレート薬物類似体 以下の例4〜8は、フェノバルビタールについてのバル
ビツレート薬物ハプテン類似体の製造を具体的に説明す
るものである。一般的には、この類似体は、(1)バル
ビツレート誘導体、例えばフェノバルビタールを、ω−
ハロアルカンカルボキシレートエステルと縮合させる工
程、(2)前記エステルを、対応する酸にケン化させる
工程、(3)前記酸を、対応する酸塩化物に転化させる
工程、(4)前記酸塩化物をN−ヒドロキシスクシンイ
ミドと縮合させるか又は更に長い連結鎖を得るために、
アミン又はヒドロキシ基の1つが保護されたジアミン、
ジオール又はアミノアルコールと縮合させる工程、及び
(5)保護基を除去し、ジカルボン酸、例えばコハク酸
と縮合させ、次いでN−ヒドロキシスクシンイミドと縮
合させて、類似体を製造する工程、により製造される。
【0052】所望であれば、半分保護されたジアミン、
ジオール又はアミノアルコールと縮合させ、次いで別の
二酸を1回又は2回以上繰り返して、連結鎖を更に長く
することできる。しかしながら、より長い鎖の二酸、ジ
オール、ジアミン、アミノアルコール又はハロアルカン
カルボキシレートエステルを用いることにより、より少
ない工程で同様の製造が達成できる。
【0053】例4−PB1:5−エチル−5−フェニル
−1−{4−〔4−(3−スクシンイミドオキシカルボ
ニルプロピオニル)−1−ピペラジニルカルボニル〕ブ
チル}−2,4,6(1H,3H,5H)−ピリミジン
トリオンの製造。
【0054】工程1:5−エチル−6−ヒドロキシ−3
−(4−メトキシカルボニルブチル)−5−フェニル−
2,4(3H,5H)−ピリミジンジオンの製造。 ジクロロメタン(500mL)中のフェノバルビタール
(46.5g,0.2モル)と水酸化テトラブチルアン
モニウム(500mL、0.2モル、0.4M水溶液)の
混合物を製造し、そしてそれに5−ブロモ吉草酸メチル
(39.0g,0.2モル)を添加した。その反応混合
物を一晩(20時間)激しく攪拌した。この混合物に、
飽和塩化ナトリウム溶液(100mL)を添加し、有機層
を分離し、そして水性溶液をジクロロメタン(100mL
×2)で洗浄した。合わせた有機溶液を飽和塩化ナトリ
ウム溶液(100mL)で洗浄し、無水MgSO4 で乾燥
し、濾過し、そして溶剤を留去した。
【0055】工程2:3−(4−カルボキシブチル)−
5−エチル−6−ヒドロキシ−5−フェニル−2,4
(3H,5H)−ピリミジンジオンの製造。 ジオキサン(500mL)中の工程1の5−エチル−6−
ヒドロキシ−3−(4−メトキシカルボニルブチル)−
5−フェニル−2,4(3H,5H)−ピリミジンジオ
ンエステル(54.0g,0.156モル)、濃塩酸
(55mL)及び水(55mL)の混合物を4時間加熱して
還流させ、そして室温で一晩放置した。ジオキサンを減
圧下で留去し、そして飽和塩化ナトリウム溶液(250
mL)とジクロロメタン(400mL)を残渣に加えた。有
機層を分離し、そして水性溶液をジクロロメタン(15
0mL×3)で抽出した。合わせた有機溶液を飽和塩化ナ
トリウム溶液(200mL)で洗浄し、無水MgSO4
乾燥し、濾過し、そして溶剤を留去した。残渣にジエチ
ルエーテルを添加し、そしてその混合物を週末の間−1
6℃の冷凍庫に置き、次いで濾過した。
【0056】工程3:1−(4−クロロカルボニルブチ
ル)−5−エチル−5−フェニル−2,4,6(1H,
3H,5H)−ピリミジントリオンの製造。 工程2からの酸(6.6g,0.2モル)、塩化チオニ
ル(50mL)、N,N−ジメチルホルムアミド(2滴)
及びクロロホルム(80mL)の混合物を室温で1.5時
間攪拌した。減圧下ロータリーエバポレーターで溶剤を
留去し、そしてこの生成物を次の工程4に直接用いた。
【0057】工程4:1−〔4−(4−ベンジルオキシ
カルボニル−1−ピペラジニルカルボニル)ブチル〕−
5−エチル−5−フェニル−2,4,6(1H,3H,
5H)−ピリミジントリオンの製造。 クロロホルム(75mL)中の工程3の酸塩化物(0.2
モル)を、クロロホルム(100mL)中のベンジル1−
ピペラジンカルボキシレート(6.0g,0.030モ
ル)とトリエチルアミン(4.0g,0.04モル)の
混合物に15分間かけて滴下添加した。この混合物を室
温で20時間攪拌し、次いでジクロロメタン(300m
L)を添加した。その混合物を10%塩酸溶液(100m
L×3)で洗浄し、飽和塩化ナトリウム溶液(100m
L)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過
し、そして溶剤を留去した。次いで残渣をSiO2 上で
のクロマトグラフィーにかけて固体を得た。
【0058】工程5:5−エチル−5−フェニル−1−
〔4−(1−ピペラジニルカルボニル)ブチル〕−2,
4,6(1H,3H,5H)−ピリミジントリオン臭化
水素酸塩の製造。 工程4からの保護アミン(6.5g,0.012モル)
及び30〜35%臭化水素−酢酸溶液(30mL)を室温
で1.5時間攪拌した。次いでその混合物を酢酸エチル
(2L)中に注ぎ入れ、1時間攪拌し、濾過し、そして
固体を酢酸エチル500mLで洗浄した。
【0059】工程6:1−{4−〔4−(3−カルボキ
シプロピオニル)−1−ピペラジニルカルボニル〕ブチ
ル}−5−エチル−5−フェニル−2,4,6(1H,
3H,5H)−ピリミジントリオンの製造。 クロロホルム(150mL)中の工程5のアミン(4.8
g,0.01モル)、無水コハク酸(1.2g,0.0
12モル)及びトリエチルアミン(2.2g,0.02
モル)の混合物を、50〜60℃(湯浴)で30分間加
熱し、そして周囲温度で16時間攪拌した。ジクロロメ
タン(200mL)を添加し、混合物を10%塩酸溶液
(100mL×3)で洗浄し、飽和塩化ナトリウム溶液
(100mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、濾過し、そして減圧下ロータリーエバポレーター中
で溶剤を留去すると、白色固体3.3gが得られた(収
率66%)。この物質をSiO2 カラムを用いるクロマ
トグラフィーにかけたところ、白色固体が得られた。
【0060】工程7:5−エチル−5−フェニル−1−
{4−〔4−(3−スクシンイミドオキシカルボニルプ
ロピオニル)−1−ピペラジニルカルボニル〕ブチル}
−2,4,6(1H,3H,5H)−ピリミジントリオ
ンの製造。
【0061】
【化10】
【0062】クロロホルム(75mL)中の工程6からの
酸(3.4g,0.007モル)、N,N′−ジシクロ
ヘキシルカルボジイミド(1.6g,0.008モル)
及びN−ヒドロキシスクシンイミド(1.0g,0.0
08モル)の混合物を室温で20時間攪拌した。その混
合物を濾過し、そして酢酸エチル(100mL)を添加し
た。その有機溶液を水(100mL×2)で洗浄し、飽和
塩化ナトリウム溶液(50mL)で洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、濾過し、そして減圧下ロータリーエ
バポレーターで溶剤を留去した。固体の一部をクロマト
グラフィーにかけたところ、白色固体が得られた。
【0063】例5−PB2:5−エチル−5−フェニル
−2−(4−スクシンイミドオキシカルボニルブチル−
2,4,6(1H,3H,5H)−ピリミジントリオン
の製造。
【0064】
【化11】
【0065】工程2の酸と共に攪拌すること以外は、例
4の工程7の方法を用いてこの物質を製造した。その物
質をエチルエーテル/酢酸エチル(1:1)から結晶化
したところ、白色固体が得られた。
【0066】例6−PB3:5−エチル−5−フェニル
−1−{4−〔2−(3−スクシンイミドオキシカルボ
ニルプロピオニルオキシ)エチルアミノカルボニル〕ブ
チル}−2,4,6(1H,3H,5H)−ピリミジン
トリオンの製造。
【0067】工程1:5−エチル−1−〔4−(2−ヒ
ドロキシエチルアミノカルボニル)ブチル〕−5−フェ
ニル−2,4,6(1H,3H,5H)ピリミジントリ
オンの製造。ベンジル1−ピペラジンカルボキシレート
の代わりに2−ヒドロキシエチルアミンを用いる以外
は、例4の工程4に概説されたようにこの物質を製造し
た。
【0068】工程2:1−{4−〔2−(3−カルボキ
シプロピオニルオキシ)エチルアミノカルボニル〕ブチ
ル}−5−エチル−5−フェニル−2,4,6(1H,
3H,5H)−ピリミジントリオンの製造。 クロロホルム(100mL)中の工程1からの生成物
(2.9g,0.007モル)、無水コハク酸(0.7
g,0.007モル)及びジメチルアミノピリジン
(0.9g,0.007モル)の混合物を湯浴(50〜
60℃)中で30分間加熱し、次いで室温で3日間攪拌
した。ジクロロメタン(300mL)を添加し、そして混
合物を10%塩酸溶液(100mL×2)で洗浄し、飽和
塩化ナトリウム溶液(100mL)で洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥し、濾過し、そして溶剤を留去したと
ころ、油状物が得られ、それを次の工程に直接用いた。
【0069】工程3:PB3:5−エチル−5−フェニ
ル−1−{4−〔2−(3−スクシンイミドオキシカル
ボニルプロピオニルオキシ)エチルアミノカルボニル〕
ブチル}−2,4,6(1H,3H,5H)−ピリミジ
ントリオンの製造。
【0070】
【化12】
【0071】例4の工程7に概略された方法を用いて、
本例の工程2の酸を用いて開始してこの物質を製造し
た。
【0072】例7−PB4:5−エチル−5−フェニル
−1−{4−〔3−(3−スクシンイミドオキシカルボ
ニルプロピオンアミド)プロピルアミノカルボニル〕ブ
チル}−2,4,6(1H,3H,5H)−ピリミジン
トリオンの製造。
【0073】工程1:1−〔4−(3−ベンジルオキシ
カルボニルアミノプロピルアミノカルボニル)ブチル〕
−5−エチル−5−フェニル−2,4,6(1H,3
H,5H)−ピリミジントリオンの製造。 ベンジル1−ピペラジンカルボキシレートの代わりにN
−ベンジルオキシカルボニル−1,3−プロパンジアミ
ンを用いる以外は、例4の工程4に概略された方法を用
いてこの物質を製造し、そして粗製物質を次の工程に用
いた。
【0074】工程2:1−〔4−(3−アミノプロピル
アミノカルボニル)ブチル〕−5−エチル−5−フェニ
ル−2,4,6(1H,3H,5H)−ピリミジントリ
オン臭化水素酸塩の製造。例4の工程5のようにこの物
質を製造した(本例の工程1のアミドを用いて開始し、
エチルエーテル中に注ぎ入れると油状物が得られたこと
を除いて)。
【0075】工程3:1−{4−〔3−(3−カルボキ
シプロピオンアミド)プロピルアミノカルボニル〕ブチ
ル}−5−エチル−5−フェニル−2,4,6(1H,
3H,5H)−ピリミジントリオンの製造。 本例の工程2からのアミンを用いて開始して酸を得たこ
と以外は、例4の工程6の方法により、この物質を製造
した。
【0076】工程4:PB4:5−エチル−5−フェニ
ル−1−{4−〔3−(3−スクシンイミドオキシカル
ボニルプロピオンアミド)プロピルアミノカルボニル〕
ブチル}−2,4,6(1H,3H,5H)−ピリミジ
ントリオンの製造。
【0077】
【化13】
【0078】本例の工程3の酸を用いて開始する以外
は、例4の工程7の方法を用いてこの物質を製造した。
【0079】例8−PB5:5−エチル−5−フェニル
−1−{4−〔6−(3−スクシンイミドオキシカルボ
ニルプロピオンアミド)ヘキシルアミノカルボニル〕ブ
チル}−2,4,6(1H,3H,5H)−ピリミジン
トリオンの製造。
【0080】
【化14】
【0081】例7の工程1のN−ベンジルオキシカルボ
ニル−1,3−プロパンジアミンの代わりにN−ベンジ
ルオキシカルボニル−1,6−ヘキサンジアミンを使用
し、そしてその後の工程2,3及び4で各々それからの
反応生成物を用いること以外は、例7の反応順序に従っ
てこの化合物を製造した。
【0082】
【具体的な態様】本発明者らは、上記で調製したバルビ
ツレート及びヒダントインの新規標識薬物ハプテン類似
体を製造した。それらはバルビツレート及びヒダントイ
ン薬物、特にフェノバルビタール及びフェニトインにつ
いての競合イムノアッセイにおいて有用である。標識
は、競合イムノアッセイにおいて分析物又は分析物類似
体と共に常用される、アミン又はスルフヒドリル基を有
するイムノアッセイ用の標識、例えば酵素、可視色素、
ロイコ色素、蛍光色素及び放射性物質等である。
【0083】有用な標識は、酵素、例えばアルカリ性ホ
スファターゼ(ALP)、グルコースオキシダーゼ(G
OD)及び西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)もし
くはアミン富化西洋ワサビペルオキシダーゼ(AHR
P)である。
【0084】標識薬物ハプテン類似体は、下記工程を含
んで成る新規方法を用いて製造される。 1)求核基、例えばアミン又はスルフヒドリル基を表面
上に担持する標識を、過剰の上記バルビツレート又はヒ
ダントイン薬物ハプテン類似体と接触させる工程。好ま
しくは類似体と標識を水混和性有機溶剤、例えばN,N
−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド(DM
SO)又は溶剤と水(緩衝化したもの)の混合物に溶解
した後、一緒に混合する工程、及び 2)未使用活性エステル及び縮合副生成物を、好ましく
は透析により取り除く工程。
【0085】
【実施例】本明細書の以下に提供される実施例は、本発
明の新規標識類似体の製造を実証するものである。標識
類似体は、フェニントイン及びフェノバルビタール薬物
ハプテン類似体を用いて製造した。
【0086】実施例1−アミン富化HRP標識ヒダント
インHD1〔伸長連結鎖を含む;標識AHRP−HD1
(標識A)〕の製造。
【0087】HD1を、10 mM 4′−ヒドロキシアセ
トアニリドを含む乾燥DMF(DMF 4′−HA)
1.452mLに溶解した。
【0088】アミン富化HRPを以下のように製造し
た。乾燥HRPを0.1M MES緩衝液(pH 5.5)に
溶解して、緩衝液10mL中の最終濃度が2.5×10-6
モル(100mg)となるようにした〔MES=2−(N
−モルホリノ)エタンスルホン酸〕。変換係数A403
mg/mL=2.24を用いてA403 測定値からタンパク質
濃度を求めた。HRP溶液を、0.1M MES緩衝液
(pH 5.5)10mL中に溶解したL−リジン一塩酸塩1.
5×10-3モル(275mg)と合わせた。新たに調製し
たMES緩衝液中の1−エチル−3−(3−ジメチルア
ミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(EDC、5×1
-4モル、960mL)の溶液を添加した。容器に蓋を
し、そして室温で一晩混合した。その反応生成物を0.
02M MOPS緩衝液(pH 7.0)(3L、10℃)に
対して透析した。透析緩衝液を3回変えた。MOPS=
3−(N−モルホリノ)プロパンスルホン酸。
【0089】反応させる前に、アミン富化HRPの試料
を、30,000NMWL(呼称分子量限界カットオ
フ)のCentricells 遠心限外濾過膜を用いて、MOPS
緩衝液から0.1M EPPS緩衝液(pH 8.0)に交換
した。次いで、この試料を希釈して、最終濃度10mg/
mLの溶液を得た。
【0090】アミン富化HRP(AHRP)(1mL)を
ジメチルホルムアミド中の4′−ヒドロキシアセトアニ
リドの10mM溶液(DMF 4′−HA)500μLと
渦動攪拌により混合し、次いでそれを42℃の水浴中に
置いた。乾燥DMF−4′−HA溶液1.452mL中に
21mgのHD1を溶解することにより調製したHD1溶
液(500μL)を、フェニトイン/HRPのモル比が
50/1となるように、渦動攪拌により混合しながらA
HRPに滴下添加した。その反応混合物を42℃の水浴
中で穏やかに振動させながら1時間インキュベーション
した。
【0091】反応混合物を、更なるDMF 4′−HA
/0.1M EPPS(1:1)0.5mLを用いて反応
容器をすすいだすすぎ液と一緒に、Spectrapor #2 透析
チューブに入れた。
【0092】反応混合物を以下のように透析した。 a)1LのDMF 4′−HA/0.1M EPPS
(1:1),pH 8.0に対して42℃で1時間、 b)透析条件a)を用いてもう1回繰り返す、 c)2Lの0.1%ウシ血清アルブミン(BSA)を含
む0.1M EPPS,pH 8.0に対して8℃で15時
間、 d)2Lの0.1M EPPS,pH 8.0に対して8℃で
3時間、 e)3Lの0.04M トリス(ヒドロキシメチル)ア
ミノメタン塩酸塩(トリスHCl)/0.15M Na
Cl,pH 7.5に対して8℃で3時間、そしてf)透析条
件e)を用いて3時間、もう1回繰り返す。
【0093】透析後、0.02%メルチオレート(mert
hiolate )(商標)を防腐剤として添加し、そしてAH
RP−HD1を冷蔵保存した。
【0094】実施例2−アミン富化HRP標識HD2
〔アミド結合を有する伸長連結鎖を含む;標識AHRP
−HD2(標識B)〕の製造。
【0095】HD2(15.5mg)を、10mM 4′−
ヒドロキシアセトアニリドを含む乾燥DMF(DMF
4′−HA)1.031mLに溶解した。
【0096】標識製造例1に記載されるように製造した
AHRPの溶液(10mg/mL、0.1M EPPS溶
液, pH 8.0 中、1mL)を、DMF 4′−HA 50
0μLと渦動攪拌により混合し、次いでそれを42℃の
水浴中に置いた。渦動攪拌により混合しながら、上記H
D2溶液(500μL)を、モル比が50/1となるよ
うにAHRP溶液に滴下添加した。反応混合物を42℃
の水浴中で穏やかに振盪させながら1時間インキュベー
ションした。
【0097】反応生成物をSpectrapor #2 透析チューブ
に入れ、そして以下のように透析した。 a)1LのDMF 4′−HA/0.1M EPPS
(1:1), pH 8.0に対して42℃で1時間、 b)透析条件a)を用いてもう1回繰り返す、 c)1.5Lの0.1%BSA含有0.1M EPP
S, pH 8.0に対して8℃で1.5時間、 d)1.5Lの0.1M EPPS, pH 8.0に対して8
℃で18時間、 e)1.5Lの0.04M トリスHCl/0.15M
NaCl, pH 7.5に対して8℃で2時間、そして f)透析条件e)を用いて4時間、もう1回繰り返す。
【0098】透析後、0.02%メルチオレートを防腐
剤として添加した。標識ヒダントイン誘導体を冷蔵庫に
保存した。
【0099】実施例3−AHRP−HD3〔アミド結合
を有する伸長連結鎖を含む、標識AHRP−HD3(標
識C)〕の製造。
【0100】HD3(9.2mg)を10mM 4′−ヒド
ロキシアセトアニリドを含む乾燥DMF(DMF 4′
−HA)1mLに溶解した。
【0101】標識製造例1に記載されるように調製した
AHRPの溶液を、0.1M EPPS緩衝液(pH 8.
0)に対して透析した。最終濃度が5.71mg/mLとな
るようにした。
【0102】AHRP(1mL)を渦動攪拌しながらDM
F 4′−HA 500μLと混合し、次いでそれを4
2℃の水浴中に置いた。上記HD3溶液(500μL)
を、HD3/AHRPのモル比が50/1となるよう
に、渦動攪拌により混合しながらAHRPに滴下添加し
た。反応混合物を42℃の水浴中で穏やかに振盪させな
がら1時間インキュベーションした。反応混合物を、D
MF 4′−HA/0.1モルEPPS(1:1)0.
5mLを用いて反応容器をすすいだすすぎ液と一緒にSpec
trapor #2 透析チューブに入れた。
【0103】反応混合物を以下のように透析した。 a)1LのDMF 4′−HA/0.1M EPPS
(1:1),pH 8.0に対して42℃で1時間、 b)透析条件a)を用いてもう1回繰り返す、 c)1.5Lの0.1%BSA含有0.1M EPP
S,pH 8.0に対して5℃で15時間、 d)1.5Lの0.1M EPPS,pH 8.0に対して8
時間、 e)2Lの0.02M 3−モルホリノプロパンスルホ
ン酸(MOPS),pH7.0に対して5℃で13時間、そ
して f)透析条件e)を用いて2回繰り返す。
【0104】透析後、0.02%メルチオレート(商
標)を防腐剤として添加し、そしてその標識生成物を冷
蔵保存した。
【0105】標識バルビツレート薬物ハプテン類似体 以下の実施例は、標識バルビツレート薬物ハプテン類似
体の製造を具体的に説明するものである。
【0106】実施例4−アミン富化HRP標識PB2
(標識AHRP−PB2;標識D)の製造。 PB2をDMSOに溶解して10.7mg/mL溶液(1.
25×10-2M)を得た。次いでこの溶液の500μL
を、渦動攪拌により混合しながらアミン富化HRP/D
MSO溶液(AHRP/DMFと同様に調製)に滴下添
加した。フェノバルビタール/HRPのモル比は50/
1であった。
【0107】2400rpm で振盪させながら室温で4時
間インキューベーションを行った。その試料をSpectrap
or #2 透析チューブに移し、更に透析液1mLを用いて反
応容器をすすぎ、そのすすぎ液も一緒に透析管に入れ
た。標識を0.02M MOPS緩衝液,pH 7.0に対し
て5〜10℃で透析した。この透析条件を、各回2〜3
Lの緩衝液を用いて3回繰り返した。透析後、0.02
%メルチオレート(商標)を防腐剤として添加し、そし
て標識を冷蔵保存した。
【0108】例5−アミン富化HRP−PB3〔伸長連
結鎖を含むAHRP−PB3(標識E)〕の製造。 アミン富化HRPを、Centricell遠心限外濾過膜(3
0,000呼称分子量限界)を用いてMOPS緩衝液か
ら0.1M EPPS緩衝液,pH 8.0へと交換した。次
いでこの試料を4.6mL(0.743mg/mL)に希釈し
た。
【0109】HRP1mLを小バイアルに入れた(1.8
5×10-5M)。10mM 4′−ヒドロキシアセトアニ
リドを含むジメチルホルムアミド(Ardrich 22,705-6)
(DMF 4′−HA)500μLをバイアルに添加
し、渦動攪拌により混合し、そして42℃の水浴に置い
た。
【0110】その間に、PB−3をDMF 4′−HA
中に溶解して2.12mg/mL溶液(3.70×10
-3M)を得た。この溶液500μLを、渦動攪拌により
混合しながら、HRP/DMF 4′−HA溶液に滴下
添加した。フェノバルビタール/HRPのモル比は、1
00/1であった。
【0111】水浴中で穏やかに振盪させながら42℃で
1時間インキュベーションを行った。試料を、反応容器
をすすぐのに使った追加のDMF 4′−HA/0.1
モルEPPS(1:1)1mLと一緒にSpectrapor #2 透
析管に移した。
【0112】反応混合物を以下のように透析した。 a)1LのDMF 4′−HA/0.1M EPPS
(1:1),pH 8.0に対して42℃で1時間、 b)透析条件a)を用いてもう1回繰り返す、 c)1.5Lの0.1%BSA含有0.1M EPP
S,pH 8.0に対して5℃で一晩、 d)1.5Lの0.1M EPPS,pH 8.0に対して5
℃で8時間、 e)2.0Lの0.02M MOPS,pH 7.0に対して
5℃で少なくとも8時間、そして f)透析条件e)を2回繰り返す。
【0113】透析後、0.02%メルチオレート(商
標)を防腐剤として添加し、そして標識生成物を冷蔵保
存した。
【0114】例6−アミン富化HRP−PB1〔標識A
HRP−PB1(標識F);アミド結合を有する伸長連
結鎖を含むフェノバルビタールハプテン類似体の活性エ
ステル〕の製造。
【0115】製造したアミン富化HRPを、0.1M
EPPS緩衝液,pH 8.0へと緩衝液交換して10mg/mL
の溶液(2.5×10-4M)を得た。標識Fは、アミン
富化HRP5mL(50mg)を用いて製造した。磁気攪拌
プレート上で攪拌しながら、2.5mLのDMSOをゆっ
くり添加した。その溶液を室温で15分間攪拌した。
【0116】その間に、PB1をDMSOに溶解して1
4.9mg/mL溶液を得た。この溶液2.5mLを、攪拌下
でゆっくりHRP/DMSO溶液に添加した。フェノバ
ルビタール/HRPのモル比は50/1であった。
【0117】2400rpm で振盪させながら室温で5時
間インキュベーションを行った。その試料を、反応容器
をすすぐのに使った追加の透析液と一緒にSpectrapor #
2 透析管に移した。標識を0.02M MOPS緩衝
液,pH 7.0に対して5〜10℃で透析した。この透析条
件を、各回3Lの緩衝液を用いて3回繰り返した。透析
後、0.02%メルチオレート(商標)を防腐剤として
添加し、そして標識を冷蔵保存した。
【0118】免疫応答性 以下の実施例は、上記標識A〜Fの免疫応答性を具体的
に示すものである。
【0119】実施例7−標識AHRP−HD1(標識
A)の免疫応答性 本例では、標識製造例1からのAHRP−HD1(標識
A)を結合する、数種の固定化抗体(DilAs8 ,D
ilAs9 ,DilAs14,DilAs16及びDilA
21)の能力を調べる。
【0120】(a)ポリマービーズ試料(各試料には、
上述した種類の抗体の1つが共有結合されている)を、
1987年8月3日に出願された米国特許出願第08
1,206号明細書(EP公開第88 307172.
2号)に記載された方法及び材料を用いて製造した。
【0121】(b)AHRP−HD1(標識A)を結合
する固定化抗体の能力を以下のように測定した。各種の
抗体ビーズを、1%BSAを含むPBSで系列希釈し
て、500〜0.5nMの抗体バインディング部位の濃
度となるようにした。ビーズ希釈液を、同容量の10×
10-11 Mの標識と混合した。1時間インキュベーショ
ン後、遠心によりビーズをペレットにした。上清の試料
(100μL)を、基質(o−フェニレンジアミン/H
2 2 )100μLと混合した。450nmでの発色速度
を標準のものと比較して、溶液中に残存するフェニトイ
ン−HRP標識の量を計算した。試験した最大抗体濃度
(250nMの結合部位)において固定化抗体に結合し
た標識の量を報告する。
【0122】
【表1】
【0123】上記結果は、これらの抗体がAHRP−H
D1標識(標識A)を非常に良く認識することを示して
いる。
【0124】例8−AHRP−HD2(標識B)の加水
分解安定性。 本例は、標識とフェニトイン核の間の連結鎖中にアミド
結合を有する本発明の標識フェニトイン誘導体〔AHR
P−HD2(標識B)〕の加水分解安定性を具体的に説
明するものである。
【0125】固定化 Kallestad(カレスタッド)抗体が
固定化されたビーズは、1987年8月3日に出願され
た米国特許出願第081,206号明細書(公開EPA
88 307172.2)に記載の通りに調製した。
【0126】AHRP−HD2(標識B)を、pH 7.3又
は8.5 に調整した1%BSA含有PBSで中に1×10
-10 Mとなるまで希釈した。その標識を室温で6日間イ
ンキュベーションした。2日後及び6日後に、固定化抗
体による結合について、以下のように標識を試験した。
【0127】Kallestad 52-2 抗体ビーズを、1%BS
A含有PBSで系列希釈して、500〜0.50nM抗
体結合部位濃度となるようにした。ビーズ希釈液を同容
量の10×10-11 Mの標識と混合した。1時間インキ
ュベーション後、遠心によりビーズをペレットにした。
上清の試料(100μL)を基質(o−フェニレンジア
ミン/H2 2 )100μLと混合した。速度を標準の
ものと比較して、溶液中に残存する標識の量を計算し
た。試験した最大抗体濃度(250nM結合部位)にお
いて固定化抗体に結合した標識の量を報告する。
【0128】
【表2】
【0129】これらの結果は、連結鎖中にアミド結合を
含むAHRP−HD2(標識B)の結合が、この時間に
渡って全く分解を示さなかったことを示す。これは、標
識Bが加水分解による分解に耐性であろうことを示す。
このような加水分解は、時間の経過と共にアッセイ応答
の変化を引き起こし得る。
【0130】実施例9−吉草酸エステルと伸長連結鎖を
用いて製造されたフェノバルビタール−HRP標識の比
較。 本例では、吉草酸エステル連結鎖を有する標識(標識
D、AHRP−PB2)及び伸長連結鎖を有する標識
(標識F、AHRP−PB1)を結合する、数種の固定
化抗体(Kallestad 1571及びPbAs9 )の能力を比較
した。
【0131】固定化抗体ビーズ試料を以下のようにして
製造した。ポリマービーズ(30mg)〔ポリ(スチレン
−コ−P−ビニルベンジル2−クロロエチルスルホン)
(モル比95:5)〕を、緩衝液(0.1M EPP
S、pH 8.5)1mL中に分散し、そして抗体(Kall
1571又はPbAs9 )0.3mgを添加した。総容量
を1.5mLにした。混合物を室温で4時間転倒回転させ
た。次いでBSAの10%溶液0.3mLを添加し、そし
て上清を除去し、抗マウスIgGを用いて未結合抗体に
ついて分析した。表面上に結合した抗体の量をELIS
Aを用いて計算した。PBS(pH 7.2)を使って、ペレ
ットを緩衝液中に再懸濁しそして遠心分離することによ
り3回洗浄した。最終再分散液はPBS1.8mL中であ
り、メルチオレート(商標)を0.02%の濃度になる
ように添加し、そして生成物を使用するまで4℃で保存
した。
【0132】標識を結合する固定化抗体の能力を以下の
ように測定した。各種の抗体ビーズを、1%BSA含有
PBSで系列希釈して、200〜0.50nM抗体結合
部位濃度となるようにした。ビーズ希釈液を、同容の1
0×10-11 Mのフェノバルビタール−HRP標識と混
合した。1時間インキュベーション後、遠心分離により
ビーズをペレットにした。上清の試料(100μL)を
基質(o−フェニレンジアミン/H2 2 )100μL
と混合した。450nmでの発色速度を標準のものと比較
して、溶液中に残存するフェノバルビタール−HRP標
識の量を計算した。試験した最大抗体濃度(100nM
結合部位)において固定化抗体に結合した標識の量を報
告する。
【0133】
【表3】
【0134】
【発明の効果】これらの結果は、本発明により提供され
る標識薬物ハプテン類似体に対する抗体の認識の改良を
示す。少なくとも65%の標識薬物ハプテン類似体が、
過剰の固定化バルビツレート又はヒダントイン抗体によ
って結合されうる。伸長連結鎖を有する標識類似体、特
に連結鎖中にアミド結合を有するものは、本発明を実用
のものに変える際に用いられるどんなタイプの固定化抗
体によっても、同様に結合される。伸長連結鎖中にアミ
ドを有する誘導体類は、加水分解に対しても非常に安定
である。上記ヒダントイン誘導体の使用により、幾つか
の利点が認められる。ヒダントイン核又はフェノバルビ
タール核と活性エステル基の間に短い連結鎖を有するこ
れらのヒダントイン誘導体の活性エステルは、幾つかの
固定化抗体と共に使われる許容される酵素標識を製造す
るのに十分な程にHRPと反応性であった。活性エステ
ル基とヒダントイン核の間に8〜20個の原子から成る
長い連結基(R2 と角括弧中の基)を有する誘導体は、
試験した全ての固定化抗体により結合できる標識を提供
した。各Zが、隣接するカルボニルと共にアミド基を形
成する−NR−であるような連結鎖は、加水分解に対し
て耐性である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーシャ ディー.ベイル エーニック アメリカ合衆国,ニューヨーク 14610, ロチェスター,サン ガブリエル ドラ イブ 44 (72)発明者 イグナツィオ サルバトーレ ポンティ チェロ アメリカ合衆国,ニューヨーク 14534, ピッツフォード,コッパー ウッズ 21 (72)発明者 デビッド アラン ヒルボーン アメリカ合衆国, ニューヨーク 14467,ヘンリエッタ,サザーランド ヒルズ サークル 10 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 33/48 - 33/98

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記構造式(I)で表される標識薬物ハ
    プテン類似体: 【化1】 上式中、「標識」は、アミン又はスルフヒドリル基を有
    するイムノアッセイに用いられるタイプの標識であり、 Aは下式のヒダントイン核: 【化2】 又は下式のバルビツレート核: 【化3】 を表し、 1 は、各々独立して、水素、炭素原子数1〜
    10のアルキル、又はフェニルを表し、 2 は、C 1 〜C 10 アルキレン基又は1以上のエステル
    基、アミド基、−O−、−S−もしくは−NR−(Rは
    水素もしくはC 1 〜C 6 アルキルを表す)によって中断さ
    れたC 1 〜C 10 アルキレン基を表し、 4 、R 5 及びR 6 は、各々独立に、C 1 〜C 10 アルキレン
    基又はエステル基、アミド基、−O−、−S−もしくは
    −NR−(Rは水素もしくはC 1 〜C 6 アルキルを表す)
    によって中断されたC 1 〜C 10 アルキレン基、又はフェ
    ニレン基を表し、 3 はC 1 〜C 3 アルキレンを表し、 Zは−O−、−S−もしくは−NR−(Rは水素もしく
    はC 1 〜C 6 アルキルを表す)を表し、 mは0,1又は2であり、 nは0,1又は2であり、 m+n>0であり、そして m、n及びR 2 に含まれる原子の総数は5〜40である
    が、但し (1)R 1 基の少なくとも一つはフェニルであり、且つ (2)上記構造式(I)の括弧内の成分はいずれの順序
    で存在してもよい
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