JP4289360B2 - アクチュエータおよび磁気ヘッド装置 - Google Patents

アクチュエータおよび磁気ヘッド装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4289360B2
JP4289360B2 JP2006065007A JP2006065007A JP4289360B2 JP 4289360 B2 JP4289360 B2 JP 4289360B2 JP 2006065007 A JP2006065007 A JP 2006065007A JP 2006065007 A JP2006065007 A JP 2006065007A JP 4289360 B2 JP4289360 B2 JP 4289360B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric
magnetic head
actuator
bimorph
piezoelectric bimorph
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006065007A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007242169A (ja
Inventor
貴幸 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2006065007A priority Critical patent/JP4289360B2/ja
Priority to US11/715,150 priority patent/US7919905B2/en
Publication of JP2007242169A publication Critical patent/JP2007242169A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4289360B2 publication Critical patent/JP4289360B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/584Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on tapes
    • G11B5/588Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on tapes by controlling the position of the rotating heads
    • G11B5/592Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on tapes by controlling the position of the rotating heads using bimorph elements supporting the heads
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/52Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with simultaneous movement of head and record carrier, e.g. rotation of head
    • G11B5/53Disposition or mounting of heads on rotating support
    • G11B5/531Disposition of more than one recording or reproducing head on support rotating cyclically around an axis
    • G11B5/534Disposition of more than one recording or reproducing head on support rotating cyclically around an axis inclined relative to the direction of movement of the tape, e.g. for helicoidal scanning

Landscapes

  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Description

本発明は、圧電バイモルフ素子を利用した、例えば特にビデオテープレコーダ(VTR)装置等の回転ドラムにおける磁気ヘッドの取付高さを調整できるようにしたアクチュエータおよび磁気ヘッド装置に関するものである。
従来、ビデオテープレコーダ(VTR),デジタルオーディオテープ(DAT)等における回転ヘッド装置(磁気ヘッド装置)は、例えば図10に示すように構成されている。図10において、回転ヘッド装置1は、固定ドラム2と、この固定ドラム2に回転可能に支持され且つ図示しないモータにより回転駆動される回転ドラム3と、回転ドラム3の周面から僅かに突出するように設けられた磁気ヘッド4とから構成されている。
このような構成の回転ヘッド装置1によれば、テープ記録または再生時には、図11に示すように、回転ドラム3が高速回転されると共に、この回転ドラム3の周面の一部において磁気テープ5が巻回される。これにより、磁気ヘッド4は図12に示すように、磁気テープ5に対して、矢印で示すように斜め方向に、所謂ヘッドトレースにより接触し、記録トラック5aに対して、磁気記録を行ない、あるいは記録トラック5aに記録された磁気信号を再生することになる。
ここで、図13は磁気ヘッド4と磁気テープ5の当接部位の断面を示しているが、磁気ヘッド4は、回転ドラム3に対して、取付部材4aを介して固定保持されている。その際、磁気ヘッド4のy方向の取付高さ等に基づいて、磁気ヘッド4のテープ5上の記録トラック5aのパターンに対するトレーサビリティが大きく変動することになる。
例えば、磁気ヘッド4の取付高さがずれてしまうと、図14に示すように、磁気ヘッド4のテープ5に対する移動軌跡Aは、テープ5の記録トラック5aのパターンからずれることになり、正確なトレースができなくなってしまう。
従って、磁気ヘッド5の取付高さは、高精度で調整されなければならない。これに対して、テープ5は、テープガイド6や図示しないテープテンション機構等によって、回転ドラム3に対して最適な巻付け状態となるように、調整される。
このため、磁気ヘッド4を回転ドラム3に対して取り付けるための取付部材として、図15に示すように、圧電アクチュエータ7を使用して、磁気ヘッド4の取付高さを調整可能にした構成が知られている。図15において、圧電アクチュエータ7は、圧電セラミックスの印加電界に比例した歪みを発生するという逆圧電効果を利用したアクチュエータであって、一般的に伸縮しにくい材質の薄板から成る中心材7aの両面に、それぞれ圧電材の薄板から成る圧電板7b,7cを貼り合わせることにより、構成されている。
上記中心材7aは、例えば軽量で線膨張係数の小さな、例えばチタン合金、ステンレス、カーボン繊維と樹脂を所定比率で配合したカーボン繊維樹脂材料等の材料が使用されている。また、上記圧電板7b,7cは、例えば圧電性を備えたセラミック,樹脂等から構成されていて、各圧電板7b,7cの両表面には、それぞれメッキ,蒸着,焼き付け等により電極(図示せず)が形成され、分極処理が施されている。これにより、印加される電界の向き及び大きさに応じて、変位が生じるようになっている。
さらに、圧電アクチュエータ7の一端(図示右端)は、固定部材8により挟持されて固定されていると共に、固定部材8の何れか一方または双方が、前記回転ドラム3に対してネジ等によって固定される。また、圧電アクチュエータ7の他端(図示左端)は、その下面に磁気ヘッド4が瞬間接着剤等によって固定されており、必要に応じて、例えば紫外線硬化型樹脂等によって補強されている。
このような構成の圧電アクチュエータ7によれば、上記圧電板7b,7cの電極と中心材7aとの間に、それぞれ電源部(図示せず)から、駆動電圧が印加されることにより、一方の圧電板7bは、分極方向と同じ(または逆)方向に電界が印加されることから、長手方向に沿って縮むと共に、他方の圧電板7cは、分極方向と逆(または同じ)方向に電界が印加されることから、長手方向に沿って伸長することになる。
従って、圧電アクチュエータ7は、全体として図16に示すように、左端が上方に屈曲して、y方向に変位することになる。この屈曲による変形量は、電界の大きさによって制御されるので、電界制御型のアクチュエータが得られることになる。
尚従来の図10〜図16で述べた磁気ヘッドは、例えば下記特許文献1に記載されている。図17は特許文献1に記載の磁気ヘッド装置の斜視図であり、台形状の圧電バイモルフ10と、この圧電バイモルフ10を固定し、且つ、ドラムに固定するためのネジ穴を有する固定部材11aと、圧電バイモルフ10と薄板12を挟持する固定部材11b及び固定部材11cと、薄板12に接着されたVHフレキ基板13aと、圧電バイモルフ10の先端に磁気ヘッド14を固定するためのヘッドベース15と、磁気ヘッド14に形成されたコイル16を具備して構成されている。
前記圧電バイモルフ10は圧電板10a,10b、中間電極10c、表面電極10d,10eを備えている。
特開平11−126318号公報
圧電バイモルフの駆動方法には、図18(a),(b)に示すシリーズ型(三端子構造)と、図18(c),(d)に示すパラレル型(二端子構造)がある。図18の(a),(c)は圧電バイモルフの分極方向を表し、(b),(d)は駆動電源の等価回路を現している。
これらシリーズ型、パラレル型の圧電バイモルフの駆動における印加電圧と振幅(変位量)の関係は図19に示すとおりである。
シリーズ型の場合、高電圧を印加することによって大きな変位を得ることが出来る反面、低電圧で使用する場合はパラレル型の方が大きな変位を得られる。またシリーズ型の場合は三端子構造になっており上面電極、中間電極、下面電極それぞれに配線が必要であるが、パラレル型の場合は二端子構造になっており上面電極、下面電極を短絡させた表面電極と中間電極に配線することで圧電バイモルフの駆動が可能となる。
従来の磁気ヘッド装置に使われているバイモルフアクチュエータでは、圧電バイモルフの駆動方法を、図18(a),(b)に示すシリーズ型とし、大きな電界の印加によって圧電素子が脱分極しないように、分極と逆方向に印加される電界が圧電素子の抗電界以上にならないようにツェナーダイオードでカットすることによって大きい電圧で大きい変位を得る構造となっており、そのアクチュエータを駆動させるためには、HOT,SHIM,GNDの三端子構造をつくるため部品点数も増え、組立コストが高価となっていた。
且つ圧電素子の抗電界以下で使用する場合、パラレル型の駆動方法に比べてシリーズ型の方が図19に示すように電圧あたりの変位量が小さく、低電圧駆動のアクチュエータには不利な構造であった。
またシリーズ型の場合、バイモルフ片面に大電位が印加されるため静電気に特に弱いMR素子(磁気抵抗効果型素子)をバイモルフに接合して駆動させるとESD(静電気)によって素子が破壊される恐れがある。
また、従来は圧電バイモルフの駆動電源を導くために図20に示すように端子およびリード線(配線)を用いていた。図20は従来のバイモルフアクチュエータの一例を示し、20は、一対の圧電板20a,20bの間に中間電極20cを挟んで構成された圧電バイモルフである。
圧電板20bの可動端側の表面には磁気ヘッド24を備えたヘッドチップ25が接合されている。圧電板20a,20bの固定端側は固定部材26a,26bによって挟持され、該固定部材26a,26bは図示省略の回転ドラムに取り付けられる。
固定部材26a上には磁気信号伝達用のフレキシブルプリント基板27が設けられており、この基板27は圧電板20aの可動端側まで延設されている。尚、フレキシブルプリント基板7の基板面27aと磁気ヘッド24は図示省略の極細線により接続されている。
圧電バイモルフ20の中間電極20cの固定端側にはシム端子28が差し込まれ、該シム端子28にはリード線29aが半田付けされている。圧電バイモルフ20の圧電板20aの固定端側にはホット端子30が取り付けられ、該ホット端子30にはリード線29bが半田付けされている。
尚実際には、前記リード線29aとシム端子28の半田付け部位、およびリード線29bとホット端子30の半田付け部位は、ボンド等の接着剤により被覆されるものである(図示省略)。
このように従来の磁気ヘッド装置に使われるバイモルフアクチュエータは、駆動電圧印加用の端子およびリード線を設けて配線を施す必要があり、部品点数が多いとともに、組み立てコスト、製造コストが高いという欠点があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものでその目的は、駆動電圧印加用の配線処理を不要として部品点数、組み立てコスト、製造コスト等を低減させるとともに、アクチュエータに取り付けられる磁気ヘッドのノイズや静電気破壊を防止したアクチュエータおよび磁気ヘッド装置を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明のアクチュエータは、一対の圧電素子の間に中間電極を挟んで構成された圧電バイモルフと、前記圧電バイモルフの一対の圧電素子の固定端側を、接地電位とされる回転ドラムに締結する導電性締結部材と、前記圧電バイモルフの中間電極に接触され、所定電圧が印加される接触部材とを備え、前記導電性締結部材は、導電性を有するネジであり、前記接触部材は、ピンコンタクト及び/又はバネコンタクトであり、前記圧電バイモルフの一対の圧電素子のうち、少なくともいずれか一方の圧電素子の可動端側に磁気ヘッドを備えたヘッドチップが接合されていることを特徴とする。
前記磁気ヘッドは、磁気抵抗効果型素子を有することを特徴とする。また、本発明の磁気ヘッド装置は、前記アクチュエータを用いたことを特徴とする。
前記構成において、前記一対の圧電素子が、導電性締結部材によって、接地電位である基体に締結されているので、一対の圧電素子は接地電位とされ、また中間電極には接触部材を介して所定電圧が印加される。このため圧電バイモルフはいわゆるパラレル型として駆動されるが、一対の圧電素子表面および中間電極に配線を施す必要がないので、部品点数や製造コスト、組み立てコストが低減される。
また一対の圧電素子の表面が接地電位であるため、該圧電素子に接合されるヘッドチップ表面も接地電位となり、静電気に対して弱いMR素子(磁気抵抗効果型)やGMR素子(巨大磁気抵抗効果型素子)のノイズが低減されるとともに、静電気破壊が防止される。
より具体的には、
(1)磁気ヘッド装置に用いる圧電バイモルフの駆動方法をパラレル型とし、バイモルフの両面を金属あるいは導電処理を施したセラミックや導電性樹脂等で挟み込んだアクチュエータにおいて、金属あるいは導電性樹脂等のネジでドラムに締結して接地し、中間電極にピンコンタクトやバネコンタクトによって電圧を印加させる構造とした。
(2)上記アクチュエータにおいて、アクチュエータ単品での配線処理を一切行なわないことにより部品点数を低減する構造とした。
(3)上記アクチュエータにおいて、圧電バイモルフの両面をアース電位にすることにより静電気に特に弱いMR素子の破壊を防ぐ構造とした。
(4)上記アクチュエータにおいて、圧電バイモルフの両面をアース電位にすることによりMR素子のノイズを防ぐ構造とした。
(5)上記アクチュエータにおいて、圧電バイモルフの両面をアース電位にすることによりバイモルフの両面にヘッドチップを接合する構造とした。
(1)請求項1〜に記載の発明によれば圧電バイモルフを駆動するための電源印加用の配線が一切不要となり、部品点数や製造コスト、組み立てコストを低減することができる。
(2)また、接合されるヘッドチップを接地電位とすることができるので、静電気に対して弱いMR素子やGMR素子のノイズを低減することができるとともに、静電気破壊を防ぐことができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明するが、本発明は下記の実施形態例に限定されるものではない。図1は本発明の一実施形態例を示している。本実施形態例における圧電アクチュエータは、圧電セラミックスの印加電界に比例した歪みを発生するという逆圧電効果を利用したアクチュエータであって、一般的に圧電バイモルフと呼ばれている。
この圧電バイモルフ20は、伸縮しにくい材質の薄板から成る中心材としての中間電極20cの両面に、それぞれ圧電材の薄板から成る圧電板20a,20b(一対の圧電素子)を貼り合わせて構成されている。
上記中間電極20cは、例えば軽量で線膨張係数の小さな、例えばチタン合金、ステンレス、カーボン繊維と樹脂を所定比率で配合したカーボン繊維樹脂材料等が使用されている。
また、上記圧電板20a,20bは、例えばチタン酸バリウムやジルコン酸鉛等のセラミック材料が用いられる。また、ポリフッ化ビニリデン等の高分子材料も用いることが可能である。
各圧電板20a,20bの外側面には、例えばニッケル、金、銀、モリブデン、錫等の金属材料、またはこれらの合金材料が用いられる。表面電極を形成する方法としては、圧電板の表面に上記材料のペーストを印刷法等により塗布して乾燥、または焼き付けて形成する方法、或いは金属溶射、真空蒸着、スパッタリング、無電解メッキ等により形成する方法が利用できる。
それぞれの圧電板20a,20bは分極処理が施されており、これによって、印加される電界の向き及び大きさに応じて、変位が生ぜしめられるようになっている。
さらに、圧電バイモルフ20の固定端側は、回転ドラム(基体;図示省略)に固定するためのネジ穴41aを有する上ホルダー41とベースホルダー42により挟持されて熱硬化樹脂や嫌気性硬化樹脂あるいは瞬間接着剤等の接着剤によって固定されていると共に、上ホルダー41およびベースホルダー42が回転ドラムに対してネジ43(導電性締結部材)によって固定される。
ベースホルダー42、上ホルダー41の材料としては、アルミニウム、真鍮等の導電性の材料、もしくは絶縁材料の表面に導電材がメッキ等によって形成されたものが用いられる。
圧電バイモルフ20の可動端は、その表面に、磁気ヘッド24を有したヘッドチップ25が瞬間接着剤等によって固定されており、必要に応じて、例えば紫外線硬化型樹脂等によって補強されている。
上ホルダー41の上面には、例えば磁気信号の伝達のためのフレキシブルプリント基板47(プリント基板等も含む)が配設されており、この基板47は圧電板20aの可動端側まで延設されている。
尚、フレキシブルプリント基板47の基板面47aと磁気ヘッド24は図示省略の極細線により接続されている。
前記ネジ43の材料としては、ステンレス、真鍮等の導電性の材料、もしくは絶縁材料の表面に導電材がメッキ等によって形成されたものが用いられる。また圧電バイモルフ20の中間電極20cの固定端側には駆動電圧印加用のピンコンタクト44が接触されている。
そして前記導電性を有するネジ43によって圧電アクチュエータを回転ドラムに締結固定することによって、圧電アクチュエータ単体の状態でリード線等を使った配線処理を行なわずとも必然的に圧電バイモルフ20の圧電板20a,20bの両面が短絡され、回転ドラムをアース電位にすることによって、圧電アクチュエータ単体での配線処理が不要となる。
また圧電バイモルフ20の表面はアース接地面となり、静電気に対して弱いMR素子、またはGMR素子の保護を考慮しており、ヘッドチップ25表面がアース電位になることによってノイズが低減される。
尚図1(b)はネジ43およびピンコンタクト44を図示省略しており、図1(b)に示すように、ネジ43がネジ穴41aを通して締結される部位においては、中間電極20cは存在しないように形成されている(例えばネジ穴41aの径より若干大きい径範囲で切り欠くことにより)。
上記のようなネジ締結により、ネジ43を介して圧電バイモルフ20の表面は両面ともアース電位とされるため、図2に示すようにバイモルフの表裏、すなわち圧電板20a,20bの両面に、図1と同様のヘッドチップ25a,25bを各々接合するように構成しても、ヘッドチップ25a,25bに駆動電圧が印加されることはなく、ダブルチップ構造の圧電アクチュエータを実現できる。
また図3に示すように、上ホルダー41、ベースホルダー42の固定部材を使わずに圧電バイモルフ20を直接回転ドラムにネジ43で締結固定するように構成しても、バイモルフ両面がアース電位となりヘッドチップ25を可動することができる。
さらに、駆動電圧印加用のピンコンタクト44の代わりに、図4〜図6に示すようにバネコンタクト54を用いても良い。図4は図1のヘッドチップを圧電バイモルフ20の片面にのみ設ける実施例に対応し、図5は図2のヘッドチップを圧電バイモルフ20の両面に設ける実施例に対応し、図6は図3の固定部材を使わず圧電バイモルフ20を直接回転ドラムに締結固定する実施例に対応し、各々図1〜図3と同一部分は同一符号をもって示している。
図7は前記図4の実施例のアクチュエータを回転ドラム3のマウント面3aに締結固定した状態の斜視図である。
また図8は図4の実施例のアクチュエータを回転ドラム3のマウント面3aに8個締結固定した状態の斜視図である。
図7、図8からわかるように、アクチュエータ単体での配線が不要であるため極めてシンプルな構造となる。
また図9は本発明を、リニア方式で記録再生を行う磁気ヘッド装置に適用した実施例の要部側面図である。図9において60は磁気ヘッド基体であり、その上、下面には、一対の圧電板20a,20b間に中間電極20cを挟んで成る圧電バイモルフ120a,120bが、前記図4と同様にしてネジ43によって各々締結固定されている。
圧電バイモルフ120a,120bの各中間電極20cの固定端側には図4と同様に駆動電圧印加用のバネコンタクト54が各々接触されている。
圧電バイモルフ120a,120bの可動端側の圧電板20bの表面にはチップベース61a,61bの各一端が接着され、チップベース61a,61bの各他端間には、リニアテープ(図示省略)に対向する前方面125F側に磁気ヘッド(図示省略)が搭載された磁気ヘッドチップ125が接着されている。
このように構成されたリニア方式の磁気ヘッド装置においても、圧電バイモルフ120a,120bの駆動電源印加用の配線は不要となり、部品点数や製造コスト、組み立てコストを低減することができる。
本発明の一実施形態例を表し、(a)は斜視図、(b)は要部斜視図。 本発明の他の実施形態例を示す斜視図。 本発明の他の実施形態例を示す斜視図。 本発明の他の実施形態例を示す斜視図。 本発明の他の実施形態例を示す斜視図。 本発明の他の実施形態例を示す斜視図。 図4のアクチュエータを回転ドラムに取り付けた様子を示す要部斜視図。 本発明の複数のアクチュエータを回転ドラムに取り付けた様子を示す斜視図。 本発明をリニア方式の磁気テープを用いる装置に適用した実施形態例の要部側面図。 従来の回転ドラムの斜視図。 従来の磁気ヘッド装置における磁気テープと回転ドラムの配置を示す説明図。 磁気テープ上のトラックを示す説明図。 従来の磁気ヘッド装置における磁気テープと磁気ヘッドの配置を示す説明図。 磁気テープ上のトラックずれを示す説明図。 従来のアクチュエータの一例を示す側部断面図。 従来のアクチュエータの変位を示す説明図。 従来のアクチュエータを備えた磁気ヘッド装置の一例を示す斜視図。 圧電バイモルフの駆動方法を表し、(a),(c)は分極方向の説明図、(b),(d)は駆動電源の等価回路図。 圧電バイモルフの各駆動方法における振幅対電圧特性図。 従来のアクチュエータの一例を示す斜視図。
符号の説明
3…回転ドラム、3a…マウント面、20…圧電バイモルフ、20a,20b…圧電板、20c…中間電極、24…磁気ヘッド、25,25a,25b…ヘッドチップ、41…上ホルダー、41a…ネジ穴、42…ベースホルダー、43…ネジ、44…ピンコンタクト、47…フレキシブルプリント基板、54…バネコンタクト、125…磁気ヘッドチップ。

Claims (3)

  1. 一対の圧電素子の間に中間電極を挟んで構成された圧電バイモルフと、
    前記圧電バイモルフの一対の圧電素子の固定端側を、接地電位とされる回転ドラムに締結する導電性締結部材と、
    前記圧電バイモルフの中間電極に接触され、所定電圧が印加される接触部材とを備え、
    前記導電性締結部材は、導電性を有するネジであり、
    前記接触部材は、ピンコンタクト及び/又はバネコンタクトであり、
    前記圧電バイモルフの一対の圧電素子のうち、少なくともいずれか一方の圧電素子の可動端側に、磁気ヘッドを備えたヘッドチップが接合されていることを特徴とするアクチュエータ。
  2. 前記磁気ヘッドは磁気抵抗効果型素子を有することを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 請求項1に記載のアクチュエータを用いたことを特徴とする磁気ヘッド装置。
JP2006065007A 2006-03-10 2006-03-10 アクチュエータおよび磁気ヘッド装置 Expired - Fee Related JP4289360B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006065007A JP4289360B2 (ja) 2006-03-10 2006-03-10 アクチュエータおよび磁気ヘッド装置
US11/715,150 US7919905B2 (en) 2006-03-10 2007-03-07 Magnetic head actuator having conductive fastening member electrically connecting upper and lower piezoelectric elements

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006065007A JP4289360B2 (ja) 2006-03-10 2006-03-10 アクチュエータおよび磁気ヘッド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007242169A JP2007242169A (ja) 2007-09-20
JP4289360B2 true JP4289360B2 (ja) 2009-07-01

Family

ID=38478665

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006065007A Expired - Fee Related JP4289360B2 (ja) 2006-03-10 2006-03-10 アクチュエータおよび磁気ヘッド装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7919905B2 (ja)
JP (1) JP4289360B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9422944B2 (en) * 2014-08-15 2016-08-23 Dell Products, Lp Carbon fiber laminate piezoelectric cooler and method therefor
US10762924B2 (en) 2018-12-07 2020-09-01 Western Digital Technologies, Inc. Electrostrictive control for the width of a tape-head-array

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US232624A (en) * 1880-09-28 Mechanism for operating sewing-machines
US171614A (en) * 1875-12-28 Improvement in photographic head-rest stands
US126318A (en) * 1872-04-30 Improvement in potters lathes
US4288824A (en) * 1975-10-14 1981-09-08 Sony Corporation Deflectable transducer mounting with damper for video signal reproducing apparatus
US4099211A (en) * 1976-09-13 1978-07-04 Ampex Corporation Positionable transducing mounting structure and driving system therefor
JPS5611620A (en) * 1979-07-02 1981-02-05 Sony Corp Measuring unit of contact force of magnetic head
CA1165860A (en) * 1979-12-12 1984-04-17 Susumu Nishigaki Piezoelectric electro-mechanical bimorph transducer
JPS6017971A (ja) * 1983-07-12 1985-01-29 Canon Inc 電気−機械変換素子
JPS62163978A (ja) 1986-01-16 1987-07-20 Toshiba Corp 光変流器
JPH04285719A (ja) 1991-03-14 1992-10-09 Toshiba Corp 磁気ヘッド装置
DE69316693T2 (de) * 1992-10-06 1998-05-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd Piezoelektrische Kopfbetätigungsvorrichtung
JPH0973619A (ja) 1995-09-06 1997-03-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd ヘッド駆動装置
JPH09171614A (ja) 1995-12-20 1997-06-30 Sony Corp アクチュエータ及び磁気ヘッド装置
JPH11126318A (ja) 1997-10-23 1999-05-11 Sony Corp アクチュエータおよび磁気ヘッド装置
JPH11232624A (ja) 1998-02-17 1999-08-27 Sony Corp アクチュエータ及び回転磁気ヘッド装置
JP4080432B2 (ja) 2004-01-29 2008-04-23 ソニー株式会社 磁気ヘッド装置及びリニアテープドライブ装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20070211389A1 (en) 2007-09-13
US7919905B2 (en) 2011-04-05
JP2007242169A (ja) 2007-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6891701B2 (en) Head gimbal assembly with precise positioning actuator for head element and disk drive apparatus with the head gimbal assembly
US7099115B2 (en) Head gimbal assembly with precise positioning actuator for head element, disk drive apparatus with the head gimbal assembly, and manufacturing method of the head gimbal assembly
US8780504B1 (en) Disk drive head suspension assembly with load beam inner rails between piezo actuator elements
US6700749B2 (en) Precise positioning actuator for head element, head gimbal assembly with the actuator, disk drive apparatus with the head gimbal assembly, manufacturing method of actuator and manufacturing method of head gimbal assembly
JP4677762B2 (ja) マイクロアクチュエータ、マイクロアクチュエータを備えたヘッドジンバルアセンブリ、及びヘッドジンバルアセンブリを備えた磁気ディスク装置
US6934127B2 (en) Precise positioning actuator for head element, head gimbal assembly with the actuator and disk drive apparatus with the head gimbal assembly
US6690551B2 (en) Precise positioning actuator for head element, head gimbal assembly with the actuator, disk drive apparatus with the head gimbal assembly and manufacturing method of head gimbal assembly
US20200349970A1 (en) Multi-Layer Microactuators For Hard Disk Drive Suspensions
US10957351B2 (en) Microactuator, head suspension assembly and disk device
US8471440B2 (en) Magnetic head driving piezoelectric ceramic actuator
US6459548B1 (en) Head suspension assembly with flexible air-floating lead
JP4289360B2 (ja) アクチュエータおよび磁気ヘッド装置
JP4433727B2 (ja) フレクシャ、サスペンションおよびヘッドジンバルアセンブリ
US6680810B2 (en) Head suspension assembly with a precise positioning micro-cap actuator composed of a piezoelectric material
US7542242B2 (en) FPC with via holes with filler being welded to suspension and drive apparatus
JP2008165880A (ja) ヘッドアクチュエータアッセンブリおよびこれを備えたディスク装置
JP3702727B2 (ja) 微小位置決めアクチュエータ、薄膜磁気ヘッド素子の位置決め用アクチュエータ及び該アクチュエータを備えたヘッドサスペンションアセンブリ
JP3189514B2 (ja) 磁気ヘッド装置
US20240096379A1 (en) Suspension assembly and disk device
US5892640A (en) Magnetic head device
JP2003077232A (ja) 磁気ディスク装置
JPS6346616A (ja) 磁気ヘツド装置
JP2004047077A (ja) 記録/再生ヘッド支持機構および記録/再生装置
JP2009301690A (ja) ヘッドユニット、ヘッドジンバルアセンブリ及び磁気記録装置
JP2001118231A (ja) 微小位置決めアクチュエータ、薄膜磁気ヘッド素子の位置決め用アクチュエータ及び該アクチュエータを備えたヘッドサスペンションアセンブリ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080722

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080919

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081125

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20081219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090123

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20090206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090310

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090323

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees