JP3188598U - 組立式止血シート - Google Patents

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Abstract

【課題】保管が簡便かつ容易に装着使用ができて、静脈を締め付けることの無い、血流の停滞が少ない使い捨て可能な組立式止血シートを提供する。【解決手段】長方形の長手方向に伸びる押え用シート1に対して、その中途の位置の縁部から長手方向に対して直交方向に伸びる一対の折畳み用シート2から形成される可撓性の十字型シートからなり、対の折畳み用縦方向シートには折り曲げにより押圧部の役割を果たす四辺台座を組み立てることが可能な大きさの、台座脚部21、台座表面形成部22および台座接合兼脚部23を作成可能な間隔に三つの折り目が縁部からそれぞれ順次平行間隔に形成されている組立式止血シートとする。【選択図】図1

Description

本考案は、採血、点滴、輸血等々の際に、血管に注射針、点滴針、輸血針等を一定時間穿刺した後にできる穿刺傷部分からの出血を、腕といった身体部分の血流を停滞させることなく、指で押える代用として、簡便且つ容易に、そして身体に負担をかけず安全に抑えることができるばかりでなく、保管、輸送に於いても便利な簡易組立式止血シートに関する。
初期の止血帯もしくは止血用具としては、穿刺傷部分にガーゼや脱脂綿を当て、その上から指により圧迫するか、もしくはガーゼ等の上に絆創膏を貼ってガーゼ等を固定し、その上から指により圧迫する圧迫止血手段や粘着テープによる圧迫止血手段が最も一般的である。
しかし、例えば、腕に刺した針穴からの出血を止めるためには、ガーゼ等の処理の上から通常は指で5分程度押さえつけ止血をする必要がある。指で押さえつけるので、患者にとっては、苦痛な作業であった。
この押さえつけて止血する指に代わる止血手段が種々提供されている。
例えば、指により圧迫する代わりに重石(500〜1000gの砂嚢)を載せて圧迫し、これを絆創膏で固定する絆創膏止血手段が公知である(例えば、特許文献1参照)。
しかし、この方法では、重石の固定が必ずしも確実に行なわれないため、止血が十分に行なわれないという問題に加えて、絆創膏による患部の痒み、痛み、カブレといったトラブルが生じる場合があることは良く知られている。
また、絆創膏に代えて伸縮性止血帯を使用する伸縮性包帯止血手段が公知である(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、この方法では伸縮性止血帯を、穿刺傷部分にガーゼ等を当てた上から巻きつけるため、面倒かつ煩雑であって本人自身では簡単にかつ容易に巻きつけられるものではなく、通常は看護士さんに止血帯を巻きつけてもらう面倒さがある。さらには、穿刺傷部分に対して、直角方向から押圧出来ないので、止血の効果が十分に達成できないばかりか、圧迫が十分でないこともあって熟練を要する。さらに伸縮性止血帯にコストがかかるといった問題がある。ゆえに消毒して再使用することとなり
感染症の問題も残る。
その他の穿刺傷用止血材としては、傷跡を残すことなく簡便且つ迅速に止血する目的で、硬質材又は弾性材からなる板状基材上の一部に加圧パッドを凸設し、該加圧パッドにより穿刺傷部分を圧迫止血するようにしたもの(例えば、特許文献3参照。)や、帯材上の一部に加圧パッドを凸設した穿刺傷用止血帯において、帯材及び加圧パッドは柔軟性を有し、該加圧パッドは内部に流体が封入されているもの(例えば、特許文献4参照。)が、提供されている。
一方で、簡便な止血用具としては、皮膚表面に位置させるパッドと着脱可能な結束バンドを備えたもの(特許文献5参照。)や、両端に掛止部を備えた透明板の裏面に止血パッドを設け、掛止部に着脱自在に嵌入するリングを介して伸縮性の取付けバンドを有する橈骨動脈に空けた穿刺孔用の止血用具(特許文献6参照。)や、複数の突出部を設けたバンド部と皮膚面を圧接する止血部を備えた止血具(特許文献7参照。)、および押圧部を備えた止血テープ(特許文献8)が提供されており、特に、特許文献6の止血用具は、橈骨動脈に空けた穿刺孔用ではあるが、腕表面と支持部材の間に空間Kが形成されているため、腕表面の橈骨動脈や静脈の血流を妨げることはないとしても、伸縮性の取付けバンドを用いているため、腕の両サイド及び下面側にあっては依然として締付けによる圧迫がある。また、特許文献7では、バンド部に複数の突出部を設けることにより血流の停滞を極力防止するというものである。
しかし、いまだ簡便で身体に優しい止血用具とはいえないものであり、さらに簡便で衛生面を重視した使い捨て可能な安価なものが切望されていた。
特開昭60−92746号公報 特開昭60−198139号公報 特開平7−47072号公報 特開平7−100142号公報 特開平8−140990号公報 特開2000−166934号公報 特開2003−220066号公報 実用新案登録第3186252号公報
採血、点滴、輸血、献血等々の際に、血管に注射針や輸血針などを長時間穿刺した後にできる穿刺傷部分からの出血を、苦痛無く、簡便且つ容易に、そして確実に抑えることができるということは、止血用具としての根本的な要件であり、課題である。これに加えて、更なる課題として、静脈の血流への影響が少ない止血動作を行ない得るような止血用具であることが理想とされる。止血とは強く押さえれば良いのではなく、腕の静脈に刺した穿刺傷からの出血を押さえつつ静脈の血流を保つための適当な圧力、即ち、指で押える程度の圧力で押さえる必要がある。従来の簡易タイプの止血用具は、腕を全方向から締め付けるため、静脈も締め付けることになり、静脈血流が停滞し、結果的に皮膚表面にうっ血や出血性トラブルといった異常が発生することになる。そのため、静脈を締め付けること無く、静脈の血流への影響が少ない止血用具が、期待され望まれていることに加えて、更なる簡便性と衛生面を重視した使い捨て可能なより安価なものが切望されていた。
このような観点から、総合的な特性を持つ止血用具の誕生が期待されており、本考案は、更なる簡便性と衛生面を重視し追及した究極の使い捨て可能なより安価な、即ち、一枚の平らなペーパー(紙)やプラスチックシートのような可撓性の材料による簡単な手段または構造により止血の課題を解決することにある。
本考案は、上記課題を解決して、穿刺傷部分からの出血を、簡便且つ容易に、そして熟練した医療従事者ではない初心者であっても、特に患者自身により迅速且つ確実に抑えることができると共に、静脈を締め付けること無く、静脈血流の停滞といった影響が少ない身体に負担をかけず安全に止血ができる、即ち、穿刺傷部分の皮膚面に対して直角方向から押すという、いわゆる指で押すのと同じ機能を有するものとすることによる、具体的には、腕などの患部以外の部分に対する締め付けなどの押圧を軽減し、止血用具の押圧部からのみの押圧力により止血することが可能な止血用具を提供するという課題を、および本考案は、更なる簡便性と衛生面を重視し追及した究極の使い捨て可能なより安価な止血用具を提供するという更なる課題を、一枚の平らなペーパー(紙)やプラスチックシートのような可撓性シート材料を所定の押圧部を作製することができるような台座構造に加工して、それを組み立てることにより簡易止血シートを作成するという手段により課題を解決することができたものである。
本考案は、上記の課題を解決する為に、詳細に以下の手段を採ることを特徴とするものである。
本考案の第1の特徴点は、長方形の長手方向に伸びる押え用シートに対して、その中途の位置の縁部から長手方向に対して直交方向に伸びる一対の折畳み用シートから形成される可撓性の十字型シートからなり、一対の折畳み用縦方向シートには折り曲げにより押圧部の役割を果たす四辺形台座を組み立てることが可能な大きさの、台座脚部、台座表面形成部および台座接合兼脚部を作成可能な間隔に三つの折り目が縁部からそれぞれ順次平行間隔に形成されていることを特徴とする組立式止血シート、にある。
本考案の第2の特徴点は、一対の折畳み用縦方向シートに形成されている台座脚部、台座表面形成部および台座接合兼脚部の三つの折り目により折り曲げられ、一対の台座接合部の接合により押圧部の役割を果たす台座が形成されることを特徴とする組立式止血シート、にある。
本考案の第3の特徴点は、台座表面部が、一対の一方の折畳み用縦方向シートに形成されている台座表面形成部の半面と他方の台座表面形成部の半面とが並ぶことにより形成された四辺形の表面から構成された押圧部であることを特徴とする組立式止血シート、にある。
本考案の第4の特徴点は、折畳み用縦方向シートの両端部には、押え用横方向シートと折畳み用縦方向シートの交差するシートの中心位置に設けられた切り欠き孔に嵌め込み固定するための突起が設けられていることを特徴とする組立式止血シート、にある。
本考案の第5の特徴点は、長方形の可撓性横方向シートは折り曲げ又は折り返しにより台座部を又はシートの表面を覆うことにより強化をすることができる程度の長さを有することを特徴とする組立式止血シート、にある。
本考案の第6の特徴点は、台座部を覆うことにより強化をすることができる可撓性横方向シートの端部には、シートに設けられた切り欠き孔に嵌め込み固定するための突起が設けられ、突起を受ける為の位置に切り欠き孔を有することを特徴とする組立式止血シート、にある。
本考案の第7の特徴点は、可撓性横方向シートおよび可撓性縦方向シートの材料は、紙又はプラスチックであることを特徴とする組立式止血シート、にある。
本考案の第8の特徴点は、可撓性横方向シートおよび可撓性縦方向シートの固着を要する部分には固着する為の粘着部が設けられていることを特徴とする組立式止血シート、にある。
本考案の第9の特徴点は、組み立て前の粘着部は、剥離紙により保護されていることを特徴とする組立式止血シート、にある。
本考案の第10の特徴点は、可撓性横方向シートには長尺テープが一体又は別体により設けられていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の組立式止血シート。
本考案の第11の特徴点は、可撓性横方向シート表面及び長尺テープの末端部裏面の夫々に互いに着脱自在に固着可能な面ファスナーが設けられていることを特徴とする請求項10に記載の組立式止血シート。
本願考案の止血用具は、指の動作と同様、押圧部から穿刺孔の上からのみの押圧力により止血動作を行なうものであるため、血管を締め付けること無く、静脈の血流への影響が極めて少ない簡便かつ携行可能な身体に負担をかけず安全に止血ができる止血用具である。そのため、重篤な患者さんがいる医療現場においても有用である。点滴、輸血、採血、献血等の穿刺傷部分からの出血を、苦痛無く、簡便且つ容易に、そして熟練した医療従事者ではない初心者であっても、さらには患者自身であっても迅速且つ確実、容易に組み立てて止血ができる。また、本考案の組立て式止血シートは、構造がシンプルなため、製造にコストがかからず安価な為、衛生面を重視し追及した場合には、使い捨てにできるものである。
本考案の標準型の「組立式止血シート」の実施態様を示す図面である。 図1(a)は、本考案の組立式止血シートの平面図。 図1(b)は、本考案の組立式止血シートの右側面図。 図1(c)は、本考案の組立式止血シートの正面図。 本考案の図1の組立式止血シートを組立てた状態を示す図面である。 図2(a)は、本考案の組立後の組立止血シートの平面図。 図2(b)は、本考案の組立後の組立止血シートの右側面図。 図2(c)は、本考案の組立後の組立止血シートの正面図。 本考案の一実施態様である組立止血シートを患部に使用した状態を示す図面であり、医療用の粘着テープを用いて包被体(腕等)に固定した場合の断面図である。 本考案の他の実施態様であり、図1の組立式止血シートにおいて、押え用シートの一方を工作加工して設計変更をした態様を表す。 図4(a)は、押え用シート部の一方に折り用溝を介して穿孔加工をした折り返し部(補強部)を設けた場合の態様。 図4(b)は、図4(a)の組立式止血シートの押え用シート部の折り用溝を折曲げて表面に重ねることにより組み立てて補強状態とした実施態様を表す。 本考案の補強型組立式止血シートの、押え用シートの一方を長尺に、他方を穿孔などの工作加工をして、改良型に設計変更をした態様を表す。 図5(a)は、改良型の組立式止血シートである 図5(b)は、組立止血シートの押え用シート部を折り返して表面に重ねた補強状態の実施態様を表す。組立止血シートの平面図、右側面図、正面図を表す。 本考案の頑丈型組立式止血シートの、押え用シート部の一方に穿孔などの工作加工をし、他方に滑り留め面、突起部などの工作加工をした、改良型に設計変更をした態様を表す。 図6(a)は、改良型の組立式止血シートである。 図6(b)は、可撓性横方向シートは折り曲げて台座部を覆うことにより頑丈に補強した状態の実施態様を表す。改良型の組立式止血シートの組立図の平面図、右側面図および正面図を表す。 本考案の他の実施態様であって、基本的な組立式止血シートの台座面側に、補強板を貼り付けた、「頑丈型組立式止血シート」を表す。 図7(a)は、補強板(別部材)の平面図。 図7(b)は、補強版を契合手段(例えば、ホッチキス(商品名)等)により貼り付けた状態図。 図7(c)は、熱融着により貼り付けた状態図、をそれぞれ表す。 本考案の他の実施態様であって、図7(b)の基本的な押え用シート部の上面に別部材の長尺のシートを接着や両面接着テープで固着した「長尺シート付き頑丈型組立式止血シート」の場合の態様である。 図8(a)は、「長尺シート付き頑丈型組立式止血シート」の構成部材を表す。 図8(b)は、本考案の8(a)の「長尺シート付き頑丈型組立式止血シート」を組立てた状態を示す正面図である。 本考案の他の実施態様であって、図8(b)の「長尺シート付き頑丈型組立式止血シート」において、押え用シート部の片側上面および長尺シートの自由末端部裏面に別部材の面ファスナー(例えば、雌雄型等)をそれぞれ接着剤や両面接着テープで固着した透析用止血にも対応した継続使用可能な態様である。 図9(a)は、「面ファスナー付き頑丈型組立式止血シート」の構成部材を表す。 図9(b)は、本考案の9(a)の「面ファスナー付き頑丈型組立式止血シート」を組立てた状態を示す正面図である。
次に、本考案の実施形態を、図面を参考にして詳細に説明をする。
図1〜図3に示された「組立式止血シート」は、本考案の典型的な一実施形態であって、「組立式止血シート」の基本的な構造を示すものである。
上記の目的を達成する本考案の組立式止血シート(A)は、図1に見るとおり、一枚の平らなペーパー(紙)やプラスチック製の可撓性シートから成っており、そのシートの形態は、長方形の横方向に伸びる押え用シート(1)部分と、そのシートの中途の位置の縁部から長手方向に対して直交する縦方向に伸びる一対の折畳み用シート(2)部分から構成される略十字の太字型シートであって、通常は一枚の可撓性の剛性の材料を加工することにより作製される。一対の折畳み用シート(2)部分には折り曲げにより凸部になり押圧部の役割を果たす四辺形台座を組み立てることが可能な大きさの、台座脚部(21)、台座の表面形成部(22)および台座の接合兼脚部(23)を作成可能な程度の間隔で三つの折り目(3)が縁部からそれぞれ順次平行間隔に形成されている。この組立式止血シート(A)を押え用シート(1)の長手方向側から見た右側面図の形体は、図1(b)に示す形状をしている。また折畳み用シート(2)の長手方向側から見た正面図の形体は、図1(c)の形状をしている。組立式止血シート(A)の折畳み用シート(2)の台座の表面部分(4’)を構成する箇所、および台座の接合兼脚部(23)を折り曲げ、合せ面を接合することにより組み立てが可能な構造をしている。また、押え用シート(1)には、撓み部(D)(羽根部)が左右対称に配置されており、上下に対称に撓む面が存在し、この面は可撓性、弾性、長さの加減により押圧力を調整したり、固定、配置の便利さに寄与する面でもあり、これを羽根のような対称の揺動をする撓み部(D)(羽根部)と呼称する。
次に、組立式止血シート(A)を仕様に従って組み立てた組立止血シート(B)は、図2に示す形体をしている。組立止血シート(B)を押え用シート(1)の長手方向側から見た右側面図の形体は、図2(b)に示す形状をしている。また折畳み用シート(2)の長手方向側から見た正面図の形体は、図2(c)に示す形状をしている。組立式止血シート(A)の組み立て前のこの折畳み用シート(2)の台座(E)の表面部分(4’)を構成する箇所、および台座の接合兼脚部(23)の面を接合する片面または両面に粘着部(4、4’)が設けられており、この粘着部(4、4’)は、剥離紙(5)により保護されているから、組み立ての場合には、剥離紙(5)を剥いで接着すると便利である。
この組立式止血シート(A)を組み立てた状態図の止血シートを図2に示す。対称的に形成された折畳み用シート(2)にそれぞれ賦形されている折り用溝(3)を順次内側から折畳んでいき、特に図2(b)、図2(c)に示すとおりの、両方の合わせ目に付されている一番外側の台座の接合兼脚部(23)を構成する上下二面を重ね剥離紙(5)を剥ぎ取り、粘着部(4)により接着する。この台座(E)には、空間(8)が形成される。撓み部(D)はそのまま対称に存在する。
次に、折畳み用シート(2)の先端部分に設けられている突起(6)を可撓性シートの中心位置の穴(7)に嵌め込むことによって、穿刺傷部分(針穴)(P)を押圧する為の凸部の台形の形態をした台座(E)を押え用シート(1)の裏面に形成することにより、組立止血シート(B)を作製する。
折畳み用シート(2)の台座脚部(21)により作成する台形脚部は、図2(b)に見るように若干斜面になっており、台座(E)表面部の押圧による横移動を支えて抑制するので、補強効果が期待できる。また、折畳んだだけであるから、台座脚部(21)が押え用シート(1)に完全に繋がって固定されているので、台座(E)のつぶれやずれを防止するに於いて、或いは構造的にも補強上有利である。
裏面に形成された台座(E)の寸法は、高さ5.0〜20.0mm程度の台形である。台座の縦横の寸法幅は、押え用シート(1)および折畳み用シート(2)の幅により決まる値であり、通常は幅10〜40mm程度の範囲で、任意に設計できる。
組立止血シート(B)を医療現場で具体的に使用する状態を図3に示す。台座(E)の押圧面に、剥離紙(5)が取付けられている粘着部(4')を設けることにより、穿刺傷部分の皮膚面を折畳んだガーゼと絆創膏で処理した上から粘着部(4')がガーゼをしっかり固着するため、穿刺傷部分(針穴)(h)を安定した力で押すことが出来、ずれることは無い。組立て後の押えシート(1)は、裏側に押圧部を凸設した標準タイプで、長さが2〜9cmの可撓性シートであることが好ましく、穿刺傷部分に折畳んだガーゼを載せ絆創膏で押えた上から、上記押圧部で押圧するようにして押さえつけた後、幅広の医療用の粘着性テープ、例えば絆創膏(10)を押えシート(1)の上から腕の周りに圧接して取り付け使用状態の断面図(C)に示すように固着する。そうすると、押えシート(1)の両端側にある撓み部(D)が撓み、しかも凸設した押圧部の高さが5.0〜20.0mmあることに加えて、医療用の粘着性テープ(10)が非伸縮性であるため、腕と押えシート(1)の間に空間(12)が形成確保されて、腕の側面から押圧されることはなく、専ら押えシート(1)の撓み部(D)の適度な弾力による押圧部からの押圧力を受けることを利用するものである。そのため、指の動作と同様、穿刺傷部分の皮膚面に対して直角方向から押すという、通常上からのみ止血動作を行なうものであり、指の代用に十分になり静脈血流の停滞による悪影響は全く無い。この止血シートを使用することで止血時間を自由に有効に使える。
本考案の止血シートは、折り用溝(3)を起点に折畳むことによって、穿刺傷部分(針穴位置)(h)を押圧する為の凸部である台座(E)を使用時に裏面に形成することができるので、使用直前まで平らなシート状態(図1)で保管し、使用時に剥離紙(5)を剥がし、止血具に容易に組立てて(図2)、上から医療用粘着テープ(例えば、絆創膏)で針穴位置(h)に台座の凸部(E)を押し当て被着体に巻付け固定して使用する(図3)という実施形態を有するので、医療現場の保管、取り扱い、使用後の処理などが容易に対処できるという簡便性がある。
もちろん
多量に使用する場合は 事前に組立準備も可能である。
押圧部である台座(E)は、押え用シート(1)の腕に接する側の中央部に一体成形により設ける。押え用シート(1)は剛性部材であり、その形状としては、長方形状が最も簡単な形状であるが、楕円形状や円盤状でも良く、これに限らず剛性部材である押え板1が撓んでそのバネ力により押圧部である台座(E)を真下に押し下げる押圧力を生じるような形状であれば任意の形状にすることができる。その押圧部である台座(E)は、5.0〜20.0mmという高さがあるため、非伸縮性の粘着テープ5を腕に圧接固着すると、剛性部材である押えシート(1)が撓み部(D)となり撓んでそのバネ力により台座(E)を押圧部として真下に押し下げる押圧力を生じると同時に、腕と押え用シート(1)と台座(E)により隙間(12)が形成される。この隙間(12)ができることにより、静脈血流を停滞させることが無く、鬱血しにくい。即ち、押圧部は、指の代用品としての機能を持つものである。
本考案の組立式止血シート(A)を応用した実施形態を図4に基づいて説明をする。図4(a)に示された止血シートは、押え用シート(1)の一端部を押え用シート(1)と同じ大きさの折り返し部(14)を設けた構造の例である。押え用シート(1)の幅は、通常は10〜40mm程度、長さは20〜90mm程度に対して、長さを40〜180mm程度にすることである。この構造は押え用シート(1)の一方が折り返し部(14)として同形分だけ長い為に、該折り返し部(14)を折り用溝(3’)に沿って、押え用シート(1)の表面側に折返すと押え用シート(1)の表面部に丁度重なるため、粘着テープ(10)で固着すれば押え用シート(1)を補強できる。図4(a)に示された「補強型組立式止血シート(G)」は、「補強型止血シート(H)」の組立前の状態の展開図である。該折り返し部(14)には切り取り孔(7’)を設けて、これを折り返して、中央に設けられた切り取り孔(7)に重ねて補強した組み立ての応用例である。図4(b)に示された止血シートは、補強型止血シート(H)の正面図(a)、右側面図(b)、および側面図(c)を表す。実際に補強型止血シート(H)を使用する場合には、図3と同様に止血シートの押え用シート(1)の台座が設けられている押え部の上面に絆創膏を架け渡して腕などの被着体に巻きつけて、固定をすれば容易に取り付けることができる。
次に、補強型組立式止血シート(J)を図5に基づいて説明する。図5(a)に示すように、組立式止血シート(J)の押え用シート(1)の一端を長尺にして、他端は折り用溝(3’)を設けて折り返し部(14)として補強分だけ長くし、該折り返し部(14)の中央部に、切り取り孔(7')を設けた構造である。この折り返し部(14)を、図5(b)に示すように、折り用溝(3’)から折り返して、切り取り孔(7')の部分を中央部の切り取り孔(7)の部分に重ねて突起(6)を嵌め込むことによって固定をして、折り返し部(14)の先端部分は絆創膏のような接着剤(10)で端部を固定することにより組立止血シート(K)が完成するという構造のものである。図5(b)は、補強型組立止血シート(K)の平面図、右側面図、および正面図をそれぞれ表す。押え用シートの一方は長尺テープになっているため、その先端部分は、腕を一周して端部を絆創膏等で押え用シート(1)に固着すればよい。
本考案の別態様として頑丈型組立式止血シート(P)を図6に基づいて説明する。図6(a)に示すような組立式止血シート(P)の押え用シート(1)の折返し部(14’)の中央部に、滑り止め部分(15)を設け、折り用溝(3)を賦形した構造である。さらに、切り取り孔(7)を必要な箇所に随時複数個を穿設して、折返し部(14’)の端部には突起(16)を設ける。この折返し部(14’)を、図6(b)の平面図に示すように、折り用溝(3)から折り曲げて、滑り止め部分(15)を中央部の台座(E)の表面部分(22)に重ねることにより頑丈にする構造である。折返し部(14’)の先端部分は、腕を一周して端部を絆創膏で押え用シート(1)に固着すればよい。また補強部分(14’)の先端部分に予め突起(16)を設けておき、他方側の押え用シート(1)の所定位置に予め切り取り孔(7)を設けておき、突起(16)をその切り取り孔(7)へ差し込むことにより先端部分を固定することもできる。この場合には、接着剤、剥離紙の使用が省略できるので、組立止血シート(Q)の製作や、現場の組み立てが簡易にできる。必要なら接着剤により固定部を補強することも可能である。押え用シート(1)の長尺テープ部分の長さは任意に設定できるので、これらの条件は頑丈型組立式止血シート(P)の設計変更の範囲内のことである。
前記のような、頑丈型押え用シート(1)の折返し部(14’)を加工した、いわゆる頑丈型の一体型のものであるが、別体型の頑丈型止血シートの実施態様を、図7に基づいて説明する。図7(a)に示す所定の寸法を有する補強板(14')を予め製作しておく。この補強板(14')の左端に示すような結合具、例えば、ステープラー(以下、「ホッチキス」ともいう。)による場合の実施態様、またはこの補強板(14')の右端に見るような接着剤による場合の態様は任意に選択できる。図7(b)、(c)に示す組立止血シート(B)の台座(E)側に結合具、例えば、ホッチキス針、接着剤、熱溶着のような慣用の固着手段により、押え用シート(1)の台座(E)が形成されている面にこの補強板(14')を固着する構造である。補強板(14')および押え用シート(1)が紙製の場合には、図7(b)に示すように、糊や結合具、例えば、ホッチキスにより容易に固着できる。一方、プラスチック製シートの場合には図7(c)に示すように、熱融着(スポット溶着)などの慣用の溶着手段により接合することが推奨される。
いずれにせよ、この補強板(14')の機能は、台座(E)部分の変形防止や補強効果を挙げるとともに、台座(E)部分に加わる押圧力を鳥の羽ばたきのように遥動調整することによって、適度に分散および加減をする撓みによる撓み部(D)の圧加減を調節する作用を有する。
本考案の別態様として、補強板(14')及び長尺テープ(17)がそれぞれ別部材となっている頑丈型組立式止血シートを図8(a)に基づいて説明する。別部材の補強板(14')は、図7(b)、(c)の場合と同様に組立止血シート(B)の台座(E)側に慣用の固着手段により固着する。別部材の長尺テープ(17)は、押え用シート(1)の両撓み部(D)の表面に予め設けてある接着剤(18)(例えば、両面接着テープ等)により貼付け固定する。図8(b)は、頑丈型止血シートの正面図を表す。長尺テープ(17)の末端部分は、腕を一周して終端部を絆創膏等で長尺テープ(17)上に固着すればよい。
本考案の更に別態様として、補強板(14')、長尺テープ(17)及び面ファスナー(24)(雌雄型等)がそれぞれ別部材となっている頑丈型組立式止血シートを図9(a)に基づいて説明する。別部材の補強板(14')は、図7(b)、(c)の場合と同様である。別部材の長尺テープ(17)の終端部の裏面に予め設けてある接着剤(18)(例えば、両面接着テープ等)に面ファスナー(24)の一部を取付け固着する。長尺テープ(17)の他端は、押え用シート(1)の片方の撓み部(D)の表面に予め設けてある接着剤(例えば、両面接着テープ等)により貼付け固定する。押え用シート(1)の残り片方の撓み部(D)の表面に予め設けてある接着剤(例えば、両面接着テープ等)に面ファスナー(24)を貼付け固着する。図9(b)は、面ファスナー付頑丈型止血シートの正面図を表す。長尺テープ(17)の末端に取付けた面ファスナー(24)は、腕を一周してもう一方の面ファスナー(24)と重ねて固着可能にすればよい。
押え用シ−ト(1)、折畳み用シート(2)および補強板(14')は、一枚の可撓性の剛性部材であって、着脱自在に腕に圧接して取付けられる非伸縮性の粘着テープ5により押圧部分を押圧して穿刺傷部の上から十分な圧迫力を加えるための支持板やバネ板としても機能するため、それに耐え得るある程度の強度を有する硬質材料が用いられる。この材料としては、略長方形状をした透明、半透明又は着色された硬質または軟質材であれば特に制限無く用いることが出来る。例えば、具体的には、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂等々といった硬質樹脂、アルミニウム、チタンといった金属、木材、紙、パルプ等々が挙げられる。なかでも、エンジニアリングプラスチックなどのプラスチックが好ましく用いられる。特に、ポリエチレンテレフタレート樹脂が最も好ましい。該樹脂中に、抗菌剤、二酸化塩素、着色剤、香水、ラベンダー等の植物精油、芳香剤、安定剤といった薬剤を添加混合することができる。
押え用シ−ト(1)の大きさは、長さは、少なくとも最長で腕に巻き付ける長さがあれば足り、40〜400mm、幅が20〜50mmの弾性または可撓性の材料からなる剛性板であり、厚さは0.3〜1.5mmの範囲で対応できる。厚さは一般的には、剛性部材である押え用シ−ト材料の有する弾性力や可撓性の特性を勘案して、穿刺孔にかかる押圧、及び押圧部の台座の高さを考慮して任意に決めるが、通常は0.4〜1.0mm程度の厚さで対応できる。同様に各折畳み用シート(2)も長さが15〜75mm、幅が20〜50mm程度あればよい。押え用シ−ト(1)および折畳み用シート(2)は、原則一枚のシートを略太字の十字型に加工するものであるから、その条件を満たす寸法のシートを準備すればよい。補強板(14')は、組立止血シート(B)の大きさに適合するような寸法に設計する。各シートおよび板にはビード、リブを設けることにより物理的な強度を調整したり、厚さを薄くするように設計することが可能である。
折畳み用シート(2)の折り曲げにより形成される押圧部である台座(E)の大きさは、該シート(2)の幅などにより決まるが、一片が約1.5〜3.0cm程度、最も好ましくは2.0cm程度である。高さが5〜20mm程度あれば足りる。また、台座(E)の押圧部の表面には、両面粘着剤(4')が貼付けられており、剥離紙(5)により保護されている。医療現場において組立止血シート(B)を使用する場合には、台座表面の押圧部に、すべりやズレを防止する為に、滑り止め機能を備えた材料、例えば、布、軟質ゴム、樹脂発泡体のような柔軟な任意の材料からなる滑り止め材料を、例えば、押圧部の全面を覆うように貼着することもできる。
図3で使用する粘着テープ(10)としては、例えば、市販されている幅広の絆創膏を用いれば好適に機能するので、簡便且つ安価に止血できる。長尺テープの長さは、腕の太さにもよるが、15〜30cmあれば足りるが、押え用シ−ト(1)や撓み部(D)の湾曲によっても15分間程度剥がれない為の長さと幅が必要となる。用いる両面粘着テープ4の幅は、1.5〜4.0cmであり、好ましくは1.5〜3.0cmである。1.0cmより短くなると、粘着領域が少なくなるため、粘着状態が十分でなくなり外れる危険性が生じる。4.0cmより太くしても、コストが高くなり不経済となる。厚さは、0.1〜1.0mmである。
次に、上記した本考案の一実施態様である組立止血シート(B)を用いて点滴における穿刺から止血までの手順、工程について説明する。
点滴後に、刺した針を抜いた穿刺孔はガーゼとテープで仮止処置して、さらに穿刺孔からの出血を止める為に、上から指で押えて一時的に止血する。それ以降は通常、本考案に係る組立止血シート(B)を配置して、図3(a)のように絆創膏のような粘着性テープ(10)により、押圧部をガーゼとテープの上から穿刺孔に押し当て、押え用シ−ト(1)の撓み部(D)が湾曲する程度に強く引っ張り腕に巻付けて固着する。約5〜10分の止血後、粘着テープ(10)を剥ぎ取り、組立止血シート(B)を回収する。
本考案の設計変更内で作成した組立止血シート(B)も同様に使用できる。
次に、本考案を実施するに於ける、最も典型的な実施形態を、図面を参考にして示す。
図1(a)に示されている本考案の組立式止血シート(A)を、ポリエチレンテレフタレート(以下、「PET」と略すこともある。)樹脂板を加工して製作をする。
押え用シ−ト(1)部分の全長は60mm、幅25mmとする。同様に折畳み用シート(2)部分を、押え用シ−ト(1)の端から30mmの位置に、対称に幅20mmとして、順次台座脚部8.2mm、台座表面形成部の半面10mm、台座接合兼脚部8.7mmの間隔に三つの折り目を形成して、両端部には縦1mm、横6mm程度の突起をそれぞれ設ける。原則一枚のシートを略太字の十字型に加工するものであるから、その条件を満たす寸法のシートを準備して、その寸法線に沿って切り取る。次いで、両シート(1)(2)の中心部交差位置に、突起を差し込む切り取り孔(7)を穿孔する。
この組立式止血シート(A)にしたがって、折り曲げ組み立てることにより、組立止血シート(B)を作製する。
この組立止血シート(B)には、四辺台形の底辺の寸法が20×25mm、台形表面の寸法20×21mm、高さが8.5mmを有するものが製作できる。
この組立止血シート(B)を、点滴後の患部のガーゼの上に配置して、台座部(E)からなる押圧部を当接させ、この組立止血シート(B)を絆創膏により腕に巻き付け固定をする。
約5〜10分経過後に、止血が確認できたら、この組立止血シート(B)を外して、廃棄する。
本考案を実施例を挙げて説明をしたが、本考案はこの態様に限定されるものではない。
本考案の組立式止血シートは、使用時に一枚の平らな紙やプラスチックシートを折畳み、採血や点滴さらには後の止血等をするものであり、穿刺孔の上から押圧して止血をするという押圧部からのみの押圧力により止血するものであるから、腕を締め付けることがないため、体にとって優しく使い勝手の良いものである。使用直前まで平らな状態で保管でき、使用時は剥離紙を剥がし、止血シートを組立てて、上から絆創膏や長尺テープにより腕に巻付け、絆創膏や面ファスナーによって固着するものであるから、指で押える代用になるため、医療分野においては、高齢者から子供に至るまで、簡便かつ容易に装着使用でき、また、怪我や傷の止血といった一般的な止血等にいたるまで広く利用できるものである。加えて非常に安価に製造できるため、清潔性を極端に重視する人は言うに及ばず、普通の人であっても抵抗感無く、使い捨てにできる。従って、患者本人には勿論のこと、医療スタッフにも負担にはならない。特に、長尺テープ付は、絆創膏アレルギーの方や汗っかきの方に対応した製品である。
A…… 組立式止血シート
B…… 組立後の止血シート
C…… 止血シートの使用状態の断面図
D…… 撓み部(D)(羽根部)
E…… 台座(凸部)
G…… 補強型組立式止血シート
H…… 補強型止血シート
J…… 長尺テープ付き補強型組立式止血シート
K…… 長尺テープ付き補強型止血シート
P…… 長尺テープ付き頑丈型組立式止血シート
Q…… 長尺テープ付き頑丈型止血シート
1…… 押え用シート
10…… 粘着テープ(絆創膏)
11…… 腕
12…… 隙間
13…… テープ部
14、14'…… 折返し部(補強部)
15…… すべり止
16…… 突起
17…… 長尺テープ
18…… 両面接着テープ
19…… ホッチキス(商品名)針
2…… 折畳み用シート
20…… 熱融着部(又は接着部)
21…… 台座脚部
22…… 台座表面形成部
23…… 接合兼脚部
24…… 面ファスナー(雌雄型)
3、3'…… 折り用溝
4、4'…… 粘着部
5…… 剥離紙
6…… 突起
7、7'……切取り孔(角穴)
8…… 空間(隙間)
9…… ガーゼ

Claims (11)

  1. 長方形の長手方向に伸びる押え用シートに対して、その中途の位置の縁部から長手方向に対して直交方向に伸びる一対の折畳み用シートから形成される可撓性の十字型シートからなり、一対の折畳み用縦方向シートには折り曲げにより押圧部の役割を果たす四辺形台座を組み立てることが可能な大きさの、台座脚部、台座表面形成部および台座接合兼脚部を作成可能な間隔に三つの折り目が縁部からそれぞれ順次平行間隔に形成されていることを特徴とする組立式止血シート。
  2. 一対の折畳み用縦方向シートに形成されている台座脚部、台座表面形成部および台座接合兼脚部の三つの折り目により折り曲げられ、一対の台座接合部の接合により押圧部の役割を果たす台座が形成されることを特徴とする請求項1に記載の組立式止血シート。
  3. 台座表面部が、一対の一方の折畳み用縦方向シートに形成されている台座表面形成部の半面と他方の台座表面形成部の半面とが並ぶことにより形成された四辺形の表面から構成された押圧部であることを特徴とする請求項1又は2に記載の組立式止血シート。
  4. 折畳み用縦方向シートの両端部には、押え用横方向シートと折畳み用縦方向シートの交差するシートの中心位置に設けられた切り欠き孔に嵌め込み固定するための突起が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の組立式止血シート。
  5. 長方形の可撓性横方向シートは折り曲げ又は折り返しにより台座部を又はシートの表面を覆うことにより強化をすることができる程度の長さを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の組立式止血シート。
  6. 台座部を覆うことにより強化をすることができる可撓性横方向シートの端部には、シートに設けられた切り欠き孔に嵌め込み固定するための突起が設けられ、突起を受ける為の位置に切り欠き孔を有することを特徴とする請求項5に記載の組立式止血シート。
  7. 可撓性横方向シートおよび可撓性縦方向シートの材料は、紙又はプラスチックであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の組立式止血シート。
  8. 可撓性横方向シートおよび可撓性縦方向シートの固着を要する部分には固着する為の粘着部が設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の組立式止血シート。
  9. 組み立て前の粘着部は、剥離紙により保護されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の組立式止血シート。
  10. 可撓性横方向シートには長尺テープが一体又は別体により設けられていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の組立式止血シート。
  11. 可撓性横方向シート表面及び長尺テープの末端部裏面の夫々に互いに着脱自在に固着可能な面ファスナーが設けられていることを特徴とする請求項10に記載の組立式止血シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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