JP4491727B2 - ネットワークの帯域制御方法、輻輳防止付帯域確保回路、及びスイッチ - Google Patents

ネットワークの帯域制御方法、輻輳防止付帯域確保回路、及びスイッチ Download PDF

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Description

本発明は、ネットワークの帯域制御方法、輻輳防止付帯域確保回路、及びスイッチに係り、とくにリング型ネットワークを構成する各スイッチの帯域制御方法に関する。
従来のネットワークでは、入力側及び出力側のそれぞれでトラフィックの流量を制御することはできていた。しかし、このような制御だけの場合、複数の端末から単一の端末にトラフィックを流した場合等、出力側で輻輳が発生するだけでなく、入力から出力までの回線帯域を無駄に多く使用することとなる。
図6〜図8を参照して、従来のネットワークの課題について説明する。図6に示すネットワークは、3つのスイッチA(1−1)〜C(1−3)がそれぞれ接続されて成るリング型ネットワーク100であり、各スイッチA(1−1)〜C(1−3)には、それぞれの端末A(2−1)〜C(2−3)が接続されている。
スイッチA(1−1)は、端末側がポート(Port)#A/nを介して端末A(2−1)に接続され、リング型ネットワーク100側がポート#A/W(west)を介してスイッチB(1−2)に、またポート#A/E(east)を介してスイッチC(1−3)にそれぞれ接続されている。
スイッチB(1−2)は、端末側がポート#B/nを介して端末B(2−2)に接続され、リング型ネットワーク100側がポート#B/Wを介してスイッチC(1−3)に、またポート#B/Eを介してスイッチA(1−1)にそれぞれ接続されている。
スイッチC(1−3)は、端末側がポート#C/nを介して端末C(2−3)に接続され、リング型ネットワーク100側がポート#C/Wを介してスイッチA(1−1)に、またポート#C/Eを介してスイッチB(1−2)にそれぞれ接続されている。
図7は、各スイッチA(1−1)〜C(1−3)の内部構成を示す。各スイッチA(1−1)〜C(1−3)は、図示のように、スイッチファブリック(SF)3−1〜3−3と、流量を制御するポリサー(P)4−1〜4−2と、アグリゲートシェイパー(リング側シェイパー)(S)5−1〜5−2及びトリビュタリーシェイパー(端末側シェイパー)(S)6−1と、図示しないシェイパー及びポリサーとを備えている。この内、ポリサー4−1〜4−2及びシェイパー6−1には、本例では3つの端末A(2−1)〜C(2−3)からの入出力がそれぞれ50Mbpsの帯域に制限されるよう設定されている。
図8(a)及び(b)は、一般的なポリサー及びシェイパーの流量制御の様子を説明するものである。ポリサーは、図8(a)に示すように、設定帯域以上のパケットを全て廃棄して出力するものである。これに対し、シェイパーは、図8(b)に示すように、入力されたパケットをある程度溜めながら設定帯域以上にならないように出力するものである(この場合、パケットの順序は入れ替わらず、帯域としてなだらかになるだけである)。
ここで、従来例のリング型ネットワークにおける各スイッチの動作を説明する。図6は、端末A(2−1)及び端末B(2−2)から端末C(2−3)に向かって50Mbpsの帯域でパケット転送のトラフィックを流している様子を示し、図7は、このときのトラフィックの流れ及び流量制御の様子を示している。
ここでは、端末A(2−1)からのパケット転送でのトラフィック流量は、制限以下なので50Mbpsの流量のままスイッチA(1−1)からスイッチC(1−3)へと流れる。また、端末B(2−2)からのパケット転送でのトラフィックに関しても、スイッチA(1−1)の処理と同様にスイッチC(1−3)へと流れる。従って、スイッチC(1−3)では、スイッチA(1−1)及びB(1−2)から50Mbpsずつトラフィックを受信するため、端末C(2−3)へ向かうトラフィックの合計が100Mbpsとなる。
いま、端末C(2−3)の帯域は、ポリサー6−1によって50Mbpsに制限されているため、輻輳が発生し合計100Mbpsのトラフィックのうちランダムに50Mbps分のトラフィックが廃棄されてしまう。さらに、スイッチA(1−1)からスイッチC(1−3)へのスイッチ間の回線帯域、及びスイッチB(1−2)からスイッチC(1−3)へのスイッチ間の回線帯域が無駄に使用されたことになる。
そこで、トラフィックの入出力時に輻輳を回避しつつ、スイッチ間の回線帯域の有効利用が可能となる帯域制御方法が求められる。
なお、本発明に関連する先行技術文献としては、次の特許文献1〜3がある。
特開2001−007834号公報 特開2001−045036号公報 特開2002−374293号公報
本発明の目的は、このような従来の事情を考慮してなされたもので、リング型ネットワークでのパケット転送において、トラフィックの入出力時にスイッチ内での輻輳を回避しつつ、スイッチ間の回線帯域を有効利用することにある。
本発明は、リング型ネットワークでのパケット転送において、各々のスイッチにて入力トラフィック流量及びリング内の流量を検出し、その検出情報を出力される側のスイッチに渡し、出力側のスイッチから他のスイッチのトラフィック流量を制御するものである。これによれば、端末からの入力トラフィックの流量およびリング側に流れるトラフィックの流量を各スイッチで検出し、その帯域情報を出力先のスイッチに対して通知する。帯域情報を受けたスイッチは、それらの情報を元に各スイッチに割り当て可能な帯域を帯域制御情報として各スイッチに返信する。帯域制御情報を受けたスイッチは、その情報を元に端末からのトラフィック流量を制限する。これにより、出力側のスイッチ内部では端末に出力する前に流量制御する必要が無くなる。これらの制御をリアルタイムに行うことにより、出力側での輻輳を回避すると共にリング内の帯域を有効利用することが可能となる。
本発明は、このような着想の元に完成されたものである。
本発明に係るネットワークの帯域制御方法は、リング型ネットワークを形成し且つそのリング型ネットワークを介してパケット転送を行う複数のスイッチと、前記複数のスイッチに接続され且つその各スイッチを介して前記パケットのトラフィックを送受信する複数の端末とを有するネットワークで用いる帯域制御方法であって、前記複数の端末のうち少なくとも1つの送信元端末から宛先端末に対し前記トラフィックが送信されるとき、前記複数のスイッチのうち前記送信元端末に接続されたトラフィック入力元スイッチが、前記送信元端末からのトラフック流量及び前記リング型ネットワーク内を流れるトラフィック流量を検出し、検出されたトラフィック流量の帯域に関する帯域情報を前記複数のスイッチのうち前記宛先端末に接続されたトラフィック出力先スイッチに対し前記リング型ネットワークを介して通知するステップと、通知された前記トラフィック出力先スイッチが、前記帯域情報を元に前記トラフィック入力元スイッチに割り当て可能な帯域を計算し、計算された結果を帯域制御情報として前記リング型ネットワークを介して前記トラフィック入力元スイッチに返信するステップと、返信された前記トラフィック入力元スイッチが、前記帯域制御情報を元に前記送信元端末から前記宛先端末へのトラフィック流量を制限するステップとを有することを特徴とする。
本発明において、前記帯域情報を通知するステップは、前記トラフィック入力元スイッチに割り当て可能な帯域を、前記トラフィック入力元スイッチと前記宛先端末の間での前記トラフィック流量の最大帯域を超えないように前記送信元端末からの前記トラフィック流量の入力帯域に応じて計算してもよい。例えば、前記帯域情報を通知するステップは、前記トラフィック入力元スイッチに割り当て可能な帯域を、前記トラフィック入力元スイッチと前記宛先端末の間における前記トラフィック流量の最大帯域と、全ての前記送信元端末からの前記トラフィック流量の入力帯域の合計に対する個々の前記送信元端末からの前記トラフィック流量の入力帯域の比率との乗算により求めてもよい。
本発明に係るネットワークの輻輳防止付帯域確保回路は、リング型ネットワークを形成し且つそのリング型ネットワークを介してパケット転送を行うスイッチと、前記複数のスイッチに接続され且つその各スイッチを介して前記パケットのトラフィックを入出力する複数の端末とを有するネットワークで用いる輻輳防止付帯域確保回路において、前記複数の端末のうち少なくとも1つの送信元端末から宛先端末に対し前記トラフィックが送信されるとき、前記複数のスイッチのうち前記送信元端末に接続されたトラフィック入力元スイッチが、前記送信元端末からのトラフック流量及び前記リング型ネットワーク内を流れるトラフィック流量を検出し、検出されたトラフィック流量の帯域に関する帯域情報を前記複数のスイッチのうち前記宛先端末に接続されたトラフィック出力先スイッチに対し前記リング型ネットワークを介して通知する手段と、通知された前記トラフィック出力先スイッチが、前記帯域情報を元に前記トラフィック入力元スイッチに割り当て可能な帯域を計算し、計算された結果を帯域制御情報として前記リング型ネットワークを介して前記トラフィック入力元スイッチに返信する手段と、返信された前記トラフィック入力元スイッチが、前記帯域制御情報を元に前記送信元端末から前記宛先端末へのトラフィック流量を制限する手段とを有することを特徴とする。
本発明において、前記帯域情報を通知する手段は、前記トラフィック入力元スイッチに割り当て可能な帯域を、前記トラフィック入力元スイッチと前記宛先端末の間での前記トラフィック流量の最大帯域を超えないように前記送信元端末からの前記トラフィック流量の入力帯域に応じて計算してもよい。例えば、前記帯域情報を通知する手段は、前記トラフィック入力元スイッチに割り当て可能な帯域を、前記トラフィック入力元スイッチと前記宛先端末の間における前記トラフィック流量の最大帯域と、全ての前記送信元端末からの前記トラフィック流量の入力帯域の合計に対する個々の前記送信元端末からの前記トラフィック流量の入力帯域の比率との乗算により求めてもよい。
本発明に係るスイッチは、上記いずれかのネットワークの輻輳防止付帯域確保回路を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、リング型ネットワークにおいて、端末からのトラフィックを受信したスイッチ内部の流量制御を、トラフィック出力先となる端末が接続されているスイッチから制御する構成としたため、トラフィック出力先となる端末が接続されているスイッチ内部での輻輳を回避することができ、また各スイッチ間の接続帯域を有効利用することが可能となる。
以下、本発明に係るネットワークの帯域制御方法、輻輳防止付帯域確保回路、及びスイッチを実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1を参照して、本発明の一実施例の構成を説明する。図1は、本発明の一実施例によるネットワーク構成図である。図1において、本発明の一実施例によるネットワーク構成は、3つのスイッチA(10−1)〜スイッチC(10−3)及びそれぞれの間を相互に接続する通信回線によりリング型ネットワーク100が形成され、各スイッチA(10−1)〜スイッチC(10−3)には、端末A(2−1)〜端末C(2−3)が接続されている。
スイッチA(10−1)は、端末側がポート(Port)#A/nを介して端末A(2−1)に接続され、リング型ネットワーク100側がポート#A/W(west)を介してスイッチB(10−2)に、またポート#A/E(east)を介してスイッチC(10−3)にそれぞれ接続されている。
スイッチB(10−2)は、端末側がポート#B/nを介して端末B(2−2)に接続され、リング型ネットワーク100側がポート#B/Wを介してスイッチC(10−3)に、またポート#B/Eを介してスイッチA(10−1)にそれぞれ接続されている。
スイッチC(10−3)は、端末側がポート#C/nを介して端末C(2−3)に接続され、リング型ネットワーク100側がポート#C/Wを介してスイッチA(10−1)に、またポート#C/Eを介してスイッチB(10−2)にそれぞれ接続されている。
図4は、上記スイッチA(10−1)〜スイッチC(10−3)の内部構成例を示すブロック図である。図4において、スイッチA(10−1)〜スイッチC(10−3)を総称してスイッチ10とする(ポート#A〜Cを総称してポート#kとする)。このスイッチ10は、スイッチファブリック(SF)3と、流量を制御するシェイパー(S)11−1〜11−nと、流量検出器12−1〜12−nと、制御部13とから構成される。本発明に係るネットワークの輻輳防止付帯域確保回路は、これらスイッチファブリック3、シェイパー11−1〜11−n、流量検出器12−1〜12−n、及び制御部13内に一体に構成されている。
流量検出器12−1〜12−nは、図示しないネットワークを介して端末に接続されたポート#k/1〜ポート#k/nから受信された端末からのトラフィックをシェイパー11−1〜11−nに送信すると共に、端末から受信したトラフィックの流量を検出し、検出された流量の帯域情報を制御用パケットである「ユーザ流量パケット」として制御部13に送信する。
シェイパー11−1〜11−nは、制御部13からの制御用パケットである「ユーザ帯域設定パケット」を受信し、これを元に、端末から受信したトラフィックの流量を制限し、そのトラフィックをスイッチファブリック3に送信する。
スイッチファブリック3は、シェイパー11−1〜11−n、及びリング型ネットワーク100に接続されたポート#k/E及びポート#k/Wからトラフィックを受信し、トラフィックに含まれる宛先情報を元にポート#k/1〜ポート#k/n及びポート#k/E及びポート#k/Wへ送信し、また制御用パケットである「ユーザ流量パケット」、「ユーザ帯域設定パケット」、及び「リング帯域要求パケット」を制御部13へ送信する。
制御部13は、流量検出器12−1〜12−nから受信した「ユーザ流量パケット」をスイッチファブリック3に送信する。また、スイッチファブリック3から受信した「ユーザ流量パケット」を元に、ポート#k/E及びポート#k/Wの先に接続されたスイッチのシェイパー11−1〜11−nに設定すべき帯域を計算し、それを「ユーザ帯域設定パケット」としてスイッチファブリック3に送信する。
また、制御部13は、スイッチファブリック3から受信した「ユーザ流量パケット」をシェイパー11−1〜11−nに送信する。
さらに、制御部13は、リング型ネットワーク100内のポート#k/E−ポート#k/W経由で受信されるトラフィックの流量を、スイッチファブリック3からの情報をもとに検出し、スイッチ10内の全てのシェイパー11−1〜11−nに設定されている帯域設定からポート#k/E及びポート#k/Wに流すトラフィック流量の合計を算出し、これを「リング帯域要求パケット」としてスイッチファブリック3に送信する。このほか、制御部13は、スイッチ10内の各ブロックに図示しないメンテナンスバスで接続されており、スイッチ10内の各ブロックの設定保守を行う。
図3は、上記「ユーザ流量パケット」、「ユーザ帯域設定パケット」、及び「リング帯域要求パケット」の各制御用パケットのフォーマット例を示す。
図3に示すように、制御用パケットには、例えば「TTL(Time To Live)」、「Control Type(制御種別)」、及び「Control Data Unit(制御データユニット)」の各フィールドが設定される。ここで、「TTL」には、リング内のステーションをトランジットするごとに設定値(例えば20等)から減算された値(図中の例では1オクテット分のデータ)が入る。この「TTL」が負の値になると、そのパケットは廃棄される。また、「Control Type(制御種別)」は、「ユーザ流量パケット」、「リング帯域要求パケット」、及び「ユーザ帯域設定パケット」等の種別を示す値(図中の例では1オクテット分のデータ)が入る。さらに、「Control Data Unit(制御データユニット)」は、制御に必要な情報(図中の例ではnオクテット分のデータ)が入る。
次に、本実施例の全体動作について、図4及び図5を参照して説明する。
図4は、図1において端末A、Bから端末Cに向かってパケット転送でのトラフィックを送信した場合(送信元:端末A、B、宛先:端末C)を想定したときの各端末A〜C及び各スイッチA〜C間のトラフィックの流れを示したものである。
図5は、図4に示す場合の各スイッチA〜C間の動作シーケンスを説明するものである。
図4及び図5の例では、送信元端末が端末A、Bに、宛先端末が端末Cに、トラフック入力元スイッチがスイッチA、Bに、トラフィック出力先がスイッチCにそれぞれ対応する。
1)ステップS1〜S2にかけての動作
まず、スイッチA(10−1)では、端末A(2−1)からパケット転送でのトラフィックを受けると(ステップS1)、そのトラフィック流量を流量検出器12−1〜12−nにより検出し、これにより検出されたトラフィック流量の値を、前述した制御用パケットの「Control Data Unit」に入れてその「Control Type」にユーザ流量パケットであることを示す値を入れて「ユーザ流量パケット」として、制御部13を介して自分を除く全てのスイッチB(10−2)及びスイッチC(10−3)に向けて、端末A(2−1)からのトラフィックを送信する前に送信する(ステップS2)。
さらに、スイッチA(10−1)では、制御部13により全てのシェイパー11−1〜11−nに設定されている帯域設定からポート#k/E及びポート#k/Wに流すトラフィック流量の合計を算出し、この算出値を前述した制御用パケットの「Control Data Unit」に入れてその「Control Type」にリング帯域要求パケットを示す値を入れて「リング帯域要求パケット」として自分を除く全てのスイッチB(10−2)及びスイッチC(10−3)に向けて送信する(ステップS2)。
2)ステップS1a〜S2aにかけての動作
上記スイッチA(10−1)の動作と並行して、スイッチB(10−2)も端末B(2−2)からパケット転送でのトラフィックを受信すると(ステップS1a)、上述のスイッチA(10−1)と同様に、「ユーザ流量パケット」及び「リング帯域要求パケット」をスイッチA(10−1)及びスイッチC(10−3)へ送信する(ステップS2a)。
3)ステップS2〜S3及びS2a〜S3aにかけての動作
次いで、スイッチC(10−3)では、スイッチA(10−1)及びスイッチB(10−2)からの「ユーザ流量パケット」及び「リング帯域要求パケット」を受信する(ステップS2)と、これらの情報から端末A(2−1)及び端末B(2−2)が接続されているスイッチA(10−1)及びスイッチB(10−2)のシェイパー11−1〜11−nに設定すべき帯域を計算し、その計算結果を前述した制御用パケットの「Control Data Unit」に入れてその「Control Type」にユーザ帯域設定パケットを示す値を入れて「ユーザ帯域設定パケット」として自分を除く全てのスイッチA(10−1)及びスイッチB(10−2)へ送信する(ステップS3、S3a)。
また、全てのスイッチ10の制御部13は、「リング帯域要求パケット」からスイッチ間の帯域の空きが必要な帯域よりも少ないことが分かった場合には、図示しない端末が接続されている各スイッチ内のシェイパー11−1〜11−nに対して設定帯域を絞った「ユーザ帯域設定パケット」を送信する(ステップS3、S3a)。これにより、リング帯域の公平なシェアも行う。
上記の動作について、実際の帯域情報を用いた例を以下に説明する。
まず、スイッチA(10−1)と端末C(2−3)の間の最大帯域が50Mbps、スイッチA(10−1)−スイッチC(10−3)間及びスイッチB(10−2)−スイッチC(10−3)間の最大リング帯域がそれぞれ100Mbpsとする。端末A(2−1)及び端末B(2−2)から100MbpsのトラフィックをそれぞれスイッチA(10−1)、スイッチB(10−2)に入力する。スイッチA(10−1)及びスイッチB(10−2)は、それぞれ制御用パケットの「Control Data Unit」に100Mbpsという情報を入れ、その「Control Type」にユーザ流量パケットを示す値を入れた「ユーザ流量パケット」を他のスイッチに向けて送信する。
また、スイッチA(10−1)及びスイッチB(10−2)には、端末A(2−1)及び端末B(2−2)以外のトラフィックが無いので、制御用パケットの「Control Data Unit」に100Mbpsという情報の入れ、その「Control Type」にリング帯域要求パケットを示す値を入れた「リング帯域要求パケット」を他のスイッチに向けて送信する。スイッチC(10−3)では、スイッチA(10−1)及びスイッチB(10−2)から受け取った「ユーザ流量パケット」及び「リング帯域要求パケット」から「ユーザ帯域設定パケット」を生成する。
この場合、スイッチA(10−1)及びスイッチB(10−2)からのリング帯域要求の量は、最大リング帯域以下のためリング帯域による制限は受けない。
一方、スイッチC(10−3)では、その制御部13により、スイッチA(10−1)及びスイッチB(10−2)から受け取った「ユーザ流量パケット」の情報から端末3へ流れるトラフィックが100Mbps+100Mbps=200Mbpsとなることを予測する。このとき、スイッチC(10−3)と端末C(2−3)の間の最大帯域が100Mbpsであることから輻輳が発生することが予測され、スイッチC(10−3)の制御部13からスイッチA(10−1)及びスイッチB(10−2)に対して流量を制限するべく、それぞれのシェイパー11−1〜11−nに設定すべき帯域を計算し、その計算結果を前述した制御用パケットの「Control Data Unit」に入れてその「Control Type」にユーザ帯域設定パケットを示す値を入れて「ユーザ帯域設定パケット」として送信する。このとき、それぞれのスイッチに対する「ユーザ帯域設定パケット」には、輻輳が発生しない程度の公平な最大帯域が設定される。
この場合の計算例としては、
(スイッチAのユーザ帯域)=(スイッチAと端末Cの間の最大帯域)*(端末Aの入力帯域)/{(端末Aの入力帯域)+(端末Bの入力帯域)}
となり、今回の場合、スイッチA(10−1)及びスイッチB(10−2)に設定される帯域は、それぞれ25Mbpsとなり、この情報を制御用パケットの「Control Data Unit」に持つ「ユーザ帯域設定パケット」が送信される。
4)ステップS3〜S4及びS3a〜S4aにかけての動作
スイッチA(10−1)及びスイッチB(10−2)は、スイッチC(10−3)からの「ユーザ帯域設定パケット」を受信すると(ステップS3、S3a)、端末A(2−1)及び端末B(2−2)が接続されているポート#k/1〜ポート#k/nの先にあるシェイパー11−1〜11−nに送信する。シェイパー11−1〜11−nでは、その「ユーザ帯域設定パケット」を元に帯域を設定し、スイッチファブリック3へ送信する。スイッチファブリック3は、トラフィックをスイッチC(10−3)が接続されている先のポート#B/W又はポート#B/Eに向けて送信する(ステップS4、S4a)。
5)ステップS4、S4a〜S5にかけての動作
スイッチC(10−3)では、スイッチA(10−1)及びスイッチB(10−2)かトラフィックを受信すると(ステップS4、S4a)、スイッチファブリック3を介して端末C(2−3)が接続されているポート#k/1〜ポート#k/nへ送信する(ステップS5)。このときのトラフィック流量の合計は、上記のように帯域設定情報を元に設定された合計帯域であり、スイッチC(10−3)内で輻輳は発生しない。
従って、本実施形態によれば、端末A(2−1)及び端末B(2−2)からのトラフィックを受信したスイッチA(10−1)及びスイッチB(10−2)内部の流量制御をトラフィック出力先となる端末C(2−3)が接続されているスイッチC(10−3)から制御する構成としたため、トラフィック出力先となる端末C(2−3)が接続されているスイッチC(10−3)においてその内部での輻輳を回避することができ、また各スイッチ間の接続帯域の有効利用が可能となる。
即ち、本実施形態では、各スイッチA(10−1)及びスイッチB(10−2)にて入力トラフィック流量及びリング型ネットワーク100内の流量を検出し、その検出情報を出力される側のスイッチC(10−3)に渡し、出力側のスイッチC(10−3)から他のスイッチA(10−1)及びスイッチB(10−2)のトラフィック流量を制御する構成としている。
この構成において、端末A(2−1)及び端末B(2−2)からの入力トラフィックの流量およびリング型ネットワーク側に流れるトラフィックの流量をスイッチA(10−1)及びスイッチB(10−2)で検出し、その帯域情報を「ユーザ流量パケット」及び「リング帯域要求パケット」として出力先のスイッチC(10−3)に対して通知する(S2、S2a)。「ユーザ流量パケット」及び「リング帯域要求パケット」を受けたスイッチC(10−3)は、それらの帯域情報を元にスイッチA(10−1)及びスイッチB(10−2)に割り当て可能な帯域を計算して、その計算結果を「ユーザ帯域設定パケット」としてスイッチA(10−1)及びスイッチB(10−2)に返信する(S3、S3a)。「ユーザ帯域設定パケット」を受けたスイッチA(10−1)及びスイッチB(10−2)は、その情報を元に端末からのトラフィック流量を制限し、トラフィックを出力先のスイッチC(10−3)に送信する(S4、S4a)。これにより、出力側のスイッチC(10−3)内部では端末C(2−3)に出力する前に流量制御する必要が無くなる。これらの制御をリアルタイムに行うことにより、出力側のスイッチC(10−3)内部での輻輳を回避すると共にリング型ネットワーク100内の帯域を有効利用することが可能となる。
なお、上記実施例で用いた帯域計算の式は、送信元のスイッチA、Bに割り当て可能な帯域を、スイッチA、Bと出力先となる端末Cの間でのトラフィック流量の最大帯域を超えないように端末A、Bからのトラフィック流量の入力帯域に応じて計算し、特にスイッチに割り当て可能な帯域を、スイッチA、Bと端末Cの間におけるトラフィック流量の最大帯域と、全ての端末A、Bからのトラフィック流量の入力帯域の合計に対する個々の端末A、Bからのトラフィック流量の入力帯域の比率との乗算により求める場合を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨に逸脱しない範囲内であれば、その他の計算式を用いてもよい。
本発明の実施例に係るリング型ネットワークの全体構成を示す図である。 図1に示すスイッチの内部構成を示す図である。 スイッチで用いる制御用パケットのフォーマットを示す図である。 リング型ネットワークの各スイッチ間での動作を説明する図である。 図4の動作に対応するシーケンス図である。 従来例のリング型ネットワークの全体構成を示す図である。 図6に示すスイッチの内部構成及びトラフィックの流れの様子を示す図である。 (a)は、ポリサーの流量制御の様子を説明する図であり、(b)は、シェイパーの流量制御の様子を説明する図である。
符号の説明
1−1〜1−3 スイッチA〜C
2−1〜2−3 端末A〜C
3−1〜3−3 スイッチファブリック(SF)
4−1〜4−3 ポリサー(P)
5−1〜5−3 アグリゲートシェイパー(S)
6−1 トリビュタリーシェイパー(S)
3 スイッチファブリック(SF)
10 スイッチ
10−1〜10−3 スイッチA〜C
11−1〜11−n シェイパー(S)
12−1〜12−n 流量検出器
13 制御部
100 リング型ネットワーク

Claims (7)

  1. リング型ネットワークを形成し且つそのリング型ネットワークを介してパケット転送を行う複数のスイッチと、前記複数のスイッチに接続され且つその各スイッチを介して前記パケットのトラフィックを送受信する複数の端末とを有するネットワークで用いる帯域制御方法であって、
    前記複数の端末のうち少なくとも1つの送信元端末から宛先端末に対し前記トラフィックが送信されるとき、前記複数のスイッチのうち前記送信元端末に接続されたトラフィック入力元スイッチが、前記送信元端末からのトラフィック流量及び前記リング型ネットワーク内を流れるトラフィック流量を検出し、検出されたトラフィック流量の帯域に関する帯域情報を前記複数のスイッチのうち前記宛先端末に接続されたトラフィック出力先スイッチに対し前記リング型ネットワークを介して通知するステップと、
    通知された前記トラフィック出力先スイッチが、前記帯域情報を元に前記トラフィック入力元スイッチに割り当て可能な帯域を計算し、計算された結果を帯域制御情報として前記リング型ネットワークを介して前記トラフィック入力元スイッチに返信するステップと、
    返信された前記トラフィック入力元スイッチが、前記帯域制御情報を元に前記送信元端末から前記宛先端末へのトラフィック流量を制限するステップとを有することを特徴とするネットワークの帯域制御方法。
  2. 前記帯域情報を通知するステップは、前記トラフィック入力元スイッチに割り当て可能な帯域を、前記トラフィック入力元スイッチと前記宛先端末の間での前記トラフィック流量の最大帯域を超えないように前記送信元端末からの前記トラフィック流量の入力帯域に応じて計算することを特徴とする請求項1記載のネットワークの帯域制御方法。
  3. 前記帯域情報を通知するステップは、前記トラフィック入力元スイッチに割り当て可能な帯域を、前記トラフィック入力元スイッチと前記宛先端末の間における前記トラフィック流量の最大帯域と、全ての前記送信元端末からの前記トラフィック流量の入力帯域の合計に対する個々の前記送信元端末からの前記トラフィック流量の入力帯域の比率との乗算により求めることを特徴とする請求項2記載のネットワークの帯域制御方法。
  4. リング型ネットワークを形成し且つそのリング型ネットワークを介してパケット転送を行うスイッチと、前記複数のスイッチに接続され且つその各スイッチを介して前記パケットのトラフィックを入出力する複数の端末とを有するネットワークで用いる輻輳防止付帯域確保回路において、
    前記複数の端末のうち少なくとも1つの送信元端末から宛先端末に対し前記トラフィックが送信されるとき、前記複数のスイッチのうち前記送信元端末に接続されたトラフィック入力元スイッチが、前記送信元端末からのトラフィック流量及び前記リング型ネットワーク内を流れるトラフィック流量を検出し、検出されたトラフィック流量の帯域に関する帯域情報を前記複数のスイッチのうち前記宛先端末に接続されたトラフィック出力先スイッチに対し前記リング型ネットワークを介して通知する手段と、
    通知された前記トラフィック出力先スイッチが、前記帯域情報を元に前記トラフィック入力元スイッチに割り当て可能な帯域を計算し、計算された結果を帯域制御情報として前記リング型ネットワークを介して前記トラフィック入力元スイッチに返信する手段と、
    返信された前記トラフィック入力元スイッチが、前記帯域制御情報を元に前記送信元端末から前記宛先端末へのトラフィック流量を制限する手段とを有することを特徴とするネットワークの輻輳防止付帯域確保回路。
  5. 前記帯域情報を通知する手段は、前記トラフィック入力元スイッチに割り当て可能な帯域を、前記トラフィック入力元スイッチと前記宛先端末の間での前記トラフィック流量の最大帯域を超えないように前記送信元端末からの前記トラフィック流量の入力帯域に応じて計算することを特徴とする請求項4記載のネットワークの輻輳防止付帯域確保回路。
  6. 前記帯域情報を通知する手段は、前記トラフィック入力元スイッチに割り当て可能な帯域を、前記トラフィック入力元スイッチと前記宛先端末の間における前記トラフィック流量の最大帯域と、全ての前記送信元端末からの前記トラフィック流量の入力帯域の合計に対する個々の前記送信元端末からの前記トラフィック流量の入力帯域の比率との乗算により求めることを特徴とする請求項5記載のネットワークの輻輳防止付帯域確保回路。
  7. 請求項4から6のいずれか1項に記載のネットワークの輻輳防止付帯域確保回路を備えたことを特徴とするスイッチ。
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