JP3190661U - 植物茎保持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】茎収容部の挟持片を開く場合にも、苗の茎を傷めず片手で簡単に操作することのできる植物茎保持具を提供する。【解決手段】茎収容部4を形成する第1挟持片2と第2挟持片3とを開閉自在に結合する第1ヒンジ部H1を有し、一端が第1挟持片の基端部近傍に第2ヒンジ部H2により連結され他端が第2挟持片の基端部近傍に第3ヒンジ部H3により連結される挟持片連結部5を備え、第1ヒンジ部は、第1挟持片と第2挟持片が開閉するときに、第2ヒンジ部と第3ヒンジ部とを結ぶ直線を境にして、全開時は茎収容部側に、全閉時は挟持片連結部側に移動するように形成され、第1挟持片および第2挟持片の外側に、第2ヒンジ部および第3ヒンジ部をそれぞれ支点として第1挟持片および第2挟持片を開くための開放摘み7,8を連設する。挟持片連結部に、土中に突き刺す支柱部を一体的に設けてもよい。【選択図】図1

Description

本考案は、トマト、ナス、ピーマン等の苗木を生産する際に、灌水や風雨、徒長(肥料の過多や日照不足が原因で、植物の茎、蔓が伸び過ぎること)などで苗木が倒れることを防ぐために、支柱と苗木を留めたり、フェンスやネット等に植物の茎や蔓を誘引したりする保持具に関する。
トマト、ナス、ピーマン等の幼苗に灌水すると、本葉に掛かった水の重量に耐えられずに幼苗が倒れ、そのまま生長すると曲がった苗木となり、良質な苗木とはならない。また、接木苗の場合、台木と穂木の接合部から折れて苗が使えなくなることがある。
幼苗の自立支持具として、特許文献1に記載された保持具がある。これを図6に示す。この保持具50は、茎収容部52が発条形状になり支柱51が一体となったものである。
この図6に記載された保持具50では、茎を収容するための茎収容部52の入口53が幼苗の茎の太さより狭い隙間になっているので、支柱部51を土に挿し込んだ後、図7に示すように幼苗の茎を狭い隙間の入口53(図6参照)から押し入れるか、図8に示すように指で開いて幼苗を茎収容部52にセットしなければならない。図7に示すように幼苗の茎を狭い隙間の入口53から押し入れると、幼苗の茎を傷付けることがある。また、図8に示すように茎収容部52の発条形状を指で摘み、もう一方の手で茎収容部52後側の支柱51の上部を摘んで茎収容部52を開いて茎を茎収容部52に入れなければならず、幼苗の茎を保持するのに手間がかかり作業性が悪い。
また、特許文献2には、図9に示すように、支柱41又は支柱41の取付け筒42を垂直に備えた基部43と、基部43から前向きに突出し、苗の茎収容部45を形成する水平な一対の湾曲アーム44,44とからなり、一対の湾曲アーム44,44の前端部は弾力性を有する狭い隙間の入口46を保って対向したのち、前外向きに拡がった導入部47を形成している幼苗の自立支持具40が記載されている。類似のものとして、特許文献3に記載されたように、茎保持部と支柱が一体になっている自立支持具もある。
図9に示された自立支持具40は、図10,図11に示すように、支柱41の長さが一定であるので、苗Pの保持したい高さの位置に茎収容部45を合わせると、支柱41を土に挿し込む深さを調整しなければならず、苗Pを保持する位置によって支柱41を土に挿し込む探さが制限される。
また、茎収容部45に茎を収容するための入口46が幼苗の茎の太さより狭い隙間になっているので、支柱41を土に挿し込んだ後、図10に示すように、茎収容部45の後方を指で摘み、もう一方の指で苗の茎を摘み、両手で茎収容部45に苗の茎を入れなければならない。
また、茎収容部45はプラスチック製で、ある程度弾力性を有しているので、苗Pが生長し茎がある程度太くなった時、茎収容部45は弾力許容範囲内迄広がるが、開放することはないので、茎収容部45内に茎を保持したままだと茎収容部45が茎に食い込んでいき茎を傷つけてしまうおそれがある。特許文献3に記載された自立支持具についても同様の問題がある。
このような問題点を解決するために、本願の考案者は先に、特許文献4において、苗の茎と支柱とを保持する作業の手間を著しく軽減でき、苗が成長して茎がある程度太くなっても茎を傷めることがなく、支柱との滑りがよいなど、作業性の向上と苗の保護を図ることのできる植物茎保持具を提案した。
その基本構成を図13〜図16に示す。
この植物茎保持具1は、植物の茎および支柱を一緒に保持する茎収容部4を形成する第1挟持片2および第2挟持片3を有しており、第1挟持片2と第2挟持片3とは、第1ヒンジ部H1により基端部どうしが開閉自在に結合されている。
第1ヒンジ部H1よりも外側には、本例では半円状の挟持片連結部5が設けられており、挟持片連結部5の一端は第1挟持片2の基端部近傍に第2ヒンジ部H2により連結され、他端は第2挟持片3の基端部近傍に第3ヒンジ部H3により連結されている。
第1ヒンジ部H1は、第1挟持片2と第2挟持片3が当該第1ヒンジ部H1を支点として開閉するときに、第2ヒンジ部H2と第3ヒンジ部H3とを結ぶ直線L(デッドポイント)を境にして(図15参照)、全開時は茎収容部4側に(図14参照:第1状態)、全閉時は挟持片連結部5側に(図16参照:第2状態)移動するように形成されている。これらの第1状態と第2状態で、第1挟持片2と第2挟持片3は開いた状態、閉じた状態が安定的に保持される。
第1挟持片2と第2挟持片3の先端は円弧状に内側に曲がっており、全閉時に突き当たる係合部2aと3aを有し、第1挟持片2にはさらに、係合部2a,3aを覆う張り出し部2bが形成されている。
この植物茎保持具1はポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性の弾性を有する合成樹脂でヒンジ部H1,H2,H3を含めて一体成形されており、屋外での紫外線に曝されても劣化しにくい耐候性を持たせている。
この植物茎保持具1を用いて支柱10と苗Pの茎を保持するときは、図17、図18に示すように、第1挟持片2と第2挟持片3を指で軽くある程度押すだけで一体成形されている挟持片連結部5の弾性力で植物茎保持具1は閉じるので、苗Pの保持作業が大幅に改善される。
図19に示すように、苗Pの生長によって茎が伸びていく時に、茎が伸びるのに合わせて支柱10が通されている部分も支柱10を滑り上がるようになっている。
この植物茎保持具1は、使用前には図13,図14に示すように茎と支柱10を収容するための入口である第1挟持片2と第2挟持片3の先端部は大きく開いているので、支柱10と茎の保持作業が簡単にできる。
茎保持部4は、支柱10と茎を一緒に保持する長円形状(円や他形状でもよい)で構成されており、支柱と一体ではないので茎にとって一番適切に保持したらよい位置に留める作業が簡単になる。また、支柱部がなく、茎保持部4を開閉するための挟持片連結部5は第1挟持片2,第2挟持片3と一体でプラスチック成形されているのでコストも安いため、図20に示すように、徒長した苗の茎等には複数ヶ所保持して、茎が曲がったり折れたりすることを防止することができる。
この植物茎保持具1は、茎収容部4内で茎が育ち太くなったときに、第1挟持片2と第2挟持片3が茎の太る内圧力で徐々に押し広げられ、約30度前後に押し広げられて第1ヒンジ部H1が第2ヒンジ部H2と第3ヒンジ部H3を結ぶ直線Lを超えた時、挟持片連結部5の弾性力で茎を収容する入口が自動で開放するので、支柱10と茎の留め替えや、移動が簡単にでき、良質の苗(折れ曲がっていない苗)を生産することに貢献できる。
図21は、特許文献4に記載された他の実施例に係る植物茎保持具を示すものであり、植物茎保持具1の挟持片連結部5に支柱部6を連設したものを一体成形したものである。これにより、別に支柱を準備する必要がなく、幼苗が一定高さに生長するまでの茎保持具として使用することができる。
意匠登録第1259726号公報 特開2000−354425号公報 特開2000−32851号公報 特開2013−255454号公報(特許第5127993号公報)
前掲の特許文献4に記載された植物茎保持具によれば、苗の茎と支柱とを保持する作業の手間を著しく軽減でき、苗が成長して茎がある程度太くなっても茎を傷めることがなく、支柱との滑りがよいなど、作業性の向上と苗の保護を図ることができるという効果を奏するが、開いた状態の第1挟持片2と第2挟持片3を閉じるときは親指と人差し指で第1挟持片2と第2挟持片3の背を押すことにより、ワンッタッチで閉じることができるものの、逆に、閉じた状態の第1挟持片2と第2挟持片3を手で開くときは、ワンタッチ動作では開くことができず、両指を使わなければならないなどの操作性に問題があった。
通常の栽培では、茎収容部4内で茎が育ち太くなったときに、第1挟持片2と第2挟持片3が茎の太る内圧力で徐々に押し広げられ、約30度前後に押し広げられて第1ヒンジ部H1が第2ヒンジ部H2と第3ヒンジ部H3を結ぶ直線Lを超えた時、挟持片連結部5の弾性力で茎を収容する入口が自動で開放するので、操作性に問題はないが、出荷等で早めに茎保持具を苗の茎から外し、回収する場合に、第1挟持片2と第2挟持片3を開く動作が、片手では難しいという問題があった。
そこで本考案は、第1挟持片と第2挟持片を開く場合にも、苗の茎を傷めず片手で簡単に操作することのできる植物茎保持具を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本考案の植物茎保持具は、
その間で植物の茎および支柱を保持する茎収容部を形成する第1挟持片および第2挟持片と、
前記第1挟持片と第2挟持片とを基端部において開閉自在に結合する第1ヒンジ部と、
前記第1ヒンジ部よりも外側に位置し、一端が前記第1挟持片の基端部近傍に第2ヒンジ部により連結され他端が前記第2挟持片の基端部近傍に第3ヒンジ部により連結される挟持片連結部とを備え、
前記第1ヒンジ部は、前記第1挟持片と第2挟持片が当該第1ヒンジ部を支点として開閉するときに、前記第2ヒンジ部と第3ヒンジ部とを結ぶ直線を境にして、全開時は前記茎収容部側に、全閉時は前記挟持片連結部側に移動するように形成されており、
前記第1挟持片および第2挟持片の外側に、前記第2ヒンジ部および第3ヒンジ部をそれぞれ支点として前記第1挟持片および第2挟持片を開くための開放摘みを連設したことを特徴とする。
この構成により、第1挟持片と第2挟持片を開いた全開時は第1ヒンジ部がデッドポイントから茎収容部側に位置する第1状態が保持され、この第1状態のまま植物の茎と支柱とを一緒に茎収容部に差し込み、第1挟持片と第2挟持片の先端を閉じることで第1ヒンジ部がデッドポイントから挟持片連結部側に位置する全閉の第2状態が保持される。
これにより、茎収容部内に茎と支柱を差し込む際に第1挟持片と第2挟持片を手で押し開く必要がなく、取り付け作業が容易になる。
また、苗が成長して茎が太くなったときは、第1挟持片と第2挟持片は自然に開き、一定以上の太さになったときは第1挟持片と第2挟持片が全開するので、自然に茎は植物茎保持具から開放される。
植物茎保持具を茎から外したり取り付け位置を移動したりするときは、開放摘みを二本の指で摘むことにより第2ヒンジ部および第3ヒンジ部を支点として第1挟持片と第2挟持片が開放するので、作業が楽である。
特に、中堅育苗生産業者では、春と夏の年2回のシーズンに野菜苗の生産が集中し、一シーズンに50万本〜150万本の苗を育苗、生産管理し、良質な苗を生産者(農家)や一般家庭菜園向けに生産・出荷しなければならない。そのためには一つの作業であっても簡素化することで、大幅に省力化することができる。
前記第1挟持片と第2挟持片の先端部には、全閉時に前記第1挟持片と第2挟持片の先端部の係合部の外側を覆う所定長さの張り出し部を形成することにより、苗の生長によって茎が太くなり、第1挟持片と第2挟持片の先端部が多少開いても、茎が茎収容部から飛び出すことを防ぐことができる。
全体を、弾性を有する耐候性の熱可塑性合成樹脂で一体成形することにより、製造コストを抑えることができ、これを大量に使用する育苗業者や農家にとって、経済的負担が軽減される。
前記挟持片連結部に、土中に突き刺す支柱部の上部を連設した構成とすることにより、別に支柱を準備する必要がなく、幼苗が一定高さに生長するまでの茎保持具として使用することができる。
本考案によれば、苗の茎と支柱とを保持する作業の手間を著しく軽減でき、苗が成長して茎がある程度太くなっても茎を傷めることがなく、第1挟持片と第2挟持片を開く場合にも、苗の茎を傷めず片手で簡単に操作することができるなど、作業性の向上と苗の保護を図ることのできる植物茎保持具が得られる。
本発明の実施の形態1に係る植物茎保持具の斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る植物茎保持具の斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る植物茎保持具の使用状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る植物茎保持具の使用状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る植物茎保持具の使用状態を示す斜視図である。 特許文献1に記載された自立支持具を示す斜視図である。 図6に示した自立支持具の使用状態を示す斜視図である。 図6に示した自立支持具の使用状態を示す斜視図である。 特許文献2に記載された自立支持具の斜視図である。 図9に示した自立支持具の使用状態を示す斜視図である。 図9に示した自立支持具の使用状態を示す斜視図である。 図9に示した自立支持具の使用状態を示す斜視図である。 特許文献4に記載された植物茎保持具の斜視図である。 図13に示した植物茎保持具の開いた状態の平面図である。 図13に示した植物茎保持具のデッドポイント状態を示す平面図である。 図13に示した植物茎保持具の閉じた状態の平面図である。 図13に示した植物茎保持具の使用状態を示す斜視図である。 図13に示した植物茎保持具の使用状態を示す斜視図である。 図13に示した植物茎保持具の使用状態を示す斜視図である。 図13に示した植物茎保持具の使用状態を示す斜視図である。 特許文献4に記載された支柱部付きの植物茎保持具の斜視図である。
以下、本考案の実施の形態を、図1〜図5を参照しながら具体的に説明する。
図1は本考案の実施の形態1に係る植物茎保持具を示すものである。
この実施の形態1の植物茎保持具1は、植物の茎および支柱を一緒に保持する茎収容部4を形成する第1挟持片2および第2挟持片3を有しており、第1挟持片2と第2挟持片3とは、第1ヒンジ部H1により基端部どうしが開閉自在に結合されている。
第1ヒンジ部H1よりも外側には、本例では半円状の挟持片連結部5が設けられており、挟持片連結部5の一端は第1挟持片2の基端部近傍に第2ヒンジ部H2により連結され、他端は第2挟持片3の基端部近傍に第3ヒンジ部H3により連結されている。
第1挟持片2および第2挟持片3の外側には、第2ヒンジ部H2および第3ヒンジ部H3をそれぞれ支点として第1挟持片2および第2挟持片3を開くための開放摘み7,8が連設されている。
第1ヒンジ部H1は、第1挟持片2と第2挟持片3が当該第1ヒンジ部H1を支点として開閉するときに、第2ヒンジ部H2と第3ヒンジ部H3とを結ぶ直線L(デッドポイント)を境にして(図15参照)、全開時は茎収容部4側に(図14参照:第1状態)、全閉時は挟持片連結部5側に(図16参照:第2状態)移動するように形成されている。これらの第1状態と第2状態で、第1挟持片2と第2挟持片3は開いた状態、閉じた状態が安定的に保持される。
第1挟持片2と第2挟持片3の先端は円弧状に内側に曲がっており、全閉時に突き当たる係合部2aと3aを有し、第1挟持片2にはさらに、係合部2a,3aを覆う張り出し部2bが形成されている。
この植物茎保持具1はポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性の弾性を有する合成樹脂でヒンジ部H1,H2,H3を含めて一体成形されており、屋外での紫外線に曝されても劣化しにくい耐候性を持たせている。
本考案の実施の形態1の使用方法は、図17〜図20に示した特許文献4に記載された植物茎保持具と同様であるので、説明を省略する。
本実施の形態1に係る植物茎保持具1を茎から外したり取り付け位置を移動したりするときは、開放摘み7,8を二本の指で摘むことにより第2ヒンジ部H2および第3ヒンジ部H3を支点として第1挟持片2と第2挟持片3が開放するので、片手で楽に作業ができる。
図2は、本考案の実施の形態2に係る植物茎保持具を示すものである。この実施の形態2は、実施の形態1の植物茎保持具1の挟持片連結部5の背部に、支柱部6の上部を一体に連設した構成となっている。これにより、別に支柱を準備する必要がなく、幼苗が一定高さに生長するまでの茎保持具として使用することができる。
この実施の形態2の使用例を図3〜図5に示す。まず、図2のように第1挟持片2と第2挟持片3を開いた状態で図3に示すように支柱部6を幼苗の近くの土中に突き刺し、茎収容部4内に幼苗の茎が入るようにして、指で第1挟持片2と第2挟持片3の外側を抑えこみ、第1挟持片2と第2挟持片3を閉じて茎収容部4内に幼苗の茎を収容する。これにより、図4に示すように幼苗の茎が茎保持具1によって包持された状態で、支柱部6により保持される。
本実施の形態2の植物茎保持具1は、実施の形態1と同様に、茎収容部4内で茎が育ち太くなったときに、第1挟持片2と第2挟持片3が茎の太る内圧力で徐々に押し広げられ、約30度前後に押し広げられて第1ヒンジ部H1が第2ヒンジ部H2と第3ヒンジ部H3を結ぶ直線Lを超えた時、挟持片連結部5の弾性力で茎を収容する入口が自動で開放するので、支柱10と茎の留め替えや、移動が簡単にでき、良質の苗(折れ曲がっていない苗)を生産することに貢献できる。
一方、出荷等で早めに植物茎保持具1を苗の茎から外し、回収する場合があるが、その場合は、図5に示すように、植物茎保持具1の開放摘み7,8を二本の指で摘むことにより第2ヒンジ部H2および第3ヒンジ部H3を支点として第1挟持片2と第2挟持片3が開放するので、片手で楽に作業ができる。
本考案は、苗の茎と支柱とを保持する作業の手間を著しく軽減でき、苗が成長して茎がある程度太くなっても茎を傷めることがなく、第1挟持片と第2挟持片を開く場合にも、苗の茎を傷めず片手で簡単に操作することができるなど、作業性の向上と苗の保護を図ることのできる植物茎保持具として、育苗業者、農家、一般家庭など、広い分野において利用することができる。
1 植物茎保持具
2 第1挟持片
2a 係合部
2b 張り出し部
3 第2挟持片
3a 係合部
4 茎収容部
5 挟持片連結部
6 支柱部
7,8 開放摘み
H1 第1ヒンジ部
H2 第2ヒンジ部
H3 第3ヒンジ部

Claims (4)

  1. その間で植物の茎および支柱を保持する茎収容部4を形成する第1挟持片2および第2挟持片3と、
    前記第1挟持片2と第2挟持片3とを基端部において開閉自在に結合する第1ヒンジ部H1と、
    前記第1ヒンジ部H1よりも外側に位置し、一端が前記第1挟持片2の基端部近傍に第2ヒンジ部H2により連結され他端が前記第2挟持片3の基端部近傍に第3ヒンジ部H3により連結される挟持片連結部5とを備え、
    前記第1ヒンジ部H1は、前記第1挟持片2と第2挟持片3が当該第1ヒンジ部H1を支点として開閉するときに、前記第2ヒンジ部H2と第3ヒンジ部H3とを結ぶ直線Lを境にして、全開時は前記茎収容部4側に、全閉時は前記挟持片連結部5側に移動するように形成されており、
    前記第1挟持片2および第2挟持片3の外側に、前記第2ヒンジ部H2および第3ヒンジ部H3をそれぞれ支点として前記第1挟持片2および第2挟持片3を開くための開放摘み7,8を連設したことを特徴とする植物茎保持具。
  2. 前記第1挟持片2と第2挟持片3の先端部には、全閉時に前記第1挟持片2と第2挟持片3の先端部の係合部2aの外側を覆う所定長さの張り出し部2bが形成されている請求項1記載の植物茎保持具。
  3. 全体が弾性を有する耐候性の熱可塑性合成樹脂で一体成形されている請求項1または2に記載の植物茎保持具。
  4. 前記挟持片連結部5に、土中に突き刺す支柱部6の上部を連設した請求項1から3のいずれかに記載の植物茎保持具。
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