JP3189963B2 - 動画像再生装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段（図１及び図２） 作用（図１及び図２） 実施例（図１〜図２０） （１）実施例によるビデオテープレコーダの構成（図１
及び図２） （２）画像インデツクスの処理（図１〜図８） （３）ビユー検索処理（図１〜図１２） （４）ローカル検索処理（図１〜図８、図１２〜図１
５） （５）グローバル検索処理（図１〜図８、図１２、図１
６〜図１８） （６）インデツクス画像表示処理（図１〜図８、図１
２、図１９〜図２０） （７）実施例の効果 （８）他の実施例 発明の効果

【０００２】

【産業上の利用分野】本発明は動画像再生装置及び動画
像記録再生装置に関し、特に時系列に沿つた一連の動画
像でなる複数のインデツクス画像を用いて検索処理を行
うものに適用し得る。

【０００３】

【従来の技術】従来、動画像記録再生装置として例えば
ビデオテープレコーダにおいては、所望の記録内容を簡
易に検索し得るように種々の方法が提案されている。例
えば簡易な構成のビデオテープレコーダにおいては、テ
ープカウンタを目視してテープの位置を確認しながら、
早送りモード及び再生モードを繰り返すことにより、記
録内容を検索し得るようになされている。これに対し
て、例えば早送り再生することにより記録内容を検索す
るようになされたビデオテープレコーダがある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところが早送りモード
及び再生モードを繰り返す場合や、早送り再生する場
合、簡易に所望の記録内容を検索し得ない問題があり、
このため例えば磁気テープの長手方向に形成されたコン
トロールトラツク等に記録したインデツクス信号を基準
にして、記録内容を検索する方法が提案されている。と
ころがこのように早送りモード及び再生モードを繰り返
す場合、早送り再生する場合、さらにはインデツクス信
号を基準にする場合、いずれも検索に要する間、磁気テ
ープの送り量等をユーザが直感的に把握しづらい問題が
ある。

【０００５】特にビデオテープレコーダにおいては、磁
気テープを早送りしたり、巻戻しする場合でも、時間を
要する欠点があり、この場合検索中の現在位置、目的位
置等視野的かつ直感的に把握することができれば、ビデ
オテープレコーダとしての使い勝手を向上し得、便利で
あると考えられる。

【０００６】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、記録内容を検索する際に検索状況を視野的かつ直感
的に把握して使い勝手を格段的に向上し得る動画像再生
装置及び動画像記録再生装置を提案しようとするもので
ある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、時系列に沿つて一連の動画像が記
録された動画像記録媒体から動画像を再生して表示画面
ＤＳＰ上に表示する動画像再生装置１において、一連の
動画像から時系列に沿つて所定の抽出タイミングで抽出
された複数のインデツクス画像ＩＤＸを、動画像記録媒
体上の記録位置に各々対応付けて記憶するインデツクス
画像記憶手段３３と、インデツクス画像記憶手段３３か
ら読み出した複数のインデツクス画像ＩＤＸを、時系列
に沿つて表示画面ＤＳＰ上に配列表示させるインデツク
ス画像表示手段２５と、表示画面ＤＳＰ上に配列表示さ
れた複数のインデツクス画像ＩＤＸの中から、所望の再
生すべき目的再生画像を選択する選択手段７、２３、２
４と、選択手段７、２３、２４によつて選択された目的
再生画像に対応する動画像記録媒体上の記録位置に移行
した後、再生動作を開始させる再生位置制御手段２２、
３４とを設けるようにした。

【０００８】また本発明において、動画像記録媒体は磁
気テープでなるようにした。さらに本発明において、再
生位置制御手段は、磁気テープの走行制御機構を含み、
その磁気テープを早送り又は巻戻しすることにより、選
択手段によつて選択された目的再生画像に対応する記録
位置に移行した後、再生動作を開始させるようにした。

【０００９】また本発明において、動画像記録媒体は光
デイスクでなるようにした。さらに本発明において、動
画像記録媒体は光磁気デイスクでなるようにした。

【００１０】また本発明において、インデツクス画像記
憶手段には、一連の動画像から時系列に沿つて所定の抽
出タイミングで抽出された複数のインデツクス画像が、
各々所定の画素数に縮小された状態で、動画像記録媒体
上の記録位置に各々対応付けて記憶されるようにした。

【００１１】さらに本発明において、インデツクス画像
記憶手段には、一連の動画像から時系列に沿つて所定の
抽出タイミングで抽出された複数のインデツクス画像
が、各々所定の画素数に縮小され、かつ所定のデータ圧
縮方法により圧縮された状態で動画像記録媒体上の記録
位置に各々対応付けて記憶されるようにした。

【００１２】また本発明において、インデツクス画像記
憶手段は、動画像記録媒体を収納するケースに設けら
れ、インデツクス画像記憶手段と装置本体との間を電気
的に接続する接続手段を設けるようにした。さらに本発
明において、インデツクス画像記憶手段は、電気的に消
去可能でかつ書き換え可能な読み出し専用半導体メモリ
でなるようにした。

【００１３】また本発明においては、インデツクス画像
記憶手段として、動画記録媒体の予め設定された所定領
域を割り当てるようにした。さらに本発明においては、
インデツクス画像記憶手段として、動画記録媒体の記録
開始位置の所定領域が割り当てるようにした。また本発
明においては、インデツクス画像記憶手段として、動画
記録媒体の記録終了位置の所定領域が割り当てるように
した。

【００１４】さらに本発明において、インデツクス画像
記憶手段は、装置本体に内蔵されているようにした。ま
た本発明において、インデツクス画像記憶手段は、電源
でバツクアツプされた随時書き込み及び読み出し可能な
半導体メモリでなるようにした。さらに本発明におい
て、インデツクス画像記憶手段は、電気的に消去可能で
かつ書き換え可能な読み出し専用半導体メモリでなるよ
うにした。また本発明において、インデツクス画像記憶
手段は、ハードデイスク装置でなるようにしたい。

【００１５】さらに本発明において、インデツクス画像
表示手段は、選択手段によつて選択された目的再生画像
を含む所定数分のインデツクス画像を、インデツクス画
像記憶手段から読み出し、時系列に沿つて表示画面上に
配列表示するようにした。また本発明において、インデ
ツクス画像表示手段は、インデツクス画像記憶手段から
読み出した所定数分のインデツクス画像を、時系列に沿
つて表示画面上にマトリクス状に配列表示するようにし
た。さらに本発明において、インデツクス画像表示手段
は、インデツクス画像記憶手段から読み出した所定数分
のインデツクス画像を、時系列に沿つて表示画面上に横
１列に配列表示するようにした

【００１６】また本発明において、選択手段は、表示画
面上に配列表示された複数のインデツクス画像の配列方
向に沿う任意の位置を指定するための位置指定手段と、
位置指定手段によつて指定された位置に、特定形状のカ
ーソルを表示して目的画像を指示するカーソル表示手段
とを設けるようにした。

【００１７】さらに本発明において、位置指定手段は、
回転自在に支持されたローラーと、そのローラーの回転
を検出する回転検出手段とから構成され、カーソル表示
手段は、回転検出手段の出力に対応した位置に、特定形
状のカーソルを表示して目的画像を指示するようにし
た。また本発明においてローラー及び回転検出手段は、
装置本体に設けられているようにした。さらに本発明に
おいて、ローラー及び回転検出手段は、装置本体に対す
る各種操作指令を無線又は有線で送信する遠隔操作装置
に設けられているようにした。

【００１８】また本発明において、カーソル表示手段
は、位置指定手段によつて新たな位置が指定された場
合、その新たな位置に向かつて移動する物体又は生命体
を想起させるアニメーシヨンを表示するようにした。さ
らに本発明において、カーソル表示手段は、位置指定手
段によつて新たな位置が指定された場合、その新たな位
置に向かつて走行、歩行、遊泳もしくは飛翔する物体又
は生命体を想起させるアニメーシヨンを表示するように
した。

【００１９】また本発明において、カーソル表示手段
は、位置指定手段によつて所定時間に亘つて新たな位置
が指定されなかつた場合、同一位置に静止する物体又は
生命体を想起させるアニメーシヨンを表示するようにし
た。さらに本発明において、カーソル表示手段は、位置
指定手段によつて所定時間に亘つて新たな位置が指定さ
れなかつた場合、同一位置で、その場走行、その場歩
行、その場遊泳もしくはホバリングする物体又は生命体
を想起させるアニメーシヨンを表示するようにした。

【００２０】また本発明において、再生位置制御手段
は、動画像記録媒体の走行を制御し、その動画像記録媒
体を早送り又は巻戻しすることにより、選択手段によつ
て選択された目的再生画像に対応する記録位置に移行し
た後再生動作を開始するようにした。

【００２１】さらに本発明において、動画像記録媒体か
ら動画像を再生する再生過程において、予め設定された
一定時間間隔で静止画像を抽出して所定の画素数に縮小
し、複数のインデツクス画像を順次生成して、動画像記
録媒体上の記録位置に各々対応させてインデツクス画像
記憶手段に書き込むインデツクス画像生成手段を設ける
ようにした。

【００２２】また本発明においては、動画像記録媒体か
ら動画像を再生する再生過程において、予め設定された
一定時間間隔で静止画像を抽出して所定の画素数に縮小
すると共に所定のデータ圧縮方法により圧縮し、複数の
インデツクス画像を順次生成して、動画像記録媒体上の
記録位置に各々対応させてインデツクス画像記憶手段に
書き込むインデツクス画像生成手段を設けるようにし
た。

【００２３】さらに本発明において、インデツクス画像
の抽出タイミングを指定する抽出タイミング指定手段
と、動画像記録媒体から動画像を再生する再生過程にお
いて、抽出タイミング指定手段によつて指定される毎
に、複数のインデツクス画像を生成して、動画像記録媒
体上の記録位置に対応させてインデツクス画像記憶手段
に書き込むインデツクス画像生成手段とを設けるように
した。

【００２４】また本発明においては、時系列に沿つて一
連の動画像を動画像記録媒体に記録すると共に、この動
画像記録媒体から動画像を再生して表示画面上に表示す
る動画像記録再生装置において、動画像記録媒体に、一
連の動画像を記録する記録過程において、予め設定され
た一定時間間隔で静止画像を抽出して、複数のインデツ
クス画像を順次生成するインデツクス画像生成手段と、
インデツクス画像生成手段によつて順次生成されたされ
た複数のインデツクス画像を、動画像記録媒体上の記録
位置に各々対応付けて記憶するインデツクス画像記憶手
段と、インデツクス画像記憶手段から読み出した複数の
インデツクス画像を、その時系列に沿つて表示画面上に
配列表示させるインデツクス画像表示手段と、表示画面
上に配列表示された複数のインデツクス画像の中から、
所望の再生すべき目的再生画像を選択する選択手段と、
動画像記録媒体の再生開始位置を、選択手段によつて選
択された目的再生画像に対応する動画像記録媒体上の記
録位置に移行制御する再生位置制御手段とを設けるよう
にした。

【００２５】さらに本発明において、インデツクス画像
生成手段は、動画像記録媒体に、一連の動画像を記録す
る記録過程において、予め設定された一定時間間隔で静
止画像を抽出して所定の画素数に縮小し、複数のインデ
ツクス画像を順次生成して、動画像記録媒体上の記録位
置に各々対応させてインデツクス画像記憶手段に書き込
むインデツクス画像生成手段を設けるようにした。

【００２６】また本発明において、インデツクス画像生
成手段は、動画像記録媒体に、一連の動画像を記録する
記録過程において、予め設定された一定時間間隔で静止
画像を抽出して所定の画素数に縮小すると共に所定のデ
ータ圧縮方法により圧縮し、複数のインデツクス画像を
順次生成して、動画像記録媒体上の記録位置に各々対応
させてインデツクス画像記憶手段に書き込むインデツク
ス画像生成手段を設けるようにした。

【００２７】さらに本発明において、インデツクス画像
の抽出タイミングを指定する抽出タイミング指定手段を
有し、インデツクス画像生成手段は、抽出タイミング指
定手段によつて指定される毎に、複数のインデツクス画
像を生成して、動画像記録媒体上の記録位置に対応させ
てインデツクス画像記憶手段に書き込むようにした。ま
た本発明において、抽出タイミング指定手段は、録画開
始ボタンの操作に連動してインデツクス画像の抽出タイ
ミングを指定するようにした。

【００２８】

【作用】一連の動画像から時系列に沿つて所定の抽出タ
イミングで抽出された複数のインデツクス画像ＩＤＸ
を、インデツクス画像記憶手段３３で動画像記録媒体上
の記録位置に各々対応付けて記憶すると共に、このイン
デツクス画像記憶手段３３から読み出した複数のインデ
ツクス画像ＩＤＸを、インデツクス画像表示手段２５で
時系列に沿つて表示画面上に配列表示させ、選択手段で
所望の再生すべき目的再生画像を選択すると共に、再生
位置制御手段２２、３４で選択された目的再生画像に対
応する動画像記録媒体上の記録位置に移行した後、再生
動作を開始させるようにしたことにより、動画像記録媒
体上の記録内容を検索する際に検索状況を直感的に把握
し得る。

【００２９】

【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。

【００３０】（１）実施例によるビデオテープレコーダ
の構成 図１において１は本発明による表示画面一体型のビデオ
テープレコーダの外観を示し、表面側に図１（Ａ）に示
すように、カラー液晶デイスプレイ２及び操作部３が配
されている。この操作部３には、検索処理用の操作ボタ
ンとしてグローバルボタン４、ビユーボタン５、ローカ
ルボタン６が配置され、また種々の操作を行うローラー
７及びローラー７の機能を切り換えるジヨグ／シヤトル
切換スイツチ８、磁気テープの走行を制御する見るボタ
ン９、一時停止ボタン１０及び停止ボタン１１が配され
ている。

【００３１】このビデオテープレコーダ１の裏面側に
は、図１（Ｂ）に示すように、電源スイツチ１２、音量
画質調整スイツチ１３、カセツトテープ収納口１４、バ
ツテリーケース１５及びスピーカ１６が配置されてい
る。これにより電源スイツチ１２をオン操作すると共
に、カセツトテープ収納口１４に所定のカセツトテープ
を挿入し、見るボタン９、一時停止ボタン１０及び停止
ボタン１１を操作することにより、カセツトテープに録
画された動画像をカラー液晶デイスプレイ２に映出して
再生し得るようになされている。

【００３２】ここでこのビデオテープレコーダ１で取り
扱うカセツトテープの磁気テープ上には、絶対時間情報
が予め記録されてなるＲＣタイムコード、テープ識別用
のテープＩＤ及びテープ全体の記録再生時間を表すテー
プ全体長でなる情報が付加されている。これに加えてこ
の実施例の場合、カセツトテープの例えばケースに付加
されたＥＥＰＲＯＭの構成のメモリに、磁気テープ上の
所定タイミング毎の画像を圧縮し、付加情報と共に生成
してなる画像インデツクスが記憶されている。

【００３３】これによりこのビデオテープレコーダ１の
場合、ユーザが例えば再生中にグローバルボタン４、ビ
ユーボタン５、ローカルボタン６でなる検索処理用の操
作ボタンを操作すると、画像インデツクスを用いてそれ
ぞれグローバル検索画面、ビユー検索画面、ローカル検
索画面を表示し、ユーザはローラー７を操作することに
より、対応する検索処理を実行できる。また検索後ユー
ザが見るボタン９を操作すると、検索された位置まで磁
気テープを早送り又は巻戻し処理を行い、検索された位
置からの再生を実行し得るようになされている。

【００３４】このような検索処理を実行するため、ビデ
オテープレコーダ１は図２に示すように構成されてい
る。すなわちグローバルボタン４、ビユーボタン５、ロ
ーカルボタン６、見るボタン９、一時停止ボタン１０及
び停止ボタン１１の操作入力がキー入力読取回路２０で
読み取られ、キー入力メモリ２１に一旦記憶される。キ
ー入力メモリ２１に記憶されたキー入力内容は、順次例
えば中央処理装置（ＣＰＵ）を含んでなる検索制御回路
２２に読み出される。この検索制御回路２２がキー入力
に応じた検索処理を実行する。

【００３５】またローラー７の操作による回転量が、回
転検出回路２３で検出されローラーカーソル位置メモリ
２４を通じて、検索制御回路２２及び表示画面作成回路
２５に入力される。この検索制御回路２２は処理状態を
記録する状態メモリ２６を有し、検索の目的となる目的
再生位置及び現在の再生位置が、それぞれ目的再生位置
メモリ２７及び再生位置メモリ２８を通じて表示画面作
成回路２５に入力される。

【００３６】この表示画面作成回路２５は検索処理回路
２２と同様にＣＰＵを含んでなり、表示画面制御用のタ
イマ２９、現在の処理状態を記憶する状態メモリ３０、
表示中のアニメーシヨンのモードを記憶するアニメーシ
ヨンモードメモリ３１、画面中に表示するアイコンを記
憶するアニメーシヨン用アイコンメモリ３２及び磁気テ
ープ上の画像インデツクスを予め取り込んで記憶する目
的再生位置画面メモリ３３を有して構成されている。

【００３７】これにより検索処理中において、ＶＴＲ走
行制御回路３４の制御に基づいて動作するＶＴＲメカデ
ツキ３５より出力された再生信号がビデオ信号処理回路
３６で処理され、この結果得られる動画像信号に画像合
成回路３７で検索表示画面をに応じた表示画面を重畳し
てカラー液晶デイスプレイ２に検索画面を表示し得るよ
うになされている。

【００３８】（２）画像インデツクスの処理 ここでこの実施例のビデオテープレコーダ１において
は、ＣＰＵを含み全体を制御するシステム制御回路（図
示せず）が、図３及び図４に示すような全体処理プログ
ラムＳＰ０を実行することにより、画像インデツクスを
用いた記録再生処理を行う。すなわちシステム制御回路
のＣＰＵは全体処理プログラムＳＰ０から入つて、ステ
ツプＳＰ１において、カセツトテープが入つているか否
か判断し、入つていない場合には、カセツトテープが装
填されることを待つ。

【００３９】続いてＣＰＵは次のステツプＳＰ２におい
て、カセツトテープのケース中に配されたメモリより画
像インデツクスを読み込み、続くステツプＳＰ３で読み
込みが正常か否か判断し、正常な場合にはステツプＳＰ
４を実行して内部のフラグＦＬＡＧを「真（ＴＲＵ
Ｅ）」に設定して次のステツプＳＰ５に移り、異常な場
合にはステツプＳＰ６を実行してフラグＦＬＡＧを「偽
（ＦＡＬＳＥ）」に設定して次のステツプＳＰ５に移
る。

【００４０】このステツプＳＰ５でＣＰＵは今一度カセ
ツトテープが入つているか否か判断し、ここで否定結果
を得ると上述のステツプＳＰ１に戻つて、カセツトテー
プが装填されることを待つ。またここで肯定結果を得る
と次のステツプＳＰ７に移つて、ビデオテープレコーダ
１が録画中か否か判断し、録画中であればステツプＳＰ
８に移つて録画中の画像インデツクス生成処理を行つた
後、続くステツプＳＰ９でフラグＦＬＡＧを「真（ＴＲ
ＵＥ）」に設定して、ステツプＳＰ１０に移る。またス
テツプＳＰ７で否定結果を得ると、そのままステツプＳ
Ｐ１０に移る。

【００４１】ＣＰＵはこのステツプＳＰ１０で、画像イ
ンデツクス（ＶＩＤ）生成ボタン（図示せず）が押され
たか否か判断し、ここで肯定結果を得ると、ステツプＳ
Ｐ１１に移つて画像インデツクス生成処理を行つた後、
続くステツプＳＰ１２でフラグＦＬＡＧを「真（ＴＲＵ
Ｅ）」に設定して、ステツプＳＰ１３に移る。またステ
ツプＳＰ１０で否定結果を得ると、そのままステツプＳ
Ｐ１３に移る。

【００４２】このステツプＳＰ１３では、画像インデツ
クスを用いた検索ボタンとして、グローバルボタン４、
ビユーボタン５、ローカルボタン６の何れかが押された
か否か判断し、肯定結果を得るとステツプＳＰ１４に移
つて、フラグＦＬＡＧが「真（ＴＲＵＥ）」か否か、す
なわち画像インデツクスが正しく読み込まれたか又は生
成されたかを判断する。このステツプＳＰ１４で肯定結
果を得ると、ＣＰＵは次のステツプＳＰ１５において、
操作ボタンに対応した検索処理を実行して、ステツプＳ
Ｐ１６に移る。

【００４３】またＣＰＵはステツプＳＰ１３及びステツ
プＳＰ１４で否定結果を得ると、すぐにステツプＳＰ１
６に移り、このステツプＳＰ１６で終了を意味する停止
ボタン１１が操作されたか否か判断し、肯定結果を得る
と次のステツプＳＰ１７において、当該全体処理プログ
ラムＳＰ０を終了し、逆に否定結果を得ると上述のステ
ツプＳＰ５に戻る。

【００４４】なおＣＰＵは、ステツプＳＰ２について上
述した画像インデツクスの読み込み処理として、図５に
示す画像インデツクスデータ読込み処理手順ＲＴ２のサ
ブルーチンを実行する。すなわちＣＰＵはカセツトテー
プのケースに付加されたメモリより、画像インデツクス
の読み込む際、画像インデツクスデータ読込み処理手順
ＲＴ２から入つて次のステツプＳＰ２１〜ＳＰ２３にお
いて、テープＩＤ、テープ全体量及び画像インデツクス
の個数を内部のメモリに読み込む。

【００４５】続いてＣＰＵは、ステツプＳＰ２４及びＳ
Ｐ２５において、タイムコード及び対応する画像インデ
ツクスを内部のメモリに読み込み、次のステツプＳＰ２
６で画像インデツクスの個数分繰り返したか否か判断
し、否定結果を得ると上述のステツプＳＰ２４及びＳＰ
２５を繰り返し、肯定結果を得るとステツプＳＰ２７に
移つて当該画像インデツクスデータ読込み処理手順ＲＴ
２を終了する。

【００４６】またＣＰＵは、ステツプＳＰ８及びＳＰ１
１について上述した画像インデツクス生成処理として、
図６に示す画像インデツクスデータ生成処理手順ＲＴ８
のサブルーチンを実行する。すなわちＣＰＵは画像イン
デツクスデータ生成処理手順ＲＴ８から入つて、ステツ
プＳＰ３１及びＳＰ３２においてテープＩＤを算出して
記憶すると共に回転周期等に基づいてテープ全体量を調
べて記憶し、次のステツプＳＰ３３において、カウンタ
ｎを０に初期化する。

【００４７】続いてＣＰＵはステツプＳＰ３４におい
て、画像インデツクスを取り込む時間間隔を表すタイマ
２９をリセツトし、次のステツプＳＰ３５において停止
ボタン１１が押されたか又はテープエンドかを判断し、
ここで否定結果を得ると次のステツプＳＰ３６に移つて
タイマ２９が15秒経過したか否か判断し、否定結果を得
ると上述のステツプＳＰ３５に戻る。

【００４８】やがてＣＰＵは、タイマ２９によつて15秒
経過したことによりステツプＳＰ３６で肯定結果を得る
と、次のステツプＳＰ３７を実行して、図７（Ａ）に示
すビデオ画面でなる画像信号をアナログデジタル変換し
てフレームバツフアに記憶する。このとき図７（Ｂ）に
示すように、 640画素× 480ラインの各画素分がそれぞ
れ１画素24〔bit 〕で表され、１画面分として約 922
〔ｋbyte〕のデータ量になる。

【００４９】続いてＣＰＵは、ステツプＳＰ３８及びＳ
Ｐ３９を実行して、ビツトリダクシヨン処理として24
〔bit 〕でなる１画素分のデータを５〔bit 〕に圧縮す
ると共に、 640画素× 480ラインでなる１画面分のデー
タを64画素×48ライン分に間引いて解像度を１／10に縮
小し、１画面分として図７（Ｃ）に示すように、約1.92
〔ｋbyte〕のデータ量にする。

【００５０】さらに続いてＣＰＵは、次のステツプＳＰ
４０を実行して、ランレングス符号化の手法を用いて約
1.92〔ｋbyte〕のデータ量を１／２に圧縮して、１画面
分として図７（Ｄ）に示すように、0.96〔ｋbyte〕のデ
ータ量でなる画像インデツクスのセルを作成する。

【００５１】ＣＰＵはステツプＳＰ４１及びＳＰ４２を
実行して、上述のようにして作成された画像インデツク
スのセルに応じたタイムコードを読むと共に、このタイ
ムコード及びセルが順次図７（Ｅ）に示すように、画像
インデツクスとしてメモリ中に記憶される。実際上磁気
テープの全体長が 120分で、上述のように15秒間隔で画
像インデツクスを作成した場合には、次式

【数１】 で表されるように 463〔ｋbyte〕分のデータ量になる。

【００５２】なおＣＰＵは次のステツプＳＰ４３でカウ
ンタｎをカウントアツプして、上述のステツプＳＰ３４
に移り、次の１画面分について画像インデツクスを作成
する。またＣＰＵは上述のステツプＳＰ３５で肯定結果
を得た場合、すなわち停止ボタン１１が押されたか又は
テープエンドの場合、ステツプＳＰ４４に移り、カウン
タｎの値を画像インデツクスの数として記憶し、次のス
テツプＳＰ４５において、当該画像インデツクスデータ
生成処理手順ＲＴ８を終了する。

【００５３】実際のメモリ中の画像インデツクスとして
は、図８に示すようなメモリマツプに従つて記憶されて
いる。すなわちメモリの先頭から４バイト分には、テー
プＩＤが記憶され、続く４バイト分にテープ全体量が記
憶され、さらに続く２バイト分に画像インデツクス数が
記憶され、続いて磁気テープ上のポジシヨンを表すタイ
ムコードと画像インデツクスがそれぞれ４バイト及び 9
60バイトで、画像インデツクスの数分だけ記憶され、こ
のようにして画像インデツクスを生成し得るようになさ
れている。

【００５４】（３）ビユー検索処理 この実施例のビデオテープレコーダ１の検索制御回路２
２及び表示画面作成回路２５のＣＰＵは、画像インデツ
クスＩＤＸを用いた全体処理プログラムＳＰ０中におけ
るステツプＳＰ１３〜ＳＰ１５の検索処理として、ビユ
ーボタン５が押されると、図９及び図１０に示すビユー
検索処理プログラムＳＰ５０を実行する。

【００５５】ここでビユー検索処理とは、図１１に示す
ように、現在磁気ヘツドが当接している磁気テープ上の
再生位置を中心として、所定数分の画像インデツクスＩ
ＤＸを、時系列に沿つて表示画面ＤＳＰ上にマトリクス
状に配列表示し、カーソルＣＳによつて目的となる再生
位置を指示するような検索処理である。

【００５６】なおこのとき画像インデツクスＩＤＸの各
セル画像は、左上方向から右方向にかけて下方向に改行
しながら、対応するタイムコードの若い順に並ぶ。その
表示画面ＤＳＰ上に、再生位置を表すマーカーＭＫ及び
例えば動きのある人物でアニメーシヨン表現した目的再
生位置を示すカーソルＣＳを表示する。

【００５７】このカーソルＣＳは表示画面ＤＳＰの左端
までくると上方へ改行し、右端までくると下方へ改行す
る。またカーソルＣＳが表示画面ＤＳＰの左上端までく
ると表示画面ＤＳＰ中の画像インデツクスＩＤＸ全体が
１行ずつ上方へスクロールし、逆に右端では１行ずつ下
方でスクロールする。

【００５８】実際上検索制御回路２２及び表示画面作成
回路２５のＣＰＵは、ビユー検索処理プログラムＳＰ５
０から入つて次のステツプＳＰ５１において、ビユーボ
タン５が押された否か判断し、肯定結果を得ると次のス
テツプＳＰ５２に移つて検索画面は表示済みか否か判断
する。初回の処理ではここで否定結果を得、ＣＰＵはス
テツプＳＰ５３に移る。

【００５９】このステツプＳＰ５３においてＣＰＵは、
カラー液晶デイスプレイ２上に表示されている再生画面
を、図１１について上述したビユー検索用の表示画面Ｄ
ＳＰでなる検索画面に切り換え、次のステツプＳＰ５４
において目的再生位置メモリ２７に現在の再生位置をセ
ツトする。続いてＣＰＵは、アニメーシヨン用アイコン
メモリ３２から、図１２（Ｅ）又は（Ｆ）に示すような
静止キヤストを読出し、これをカーソルＣＳとして表示
する。また次にＣＰＵはステツプＳＰ５６を実行してア
ニメーシヨンモードメモリ３１を静止状態でなる静止ア
ニメーシヨンモードを設定する。

【００６０】次にＣＰＵはステツプＳＰ５７において、
目的画像位置メモリ２７の内容に基づいて目的再生位置
付近の画像インデツクスＩＤＸを目的再生位置画面メモ
リ３３から読出し、これを時系列に沿つて表示画面ＤＳ
Ｐ上にマトリクス状に配列表示し、続くステツプＳＰ５
８において、再生位置に対応した位置にマーカＭＫを表
示し、ステツプＳＰ５９に移る。

【００６１】ＣＰＵはこのステツプＳＰ５９において、
見るボタン９が押されたか否かを判断する。通常ビユー
ボタン５が押されビユー検索処理中に見るボタン９が押
されることは、検索処理を終了して実際上磁気テープの
頭出しを実行することを意味するもので、通常の検索処
理では、ここで否定結果を得てＣＰＵはステツプＳＰ６
０に移る。

【００６２】このステツプＳＰ６０では、ローラーカー
ソル位置メモリ２４から入力されるローラー７の回転情
報に基づいて、ローラー７が動いたか否か判断し、ここ
で否定結果を得ると、ＣＰＵは次のステツプＳＰ６１に
移つて、ローラーが動いてない状態でもキヤストの表示
切り換えを行うためのタイマ２９をリセツトし、次のス
テツプＳＰ６２に移る。

【００６３】ＣＰＵはこのステツプＳＰ６２において、
カーソルＣＳの位置が表示画面ＤＳＰ上で左上端か否か
判断し、ここで否定結果を得ると、ＣＰＵは次のステツ
プＳＰ６３を実行して、カーソルＣＳの位置が表示画面
ＤＳＰ上で右下端か否かを判断し、ここで否定結果を得
ると、ＣＰＵは次のステツプＳＰ６４に移る。

【００６４】ＣＰＵは上述のステツプＳＰ６２で肯定結
果を得ると、ステツプＳＰ６５に移つて表示エリアを下
にスクロールした後ステツプＳＰ６４に移り、上述のス
テツプＳＰ６３で肯定結果を得ると、ステツプＳＰ６６
に移つて表示エリアを上にスクロールした後ステツプＳ
Ｐ６４に移る。

【００６５】このステツプＳＰ６４でＣＰＵは、目的再
生位置にカーソルＣＳを移動させ、次のステツプＳＰ６
７でローラー７が右に動いたか否か判断する。ここで肯
定結果を得ると、ＣＰＵはステツプＳＰ６８に移りアニ
メーシヨンモードメモリ３１を参照して、現在のアニメ
ーシヨンモードが右アニメーシヨンモードか否か判断す
る。ここで肯定結果を得ると、ＣＰＵはステツプＳＰ６
９に移り、カーソルＣＳとして表示されている右キヤス
ト（図１２（Ｃ）又は（Ｄ））を切り換えた後、ステツ
プＳＰ５１に戻る。

【００６６】またＣＰＵはステツプＳＰ６８で否定結果
を得ると、ステツプＳＰ７０に移り現在表示中のキヤス
トに代え、右キヤスト（図１２（Ｃ）又は（Ｄ））を表
示すると共に、アニメーシヨンモードメモリ３１を右ア
ニメーシヨンモードにした後、ステツプＳＰ５１に戻
る。

【００６７】さらに上述のステツプＳＰ６７で否定結果
を得ると、ＣＰＵはステツプＳＰ７２に移りアニメーシ
ヨンモードメモリ３１を参照して、現在のアニメーシヨ
ンモードが左アニメーシヨンモードか否か判断する。こ
こで肯定結果を得ると、ＣＰＵはステツプＳＰ７３に移
り、カーソルＣＳとして表示されている左キヤスト（図
１２（Ａ）又は（Ｂ））を切り換えた後、ステツプＳＰ
５１に戻る。

【００６８】またＣＰＵはステツプＳＰ７２で否定結果
を得ると、ステツプＳＰ７４に移り現在表示中のキヤス
トに代え、左キヤスト（図１２（Ａ）又は（Ｂ））を表
示すると共に、アニメーシヨンモードメモリ３１を左ア
ニメーシヨンモードにした後、ステツプＳＰ５１に戻
る。

【００６９】なおＣＰＵは上述のステツプＳＰ６０で否
定結果を得ると、ステツプＳＰ７６に移り、タイマが一
定時間たつたか否か判断する。ここで否定結果を得ると
ＣＰＵはステツプＳＰ７７に移り、現在のアニメーシヨ
ンモードが右アニメーシヨンモードか否か判断する。こ
こで肯定結果を得ると、ＣＰＵはステツプＳＰ７０に移
り現在表示中のキヤストに代え、右キヤスト（図１２
（Ｃ）又は（Ｄ））を表示すると共に、アニメーシヨン
モードメモリ３１を右アニメーシヨンモードにした後、
ステツプＳＰ５１に戻る。

【００７０】またＣＰＵは、ステツプＳＰ７７で否定結
果を得ると、ステツプＳＰ７８に移り、現在のアニメー
シヨンモードが左アニメーシヨンモードか否か判断す
る。ここで肯定結果を得ると、ＣＰＵはステツプＳＰ７
４に移り現在表示中のキヤストに代え、左キヤスト（図
１２（Ａ）又は（Ｂ））を表示すると共に、アニメーシ
ヨンモードメモリ３１を左アニメーシヨンモードにした
後、ステツプＳＰ５１に戻る。

【００７１】さらにＣＰＵはステツプＳＰ７８で否定結
果を得ると、また上述のステツプＳＰ７６で肯定結果を
得ると、ステツプＳＰ７９に移つて現在のアニメーシヨ
ンモードが静止アニメーシヨンモードか否か判断する。
ここで否定結果を得るとＣＰＵはステツプＳＰ８０に移
り現在表示中のキヤストに代え、静止キヤスト（図１２
（Ｅ）又は（Ｆ））を表示すると共に、アニメーシヨン
モードメモリ３１を静止アニメーシヨンモードにした
後、ステツプＳＰ５１に戻る。またＣＰＵは、ステツプ
ＳＰ７９で肯定結果を得ると、ステツプＳＰ８２に移
り、カーソルＣＳとして表示されている静止キヤスト
（図１２（Ｅ）又は（Ｆ））を切り換えた後、ステツプ
ＳＰ５１に戻る。

【００７２】なおＣＰＵはステツプＳＰ５１に戻り、再
度ビユーボタン５が押された否か判断し、肯定結果を得
ると次のステツプＳＰ５２に移つて検索画面は表示済み
か否か判断する。２回目の処理ではここで肯定結果を
得、ＣＰＵはステツプＳＰ８３に移り、検索中のモード
をキヤンセルすると共に、次のステツプＳＰ８４で検索
画面を消去し、ステツプＳＰ５１に戻る。またこのステ
ツプＳＰ５１で否定結果を得ると、ＣＰＵはステツプＳ
Ｐ８５に移つて、検索画面が表示済みか否か判断し、こ
こで否定結果を得るとステツプＳＰ５１に戻る。

【００７３】実際上この処理を実行することにより、ビ
ユーボタン５がトグルスイツチとして使用され、一度ビ
ユーボタン５を押すとビユー検索画面を表示して検索処
理を実行し得るモードになり、この状態で再度ビユーボ
タン５を押すとビユー検索画面が消去されて検索処理が
中止される。再度ビユーボタン５が押されるとビユー検
索画面を表示して検索処理を実行し得るモードになる。

【００７４】またＣＰＵは上述のステツプＳＰ８５で肯
定結果を得ると、再度ステツプＳＰ５８〜ステツプＳＰ
８２の処理ループを実行し、やがてステツプＳＰ５９で
肯定結果を得ると、ＣＰＵはステツプＳＰ８６に移つて
目的再生位置と再生位置が同じか否か判断し、肯定結果
を得ると上述のステツプＳＰ５１に戻る。これはビユー
検索処理の結果、目的再生位置が現在の再生位置と異な
るために、実際に磁気テープを早送りや巻戻しによつて
駆動して検索する必要があるか否か判断するものであ
る。

【００７５】従つてこのステツプＳＰ８６で否定結果を
得ると、ＣＰＵは次のステツプＳＰ８７に移り、ＶＴＲ
走行制御回路２８に対して、磁気テープを目的再生位置
でなる画像インデツクスＩＤＸに付加されたタイムコー
ドで表されるフレームまで移動させる検索命令を送り、
続くステツプＳＰ８８において検索中であることを表す
検索中画面処理を実行した後、次のステツプＳＰ８９に
おいて当該ビユー検索処理プログラムＳＰ５０を終了す
る。

【００７６】以上の構成において、例えばユーザがビデ
オテープレコーダ１の再生中にビユーボタン５を押す
と、カラー液晶デイスプレイ２の表示画面ＤＳＰ上に再
生位置付近の画像インデツクスＩＤＸがマトリクス状に
配列表示される。これによりユーザはローラー７を任意
に回転させると、ローラー７の回転に応動して表示画面
ＤＳＰ上の目的再生位置を示すカーソルＣＳが移動す
る。

【００７７】従つてユーザが目的再生位置が決まつたと
ころで見るボタン９を押すと、検索処理中の画面表示Ｄ
ＳＰに切り替わり、当該検索が終了すると目的再生位置
からの再生画面になる。このようにしてこのビデオテー
プレコーダ１においては、表示画面ＤＳＰ上の画像イン
デツクスＩＤＸを参照しながら、視覚的かつ直感的に目
的再生位置を検索することができ、かくするにつき検索
処理に際してユーザの使い勝手を格段的に向上すること
ができる。

【００７８】（４）ローカル検索処理 この実施例のビデオテープレコーダ１の検索制御回路２
２及び表示画面作成回路２５のＣＰＵは、画像インデツ
クスＩＤＸを用いた全体処理プログラムＳＰ０中におけ
るステツプＳＰ１３〜ＳＰ１５の検索処理として、ロー
カルボタン６が押されると、図１３及び図１４に示すロ
ーカル検索処理プログラムＳＰ１００を実行する。

【００７９】ここでローカル検索処理とは、図１５に示
すように、現在磁気ヘツドが当接している磁気テープ上
の再生位置を中心として、所定数分の画像インデツクス
ＩＤＸを、時系列に沿つて表示画面ＤＳＰの映出された
ビデオ画像ＶＤ上に重ねて、帯状の映像帯ＬＢとして表
示し、カーソルＣＳによつて目的となる再生位置を指示
するような検索処理である。

【００８０】なおこのとき画像インデツクスＩＤＸの各
セル画像は、左方向から右方向にかけて対応するタイム
コードの若い順に並ぶ。その映像帯ＬＢ上に、再生位置
を表すマーカーＭＫ及び例えば動きのある人物でアニメ
ーシヨン表現した目的再生位置を示すカーソルＣＳを表
示する。このカーソルＣＳが映像帯ＬＢの左端までくる
と映像帯ＬＢ自体が、画像インデツクスＩＤＸの１こま
ずつ右方向へスクロールし、逆に右端では１こまずつ左
方向へスクロールする。

【００８１】実際上検索制御回路２２及び表示画面作成
回路２５のＣＰＵは、ローカル検索処理プログラムＳＰ
１００から入つて次のステツプＳＰ１０１において、ロ
ーカルボタン６が押された否か判断し、肯定結果を得る
と次のステツプＳＰ１０２に移つて検索画面は表示済み
か否か判断する。初回の処理ではここで否定結果を得、
ＣＰＵはステツプＳＰ１０３に移る。

【００８２】このステツプＳＰ１０３においてＣＰＵ
は、カラー液晶デイスプレイ２上に表示されている再生
画面を、図１５について上述したローカル検索用の表示
画面ＤＳＰでなる検索画面に切り換え、次のステツプＳ
Ｐ１０４において目的再生位置メモリ２７に現在の再生
位置をセツトする。続いてＣＰＵは、アニメーシヨン用
アイコンメモリ３２から、図１２（Ｅ）又は（Ｆ）に示
すような静止キヤストを読出し、これをカーソルＣＳと
して表示する。また次にＣＰＵはステツプＳＰ１０６を
実行してアニメーシヨンモードメモリ３１を静止状態で
なる静止アニメーシヨンモードを設定する。

【００８３】次にＣＰＵはステツプＳＰ１０７におい
て、目的画像位置メモリ２７の内容に基づいて目的再生
位置付近の画像インデツクスＩＤＸを目的再生位置画面
メモリ３３から読出し、これを時系列に沿つて表示画面
ＤＳＰ上に映像帯ＬＢを表示し、続くステツプＳＰ１０
８において、再生位置に対応した位置にマーカＭＫを表
示し、ステツプＳＰ１０９に移る。

【００８４】ＣＰＵはこのステツプＳＰ１０９におい
て、見るボタン９が押されたか否かを判断する。通常ロ
ーカルボタン６が押されローカル検索処理中に見るボタ
ン９が押されることは、検索処理を終了して実際上磁気
テープの頭出しを実行することを意味するもので、通常
の検索処理中は、ここで否定結果を得てＣＰＵはステツ
プＳＰ１１０に移る。

【００８５】このステツプＳＰ１１０では、ローラーカ
ーソル位置メモリ２４から入力されるローラー７の回転
情報に基づいて、ローラー７が動いたか否か判断し、こ
こで否定結果を得ると、ＣＰＵは次のステツプＳＰ１１
１に移つて、ローラーが動いてない状態でもキヤストの
表示切り換えを行うためのタイマ２９をリセツトし、次
のステツプＳＰ１１２に移る。

【００８６】ＣＰＵはこのステツプＳＰ１１２におい
て、カーソルＣＳの位置が映像帯ＬＢ上で左端か否か判
断し、ここで否定結果を得ると、ＣＰＵは次のステツプ
ＳＰ１１３を実行して、カーソルＣＳの位置が映像帯Ｌ
Ｂ上で右端か否かを判断し、ここで否定結果を得ると、
ＣＰＵは次のステツプＳＰ１１４に移る。

【００８７】ＣＰＵは上述のステツプＳＰ１１２で肯定
結果を得ると、ステツプＳＰ１１５に移つて映像帯ＬＢ
を右にスクロールした後ステツプＳＰ１１４に移り、上
述のステツプＳＰ１１３で肯定結果を得ると、ステツプ
ＳＰ１１６に移つて映像帯ＬＢを左にスクロールした後
ステツプＳＰ１１４に移る。

【００８８】このステツプＳＰ１１４でＣＰＵは、目的
再生位置にカーソルＣＳを移動させ、次のステツプＳＰ
１１７でローラー７が右に動いたか否か判断する。ここ
で肯定結果を得ると、ＣＰＵはステツプＳＰ１１８に移
りアニメーシヨンモードメモリ３１を参照して、現在の
アニメーシヨンモードが右アニメーシヨンモードか否か
判断する。ここで肯定結果を得ると、ＣＰＵはステツプ
ＳＰ１１９に移り、カーソルＣＳとして表示されている
右キヤスト（図１２（Ｃ）又は（Ｄ））を切り換えた
後、ステツプＳＰ１０１に戻る。

【００８９】またＣＰＵはステツプＳＰ１１８で否定結
果を得ると、ステツプＳＰ１２０に移り現在表示中のキ
ヤストに代え、右キヤスト（図１２（Ｃ）又は（Ｄ））
を表示すると共に、アニメーシヨンモードメモリ３１を
右アニメーシヨンモードにした後、ステツプＳＰ１０１
に戻る。

【００９０】さらに上述のステツプＳＰ１１７で否定結
果を得ると、ＣＰＵはステツプＳＰ１２２に移りアニメ
ーシヨンモードメモリ３１を参照して、現在のアニメー
シヨンモードが左アニメーシヨンモードか否か判断す
る。ここで肯定結果を得ると、ＣＰＵはステツプＳＰ１
２３に移り、カーソルＣＳとして表示されている左キヤ
スト（図１２（Ａ）又は（Ｂ））を切り換えた後、ステ
ツプＳＰ１０１に戻る。

【００９１】またＣＰＵはステツプＳＰ１２２で否定結
果を得ると、ステツプＳＰ１２４に移り現在表示中のキ
ヤストに代え、左キヤスト（図１２（Ａ）又は（Ｂ））
を表示すると共に、アニメーシヨンモードメモリ３１を
左アニメーシヨンモードにした後、ステツプＳＰ１０１
に戻る。

【００９２】なおＣＰＵは上述のステツプＳＰ１１０で
否定結果を得ると、ステツプＳＰ１２６に移り、タイマ
が一定時間たつたか否か判断する。ここで否定結果を得
るとＣＰＵはステツプＳＰ１２７に移り、現在のアニメ
ーシヨンモードが右アニメーシヨンモードか否か判断す
る。ここで肯定結果を得ると、ＣＰＵはステツプＳＰ１
２０に移り現在表示中のキヤストに代え、右キヤスト
（図１２（Ｃ）又は（Ｄ））を表示すると共に、アニメ
ーシヨンモードメモリ３１を右アニメーシヨンモードに
した後、ステツプＳＰ１０１に戻る。

【００９３】またＣＰＵは、ステツプＳＰ１２７で否定
結果を得ると、ステツプＳＰ１２８に移り、現在のアニ
メーシヨンモードが左アニメーシヨンモードか否か判断
する。ここで肯定結果を得ると、ＣＰＵはステツプＳＰ
１２４に移り現在表示中のキヤストに代え、左キヤスト
（図１２（Ａ）又は（Ｂ））を表示すると共に、アニメ
ーシヨンモードメモリ３１を左アニメーシヨンモードに
した後、ステツプＳＰ１０１に戻る。

【００９４】さらにＣＰＵはステツプＳＰ１２８で否定
結果を得ると、また上述のステツプＳＰ１２６で肯定結
果を得ると、ステツプＳＰ１２９に移つて現在のアニメ
ーシヨンモードが静止アニメーシヨンモードか否か判断
する。ここで否定結果を得るとＣＰＵはステツプＳＰ１
３０に移り現在表示中のキヤストに代え、静止キヤスト
（図１２（Ｅ）又は（Ｆ））を表示すると共に、アニメ
ーシヨンモードメモリ３１を静止アニメーシヨンモード
にした後、ステツプＳＰ１０１に戻る。またＣＰＵは、
ステツプＳＰ１２９で肯定結果を得ると、ステツプＳＰ
１３２に移り、カーソルＣＳとして表示されている静止
キヤスト（図１２（Ｅ）又は（Ｆ））を切り換えた後、
ステツプＳＰ１０１に戻る。

【００９５】なおＣＰＵはステツプＳＰ１０１に戻り、
再度ローカルボタン６が押された否か判断し、肯定結果
を得ると次のステツプＳＰ１０２に移つて検索画面は表
示済みか否か判断する。２回目の処理ではここで肯定結
果を得、ＣＰＵはステツプＳＰ１３３に移り、検索中の
モードをキヤンセルすると共に、次のステツプＳＰ１３
４で検索画面を消去し、ステツプＳＰ１０１に戻る。ま
たこのステツプＳＰ１０１で否定結果を得ると、ＣＰＵ
はステツプＳＰ１３５に移つて、検索画面が表示済みか
否か判断し、ここで否定結果を得るとステツプＳＰ１０
１に戻る。

【００９６】実際上この処理を実行することにより、ロ
ーカルボタン６がトグルスイツチとして使用され、一度
ローカルボタン６を押すとローカル検索画面を表示して
検索処理を実行し得るモードになり、この状態で再度ロ
ーカルボタン６を押すとローカル検索画面が消去されて
検索処理が中止される。再度ローカルボタン６が押され
るとローカル検索画面を表示して検索処理を実行し得る
モードになる。

【００９７】またＣＰＵは上述のステツプＳＰ１３５で
肯定結果を得ると、再度ステツプＳＰ１０８〜ステツプ
ＳＰ１３２の処理ループを実行し、やがてステツプＳＰ
１０９で肯定結果を得ると、ＣＰＵはステツプＳＰ１３
６に移つて目的再生位置と再生位置が同じか否か判断
し、肯定結果を得ると上述のステツプＳＰ１０１に戻
る。これはローカル検索処理の結果、目的再生位置が現
在の再生位置と異なるために、実際に磁気テープを早送
りや巻戻しによつて駆動して検索する必要があるか否か
判断するものである。

【００９８】従つてこのステツプＳＰ１３６で否定結果
を得ると、ＣＰＵは次のステツプＳＰ１３７に移り、Ｖ
ＴＲ走行制御回路２８に対して、磁気テープを目的再生
位置でなる画像インデツクスＩＤＸに付加されたタイム
コードで表されるフレームまで移動させる検索命令を送
り、続くステツプＳＰ１３８において検索中であること
を表す検索中画面処理を実行した後、次のステツプＳＰ
１３９において当該ローカル検索処理プログラムＳＰ１
００を終了する。

【００９９】以上の構成において、例えばユーザがビデ
オテープレコーダ１の再生中にローカルボタン６を押す
と、カラー液晶デイスプレイ２の表示画面ＤＳＰ上に再
生画面ＶＤに重ねて再生位置付近の画像インデツクスＩ
ＤＸでなる映像帯ＬＢが表示される。これによりユーザ
はローラー７を任意に回転させると、ローラー７の回転
に応動して表示画面ＤＳＰ上の目的再生位置を示すカー
ソルＣＳが移動する。

【０１００】従つてユーザが目的再生位置が決まつたと
ころで見るボタン９を押すと、検索処理中の画面表示に
切り替わり、当該検索が終了すると目的再生位置からの
再生画面になる。このようにしてこのビデオテープレコ
ーダ１においては、表示画面ＤＳＰ上の画像インデツク
スＩＤＸでなる映像帯ＬＢを参照しながら、再生位置及
び目的再生位置が比較的近接している場合、さらに一段
と視覚的かつ直感的に目的再生位置を検索することがで
き、かくするにつき検索処理に際してユーザの使い勝手
を格段的に向上することができる。

【０１０１】（５）グローバル検索処理 この実施例のビデオテープレコーダ１の検索制御回路２
２及び表示画面作成回路２５のＣＰＵは、画像インデツ
クスＩＤＸを用いた全体処理プログラムＳＰ０中におけ
るステツプＳＰ１３〜ＳＰ１５の検索処理として、グロ
ーバルボタン４が押されると、図１６及び図１７に示す
グローバル検索処理プログラムＳＰ１５０を実行する。

【０１０２】ここでグローバル検索処理とは、図１８に
示すように、表示画面ＤＳＰ上に表示されたビデオ画像
ＶＤ上に重ねて、磁気テープ上の再生可能領域を表すス
ケールＳＫを表示し、スケールＳＫ上にカーソルＣＳに
よつて目的となる再生位置を指示するような検索処理で
ある。

【０１０３】なおこのときスケールＳＫの左端に再生可
能な最初の位置ＴＴを配置し、右端に再生可能な最後の
位置ＴＥを対応させる。またスケールＳＫ上に再生位置
を示すマーカーＭＫと目的再生位置を示すカーソルＣＳ
が表示され、カーソルＣＳ上に目的再生位置の画像イン
デツクスでなる画像が、小画面ＶＯＢが表示されてい
る。

【０１０４】実際上検索制御回路２２及び表示画面作成
回路２５のＣＰＵは、グローバル検索処理プログラムＳ
Ｐ１５０から入つて次のステツプＳＰ１５１において、
グローバルボタン４が押された否か判断し、肯定結果を
得ると次のステツプＳＰ１５２に移つて検索画面は表示
済みか否か判断する。初回の処理ではここで否定結果を
得、ＣＰＵはステツプＳＰ１５３に移る。

【０１０５】このステツプＳＰ１５３においてＣＰＵ
は、カラー液晶デイスプレイ２上に表示されている再生
画面を、図１８について上述したグローバル検索用の表
示画面ＤＳＰでなる検索画面に切り換え、次のステツプ
ＳＰ１５４において目的再生位置メモリ２７に現在の再
生位置をセツトする。続いてＣＰＵは、アニメーシヨン
用アイコンメモリ３２から、図１２（Ｅ）又は（Ｆ）に
示すような静止キヤストを読出し、これをカーソルＣＳ
として表示する。また次にＣＰＵはステツプＳＰ１５６
を実行してアニメーシヨンモードメモリ３１を静止状態
でなる静止アニメーシヨンモードを設定する。

【０１０６】次にＣＰＵはステツプＳＰ１５７におい
て、目的画像位置メモリ２７の内容に基づいて目的再生
位置に最も近い画像インデツクスＩＤＸを目的再生位置
画面メモリ３３から読出し、これを小画面ＶＯＢ上に表
示し、続くステツプＳＰ１５８において、再生位置に対
応した位置にマーカＭＫを表示し、ステツプＳＰ１５９
に移る。

【０１０７】ＣＰＵはこのステツプＳＰ１５９におい
て、見るボタン９が押されたか否かを判断する。通常グ
ローバルボタン４が押されグローバル検索処理中に見る
ボタン９が押されることは、検索処理を終了して実際上
磁気テープの頭出しを実行することを意味するもので、
通常の検索処理中は、ここで否定結果を得てＣＰＵはス
テツプＳＰ１６０に移る。

【０１０８】このステツプＳＰ１６０では、ローラーカ
ーソル位置メモリ２４から入力されるローラー７の回転
情報に基づいて、ローラー７が動いたか否か判断し、こ
こで否定結果を得ると、ＣＰＵは次のステツプＳＰ１６
１に移つて、ローラーが動いてない状態でもキヤストの
表示切り換えを行うためのタイマ２９をリセツトし、次
のステツプＳＰ１６２に移る。

【０１０９】ＣＰＵはこのステツプＳＰ１６２におい
て、カーソルＣＳの位置がスケールＳＫ内か否か判断
し、ここで否定結果を得ると、ＣＰＵは次のステツプＳ
Ｐ１６３を実行してカーソルＣＳの位置をスケールＳＫ
上に補正して、次のステツプＳＰ１６４に移り、逆にス
テツプＳＰ１６２で肯定結果を得ると、そのままステツ
プＳＰ１６４に移る。

【０１１０】このステツプＳＰ１６４でＣＰＵは、目的
再生位置にカーソルＣＳを移動させ、次のステツプＳＰ
１６７でローラー７が右に動いたか否か判断する。ここ
で肯定結果を得ると、ＣＰＵはステツプＳＰ１６８に移
りアニメーシヨンモードメモリ３１を参照して、現在の
アニメーシヨンモードが右アニメーシヨンモードか否か
判断する。ここで肯定結果を得ると、ＣＰＵはステツプ
ＳＰ１６９に移り、カーソルＣＳとして表示されている
右キヤスト（図１２（Ｃ）又は（Ｄ））を切り換えた
後、ステツプＳＰ１６５に移る。

【０１１１】またＣＰＵはステツプＳＰ１６８で否定結
果を得ると、ステツプＳＰ１７０に移り現在表示中のキ
ヤストに代え、右キヤスト（図１２（Ｃ）又は（Ｄ））
を表示すると共に、アニメーシヨンモードメモリ３１を
右アニメーシヨンモードにした後、ステツプＳＰ１６５
に移る。

【０１１２】さらに上述のステツプＳＰ１６７で否定結
果を得ると、ＣＰＵはステツプＳＰ１７２に移りアニメ
ーシヨンモードメモリ３１を参照して、現在のアニメー
シヨンモードが左アニメーシヨンモードか否か判断す
る。ここで肯定結果を得ると、ＣＰＵはステツプＳＰ１
７３に移り、カーソルＣＳとして表示されている左キヤ
スト（図１２（Ａ）又は（Ｂ））を切り換えた後、ステ
ツプＳＰ１６５に移る。

【０１１３】またＣＰＵはステツプＳＰ１７２で否定結
果を得ると、ステツプＳＰ１７４に移り現在表示中のキ
ヤストに代え、左キヤスト（図１２（Ａ）又は（Ｂ））
を表示すると共に、アニメーシヨンモードメモリ３１を
左アニメーシヨンモードにした後、ステツプＳＰ１６５
に移る。

【０１１４】なおＣＰＵは上述のステツプＳＰ１６０で
否定結果を得ると、ステツプＳＰ１７６に移り、タイマ
が一定時間たつたか否か判断する。ここで否定結果を得
るとＣＰＵはステツプＳＰ１７７に移り、現在のアニメ
ーシヨンモードが右アニメーシヨンモードか否か判断す
る。ここで肯定結果を得ると、ＣＰＵはステツプＳＰ１
７０に移り現在表示中のキヤストに代え、右キヤスト
（図１２（Ｃ）又は（Ｄ））を表示すると共に、アニメ
ーシヨンモードメモリ３１を右アニメーシヨンモードに
した後、ステツプＳＰ１６５に移る。

【０１１５】またＣＰＵは、ステツプＳＰ１７７で否定
結果を得ると、ステツプＳＰ１７８に移り、現在のアニ
メーシヨンモードが左アニメーシヨンモードか否か判断
する。ここで肯定結果を得ると、ＣＰＵはステツプＳＰ
１７４に移り現在表示中のキヤストに代え、左キヤスト
（図１２（Ａ）又は（Ｂ））を表示すると共に、アニメ
ーシヨンモードメモリ３１を左アニメーシヨンモードに
した後、ステツプＳＰ１６５に移る。

【０１１６】実際上ステツプＳＰ１６５及び次のステツ
プＳＰ１６６でＣＰＵは、カーソルＣＳの位置より目的
再生位置を計算し、この目的再生位置に最も近い画像イ
ンデツクスＩＤＸを目的再生位置画面メモリ３３から読
出し、これを小画面ＶＯＢ上に表示した後、上述のステ
ツプＳＰ１５１に戻る。

【０１１７】さらにＣＰＵはステツプＳＰ１７８で否定
結果を得ると、また上述のステツプＳＰ１７６で肯定結
果を得ると、ステツプＳＰ１７９に移つて現在のアニメ
ーシヨンモードが静止アニメーシヨンモードか否か判断
する。ここで否定結果を得るとＣＰＵはステツプＳＰ１
８０に移り現在表示中のキヤストに代え、静止キヤスト
（図１２（Ｅ）又は（Ｆ））を表示すると共に、アニメ
ーシヨンモードメモリ３１を静止アニメーシヨンモード
にした後、ステツプＳＰ１５１に戻る。またＣＰＵは、
ステツプＳＰ１７９で肯定結果を得ると、ステツプＳＰ
１８２に移り、カーソルＣＳとして表示されている静止
キヤスト（図１２（Ｅ）又は（Ｆ））を切り換えた後、
ステツプＳＰ１５１に戻る。

【０１１８】なおＣＰＵはステツプＳＰ１５１に戻り、
再度グローバルボタン４が押された否か判断し、肯定結
果を得ると次のステツプＳＰ１５２に移つて検索画面は
表示済みか否か判断する。２回目の処理ではここで肯定
結果を得、ＣＰＵはステツプＳＰ１８３に移り、検索中
のモードをキヤンセルすると共に、次のステツプＳＰ１
８４で検索画面を消去し、ステツプＳＰ１５１に戻る。
またこのステツプＳＰ１５１で否定結果を得ると、ＣＰ
ＵはステツプＳＰ１８５に移つて、検索画面が表示済み
か否か判断し、ここで否定結果を得るとステツプＳＰ１
５１に戻る。

【０１１９】実際上この処理を実行することにより、グ
ローバルボタン４がトグルスイツチとして使用され、一
度グローバルボタン４を押すとグローバル検索画面を表
示して検索処理を実行し得るモードになり、この状態で
再度グローバルボタン４を押すとグローバル検索画面が
消去されて検索処理が中止される。再度グローバルボタ
ン４が押されるとグローバル検索画面を表示して検索処
理を実行し得るモードになる。

【０１２０】またＣＰＵは上述のステツプＳＰ１８５で
肯定結果を得ると、再度ステツプＳＰ１５８〜ステツプ
ＳＰ１８２の処理ループを実行し、やがてステツプＳＰ
１５９で肯定結果を得ると、ＣＰＵはステツプＳＰ１８
６に移つて目的再生位置と再生位置が同じか否か判断
し、肯定結果を得ると上述のステツプＳＰ１５１に戻
る。これはグローバル検索処理の結果、目的再生位置が
現在の再生位置と異なるために、実際に磁気テープを早
送りや巻戻しによつて駆動して検索する必要があるか否
か判断するものである。

【０１２１】従つてこのステツプＳＰ１８６で否定結果
を得ると、ＣＰＵは次のステツプＳＰ１８７に移り、Ｖ
ＴＲ走行制御回路２８に対して、磁気テープを目的再生
位置でなる画像インデツクスＩＤＸに付加されたタイム
コードで表されるフレームまで移動させる検索命令を送
り、続くステツプＳＰ１８８において検索中であること
を表す検索中画面処理を実行した後、次のステツプＳＰ
１８９において当該グローバル検索処理プログラムＳＰ
１５０を終了する。

【０１２２】以上の構成において、例えばユーザがビデ
オテープレコーダ１の再生中にグローバルボタン４を押
すと、カラー液晶デイスプレイ２の表示画面ＤＳＰ上に
再生画面ＶＤに重ねて再生可能な領域でなるスケールＳ
Ｋが表示される。これによりユーザはローラー７を任意
に回転させると、ローラー７の回転に応動して表示画面
ＤＳＰ上の目的再生位置を示すカーソルＣＳが移動す
る。このときカーソルＣＳの上に小画面ＶＯＢに目的再
生位置付近の画像インデツクスＩＤＸでなる縮小静止画
像が表示される。

【０１２３】従つてユーザが目的再生位置が決まつたと
ころで見るボタン９を押すと、検索処理中の画面表示に
切り替わり、当該検索が終了すると目的再生位置からの
再生画面になる。このようにしてこのビデオテープレコ
ーダ１においては、表示画面ＤＳＰ上のスケールＳＫ及
び小画面ＶＯＢの表示を参照しながら、磁気テープの全
体についてさらに一段と視覚的かつ直感的に目的再生位
置を検索することができ、かくするにつき検索処理に際
してユーザの使い勝手を格段的に向上することができ
る。

【０１２４】（６）インデツクス画像表示処理 この実施例のビデオテープレコーダ１の検索制御回路２
２及び表示画面作成回路２５のＣＰＵは、ビユー検索処
理プログラムＳＰ５０、ローカル検索処理プログラムＳ
Ｐ１００、グローバル検索処理プログラムＳＰ１５０の
それぞれステツプＳＰ８９、ＳＰ１３９、ＳＰ１８９の
検索画面処理として、図１９に示すインデツクス画像表
示処理プログラムＳＰ２００を実行する。

【０１２５】ここでインデツクス画像表示処理とは、ビ
デオテープレコーダ１において、停止中、検索中あるい
は早送り又は巻戻し中の通過位置付近のインデツクス画
像を表示する処理で、特に検索中の場合には目的再生位
置付近のインデツクス画像を表示し得るようになされて
いる。

【０１２６】この場合、図２０に示すように、表示画面
ＤＳＰ上に例えばブルーバツク表示すると共に、磁気テ
ープ上の再生可能領域を表すスケールＳＫを表示し、ス
ケールＳＫの左端に再生可能な最初の位置ＴＴを配置
し、右端に再生可能な最後の位置ＴＥを対応させる。ま
たスケールＳＫ上に現在再生可能な位置を示す現在位置
マーカーＭＫ１と、検索中は目的再生位置を示すマーカ
ーＭＫ２とが置かれている。

【０１２７】また表示画面ＤＳＰの中央には、現在再生
可能な位置付近のインデツクス画像ＩＤＦが表示され、
さらに検索中は現在再生可能な位置と比較して目的再生
位置が巻戻し方向の場合は左に、それ以外は右に目的再
生位置付近のインデツクス画像ＩＤＧが表示される。

【０１２８】またアニメーシヨンＡＮによつて現在のＶ
ＴＲメカデツキ３５の動作状態が表示される。これは検
索中あるいは早送り又は巻戻しの場合は、ＶＴＲメカデ
ツキ３５の走行方向に移動しながら動き、停止中は同じ
位置で足踏みをするようなアニメーシヨンである。さら
にカセツトテープが取り出されている状態をも、アニメ
ーシヨンで表示し得るようになされている。

【０１２９】実際上検索制御回路２２及び表示画面作成
回路２５のＣＰＵは、インデツクス画像表示処理プログ
ラムＳＰ２００から入つて、まず図２０について上述し
たインデツクス画像表示処理用の表示画面ＤＳＰとし
て、ブルーバツク表示すると共に所定の位置にスケール
ＳＫを表示する。ＣＰＵは続いてステツプＳＰ２０１に
おいて、ＶＴＲメカデツキ３５の動作状態をチエツクし
て、カセツトテープが入つているか否か判断する。

【０１３０】このステツプＳＰ２０１で否定結果を得る
とＣＰＵはステツプＳＰ２０２に移つて、カセツトテー
プが取り出されている状態を表すアニメーシヨンを表示
画面ＤＳＰ上に表示し、ステツプＳＰ２０１に戻つてカ
セツトテープが装填されることを待つ。またこのステツ
プＳＰ２０１で肯定結果を得るとＣＰＵはステツプＳＰ
２０３に移る。このステツプＳＰ２０３では表示画面Ｄ
ＳＰの中央に現在位置のインデツクス画像ＩＤＦを表示
し、次のステツプＳＰ２０４に移る。

【０１３１】このステツプＳＰ２０４でＣＰＵは、ＶＴ
Ｒメカデツキ３５の動作状態をチエツクして磁気テープ
が早送り状態か否か判断する。ここで肯定結果を得る
と、ＣＰＵはステツプＳＰ２０５に移つて早送りアニメ
ーシヨンを表示した後ステツプＳＰ２０４に戻る。

【０１３２】この早送りアニメーシヨンは、例えば図１
２について上述した右キヤスト（図１２（Ｃ）及び
（Ｄ））を順次切り換えることにより、人物が右方向に
向いて走るような実現する。またこのステツプＳＰ２０
４で否定結果を得ると、ＣＰＵは次のステツプＳＰ２０
６に移る。

【０１３３】このステツプＳＰ２０６でＣＰＵは、ＶＴ
Ｒメカデツキ３５の動作状態をチエツクして磁気テープ
が巻戻し状態か否か判断する。ここで肯定結果を得る
と、ＣＰＵはステツプＳＰ２０７に移つて巻戻しアニメ
ーシヨンを表示した後ステツプＳＰ２０６に戻る。

【０１３４】この巻戻しアニメーシヨンは、例えば図１
２について上述した左キヤスト（図１２（Ａ）及び
（Ｂ））を順次切り換えることにより、人物が左方向に
向いて走るようなアニメーシヨンを実現する。またこの
ステツプＳＰ２０６で否定結果を得ると、ＣＰＵは次の
ステツプＳＰ２０８に移る。

【０１３５】このステツプＳＰ２０８でＣＰＵは、ＶＴ
Ｒメカデツキ３５の動作状態をチエツクして磁気テープ
が停止状態か否か判断する。ここで肯定結果を得ると、
ＣＰＵはステツプＳＰ２０９に移つて静止アニメーシヨ
ンを表示した後ステツプＳＰ２０８に戻る。

【０１３６】この静止アニメーシヨンは、例えば図１２
について上述した静止キヤスト（図１２（Ｅ）及び
（Ｆ））を順次切り換えることにより、人物が正面を向
いて足踏みするようなアニメーシヨンを実現する。また
このステツプＳＰ２０８で否定結果を得ると、ＣＰＵは
次のステツプＳＰ２１０に移る。

【０１３７】このステツプＳＰ２１０でＣＰＵは、現在
の動作状態が検索状態か否か、すなわち、ビユー検索処
理プログラムＳＰ５０、ローカル検索処理プログラムＳ
Ｐ１００、グローバル検索処理プログラムＳＰ１５０の
それぞれステツプＳＰ８９、ＳＰ１３９、ＳＰ１８９の
検索画面処理として、インデツクス画像表示処理プログ
ラムＳＰ２００が実行されているか否かを判断する。

【０１３８】このステツプＳＰ２１０で肯定結果を得る
と、ＣＰＵはステツプＳＰ２１１に移り検索結果として
の目的再生位置は巻戻し方向か否か判断する。ここで肯
定結果を得るとＣＰＵは、ステツプＳＰ２１２に移つて
表示画面ＤＳＰの左側に目的再生位置のインデツクス画
像ＩＤＧを表示すると共に、次のステツプＳＰ２１３で
巻戻しアニメーシヨンを表示し、次のステツプＳＰ２１
４で検索終了か否か判断する。この検索終了か否かは、
現在位置と目的再生位置が一致したか否かによつて判断
するもので、ここで否定結果を得るとＣＰＵはステツプ
ＳＰ２１３に戻る。やがてこのステツプＳＰ２１４で肯
定結果を得ると、ＣＰＵはステツプＳＰ２１５に移る。

【０１３９】またＣＰＵはステツプＳＰ２１１で否定結
果を得ると、次のステツプＳＰ２１６に移つて表示画面
ＤＳＰの右側に目的再生位置のインデツクス画像ＩＤＧ
を表示すると共に、次のステツプＳＰ２１７で早送りア
ニメーシヨンを表示し、次のステツプＳＰ２１８で検索
終了か否か判断する。この検索終了か否かは、現在位置
と目的再生位置が一致したか否かによつて判断するもの
で、ここで否定結果を得るとＣＰＵはステツプＳＰ２１
７に戻る。やがてこのステツプＳＰ２１８で肯定結果を
得ると、ＣＰＵはステツプＳＰ２１５に移る。

【０１４０】ステツプＳＰ２１５でＣＰＵは検索結果と
しての目的再生位置に応じた再生画面を表示した後、次
のステツプＳＰ２１９において当該インデツクス画像表
示処理プログラムＳＰ２００を終了する。また上述のス
テツプＳＰ２１０で否定結果を得た場合、ＣＰＵはその
ままステツプＳＰ２１９に移つて、当該インデツクス画
像表示処理プログラムＳＰ２００を終了する。

【０１４１】以上の構成において、ビデオテープレコー
ダ１でユーザが停止、早送り又は巻戻しを操作すると、
通過位置付近のインデツクス画像及び所定のアニメーシ
ヨンが表示されると共に、特に検索中の場合には現在位
置及び目的再生位置付近のインデツクス画像とその検索
方向を表す所定のアニメーシヨンが表示される。これに
よりユーザは表示画面を見ることにより、ビデオテープ
レコーダ１の動作状態を視覚的かつ直感的に認知するこ
とができる。

【０１４２】（７）実施例の効果 以上の構成によれば、磁気テープ上に記録された動画像
から時系列に沿つて15秒間隔で抽出され圧縮縮小された
複数のインデツクス画像を、磁気テープのカセツトテー
プケースに配されたメモリにタイムコードと共に記憶す
ると共に、メモリから読出した複数のインデツクス画像
を、検索処理に基づく所定フオーマツトでカラー液晶デ
イスプレイ２の表示画面上に表示すると共に、ローラー
を用いて再生すべき目的再生画像を検索すると共に、検
索された目的再生位置に磁気テープを巻戻し又は早送り
して再生動作を開始させるようにしたことにより、磁気
テープ上の記録内容を検索する際に検索状況を視覚的か
つ直感的に把握し得、使い勝手を格段的に向上し得るビ
デオテープレコーダ１を実現できる。

【０１４３】さらに上述の構成によれば、再生中にユー
ザによつてビユーボタン５が押されると、カラー液晶デ
イスプレイ２の表示画面ＤＳＰ上に現在の再生位置付近
の画像インデツクスＩＤＸをマトリクス状に配列表示
し、ユーザによるローラー７の操作に応動させて表示画
面ＤＳＰ上の目的再生位置を示すカーソルＣＳを移動さ
せるようにしたことにより、検索状況として目的再生位
置付近の画像インデツクスＩＤＸを見ながら検索を実行
することができ、かくするにつき検索処理に際してユー
ザの使い勝手を格段的に向上し得るビデオテープレコー
ダ１を実現できる。

【０１４４】さらに上述の構成によれば、再生中にユー
ザによつてローカルボタン６が押されると、カラー液晶
デイスプレイ２の表示画面ＤＳＰ上に再生画面ＶＤに重
ねて現在の再生位置付近の複数の画像インデツクスＩＤ
Ｘでなる映像帯ＬＢを表示し、ユーザによるローラー７
の操作に応動させて表示画面ＤＳＰ上の目的再生位置を
示すカーソルＣＳを移動させるようにしたことにより、
再生画面ＶＤを見ながら検索状況として目的再生位置付
近の画像インデツクスＩＤＸを見て検索を実行すること
ができ、かくするにつき検索処理に際してユーザの使い
勝手を格段的に向上し得るビデオテープレコーダ１を実
現できる。

【０１４５】さらに上述の構成によれば、再生中にユー
ザによつてグローバルボタン４が押されると、カラー液
晶デイスプレイ２の表示画面ＤＳＰ上に再生画面ＶＤに
重ねて再生可能な領域でなるスケールＳＫを表示し、ユ
ーザによるローラー７の操作に応動させてスケールＳＫ
上の目的再生位置を示すカーソルＣＳを移動させると共
に、カーソルＣＳの上の小画面ＶＯＢに目的再生位置付
近の画像インデツクスＩＤＸでなる縮小静止画像を表示
するようにしたことにより、再生画面ＶＤを見ながら検
索状況として全体の磁気テープでの目的再生位置及びそ
の付近の画像インデツクスＩＤＸを見て検索を実行する
ことができ、かくするにつき検索処理に際してユーザの
使い勝手を格段的に向上し得るビデオテープレコーダ１
を実現できる。

【０１４６】さらに上述の構成によれば、ユーザの操作
によつて磁気テープの停止、早送り又は巻戻しが指示さ
れると、磁気テープの記録可能な領域を示すスケールと
通過位置付近のインデツクス画像、さらに停止、早送り
又は巻戻しを表す所定のアニメーシヨンを表示すると共
に、特に検索中の場合にはスケール、現在位置及び目的
再生位置付近のインデツクス画像とその検索方向を表す
所定のアニメーシヨンを表示するようにしたことによ
り、ユーザは表示画面ＤＳＰを見ながら磁気テープの動
作状態及び検索状態を視覚的かつ直感的に認知すること
ができ、かくするにつき使い勝手を格段的に向上し得る
ビデオテープレコーダ１を実現できる。

【０１４７】（８）他の実施例 なお上述の実施例においては、動画像を磁気テープ上に
記録した場合について述べたが、記録媒体はこれに限ら
ず、例えば光デイスクや光磁気デイスク、磁気デイスク
等他の記録媒体を用いるようにしても良く上述の実施例
と同様の効果を実現できる。

【０１４８】また上述の実施例においては、動画像を15
秒間隔でサンプリングして画像インデツクスを作成する
場合について述べたが、サンプリング間隔は15秒に限ら
ず、30秒や１分等所望の間隔で行うようにしても良い。
さらに等間隔のサンプリングに限らず、動画像のシーン
チエンジや、録画スタートのタイミング、インデツクス
マークのタイミングに応じてサンプリングするようにし
ても良い。

【０１４９】また上述の実施例においては、サンプリン
グされた画面を縮小圧縮して画像インデツクスを作成す
る場合について述べたが、サンプリングされた画面を縮
小及び圧縮するか否かはメモリ容量によつて決定され、
縮小又は圧縮のみさらには画面をそのまま画像インデツ
クスとして用いるようにして、上述の実施例と同様の効
果を実現できる。

【０１５０】また上述の実施例においては、画像インデ
ツクスをカセツトテープのケースに配置されたＥＥＰＲ
ＯＭ構成のメモリに記憶させるようにしたが、これに代
え、記録媒体上の記録開始位置や記録終了位置等の所定
領域に記憶するようにしても良く、さらには記録媒体を
識別し得るようにしてビデオテープレコーダの本体に記
憶するようにしても良い。因にこの場合も記憶媒体とし
ては、電源で記憶保持されたＲＡＭやＥＥＰＲＯＭ、さ
らには磁気デイスク装置等を用いるようにしても良い。

【０１５１】また上述の実施例においては、画面上に表
示されたカーソルを移動させる位置指定手段として、ビ
デオテープレコーダ本体に内蔵されたローラーを用いた
場合について述べたが、ローラー自体をリモコン操作器
等に内蔵して操作するようにしても良く、さらにローラ
ーに限らず、マウスやトラツクボール等のポインテイン
グデバイスや、押しスイツチを組み合わせてカーソルを
移動させるようにしても上述の実施例と同様の効果を実
現できる。

【０１５２】また上述の実施例においては、カーソルと
して人物のアニメーシヨンを用い、カーソルの移動時に
はその移動方向に走り、静止時にはその場で足踏みをす
るようにしたが静止時には静止させるようにしても良
く、またカーソルはこれに限らず、例えば魚や昆虫、動
物、鳥のように生命体を想起させるものでも良く、さら
にキヤラクタ化された物体等でも上述の実施例と同様の
効果を実現できる。

【０１５３】また上述の実施例においては、表示画面上
にスケールとして直線状の帯を表示する場合について述
べたが、スケールの形状はこれに限らず、円状又は半円
状の帯や任意の曲線状の帯を表示するようにしても上述
の実施例と同様の効果を実現できる。

【０１５４】さらに上述の実施例においては、本発明を
表示画面や操作部が一体化されたビデオテープレコーダ
に適用した場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、操作部や表示画面が別々に設けられたビデオテープ
レコーダや検索のみであれば、再生専用のビデオテープ
レコーダにも適用し得、さらにはビデオテープレコーダ
に限らず、光デイスク装置や光磁気デイスク装置さらに
は磁気デイスク装置等の動画像再生装置及び動画像記録
再生装置に広く適用して好適なものである。

【０１５５】

【発明の効果】上述のように本発明によれば、動画像記
録媒体上に記録された動画像から時系列に沿つて抽出さ
れた複数のインデツクス画像を、所定のインデツクス画
像記憶手段に記憶すると共に、このインデツクス画像記
憶手段から読出した複数のインデツクス画像を、検索処
理に基づく所定フオーマツトで表示画面上に表示すると
共に、位置指定手段を用いて再生すべき目的再生画像を
検索すると共に、検索された目的再生位置に動画像記録
媒体を移動させて再生動作を開始させるようにしたこと
により、動画像記録媒体上の記録内容を検索する際に検
索状況を視覚的かつ直感的に把握し得、使い勝手を格段
的に向上し得る動画像再生装置及び動画像記録再生装置
を実現できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるビデオテープレコーダの一実施例
の外観を示す略線図である。

【図２】図１のビデオテープレコーダの構成を示すブロ
ツク図である。

【図３】図１のビデオテープレコーダにおける画像イン
デツクスを用いた全体処理の説明に供するフローチヤー
トである。

【図４】図３と同様に画像インデツクスを用いた全体処
理の説明に供するフローチヤートである。

【図５】図３及び図４の全体処理中の画像インデツクス
読込み処理手順の説明に供するフローチヤートである。

【図６】図３及び図４の全体処理中の画像インデツクス
データ生成処理手順の説明に供するフローチヤートであ
る。

【図７】図６の画像インデツクスデータ生成の説明に供
する略線図である。

【図８】図６の画像インデツクスデータ生成処理手順で
生成された画像インデツクスデータのメモリマツプを表
す略線図である。

【図９】ビユー検索処理手順の説明に供するフローチヤ
ートである。

【図１０】図９と同様にビユー検索処理手順の説明に供
するフローチヤートである。

【図１１】図９及び図１０のビユー検索処理時の画面構
成の説明に供する略線図である。

【図１２】カーソル上に表示されるアニメーシヨンのキ
ヤストを示す略線図である。

【図１３】ローカル検索処理手順の説明に供する略線図
である。

【図１４】図１３と同様にローカル検索処理手順の説明
に供する略線図である。

【図１５】図１３及び図１４のローカル検索処理時の画
面構成の説明に供する略線図である。

【図１６】グローバル検索処理手順の説明に供するフロ
ーチヤートである。

【図１７】図１６と同様にグローバル検索処理手順の説
明に供するフローチヤートである。

【図１８】図１６及び図１７のグローバル検索処理時の
画面構成の説明に供する略線図である。

【図１９】インデツクス画像表示処理手順の説明に供す
るフローチヤートである。

【図２０】図１９のインデツクス画像表示処理時の画面
構成の説明に供する略線図である。

【符号の説明】

１……ビデオテープレコーダ、２……カラー液晶デイス
プレイ、３……操作部、４……グローバルボタン、５…
…ビユーボタン、６……ローカルボタン、７……ローラ
ー、８……ジヨグ／シヤトル切換スイツチ、９……見る
ボタン、１０……一時停止ボタン、１１……停止ボタ
ン、１２……電源スイツチ、１３……音量画質調整スイ
ツチ、１４……カセツトテープ収納口、１５……バツテ
リーケース、１６……スピーカ。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沢井 邦仁 東京都品川区北品川６丁目７番35号ソニ ー株式会社内 (56)参考文献 特開 平６−78271（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−347742（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−268573（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−244556（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−122604（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) G09G 5/08 H04N 5/85 H04N 5/91 - 5/956

Claims (3)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】時系列に沿つて一連の動画像が記録された
   動画像記録媒体から動画像を再生して表示画面上に表示
   する動画像再生装置において、 上記一連の動画像から上記時系列に沿つて所定の抽出タ
   イミングで抽出された複数のインデツクス画像を、上記
   動画像記録媒体上の記録位置に各々対応付けて記憶する
   インデツクス画像記憶手段と、上記動画像を表示画面に表示しながら、現在の再生位置
   を基準としてその前後に位置する所定数の上記インデツ
   クス画像を上記時系列に沿つて上記表示画面の所定領域
   に帯状に配列表示させるインデツクス画像表示手段と、 上記表示画面上に配列表示された各インデツクス画像の
   中から、所望の再生すべき目的再生画像を選択する選択
   手段と、 上記選択手段によつて選択された上記目的再生画像に対
   応する上記動画像記録媒体上の記録位置に移行した後、
   再生動作を開始させる再生位置制御手段とを具えること
   を特徴とする動画像再生装置。
2. 【請求項２】時系列に沿つて一連の動画像が記録された
   動画像記録媒体から動画像を再生して表示画面上に表示
   する動画像再生装置において、 上記一連の動画像から上記時系列に沿つて所定の抽出タ
   イミングで抽出された複数のインデツクス画像を、上記
   動画像記録媒体上の記録位置に各々対応付けて記憶する
   インデツクス画像記憶手段と、 上記動画像を表示画面に表示しながら、上記動画像記録
   媒体の再生可能領域を示す時間軸上に現在の再生位置を
   表示すると共に、上記時間軸上に設けられているカーソ
   ルの位置に対応する上記インデツクス画像を表示画面上
   の所定領域に表示するインデツクス画像表示手段と、 上記インデツクス画像を参照しながら上記カーソルを移
   動させて所望の再生すべき目的再生画像を指定すること
   により上記目的再生画像を選択する選択手段と、 上記選択手段によつて選択された上記目的再生画像に対
   応する上記動画像記録 媒体上の記録位置に移行した後、
   再生動作を開始させる再生位置制御手段と を具えること
   を特徴とする動画像再生装置。
3. 【請求項３】時系列に沿つて一連の動画像が記録された
   動画像記録媒体から動画像を再生して表示画面上に表示
   する動画像再生装置において、 上記一連の動画像から上記時系列に沿つて所定の抽出タ
   イミングで抽出された複数のインデツクス画像を、上記
   動画像記録媒体上の記録位置に各々対応付けて記憶する
   インデツクス画像記憶手段と、 上記動画像を表示画面に表示しながら、現在の再生位置
   を基準としてその前後に位置する所定数の上記インデツ
   クス画像を上記時系列に沿つて上記表示画面の所定領域
   に帯状に配列表示させる第１の検索画面、又は上記動画
   像記録媒体の再生可能領域を示す時間軸上に現在の再生
   位置を表示すると共に、上記時間軸上に設けられている
   カーソルの位置に対応するインデツクス画像を表示画面
   上の所定領域に表示する第２の検索画面のうち、いずれ
   か一方の検索画面を選択的に表示するインデツクス画像
   表示手段と、 上記第１の検索画面を選択して表示している場合には、
   上記表示画面上に配列表示された上記各インデツクス画
   像の中から、所望の再生すべき目的再生画像を選択する
   一方、上記第２の検索画面を選択して表示している場合
   には、上記インデツクス画像を参照しながら上記カーソ
   ルを移動させて所望の再生すべき目的再生画像を指定す
   ることにより上記目的再生画像を選択する選択手段と、 上記選択手段によつて選択された上記目的再生画像に対
   応する上記動画像記録媒体上の記録位置に移行した後、
   再生動作を開始させる再生位置制御手段と を具えること
   を特徴とする動画像再生装置。