JP3189514B2 - 磁気ヘッド装置 - Google Patents

磁気ヘッド装置

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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばビデオテープレ
コーダ等の如き磁気記録及び/又は再生装置に用いられ
る磁気ヘッド装置に関し、特にトラックキング制御を行
うのに用いて好適な磁気ヘッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープレコーダ等に搭載される磁
気ヘッド装置は、早送り・スロー再生等の可変速再生時
に磁気ヘッドを記録トラックに追従(トラッキング)さ
せるため、磁気ヘッドの位置を変位させる機構が必要と
なる。この種の機構としては、例えば2枚の分極した圧
電セラミックス等をチタン等からなる補強板を介して接
着したバイモルフ素子等の如き電気−機械変換素子が用
いられる。
【0003】電気−機械変換素子を用いた磁気ヘッド装
置としては、例えば実開昭55−19393号公報に開
示される如きものが提案されている。この磁気ヘッド装
置は、基端部をヘッドベースに固定して電気−機械変換
素子を片持ち梁状態に支持し、その自由端である先端部
に磁気ヘッドを設け、電気−機械変換素子への駆動電圧
の印加により、この電気−機械変換素子を変位させ、そ
の先端部に設けた磁気ヘッドの位置を可変させるように
構成したものである。
【0004】この磁気ヘッド装置には、磁気ヘッドの変
位量を検出し、その変位量に応じて磁気ヘッドの位置を
可変させる制御駆動回路が設けられている。この制御駆
動回路は、電気−機械変換素子の先端部と基端部との間
に設けられたセンサーとして機能するストレインゲージ
からの電気−機械変換素子の変位量に応じた抵抗値変化
を検出する変位量検出回路と、この変位量検出回路から
の出力信号に基づいて電気−機械変換素子に駆動電圧を
印加するバイモルフ駆動回路とから構成されている。
【0005】ところで、制御駆動回路は、ストレインゲ
ージが設けられる側とは反対側の電気−機械変換素子を
支持するヘッドベース上に設けられた端子板を介して回
転ドラムの一部分に設けられている。このため、ストレ
インゲージと端子板との間及び端子板と制御回路との間
は、リード線によって接続されている。
【0006】ところが、リード線によって接続を行った
のでは、電気−機械変換素子の繰り返し行われる変位に
よる振動等でリード線がヘッドベースのエッジ部で擦れ
て断線し易いばかりではなく、接続部分でのリード線の
浮き上がりが発生する。また、ストレインゲージとリー
ド線との接続は、小さなランド部へのはんだ付け作業及
び配線引き回しによる作業が非常に面倒であり作業性が
悪い。
【0007】そこで、上述のような問題を解決するた
め、例えば特開昭55−32271号公報に開示される
ような、ストレインゲージと制御駆動回路を共に電気−
機械変換素子上に一体的に設けるようにした磁気ヘッド
装置が提案されている。
【0008】この磁気ヘッド装置は、電気−機械変換素
子の主面である基端部近傍に直接配線回路パターンが焼
き付け又はフォトエッチング等の手段で形成され、この
配線回路パターンとストレインゲージとが電気的に接続
するようにその制御駆動回路の前方にストレインゲージ
が接着剤等を用いて取り付けられている。
【0009】このような構成とすることにより、リード
線を用いて配線する必要が無くなり、組立作業が容易に
行えるのみならず、電気−機械変換素子の繰り返し行わ
れる変位による振動等でリード線の断線を防止すること
ができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ストレイン
ゲージと制御駆動回路を電気−機械変換素子上に一体的
に設けてしまうと、ストレインゲージを配置する位置が
規制され、ストレインゲージを電気−機械変換素子の大
振幅がとれる位置に配置することができなくなる。この
ため、トラックキング制御を高精度に制御することがで
きなくなる。特に、狭トラックヘッドの場合には、微小
の変位量でも出力変動に大きく影響を及ぼすことから、
高密度記録用の磁気ヘッドに対しては不利である。
【0011】また、電気−機械変換素子が配置される部
分は電極が除去されるため、電気−機械変換素子の揺動
支点が制限されることになる。さらに、ストレインゲー
ジと電気−機械変換素子を一体的に形成するには、煩雑
な工程を要することから、作業性が悪く、パターニング
費用が増大し、コストの面で不利である。
【0012】そこで、本発明は、上述の従来の問題点を
解決するべく提案されたものであって、作業性に優れる
と共に断線等を防止し高信頼性を確保し、且つトラッキ
ング制御を高精度に行うことができる磁気ヘッド装置を
提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、上
記目的を達成するために提案される本発明は、基端部が
ヘッドベースに固定され片持ち梁状態に支持された電気
−機械変換素子と、上記電気−機械変換素子の先端部に
設けられ、この電気−機械変換素子に付与される駆動電
圧によりヘッド位置が変位せしめられる磁気ヘッドと、
上記電気−機械変換素子の先端部と基端部との間に位置
して上記電気ー機械変換素子に取り付けられて上記磁気
ヘッドの変位量を検出するセンサー部と、上記センサー
部からの出力信号に応じて上記磁気ヘッドの変位量を制
御する制御回路部とを備えてなる磁気ヘッド装置であ
り、この磁気ヘッド装置は、上記センサー部と上記制御
回路部との間を電気的に接続するフレキシブル配線基板
を有し、上記フレキシブル配線基板が、上記電気ー機械
変換素子の変位方向と略直交する方向の各側面側に引き
出されているものである。
【0014】また、本発明に係る磁気ヘッド装置は、上
記センサー部が、上記電気ー機械変換素子の両面にそれ
ぞれ設けられ、上記センサー部にそれぞれ接続されたフ
レキシブル配線基板が、上記電気ー機械変換素子の各面
から上記電気ー機械変換素子の変位方向と略直交する方
向の各側面側にそれぞれ引き出されているものである。
【0015】
【作用】本発明に係る磁気ヘッド装置において、電気−
機械変換素子は、駆動電圧が付与されることにより基端
部を中心に駆動変位され、先端部に取り付けた磁気ヘッ
ドの位置を変位させる。このとき、センサー部と制御回
路部との間を電気的に接続するフレキシブル配線基板
も、電気ー機械変換素子の変位にしたがって変位する
が、電気ー機械変換素子の変位方向と略直交する方向の
側面側に引き出されることにより、電気ー機械変換素子
が変位するときの変位量を小さくでき、電気ー機械変換
素子の変位に対する負荷抵抗を小さくできる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて図面を参照しながら詳細に説明する。本実施例は、
早送り・スロー・スティル再生等の特殊再生モード時に
磁気ヘッドの位置調整を行うビデオテープレコーダに搭
載される磁気ヘッド装置の例である。
【0017】本実施例の磁気ヘッド装置は、図1及び図
2に示すように、基端部がヘッドベース1に固定され片
持ち梁状態に支持される一対の電気−機械変換素子2,
3と、これら電気−機械変換素子2,3の先端部に設け
られる一対の磁気ヘッド4,5と、電気−機械変換素子
2の先端部と基端部との間に設けられ、磁気ヘッド4,
5の変位量を検出する一対のセンサー部6,7と、これ
らセンサー部6,7からの出力信号に応じて磁気ヘッド
4,5の変位量を制御する制御回路部と、センサー部
6,7と制御回路部とを電気的に接続する一対のフレキ
シブル配線基板8,9とから構成されている。
【0018】ヘッドベース1は、平面略長方形をなす板
状体として形成され、その基端側の突起部分10に電気
−機械変換素子2,3を片持ち梁状態に支持している。
このヘッドベース1の略中央部分には、図2に示すよう
に、電気−機械変換素子2,3が変位した際に、電気−
機械変換素子2,3がヘッドベース1に接触しないよう
にするための凹部11が設けられている。さらに、この
ヘッドベース1の先端側には、電気−機械変換素子2,
3の先端部に設けられた磁気ヘッド4,5を支持するヘ
ッド取付部材12との接触を回避するための切り欠き1
3が設けられている。
【0019】電気−機械変換素子2,3は、その先端部
に設けた磁気ヘッド4,5の磁気ギャップ部を所望の記
録トラックに追従させる役目をするもので、例えば圧電
バイモルフ素子からなる。圧電バイモルフ素子は、例え
ば図7に示すように、両面に電極14,15及び16,
17がシルク印刷又は焼き付け等によって形成された一
対の圧電セラミック素子18,19を有し、これらを互
いに逆向きとなるように分極し、その間にシム20を介
して貼り合わされて構成される。
【0020】ここで使用される圧電セラミックとして
は、例えば圧電材料であるPZT(PbZrO とP
bTiO との固溶体)等が用いられる。一方、シム
20は、バイモルフ素子の補強を目的とするもので、例
えばリン青銅、チタン合金、カーボンファイバー等から
なる。
【0021】上記構成の圧電バイモルフ素子において
は、所定の電圧が印加されると、例えば一方の圧電セラ
ミック素子18に対しては、これを挟み込む一方の電極
14から他方の電極15へと(分極とは逆向き)電界が
かけられるので、いわゆる圧電効果で当該圧電セラミッ
ク素子18は図7中の矢印で示すように伸びる方向に変
形する。これに対して他方の圧電セラミック素子19
は、反対に図7中の矢印で示すように縮む方向に変形す
る。この結果、圧電バイモルフ素子は、図7中矢印a方
向の厚み方向に変位する。変位量は、印加される電界の
大きさに応じて増減する。なお、電界の方向を先の場合
と逆向きに設定すれば、変位方向も図7中矢印b方向の
逆向きとなる。したがって、電気ー機械変換素子2,3
は、電圧が印加されると、厚み方向に変位する。
【0022】上述のように構成された一対の電気−機械
変換素子2,3は、いずれも平面略台形状として形成さ
れ、その幅広とされる底辺部分を基端部としてヘッドベ
ース1の突起部分10上にスペーサ21を介して所定間
隔を持って上下に相対向して片持ち梁状態に支持されて
いる。なお、これら電気−機械変換素子2,3は、最上
層の電気−機械変換素子2上に設けられる後述のメイン
フレキシブル配線基板25に形成された取り付け孔2
8,29を介して一対のネジ30,31によりヘッドベ
ース1に固定されている。
【0023】磁気ヘッド4,5は、磁気テープに対して
情報信号を記録し又は再生するもので、例えば磁性フェ
ライトよりなる軟磁性材料からなる一対の磁気コアがギ
ャップスペーサを介して接合一体化され、その突合わせ
面間に記録及び/又は再生ギャップとして動作する磁気
ギャップを有して構成されている。
【0024】かかる磁気ヘッド4,5は、上下一対の電
気−機械変換素子2,3の先端部にこれらを連結するよ
うにして設けられたヘッド取付部材12の下面側に、所
定間隔を持って取り付けられている。上記ヘッド取付部
材12は、磁気ヘッド4,5を磁気テープに対して常に
垂直となるように突き当て磁気テープに対するヘッドの
良好な当たりを確保するようになっている。
【0025】センサー部6,7は、電気−機械変換素子
2の変位量(磁気ヘッド4,5の変位量)に応じて抵抗
値変化するストレインゲージからなり、例えば図6に示
すように平面略L字状をなす基板22上に所定のパター
ンとして形成されている。かかるセンサー部6,7は、
例えば電気−機械変換素子2の大振幅が取れる有効長の
略半分位の位置に、電気−機械変換素子2の両面に相対
向して接着剤等によって貼り付けられている。なお、図
6には一方のセンサー部6のみを示すが、他方のセンサ
ー部7も同一の構成である。
【0026】センサー部6の各端子6a,6bには、こ
れと電気的に接続される配線パターン23,24が形成
された可撓性を有したフレキシブル配線基板8が接続さ
れている。かかる記配線パターン23,24は、上記セ
ンサー部6の各端子6a,6bと接続される接続端子部
23a,24aと、後述する制御回路部に接続される図
4及び図5に示すメインフレキシブル配線基板25に設
けられる接続端子26a,26bと接続される接続端子
部23b,24bとを有している。なお、他方のプリン
ト配線基板9も同一の構成で、やはりセンサー部7の各
端子と接続される接続端子部と、メインフレキシブル配
線基板25に設けられる接続端子27a,27bと接続
される接続端子部を有している。
【0027】これらフレキシブル配線基板8,9は、図
3に示すように、電気−機械変換素子2,3の支持方
向、換言すれば変位方向と略直交する側面側に引き出さ
れ、電気−機械変換素子2の最大変位量に対しても充分
に余裕を持って設けられるように弛みを持ってメインフ
レキシブル配線基板25の接続端子26a,26b及び
27a,27bに接続されている。なお、これらフレキ
シブル配線基板8,9は、電気ー機械変換素子2に対し
て互いに逆方向となるように、電気ー機械変換素子2の
各側面側に引き出されている。
【0028】制御回路部は、センサー部6,7からの出
力信号に応じて磁気ヘッド4,5の変位量を制御する役
目をするもので、当該センサー部6,7からの出力信号
を検出する変位量検出回路と、電気−機械変換素子2,
3に所定の電圧を印加するバイモルフ駆動回路(いずれ
も図示は省略する。)とから構成されている。なお、制
御回路部は、フレキシブル配線基板8,9と接続される
先端側とは反対のメインフレキシブル配線基板25の後
端側に接続されるようになっている。
【0029】この制御回路部は、センサー部6,7で得
られた電気−機械変換素子2,3の湾曲による変位量を
上記変位量検出回路で微小電圧の変化量として検出し、
その出力信号をバイモルフ駆動回路にフィードバックす
ることにより、記録トラックに対する最適な磁気ヘッド
4,5の位置調整を行うようになっている。したがっ
て、ビデオテープレコーダにおける可変速再生時におい
ても磁気ヘッド4,5が所定の記録トラックに追従する
トラックキングが正確に行われる。
【0030】以上のように構成された磁気ヘッド装置を
製造するには、以下の方法によって行う。
【0031】先ず、センサー部6の各端子6a,6bと
フレキシブル配線基板8に設けられた配線パターン2
3,24の接続端子部23a,24aとをハンダによっ
て接続する。同様に、他方のセンサー部7の各端子と他
方のフレキシブル配線基板9の接続端子部もハンダ接続
する。
【0032】このように、センサー部6の端子接続をフ
レキシブル配線基板8によって接続すれば、リード線に
よる接続に比べてハンダ処理が行い易く、しかも確実に
ハンダ処理が行われ、ランド剥がれが発生せず信頼性が
向上する。
【0033】次に、一方の電気−機械変換素子2の両面
に、センサー部6,7をエポキシ樹脂又は瞬間接着剤を
用いて貼り付ける。
【0034】このときセンサー部6,7は、正確な変位
量を検出するために電気−機械変換素子2に対し、この
電気−機械変換素子2の大振幅が取れる有効長の略半分
位の位置に設け、該センサー部6,7の支持方向に対し
て略直交する方向に引き出すようにする。
【0035】本実施例では、センサー部6,7の電気−
機械変換素子2への取り付けに際してその取り付け精度
を高めるために、例えば図8に示すように予め電気−機
械変換素子2に位置合わせ用のマーク32を設け、この
マーク32を目印としてセンサー部6,7を位置合わせ
する。マーク32は、例えばセンサー部6,7が設けら
れる基板22のコーナー部分33の外形状に応じた平面
略L字状とする。また、位置合わせに際しては、フレキ
シブル配線基板8の両側面8a,8bを治具34,35
によって挟み込んで行う。
【0036】次に、先端部に磁気ヘッド4,5が取り付
けられた電気−機械変換素子2,3をヘッドベース1の
突起部10にネジ30,31によって固定し、この電気
−機械変換素子2,3を片持ち梁状態に支持する。これ
と同時に、最上層の電気−機械変換素子2上にメインフ
レキシブル配線基板25を、やはり電気−機械変換素子
2,3を固定したネジ30,31によってヘッドベース
1に固定する。
【0037】次いで、メインフレキシブル配線基板25
の接続端子26a,26bに、センサー部6に接続され
たフレキシブル配線基板8の接続端子部23b,24b
をハンダによって接続する。すなわち、メインフレキシ
ブル配線基板25の接続端子26aに対してフレキシブ
ル配線基板8の接続端子24bを、メインフレキシブル
配線基板25の接続端子26bに対してフレキシブル配
線基板8の接続端子部23bをハンダによって接続す
る。
【0038】フレキシブル配線基板8,9をハンダ接続
するに際しては、電気−機械変換素子2,3が最大限に
撓んだときでもこの電気−機械変換素子2,3にフレキ
シブル配線基板8,9が接触せず引っ張られないように
充分余裕を持って弛ませた状態でハンダ処理する。
【0039】同様にして、他方のメインフレキシブル配
線基板25の接続端子27a,27bにも、センサー部
7に接続されたフレキシブル配線基板8の接続端子部を
ハンダによって接続する。
【0040】この結果、図1及び図2に示す磁気ヘッド
装置が完成する。
【0041】
【発明の効果】上述したように、本発明は、磁気ヘッド
を先端に取り付けて片持ち支持された電気ー機械変換素
子に設けられたセンサー部と制御回路部間を電気的に接
続するフレキシブル配線基板が、電気ー機械変換素子の
変位方向と略直交する方向の側面側に引き出されている
ので、電気ー機械変換素子が変位するときの変位量を小
さくでき、電気ー機械変換素子の変位に対する負荷抵抗
を小さくできる。
【0042】また、繰り返し行われる電気−機械変換素
子の湾曲変位による振動等によって、センサー部とフレ
キシブル配線基板との接続部分の断線事故を防止するこ
とができ、信頼性を大幅に高めることができる。
【0043】さらに、本発明に係る磁気ヘッド装置は、
センサー部のみを電気−機械変換素子上に設けているの
で、センサー部を電気−機械変換素子の最大振幅が取れ
る最適な位置に配置することができ、その結果トラック
キング制御を高精度に制御することが可能となり、狭ト
ラックヘッドに対しても充分に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した磁気ヘッド装置の平面図であ
る。
【図2】本発明を適用した磁気ヘッド装置を一部破断し
て示す側面図である。
【図3】本発明を適用した磁気ヘッド装置におけるセン
サー部の電気−機械変換素子に対する取り付け状態を示
す平面図である。
【図4】本発明を適用した磁気ヘッド装置のメインフレ
キシブル配線基板の平面図である。
【図5】本発明を適用した磁気ヘッド装置のメインフレ
キシブル配線基板の側面図である。
【図6】本発明を適用した磁気ヘッド装置のフレキシブ
ル配線基板を示す平面図である。
【図7】本発明を適用した磁気ヘッド装置に用いられる
電気−機械変換素子の駆動原理を示す模式図である。
【図8】本発明を適用した磁気ヘッド装置におけるセン
サー部を電気−機械変換素子に取り付ける状態を示す平
面図である。
【符号の説明】
1 ヘッドベース、 2,3 電気−機械変換素子、
4,5 磁気ヘッド、6,7 センサー部、 8,9
フレキシブル配線基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−40925(JP,A) 特開 昭58−118024(JP,A) 特開 平4−255907(JP,A) 特開 昭55−32271(JP,A) 実開 昭55−19393(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/53 G11B 5/56 - 5/60

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基端部がヘッドベースに固定され片持ち
    梁状態に支持された電気−機械変換素子と、 上記電気−機械変換素子の先端部に設けられ、この電気
    −機械変換素子に付与される駆動電圧によりヘッド位置
    が変位せしめられる磁気ヘッドと、 上記電気−機械変換素子の先端部と基端部との間に位置
    して上記電気ー機械変換素子に取り付けられて上記磁気
    ヘッドの変位量を検出するセンサー部と、 上記センサー部からの出力信号に応じて上記磁気ヘッド
    の変位量を制御する制御回路部とを備えてなる磁気ヘッ
    ド装置において、 上記センサー部と上記制御回路部との間を電気的に接続
    するフレキシブル配線基板を有し、 上記フレキシブル配線基板は、上記電気ー機械変換素子
    の変位方向と略直交する方向の側面側に引き出されてい
    ことを特徴とする磁気ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 上記センサー部は、上記電気ー機械変換
    素子の両面にそれぞれ設けられ、 上記センサー部にそれぞれ接続されたフレキシブル配線
    基板は、上記電気ー機械変換素子の各面から上記電気ー
    機械変換素子の変位方向と略直交する方向の各側面側に
    それぞれ引き出されている ことを特徴とする請求項1記
    載の磁気ヘッド装置。
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