JP3189381B2 - 内燃機関の空燃比制御装置 - Google Patents

内燃機関の空燃比制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関の空燃比制
御装置に係り、特に触媒体下流側の第2排気センサの検
出信号のバラツキを高精度に計測するとともに、第2排
気センサによる空燃比補正を高精度に果し得る内燃機関
の空燃比制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の内燃機関においては、排気有害成
分や燃料消費率等の問題の対応策として燃料噴射式の空
燃比制御装置を備えたものがある。
【0003】この空燃比制御装置は、内燃機関の運転状
態を検出するスロットル開度センサ、機関回転数センサ
等の各種センサからの信号によって内燃機関に供給する
燃料量である噴射量を調整して空燃比を制御するもので
ある。
【0004】この空燃比制御装置においては、図12に
示す如く、内燃機関202の排気通路204途中に設け
られた触媒体206上流側の排気通路204に第1排気
センサであるフロントO2 センサ208を設けるととも
に触媒体206下流側の排気通路204に第2排気セン
サであるリアO2 センサ210を設け、これらフロント
2 センサ208及びリアO2 センサ210を、制御手
段212に連絡し、この制御手段212によって、フロ
ントO2 センサ208からの第1検出信号によって内燃
機関202の定常運転域に空燃比を第1フィードバック
制御するとともに内燃機関202の定常運転域以外であ
る加減速運転の場合には空燃比をオープン制御し、第2
フィードバック制御実施条件が成立したときにリアO2
センサ210からの第2検出信号によって空燃比を第2
フィードバック制御し、第2フィードバック制御実施条
件以外の場合には空燃比をオープン制御する、いわゆる
デュアルO2 フィードバック制御をしている。
【0005】また、このように2つの排気センサからの
検出信号によって空燃比を制御する空燃比制御装置とし
ては、例えば特開平3−134241号公報に開示され
ている。この公報に記載のものは、空燃比フィードバッ
ク制御定数の所定時間内の変化量を演算する制御定数変
化量演算手段と、該変化量が所定値以下であるときに三
元触媒が劣化したと判別する触媒劣化判別手段とを設け
て、触媒劣化の場合と触媒が正常であっても排気管異常
の場合とを区別して真の触媒劣化の場合を判別するもの
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の空燃
比制御装置においては、リアO2 センサが触媒体の下流
側に設けられているので、触媒体の蓄酸素量(酸素スト
レージ量)等によってリアO2 センサの検出信号にバラ
ツキが生ずるものである。
【0007】このリアO2 センサの検出信号のバラツキ
を計測する方法には、例えば、フロントO2 センサの応
答時間の計測と同様に、フィードバック(F/B)制御
中からの増量及び燃料カット(F/C)までの時間、空
燃比がリッチからの燃料カット時間等の条件で、リアO
2 センサのリッチ/リーン信号の反転時間によって計測
することが考えられる。
【0008】しかしながら、リアO2 センサの応答時間
で計測をする場合に、上流側に触媒体が存在するので、
触媒体の蓄酸素量によってその応答時間に大きくバラツ
キが発生し、リアO2 センサのそれ自体の応答時間の計
測が困難であった。
【0009】また、リアO2 センサのそれ自体の温度に
よっても、応答時間が変化し、種々の運転状態のある実
走行の場合には、機関回転数(NE)と機関負荷とが一
定であっても、リアO2 センサの温度が一定とは限ら
ず、応答時間の計測が正確にできなかった。
【0010】更に、触媒体の蓄酸素量が触媒体の温度に
よって変化し、リアO2 センサの応答時間の計測にバラ
ツキが生ずる要因となっていた。
【0011】このため、リアO2 センサそのものの検出
信号の応答性による出力特性バラツキを、高精度に計測
することができないという不都合があった。
【0012】このようにリアO2 センサの検出信号のバ
ラツキを精度良く計測できないので、空燃比を高精度に
制御することができず、運転性能が悪化するとともに、
排気有害成分が増加するという不都合を招いた。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去すべく、第1に、内燃機関の排気通路
途中に設けられた触媒体上流側の前記排気通路に第1排
気センサを設けるとともに前記触媒体下流側の前記排気
通路に第2排気センサを設け、前記第1、第2排気セン
サの検出信号によって空燃比をフィードバック制御する
内燃機関の空燃比制御装置において、前記第1排気セン
サからの検出信号により空燃比のリッチ状態を所定時間
継続して検出した後、燃料カットが所定時間継続した際
に、第2排気センサからの検出信号を検出して前記燃料
カットの開始時から所定のリーン信号を検出するまでの
時間を計測し、この計測した時間の基準値に対するずれ
量を算出するとともに、前記触媒体下流側の排気温度又
は前記第2排気センサの温度を検出し、この温度の上昇
により前記ずれ量を減少するように補正し、前記ずれ量
の補正値によって前記第2排気センサの劣化状態を判定
する判定部が備えられた制御手段を設けたことを特徴と
する。また、第2に、内燃機関の排気通路途中に設けら
れた触媒体上流側の前記排気通路に第1排気センサを設
けるとともに前記触媒体下流側の前記排気通路に第2排
気センサを設け、前記第1、第2排気センサの検出信号
によって空燃比をフィードバック制御する内燃機関の空
燃比制御装置において、前記第1排気センサからの検出
信号により空燃比のリッチ状態を所定時間継続して検出
した後、燃料カットが所定時間継続した際に、第2排気
センサからの検出信号を検出して前記燃料カットの開始
時から所定のリーン信号を検出するまでの時間を計測
し、この計測した時間の基準値に対するずれ量を算出す
るとともに、前記触媒体下流側の排気温度又は前記第2
排気センサの温度を検出し、この温度の上昇により前記
ずれ量を減少するように補正し、前記ずれ量の補正値に
よって前記第2排気センサの劣化状態を判定する判定部
を有し、前記判定部の補正値に対応させて空燃比をフィ
ードバック制御する制御手段を設けたことを特徴とす
る。
【0014】
【作用】この発明は、第1に、排気温度又は第2排気セ
ンサの値に応じて触媒劣化の判定値を補正しているの
で、第2排気センサの検出信号の変化状態、つまりバラ
ツキを正確に計測し、第2排気センサの劣化精度を向上
することができる。
【0015】また、第2に、このように第2排気センサ
の検出信号のバラツキを高精度に計測し、補正値に対応
させて空燃比を補正してフィードバック制御するので、
精度良く空燃比制御が可能となり、運転性能を向上し、
また、排気有害成分の発生を低減することができる。
【0016】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1〜図図11は、この発明の
実施例を示すものである。図11において、2は内燃機
関、4はシリンダブロック、6はシリンダヘッド、8は
燃焼室、10は吸気ポート、12は吸気弁、14は排気
弁、16は排気ポート、18は空燃比制御装置である。
【0017】前記シリンダヘッド6には、前記排気ポー
ト16に連通する排気通路20を形成した排気管22が
連結されている。
【0018】この排気管22途中には、触媒体24を保
持した触媒ケース26が設けられている。
【0019】この触媒ケース26の上流側の排気管22
には、第1排気センサであるヒータ付きのフロントO2
センサ28が取付けられている。
【0020】また、触媒ケース26の下流側の排気管2
2には、第2排気センサであるヒータ付きのリアO2
ンサ30が取付けられている。
【0021】更に、触媒体26の下流側で且つリアO2
センサ30の上流側の触媒ケース26には、温度センサ
であるサーモセンサ32が取付けられている。
【0022】前記フロントO2 センサ28とリアO2
ンサ30とサーモセンサ32とは、制御手段34に連絡
している。
【0023】この制御手段34には、リアO2センサ3
0からの検出信号により空燃比のリッチ状態を所定時間
(TRICH)継続して検出した後、燃料カット(F/
C)が所定時間(TFC)継続した際に、リアO2セン
サ30からの検出信号を検出して燃料カット(F/C)
の開始時から所定のリーン信号を検出するまでの時間
(FCRT)を計測し、この計測した時間(FCRT)
の基準値(CTIME)に対するずれ量(FRATR)
を算出するとともに、サーモセンサ32で検出した触媒
体24の下流側の排気温度(Tex)又はリアO2セン
サ30の温度を検出し、この温度の上昇により前記ずれ
量(FRATR)を減少するように補正し、前記ずれ量
(FRATR)の補正値(KFRATR)によってリア
O2センサ30の劣化状態を判定する判定部30aが備
えられている。前記基準値(CTIME)は、図5に示
す如く、空気量(GA)に応じて増減され、この空気量
(GA)の増加により減少するように決定される。
【0024】また、この制御手段34は、前記判定部3
4aの補正値(KFRATR)に対応させて空燃比のフ
ィードバック制御をするものであり、また、この補正値
(KFRATR)を記憶する不揮発性メモリ34bを有
している。
【0025】次に、この実施例の作用を、図1のフロー
チャート及び図2のタイムチャート等に基づいて説明す
る。
【0026】制御手段34において、内燃機関2が始動
してプログラムがスタートすると(ステップ202)、
先ず、リアO2 センサ30の劣化判定実施条件を読み込
む(ステップ204)。
【0027】このリアO2 センサ30の劣化判定実施条
件は、図3に示す如く、内燃機関2の暖機完了の条件
と、各O2 センサ28、30が故障でない条件と、各O
2 センサ28、30が活性である条件と、劣化判定領域
である条件と、各O2 センサ28、30のヒータがオン
になった後に所定加温時間(THEAT秒)経過後の条
件との全ての条件が成立した場合である。
【0028】上述の劣化判定領域は、図4に示す如く、
機関回転数(Ne)と機関負荷とによって区画された区
域である(例えば図4の斜線部分で示す)。
【0029】そして、このリアO2 センサ30の劣化判
定実施条件が成立したか否かを判断する(ステップ20
6)。
【0030】このステップ206においてYESの場合
には、燃料増量によってフロントO2センサ28からの
検出信号がリッチ側となり、空燃比が所定時間(TRI
CH秒)以上継続してリッチ状態になっているかを読み
込む(ステップ208)。つまり、空燃比をリッチ側と
することにより、触媒体24中の蓄酸素を吐き出させる
ものである。
【0031】そして、空燃比が所定時間(TRICH
秒)以上継続してリッチ状態になったか否かを判断する
(ステップ210)。
【0032】このステップ210においてYESの場合
には、その後、その空燃比のリッチ状態から燃料カット
(F/C)が所定時間(TFC秒)以上実行(継続)さ
れたかを読み込む(ステップ212)。
【0033】即ち、前記ステップ208〜212におい
ては、図2のタイムチャートで示す如く、リアO2セン
サ30の劣化判定実施条件の成立後に、図4の劣化判定
領域内からの加速による又は強制的な燃料増量時に、空
燃比が所定時間(TRICH秒)以上リッチ状態から、
所定時間(TFC秒)以上燃料カット(F/C)が実施
されたときに、リアO2センサ30の劣化判定用のデー
タ計測を実施する。
【0034】そして、燃料カット(F/C)中か否かを
判断する(ステップ214)。
【0035】このステップ214においてYESの場合
には、この燃料カット(F/C)時の空気量(GA)及
びサーモセンサ32で排気温度(Tex)を計測し(ス
テップ216)、また、リアO2センサ30からの検出
信号を検出して燃料カット(F/C)の開始時から所定
のリーン信号を検出するまでの時間(FCRT秒)、つ
まり、リアO2センサ30の出力信号である出力電圧が
所定電圧(FCL(V))になるまでの時間を、計測す
る(ステップ218)(図2参照)。
【0036】そして、図5に示す如く、この計測した時
間(FCRT秒)の基準値(CTIME)に対するずれ
量(FRATR)を算出する(ステップ220)。つま
り、先ず、CTIME−FCRT=DFCRTを計算
し、そして、DFCRF/CTIME=FRATRを計
算する。ここで、DFCRTは、実測データと基準値
(CTIME)との差である。
【0037】次いで、触媒体24の下流側の温度とし
て、サーモセンサ32で実際に検出した排気温度(Te
x)が、第1設定排気温度(Tex1 )≦実際の排気
温度(Tex)≦第2設定排気温度(Tex2 )であ
るか否かを判断する(ステップ222)。つまり、リア
O2センサ30の劣化判定は、図3、4に示した条件と
図6に示す排気温度範囲(Tex1 とTex2との間)
の条件以外では、実施しない。この図6において、KT
EXは、温度補正係数である。また、前記基準値(CT
IME)からのずれ量(FRATR)は、図7に示すよ
うに、基準値(CTIME)から外れることによって求
められるものである。
【0038】そして、ステップ222がYESの場合に
は、図6に示す如く、前記ずれ量(FRATR)の補正
を、補正値(KFRATR)によって実施する。つま
り、補正値(KFRATR)は、KFRATR=FRA
TR・KTEXの計算によって求められる(ステップ2
24)。この場合に、前記ずれ量(FRATR)は、排
気温度の上昇により減少するように補正される。
【0039】また、KFRATR=(KFRATRol
d+KFRATRnew)÷2の計算をする(ステップ
226)。
【0040】この結果、触媒体24の下流側の排気温度
又はリアO2センサ30の値により、触媒体24の劣化
の判定値を補正させ、リアO2センサ30の検出信号の
変化状態、つまりバラツキを計測することが可能とな
る。
【0041】次いで、補正値(KFRATR)を使用
し、LIML≦KFRATR≦LIMHか否かを判断す
る(ステップ228)。ここで、LIMLは低限度値、
LIMHは高限度値である。
【0042】このステップ228においてNOの場合に
は、リアO2 センサ30が異常と判定し、ランプ点灯等
によって運転者に知らせるとともに、フロントO2 セン
サ28及びリアO2 センサ30によるデュアルO2 フィ
ードバック制御を停止、フロントO2 センサ28のみに
よるシングルO2 フィードバック制御に切替え(ステッ
プ230)、そして、繰り返す(ステップ232)。
【0043】一方、前記ステップ228において、YE
Sの場合には、上述の補正値(KFRATR)に対応さ
せて、触媒体24の劣化状態(CREKA)を補正し、
触媒体24の正しい劣化状態(CRTAREK)を計算
する。つまり、図8に示す如く、CATARER=CR
EKA×(KFRATR+1)×αの計算を行う。ここ
で、αは、調整係数である。
【0044】また、正しい触媒体24の劣化状態(CA
TAREK)によって、デュアルO2 フィードバック制
御における図8、9の時間(tK )及び図10のリアO
2 フィードバック制御の積分量、スキップ量を補正制御
する。
【0045】そして、補正値(KFRATR)を不揮発
性メモリ34bに記憶し、フィードバック実行中は、こ
の補正値(KFRATR)によってフィードバック制御
の補正をする(ステップ236)。
【0046】前記ステップ206でNO、ステップ21
0でNO、ステップ214でNO、ステップ222でN
Oの場合及びステップ236での補正後においては、前
記ステップ204に戻す。
【0047】この結果、排気温度又はリアO2センサ3
0の値に応じて触媒劣化の判定値を補正、あるいは、空
燃比の制御を補正しているので、リアO2センサ30の
検出信号の変化状態、つまりバラツキを正確に計測し、
リアO2センサ30の劣化精度を向上することができ
る。
【0048】また、このようにリアO2 センサ30の検
出信号を高精度に計測できるので、空燃比のフィードバ
ック制御を高精度に行わせ、運転性能を向上するととも
に、排気有害成分の発生を低減することができる。
【0049】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、第1に、第1排気センサからの検出信号
により空燃比のリッチ状態を所定時間継続して検出した
後、燃料カットが所定時間継続した際に、第2排気セン
サからの検出信号を検出して燃料カットの開始時から所
定のリーン信号を検出するまでの時間を計測し、この計
測した時間の基準値に対するずれ量を算出するととも
に、触媒体下流側の排気温度又は第2排気センサの温度
を検出し、この温度の上昇により時間のずれ量を減少す
るように補正し、この時間のずれ量の補正値によって第
2排気センサの劣化状態を判定する判定部が備えられた
制御手段を設けたことにより、排気温度又は第2排気セ
ンサの値に応じて触媒劣化の判定値を補正し、第2排気
センサの検出信号の変化状態、つまりバラツキを正確に
計測し、第2排気センサの劣化精度を向上し得る。
【0050】また、第2に、前記判定部の補正値に対応
させて空燃比をフィードバック制御する制御手段を設け
たことにより、第2排気センサの検出信号のバラツキを
高精度に計測し、補正値に対応させて空燃比を補正して
フィードバック制御し、精度良く空燃比制御が可能とな
り、運転性能を向上し、また、排気有害成分の発生を低
減し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】空燃比制御のフローチャートである。
【図2】空燃比制御のタイムチャートである。
【図3】リアO2 センサの劣化判定実施条件の説明図で
ある。
【図4】劣化判定領域の説明図である。
【図5】空気量と所要電圧時間との関係図である。
【図6】排気温度と温度補正係数との関係図である。
【図7】基準値に対するずれを求める説明図である。
【図8】補正後の触媒体の劣化状態の線図である。
【図9】触媒体の劣化状態の判定方法を示す線図である
【図10】フィードバック制御の補正状態を示す線図で
ある。
【図11】空燃比制御装置のシステム構成図である。
【図12】従来における空燃比制御装置のシステム構成
図である。
【符号の説明】
2 内燃機関 18 空燃比制御装置 20 排気通路 24 触媒体 28 フロントO2 センサ 30 リアO2 センサ 32 サーモセンサ 34 制御手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気通路途中に設けられた触
    媒体上流側の前記排気通路に第1排気センサを設けると
    ともに前記触媒体下流側の前記排気通路に第2排気セン
    サを設け、前記第1、第2排気センサの検出信号によっ
    て空燃比をフィードバック制御する内燃機関の空燃比制
    御装置において、前記第1排気センサからの検出信号に
    より空燃比のリッチ状態を所定時間継続して検出した
    後、燃料カットが所定時間継続した際に、第2排気セン
    サからの検出信号を検出して前記燃料カットの開始時か
    ら所定のリーン信号を検出するまでの時間を計測し、こ
    の計測した時間の基準値に対するずれ量を算出するとと
    もに、前記触媒体下流側の排気温度又は前記第2排気セ
    ンサの温度を検出し、この温度の上昇により前記ずれ量
    を減少するように補正し、前記ずれ量の補正値によって
    前記第2排気センサの劣化状態を判定する判定部が備え
    られた制御手段を設けたことを特徴とする内燃機関の空
    燃比制御装置。
  2. 【請求項2】 内燃機関の排気通路途中に設けられた触
    媒体上流側の前記排気通路に第1排気センサを設けると
    ともに前記触媒体下流側の前記排気通路に第2排気セン
    サを設け、前記第1、第2排気センサの検出信号によっ
    て空燃比をフィードバック制御する内燃機関の空燃比制
    御装置において、前記第1排気センサからの検出信号に
    より空燃比のリッチ状態を所定時間継続して検出した
    後、燃料カットが所定時間継続した際に、第2排気セン
    サからの検出信号を検出して前記燃料カットの開始時か
    ら所定のリーン信号を検出するまでの時間を計測し、こ
    の計測した時間の基準値に対するずれ量を算出するとと
    もに、前記触媒体下流側の排気温度又は前記第2排気セ
    ンサの温度を検出し、この温度の上昇により前記ずれ量
    を減少するように補正し、前記ずれ量の補正値によって
    前記第2排気センサの劣化状態を判定する判定部を有
    し、前記判定部の補正値に対応させて空燃比をフィード
    バック制御する制御手段を設けたことを特徴とする内燃
    機関の空燃比制御装置。
  3. 【請求項3】 前記基準値は、空気量に応じて増減さ
    れ、この空気量の増加により減少するように決定される
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の内燃機
    関の空燃比制御装置。
JP13806692A 1992-04-30 1992-04-30 内燃機関の空燃比制御装置 Expired - Fee Related JP3189381B2 (ja)

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