JP3189867B2 - フレームリレー交換機とその中継回線選択方法 - Google Patents

フレームリレー交換機とその中継回線選択方法

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JP3189867B2 JP9283096A JP9283096A JP3189867B2 JP 3189867 B2 JP3189867 B2 JP 3189867B2 JP 9283096 A JP9283096 A JP 9283096A JP 9283096 A JP9283096 A JP 9283096A JP 3189867 B2 JP3189867 B2 JP 3189867B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レア2のアドレス
でフレーム単位のパケットを選択中継するフレームリレ
ー交換機に関し、特にフレームリレー交換機の中継回線
選択方法と、該選択方法が適用されたフレームリレー交
換機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術では、特開平5−41712
で述べられているように自交換機からの出中継ルートで
の送信待ちとなっているパケットの数を計測して、送信
待ちキューの長さを制限することによりトラフィックの
分散を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術に
おいては、自交換機の出中継ルートのみを監視するた
め、中継を行う交換機において出中継ルートでキュー長
が規制値に達するまで入中継路からのパケットの流入を
規制することができないため、複数段の中継ルートがあ
る場合に迂回開始までの時間が長くなってしまうので、
中継する交換機でパケットが滞留するという欠点があ
る。
【0004】自交換機の出中継ルートのみを監視するた
め、中継を行う交換機において出中継ルートでキュー長
が規制値に達するまで入中継路からのパケットの流入を
規制することができないため、複数段の中継ルートがあ
る場合に迂回開始までの時間が長くなってしまう。
【0005】本発明の目的は、全交換機の出中継ルート
の輻輳状態を各交換機が認識することで、パケットを送
る目的の交換機までの最短時間ルートを算出してルート
割り当てを行うフレームリレー交換機とその中継回線選
択方法を提供し、交換網全体の伝送効率を向上させるこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明におけるフレーム
リレー交換機は、交換機の中継ルート情報の制御、各出
中継ルートの送信待ち状態の監視、隣接する各ノードと
の情報の送受、および最短ルートを算出する機能を有す
るルーティング制御部を持つ。
【0007】具体的には、自交換機から目的とする宛先
の交換機までのルートとしてどのルートを、どの割合で
使用するかを設定するルート情報制御機能と、交換機が
受信したパケットを宛先のルートへ送信するのに要する
遅延時間を測定する監視機能と、前記遅延時間を全交換
機に同報で通知したり、中継したり、受信する通信機能
と、遅延時間に基づき自交換機から他の交換機までの最
短のルートを算出し、過去のデータと照合して出中継ル
ートの選択割合を決定して、前述したルート制御機能に
通知する最短ルート算出機能からなっている。
【0008】本発明のフレームリレー交換機の中継回線
選択方法は、最初は、無負荷の状態ではじまり、最短ル
ートは中継段数により決定することが可能で、迂回ルー
トに対する比率選択を行う必要はない。
【0009】フレームリレー通信が始まると、各交換機
にて、出中継ルートに送信待ち状態となるフレームが発
生し、監視機能がこのフレームが交換機に入力されてか
ら出中継ルートに出てゆく時間を全ルートに対して測定
を行う。
【0010】この測定結果は、通信機能を用いて全交換
機に同報によって、通知され、また、全交換機が測定結
果を入手することができる。
【0011】この測定結果を最短ルート算出機能は、ル
ーティングアルゴリズムにより全交換機までの最短時間
のルートを迂回ルートも含め算出し、各ルートに選択
を設定する。さらに、設定された選択比率と現在の選
択比率と前回の選択比率を基に、次回設定する選択比率
を決定する。この決定した選択比率は、ルーティング制
御機能に通知される。
【0012】本通知を受けたルーティング制御機能は、
本情報により自交換機のルート設定を行う。
【0013】上記手順を無限に繰り返し行うことによ
り、ルート情報が最適な状態に近づき、結果として、伝
送効率の向上を計ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0015】図1はネットワークの構成例で、フレーム
リレー交換機4台にて構成されるネットワークを示し、
図2は本発明のフレームリレー交換機における機能ブロ
ックを示す図である。表1は交換機Aにおけるルート選
択テーブルの例で、各交換機宛の出線としてどの交換機
経由をどの程度利用するかを示している。
【0016】
【表1】 本発明のフレームリレー交換機は実際にスイッチングを
行うスイッチ部7とルーティング制御部8からなってお
り、スイッチ部7はルーティング制御部8が設定する表
1に示すようなルート選択情報により、入線5から入力
されたフレームを出線6に出力する時、どのような比率
でどれだけのフレームをどの出線に送出するかを決め
る。ルーティング制御部8はルート制御部9と、監視部
10と、通信部11と、最短経路算出部12とからな
る。
【0017】図3はスイッチ部7における交換遅延を示
す図で、入線13から入力されたフレームが出線14に
出力されるまでスイッチ部で待ち行列15を発生してい
る。監視部10はこの待ち行列での、待ち時間16を周
期的に監視して表2に示すような各対向交換機毎の自交
換機における送信遅延時間の測定結果のテーブルを生成
する。
【0018】表2は交換機Dにおける送信遅延時間の測
定結果のテーブルの例で、各宛先である対向交換機に対
する自交換機での送信遅延時間を示している。通信部1
1は本テーブルを他の全交換機A、B、Cに対して同報
送信する。
【0019】
【表2】 また、各交換機の通信部11は他の交換機から送信され
る本テーブルを受信して、表3ー1、3ー2、3ー3、
3ー4に示すような全交換機における宛先別送信遅延時
間の一覧表を作成する。この一覧表を使用して、最短経
路算出部12により自交換機から他の交換機までのトー
タルの遅延時間を予測して、表4、表5に示す様なテー
ブルを生成する。
【0020】
【表3】 表4は交換機Aにおける交換機Cまでの予測遅延時間の
全ルートでのテーブルを示している。また、表5は交換
機Cにおける交換機Aまでの予測遅延時間の全ルートで
のテーブルを示している。
【0021】
【表4】
【0022】
【表5】 次に、本例で片方向の回線障害が発生した場合の動作に
ついて示す。
【0023】回線障害の発生箇所は図4で示す様に、交
換機Cと交換機Dの間17で、交換機Dから交換機Cに
向けての中継回線が片方向で障害が発生したこととす
る。
【0024】まず、交換機Dにおける監視機能10は交
換機C向けの出線が使用不能になったことを検出して、
送信遅延時間の測定結果を表2に示したものから、表6
に示すような、対向交換機C宛の遅延時間の代りに使用
不能を示す値に設定する。
【0025】
【表6】 この上記の情報は、通信部11により全交換機に同報送
信される。この情報を受信した全交換機で、表3ー1乃
至3ー4に示した全交換機での通信方向別の送信遅延時
間の一覧表を表7ー2、7ー4に示す様に、通信方向D
→Cの遅延時間として使用不能を示す値に設定する。各
交換機では、この一覧を使用し最短経路算出部12によ
り、他の交換機までの予測遅延時間を算出する。
【0026】
【表7】 表8は交換機Aにおける交換機Cまでの予測トータル遅
延時間表であり、ルートとして交換機Dから交換機C宛
の回線を使用する場合の予測遅延時間としては、使用不
能を示す値を設定する。表9は交換機Cにおける交換機
Aまでの予測遅延時間で、ルート中には使用不能の回線
が存在しないため、過去の予測遅延時間である表5から
変化はしない。
【0027】
【表8】
【0028】
【表9】 交換機Aのルート情報制御部9では表8に示した予測遅
延時間をもとに、交換機Cを宛先とした中継ルート選択
比率を、隣接する交換機B経由と交換機D経由におけ
る、それぞれの交換機Cまでの予測遅延時間である、2
50の逆数と300の逆数の比を算出して設定する。こ
れを全交換機を宛先として同一の処理を行い、結果とし
て、表10に示すような算出されたルートテーブルを作
成る。
【0029】
【表10】 また、これを表1に示す前回のルートテーブルを参照し
て、加算平均の計算式 に基づき、ルートテーブルの選択比率を計算し、その結
果として表11に示すような新しく設定されるルートテ
ーブルを導き出し、これをスイッチ部7に設定すること
も一つの方法である。
【0030】このテーブルに従い、スイッチ部7ではフ
レームの宛先別に選択比率に従った出線の選択を行うこ
とができる。
【0031】
【表11】
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、常時、全
交換機がそれぞれ、全ルートの輻輳状態を認識して、所
定のルーティングアルゴリズムで求められた最短時間ル
ートを使用するすることができるので、交換網全体の伝
送効率が向上する効果があり、また、交換機毎のルート
別選択比率が設定されてフレームの送出が配分されるの
で、使用率の低い伝送路に一斉にデータが流入すること
がなく、並列的な輻輳の発生を回避できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ネットワーク構成の例を示す図である。
【図2】本発明のフレームリレー交換機の一実施例の機
能ブロック図である。
【図3】交換機Aの図2に示すスイッチ部7における交
換遅延を示す図である。
【図4】図1に示すネットワークにおける回線障害の発
生位置を示す図である。
【符号の説明】
A,B,C,D フレームリレー交換機 5 フレームリレー交換機の入線 6 フレームリレー交換機の出線 7 スイッチ部 8 ルーティング制御部 9 ルート情報制御部 10 監視制御部 11 通信部 12 最短経路算出部 13 スイッチ部にフレームが入力される入線 14 スイッチ部からフレームが出力される出線 15 フレームが入線からは入り出線でるまでの仮想的
な待ち行列 16 スイッチ部での遅延時間 17 片方向障害が発生した箇所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/56

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク内の各フレームリレー交換
    機が中継ルート別に輻輳の程度を計測し、該計測値によ
    り中継ルート選択比率を制御するフレームリレー交換機
    の中継回線選択方法において、 前記中継ルート別の輻輳程度を示す待時間をネットワー
    ク内の関連する全フレームリレー交換機に対して同報送
    信するステップと、 同報送信を受信した各フレームリレー交換機は受信した
    情報に基づいて、中継ルート上の各交換機における待時
    の総和を算出するステップと、中継ルート上の待ち時間の総和の逆数の比を考慮して選
    択比率を自動的に設定する ステップを有することを特徴
    とするフレームリレー交換機。
  2. 【請求項2】 前記中継ルート毎に新たに算出された総
    待時間の逆数の比を考慮して選択比率を設定するステッ
    プが、新たに算出された逆数の比自体を選択比率として
    設定する請求項1記載のフレームリレー交換機の中継回
    線選択方法。
  3. 【請求項3】 前記中継ルート毎に新たに算出された総
    待時間の逆数の比を考慮して選択比率を設定するステッ
    プが、新たに算出された逆数の比と前回の選択比率との
    相加平均を算出して中継ルート選択比率とするステップ
    である請求項1記載のフレームリレー交換機の中継回線
    選択方法。
  4. 【請求項4】 ネットワーク内の各フレームリレー交換
    機が中継ルート別に輻輳の程度を計測し、該計測値によ
    り中継ルート選択比率を制御するフレームリレー交換機
    において、 前記中継ルート別の輻輳程度を示す待時間計測値をネッ
    トワーク内の関連する全フレームリレー交換機に対して
    同報送信する手段と、 同報送信を受信した各フレームリレー交換機は受信した
    情報に基づいて、中継ルート上の各交換機における待時
    間の総和を算出する手段と、中継ルート上の待時間の総和の逆数の比を考慮して選択
    比率を自動的に設定する ステップを有することを特徴と
    するフレームリレー交換機。
  5. 【請求項5】 前記中継ルート毎に新たに算出された総
    待時間の逆数の比を考慮して選択比率を設定する手段
    が、新たに算出された逆数の比自体を選択比率として設
    定する請求項1記載のフレームリレー交換機。
  6. 【請求項6】 前記中継ルート毎に新たに算出された総
    待時間の逆数の比を考慮して選択比率を設定する手段
    が、新たに算出された逆数の比と前回の選択比率との相
    加平均を算出して中継ルート選択比率とする手段である
    請求項1記載のフレームリレー交換機。
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