JP3189517U - 乳母車用シェード - Google Patents

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Abstract

【課題】乳母車に着座する乳幼児に前方から差し込む直射日光を遮ることができる乳母車用シェードを提供する。
【解決手段】幌を覆う大きさに形成され、第1外周区間12と第2外周区間15とを有し、一方の面に金属光沢を有するシート状の第1シェード部材と、第2外周区間に沿って延在するように第1シェード部材に取り付けられている第1フレーム2と、第2外周区間において、第1シェード部材の第1部分17から第2部分18に亘る部分に沿って延在するように基端周縁31が取り付けられ、第1フレームの延在面と交差する方向に延びるように形成されたシート状の第2シェード部材3と、第2シェード部材の先端周縁41に沿って延在するように取り付けられている第2フレーム4と、を備え、第2フレームは、第1フレームの延在面に対し、一方の側から他方の側に可逆的に位置を変えることができる。
【選択図】図1

Description

本考案は、乳母車に装着して用いられる乳母車用シェードに関する。
従来から乳母車に装着して用いられる乳母車用日除け装具が知られている(例えば特許文献1参照)。
この乳母車用日除け装具は、紫外線非透過性を有し、乳母車の上方を覆う大きさに形成した本体シート部と、本体シート部の外周部に取り付けられた棒状の芯材と、乳母車に対する固定を行う固定手段と、を備えている。これによって、様々な乳母車に対して乳母車用日除け装具を取り付けることができる。
特開2006−15883号公報
しかし、特許文献1に記載の乳母車用日除け装具は、乳母車に着座する乳幼児に対して前方から差し込む直射日光を十分に遮ることができないという問題があった。
上記課題を解決するため、本考案のある態様に係る乳母車用シェードは、幌を有する乳母車に当該幌に被せるように装着される乳母車用シェードであって、少なくとも前記幌を覆う大きさに形成され、基端縁に対応する外周区間からなる第1外周区間と当該基端縁と先端縁との間の両側端縁に対応する外周区間及び当該先端縁に対応する外周区間からなる第2外周区間とを有し、一方の面に金属光沢を有するシート状の第1シェード部材と、前記第1シェード部材の前記第2外周区間に沿って延在するように前記第1シェード部材に取り付けられている第1フレームと、前記第2外周区間において、前記第1シェード部材の一方の側端縁に対応する外周区間の第1部分から前記第1シェード部材の他方の側端縁に対応する外周区間の第2部分に亘る部分に当該部分に沿って延在するように基端周縁が取り付けられ、前記第1フレームの延在面と交差する方向に延びるように形成されたシート状の第2シェード部材と、前記第2シェード部材の先端周縁に沿って延在するように前記第2シェード部材に取り付けられている第2フレームと、を備え、前記第2フレームは、当該第2フレームが当該第1フレームの延在面に対し、一方の側から他方の側に可逆的に位置を変えることができるよう構成されている。ここで、第1シェード部材の「ある端縁」に対応する「外周区間」とは、第1シェード部材の全外周のうち、当該「ある端縁」に一致する区間をいう。
この構成によれば、第2シェード部材を第1シェード部材から下方に延在するように位置させることができ、第2シェード部材によって、乳母車に着座する乳幼児に前方から差し込む直射日光を遮ることができる。また、第2フレームを第1フレームの延在面に対し、一方の側から他方の側に可逆的に位置を変えて第1シェード部材及び第2シェード部材を裏返すことができる。したがって、乳母車用シェードを乳母車に装着した状態において、第1シェード部材の金属光沢を有する側の面を上側に位置させたり、下側に位置させたりすることができる。そして、第1シェード部材の金属光沢を有する側の面を上側に位置させると、この面が太陽光を反射し、第1シェード部材の温度の上昇を抑制することができる。したがって、第1シェード部材から乳母車に着座する乳幼児への伝熱を抑制することができ、この乳幼児に快適な乗車空間を提供することができる。さらに、第1シェード部材の金属光沢を有する側の面を下側に位置させると、乳母車を押す使用者の目に入射する第1シェード部材からの反射光の量を低減することができ、この使用者が感じる眩しさを抑制することができる。換言すると、第1シェード部材の金属光沢を有する側の面が上側及び下側の何れの側に位置する状態においても、第2シェード部材を第1シェード部材から下方に延在するように位置させることができ、第2シェード部材によって、乳母車に着座する乳幼児に前方から差し込む直射日光を遮ることができる。
前記第2フレームは、両端が前記第1フレームと離間して、前記第2シェード部材に取り付けられていてもよい。
この構成によれば、第2フレームの両端が第1フレームに対し、互いに接続された第1シェード部材の両側端縁部及び第2シェード部材の基端縁部によって柔軟に接続されているので、第1フレームを第2フレームの内側を潜らせることによって、第2フレームを第1フレームの延在面に対し、一方の側から他方の側に可逆的に位置を変えることができる。
前記第2シェード部材は、前記第1シェード部材の先端から前記第1部分及び前記第2部分に向かうに従って先端周縁が基端周縁に近づくように形成され、前記第2フレームは、一方の端部が第1部分近傍に位置し、他方の端部が第2部分近傍に位置していてもよい。
この構成によれば、第2フレームを第1部分近傍及び第2部分近傍を通る仮想の軸線周りに、第1フレーム2の先端縁と第2フレームとが近接した折畳位置と、第1フレームの先端縁と第2フレームとが離間した展開位置との間を揺動させることができる。
前記第1シェード部材の第2外周区間は、湾曲して延在し、前記第1フレームは、第1シェード部材の第2外周区間の両側端縁が互いに離間する方向に第1シェード部材の第2外周区間の両側端縁を付勢する弾性体で構成されていてもよい。
この構成によれば、第1シェード部材が第1フレームによって張られた状態に維持されるようにすることができ、且つ、第1フレームを適宜弾性変形させて第2フレームの内側を容易に潜らせることができるので、第1シェード部材及び第2シェード部材を容易に裏返すことができる。
前記第1シェード部材の両側端縁に基端縁が取り付けられ、伸縮性を有する一対の側部と、一対の側部の先端部に取り付けられ、前記一対の側部の先端部を前記乳母車に係止可能に構成されている一対の第1係止部と、前記第1シェード部材の第2外周区間の両端部に取り付けられ、前記第1シェード部材の第2外周区間の両端部を前記乳母車に係止可能に構成されていてもよい。
この構成によれば、種々の乳母車に乳母車用シェードを装着することができる。
本考案は、第1シェード部材の金属光沢を有する側の面が上側及び下側の何れの側に位置する状態においても、第2シェード部材によって、乳母車に着座する乳幼児に前方から差し込む直射日光を遮ることができるという効果を奏する。
本考案の実施の形態に係る乳母車用シェードの構成例を示す斜視図であり、金属光沢を有する面を上面に位置させた状態を示す図である。 図1の乳母車用シェードの構成例を示す斜視図であり、金属光沢を有する面を下面に位置させた状態を示す図である。 図1の乳母車用シェードの第1部分の構成例を示す要部拡大図である。 図1の乳母車用シェードに使用例を示す斜視図である。
以下、本考案の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本考案が限定されるものではない。また、以下では、全ての図を通じて、同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
(実施の形態)
図1は、本考案の実施の形態に係る乳母車用シェード100の構成例を示す斜視図であり、金属光沢を有する面を上面に位置させた状態を示す図である。図2は、本考案の実施の形態に係る乳母車用シェード100の構成例を示す斜視図であり、金属光沢を有する面を下面に位置させた状態を示す図である。図4は、乳母車用シェード100の使用例を示す斜視図である。
乳母車用シェード100は、図4に示すように幌150を有する乳母車110に装着されて用いられるシェードであり、幌150に被せるように装着されるものである。詳細は後述する通り、乳母車用シェード100を幌150に被せるように装着することによって、乳母車110の座部140に着座する乳幼児に対する遮光性及び遮熱性を向上させることができる。以下では、説明の便宜上、乳母車用シェード100を乳母車110に装着した状態において、幌150の基端150aから先端150bに向かう方向を前といい、その反対方向を後ということがある。また、乳母車110の左方向及び右方向をそれぞれ左及び右といい、上方向及び下方向を上及び下ということがある。
図1及び図2に示すように、乳母車用シェード100は、第1シェード部材1と、第1フレーム2と、第2シェード部材3と、第2フレーム4とを備える。
第1シェード部材1は、シート状に形成され、少なくとも幌150を覆う大きさに形成されている。なお、説明の便宜上、以下では、第1シェード部材1の全外周のうち、「ある端縁」に一致する区間を、第1シェード部材1の当該「ある端縁」に対応する「外周区間」と呼ぶ。すなわち、第1シェード部材1は、基端縁11に対応する外周区間からなる第1外周区間12と、基端縁11と先端縁13との間の両側端縁14に対応する外周区間及び先端縁13に対応する外周区間からなる第2外周区間15とを有している。そして、第1シェード部材1の一方の面1aは、金属光沢を有する。
本実施の形態において例示する形態において、第1シェード部材1は、ポリエステル製である。しかし、これに限られるものではない。そして、第1シェード部材1の基端縁11(第1外周区間12)は、乳母車110への装着時において、左右方向に延在するように一直線状に形成されている。基端縁11は、筒状に形成され、内部にはゴム紐16が挿通及び収容されている。このゴム紐16の両端は、基端縁11の両端部に縫合されて固定されている。ゴム紐16は、伸びた状態で基端縁11の両端部に固定された後、縮んでいるので、これによって、基端縁11は、多数の襞が形成されるように短縮されている。これによって、乳母車用シェード100を幅が狭い乳母車110に取り付けた場合においても、余った基端縁11が垂れ下がって見栄えが悪化することを防ぐことができる。そして、第1シェード部材1の第2外周区間15は、湾曲して延在している。そして、第2外周区間15に沿って延在するように筒状部19が第1シェード部材1に縫合されて取り付けられ、この筒状部19の内部に第1フレーム2が収容されている。このようにして、第1フレーム2が第1シェード部材1に取り付けられている。なお、第1フレーム2の第1シェード部材1に対する取り付け方法はこの方法に限られるものではなく、これに代えて、直接固着されていてもよい。
そして、第1シェード部材1は、一方の面1aにアルミが蒸着され、この面が金属光沢を有するように構成されている。これによって、この面が太陽光を反射し、第1シェード部材1の温度の上昇を抑制することができる。また、第1シェード部材1の他方の面1bは、例えば黒色であり、金属光沢を有しない。
第1フレーム2は、第1シェード部材1の第2外周区間15に沿って延在するように第1シェード部材1に取り付けられている。
本実施の形態において例示する形態において、第1フレーム2は、ガラス繊維強化樹脂製の棒状体であり、弾性を有する。そして、上述の通り、第1フレーム2は、第1シェード部材1の筒状部19に挿通及び収容されて、第1シェード部材1に取り付けられている。また、上述の通り、第2外周区間15は湾曲しているため、第1フレーム2は、第2外周区間15の両側端縁14が互いに離間する方向に第1シェード部材1の第2外周区間15の両側端縁14を付勢している。したがって、第1シェード部材1は、第1フレーム2によって張られた状態に維持されている。このように、第1フレーム2は、第1シェード部材1の外周の形状を規定している。
第2シェード部材3は、特に、乳母車110の座部140に着座した乳幼児に前方から差し込む光を遮るためのものである。第2シェード部材3は、シート状に形成され、第2外周区間15において、第1シェード部材1の一方の側端縁14に対応する外周区間の第1部分17から第1シェード部材1の他方の側端縁14に対応する外周区間の第2部分18に亘る部分にこの部分に沿って延在するように基端縁(基端外周)31が取り付けられ、第1フレーム2の延在面と交差する方向に延びるように形成されている。
本実施の形態において例示する形態において、第2シェード部材3は、例えば、ポリエステル製である。しかし、これに限られるものではない。そして、第2シェード部材3の基端縁31は、第1部分17から第2部分18に亘る第2外周区間15に対応する端縁に縫合されて取り付けられている。
そして、第2シェード部材3は、第1シェード部材1の先端縁13から第1部分17及び第2部分18にそれぞれ向かうに従って先端縁(先端外周)32が基端縁31に接近するように形成されている。そして、第2シェード部材3の先端縁32に沿って延在するように筒状部39が第2シェード部材3に縫合されて取り付けられ、この筒状部39の内部に第2フレーム4が挿通及び収容されている。このようにして、第2フレーム4が第2シェード部材3に取り付けられている。なお、第2フレーム4の第2シェード部材3に対する取り付け方法はこの方法に限られるものではなく、これに代えて、第2フレーム4が第2シェード部材3に直接固着されていてもよい。
また、第1シェード部材1の第1部分17から第2部分18までの第2外周区間15に沿った長さ寸法は、第2シェード部材3の先端縁32の長さ寸法以上に形成されている。これによって、第2シェード部材3の先端縁32が容易に第1シェード部材1の第2外周区間15を乗り越えて反対側に位置しないようになっている。
図3は、乳母車用シェード100の第1部分17の構成例を示す要部拡大図である。
第2フレーム4は、第2シェード部材3の先端縁32に沿って延在するように第2シェード部材3に取り付けられている。そして、第2フレーム4は、第2フレーム4が第1フレーム2の延在面に対し、一方の側から他方の側に可逆的に位置を変えることができるように構成されている。
本実施の形態において例示する形態において、第2フレーム4は、ガラス繊維強化樹脂製の棒状体であり、弾性を有する。そして、上述の通り、第2フレーム4は、第2シェード部材3の筒状部39に収容されて、第2シェード部材3に取り付けられている。
そして、第2フレーム4は第1フレーム2と離間して第2シェード部材3に取り付けられている。すなわち、図3に示すように、第2フレーム4は、一方の端部が第1部分17近傍に位置し、他方の端部が第2部分18近傍に位置している。したがって、第2フレーム4は、第1部分17近傍及び第2部分18近傍を通る仮想の軸線周りに、図1又は2に示す第1フレーム2の先端縁13と第2フレーム4の先端縁41とが近接した折畳位置と、図4に示す第1フレーム2の先端縁13と第2フレーム4の先端縁41とが離間した展開位置との間を揺動するように構成されている。そして、乳母車用シェード100は、第1フレーム2の先端縁13と第2フレーム4の先端縁41とを係合させる留め具8を有する。留め具8は雌雄一対のスナップボタンを備え、これらを係合させることによって、留め具8は第2フレーム4を折畳位置に保持する。また、乳母車用シェード100を乳母車110に装着した状態においては、留め具8の係合を解除すると、の影響を受けて第2フレーム4は下方に揺動して展開位置に位置するようになっている。上述の通り、本実施の形態において留め具8はスナップボタンを備えるが、これに限定されず、例えば面ファスナーであってもよい。
また、上述の通り、第1フレーム2と第2フレーム4とは直接連結されておらず、第2フレーム4の両端が第1フレーム2に対し、互いに接続された第1シェード部材1の両側端縁部及び第2シェード部材3の基端縁部によって柔軟に接続されているので、第1フレーム2を第2フレーム4の内側を潜らせることによって、第2フレーム4を、第1フレーム2の延在面(第1シェード部材1)の一方の側から他方の側に位置させて第1シェード部材1及び第2シェード部材3を裏返すことができる。すなわち、第2フレーム4は、第1フレーム2の延在面の一方の側及び他方の側の何れの側にも位置させることができるようになっている。したがって、乳母車110への装着時において下方に位置する面の側に第2フレーム4を位置させることによって、乳母車110に着座した乳幼児に対して前方から差し込む光を第2シェード部材3によって遮ることができる。
具体的には、第1シェード部材1の第2外周区間15の第1部分17から第2部分18に亘る部分に収容されている第1フレーム2を弾性変形させて、第2シェード部材3の先端縁32(第2フレーム4)の内側を潜らせることによって、第2フレーム4を第1フレーム2(第1シェード部材1)の延在面に対し、一方の側から他方の側に可逆的に位置を変えることができる。これによって、乳母車用シェード100を乳母車110に装着して状態において、第1シェード部材1の金属光沢を有する側の面1aを上側に位置させたり、第1シェード部材1の金属光沢を有しない側の面1bを上側に位置させたりすることができる。第2外周区間15を弾性変形させた第1フレーム2は、第1フレーム2の復元力によって、湾曲した形状に復元する。
そして、本実施の形態において例示する形態において、乳母車用シェード100は、乳母車用シェード100を乳母車110に取り付けるための機構を更に有する。この機構は、一対の側部5と、一対の第1係止部6と、一対の第2係止部7とを含む。
一対の側部5は、伸縮性を有し、第1シェード部材1の両側端縁14に基端縁51が取り付けられている。
すなわち、一対の側部5は、三角形状に形成された伸縮性を有する布状体で構成されている。そして、一方の側部5は、一辺が第1部分17を含む側端縁14に縫合されて取り付けられている。また、他方の側部5は、一辺が第2部分18を含む側端縁14に縫合されて取り付けられている。
一対の第1係止部6は、一対の側部5の先端部52に取り付けられ、一対の側部5の先端部52を乳母車110に係止可能に構成されている。
すなわち、一対の第1係止部6は、帯状体で構成されている。そして、一対の第1係止部6の基端部は、一対の側部5の側端縁14に縫合されていない2辺が交わっている先端部52に縫合されて取り付けられ、ここから延びるように設けられている。第1係止部6は、先端部と、先端部よりも基端部側の部分とを係合させる面ファスナー61を有する。
一対の第2係止部7は、第1シェード部材1の第2外周区間15の両端部に取り付けられ、第1シェード部材1の第2外周区間15の両端部を乳母車110に係止可能に構成されている。
すなわち、一対の第2係止部7は、帯状体で構成され、第2外周区間15の両端部から延びるように設けられている。そして、第2係止部7は、先端部と、先端部よりも基端部側の部分とを係合させる面ファスナー71を有する。
[使用例]
次に、乳母車用シェード100の使用例を説明する。
本使用例では、図4を参照しながら乳母車用シェード100を乳母車110に取り付ける場合の使用例について説明する。
この乳母車110は、所謂背面押し型のベビーカーであり、幅方向に並んで上下方向に傾斜して延びる一対の第1支持杆120と、上端部が一対の第1支持杆120に連結された一対の第2支持杆130と、座部140と、幌150と、を備える。一対の第1支持杆120は、上端部に一対の持ち手121が設けられ、下端部に一対の前輪122が設けられている。一対の第2支持杆130は、下端部に一対の後輪131が設けられている。座部140は、一対の第1支持杆120に支持されている。幌150は、座部140の上方において、一対の第1支持杆120に支持されている。
上記のように構成されている乳母車110に乳母車用シェード100を装着するときは、まず、装着時において、第1シェード部材1の下面となる面の側に第2シェード部材3及び第2フレーム4を位置させる。すなわち、第1シェード部材1の第2外周区間15の第1部分17から第2部分18に亘る部分に収容されている第1フレーム2を弾性変形させて、第2シェード部材3の先端縁32(第2フレーム4)を潜らせることによって、第2フレーム4を第1フレーム2の延在面(第1シェード部材1)に対し、一方の側から他方の側に可逆的に位置を変える。例えば、第1シェード部材1の金属光沢を有する側の面1aを上面に位置させたい時は、第1シェード部材1の金属光沢を有しない面(黒色の面)1bの側に第2シェード部材3及び第2フレーム4を位置させる。これによって、第1シェード部材1の金属光沢を有する側の面1aが太陽光を反射し、第1シェード部材1の温度の上昇を抑制することができる。したがって、第1シェード部材1から乳母車110の座部112に着座する乳幼児への伝熱を抑制することができ、この乳幼児に快適な乗車空間を提供することができる。また、第1シェード部材1の金属光沢を有しない面(黒色の面)1bを上面に位置させたい時は、第1シェード部材1の金属光沢を有する面1aの側に第2シェード部材3及び第2フレーム4を位置させる。これによって、乳母車110の持ち手121を持って乳母車110を押す使用者の目に入射する第1シェード部材1からの反射光の量を低減することができ、この使用者が感じる眩しさを抑制することができる。
このように、第1シェード部材1の金属光沢を有する側の面が上側及び下側の何れの側に位置する状態においても、第2シェード部材3を第1シェード部材1から下方に延在するように位置させることができる。
次に、第2外周区間15よりも第1外周区間12が乳母車110の持ち手121側に位置するように乳母車用シェード100を幌150に被せる。更に、第1外周区間12が左右方向に延在するように乳母車用シェード100の向きを調整する。
次に、一対の第1係止部6の先端部を一対の第1支持杆120に巻き付けて第1係止部6の先端部と、先端部よりも基端側の部分を面ファスナー61によって係合させる。これによって、乳母車用シェード100の位置がずれないように乳母車用シェード100を乳母車110に係止することができる。
上述の通り、一対の側部5は伸縮性を有するので、一対の第1係止部6が一対の第1支持杆120に届かず、巻き付けることができないときは、一対の側部5を引っ張って伸長させることによって、一対の第1係止部6を一対の第1支持杆120に巻き付けることができる。このように、幌150と一対の第1支持杆120との間隔が異なる種々の乳母車に乳母車用シェード100を取り付けることができるようになっている。
また、一対の第2係止部7を一対の第1支持杆120の持ち手121又はその近傍に巻き付けて第2係止部7の先端部と、先端部よりも基端側の部分を面ファスナー71によって係合させる。これによって、更に乳母車用シェード100がずれないように乳母車用シェード100を乳母車110に係止することができる。
このように、乳母車用シェード100を乳母車110に装着することができる。これによって、乳母車110の座部140に着座する乳幼児に対する遮光性及び遮熱性を向上させることができる。
そして、第2フレーム4を折畳位置に位置させると、乳母車110の座部140に着座する乳幼児からの見晴らしを良くすることができる。また、第2フレーム4を展開位置に位置させると、乳母車110の座部140に着座する乳幼児に前方から差し込む直射日光を遮ることができる。
以上に説明したように、本考案の乳母車用シェード100は、第2フレーム4を第1フレーム2の延在面(第1シェード部材1)に対し、一方の側から他方の側に可逆的に位置を変えることができ、これによって、乳母車用シェード100を乳母車110に装着した状態において、第1シェード部材1の金属光沢を有する側の面1aを上側に位置させたり、第1シェード部材1の金属光沢を有しない側の面1bを上側に位置させたりすることができる。そして、第1シェード部材1の金属光沢を有する側の面1aを上側に位置させると、この面1aが太陽光を反射し、第1シェード部材1の温度の上昇を抑制することができる。したがって、第1シェード部材1から乳母車110の座部112に着座する乳幼児への伝熱を抑制することができ、この乳幼児に快適な乗車空間を提供することができる。また、第1シェード部材1の金属光沢を有する面1aの側に第2シェード部材3及び第2フレーム4を位置させると、乳母車110の持ち手121を持って乳母車110を押す使用者の目に入射する第1シェード部材1からの反射光の量を低減することができ、この使用者が感じる眩しさを抑制することができる。
そして、第1シェード部材1の金属光沢を有する側の面が上側及び下側の何れの側に位置する状態においても、第2シェード部材3を第1シェード部材1から下方に延在するように位置させることができ、第2シェード部材3を展開位置に位置させることによって、乳母車110に着座する乳幼児に前方から差し込む直射日光を遮ることができる。
上記説明から、当業者にとっては、本考案の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本考案を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本考案の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本件考案は、乳母車用具に適用することができる。
1 第1シェード部材
1a 面
1b 面
2 第1フレーム
3 第2シェード部材
4 第2フレーム
5 側部
6 第1係止部
7 第2係止部
8 留め具
11 基端縁
12 第1外周区間
13 先端縁
14 側端縁
15 第2外周区間
16 ゴム紐
17 第1部分
18 第2部分
19 筒状部
31 基端周縁
32 先端周縁
39 筒状部
41 先端周縁
51 基端縁
52 先端部
61 面ファスナー
71 面ファスナー
100 乳母車用シェード
110 乳母車
112 座部
140 座部
150 幌
上記課題を解決するため、本考案のある態様に係る乳母車用シェードは、幌を有する乳母車に当該幌に被せるように装着される乳母車用シェードであって、少なくとも前記幌を覆う大きさに形成され、基端縁に対応する外周区間からなる第1外周区間と当該基端縁と先端縁との間の両側端縁に対応する外周区間及び当該先端縁に対応する外周区間からなる第2外周区間とを有し、一方の面に金属光沢を有するシート状の第1シェード部材と、前記第1シェード部材の前記第2外周区間に沿って延在するように前記第1シェード部材に取り付けられている第1フレームと、前記第2外周区間において、前記第1シェード部材の一方の側端縁に対応する外周区間の第1部分から前記第1シェード部材の他方の側端縁に対応する外周区間の第2部分に亘る部分に当該部分に沿って延在するように基端周縁が取り付けられ、前記第1フレームの延在面と交差する方向に延びるように形成されたシート状の第2シェード部材と、前記第2シェード部材の先端周縁に沿って延在するように前記第2シェード部材に取り付けられている第2フレームと、を備え、前記第2フレームは、両端が前記第1フレームと離間して、前記第2シェード部材に取り付けられている。ここで、第1シェード部材の「ある端縁」に対応する「外周区間」とは、第1シェード部材の全外周のうち、当該「ある端縁」に一致する区間をいう。
また、第2フレームの両端が第1フレームに対し、互いに接続された第1シェード部材の両側端縁部及び第2シェード部材の基端縁部によって柔軟に接続されているので、第1フレームを第2フレームの内側を潜らせることによって、第2フレームを第1フレームの延在面に対し、一方の側から他方の側に可逆的に位置を変えることができる。

Claims (5)

  1. 幌を有する乳母車に当該幌に被せるように装着される乳母車用シェードであって、
    少なくとも前記幌を覆う大きさに形成され、基端縁に対応する外周区間からなる第1外周区間と当該基端縁と先端縁との間の両側端縁に対応する外周区間及び当該先端縁に対応する外周区間からなる第2外周区間とを有し、一方の面に金属光沢を有するシート状の第1シェード部材と、
    前記第1シェード部材の前記第2外周区間に沿って延在するように前記第1シェード部材に取り付けられている第1フレームと、
    前記第2外周区間において、前記第1シェード部材の一方の側端縁に対応する外周区間の第1部分から前記第1シェード部材の他方の側端縁に対応する外周区間の第2部分に亘る部分に当該部分に沿って延在するように基端周縁が取り付けられ、前記第1フレームの延在面と交差する方向に延びるように形成されたシート状の第2シェード部材と、
    前記第2シェード部材の先端周縁に沿って延在するように前記第2シェード部材に取り付けられている第2フレームと、を備え、
    前記第2フレームは、当該第2フレームが当該第1フレームの延在面に対し、一方の側から他方の側に可逆的に位置を変えることができるように構成されている、乳母車用シェード。
  2. 前記第2フレームは、両端が前記第1フレームと離間して、前記第2シェード部材に取り付けられている、請求項1に記載の乳母車用シェード。
  3. 前記第2シェード部材は、前記第1シェード部材の先端から前記第1部分及び前記第2部分に向かうに従って先端周縁が基端周縁に近づくように形成され、
    前記第2フレームは、一方の端部が第1部分近傍に位置し、他方の端部が第2部分近傍に位置する、請求項2に記載の乳母車用シェード。
  4. 前記第1シェード部材の第2外周区間は、湾曲して延在し、
    前記第1フレームは、第1シェード部材の第2外周区間の両側端縁が互いに離間する方向に第1シェード部材の第2外周区間の両側端縁を付勢する弾性体で構成されている、請求項1乃至3の何れかに記載の乳母車用シェード。
  5. 前記第1シェード部材の両側端縁に基端縁が取り付けられ、伸縮性を有する一対の側部と、
    一対の側部の先端部に取り付けられ、前記一対の側部の先端部を前記乳母車に係止可能に構成されている一対の第1係止部と、
    前記第1シェード部材の第2外周区間の両端部に取り付けられ、前記第1シェード部材の第2外周区間の両端部を前記乳母車に係止可能に構成されている一対の第2係止部と、を更に備える、請求項1乃至4の何れかに記載の乳母車用シェード。
JP2013006232U 2013-10-30 乳母車用シェード Expired - Lifetime JP3189517U (ja)

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