JP3188916B2 - レンズシャッタカメラのレンズ保護装置 - Google Patents

レンズシャッタカメラのレンズ保護装置

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JP3188916B2 JP20146591A JP20146591A JP3188916B2 JP 3188916 B2 JP3188916 B2 JP 3188916B2 JP 20146591 A JP20146591 A JP 20146591A JP 20146591 A JP20146591 A JP 20146591A JP 3188916 B2 JP3188916 B2 JP 3188916B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンズシャッタカメラ
のレンズ保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ズーム機能を備えたレンズシ
ャッタカメラが知られている。この種のカメラでは、前
群レンズおよび後群レンズが回転可能なカム筒内に収容
されており、カム筒を駆動回転すると、前群レンズおよ
び後群レンズがカム筒に形成されたカム溝に係合されつ
つ光軸方向に駆動される。これにより、焦点距離がテレ
端とワイド端との間で調節可能とされている。一方、フ
ォーカルプレーンシャッターを装備したカメラのシャッ
タ幕を保護する装置として、実開昭58−47819号
公報に開示されているものが知られており、画面サイズ
を規定するアパーチャおよびフィルム案内用レールが形
成されている板とシャッタ幕との間にシャッタ幕保護板
を設置し、裏蓋の開き動作に連動してシャッタ幕保護板
がシャタ幕を覆い、裏蓋の閉じ動作に連動してシャッタ
幕保護板がアパーチャより退避するように構成されてい
る。したがって、フィルム交換時に裏蓋が開放されて
も、このシャッタ幕保護板により撮影者の手がシャッタ
幕に触れることが防止される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年のズー
ム式レンズシャッタカメラにあっては、光軸方向の厚み
を薄くするために撮影レンズの後面がフィルム面に極め
て接近する傾向にある。したがって、この状態で裏蓋を
開くとレンズ後面に触れるおそれがあり好ましくない。
そこで、フォーカルプレーンシャッタに用いる上記保護
装置を適用すれば裏蓋開時にレンズ後面に触れるおそれ
はなくなる。しかしながら、裏蓋の開閉動作と、上記保
護板がシャッタ幕を覆ったりアパーチャから退避したり
する動作とが機械的に連動しているため、構造が複雑に
なるという問題がある。一方、近年のズーム式レンズシ
ャッタカメラにあっては、鏡筒に可動部分が増したた
め、可動部分からの漏光を防止する遮光部材を多く必要
とし、そのため、可動部分の作動負荷が大きくなって鏡
筒駆動時の消費電力が大きくなる。また、遮光部材も多
数必要となってコスト増を招くという問題もある。
【0004】本発明の目的は、簡単な構造で撮影レンズ
後面を保護するレンズシャッタカメラのレンズ保護装置
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1に対
応づけて説明すると、請求項1の発明は、光軸方向に移
動可能な複数のレンズ群からなる撮影レンズ5、7と、
複数のレンズ群5、7を光軸方向に駆動する駆動手段
8、11、20と、裏蓋17の開閉を検出する裏蓋開閉
検出手段16とを備えたカメラのレンズ保護装置に適用
され、駆動手段8、11、20は、複数のレンズ群5、
7のうち最も被写体側に近いレンズ群5と最もカメラ後
方側に位置するレンズ群7とを、焦点距離調節時に連動
して同一方向に移動するように駆動し、最もカメラ後方
側に位置するレンズ群7が焦点距離調節時における最も
カメラ後方側に位置するときに裏蓋開閉検出手段16で
裏蓋17の開きが検出されたとき、最も被写体側に近い
レンズ群5を少なくともカメラ前方側には移動させない
で最もカメラ後方側に位置するレンズ群7をカメラ前方
側に移動して、最も被写体側に近いレンズ群5と最もカ
メラ後方側に位置するレンズ群7とを非撮影位置に位置
するように駆動することにより上記目的を達成するもの
である。請求項2の発明は、請求項1のカメラのレンズ
保護装置において、撮影レンズ5、7は変倍レンズであ
り、駆動手段8、11、20は、裏蓋開閉検出手段16
で裏蓋の開きが検出されたとき、変倍レンズ5、7のワ
イド端の状態から最もカメラ後方側に位置するレンズ群
7のみをカメラ前方側へ位置するよう駆動するものであ
る。請求項3の発明は、請求項1または2に記載のカメ
ラのレンズ保護装置において、カメラの電源をオンオフ
する電源スイッチ19をさらに備え、駆動手段8、1
1、20は、電源スイッチ19によりカメラの電源がオ
フされたとき、最も被写体側に近いレンズ群5および最
もカメラ後方側に位置するレンズ群7を裏蓋開閉検出手
段16で裏蓋の開きが検出されたときに制御される位置
と同一の位置に位置するように駆動するものである。
【0006】
【作用】請求項1の発明では、最もカメラ後方側に位置
するレンズ群7が焦点距離調節時における最もカメラ後
方側に位置するときに裏蓋開閉検出手段16により裏蓋
の開きが検出されたときに、例えば撮影者の手が最もカ
メラ後方側に位置する撮影レンズ7に触れたりしないよ
うに、最も被写体側に近いレンズ群5をカメラ前方側に
移動せず、最もカメラ後方側に位置するレンズ群7
メラ前方側に位置するようにして、最も被写体側に近い
レンズ群5と最もカメラ後方側に位置するレンズ群7と
を非撮影位置に位置するようにする。請求項2の発明で
は、撮影レンズ5、7を変倍レンズとし、変倍レンズ
5、7のワイド端の状態から最もカメラ後方側に位置す
るレンズ群7のみをカメラ前方側へ位置するように制御
する。請求項3の発明では、電源スイッチ19によりカ
メラの電源がオフされたとき、複数のレンズ群5、7を
裏蓋開閉検出手段16で裏蓋の開きが検出されたときに
制御される位置と同一の位置に位置するように制御す
る。
【0007】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0008】
【実施例】図1〜図7により本発明の一実施例を説明す
る。図1〜図5において、1は、両端にパトローネ室と
スプール室とを有するフィルム収納ボディであり、この
フィルム収納ボディ1の背面をフィルム2が走行する。
ボディ中央には開口1aが形成されている。開口1aの
前方には筒体3が固設されており、筒体3にはそれぞれ
光軸方向に延在する2本の直進溝3a,3bが形成され
ている。4は、筒体3の内部の前側で摺動可能に収納さ
れた前レンズハウジングであり、この前レンズハウジン
グ4には複数のレンズからなる前群レンズ5が保持さ
れ、外周面にフォロアピン4aが突設されている。前レ
ンズハウジング4より後側の筒体3の内部には後レンズ
ハウジング6が摺動可能に収容されており、この後レン
ズハウジング6には、複数のレンズからなる後群レンズ
7が前群レンズ5と同軸上に保持され、外周面にはフォ
ロアピン6aが突設されている。
【0009】8は、筒体3に回転可能に外挿されたカム
筒であり、このカム筒8には、それぞれ図6のカム筒展
開図に詳細に示すような2本のカム溝8a,8bが形成
されている。カム溝8aは、図6において略左右方向に
延在する第1カム溝108aと、この第1カム溝108
aに折れ曲がり部108bにて連続してカメラ前方に向
かって上がり勾配で傾斜する第2カム溝108cとを有
する。カム溝8bは、カム溝8aより後方に位置してお
り、カム溝8bの左端からカメラ後方に向かって下がり
勾配で傾斜する第3カム溝208aと、この第3カム溝
208aに折れ曲がり部208bにて連続してカメラ前
方に向かって上がり勾配で傾斜する第4カム溝208c
とを有する。
【0010】フォロアピン4a,6aはそれぞれ直進溝
3a,3bを貫通し、その先端部はそれぞれ上記カム溝
8a,8bに摺動可能に嵌合されている。フォロアピン
4aが第1カム溝108aの左端に位置しているとき、
フォロアピン6aは第3カム溝208aの左端に位置
し、前群レンズ5および後群レンズ7は図3,図5に示
すような初期位置(非撮影状態位置)にある。カム筒8
が図1において時計回転方向(図6のCW方向)に回転
すると、フォロアピン6aは第3カム溝208aとの係
合によって直進溝3b内を光軸後方にワイド端に向かっ
て移動する。第1カム溝108aはカム筒回転方向に延
在しているから、フォロアピン4aは不動である。
【0011】フォロアピン4aが折れ曲がり部108b
に位置すると、フォロアピン6aは折れ曲がり部208
bに位置し、前群レンズ5および後群レンズ7は図2,
図4に示すようなワイド端、すなわち、動作位置に位置
する。カム筒8がさらに図1において時計回転方向(図
6のCW方向)に回転すると、フォロアピン4aおよび
6aはそれぞれ第2カム溝108cおよび第4カム溝2
08cとの係合によって直進溝3a,3b内を光軸前方
に移動する。この移動により、前群レンズ5および後群
レンズ7はワイド端からテレ端に向けて移動する。フォ
ロアピン4aが第2カム溝108cの右端に位置する
と、フォロアピン6aは第4カム溝208cの右端に位
置し、前群レンズ5および後群レンズ7はテレ端に位置
する。
【0012】図1に示すように、カム筒8の前端部外周
には円周ギヤ8cが形成されており、この円周ギヤ8c
はギヤ9,10を介してモータ11により駆動される。
モータ11が正転するとカム筒8は時計回転方向に回転
する。12は、後群レンズ7の後面を保護する保護部材
であり、この保護部材12は遮光部材からなり、後群レ
ンズ7とカメラ収納ボディ1との間で開口1aと対向し
て昇降可能に設置されている。保護部材12の下部には
左右方向に延在する長孔12aが形成されている。13
は図示しないスプリングによって時計方向に付勢される
第1揺動レバーであり、この第1揺動レバー13の基端
部はフィルム収納ボディ1に揺動可能に支持され、先端
部に固設されたピン13aは長孔12aに嵌合されてい
る。カム筒8の後端部外周には切欠ギヤ14が形成され
ており、この切欠ギヤ14の回転駆動力はギヤ15を介
して第1揺動レバー13の基端部に形成されたギヤ13
bに伝達される。
【0013】フィルム収納ボディ1の一側面にはリミッ
トスイッチ16が取り付けられており、カメラの裏蓋1
7が閉止されるとリミットスイッチ16はドッグ18に
よって駆動されオン信号を出力する。フィルム収納ボデ
ィ1の他側上面にはレリーズ釦1bが設置されており、
不図示のレリーズスイッチと係合している。20はCP
U,RAM,ROMその他の周辺機器からなる制御装置
であり、リミットスイッチ16からのオン信号が入力さ
れた後メインスイッチ19からのオン信号が入力される
と、すなわち、起動操作が行われると、この制御装置2
0はモータ11に正転信号を出力する。一方、リミット
スイッチ16からのオン信号が入力されているときに、
メインスイッチ19からのオフ信号が入力されると、す
なわち、終了操作が行われると、制御装置20はモータ
11に逆転信号を出力する。また、この制御装置20
は、リミットスイッチ16およびメインスイッチ19か
らのオン信号が入力されているときには、不図示のズー
ムスイッチからの指令にしたがって、前群レンズ5およ
び後群レンズ7が所定の焦点距離に位置決めされるよう
にモータ11を制御可能である。
【0014】21は撮影画面の大きさを規定する画面変
更枠であり、この画面変更枠21は保護部材12とフィ
ルム収納ボディ1との間で昇降可能に設置されている。
【0015】次に、このような構成のレンズシャッタカ
メラのレンズ保護装置の動作を図7のフローチャートを
用いて説明する。プログラムがスタートすると、ステッ
プS1において裏蓋17が閉じているか否か、すなわ
ち、リミットスイッチ16がオンであるか否かを判断す
る。裏蓋17が閉、すなわち、リミットスイッチ16が
オンであると判断すると、ステップS2へ進みメインス
イッチ19がオンであるか否か、すなわち、起動操作が
行われたか否かを判断する。ステップS1において裏蓋
17が閉じていないと判断すると、このステップS1を
繰り返す。
【0016】ステップS2においてメインスイッチ19
がオン、すなわち、起動操作が行われたと判断すると、
ステップS3へ進みモータ11を正転する。モータ11
の正転によりカム筒8が時計回転方向に回転し、前群レ
ンズ5および後群レンズ7(以下、撮影レンズ5,7と
いう)は退避位置からワイド端に向けて移動する。これ
と連動して第1揺動レバー13は図1において時計回転
方向に揺動し、保護部材12を後群レンズ7とフィルム
2との間から退避させる。メインスイッチ19がオンで
ないと判断するとステップS2を繰り返す。ステップS
4では撮影レンズ5,7がワイド端にあるか否かを判断
し、否定されるとステップS3に戻り、肯定されるとス
テップS5へ進んでモータ11を停止する。
【0017】撮影レンズ5,7がワイド端に達したと
き、切欠きギヤ14とギヤ15との噛み合いが外れ、第
1揺動レバー13は図外のスプリングによって図1に仮
想線で示すように上端に係止される。したがって、保護
部材12は仮想線で示すように上端で停止する。このと
き、撮影レンズ5,7と保護部材2とは図2または図4
に示す位置関係となり、両者の干渉は回避される。この
後、不図示のズームスイッチが操作されるとカム筒8が
第1揺動レバー13の動作とは切り離されて回転し、撮
影レンズ5,7は所定の焦点距離に位置決めされる。
【0018】ステップS6ではレリーズスイッチがオン
であるか否かを判断する。レリーズスイッチがオンであ
ると判断すると、テップS7へ進み撮影処理を行う。ス
テップS6においてレリーズスイッチがオンでないと判
断すると、ステップS11へ進みメインスイッチがオン
であるか否かを判断する。ここで、肯定されるとステッ
プS6へ戻り、否定されると撮影停止と判断し、プログ
ラムを終了する。
【0019】撮影処理が終了すると、ステップS8に進
んで裏蓋17が開いているか否かを判断する。ここで、
肯定されるとステップS9へ進みモータ11を逆転す
る。また、否定されるとステップS12へ進んでメイン
スイッチ19がオフであるか否かを判断する。ステップ
S12においてメインスイッチ19がオフでないと判断
するとステップS2へ戻り、オフであると判断すると、
すなわち、終了操作が行われたと判断するとステップS
9へ進んでモータ11を逆転する。
【0020】モータ11の逆転によりカム筒8が反時計
回転方向に回転し、撮影レンズ5,7がワイド端に達す
ると、切欠きギヤ14とギヤ15とが再び噛み合う。モ
ータ11がさらに逆転すると、撮影レンズ5,7はワイ
ド端から非撮影位置へ移動し、これと連動して図1に実
線で示すように保護部材12が撮影レンズ5,7とフィ
ルム2との間へ挿入される。このとき、撮影レンズ5,
7と保護部材12とは図3または図5に示す位置関係と
なり、両者の干渉は回避される。
【0021】ステップS10では鏡筒がリセットされて
いるか否か、すなわち、撮影レンズ5,7が非撮影状態
であるか否かを判断し、否定されるとステップS9へ戻
り、肯定されるとプログラムを終了する。
【0022】以上の手順によれば、リミットスイッチ1
6にて裏蓋17の閉じを検出し、この閉じが検出されて
いるときにメインスイッチ19がオンされると、モータ
11の正転によって移動する撮影レンズ5,7と連動し
て第1揺動レバー13により保護部材12が後群レンズ
7とフィルム2との間から退避され、また、メインスイ
ッチ19がオフされると、モータ11の逆転によって移
動する撮影レンズ5,7と連動して第1揺動レバー13
により保護部材12が挿入される。したがって、保護部
材12を単一のモータ11によって退避および挿入する
ことができ、この結果、構造が簡単となる。また、保護
部材12は遮光部材であり、撮影を行わない間は後群レ
ンズ7とフィルム2との間に挿入されてフィルム2の前
面を覆う状態となる。したがって、フィルム2をカメラ
に装填した後カメラを長期間使用しなくても、鏡筒やそ
の他の可動部分の隙間からの微漏光によってフィルム2
が感光することを防止できるため上記隙間の遮光部材を
省くことができる。
【0023】図8は、メインスイッチ19をモーメンタ
リスイッチとした場合の別実施例のフローチャートであ
る。図7と相違する点を主に説明する。
【0024】ステップS2でメインスイッチ19のオン
が判定されるとステップS21でタイマを起動する。ス
テップS8において、レリーズ後に裏蓋開が否定される
とステップS22でタイマが所定時間以上を計時してい
るか否かを判定し、肯定されるとステップS9,S10
を経て鏡筒をリセットさせてこの手順を終了し、電源を
オフする。一方、ステップS22が否定される場合に
は、ステップS12でメインスイッチ19がオフされた
かを判定し、図7と同様の手順で処理を実行する。
【0025】以上の実施例の構成において、前群レンズ
5および後群レンズ7が撮影レンズを、モータ11が電
動駆動源を、第1揺動レバー13が連動手段を、リミッ
トスイッチ16が裏蓋閉じ検出手段を、それぞれ構成す
る。
【0026】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、裏蓋開閉検出
手段により裏蓋の開きが検出されたときに、最も被写体
側に近いレンズ群をカメラ前方側に移動させず、最もカ
メラ後方側に位置するレンズ群カメラ前方側に位置す
るようにしたので、例えば撮影者の手が誤って後方撮影
レンズに触れることが防止され、簡単な構造でレンズシ
ャッタカメラのレンズ保護が達成できる。また、このた
めに撮影レンズがカメラ前方に繰り出されることもな
い。請求項2の発明によれば、撮影レンズが具体的に変
倍レンズであるときに、請求項1と同様の効果を奏す
る。請求項3の発明によれば、カメラの電源がオフされ
たときのレンズの収納位置をカメラの裏蓋が開けられた
ときにレンズを保護するための位置と共通にしているた
め、電源オフの状態で裏蓋が開けられたとき、裏蓋が開
けられたと同時に迅速にレンズの保護が達成でき、か
つ、レンズの移動による無駄な電池の消費がない。さら
に、電源オフの状態で裏蓋が開いていない状態でも、最
後方レンズは撮影状態の最も後方の位置よりカメラ前方
側に位置しているので、例えばカメラに衝撃が加わった
時でも最後方レンズを確実に保護できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたレンズシャッタカメラの一
実施例を示す内部構造の斜視図である。
【図2】図1のレンズシャッタカメラに使用されている
カム筒の内部構造と、変更枠および保護部材が上昇した
状態を示す断面図である。
【図3】図1のレンズシャッタカメラに使用されている
カム筒の内部構造と、変更枠が下降した状態および保護
部材が上昇した状態を示す断面図である。
【図4】図1のレンズシャッタカメラに使用されている
カム筒の内部構造と、変更枠が下降した状態および保護
部材が上昇した状態を示す断面図である。
【図5】図1のレンズシャッタカメラに使用されている
カム筒の内部構造と、変更枠および保護部材が下降した
状態を示す断面図である。
【図6】図1のレンズシャッタカメラに使用されている
カム筒の展開図である。
【図7】図1のレンズシャッタカメラの動作を説明する
フローチャートである。
【図8】図1の別実施例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 フィルム 5 前群レンズ 7 後群レンズ 8 カム筒 11 モータ 12 保護部材 13 第1揺動レバー 16 リミットスイッチ 17 裏蓋 19 メインスイッチ 20 制御装置

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光軸方向に移動可能な複数のレンズ群から
    なる撮影レンズと、 前記複数のレンズ群を光軸方向に駆動する駆動手段と、 裏蓋の開閉を検出する裏蓋開閉検出手段とを備えたカメ
    ラのレンズ保護装置において、 前記駆動手段は、 前記複数のレンズ群のうち最も被写体側に近いレンズ群
    と最もカメラ後方側に位置するレンズ群とを、焦点距離
    調節時に連動して同一方向に移動するように駆動し、 前記最もカメラ後方側に位置するレンズ群が焦点距離調
    節時における最もカメラ後方側に位置するときに前記裏
    蓋開閉検出手段で裏蓋の開きが検出されたとき、前記最
    も被写体側に近いレンズ群を少なくともカメラ前方側に
    は移動させないで前記最もカメラ後方側に位置するレン
    ズ群をカメラ前方側に移動して、前記最も被写体側に近
    いレンズ群と前記最もカメラ後方側に位置するレンズ群
    とを非撮影位置に位置するように駆動すること を特徴と
    するカメラのレンズ保護装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のカメラのレンズ保護装
    置において、 前記撮影レンズは変倍レンズであり、前記駆動手段は 、前記裏蓋開閉検出手段で裏蓋の開きが
    検出されたとき、前記変倍レンズのワイド端の状態から
    最もカメラ後方側に位置するレンズ群のみをカメラ前方
    側へ位置するよう駆動することを特徴とするカメラのレ
    ンズ保護装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のカメラのレン
    ズ保護装置において、 カメラの電源をオンオフする電源スイッチをさらに備
    え、前記駆動手段は 、前記電源スイッチによりカメラの電源
    がオフされたとき、前記最も被写体側に近いレンズ群お
    よび前記最もカメラ後方側に位置するレンズ群を前記裏
    蓋開閉検出手段で裏蓋の開きが検出されたときに制御さ
    れる位置と同一の位置に位置するように駆動することを
    特徴とするカメラのレンズ保護装置。
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