JP3190131U - ジグヘッド - Google Patents

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坂本 和彦
和彦 坂本
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【課題】ジグヘッドを形成するダブルフックに軟質ワームを直接且つ容易に取り付け可能とする。【解決手段】ジグヘッド1は、フック10及び20から成るダブルフックを形成するハリ本体2と、突出部Pを有するワームストッパ部3と、ハリ本体2及びワームストッパ部3を固定するシンカー4と、を備える。ジグヘッド1のユーザは、軟質ワームWMをハリ本体2上(フック10及び20のシャンク上)に載せる。この際、フック10及び20のシャンク間から突出している突出部Pが軟質ワームWMに突き刺さる。突出部Pは、軟質ワームWMがハリ本体2から乖離することを抑制する。【選択図】図4

Description

本考案は、ジグヘッドに関する。
釣り用具のジグヘッドにはシンカーとフックが組み込まれる。フックには、シングルフック及びダブルフックを含む複数種類のフックが存在する。シングルフックの利用形態として、シングルフックに軟質ワームを突き刺す形態が存在する。一方、ダブルフックについては、フックに軟質ワームを突き刺すのではなく、図13に示す如く、疑似餌901に1以上のダブルフック902をぶらさげる利用形態が一般的である。
また、シンブルフックに取り付けた軟質ワームの脱落を防止すべく、シングルフックにワームストッパを設けた構成が提案されている(例えば下記特許文献1参照)。
特開2001−28971号公報
シングルフックは、フックに対して真っ直ぐ向かってきた魚に対してのみ有効に機能し、左右から来た魚に対して有効に機能しない。これに対し、ダブルフックは、正面から来た魚にも左右から来た魚にも有効に機能するため、釣果が得られやすいという利点がある。他方、シングルフックではワームをフックに直接取り付けるという簡素な構成でリグを形成できるが、従来のダブルフックにワームを直接取り付けることはできない。ダブルフックにワームを直接取り付けることができれば有益である。
そこで本考案は、ワームを取り付け可能なダブルフックを有するジグヘッドを提供することを目的とする。
本考案に係るジグヘッドは、第1及び第2フックから成るダブルフックを形成するハリ本体と、軟質ワームを前記ハリ本体上に固定するためのワームストッパ部と、前記ハリ本体及び前記ワームストッパ部が固定されたシンカーと、を備えたことを特徴とする。
本考案によれば、ワームを取り付け可能なダブルフックを有するジグヘッドを提供することが可能である。
本考案の実施形態に係るジグヘッドの斜視図である。 本考案の実施形態に係るジグヘッドの側面図(a)及び上面図(b)である。 本考案の実施形態に係るハリ本体の外観図(a)及び分解図(b)である。 本考案の実施形態に係るジグヘッドとワームとの関係を示す図である。 本考案の実施形態に係る突出部の構造を説明するための図である。 ワーム設置状態における、突出部とワームとの関係を示す図である。 突出部の変形構造例を示す図である。 第1構成例に係るワームストッパ部及びジグヘッドの構造を説明するための図である。 第2構成例に係るワームストッパ部及びジグヘッドの構造を説明するための図である。 第3構成例に係るワームストッパ部及びジグヘッドの構造を説明するための図である。 第3構成例に係るワームストッパ部の形成方法を説明するための図である。 第4構成例に係るワームストッパ部及びジグヘッドの構造を説明するための図である。 ダブルフックの従来の使用方法を説明するための図である。
以下、本考案の実施形態の例を、図面を参照して具体的に説明する。参照される各図において、同一の部分には同一の符号を付し、同一の部分に関する重複する説明を原則として省略する。
図1は、本考案の実施形態に係るジグヘッド1の斜視図である。図2(a)及び(b)は、ジクヘッド1の側面図及び上面図である。図3(a)は、ジグヘッド1に備えられるハリ本体2の外観図であり、図3(b)は、ハリ本体2の分解図である。ハリ本体2は、フック10及びフック20から成るダブルフックを形成する。尚、ジグヘッド1を完全に真横から観測すると、フック10及び20の一方が他方に重なって完全に見えなくなりうるが、図2(a)では、図面上にフック10及び20が明示されるように、若干、斜め側方からジクヘッド1を見ている(後述の図4(a)及び(b)も同様)。
ジグヘッド1には、1以上の突出部Pを有し、突出部Pを用いて軟質ワームをハリ本体2上に固定するためのワームストッパ部3と、おもりとして機能するシンカー4と、ハリス接続部5が備えられる。本実施形態では、ワームストッパ部3に2つの突出部Pが設けられていることを想定する。図2(b)では、図示の便宜上、斜線領域にて2つの突出部Pを表現している。
シンカー4は、水よりも比重の大きな材料にて形成され、例えば、鉛又は鉛合金から成る。ハリス接続部5がシンカー4に対して取り付けられている。釣竿に接続された釣り糸のハリスを、ハリス接続部5の穴に通してハリス接続部5に固定することで、当該釣り糸の先端部にジグヘッド1が取り付けられる。ハリス接続部5は、シンカー4と一体成型される金具であっても良いし、シンカー4の一部として鉛又は鉛合金にて形成されても良い。本実施形態において、シンカー4は三角錐に類似する形状を有しているが、シンカー4の形状は任意である。
図3(b)に示す如く、ハリ本体2は、2つのフック10及び20と、それらを互いに結合する結合部30から成る。結合部30の金属部分にてハリス接続部5を形成しても良い。図3(b)において、符号11、12、13は、夫々、フック10のシャンク、ベント、カエシを表し、符号21、22、23は、夫々、フック20のシャンク、ベント、カエシを表す。フック10及び20の夫々は、完全に又は実質的に直線形状を有するシャンクと、シャンクの一端から概ねJの字状又はUの字状に湾曲するベントを備え、ベントの先端にはカエシが設けられている。フック10、20のシャンクの他端は、夫々、Cの字状の結合部30の一端、他端に結合されている。実際には、1本の金属線材に曲げ加工等を施すことで、図3(a)のようなハリ本体2を形成できる。但し、互いに分離したフック10及び20のみにてハリ本体2が形成されても良い。図3(a)において、一点鎖線CNは、フック10及び20のシャンクが伸びる方向における、ハリ本体2の中心線を表しており、中心線CNを軸としてハリ本体2は対称の構造を持つ。尚、図3(a)等では、フック10及び20のシャンク間に比較的大きな隙間が示されているが、実際の当該隙間は十分に小さくて良い。
ここで、説明の明確化のため、X軸、Y軸及びZ軸を以下のように定義する(図2(a)及び(b)参照)。X軸は、各フックのシャンクの軸方向に平行である。フック10のシャンクの軸方向(即ちフック10のシャンクが伸びる方向)と、フック20のシャンクの軸方向(即ちフック20のシャンクが伸びる方向)は、互いに平行である。フック10及び20のシャンクは一定方向に並べられており、Y軸は、X軸に直交すると共にフック10及び20のシャンクの並び方向に平行である。Z軸は、X軸にもY軸にも直交する。各フックのシャンクはシンカー4の一面からX軸方向に突出している。フック10のシャンクとシンカー4の外周との接触点と、フック20のシャンクとシンカー4の外周との接触点との中心を、便宜上、基準点Oと呼ぶ。基準点OはX軸に平行な中心線CN上にのる。X軸において、基準点Oから各フックのベントに向かう方向(換言すれば、各フックのシャンクが伸びる方向)を正にとる。Y軸において、フック10からフック20に向かう方向を正にとる。フック10のベントはZ軸の正側且つY軸の負側に向かって湾曲しており、フック20のベントはZ軸の正側且つY軸の正側に向かって湾曲している。また、Z軸の方向を上下方向と捉え、Z軸の正側、負側を、夫々、上、下と考える。尚、線CNは、X軸及びY軸に平行な仮想面上における、ジグヘッド1、ハリ本体2及びシンカー4の各中心線である(図2(b)及び図3(a)参照)。
ジグヘッド1は、メバルやアジを釣りの対象魚として設計されている。従って、ジグヘッド1のX軸方向における大きさは、例えば、2.5〜3.0cm(センチメートル)の範囲内に収まる。また、ジグヘッド1の重さ又はシンカー4の重さは、例えば、0.5〜3.0g(グラム)の範囲内に収まる。但し、ジグヘッド1に対応する対象魚は任意であって良く、ジグヘッド1の大きさ及び重さも対象魚に応じて適宜変更可能である。
ハリ本体2の一部及びワームストッパ部3の一部がシンカー4内に埋設されるように、ハリ本体2及びワームストッパ部3はシンカー4と共に一体成型され、これによってシンカー4に対しハリ本体2及びワームストッパ部3が固定される。即ち例えば、鋳型に形成された所定空間内の所定位置にハリ本体2及びワームストッパ部3を配置した状態で、その所定空間内に鉛又は鉛合金を流し込めばよい。ハリ本体2の一部及びワームストッパ部3を、任意の金属材料にて形成することができる。
図4(a)等を参照して、ジグヘッドに対するワームWMの取り付け方法等を説明する。ワームWMは軟質ワームである。軟質ワームとしてのワームWMは、ミミズ、イソメ、ゴカイ等の釣りエサ用の生物に似せて作成された疑似餌であって、突出部Pに突き刺さることができる程度に軟らかく且つ弾性を有する軟弾性素材にて形成される。例えば、軟弾性樹脂又はゴムにてワームWMを形成できる。ここでは、ワームWMが、ミミズを模した概略円柱状のワームであるとする。図4(a)に示す如く、ワームWMが各突出部Pと接しておらずハリ本体2の上方に配置されている状態(以下、ワーム未設置状態という)を起点として、ジグヘッド1のユーザは、ワームWMが各フックのシャンクに接触するまでワームWMをZ軸の負方向に向けて各突出部Pに突き刺さす。図4(b)及び(c)は、ワームWMが各フックのシャンクに接触するまでワームWMを各突出部Pに突き刺した状態(以下、ワーム設置状態という)におけるジグヘッド1の側面図及び上面図である。
図5に示す如く、各突出部Pは、基準面から所定方向であるZ軸の正方向に向けて突出している。より具体的には、突出部Pは、基準面からZ軸の正方向に突出する針状の突出本体Paと、突出本体Paの先端部に設けられ且つ突出本体Paから所定方向に突出する突起Pbと、を有する。基準面とは、フック10のシャンクの上端とフック20のシャンクの上端を通る仮想面であって、図4(b)におけるハリ本体2とワームWMの境界面に相当する。各突出部Pは、フック10のシャンクとフック20のシャンクの間からZ軸の正方向に突出しているものであって良い。
Z軸の正方向における、基準面からの突出部Pの突出量を、複数の突出部P間で互いに同じにしておくと良い。突出本体Paを起点とした突起Pbの突出方向は、X軸方向又はY軸方向であっても良いし(図5等ではX軸方向になっている)、X軸及びY軸成分の双方を有していても良い。要するに、突起PbはZ軸に対して非平行な方向に突出している。
ワーム未設置状態からワーム設置状態への遷移過程において、ワームWMの下面が各突出部Pの突出本体Paの先端に突き刺さり、次いで、各突出部Pの突出本体PaがワームWM内に入り込みながら各突出部Pの突起PbもワームWM内に入り込む。図6(a)に示す如く、ワーム設置状態において各突出部Pの全体がワームWM内に収まり且つワームWMの厚みの半分以上の長さ分程度は各突出部PがワームWMに突き刺さるように、突出部Pの突出量を定めておくと良い。例えば、Z軸方向におけるワームWMの厚みが5mmである場合、Z軸方向における各突出部Pの長さを3〜4mm程度にすると良い。但し、Z軸方向における各突出部Pの長さを、Z軸方向におけるワームWMの厚みより大きくすることも可能である。この場合、図6(b)又は(c)の如く、ワーム設置状態において各突出部Pの上端部分がワームWMの上面からワームWMの外に飛び出すことになる。
尚、図7に示す如く、Z軸を中心軸とした円柱又は多角形柱の形状を持つ金属部201に対して、Z軸を中心軸とした円錐の形状を持つ金属部202を接合することで、突出部Pが形成されていても良い。この場合、金属部202における、金属部201からX軸又はY軸方向に張り出した部分が突起Pbとして機能する。
仮に突出部Pに突起Pbが無い場合、突出部Pに突き刺したワームWMに対して水流などによる力が加わると、ワームWMは、容易に脱落方向へ移動してハリ本体2から乖離し脱落する。脱落方向は、Z軸の正方向、即ちワームWMがハリ本体2から離れる方向である。ワーム設置状態において、各突出部Pの突起Pbは、ワームWMに引っかかり、ワームWMの上記脱落方向への移動を抑制、阻止する。その移動に対して抑制力が働くように突起Pbの形状が設定される。このように、各突出部Pは、各フックのシャンク上に配置されたワームWMに突き刺さり、突起Pbを利用してワームWMのハリ本体2からの乖離及び脱落を抑制する。
シングルフックは、フックに対して真っ直ぐ向かってきた魚に対してのみ有効に機能し、左右方向(Y軸方向に相当)から来た魚に対して有効に機能しない。これに対し、ダブルフックは、X軸の正側から到来した魚にもY軸の正又は負側から到来した魚にも有効に機能する。本実施形態では、このような利点を有するダブルフックのジグヘッドに対してワームストッパを設けた。これにより、ダブルフックの利点を享受しつつワームの脱落を防止できる。ワームストッパが設けられるジグヘッドの例として、シングルフックのジグヘッドが存在するが、シングルフックに対するワームの取り付けは初心者にとって容易ではなく、中級者等であってもワームをきれいにフックに取り付けられないことも多い。ワームがきれいに取り付けられていないと、魚の食いつきが悪くなる傾向がある。これに対し、本実施形態のジグヘッド1では、ワームWMをハリ本体2に載せるように突出部Pに突き刺すという容易な作業だけで、ワームWMをきれいにハリ本体2に取り付けることができる。
以下、ワームストッパ部3の構造等の詳細について幾つか例を挙げる。
[第1構成例]
ワームストッパ部3の第1構成例を説明する。第1構成例に係るワームストッパ部3を符号3Aにて参照する。図8(a)は、ワームストッパ部3Aの側面図であり、図8(b)及び(c)は、ワームストッパ部3Aを組み込んだジグヘッド1の側面図及び上面図である。但し、図示の便宜上、図8(b)ではハリ本体2の図示を割愛している一方、図8(b)及び(c)の内、図8(b)にのみシンカー4内の隠れ線を示している。
ワームストッパ部3Aは、Y軸方向においてフック10及び20のシャンク間に配置される。ワームストッパ部3Aは、フック10及び20のシャンクの軸方向に向けて(即ちX軸に沿って)シンカー4から伸びる2つの軸部51及び52と、2つの突出部Pとしての突出部53及び54を有する。直線状の軸部51及び52の各一端はシンカー4と接しており、軸部51及び52の他端に対して、夫々、突出部53及び54が結合している。X軸方向において軸部51の長さは軸部52の長さより短く、従って、突出部53及びシンカー4間の距離は突出部54及びシンカー4間の距離より短い。実際には、1本の金属線材に曲げ加工等を施すことでワームストッパ部3Aを形成できる。但し、複数の金属線材を用いてワームストッパ部3Aを形成しても良い。尚、図8(b)等では、軸51及び52間に比較的大きな隙間(Z軸方向の隙間)が示されているが、実際の当該隙間は十分に小さくて良い又は無くても良い。フック10のシャンクとワームストッパ部3Aとの隙間、及び、フック20のシャンクとワームストッパ部3Aとの隙間についても同様である(図8(c)参照)。
図8(b)に示す如く、軸部51及び52を連結している、ワームストッパ部3Aの一部が、シンカー4内に埋設され、これによってワームストッパ部3Aがシンカー4に固定される。この際、フック10及び20のシャンクの並び方向にも軸方向にも直交する所定方向(即ちZ軸方向)に軸部51及び52が並べて配置されることで、フック10及び20のシャンクの並び方向(即ちY軸方向)に対して直交する共通の仮想面上に突出部53及び54が位置する。より具体的には例えば、ハリ本体2の中心線CN上に突出部53及び54を位置させることができる。故に、後述の第2構成例(図9(a)〜(c))又は第4構成例(図12)よりも、ワームWMをハリ本体2上にバランス良く配置することができる。また、溶接等を行うことなく1本の金属線材に対する曲げ加工等のみでワームストッパ部3Aを形成できる。上述したように、Z軸の正方向における、上記基準面からの突出部Pの突出量が突出部53及び54間で互いに同じになるように(即ち突出部53の上端位置が突出部54の上端位置と同じになるように)、軸部51を起点とする突出部53の長さL53を、軸部52を起点とする突出部54の長さL54と異ならせると良い。
[第2構成例]
ワームストッパ部3の第2構成例を説明する。第2構成例に係るワームストッパ部3を符号3Bにて参照する。図9(a)は、斜め上方から見たときのワームストッパ部3Bの外観図であり、図9(b)は、ワームストッパ部3Bが組み込まれたジグヘッド1を斜め上方から見たときの外観図である。図9(c)は、ワームストッパ部3Bが組み込まれたジグヘッド1の上面図である。但し、図示の便宜上、図9(b)ではハリ本体2の図示を割愛している一方、図9(b)及び(c)の内、図9(b)にのみシンカー4内の隠れ線を示している。
第1構成例と同様、ワームストッパ部3Bは、Y軸方向においてフック10及び20のシャンク間に配置されており、フック10及び20のシャンクの軸方向に向けて(即ちX軸に沿って)シンカー4から伸びる2つの軸部61及び62と、2つの突出部Pとしての突出部63及び64を有する。直線状の軸部61及び62の各一端はシンカー4と接しており、軸部61及び62の他端に対して、夫々、突出部63及び64が結合している。X軸方向において軸部61の長さは軸部62の長さより短く、従って、突出部63及びシンカー4間の距離は突出部64及びシンカー4間の距離より短い。実際には、1本の金属線材に曲げ加工等を施すことでワームストッパ部3Bを形成できる。但し、複数の金属線材を用いてワームストッパ部3Bを形成しても良い。尚、図9(b)等では、軸61及び62間に比較的大きな隙間(Y軸方向の隙間)が示されているが、実際の当該隙間は十分に小さくて良い又は無くても良い。フック20のシャンクと軸61との隙間、及び、フック10のシャンクと軸62との隙間についても同様である(図9(c)参照)。
図9(b)に示す如く、軸部61及び62を連結している、ワームストッパ部3Bの一部が、シンカー4内に埋設され、これによってワームストッパ部3Bがシンカー4に固定される。この際、第1構成例と異なり、フック10及び20のシャンクの並び方向、即ちY軸方向に軸部61及び62が並べて配置されている。このため、突出部63及び64の双方又は一方が、ハリ本体2の中心線CNからずれた位置に配置されることになる。溶接等を行うことなく1本の金属線材に対する曲げ加工等のみでワームストッパ部3Bを形成できるが、ワーム配置のバランスの良さを考慮すれば第1構成例を採用する方が好ましい。
[第3構成例]
ワームストッパ部3の第3構成例を説明する。第3構成例に係るワームストッパ部3を符号3Cにて参照する。図10(a)は、斜め上方から見たときのワームストッパ部3Cの外観図であり、図10(b)は、ワームストッパ部3Cが組み込まれたジグヘッド1を斜め上方から見たときの外観図である。図10(c)は、ワームストッパ部3Cが組み込まれたジグヘッド1の上面図である。但し、図示の便宜上、図10(b)ではハリ本体2の図示を割愛している一方、図10(b)及び(c)の内、図10(b)にのみシンカー4内の隠れ線を示している。
ワームストッパ部3Cは、Y軸方向においてフック10及び20のシャンク間に配置されており、フック10及び20のシャンクの軸方向に向けて(即ちX軸に沿って)シンカー4から伸びる軸部71と、2つの突出部Pとしての突出部73及び74を有する。直線状の軸部71の一端はシンカー4と接しており、軸部71の他端に対して突出部74が結合している。軸部71の両端間の所定位置において、突出部73が軸部71に結合している。従って、突出部73及びシンカー4間の距離は、突出部74及びシンカー4間の距離より短い。例えば、図11(a)に示す如く、1本の金属線材に曲げ加工等を施すことで得られた、突出部74を有する金属部材76に対し、突出部73を溶接にて結合することでワームストッパ部3Cを形成できる。或いは例えば、図11(b)に示す如く、1本の金属線材に曲げ加工等を施すことで突出部73を有する金属部材77を形成する一方で、1本の金属線材に曲げ加工等を施すことで突出部74を有する金属部材78を形成した後、溶接にて金属部材77及び78を結合することでワームストッパ部3Cを形成しても良い。尚、図9(c)では、フック10、20のシャンクとワームストッパ部3Cとの間に比較的大きな隙間(Y軸方向の隙間)が示されているが、実際の当該隙間は十分に小さくて良い又は無くても良い。
図10(b)に示す如く、軸部71に繋がるワームストッパ部3Cの一部が、シンカー4内に埋設され、これによってワームストッパ部3Cがシンカー4に固定される。この際、フック10及び20のシャンクの並び方向(即ちY軸方向)に対して直交する共通の仮想面上に突出部73及び74が位置する。より具体的には、ハリ本体2の中心線CN上に突出部73及び74を位置させることができる。故に、上述の第2構成例(図9(a)〜(c))又は後述の第4構成例(図12)よりも、ワームWMをハリ本体2上にバランス良く配置することができる。
[第4構成例]
ワームストッパ部3の第4構成例を説明する。第4構成例に係るワームストッパ部3を符号3Dにて参照する。第1〜第3構成例では、ワームストッパ部(3A、3B、3C)の各突出部がフック10及び20のシャンクの間からZ軸の正方向に突出している。これに対し、図1等に示したものと異なるが、第4構成例では図12に示す如く、2つの突出部Pとしての突出部83及び84が夫々フック10及び20のシャンク上に固定されており、突出部83及び84のみによってワームストッパ部3Dが形成される。突出部83及び84は、夫々、フック10及び20のシャンクからZ軸の正方向に突出する。溶接によって、突出部83及び84をハリ本体2に取り付けることができる。尚、図12では、フック10及び20のシャンク間に比較的大きな隙間が示されているが、実際の当該隙間は十分に小さくて良い又は無くても良い。また、フック10及び20の何れか一方のシャンク上に突出部83及び84の双方を固定するようにしても良い。
[変形例等]
本考案の実施形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。以上の実施形態は、あくまでも、本考案の実施形態の例であって、本考案ないし各構成要件の用語の意義は、以上の実施形態に記載されたものに制限されるものではない。上述の説明文中に示した具体的な数値は、単なる例示であって、当然の如く、それらを様々な数値に変更することができる。
突出部Pの個数が2である例を上述したが、ワームストッパ部3に設けられる突出部の個数は1でも良いし、3以上でも良い。但し、ワームWMの脱落抑制効果の適正化及びワームWMのバランスの良い配置を目指した場合、突出部の個数は2以上であることが望ましい。
1 ジグヘッド
2 ハリ本体
3、3A〜3D ワームストッパ部
4 シンカー
5 ハリス接続部
10、20 フック
11、21 シャンク
12、22 ベント
13、23 カエシ
30 結合部
P、53、54、63、64、73、74、83、84 突出部
51、52、61、62、71 軸部
Pa 突出本体
Pb 突起
WM ワーム

Claims (8)

  1. 第1及び第2フックから成るダブルフックを形成するハリ本体と、
    軟質ワームを前記ハリ本体上に固定するためのワームストッパ部と、
    前記ハリ本体及び前記ワームストッパ部が固定されたシンカーと、を備えた
    ことを特徴とするジグヘッド。
  2. 前記ワームストッパ部は、前記第1及び第2フックのシャンク上に配置可能な軟質ワームに突き刺さることで前記軟質ワームの前記ハリ本体からの乖離を抑制する突出部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のジグヘッド。
  3. 前記突出部は、前記ハリ本体から離れる方向への前記軟質ワームの移動を抑制する突起を有し、前記突起によって前記乖離を抑制する
    ことを特徴とする請求項2に記載のジグヘッド。
  4. 前記突出部は、前記第1フックのシャンクと前記第2フックのシャンクとの間から、前記第1及び第2フックのシャンクの並び方向並びに軸方向に直交する所定方向に向けて突出する
    ことを特徴とする請求項3に記載のジグヘッド。
  5. 前記ワームストッパ部は、前記突出部として、第1及び第2突出部を含む複数の突出部を有する
    ことを特徴とする請求項4に記載のジグヘッド。
  6. 前記第1フックのシャンクと前記第2フックのシャンクとの間に前記ワームストッパ部が配置されるとともに、前記軸方向に向けて前記シンカーから伸びる第1及び第2軸部が前記ワームストッパ部に設けられ、
    前記第1及び第2突出部は夫々前記第1及び第2軸部に結合され、
    前記第1突出部及び前記シンカー間の距離は、前記第2突出部及び前記シンカー間の距離と異なる
    ことを特徴とする請求項5に記載のジグヘッド。
  7. 前記所定方向に前記第1及び第2軸部が並べて配置されることで、前記第1及び第2フックのシャンクの並び方向に対して直交する共通の仮想面上に前記第1及び第2突出部が位置する
    ことを特徴とする請求項6に記載のジグヘッド。
  8. 前記第1フックのシャンクと前記第2フックのシャンクとの間に前記ワームストッパ部が配置されるとともに、前記軸方向に向けて前記シンカーから伸びる軸部が前記ワームストッパ部に設けられ、
    前記第1及び第2突出部は、前記軸部上の互いに異なる位置において前記軸部に結合される
    ことを特徴とする請求項5に記載のジグヘッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11497201B1 (en) * 2021-09-30 2022-11-15 Clark Robert Gunness Snag-free fish hook assembly, kit, and method

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