JP3190087U - 鍵盤楽器 - Google Patents
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Abstract
【課題】天台聲明の習得に適した聲明習得具(聲明訓練具)となる鍵盤楽器を提供する。【解決手段】天台聲明の音階名(「壹越」、「断金」など)又は音階を示す略文字(「一」、「斤」など)等を刻印した鍵盤10と、鍵盤10を打鍵することにより出音するスピーカー31と、鍵盤10の奥側端部近傍位置に配設し聲明の音位を示す略文字(「ウ」、「六」など)等を表示した聲明音位配列シート22と、聲明音位配列シート22を鍵盤10の幅方向に往復スライド移動可能に保持するガイド21とを備える。【選択図】図1
Description
本願考案は、聲明(特に天台聲明)の習得に適した鍵盤楽器に関するものである。
従来、天台聲明の習得においては、聲明指導者の発声を直接聞いて、聲明訓練者が同様に発声をする方法により行われていた。
しかし、前記の方法では、聲明指導者による発声が日によって微妙に変化してしまうことは避けきれず、また、多数の聲明訓練者が同時にリスニングをする場合においては、リスニング環境(室内音響設備、立ち位置、座り位置など)による影響やリスニング能力の個人差による影響などが生じてしまうことも避けきれなかった。
聲明梵唄の基準音位の出音(発声)の基準音となるものを打楽器で出音することにより、正しい音律で聲明を行わせ得る発明も存在はする(特許文献1)。
しかしながら、上述の特許文献1のような打楽器では出力できる音が1種類であるため、複数音の習得が必要となる天台聲明の習得には適さない。
そこで、本願考案が解決しようとする課題は、聲明指導者の発声を直接聞く方法以外でも聲明の訓練が可能で、かつ、リスニング環境又はリスニング能力の個人差の影響が生じ難い、天台聲明の習得に適した聲明習得具(聲明訓練具)を提供することである。
上記の課題を解決するために、本願考案では、白鍵及び黒鍵が配列された鍵盤と前記鍵盤を打鍵することにより音を出力する出力装置とを少なくとも備える鍵盤楽器であって、前記鍵盤の奥側端部近傍位置で、かつ、前記鍵盤の奥側端部辺と平行に配設する2体で1組の一方の端部に開口部を有するガイド体と、表面に聲明の音位を表示した聲明音位配列シートとを備え、前記聲明音位配列シートの一方の端部を前記一方のガイド体の開口部に挿通するとともに他方の端部を前記他方のガイド体の開口部に挿通することによって、前記聲明音位配列シートを前記ガイド体に沿って前記鍵盤の幅方向にスライド移動可能に保持する鍵盤楽器を提供する。
また、上記の課題を解決するために、本願考案では、聲明の音階名又は音階を示す略文字等を刻印により表示した鍵盤と前記鍵盤を打鍵することにより音を出力する出力装置とを少なくとも備える鍵盤楽器であって、前記鍵盤の奥側端部近傍位置で、かつ、前記鍵盤の奥側端部辺と平行に配設する2体で1組の一方の端部に開口部を有するガイド体と、表面に聲明の音位を表示した聲明音位配列シートとを備え、前記聲明音位配列シートの一方の端部を前記一方のガイド体の開口部に挿通するとともに他方の端部を前記他方のガイド体の開口部に挿通することによって、前記聲明音位配列シートを前記ガイド体に沿って前記鍵盤の幅方向にスライド移動可能に保持する鍵盤楽器を提供する。
本願考案の鍵盤楽器は、いつでも同じ聲明の複数の基準音位が出音出来るため、聲明指導者の発声を直接聞く方法以外の方法で聲明の訓練が行える。また、聲明訓練者自身が鍵盤楽器を打鍵しながら、つまり鍵盤楽器のすぐ近くで自己練習が可能となるため、リスニング環境による影響が生じ難く、またリスニング能力の個人差の影響も生じ難い。
また、本願考案の鍵盤楽器は、鍵盤の表面に聲明の音階名又は音階を示す略文字等を表示しているため、天台聲明の音階及び音位の関係も視覚的に習得できる。また、刻印により聲明の音階名等を表示しているため、耐久性にも優れる(操作による繰り返し接触でも表示が消えない)。
聲明訓練者自身が本願考案の鍵盤楽器を操作(聲明音位配列シートのスライド移動及び鍵盤の打鍵)しながら同音の発声をすることにより、天台聲明を習得する。
まずは、鍵盤楽器の構成について、図1及び図2に従い説明する。
鍵盤楽器(1)は、32鍵の鍵盤(10)と、前記鍵盤の奥側端部近傍位置に配設する音位配列表示機構(20)と、出力装置であるスピーカー(31)と、電源スイッチ(32)と、当該鍵盤楽器の各種調整機構(33)とで構成する。
前記鍵盤(10)は、19鍵の白鍵(11)と、13鍵の黒鍵(12)とで構成され、それぞれの鍵盤の表面には聲明の音階名(「壹越」、「断金」、「平調」、「勝絶」、「下無」、「雙調」、「鳧鐘」、「黄鐘」、「鸞鏡」、「盤渉」、「神仙」、「上無」)又は音階を示す略文字(「一」、「斤」、「平」、「月」、「下」、「ヌ」、「フ」、「サ」、「亦」、「皿」、「ネ」、「上」)を刻印により表示している。なお、音階を示すにあたっては、略文字の他にも聲明訓練者が理解認識可能な記号でも良いものとする。
前記聲明音階の表示方法について、聲明の音階名等を直接書いたり、あるいは聲明の音階名等を印刷したシート状体を貼付する方法でも可能であるが、繰り返し操作をしても表示が消えない又は剥がれないといった耐久性を考慮すると刻印とする方が好ましい。
前記白鍵(11)の表面に刻印された聲明の音階名等は、視覚性を考慮し黒色に着色している(図1)。
前記黒鍵(12)の表面に刻印された聲明の音階名等は、視覚性を考慮し白色に着色している(図1)。
前記音位配列表示機構(20)は、前記鍵盤(10)の奥側端部近傍位置に配設した2体で1組の透明な樹脂製のガイド体(21)と、厚紙製の聲明音位配列シート(22)と、で構成する(図1)。
前記ガイド体(21)の構成について、一方の端部に開口部を有する2体のガイド体のそれぞれの開口部を対向させて配設し、2体で1組のガイド体としている。これにより、前記聲明音位配列シートが当該ガイド体に沿って前記鍵盤の幅方向にスライド移動が可能となる(図1)。
前記ガイド体(21)の配設位置について、前記鍵盤(10)の奥側端部辺と平行になるように設置している(図1)。
これは、前記聲明音位配列シートのスライド移動操作をし易く、また前記鍵盤に表示した音階名と前記聲明音位配列シートに表示した音位とが上下に整列して並び視覚的に見易くするためである。
前記聲明音位配列シート(22)は、前記鍵盤の幅と略同一の幅で32のスペースに区分している(図2)。
前記区分した32のスペースには、聲明の音位を示す文字(略文字)が「下ヨ」、「反ウ」、「ウ」、空白、「六」、「嬰六」、「呂夕」、「律夕」、「反山」、「山」、空白、「下ヨ」、「上ヨ」、「反ウ」、「ウ」、空白、「六」、「嬰六」、「呂夕」、「律夕」、「反山」、「山」、空白、「下ヨ」、「上ヨ」、「反ウ」、「ウ」、空白、「六」、「嬰六」、「呂夕」、「律夕」の順で表示している(図2)。
前記聲明音位配列シート(22)の左側端部は、左側に配置した前記ガイド体(21)の開口部(鍵盤楽器の中央寄り)に挿通している。また、前記聲明音位配列シートの右側端部は、右側に配置した前記ガイド体の開口部(鍵盤楽器の中央寄り)に挿通している(図1)。
これにより、前記聲明音位配列シート(22)が前記ガイド体に沿って前記鍵盤の幅方向に往復スライド移動可能が可能になる。
前記スピーカー(31)は、前記鍵盤を打鍵した時に音を出力できるものであれば良い。
前記電源スイッチ(32)は、当該鍵盤楽器の電源をオン又はオフに切り換える機能を備えていれば良いものとする。
前記各種調整機構(33)とは、当該鍵盤楽器の機能を付加する各種調整ボタン類又はスイッチ類を指し、例えば、音量を大きく又は小さく調整するボタンであったり、テンポを遅く又は速く調整するボタンであったり、トーン(音色)を鍵盤楽器音、管楽器音又は弦楽器音等に切り替えるスイッチなどのことをいう。
次に、図1の状態から天台聲明の七調子のうちの上無調(かみむちょう)に設定する場合の操作について図1及び図3に従い、説明をする。
聲明音位配列シート(22)の中央近傍部を指で押さえ、ガイド(21)に沿って3健幅分左方向にスライド移動する(図3)。
上記の操作により、前記聲明音位配列シート(22)の中央の「ウ(きゅう)」位置が、「上無」が刻印された黒鍵の位置に保持され、右側の「ウ」位置が、「上」が刻印された黒鍵の位置に保持される(図3の状態)。
これにより、上無調の設定となる。具体的には、「勝絶(しょうぜつ)」の刻印がされた白鍵(11)が「ロ夕(ろかく)」、「下無(しもむ)」の刻印がされた黒鍵(12)が「律夕(りっかく)」、「双調(そうぢょう)の刻印がされた白鍵が反山(へんち)」、「鳧鐘(ふしょう)」の刻印がされた黒鍵が「山(ち)」、「鸞鏡(らんけい)」の刻印がされた黒鍵が「下ヨ(げう)」、「盤渉(ばんしき)」が刻印された白鍵が「上ヨ(じょうう)」、「神仙(しんせん)」の刻印がされた白鍵が「反ウ(へんきゅう)」、「断金(たんぎん)」が刻印された黒鍵が「六(しょう)」、「平調(ひょうぢょう)」刻印がされた白鍵が「嬰六(えいしょう)」の音位であることが視覚的に確認できる。
本願考案の鍵盤楽器は、利便性、操作性及び視覚性に優れ天台聲明の習得を飛躍的に躍進させるものであるので産業上の利用可能性を有する。
1 鍵盤楽器
10 鍵盤
11 白鍵
12 黒鍵
20 音位配列表示機構
21 ガイド体
22 聲明音位配列シート
31 スピーカー(出力装置)
32 電源スイッチ
33 各種調整機構
10 鍵盤
11 白鍵
12 黒鍵
20 音位配列表示機構
21 ガイド体
22 聲明音位配列シート
31 スピーカー(出力装置)
32 電源スイッチ
33 各種調整機構
Claims (2)
- 白鍵及び黒鍵が配列された鍵盤と前記鍵盤を打鍵することにより音を出力する出力装置とを少なくとも備える鍵盤楽器であって、
前記鍵盤の奥側端部近傍位置で、かつ、前記鍵盤の奥側端部辺と平行に配設する2体で1組の一方の端部に開口部を有するガイド体と、
表面に聲明の音位を表示した聲明音位配列シートと、
を備え、
前記聲明音位配列シートの一方の端部を前記一方のガイド体の開口部に挿通するとともに他方の端部を前記他方のガイド体の開口部に挿通することによって、前記聲明音位配列シートを前記ガイド体に沿って前記鍵盤の幅方向にスライド移動可能に保持する鍵盤楽器。 - 前記鍵盤の表面に、聲明の音階名又は音階を示す略文字等を刻印により表示したことを特徴とする請求項1の鍵盤楽器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2014000515U JP3190087U (ja) | 2014-02-03 | 2014-02-03 | 鍵盤楽器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014000515U JP3190087U (ja) | 2014-02-03 | 2014-02-03 | 鍵盤楽器 |
Publications (1)
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JP3190087U true JP3190087U (ja) | 2014-04-17 |
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ID=78224368
Family Applications (1)
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JP2014000515U Expired - Lifetime JP3190087U (ja) | 2014-02-03 | 2014-02-03 | 鍵盤楽器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108806651A (zh) * | 2018-08-01 | 2018-11-13 | 赵智娟 | 一种教学用电子钢琴 |
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2014
- 2014-02-03 JP JP2014000515U patent/JP3190087U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108806651A (zh) * | 2018-08-01 | 2018-11-13 | 赵智娟 | 一种教学用电子钢琴 |
CN108806651B (zh) * | 2018-08-01 | 2023-06-27 | 赵智娟 | 一种教学用电子钢琴 |
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