JP3075025B2 - 内燃機関の触媒劣化判定装置 - Google Patents

内燃機関の触媒劣化判定装置

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JP3075025B2
JP3075025B2 JP05187372A JP18737293A JP3075025B2 JP 3075025 B2 JP3075025 B2 JP 3075025B2 JP 05187372 A JP05187372 A JP 05187372A JP 18737293 A JP18737293 A JP 18737293A JP 3075025 B2 JP3075025 B2 JP 3075025B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は内燃機関の触媒劣化判
定装置に係り、特に触媒体の劣化状態を判定するための
劣化判定パラメータの計測及び演算の精度を高め得ると
ともにばらつきを少なくし得て、触媒体の劣化判定精度
を向上し得て、また、触媒体の劣化判定精度の向上によ
り触媒体の機能の正常・異常の判断を正確になし得て、
誤判断による不要な修理を回避し得るとともに信頼性を
向上し得る内燃機関の触媒劣化判定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載される内燃機関には、排気通
路に触媒体を設け、この触媒体の上両側及び下流側の排
気通路に夫々排気センサたる第1O2 センサ及び第2O
2 センサを設け、これら第1O2 センサ及び第2O2 セ
ンサの出力する第1検出信号及び第2検出信号に基づき
空燃比が目標値になるようフィードバック制御する制御
手段を設けたものがある。これにより、内燃機関は、触
媒体による排気浄化効率を向上し、排出される排気有害
成分値の低減を図っている。詳述すると、図5に示す如
く第1フィードバック制御はフィードバック補正係数と
してスキップ補正量(Ks)と積分補正量(Ki)が予
め設定されており、第1検出信号がリッチ状態かリーン
状態かを判断して前記スキップ補正量(Ks)と積分補
正量(Ki)の値に基づき第1フィードバック制御補正
量FAFを演算し、この第1フィードバック制御補正量
FAFにより内燃機関の空燃比を補正している。また、
第2フィードバック制御は第2検出信号に基づきリッチ
判定遅れ時間DLRとリーン判定遅れ時間DRLを演算
し、第1検出信号がリッチ状態からリーン状態にあるい
はリーン状態からリッチ状態に変化した際にこのリッチ
判定遅れ時間DLRあるいはリーン判定遅れ時間DRL
だけ遅延させて前記第1フィードバック制御による空燃
比補正を行うよう制御している。なお、リーン・リッチ
1周期分の第1フィードバック制御補正量FAFを燃料
フィードバック補正量FFBとし、この燃料フィードバ
ック補正量FFBはFFB=Ks(リッチ側+リーン
側)+Ki(リッチ側+リーン側)のように演算する。
【0003】このような内燃機関の排出する排気有害成
分値の低減を図るものとしては、特開平4−10904
5号公報や特開平4−116239号公報に開示される
ものがある。特開平4−109045号公報に開示され
るものは、内燃機関の排気通路に設けられた排気の浄化
手段の上流側及び下流側に夫々第1O2 センサ及び第2
O2 センサを設け、第1O2 センサの出力する第1検出
信号に基づいて空燃比を目標値にフィードバック制御す
るものにおいて、空燃比の目標値を変えた時に、第2O
2 センサの出力する第2検出信号の応答変化によって、
前記浄化手段の劣化をモニタするものである。
【0004】特開平4−116239号公報に開示され
るものは、内燃機関の排気通路に設けられた排気の浄化
手段の上流側及び下流側に夫々第1O2 センサ及び第2
O2センサを設け、第1O2 センサの出力する第1検出
信号に基づいて空燃比を目標値にフィードバック制御す
るものにおいて、フィードバック制御中に第1O2 セン
サの出力と第2O2 センサの出力とを比較して触媒体の
劣化を判定する劣化判定手段を設け、フィードバック制
御の学習値の更新回数が所定回数以下のときに前記劣化
判定手段による劣化判定を禁止する判定禁止手段を設け
たものである。
【0005】このように内燃機関の排気通路に設けられ
た触媒体は、通常に使用される運転状態においては、そ
の浄化機能の著しい低下を招くことがない。しかし、触
媒体は、無鉛ガソリンを燃料とする内燃機関に有鉛ガソ
リンを供給した場合や、なんらかの原因により点火プラ
グ用のハイテンションコードが抜けた状態で運転した場
合等に、浄化機能を著しく低下されることになる。
【0006】このような触媒体の浄化機能の低下は、排
気浄化効率を低下させることにより、未浄化の排気が大
気中に排出されることになる。また、触媒体の劣化状態
を判定する場合は、判定精度が低いと、触媒体の機能が
正常であるにもかかわらず異常を知らせることとなり、
徒な混乱を招く不都合があるとともに、信頼性を低下さ
せる不都合がある。
【0007】そこで、内燃機関においては、触媒体の劣
化判定パラメータを正確に計測し得て、劣化状態を精度
良く判定することが望まれている。このような触媒体の
劣化状態を判定する触媒劣化判定装置としては、この発
明の出願人により、第1O2センサの出力する第1検出
信号のリッチ反転及びリーン反転による第1フィードバ
ック制御補正量の減少開始時及び増加開始時から第2O
2 センサの第2検出信号のリーン反転及びリッチ反転ま
でのリーン応答遅れ時間及びリッチ応答遅れ時間や、第
1O2 センサ及び第2O2 センサの第1検出信号及び第
2検出信号の周期の軌跡が囲む第1検出信号囲繞面積及
び第2検出信号囲繞面積等を、劣化判定パラメータとし
て測定し、これら劣化判定パラメータを基に劣化判定比
較値を求めて劣化状態を判定する劣化状態判定装置が、
既に出願されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記リーン
応答遅れ時間及びリッチ応答遅れ時間から求められるリ
ッチ・リーン判定遅れ時間TDLY等の劣化判定パラメ
ータを基に劣化判定比較値を求めて劣化状態を判定する
劣化状態判定装置おいては、フィードバック制御補正量
の周期TFBや空気量Gaが劣化判定比較値に影響を与
える問題を回避するために、劣化判定パラメータ計測時
のフィードバック制御補正量の周期TFBや空気量Ga
により劣化判定パラメータを補正し、この補正された劣
化判定パラメータから算出される劣化判定比較値を予め
設定されている劣化判定値と比較して、触媒体の劣化状
態を判定している。
【0009】ところが、前記劣化判定パラメータは、前
記フィードバック制御補正量の周期TFBや空気量Ga
のみならず、空燃比が目標値になるようにフィードバッ
ク制御するためのフィードバック制御補正量FAFの影
響をも受ける問題がある。このフィードバック制御補正
量FAFは、スキップ補正量Ksと積分補正量Kiとか
ら構成されている。内燃機関においては、このスキップ
補正量Ksと積分補正量Kiとによって、空燃比が目標
値になるように燃料補正量をフィードバック制御してい
る。
【0010】前記従来の触媒劣化判定装置においては、
劣化判定時にフィードバック制御補正量FAFを構成す
るスキップ補正量Ksと積分補正量Kiとを固定値と
し、劣化判定を行っていた。このため、積分補正量Ki
の増減によるフィードバック制御補正量の周期TFBの
増減やスキップ補正量Ksの増減によるフィードバック
制御補正量の波形の増減等による燃料フィードバック補
正量FFBが大きくばらつくことになる。
【0011】従来は、この燃料フィードバック補正量F
FBのばらつきを考慮せずに劣化判定を行っていたた
め、触媒体の劣化状態を判定するための劣化判定パラメ
ータの計測及び演算の精度が低下されるとともにばらつ
きが大きくなる問題があり、触媒体の劣化判定精度を低
下させる不都合あった。また、この触媒体の劣化判定精
度の低下により触媒体の機能の正常・異常の判断を正確
になし得ず、誤判断による不要な修理を招来するととも
に信頼性を低下させる不都合があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、内燃機関の排気通路に設け
られた触媒体の上流側及び下流側の前記排気通路に夫々
第1排気センサ及び第2排気センサを設け、これら第1
排気センサ及び第2排気センサの出力する第1検出信号
及び第2検出信号に基づき空燃比が目標値になるようフ
ィードバック制御する制御手段を設けた内燃機関におい
て、所定の触媒劣化判定条件が成立する場合に、前記第
1検出信号のリッチ反転及びリーン反転による第1フィ
ードバック制御補正量の減少開始時及び増加開始時から
前記第2検出信号のリーン反転及びリッチ反転までのリ
ーン応答遅れ時間及びリッチ応答遅れ時間よりリッチ・
リーン反転時間を求め、前記第1フィードバック制御補
正量の周期と前記第1検出信号のリッチ反転時及びリー
ン反転時から前記第1フィードバック制御補正量の減少
開始及び増加開始までのリッチ判定遅れ時間及びリーン
判定遅れ時間とより補正用判定遅れ時間を求め、前記第
1フィードバック制御補正量より燃料フィードバック補
正量を求め、前記リッチ・リーン反転時間と補正用判定
遅れ時間と燃料フィードバック補正量とより所定の燃料
フィードバック補正量に対する劣化判定比較値を求め、
この劣化判定比較値と予め設定される劣化判定値とを比
較して前記触媒体の劣化状態を判定する判定部を前記制
御手段に設けたことを特徴とする。
【0013】
【作用】この発明の構成によれば、制御手段に設けられ
た判定部は、所定の触媒劣化判定条件が成立する場合
に、リッチ・リーン反転時間と補正用判定遅れ時間と燃
料フィードバック補正量とより所定の燃料フィードバッ
ク補正量に対する劣化判定比較値を求め、この劣化判定
比較値と予め設定される劣化判定値とを比較して触媒体
の劣化状態を判定していることにより、燃料フィードバ
ック補正量を考慮して劣化判定を行うことができ、燃料
フィードバック補正量の影響により触媒体の劣化状態を
判定するための劣化判定パラメータの計測及び演算の精
度が低下される問題やばらつきが大きくなる問題を回避
することができる。
【0014】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。図1〜図12は、この発明による触媒劣化
判定装置の実施例を示すものである。図2において、2
は内燃機関、4は吸気通路、6は排気通路である。内燃
機関2の吸気通路4は、上流側から順次に接続されたエ
アクリーナ8とエアフローメータ10とスロットルボデ
ィ12と吸気マニホルド14とにより形成される。前記
スロットルボディ12内の吸気通路4には、吸気絞り弁
16を備えている。吸気通路4は、内燃機関2の燃焼室
18に連通されている。
【0015】また、内燃機関2の燃焼室18に連通され
る排気通路6は、上流側から順次に接続された排気マニ
ホルド20と上流側排気管22と触媒コンバータ24と
下流側排気管26とにより形成される。触媒コンバータ
24内の排気通路6には、触媒体28を設けている。
【0016】前記内燃機関2には、燃焼室18に指向さ
せて燃料噴射弁30を設けている。燃料噴射弁30は、
燃料分配通路32を介して燃料供給通路34により燃料
タンク36に連通されている。燃料タンク36内の燃料
は、燃料ポンプ38により圧送され、燃料フィルタ40
により塵埃を除去されて燃料供給通路34により燃料分
配通路32に供給され、燃料噴射弁30に分配供給され
る。
【0017】前記燃料分配通路32には、燃料の圧力を
調整する燃料圧力調整部42を設けている。燃料圧力調
整部42は、吸気通路4に連通する導圧通路44から導
入される吸気圧により燃料圧力を所定値に調整し、余剰
の燃料を燃料戻り通路46により燃料タンク36に戻
す。
【0018】前記燃料タンク36は、蒸発燃料用通路4
8によりスロットルボディ12の吸気通路4に連通して
設け、蒸発燃料用通路48の途中に2方向弁50とキャ
ニスタ52とを介設している。また、前記スロットルボ
ディ12には、吸気絞り弁16を迂回するバイパス通路
54を設け、このバイパス通路54の途中にアイドル空
気量制御弁56を介設している。なお、符号58はエア
レギュレータ、符号60はパワーステアリングスイッ
チ、符号62はパワーステアリング用空気量制御弁、6
4はブローバイガス通路、66はPCVバルブである。
【0019】前記エアフローメータ10、燃料噴射弁3
0、アイドル空気量制御弁56、パワーステアリング用
空気量制御弁62は、制御手段たる制御部68に接続さ
れている。制御部68には、クランク角センサ70と、
ディストリビュータ72と、吸気絞り弁16の開度セン
サ74と、ノックセンサ76と、水温センサ78と、車
速センサ80と、が夫々接続されている。なお、符号8
2はイグニションコイル、符号84は点火用パワーユニ
ットである。
【0020】また、前記内燃機関2には、触媒体28の
上流側及び下流側の排気通路6に、夫々排気成分値たる
酸素濃度を検出する排気センサである第1O2 センサ8
6及び第2O2 センサ88を設けている。これら第1O
2 センサ86及び第2O2 センサ88は、制御部68に
接続して設けている。
【0021】制御部68は、図3に示す如く、第1O2
センサ86及び第2O2 センサ88の出力する第1検出
信号及び第2検出信号に基づいて、空燃比が目標値にな
るよう燃料噴射弁30の作動をフィードバック制御して
燃料を補正するものである。これにより、触媒体28に
よる排気浄化効率を向上し、排気有害成分値の低減を図
っている。
【0022】なお、符号90はダッシュポット、符号9
2はサーモセンサ、符号94はアラームリレー、符号9
6は警告灯、符号98はダイアグノーシススイッチ、符
号100はTSスイッチ、符号102はダイアグノーシ
スランプ、符号104はメインスイッチ、符号106は
バッテリである。
【0023】ところで、前記第1O2 センサ86の出力
する第1検出信号の周期は、内燃機関2に供給される混
合気の空燃比により変化する。これに対して、第2O2
センサ88の出力する第2検出信号の周期は、触媒体2
8の高浄化率時よりも触媒体28の劣化した低浄化率時
に短く変化する。
【0024】このようなことから、触媒体28の劣化状
態を正確に計測し得て、劣化状態を精度良く判定する触
媒劣化判定装置の実現が望まれている。なお、この発明
の出願人は、触媒劣化判定装置として、第1検出信号の
周期及び第2検出信号の周期の周期比と第1検出信号の
1つの周期の軌跡が囲む面積及び第2検出信号の1つの
周期の軌跡が囲む面積の面積比とを基に劣化判定値を演
算し、触媒体28の劣化状態を判定するものを既に出願
している。
【0025】このような内燃機関2において、前記制御
部68には、触媒体28の劣化状態を判定する判定部1
08を設けている。
【0026】判定部108は、所定の触媒劣化判定条件
が成立する場合に、前記第1検出信号のリッチ反転及び
リーン反転による第1フィードバック制御補正量FAF
の減少開始時及び増加開始時から前記第2検出信号のリ
ーン反転及びリッチ反転までのリーン応答遅れ時間TR
L及びリッチ応答遅れ時間TLRよりリッチ・リーン反
転時間TDLYを求め、前記第1フィードバック制御補
正量FAFの周期TFBと前記第1検出信号のリッチ反
転時及びリーン反転時から第1フィードバック制御補正
量FAFの減少開始及び増加開始までのリッチ判定遅れ
時間DLR及びリーン判定遅れ時間DRLとより補正用
判定遅れ時間TFBaを求め、前記第1フィードバック
制御補正量FAFより燃料フィードバック補正量FFB
を求め、前記リッチ・リーン反転時間TDLYと補正用
判定遅れ時間TFBaと燃料フィードバック補正量FF
Bとより所定の燃料フィードバック補正量に対する劣化
判定比較値REKCATを求め、この劣化判定比較値R
EKCATと予め設定される劣化判定値REKとを比較
して前記触媒体28の劣化状態を判定するものである。
【0027】次に、触媒劣化判定装置の判定を図1に従
って説明する。
【0028】内燃機関2を始動して判定(ステップ20
0)がスタートすると、所定の触媒劣化判定条件を読込
み(ステップ202)、この触媒劣化判定条件が成立す
るか否かを判断(ステップ204)する。
【0029】触媒劣化判定条件としては、例えば図4に
示す如く、機関負荷Ecと機関回転数Neとにより設定
される触媒劣化判定領域内にあること、内燃機関2の暖
機が完了していること、吸入空気温度が設定値以上(吸
入空気温度≧設定値)であること、第1O2 センサ86
により第1フィードバック制御中であること、一定速時
(吸入空気量、絞り弁開度、燃料噴射量、吸気圧力等の
機関負荷Ecの変化量が設定値以下)であること、のす
べてを満足するか否かにより判断する。
【0030】前記判断(ステップ204)において、い
ずれか一を満足しないでNOの場合は、触媒劣化判定条
件の読込み(ステップ202)にリターンする。前記判
断(ステップ204)において、すべてを満足してYE
Sの場合は、第1フィードバック制御補正量FAFを触
媒劣化判定用に大きくする(ステップ206)。
【0031】この触媒劣化判定用の第1フィードバック
制御補正量FAFは、このときの触媒体28の劣化状態
に応じた値とし、あるいは、予め制御部68内に設定し
た値とする。これは、図6に示す如く、触媒劣化判定時
に空燃比フィードバック(F/B)補正量たる第1フィ
ードバック制御補正量FAFの値を大きくすることによ
って、後述のリッチ・リーン反転時間TDLYの計測ば
らつき(ΔTDLYAV)を小さくし得て、判定の精度
を向上させることができるからである。
【0032】次いで、図5に示す如く、前記第1フィー
ドバック制御補正量FAFの周期TFBと、リッチ・リ
ーン反転時間TDLYと、空気量Gaと、燃料フィード
バック補正量FFBと、を計測(ステップ208)す
る。
【0033】前記リッチ・リーン反転時間TDLYは、
第1O2 センサ86の出力する第1検出信号のリッチ反
転及びリーン反転による第1フィードバック制御補正量
FAFの減少開始時及び増加開始時から第2O2 センサ
88のリーン反転及びリッチ反転までのリーン応答遅れ
時間TRL及びリッチ応答遅れ時間TLRによって求め
る。
【0034】また、前記燃料フィードバック補正量FF
Bは、第1フィードバック制御補正量FAFのスキップ
補正量Ksと積分補正量Kiとの夫々リッチ側及びリー
ン側の各補正量の絶対値を加算して求める{FFB=K
s(リッチ側+リーン側)+Ki(リッチ側+リーン
側)}。
【0035】計測した周期TFBの前回と今回との差Δ
TFB(TFB−TFBNEW )を求め(ステップ21
0)、計測した燃料フィードバック補正量FFBの前回
と今回との差ΔFFB(FFB−FFBNEW )が予め設
定したΔFFB判定値TFFB未満であるか否かを判断
(ステップ212)する。差ΔFFBがΔFFB判定値
TFFB以上の場合(ステップ212:NO)は、燃料
フィードバック補正量FFBの変化が大きいので、触媒
劣化判定条件の読込み(ステップ202)にリターン
し、計測を禁止する。
【0036】差ΔFFBがΔFFB判定値TFFB未満
の場合(ステップ212:YES)は、周期TFBが一
定のときのリッチ・リーン反転時間TDLYを計測する
ために、差ΔTFBがΔTFB判定値TFK未満である
か否かを判断(ステップ214)する。
【0037】前記周期TFBは、1回目の周期TFBを
TFB=TFB1 として求め、2回目の周期TFB2 を
TFB2 =(TFB1 +TFB2 )÷2として求める。
つまり、周期TFBは、TFB=(前回のTFB+TF
Bn )÷2として求める。前記ΔTFB判定値TFK
は、制御部68に予め設定してある。
【0038】差ΔTFBがΔTFB判定値TFK以上の
場合(ステップ214:NO)は、触媒劣化判定条件の
読込み(ステップ202)にリターンする。差ΔTFB
がΔTFB判定値TFK未満の場合(ステップ214:
YES)は、N回計測が終了したか否かを判断(ステッ
プ216)する。
【0039】N回計測が終了していない場合(ステップ
216:NO)は、触媒劣化判定条件の読込み(ステッ
プ202)にリターンする。N回計測が終了した場合
(ステップ216:YES)は、最終的な周期TFB及
びN回計測したリッチ・リーン反転時間TDLY、空気
量Gaの夫々の平均を計算してTDLYAV・GaAV
を得る(ステップ218)。
【0040】図7に示す如く、前記リッチ・リーン反転
時間TDLYのリッチ・リーン反転時間平均TDLYA
Vと補正用判定遅れ時間TFBaとの関係より目標フィ
ードバック(F/B)周期TFBo(劣化判定用)に対
する相関係数FBKを求め、図12に示す如く、この相
関係数FBKと燃料フィードバック補正量FFB(FF
BAV)との関係より所定の燃料フィードバック補正量
に対する補正係数FFBKを求める(ステップ22
0)。
【0041】前記補正用判定遅れ時間TFBaは、図5
に示す如く、第1フィードバック制御補正量FAFの周
期TFBから、第1O2 センサ86の出力する第1検出
信号のリッチ反転時及びリーン反転時から第1フィード
バック制御補正量FAFの減少開始時及び増加開始時ま
でのリッチ判定遅れ時間DLR及びリーン判定遅れ時間
DRLを、減じた値である{TFBa=TFB−(DL
R+DRL)}。また、図7に示す如く、内燃機関2の
負荷が一定で且つフィードバック補正量が一定のとき
に、フィードバック周期(TFB and TFBa)と
劣化判定パラメータ(TDLY)とは、前記相関係数F
BKによって直線相関の関係にある。
【0042】前記補正係数FFBKによってリッチ・リ
ーン判定時間TDLYのリッチ・リーン判定時間平均T
DLYAVを補正し、劣化判定比較値REKCATを求
める(ステップ222)。この劣化判定比較値REKC
ATは、{REKCAT=TDLYAV+(TFB0
TFB)×FFBK}により求める。なお、TFB
0は、目標フィードバック周期である。このTFB
0 は、空気量Gaと図8に示す如き関係を有している。
【0043】触媒体28の劣化状態の判定は、図9に示
す如く、一定燃料フィードバック補正量及び一定周期T
FBのときの前記劣化判定比較値REKCATによって
行う。前記劣化判定比較値REKCATは、空気量Ga
に対する制御部68に設定してある劣化判定値REKと
比較することにより判定を実施(ステップ224)し、
劣化判定比較値REKCATが劣化判定値REK以下
(REKCAT≦REK)であるか否かを判断(ステッ
プ226)する。
【0044】劣化判定比較値REKCATが劣化判定値
REK以下の場合(ステップ226:YES)は、触媒
体28が劣化している判定し、警告灯94の点灯等によ
り警告を発し(ステップ228)、内燃機関2が停止さ
れるまで劣化状態の判定を禁止(ステップ230)し、
エンド(ステップ232)になる。
【0045】劣化判定比較値REKCATが劣化判定値
REKを越えている場合(ステップ226:NO)は、
触媒体28が劣化していないので、内燃機関2が停止さ
れるまで劣化状態の判定を禁止(ステップ230)し、
エンド(ステップ232)になる。
【0046】このように、判定部108は、リッチ・リ
ーン反転時間TDLYと補正用判定遅れ時間TFBaと
燃料フィードバック補正量FFBとより所定の燃料フィ
ードバック補正量に対する劣化判定比較値REKCAT
を求め、この劣化判定比較値REKCATと予め設定さ
れる劣化判定値REKとを比較して前記触媒体28の劣
化状態を判定することにより、燃料フィードバック補正
量FFBを考慮して劣化判定を行うことができ、燃料フ
ィードバック補正量FFBの影響により触媒体28の劣
化状態を判定するための劣化判定パラメータの計測及び
演算の精度が低下される問題やばらつきが大きくなる問
題を回避することができ、触媒体28の劣化判定精度を
向上し得るとともに信頼性を向上することができる。
【0047】ところで、この発明の出願人は、リーン応
答遅れ時間TRL及びリッチ応答遅れ時間TLRにより
リッチ・リーン反転時間TDLYを求め、第1フィード
バック制御補正量FAFの周期TFBとリッチ判定遅れ
時間DLR及びリーン判定遅れ時間DRLとより補正用
判定遅れ時間TFBaを求め、リッチ・リーン反転時間
TDLYと補正用判定遅れ時間TFBaとより求められ
る劣化判定比較値REKCATと劣化判定値REKとを
比較して、触媒体28の劣化状態を判定する触媒劣化判
定装置を既に出願している。
【0048】即ち、この既出願の触媒劣化判定装置は、
図7に示す如く、劣化判定比較値REKCATを、RE
KCAT=TDLYAV+(TFB0 −TFB)×FB
Kの式より求めることにより、第1O2 センサ86の生
産ばらつきや使用劣化による触媒体28の劣化状態の判
定への影響を排除することができ、第1フィードバック
制御補正量FAFの周期TFBに対してリッチ・リーン
反転時間TDLYを相関関係とすることができ、これに
より、触媒体28の劣化状態の判定精度のばらつき増大
を防止し得て、劣化状態の判定精度を向上することがで
きるとともに信頼性を向上し得て、未浄化の排気が大気
中に排出される不都合を回避している。
【0049】ところが、この既出願の触媒劣化判定装置
は、触媒体28の劣化状態を判定するための劣化判定パ
ラメータに影響を与える燃料フィードバック補正量FF
Bを考慮せずに劣化判定を行っていたため、劣化判定パ
ラメータの計測及び演算の精度が低下されるとともにば
らつきが大きくなる問題があり、触媒体28の劣化判定
精度を低下させる不都合や、劣化判定精度の低下により
触媒体の機能の正常・異常の判断を正確になし得ず、誤
判断による不要な修理を招来するとともに信頼性を低下
させる不都合があった。
【0050】そこで、この発明では、前記の如く、第1
検出信号のリッチ反転及びリーン反転による第1フィー
ドバック制御補正量FAFの減少開始時及び増加開始時
から第2検出信号のリーン反転及びリッチ反転までのリ
ーン応答遅れ時間TRL及びリッチ応答遅れ時間TLR
よりリッチ・リーン反転時間TDLYを求め、第1フィ
ードバック制御補正量FAFの周期TFBと第1検出信
号のリッチ反転時及びリーン反転時から第1フィードバ
ック制御補正量FAFの減少開始及び増加開始までのリ
ッチ判定遅れ時間DLR及びリーン判定遅れ時間DRL
とより補正用判定遅れ時間TFBaを求め、第1フィー
ドバック制御補正量FAFより燃料フィードバック補正
量FFBを求め、リッチ・リーン反転時間TDLYと補
正用判定遅れ時間TFBaと燃料フィードバック補正量
FFBとより所定の燃料フィードバック補正量に対する
劣化判定比較値REKCATを求め、この劣化判定比較
値REKCATと予め設定される劣化判定値REKとを
比較して触媒体28の劣化状態を判定する判定部108
を設けたことにより、前記不都合を回避することができ
るものである。
【0051】これにより、触媒体28の劣化状態を判定
するための劣化判定パラメータが、燃料フィードバック
補正量FFBの影響により計測及び演算の精度が低下さ
れる問題やばらつきが大きくなる問題を回避することが
できる。
【0052】このため、触媒体28の劣化状態を判定す
るための劣化判定パラメータの計測及び演算の精度を高
め得るとともにばらつきを少なくし得て、触媒体28の
劣化判定精度を向上することができる。また、触媒体2
8の劣化判定精度の向上により触媒体28の機能の正常
・異常の判断を正確になし得て、誤判断による不要な修
理を回避し得るとともに信頼性を向上することができ
る。
【0053】
【発明の効果】このように、この発明によれば、制御手
段に設けられた判定部は、燃料フィードバック補正量を
考慮して劣化判定を行うことができることにより、燃料
フィードバック補正量の影響により触媒体の劣化状態を
判定するための劣化判定パラメータの計測及び演算の精
度が低下される問題やばらつきが大きくなる問題を回避
することができる。
【0054】このため、触媒体の劣化状態を判定するた
めの劣化判定パラメータの計測及び演算の精度を高め得
るとともにばらつきを少なくし得て、触媒体の劣化判定
精度を向上することができる。また、触媒体の劣化判定
精度の向上により触媒体の機能の正常・異常の判断を正
確になし得て、誤判断による不要な修理を回避し得ると
ともに信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す内燃機関の触媒劣化判
定装置の判定のフローチャートである。
【図2】触媒劣化判定装置の概略構成図である。
【図3】触媒劣化判定装置のブロック図である。
【図4】触媒劣化判定領域の説明図である。
【図5】第1O2 センサの出力波形と第1フィードバッ
ク制御補正量の波形と第2O2センサの出力波形を示す
図である。
【図6】第1フィードバック制御補正量とリッチ・リー
ン反転時間平均との関係を示す図である。
【図7】リッチ・リーン反転時間と補正用判定遅れ時間
とによる相関係数の関係を示す図である。
【図8】空気量と目標フィードバック周期との関係を示
す図である。
【図9】空気量と劣化判定比較値との関係を示す図であ
る。
【図10】空気量と排気系による物理的な遅れ時間との
関係を示す図である。
【図11】第1フィードバック制御補正量の周期と触媒
体による遅れ時間との関係を示す図である。
【図12】燃料フィードバック補正量と相関係数とによ
る補正係数の関係を示す図である。
【符号の説明】
2 内燃機関 4 吸気通路 6 排気通路 24 触媒コンバータ 28 触媒体 30 燃料噴射弁 68 制御部 86 第1O2 センサ 88 第2O2 センサ 108 判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01N 3/08 - 3/38 F01N 9/00 - 11/00 F02D 41/00 - 41/40 F02D 43/00 - 45/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気通路に設けられた触媒体
    の上流側及び下流側の前記排気通路に夫々第1排気セン
    サ及び第2排気センサを設け、これら第1排気センサ及
    び第2排気センサの出力する第1検出信号及び第2検出
    信号に基づき空燃比が目標値になるようフィードバック
    制御する制御手段を設けた内燃機関において、所定の触
    媒劣化判定条件が成立する場合に、前記第1検出信号の
    リッチ反転及びリーン反転による第1フィードバック制
    御補正量の減少開始時及び増加開始時から前記第2検出
    信号のリーン反転及びリッチ反転までのリーン応答遅れ
    時間及びリッチ応答遅れ時間よりリッチ・リーン反転時
    間を求め、前記第1フィードバック制御補正量の周期と
    前記第1検出信号のリッチ反転時及びリーン反転時から
    前記第1フィードバック制御補正量の減少開始及び増加
    開始までのリッチ判定遅れ時間及びリーン判定遅れ時間
    とより補正用判定遅れ時間を求め、前記第1フィードバ
    ック制御補正量より燃料フィードバック補正量を求め、
    前記リッチ・リーン反転時間と補正用判定遅れ時間と燃
    料フィードバック補正量とより所定の燃料フィードバッ
    ク補正量に対する劣化判定比較値を求め、この劣化判定
    比較値と予め設定される劣化判定値とを比較して前記触
    媒体の劣化状態を判定する判定部を前記制御手段に設け
    たことを特徴とする内燃機関の触媒劣化判定装置。
  2. 【請求項2】 前記判定部は、前記リッチ・リーン反転
    時間と補正用判定遅れ時間とより相関係数を求め、この
    相関係数と前記燃料フィードバック補正量とより所定の
    燃料フィードバック補正量に対する補正係数を求め、こ
    の補正係数により前記リッチ・リーン判定時間を補正し
    て劣化判定比較値を求め、この劣化判定比較値と予め設
    定される劣化判定値とを比較して前記触媒体の劣化状態
    を判定する判定部である請求項1に記載の内燃機関の触
    媒劣化判定装置。
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