JP3190649U - トイレブース - Google Patents
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Abstract
【課題】使用者に温かい感じを与えると共に安全性に優れたトイレブースを提供する。【解決手段】間仕切板とドア板を形成する枠体2を複数組み合わせて構成する。枠体2を、枠本体部10とエッジ部材とで構成する。枠本体部を、ペーパーコア11のおもて面と裏面にパネル材12を貼り付け、その端面の中心部に取付凹部13を形成して構成する。エッジ部材を、エッジ本体部21と装飾層23で構成する。エッジ本体部21を、枠本体部10の端面全体を覆う断面略傘形状とし、その上面に円弧面21aを形成し、下面に直線面22bとその両端部から下方に突出し、枠本体部の端面に接着剤を介して当接する突出部21cを形成する。直線面の中心部から、枠本体部の取付凹部13に嵌入する取付凸部22を垂下設する。装飾層23を、エッジ本体部の円弧面に形成する。【選択図】図3
Description
本考案は、使用者に温かい感じを与えると共に安全性に優れた枠体で形成されたトイレブース(特に子供用トイレブース)に関するものである。
仕切り板やドア板などの枠体を組み合わせて形成したトイレブースが、例えば、幼稚園や保育園など多くの場所で使用されている。この枠体は、通常、基材であるペーパーコア11のおもて面と裏面に樹脂製などのパネル材を取付けて剛性を確保している(例えば、特許文献1参照)。
また、こうした枠体は、その上端面や側端面などの端面に金属製(通常、アルミニウム製)のエッジ部材を取付けて、剛性さらに高めている。
しかし、枠体の端面に金属製のエッジ部材を取り付けたトイレブースは、冷たくて硬い印象を与えてしまう。また、そのエッジ部材に強く衝突したり、ドア板を開閉する際に当該ドア板のエッジ部材と間仕切板のエッジ部材の間に手などを挟まれることによって怪我をしてしまうことがある。特に、子供用のトイレブースではそうした危険性が高い。
本考案はこうした問題に鑑み創案されたもので、使用者に温かい感じを与えると共に安全性に優れたトイレブースを提供することを課題とする。
図1乃至図3を参照して説明する。本考案に係るトイレブース1は、間仕切板10aおよびドア板10bを形成する枠体2を複数組み合わせて構成されるものであり、前記枠体2は、枠本体部10とエッジ部材20とで構成される。前記枠本体部10は、基材であるペーパーコア11のおもて面と裏面に少なくともパネル材12が貼り付けられ、また、当該枠本体部10の上端面E1と側端面E2と下端面E3を含む端面Eの中心部に長手方向に沿って取付凹部13が形成される。
前記エッジ部材20は、前記枠本体部10の端面Eの全体を覆う大きさを有する断面略傘形状で、上面に円弧面21aを備え、下面に直線面21bとその両端部から下方に突出し、前記枠本体部10の端面Eに接着剤を介して当接する突出部21cを備えると共に、前記直線面21bの中心部から垂下設され、前記枠本体部10の取付凹部13に嵌入する取付凸部22を備えるABS樹脂製のエッジ本体部21と、前記エッジ本体部21の円弧面21aに形成された装飾層23とを備える。
本考案に係るトイレブース1は、枠体2の構成部材である枠本体部10の端面Eに、ABS樹脂製のエッジ本体部21を主体としたエッジ部材20を取付けたので、金属製のエッジ部材を取付けた従来のトイレブースと比較して、使用者に温かい感じを与えることができる。また、ABS樹脂は比較的軟質であるため、使用者が強く当たっても怪我をすることがなく安全性に優れる。
また、このエッジ部材20はエッジ本体部21の円弧面21aに装飾層23を設けているので、例えば、当該装飾層23の色を枠本体部10のパネル材12の色と統一させることによって、枠体2およびトイレブース1の外観性を向上させることができる。
さらに、このエッジ部材20はその取付凸部22を、枠本体部10の取付凹部13に嵌入すると共に、突出部21cを枠本体部10の端面Eに接着剤を介して当接するので極めて強固に取り付けることができる。
また、枠本体部10はペーパーコア11を基材として形成しているので、枠体2の軽量化を図ることができ、その取り扱いが容易である。さらに、この枠体2で形成されるドア板10bが軽量となるので、その開閉を容易に行うことができる。
本考案に係るトイレブース1の実施形態を、図1乃至図3に示す。このトイレブース1は幼稚園や保育園などに設置される児童用のもの(いわゆるロータイプ)であり、間仕切板10aとドア板10bを形成する枠体2を複数組み合わせることによって構成されている。それぞれの枠体2は、枠本体部10とエッジ部材20とで構成される。
枠本体部10は、ペーパーコア11を基材とし、そのペーパーコア11のおもて面と裏面のそれぞれにパネル材12を貼り付けている。この枠本体部10の端面E(上端面E1、側端面E2および下端面E3とそれらが連接するコーナー部分)には、その短尺方向の中心部に長手方向に沿って取付凹部13を形成している。
なお、パネル材12の形成材料は限定されないが、木材や樹脂材の他、例えば、高圧メラミン化粧板、溶融亜鉛メッキ鋼板あるいはケイ酸カルシウム板などで構成することができる。また、ペーパーコア11とパネル材12との間には必要に応じて裏打材(図示せず)を設けることができる。
なお、パネル材12の形成材料は限定されないが、木材や樹脂材の他、例えば、高圧メラミン化粧板、溶融亜鉛メッキ鋼板あるいはケイ酸カルシウム板などで構成することができる。また、ペーパーコア11とパネル材12との間には必要に応じて裏打材(図示せず)を設けることができる。
エッジ部材20は、枠体10の端面Eの全体を覆う大きさであり、エッジ本体部21と装飾層23とで構成され、その短尺方向の断面形状が略傘状をなしている。エッジ本体部21は、比較的軟質であるABS樹脂で形成しており、その上端面には短尺方向に沿って円弧状である円弧面21aを形成している。また、エッジ本体部21の下端面には、その短尺方向に沿ってほぼ直線状である直線面21bと、その短尺方向の両端部から下方に突出する突出部21cを一体的に備えている。突出部21cは、その下面が枠本体部10の端面Eに接着剤を介して当接する。また、直線面21bと端面Eとの間にも接着剤を介在させることが好ましい。
また、このエッジ部材20のエッジ本体部21は、直線面21bから垂下設した取付凸部22を一体的に備えている。この取付凸部22は、枠本体部10の取付凹部13に対応して、直線面21bの短尺方向の中心部に、長尺方向に沿って直線状に設けられている。この取付凸部22は、取付凹部13に密に嵌入する。なお、当該取付凸部22の外周面には取付凹部13からの抜け出しを防止するために複数の突条22aを突設している。
装飾層23は、エッジ本体部21の上端面に薄く積層されており、エッジ本体部21と同じABS樹脂あるいはABS樹脂と一体成形することのできる材料で形成されている。本実施形態における装飾層23は、枠本体部10のパネル材12と同じ色を備えており、これにより枠本体部10との一体感を現出している。なお、この装飾層23の色は限定されるものではなく、枠本体部10と異なる色とすることもできる。
なお、本実施形態に係るトイレブース1は、枠体2の上端部と下端部の双方に補強材30を内蔵し、ペーパーコア11を補強している。この補強材30の形成材料は限定されないが、例えば、木材や樹脂材などで形成することができる。
さらに本実施形態に係るトイレブース1は、間仕切板10aの下端を金属製の基礎部材31を介してアンカーボルトBで床Fに強固に固定している。また、ドア板10bにはドアブNを設けて、間仕切板10aにヒンジHで開閉自在に接合している。
本実施形態に係るトイレブース1は、枠本体部10の端面Eに少なくともエッジ本体部21がABS樹脂製であるエッジ部材20を取付けているので、使用者に温かい感じを与えることができる。また、ABS樹脂は比較的軟質であるため、例えば児童が強く当たっても怪我の危険性が極めて少ない。また、ドア板10bと間仕切板10aとの間に手を挟んでも怪我をすることもない。従って、安全性に優れる。
また、エッジ部材20はエッジ本体部21の円弧面21aに装飾層23を設け、この装飾層23の色を枠体10のパネル材12と同じ色に統一しているので、枠体2およびトイレブース1全体の外観性を向上させることができる。
さらに、エッジ部材20は、その取付凸部22を枠本体部10の取付凹部13に密に嵌入すると共に、突出部21cを枠本体部10の端面Eに接着剤を介して当接(接着)しているので、枠本体部10に強固に取り付けることができる。これにより、エッジ部材20が枠本体部10から離脱するといった事態を未然に防止することができる。
また、枠本体部2はペーパーコア11を基材として形成しているので軽量であり、その取り扱いが容易である。これにより、ドア板10bの軽量化を図ることができるので、当該ドア板10bを児童でも容易に開閉することができる。
1 トイレブース
2 枠体
10 枠本体部
10a 間仕切板
10b ドア板
11 ペーパーコア
12 パネル材
13 取付凹部
20 エッジ部材
21 エッジ本体部
21a 円弧面
21b 直線面
21c 突出部
22 取付凸部
22a 突条
23 装飾層
30 補強材
31 基礎部材
B アンカーボルト
E 端面
E1 上端面
E2 側端面
E3 下端面
F 床
H ヒンジ
N ドアノブ
2 枠体
10 枠本体部
10a 間仕切板
10b ドア板
11 ペーパーコア
12 パネル材
13 取付凹部
20 エッジ部材
21 エッジ本体部
21a 円弧面
21b 直線面
21c 突出部
22 取付凸部
22a 突条
23 装飾層
30 補強材
31 基礎部材
B アンカーボルト
E 端面
E1 上端面
E2 側端面
E3 下端面
F 床
H ヒンジ
N ドアノブ
Claims (1)
- 間仕切板(10a)およびドア板(10b)を形成する枠体(2)を複数組み合わせて構成するトイレブースであって、前記枠体は,枠本体部(10)とエッジ部材(20)とで構成され、前記枠本体部は,基材であるペーパーコア(11)のおもて面と裏面に少なくともパネル材(12)が貼り付けられ,上端面(E1)と側端面(E2)と下端面(E3)を含む端面(E)の中心部に長手方向に沿って取付凹部(13)が形成されたものであり、前記エッジ部材は,前記枠本体部の端面の全体を覆う大きさを有する断面略傘形状で,上面に円弧面(21a)を備え,下面に直線面(21b)とその両端部から下方に突出し,前記枠本体部の端面に接着剤を介して当接する突出部(21c)を備えると共に,前記直線面の中心部から垂下設され,前記枠本体部の取付凹部に嵌入する取付凸部(22)を備えるABS樹脂製のエッジ本体部(21)と,前記エッジ本体部の円弧面に形成された装飾層(23)とを有するものであるトイレブース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014000923U JP3190649U (ja) | 2014-02-25 | 2014-02-25 | トイレブース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014000923U JP3190649U (ja) | 2014-02-25 | 2014-02-25 | トイレブース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3190649U true JP3190649U (ja) | 2014-05-22 |
Family
ID=78224641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014000923U Expired - Fee Related JP3190649U (ja) | 2014-02-25 | 2014-02-25 | トイレブース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3190649U (ja) |
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2014
- 2014-02-25 JP JP2014000923U patent/JP3190649U/ja not_active Expired - Fee Related
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