JP3189009U - シジミ貝殻粉末体とシジミエキス含有の健康食品 - Google Patents

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Abstract

【課題】シジミ貝殻について、その有効活用に繋がる新規な素材としてのシジミ貝殻粉末体とシジミエキスを食品に添加して、新規な健康食品を提供する。
【解決手段】有明海河口付近のシジミ貝からその貝肉を取り除いた後、それらシジミ貝殻を洗浄、乾燥してから、熱処理装置によってシジミ貝殻を温度450℃〜550℃内に制御して加熱処理して得られたシジミ貝殻のみを微粉砕機によって1〜500ミクロンに粉末化したシジミ貝粉末と、抽出処理手段によってエキス分を抽出し、オルニチン含有量が未処理シジミ貝によるものの略2倍以上に増量されたシジミエキス成分とを、米麦穀類の食用粉末に1〜10重量%添加した紛体を加工した容器2入り焼き菓子、又は蒸し菓子である。
【選択図】図2

Description

この考案は、古来から滋養強壮食材の一つとして周知、摂取されてきているシジミ貝の成分を添加した食品に関するものであり、特に産業廃棄物化としてしまったそれらの取扱いに苦慮しなければならない状況にまで陥ってしまっているシジミ貝殻について、その有効活用に繋がる新規な素材としてのシジミ貝殻粉末体、とシジミ肉エキスとを含有する新規な新規食品を提供しようとするものである。
シジミ貝(蜆貝)は、軟体動物・シジミ科に属す二枚貝で、我が国の湖沼や川の中流以上の純淡水帯に全国的に生息するマシジミ、青森県十三湖や鳥取県宍道湖、浜中湖等といった海水の入り交じる河口附近の汽水域に生息するヤマトシジミ、それに、琵琶湖水系のものとして知られ、鮎稚魚の移植に伴って池田湖、諏訪湖等にも生息するようになったとされるセタシジミの三種が日本種として知られ、これらシジミ貝は、様々な食し方があるとはいうものの、和食として欠かせない味噌汁等汁物の代表的な具の一つとしての存在が大きく、我が国においては、誰しもが年間を通して何回といわず口にする程に極めて一般的な食材である。
しかも、古くから滋養強壮に効き目がある食材としても周知されてきていることから、普段の家庭料理として味噌汁等に入れ、その貝肉や溶け出したエキス分を摂取するのは勿論のこと、多くの病院等でも入院患者のための病人食として欠かせない食材となっている。
またその貝殻についても、古くから漢方薬の一つとして民間療法等にも取り入れられ、化痰去湿の効があり、反胃吐食、胃痛呑酸、痰貝喘咳嗽、湿瘡、潰瘍等の薬効があるものとして、内服には煎用し、あるいは散剤に入れて用いられ、また、外用は、焼いて粉末としたものを適宜散布して利用され続けてきている。その薬効の有効性に着目し、シジミエキスの抽出方法やシジミ貝殻の粉末あるいはそれにエキス分を混入したものの等、幾つかのシジミ貝あるいはその貝殻の活用について具体的提案がなされるようになってきている。
シジミエキスに関して、その胸管淋巴催進作用や、肝機能亢進作用、胆汁酸の分泌促進作用等が報告されている。更にこのような薬理作用を示す有効性分についても研究が行われているが、シジミ中のメチオニン、シスチン、シスチン酸等のアミノ酸が肝機能亢進作用を示す物質である。シジミを熱時水で抽出処理し、次いで水浸液の濃縮物および殻より分離された肉質部から分離される物質の薬効を調べた。その結果、前記水浸液の濃縮物および水で熱時抽出処理された肉質部の乾燥物を非プロトン化溶媒で抽出し、抽出液より溶媒を除去して得られる物質に脂質代謝改善作用が認められる。
これらの事実から伺い知れることは、古来からのシジミ貝の常食による日常生活的な経験や民間療法的な使用実績等に基づき、シジミ成分が、肝機能の改善等各種薬効を有しているのではないかとする知見は既に存在していた。
貝殻のみを焼いてできた粉末と、貝殻と貝肉との混合汁からできた粉末とを混合したシジミ貝の粉末エキスを摂取し、肝臓、黄疽等の療法として効果を出すとの提案ではあっても、貝殻と貝肉との混合物からできたもののどの成分が肝機能の何の改善に繋がっているのかを明らかにした。
生きたシジミ貝に常温から摂氏零度以下に達する冷却負荷を掛け、その過程における該シジミ貝のストレス反応により、生体内におけるオルニチンの合成作用を助長、促進させ、シジミ貝生体内オルニチン含有量を増加させるようにしたシジミ貝処理方法である(特許文献1参照)。
所定の温度帯に規制して加熱処理したときだけに得られる方解石型結晶構造(CaCO3Calcite)のシジミ貝殻のみを適宜粉末化し、これら加熱、粉末処理したシジミ貝殻により、他の処理温度区分帯におけるシジミ貝殻粉末、あるいは同様の加熱処理した他の貝類の粉末には有されていないか、殆ど有されていない肝臓機能障害改善のための有効成分が得られるようにしたシジミ貝殻粉末体である(特許文献2参照)。
シジミ貝殻の焼成条件を変化させてX線による結晶回折を行ったところ、主成分である炭酸カルシウム(CaCO3)の結晶構造は、加熱処理温度410℃において、それまでのアラレ石型結晶構造(CaCO3 Aragonite)から、確実に方解石型結晶構造(CaCO3 Calcite)に変化することを確認すると共に、更に加熱処理温度を上げ、580℃よりも高温になると徐々に酸化カルシウムに変化し、最終的に全てライム(CaO Lime)に変化してしまうことが公知である(特許文献3参照)。
我が国においては、誰しもが年間を通して何回といわず口にする程に極めて一般的な食材とされてきたものであることから、普段の家庭料理として、味噌汁等に入れてその貝肉や溶け出したエキス分を摂取すること、多くの病院等でも入院患者のための病人食として欠かせない食材として定着している。シジミエキスの抽出方法やシジミ貝殻の粉末あるいはそれにエキス分を混入したものの等、幾つかのシジミ貝あるいはその貝殻の活用について具体的提案がなされる。
シジミ貝の食用、摂取の実績の中、比較的最近になってからの技術であるシジミエキスの抽出方法は、生あるいは冷凍シジミに水を加えて沸騰させ、エキス分を煮出し、ガーゼ等でろ過する方法によって製造されるのが一般的といえるが、それらの製造方法によって生成されるエキス分の品質については、原料シジミ貝の鮮度や大きさ、産地や時節等といったシジミ貝そのものの品質に由来するだけではなく、抽出過程における水と貝との量比や煮沸時間等によっても左右されるということが知られ、且つ予測が立ったことから、生であれ冷凍シジミであれ、できるだけ高品質のシジミ貝を厳選した上に、処理方法についても様々な工夫、改良を施すようにした提案がなされてきている。
シジミ可食部に含まれる各種ビタミンやカルシウム等の有効成分、特にビタミンB12の悪性貧血(肝機能障害とはいえない。)に対する効能に注目し、シジミエキスを抽出する方法の提案がなされている(特許文献2参照)。
また、シジミ貝から、脂質代謝改善作用を有するα,β−不飽和脂肪酸を抽出分離する技術等の提案がなされており(特許文献4参照)、たとえばシジミエキスに関して、その胸管淋巴催進作用や、肝機能亢進作用、胆汁酸の分泌促進作用等が報告されている。更にこのような薬理作用を示す有効成分についても研究が行われているが、シジミ中のメチオニン、シスチン、シスチン酸等のアミノ酸が肝機能亢進作用を示す物質であるとした報告もある。シジミを熱時水で抽出処理し、次いで水浸液の濃縮物および殻より分離された肉質部から分離される物質の薬効を調べ、前記水浸液の濃縮物および水で熱時抽出処理された肉質部の乾燥物を非プロトン化溶媒で抽出し、抽出液より溶媒を除去して得られる物質が脂質代謝改善作用(高脂血症の予防・治療作用、抗脂肝作用並びに動脈硬化症の予防作用)を有してることが見出された。
幾つかの公知技術に共通するところは、エキスの抽出過程に工夫、改良を重ねている点であって、その原材料であるシジミ貝の取扱いに関する技術部分においては、エキス抽出前の段階に、シジミ貝が個体として有するところの有効成分を増量したり、特定の有効成分を抽出し易くする等の目的で人為的にシジミ貝に何等かの処理を施すようにした事例は全く皆無であり、また、何等かの処理が有効成分の多寡に係わりを有することになる、そのような事実が存在していることを予見させるような記載のある刊行物ないしは報告等についてすらも確認することはできなかった。
シジミ貝殻粉末、或いはエキス成分を食品に今後して、有能な健康食品にして、美味しく食して、健康に有効な食品にした事例は少ない。
特開2001−204432号公報 特開平4−320660号公報 特開平7−8231号公報 特開昭57−2237号公報
考案を解決するための課題
以上のような状況に鑑み、経験的あるいは実績的な知見についても同様の知識を持ち合わせてきたことから、有明海河口付近のシジミ貝殻の加熱処理によって得られる成分が、肝機能の改善という作用にどのように係っているのか等といった課題を掲げ、新たな素材としてのシジミ貝殻粉末体の実現と、シジミ貝の抽出エキス成分とを穀物類粉末と混合して、肝機能を改善させることを確実に作り出すことの可能な新規な構成からなる健康食品を完成するものである。
肝臓疾患者に対し、これまでの高タンパク・高カロリー療法と、絶対安静を中心にした治療等に加え、日常この肝機能を改善できる健康食品を摂取することにより有効な治療がなし得るようにすると共に、シジミ貝殻の粉末とシジミ貝エキス成分との有効活用を可能にしたことにより、とくにシジミ貝殻などの産業廃棄物でしかなかったシジミ貝殻の処理、取り扱いについても、その解消に大いに役立つものとすることができるようにしたものである。
課題を解決するための手段
有明海河口付近のシジミ貝からその貝肉を取り除いた後、それらシジミ貝殻を洗浄、乾燥してから、熱処理装置によってシジミ貝殻を温度450℃〜550℃内に制御して加熱処理して得られたシジミ貝殻のみを微粉砕機によって1〜500ミクロンに粉末化したシジミ貝粉末成分と、抽出処理手段によってエキス分を抽出し、オルニチン含有量が未処理シジミ貝によるものの略2倍以上に増量された組成からなるシジミエキス成分とを、米麦穀類の食用粉末に1〜10重量%添加した紛体を加工した容器入り焼き菓子、又は蒸し菓子であるシジミ貝殻粉末体とシジミエキス含有の健康食品である。
有明海河口付近で採取されたシジミ貝からその貝肉を取り除いた後、それらシジミ貝殻を水洗浄、天日干し乾燥してから、加熱器具によってシジミ貝殻を温度450℃〜550℃内に規制して加熱処理を施し、シジミ貝殻の結晶構造が、過加熱によるライム(CaO Lime)への変化を押さえながら、完全にアラレ石型結晶構造(CaCO3 Aragonite)から肝臓機能障害改善のための有効成分である方解石型結晶構造(CaCO3 Calcite)95%重量以上に変化するようにした後、常温域まで冷却した上、それら方解石型結晶構造に変化済みのシジミ貝殻を粉砕手段によって粉砕処理して1〜100ミクロンに粉末化したものとすることにより、方解石型結晶構造以外の結晶構造を有されていないシジミ貝殻粉末体と、生きたシジミ貝に対して80〜100℃の熱処理してシジミ貝の液体成分を取り出して濃縮することによって得られる、生体内オルニチン含有量を増加させたシジミ貝からのエキス分を抽出し、オルニチン含有量が増量された組成からなるシジミエキスの液体成分とを、米麦穀類の粉末に1〜10重量%添加して均一に調合して蒸し又は焼いた菓子である。
シジミ貝殻粉末体とシジミエキスとに添加する米麦穀類の粉末は、小麦類、米類を微粉末化したものであって、10ミクロンの篩を通したものを使用した蒸し又は焼いた菓子を50mL〜2Lの樹脂製、紙製容器に収納されていることである。
米麦穀類の食用粉末に1〜10重量%添加した紛体とエキス成分を加工した焼き菓子、又は蒸し菓子である健康食品は、せんべい類、スナック菓子類、パン類、ケーキ類、クッキー類、カステラ類、饅頭菓子類、中華饅頭であって、円盤状、棒状、円形状、半円形状、台形状、球状、角状、正方形状である。
有明海河口付近のシジミ貝からその貝肉を取り除いた後、それらシジミ貝殻を洗浄、乾燥してから、熱処理装置によってシジミ貝殻を温度450℃〜550℃内に制御して加熱処理して得られたシジミ貝殻のみを微粉砕機によって1〜500ミクロンに粉末化したシジミ貝粉末と、抽出処理手段によってエキス分を抽出し、オルニチン含有量が未処理シジミ貝によるものの略2倍以上に増量された組成からなるシジミエキス成分とを、米穀類の食用粉末に1〜10重量%添加した紛体を加工した焼き菓子、又は蒸し菓子であるシジミ貝殻粉末体とシジミエキス含有の健康食品である。
生きたシジミ貝に対して80〜100℃熱処理してシジミ貝の液体成分を取り出して濃縮することによって得られる、生体内オルニチン含有量を増加させたシジミ貝からのエキス分を抽出し、オルニチン含有量が増量された組成からなるシジミエキスの液体成分とを、米穀類の粉末に1〜10重量%添加して均一に調製するようにする。シジミ貝殻粉末体とシジミエキスとに添加する米麦穀類の粉末は、小麦類、米類を微粉末化したものであって、10ミクロンの篩を通したものを使用する。米麦穀類の食用粉末に1〜10重量%添加した紛体とエキス成分を加工した焼き菓子、又は蒸し菓子である健康食品は、せんべい類、スナック菓子類、パン類、ケーキ類、クッキー類、カステラ類、饅頭菓子類、中華饅頭である。
基本的に次のとおりの構成を要旨とするシジミ貝殻粉末体である。即ち、アラレ石型結晶構造(CaCO3 Aragonite)のままとはならず、且つまたライム(CaO Lime)に変化してしまわない温度帯に規制して加熱処理したときだけに得られる方解石型結晶構造(CaCO3 Calcite)のシジミ貝殻のみを適宜粉末化し、これら加熱、粉末処理したシジミ貝殻により、他の処理温度区分帯におけるシジミ貝殻粉末、あるいは同様の加熱処理した他の貝類の粉末には有されていないか、殆ど有されていない肝臓機能障害改善のための有効成分が得られるようにしたシジミ貝殻粉末体である。
シジミ貝殻の主成分である炭酸カルシウム(CaCO3)は、加熱処理温度410℃までは、この発明の目的とする肝機能改善の有効性に殆どか、あるいは一切繋がることのないアラレ石型結晶構造(CaCO3 Aragonite)、即ち、炭酸カルシウムが単独の平面正三角形で大きい陽イオン(Caイオン)半径からなる構造をとってしまうものであり、この後、加熱処理温度を上げて410℃を越え、580℃に達するまでは、その炭酸カルシュウム(CaCO3)の結晶構造は、それまでのアラレ石型結晶構造(CaCO3 Aragonite)から、この発明の目的とする肝機能の改善に有効性を発揮する方解石型結晶構造(CaCO3 Calcite)、つまり、Caイオンが三回の対称をもっており、CO3中の3本のC−O結合は、何れも同価で単結合、二重結合の別なく共鳴構造をとるものへと変化してしまうものである。
シジミ貝に関する解明状況が、肝機能要注意者を被験者としたシジミエキスの摂取試験を試み、従前から知見されてきているとおりの顕著な改善効果があることを確認し得た。アラニンとオルニチンとの組合せによるアミノ酸において著しい効果が得られて、シジミ貝の有効成分中にもアラニンとオルニチンというアミノ酸を有している事実にも付合した。
またその貝殻についても、古くから漢方薬の一つとして民間療法等にも取り入れられ、化痰去湿の効があり、反胃吐食、胃痛呑酸、痰貝喘咳嗽、湿瘡、潰瘍等の薬効があるものとして、内服には煎用し、あるいは散剤に入れて用いられ、また、外用は、焼いて粉末としたものを適宜散布して利用され続けてきている。
考案の効果
上記の新規なシジミ貝殻粉末体とシジミ貝のエキス成分を含有する健康食品を食することは、貝殻の粉末成分として結晶構造を方解石型としたシジミ貝殻カルシウムとシジミ貝のエキス成分のアラニンとオルニチンというアミノ酸を米穀の粉末に混合して調整されたものを、毎日に食した実験で、肝臓障害は改善されるという結果が得られた。特に粉末成分である方解石型結晶構造(CaCO3 Calcite)を持ったシジミ貝殻が、所定の如くに加熱、粉末処理されてなるものを、食品を食することによって可能となり、その粉末自体は食品中に広範囲に亘ってコントロール可能となるため、肝臓障害の症状や程度に応じて適切に対応可能になった。
シジミ貝から生成したシジミエキスの有効成分の中に、遊離アミノ酸としてのアラニンとオルニチンとを含有する。そのオルニチンは、骨格筋での分岐鎖アミノ酸からのアラニン生成を促進することから、グルコース・アラニンサイクルを賦活化して肝機能の改善に寄与し、エタノールの肝毒性を軽減することから、食品に含有させることによって健康増進がもたらされた。
このオルニチンの含有によっては、当該含有成分の半分以上にも及ぶアラニンに対して、略1/10弱程度の分量しか含有していないシジミ貝肉エキスよって、そのオルニチン含量で顕著な効果が得られ、肝機能が顕著に改善できた。
シジミ貝殻粉末体とシジミエキス含有の健康食品は、シジミ貝の肝機能の改善作用が得られる健康食品として、美味しく食して、肝臓に有効性を格段に増強、強化したものとする。生食あるいは加工品化して消費に頼らざるを得なかったシジミ貝が、食しやすい健康食品として、付加価値の高い食品の地位を得ている。
シジミ貝殻粉末体とシジミエキス含有健康食品(せんべい)の状況図 健康食品の包装状態図 容器入り健康食品(カステラ)の状況図
方解石型結晶構造(CaCO3 Calcite)の貝殻カルシウムは、特定温度帯の加熱処理によるシジミ貝殻だけに固有の現象という訳ではなく、必ずしも同一条件とはいかないものの、他の貝類、例えばアサリ貝やホタテ貝等の貝類によっても、この方解石型結晶構造(CaCO3 Calcite)のものを得ることが可能になるという事実は、次の実験によって確認することができる。
生きたシジミ貝に対して90〜100℃の熱処理してシジミ貝の液体成分を取り出して濃縮することによって得られる、生体内オルニチン含有量を増加させたシジミ貝からのエキス分を抽出し、オルニチン含有量が増量された組成からなるシジミエキスの液体成分を得た。
有明海河口付近で採取されたシジミ貝からその貝肉を取り除いた後、それらシジミ貝殻を水洗浄、天日干し乾燥してから、電気炉等により500℃に達するまで昇温し方解石型の結晶構造とし、自然に冷却させ、振動ミルにより粉砕後、さらに45μmのふるいを通して灰色のシジミ貝殻粉末体を得た。95重量%の方解石型結晶構造以外の結晶構造を有されていない1〜10ミクロンのシジミ貝殻粉末体であった。
上記のシジミ貝殻粉末体3gの粉末と貝肉エキス成分液体7gとを小麦粉100gと砂糖20gに添加して、十分に混練して均一にペーストに調製して、150℃で15分間焼いて厚さ2mm、直径70mmの円形せんべいを製造して、2枚を一つ包装紙に包装した。
せんべいとしてはサリサリして美味しき調味できた。このせんべいを毎日4枚食して、30日続けた。その治療もかなり難しいとされている肝臓障害に対して有効に作用することとなる極めて付加価値の高い新素材に変身させ、健康的な生活維持に大いに役立たせた。
生きたシジミ貝に対して90〜100℃の熱処理してシジミ貝の液体成分を取り出して濃縮することによって得られる、生体内オルニチン含有量を増加させたシジミ貝からのエキス分を抽出し、オルニチン含有量が増量された組成からなるシジミエキスの液体成分を得た。
有明海河口付近で採取されたシジミ貝からその貝肉を取り除いた後、それらシジミ貝殻を水洗浄、天日干し乾燥してから、電気炉等により520℃に達するまで昇温し方解石型の結晶構造とし、自然に冷却させ、振動ミルにより粉砕後、さらに45μmのふるいを通して灰色のシジミ貝殻粉末体を得た。97重量%の方解石型結晶構造以外の結晶構造を有されていない1〜10ミクロンのシジミ貝殻粉末体であった。
上記のシジミ貝殻粉末体10gの粉末と貝肉エキス成分液体15gとを小麦粉300gと砂糖50gと鶏卵50gに添加して、十分に混練して均一にペーストに調製して、金属の箱体に入れて、120℃で60分間焼いて厚さ100mm,ながさ270mmの長方体カステラを製造した。
カステラは美味しい味であった。このカステラを毎日20mm厚さ食して、30日続けた。その治療もかなり難しいとされている肝臓障害に対して有効に作用することとなる極めて付加価値の高い新素材に変身させ、健康的な生活維持に大いに役立たせた。
生きたシジミ貝に対して90〜100℃の熱処理してシジミ貝の液体成分を取り出して濃縮することによって得られる、生体内オルニチン含有量を増加させたシジミ貝からのエキス分を抽出し、オルニチン含有量が増量された組成からなるシジミエキスの液体成分を得た。
有明海河口付近で採取されたシジミ貝からその貝肉を取り除いた後、それらシジミ貝殻を水洗浄、天日干し乾燥してから、電気炉等により500℃に達するまで昇温し方解石型の結晶構造とし、自然に冷却させ、振動ミルにより粉砕後、さらに50μmのふるいを通して灰色のシジミ貝殻粉末体を得た。97重量%の方解石型結晶構造以外の結晶構造を有されていない1〜20ミクロンのシジミ貝殻粉末体であった。
上記のシジミ貝殻粉末体6gの粉末と貝肉エキス成分液体10gとを小麦粉200gと砂糖40gに添加して、十分に混練して均一にペーストに調製して、160℃で15分間焼いて厚さ3mm、直径50mmの円形せんべいを製造して、2枚を一つ包装紙に包装した。
せんべいとしてはサリサリして美味しき調味できた。このせんべいを毎日4枚食して、30日続けた。その治療もかなり難しいとされている肝臓障害に対して有効に作用することとなる極めて付加価値の高い新素材に変身させ、健康的な生活維持に大いに役立たせた。
1. せんべい
2. 包装袋
3. シジミ貝殻粉末体
4. 貝肉エキス成分
5. カステラ
6. 容器

Claims (4)

  1. 有明海河口付近のシジミ貝からその貝肉を取り除いた後、それらシジミ貝殻を洗浄、乾燥してから、熱処理装置によってシジミ貝殻を温度450℃〜550℃内に制御して加熱処理して得られたシジミ貝殻のみを微粉砕機によって1〜500ミクロンに粉末化したシジミ貝粉末成分と、抽出処理手段によってエキス分を抽出し、オルニチン含有量が未処理シジミ貝によるものの略2倍以上に増量された組成からなるシジミエキス成分とを、米麦穀類の食用粉末に1〜10重量%添加した紛体を加工した容器入り焼き菓子、又は蒸し菓子であることを特徴とするシジミ貝殻粉末体とシジミエキス含有の健康食品。
  2. 有明海河口付近で採取されたシジミ貝からその貝肉を取り除いた後、それらシジミ貝殻を水洗浄、天日干し乾燥してから、加熱器具によってシジミ貝殻を温度450℃〜550℃内に規制して加熱処理を施し、シジミ貝殻の結晶構造が、過加熱によるライム(CaO Lime)への変化を押さえながら、完全にアラレ石型結晶構造(CaCO3 Aragonite)から肝臓機能障害改善のための有効成分である方解石型結晶構造(CaCO3 Calcite)95%重量以上に変化するようにした後、常温域まで冷却した上、それら方解石型結晶構造に変化済みのシジミ貝殻を粉砕手段によって粉砕処理して1〜100ミクロンに粉末化したものとすることにより、方解石型結晶構造以外の結晶構造を有されていないシジミ貝殻粉末体と、生きたシジミ貝に対して80〜100℃の熱処理してシジミ貝の液体成分を取り出して濃縮することによって得られる、生体内オルニチン含有量を増加させたシジミ貝からのエキス分を抽出し、オルニチン含有量が増量された組成からなるシジミエキスの液体成分とを、米麦穀類の粉末に1〜10重量%添加して均一に調合して蒸し又は焼いた菓子であることを特徴とする、請求項1に記載のシジミ貝殻粉末体とシジミエキス含有の健康食品。
  3. シジミ貝殻粉末体とシジミエキスとに添加する米麦穀類の粉末は、小麦類、米類を微粉末化したものであって、10ミクロンの篩を通したものを使用した蒸し又は焼いた菓子を50mL〜2Lの樹脂製、紙製容器に収納されていることであることを特徴とする、請求項1、又は請求項2に記載のシジミ貝殻粉末体とシジミエキス含有の健康食品。
  4. 米麦穀類の食用粉末に1〜10重量%添加した紛体とエキス成分を加工した焼き菓子、又は蒸し菓子である健康食品は、せんべい類、スナック菓子類、パン類、ケーキ類、クッキー類、カステラ類、饅頭菓子類、中華饅頭であって、円盤状、棒状、円形状、半円形状、台形状、球状、角状、正方形状であることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のシジミ貝殻粉末体とシジミエキス含有の健康食品。
JP2013006917U 2013-11-18 シジミ貝殻粉末体とシジミエキス含有の健康食品 Expired - Lifetime JP3189009U (ja)

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