JP3189796B2 - 欠陥検査方法及び装置 - Google Patents

欠陥検査方法及び装置

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JP3189796B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被検査パターンの欠陥を
検出する欠陥検査装置に係り、特に半導体ウェハや液晶
ディスプレイなどのパターンの欠陥検査に好適な欠陥検
出方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の検査装置は特開昭59−
192943号に記載のように、被検査パターンを等速
度で移動させつつ、ラインセンサ等の撮像素子により被
検査パターンの画像を検出し、検出した画像信号と一定
の時間遅らせた画像信号との位置ずれを定めた時間ごと
に補正してこれらを比較することにより、不一致を欠陥
として認識するものであった。ラインセンサとしては、
1次元のCCDラインセンサや最近では時間遅延積分型
(Time Delay Integration)CCDイメージセンサ
(以下、TDIイメージセンサという)が使われてお
り、比較的高い倍率の対物レンズを介して対象パターン
の像を検出している。なお、TDIイメージセンサは、
複数の1次元イメージセンサを2次元に配列した構造を
有し、各1次元イメージセンサの出力を定めた時間遅延
しては対象の同一位置を撮像した隣接する1次元イメー
ジセンサの出力と加算していくことにより、検出光量の
増加を図ったものである。
【0003】
【0004】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、極め
て高速の外観検査方法及び装置を提供することに有る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、TDIイメージセンサを用いて対象の
画像を検出し、これをすでに検出したパターン或いは基
準パターンと並列に位置ずれ補正を行って比較するよう
にした。即ち、本発明では、上記目的を達成するため
に、本来同一形状となるべきパターンが複数規則的に配
置された被検査物を時間遅延積分型CCDイメージセン
サに対して相対的に移動させながらこの相対的な移動と
同期させて時間遅延積分型CCDイメージセンサで撮像
して得た画像信号を用いて被検査物の欠陥を検出する方
法において、被検査物の第1の個所を時間遅延積分型C
CDイメージセンサで撮像して複数の出力信号を時間遅
延積分型CCDイメージセンサから並列に出力し、この
並列に出力した第1の個所を撮像して得たそれぞれの出
力信号を記憶手段に記憶し、被検査物の第2の個所を時
間遅延積分型CCDイメージセンサで撮像して複数の出
力信号を時間遅延積分型CCDイメージセンサから並列
に出力し、この並列に出力した第2の個所を撮像して得
たそれぞれの出力信号に基づくそれぞれの第2の画像信
号を記憶手段に記憶してある出力信号に基づくそれぞれ
の第2の画像信号に対応するそれぞれの第1の画像信号
と比較することにより被検査物の欠陥を検出するように
した。また、本発明では、上記目的を達成するために、
本来同一形状となるべきパターンが複数規則的に配置さ
れた被検査物を時間遅延積分型CCDイメージセンサに
対して相対的に移動させながらこの相対的な移動と同期
させて時間遅延積分型CCDイメージセンサで撮像して
得た画像信号を用いて被検査物の欠陥を検出する方法に
おいて、時間遅延積分型CCDイメージセンサで被検査
物の第1の個所を撮像し、時間遅延積分型CCDイメー
ジセンサから第1の個所を撮像して得た複数の出力信号
を並列に出力し、この並列に出力したそれぞれの出力信
号を記憶手段に記憶し、時間遅延積分型CCDイメージ
センサで被検査物の第2の個所を撮像し、時間遅延積分
型CCDイメージセンサから第2の個所を撮像して得た
複数の出力信号を並列に出力し、この並列に出力した出
力信号に基づくそれぞれの第2の画像信号と記憶手段に
記憶した出力信号に基づくそれぞれの第1の画像信号と
を2値化し、この2値化したそれぞれの第1の画像信号
とこのそれぞれの第1の画像信号に対応するそれぞれの
第2の画像信号とを並列に比較することにより被検査物
の欠陥を検出するようにした。更に、本発明では、上記
目的を達成するために、欠陥検査装置を、試料を載置し
て平面内で移動可能な載置面を備えた試料台手段と、こ
の試料台手段の載置面上に載置された被検査物を撮像し
て複数の出力信号を並列に出力する時間遅延積分型CC
Dイメージセンサを備えた撮像手段と、この撮像手段の
時間遅延積分型CCDイメージセンサから並列に出力さ
れた出力信号を記憶する記憶手段と、撮像手段で試料を
撮像中に試料台手段の載置面の移動量に応じて撮像手段
の撮像のタイミングを制御する制御手段と、この制御手
段で制御された撮像手段で試料を撮像して時間遅延積分
型CCDイメージセンサから並列に出力された出力信号
と撮像手段で試料を撮像して記憶手段に記憶された出力
信号とに基づいてそれぞれの画像信号を生成しこの生成
したそれぞれの画像信号を時間遅延積分型CCDイメー
ジセンサから並列に出力される複数の信号毎に並列に比
較して試料の欠陥を検出する欠陥検出手段とを備えて構
成した。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【作用】本発明では、上記構成で並列に位置ずれ補正を
行い比較することにより高速に検査できる。その結果、
高精度なパターン検出と高い感度の比較が短時間ででき
る。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例を図1から図4を用いて
説明する。図1は本発明の1実施例を示すパターン検査
装置である。同図において、5は時間遅延積分型(Time
Delay Integration)CCDイメージセンサであり、こ
のTDIイメージセンサは複数の1次元イメージセンサ
を2次元に配列した構造を有し、各1次元イメージセン
サの出力を定めた時間遅延しては対象の同一位置を撮像
した隣接する1次元イメージセンサの出力と加算してい
くことにより、検出光量の増加を図ったものである。
【0015】この種のイメージセンサの概念は本発明等
が実用新案(実開昭61-26373号)において記載し
たものと同一である。この種のTDIイメージセンサと
してカナダ国のダルサ社製のものや米国レチコン社のも
のがある。このTDIイメージセンサ5を、同図に示す
ように光軸に垂直な面に対しθだけ傾けて配置する。傾
ける向きは、TDIイメージセンサの中心を支点にして
内部の複数1次元イメージセンサの長手方向(Y方向)と
直交する方向とする。傾ける量は対象の凹凸に対応する
量とする。例えばLSIウェハの多層パターンでは1〜
3μm程度の凹凸があるので使用する対物レンズ4の倍
率Mの2乗をかけた量、即ち40倍の対物レンズでは1
600倍をかけた量である1.6〜4.8mmだけTD
Iイメージセンサを傾ける。勿論この量は使用する自動
焦点機構(図示せず)の性能にも依存し、これをカバーす
る範囲だけ勾配を設けるのがよい。即ち、対象によって
焦点合わせ精度が良くない場合、傾き量θも若干大きく
する。
【0016】このように傾けて配置したTDIイメージ
センサのたとえば内部の1次元イメージセンサの走査を
Y方向の走査に一致させ、これにより、被検査パターン
であるLSIウェハ1を対物レンズ4を介して1次元に
検出可能にするとともに、XYテーブル6によりLSI
ウェハ1を上記TDIイメージセンサ5の主走査と直交
する方向、即ちX方向に移動させることによって被検査
パターンを2次元の画像として検出可能にしている。な
お、LSIウェハ1は照明用ランプ3により照明されて
いる。XYテーブル6にはリニアスケール8が搭載され
ており、ウェハの実際の位置を正確に検出できる。
【0017】タイミング発生回路9によりリニアスケー
ル8の出力信号から画素を示すスタートタイミング信号
を発生し、TDIイメージセンサ5はこのスタートタイ
ミング信号により一定距離移動するたびに駆動される。
例えば、画素寸法が0.15μmである場合、ウェハが
X方向に0.15μmだけ移動するたびにスタートタイ
ミング信号を発生させ、イメージセンサを駆動する。
【0018】上記した構成にすれば、図2に位置関係を
示すようにTDIイメージセンサ内部の各1次元イメー
ジセンサ5−1〜5−mは光軸に垂直な方向で少しづつ
異なる位置(Z位置)に結像する。1次元イメージセンサ
5−kは時刻TiでA層上面に結像している。LSIウ
ェハ1がX方向に移動すると、時刻Tjで隣接する1次
元イメージセンサに上記A層上面の同一位置が結像す
る。このように各1次元イメージセンサに対象の同一位
置(X位置)がずれることなく検出される。このため、対
象に高段差や凹凸があってもいずれかの1次元イメージ
センサ面に対象が結像する。その結果、鮮明な大きな振
幅の信号出力が得られ、欠陥の有無はいずれかの1次元
イメージセンサ出力の値に反映される。TDIイメージ
センサのもつ信号の加算機能によって、これらすべての
結像面の信号が加算される。
【0019】図3(a)に示すように対象が3層のパター
ンの場合、最も下層にパターン欠陥があった場合、従来
は例えば中間層のみに焦点が合っており、図3(b)のよ
うに中間層のパターンのみが検出信号波形のコントラス
トがおおきかったが、本発明では3層すべてが同等のコ
ントラストを示す。従って、下層に欠陥がある場合、従
来は図3(b)のようにコントラストが小さく正常部との
違いが明確でなかったが、本発明では図3(c)のように
正常部との違いを明確にすることができる。
【0020】図1において、上記TDIイメージセンサ
5は例えば8個の複数画像信号を並列に出力する。これ
らの複数の出力信号は遅延メモリ7によりウェハ1を1
チップ分移動する時間だけ遅らせる。これにより、TD
Iイメージセンサ5の出力信号と遅延メモリ7の出力信
号は、隣接するチップ2aと2bの画像信号に相当す
る。これらの複数の出力信号を、並列に各Channelごと
に比較し、欠陥を高速に検出する。
【0021】次に、1channel分の処理内容を説明す
る。画像信号をエッジ検出回路11a、11bに入力し被検査
パターンのパターンエッジを検出する。エッジ検出回路
11a、11bは、例えば暗いパターンエッジを検出する微分
オペレータが搭載される。そして、2値化回路12a、12b
で上記検出されたパターンエッジが2値化される。
【0022】次に、22は不一致検出回路であり、図4に
示す如き構成をしている。即ち、不一致検出回路22は、
一方の2値化回路12aの出力から画像信号をTDIイメ
ージセンサの1走査分遅延させるシフトレジスタ26a〜2
6f及びシリアルイン・パラレルアウトのシフトレジス
タ27a〜27gにより7×7画素(範囲は任意)の2次元局
部画像を切り出す。また他方の2値化回路12bの出力
は、上記と同様のシフトレジスタ28a〜28c、及び29に
より遅延させ、その出力を上記2次元局部画像の中心位
置と同期させている。ついで、上記シフトレジスタ29の
出力と、上記局部画像の各ビット出力をEXOR回路30
a〜30nで排他的論理和をとって不一致画素を検出し、
カウンタ31a〜30nでこの不一致画素の個数を計算す
る。またこのカウンタ31a〜31nは上記TDIイメージ
センサ5のN走査毎にゼロクリアして、その直前に値を
読み出して上記TDIイメージセンサ5の画素数Mと走
査数Nとの相乗積のエリアM×N内での不一致画素がわ
かるようにしている。
【0023】上記局部画像の各ビット出力は上記シフト
レジスタ29の出力に対してX、Y方向に±3画素の範囲
で、1画素毎にシフトされたものであるから、上記カウ
ンタ31a〜31nではX、Y方向に±3画素入力パターン
をシフトしたときの、各シフト量における不一致画素数
がカウントされる。従って、最小値や極小値など不一致
画素数が特徴的な値をもつカウンタがどれかを調べれ
ば、画像の不一致が小さい最適な位置合せが可能にな
る。勿論、不一致画素数が定めた値より小さいカウンタ
を求め、満たすものを最適な位置としてもよい。
【0024】上記のようにしてカウンタ31a〜31nがX、
Y方向に±3画素入力パターンをシフトしたときの各シ
フト量における不一致画素数をカウントしたとき、最小
値検出回路32がカウントした値を読み出し、最小値や極
小値をもつカウンタを選択して、上記TDIイメージセ
ンサ5がY方向に走査するシフト量34a、34bと、これと
直角なX方向に走査するシフト量33a、33bとを出力す
る。
【0025】23a、23bは遅延回路であり、上記TDIイ
メージセンサ5の内部1次元イメージセンサの画素数M
と位置合せに要する上記TDIイメージセンサ5の走査
回数Nとの相乗積に相当するエリアM×N内の上記レジ
スタにより構成され、上記2値化回路12a、12bよりの出
力を遅延させるようにしている。
【0026】24は位置合せ回路であり、図5に示すよう
に、上記最小値検出回路32から上記TDIイメージセン
サ5のX方向に走査するときのシフト量33a、33bが選択
回路35に入力されたとき、該選択回路35が上記一方の遅
延回路23a及び上記TDIイメージセンサ5の一走査分
だけ遅延させるシフトレジスタ36a〜36fの出力から、最
適なシフト位置を選択してレジスタ37a、37bに入力され
る。選択回路38a、38b、が上記最小検出回路32からの上
記TDIイメージセンサ5のY方向に走査するときのシ
フト量34a、34bにより、上記TDIイメージセンサ5の
Y方向の最適なシフト位置を選択する。従って、上記選
択回路38a、38bの出力には、不一致量が最小或いは極小
になるシフト位置に対する局部画像が抽出される。
【0027】上記他方の遅延回路23bの出力からも、上
記シフトレジスタ39a〜39c及び40の出力を用いて、上記
シフトレジスタ29(図4参照)の出力と同一量だけ遅延さ
せた位置に画像を同期抽出する。この状態では上記選択
回路38a、38bから出力される局部画像は、上記シフトレ
ジスタ40から出力される局部画像に対し、位置ズレのな
い最適なシフト位置になっている。
【0028】このようにして最適なシフト位置が決定さ
れると、欠陥判定回路25が共通に表れる不一致を欠陥と
する。図6は上記欠陥判定回路25を示す。同図は2点の
シフト位置の場合を示すが、上記選択回路38aの出力と
上記シフトレジスタ40の出力との不一致をEXOR回路
が検出し、同時に、上記選択回路38bの出力シフトレジ
スタ40の出力との不一致をEXOR回路43が検出し、上
記EXOR回路42の出力の論理積をAND回路44により
とる。そして判定器45が上記AND回路44の出力信号を
サイズにより欠陥かどうかを判定して出力する。
【0029】このように、エッジ検出回路11、2値化
回路12、不一致検出回路22、遅延回路23、位置合
せ回路24、欠陥判定回路25等により、各チャンネル
(Channel)毎に欠陥を検出することが可能である。この
実施例では各チャンネル毎に完全に独立に処理したが、
共通化ができる。
【0030】位置合せを共通化した検査装置の例を図7
に示す。図7に示したパターン検査装置において、チャ
ンネル2から8は各チャンネルごとに不一致画素数検出
回路48において図9に示すようにカウンタ31により
各チャンネル毎の不一致画素数を算出し、チャンネル1
の不一致検出回路47において、図8に示すようにこれ
らを加算器46により合計し、この加算器46の出力を
最小値検出回路で処理する。このようにすれば、より広
い範囲の画像を取り扱えるため位置ずれ補正の精度が向
上する。これはパターン密度の小さい場所を検査するた
めには特に有効である。また、チャンネル1、2、7、
8は上記のような構成にし、それ以外は遅延回路23、
位置合せ回路24、欠陥判定回路25のみとして不一致
検出を省略してもよい。
【0031】上記実施例では、2値化回路12を用いて2
値化した画像を使用した欠陥検出について説明したが、
図1、図7においては2値化回路12をthruにし濃淡
画像そのものを用いて欠陥検出してもよい。(図1、7
では点線のように結線される。この場合、2値化回路12
の出力は不一致検出回路22にのみ結線される。)この場
合、濃淡の違いが大きい領域を欠陥とすることになる。
このような構成にすれば、正常部と異なる欠陥の信号を
より精度良く検出できる。
【0032】また、実際には、各1次元イメージセンサ
は移動方向と直行する方向で、像の結像に起因して若干
の倍率誤差(Y位置)が生じるが、これも比較により相殺
されるので問題にならない。このように、TDIイメー
ジセンサは検出光量を増加することを目的とするもので
あるが、焦点深度を増加させることに極めて有効であ
り、その結果として、各層が重なって凹凸のできた多層
パターンでも、各層に焦点の合った高精度なパターン検
出と高い感度の比較ができる。特に、微細な欠陥がどの
層にあってもこれを検出できる。従って、従来にくらべ
飛躍的に欠陥検出性能を向上させることができる。
【0033】以上実施例を用いて詳細を述べたが、個々
の構成要素は既存の技術で実現可能である。また、一つ
のTDIイメージセンサを用いて検査する方式について
述べたが、2つのTDIイメージセンサを用いて同時に
検出した画像を比較検査する方式にも適用できる。
【0034】また、本発明等がすでに提案した方式、す
なわち特開昭61−65444に記載したように、検出
した画像から手本パターンを作成し、そのパターンを被
検査チップの回路パターンと比較して欠陥を検出しても
よい。また、設計データを用いて比較する方式の場合
は、各層のZ方向の位置関係により生じるぼけの違いを
特別に考慮する必要がなく、各層の上下関係だけを考慮
し、これらが同じ平面上にあるとして一様なかつ簡単な
処理で正確な比較ができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
センサから並列に出力された信号を並列に処理するの
で、高速の欠陥検査ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すパターン検査装置を示す
図である。
【図2】TDIイメージセンサによる結像関係を示す図
である。
【図3】検出信号波形の例を示す図である。
【図4】不一致検出回路を示す図である。
【図5】位置合せ回路を示す図である。
【図6】欠陥判定回路を示す図である。
【図7】他の実施例を示すパターン検査装置を示す図で
ある。
【図8】不一致検出回路を示す図である。
【図9】不一致画素数検出回路を示す図である。
【符号の説明】
1…ウェハ 2…チップ 3…照明光 4…対物
レンズ 5…TDIイメージセンサ 6…ステージ
7…遅延メモリ 8…リニアスケール 9…タイミング発生回路 11…エッジ検出回路
12…2値化回路 22…不一致検出回路 23…遅延回路 24…位
置合せ回路 25…欠陥判定回路 26〜29…シ
フトレジスタ 30…EXOR回路 31…カウン
タ 32…最小値検出回路 36、37、39、4
0…シフトレジスタ 45…判定器 46…加算器 47…不一致検出回
路 48…不一致検出画素数検出回路
フロントページの続き (72)発明者 広井 高志 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所生産技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭59−192943(JP,A) 特開 平4−348260(JP,A) 特開 昭61−169705(JP,A) 特開 昭61−65444(JP,A) 特開 昭59−192943(JP,A) 実開 昭61−26373(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/84 - 21/958 G01B 11/00 - 11/30 H01L 21/64 - 21/66

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本来同一形状となるべきパターンが複数規
    則的に配置された被検査物を時間遅延積分型CCDイメ
    ージセンサに対して相対的に移動させながら該相対的な
    移動と同期させて前記時間遅延積分型CCDイメージセ
    ンサで撮像して得た画像信号を用いて前記被検査物の欠
    陥を検出する方法であって、前記被検査物の第1の個所
    を前記時間遅延積分型CCDイメージセンサで撮像して
    複数の出力信号を前記時間遅延積分型CCDイメージセ
    ンサから並列に出力し、該並列に出力した前記第1の個
    所を撮像して得た出力信号を記憶手段に記憶し、前記被
    検査物の第2の個所を前記時間遅延積分型CCDイメー
    ジセンサで撮像して複数の出力信号を前記時間遅延積分
    型CCDイメージセンサから並列に出力し、該並列に出
    された前記第2の個所を撮像して得た出力信号に基づ
    く第2の画像信号を前記記憶手段に記憶してある前記
    列に出力された出力信号に基づく第1の画像信号と並列
    比較することにより前記被検査物の欠陥を検出するこ
    とを特徴とする欠陥検査方法。
  2. 【請求項2】本来同一形状となるべきパターンが複数規
    則的に配置された被検査物を時間遅延積分型CCDイメ
    ージセンサに対して相対的に移動させながら該相対的な
    移動と同期させて前記時間遅延積分型CCDイメージセ
    ンサで撮像して得た画像信号を用いて前記被検査物の欠
    陥を検出する方法であって、前記時間遅延積分型CCD
    イメージセンサで前記被検査物の第1の個所を撮像し、
    前記時間遅延積分型CCDイメージセンサから前記第1
    の個所を撮像して得た複数の出力信号を並列に出力し、
    該並列に出力した出力信号を記憶手段に記憶し、前記時
    間遅延積分型CCDイメージセンサで前記被検査物の第
    2の個所を撮像し、前記時間遅延積分型CCDイメージ
    センサから前記第2の個所を撮像して得た複数の出力信
    号を並列に出力し、該並列に出力された出力信号に基づ
    く第2の画像信号と前記記憶手段に記憶した並列に出力
    された出力信号に基づく第1の画像信号とを2値化し、
    該2値化した第1の画像信号と前記第2の画像信号とを
    並列に比較することにより前記被検査物の欠陥を検出す
    ることを特徴とする欠陥検査方法。
  3. 【請求項3】 試料を載置して平面内で移動可能な載置面
    を備えた試料台手段と、該試料台手段の載置面上に載置
    された被検査物を撮像して複数の出力信号を並列に出力
    する時間遅延積分型CCDイメージセンサを備えた撮像
    手段と、該撮像手段の時間遅延積分型CCDイメージセ
    ンサから並列に出力された出力信号を記憶する記憶手段
    と、前記撮像手段で前記試料を撮像中に前記試料台手段
    の載置面の移動量に応じて前記撮像手段の撮像のタイミ
    ングを制御する制御手段と、該制御手段で制御された前
    記撮像手段で前記試料を撮像して前記時間遅延積分型C
    CDイメージセンサから並列に出力された出力信号と前
    記撮像手段で前記試料を撮像して前記記憶手段に記憶さ
    れた出力信号とに基づいてそれぞれの画像信号を生成し
    該生成したそれぞれの画像信号を前記時間遅延積分型C
    CDイメージセンサから並列に出力される複数の信号毎
    に並列に比較して前記試料の欠陥を検出する欠陥検出手
    段とを備えたことを特徴とする欠陥検査装置。
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