JP3188426U - 包装用箱 - Google Patents

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昭広 中嶋
昭広 中嶋
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Abstract

【課題】解体のための操作を容易かつ迅速に行える包装用箱を提供する。【解決手段】基板12と、第一外側板21と第一内側板23とを有し基板12に対して起立する第一側板部13と、第二外側板41と第二内側板43とを有し、第一側板部13に隣接するとともに基板12に対して起立する第二側板部14と、第一内側板23の下辺部から連続し、基板12の中央方向へ張り出す第一重合板24と、第二内側板43の下辺部から連続し、基板12の中央方向へ張り出す第二重合板44と、第二外側板41と第二内側板43との間に連結板を配置し、第二内側板43の揺動を規制して第一側板部13と第二側板部14の起立を保持してなる。第二内側板43と第二重合板44との境界に分断部47を備え、第二内側板43の分断部47から所定の間隔を隔てた上方に、指掛部45を備える。【選択図】図2

Description

本考案は、包装用箱に関し、より詳細には解体を容易に行うことのできる包装用箱に関する。
従来、内側板と外側板とを有する包装用箱311として、図11に示す展開体4を組み立てて使用するものが一般的に知られている。この展開体4は、四角形の基板112の対向する前後左右辺に夫々外側板121、141と額縁板122、142と内側板123、143とからなる側板部を連設し、内側板123、143に夫々連続する重合板124、144を連設し、左右の内側板123の前後辺に連結板126を連設し、左右の外側板121と前後の外側板141との間に連結板151を連設してなるものであり、図12(a)に示すように、基板112に対して側板部を起立し、連結板126、151を前後の内側板143と外側板141との間に配置し、図12(b)に示すように、重合板124、144を基板112に重ね、左右の重合板124の側辺部を前後の重合板144の側辺部の上に重ねて接触させることにより、内側板123、143の揺動を規制して側板部の起立を保持する包装用箱である。
この種の包装用箱は、主に段ボールや板紙で生産され、包装用箱内の収納物を保護する目的の他、贈答品等の包装にあっては高級感を演出する目的にも用いられる。
この種の包装用箱311を解体する場合には、重合板144を手指で引っ掛けて上方に引き上げるように湾曲させながら、重合板144の側辺部と重合板124の側辺部との接触を解除する必要がある。
しかしながら、重合板144の側辺部は重合板124の側辺部が重なって接触し、押圧されていることから、基板112に押し付けられた状態となっている。このため、重合板144は手指に引っ掛かり難く、手指に引っ掛けて上方に引き上げる操作は困難であり、包装用箱311の解体は容易ではなかった。
そこで従来、重合板同士の接触の解除を容易にすることを目的として、前後の内側板の両端下端部に、対応する左右両側板の重合板の幅よりも短い切欠部を設けるとともに、幅方向中央下端部に手指挿入孔を設けた包装用紙箱が開発されている(特許文献1参照。)。特許文献1に記載の包装用紙箱は、解体の際に、指挿入孔に手指を挿入して前後の内側板を掴みやすくし、手指で内側板を上方に引き上げて内側板を撓ませることにより、前後の重合板の側辺部を左右の重合板の側辺部から引き上げようというものである。
前記従来の包装用紙箱によれば、手指挿入孔に手指を引っ掛け、手指挿入孔を包装用紙箱の中心方向かつ上方に向けて引き上げるようにすると、それにつれて前後の内側板が撓むこととなり、前後の重合板の側辺部が左右の重合板の側辺部から引き抜かれる。
特開2001−301743号公報
しかしながら、前記従来の包装用紙箱の手指挿入孔は、前後の内側板の下端部に設けられているため、手指を引っ掛けにくく、また前後の内側板は前後の重合板の側辺部と左右の重合板の側辺部とが接触してその起立を強固に保持しているため、例えば力の弱い者にとってこのような包装用箱の解体は困難であった。
本考案は前記課題に鑑みてなされたものであって、解体のための操作が容易であり、解体を迅速に行うことができる包装用箱を提供することを課題とする。
本考案の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
第1の考案では、
基板と、
第一外側板と第一内側板とを有し前記基板に対して起立する第一側板部と、
第二外側板と第二内側板とを有し前記第一側板部に隣接するとともに前記基板に対して起立する第二側板部と、
前記第一内側板の下辺部から連続し、前記基板の中央方向に張り出す第一重合板と、
前記第二内側板の下辺部から連続し、前記基板の中央方向に張り出す第二重合板と、
前記第一側板部の側辺部に連結板とを備え、
前記第二外側板と前記第二内側板との間に前記連結板を配置し、前記第二内側板の揺動を規制して前記第一側板部と前記第二側板部の起立を保持してなる包装用箱であって、
前記第二内側板と前記第二重合板との境界に分断部を備え、
前記分断部によって、前記分断部から前記第二内側板側の領域と前記分断部から前記第二重合板側の領域とを不連続とし、
前記第二内側板の前記分断部から所定の間隔を隔てた上方に、指掛部を備えることを特徴とする包装用箱とする。
第2の考案では、第1の考案であって、
前記分断部を、前記第二内側板と前記第二重合板との境界上に直線状の切線で形成することを特徴とする包装用箱とする。
第3の考案では、第1又は第2の考案であって、
少なくとも前記第一内側板の側辺部と前記第二内側板の側辺部若しくは前記第二重合板の側辺部とを接触させ、又は少なくとも前記第一重合板の側辺部と前記第二重合板の側辺部とを接触させて、前記第二内側板の揺動を規制することを特徴とする包装用箱とする。
第4の考案では、第1から第3のいずれかの考案であって、
前記指掛部と前記分断部との間に、前記指掛部から前記分断部に至る方向に延びる曲げ部を備えることを特徴とする包装用箱とする。
第5の考案では、第1から第4いずれかの考案であって、
前記分断部から前記第二重合板側の領域に、切欠部を備えることを特徴とする包装用箱とする。
第6の考案では、第1から第5いずれかの考案であって、
前記指掛部は、舌板を可動に備えることを特徴とする包装用箱とする。
第7の考案では、第6の考案であって、
前記舌板は、前記第二外側板側に可動した際に、前記第二外側板に接触する大きさであることを特徴とする包装用箱とする。
本考案の効果として、以下に示す効果を奏する。
第1の考案よれば、第二内側板と第二重合板との境界に分断部を備え、分断部から所定の間隔を隔てた上方に指掛部を備えるため、指掛部に手指を挿入しやすい。
また、分断部によって、分断部から第二内側板側の領域と分断部から第二重合板側の領域とを不連続としているため、指掛部に手指を挿入して引っ掛け、包装用箱の中心方向かつ上方に向けて引き上げるようにすると、それにつれて分断部から第二内側板側は、分断部から第二重合板側と分離して撓みやすくなり、指掛部に手指を引っ掛けやすくなる。
第2の考案によれば、第1の考案の効果に加え、分断部を前記第二内側板と前記第二重合板との境界上に直線状の切線で形成するため、分断部が外観上目立ちにくく、また包装用箱の強度の低下を招きにくい。
第3の考案によれば、第1の考案又は第2の考案の効果に加え、少なくとも第一内側板の側辺部と第二内側板の側辺部若しくは第二重合板の側辺部とを接触させ、又は少なくとも第一重合板の側辺部と第二重合板の側辺部とを接触させて、第二内側板の揺動を規制する包装用箱においては、指掛部に手指を挿入して引っ掛け、包装用箱の中心方向かつ上方に向けて引き上げるようにすると、第二内側板が撓み、その左右両側辺部と、第二内側板と連続する第二重合板の左右両側辺部が包装用箱の中央側に寄せられ、また、分断部から第二重合板側の領域にも撓みが生じて第二重合板の左右両側辺部が第二重合板の中央側に寄せられて、上記接触を解除しやすくなり、解体が容易となる。
第4の考案によれば、第1から第3の考案の効果に加え、指掛部と分断部との間に、指掛部から分断部に至る方向に延びる曲げ部を備えるため、指掛部に手指を挿入して引っ掛け、包装用箱の中心方向かつ上方に向けて引き上げるようにすると、曲げ部で折れ曲がり、第二内側板が撓みやすくなる。
第5の考案によれば、第1から第4の考案の効果に加え、分断部から第二重合板側の領域に切欠部を備えるため、切欠部付近が撓みやすくなる。
第6の考案によれば、第1から第5の考案の効果に加え、指掛部は舌板を可動に備えるため、指掛部に手指を挿入し、舌板を第二外側板側へ押し込みつつ手指を引っ掛ければ、手指を傷つけにくく安全である。
第7の考案によれば、第6の考案の効果に加え、舌板は第二外側板側に可動した際に、第二外側板に接触する大きさであるため、舌板を第二外側板側へ押し込むと、舌板が第二内側板を包装用箱の中心方向へ押し出して、第二内側板を包装用箱の中心方向かつ上方に向けて引き上げやすくなる。
本考案の第一実施形態に係る包装用箱11の展開体1の平面図。 本考案の第一実施形態に係る包装用箱11の組み立てを示す斜視図。 本考案の第一実施形態に係る包装用箱11の解体を示す斜視図。 本考案の第一実施形態に係る包装用箱11の指掛部に手指を差し込んだ状態の部分拡大断面図。 本考案の第二実施形態に係る包装用箱111の展開体2の平面図。 本考案の第二実施形態に係る包装用箱111の組み立てを示す斜視図。 本考案の第二実施形態に係る包装用箱111の指掛部に手指を差し込んだ状態の部分拡大断面図。 本考案の第三実施形態に係る包装用箱211の展開体3の平面図。 本考案の第三実施形態に係る包装用箱211の組み立てを示す斜視図。 本考案のその他の実施例を示す指掛部と分断部付近の部分拡大平面図。 従来技術の包装用箱311の展開体4の平面図。 従来技術の包装用箱311の組み立てを示す斜視図。
次に、本考案の実施の形態について図1〜図10を用いて説明する。
以下の説明では説明の便宜上、基板12に第一側板部13を備える側を左右側とし、基板12に第二側板部14を備える側を前後側として説明する。また、組み立てが完成した状態において開口部側を上側、基板12側を下側として説明する。
なお、以下に説明する本考案の第一実施形態から第三実施形態に係る包装用箱11、111、211は、板紙を用いて作成されるものであるが、段ボールシートやプラスチックシートなど他の板状部材で形成することもできる。
[第一実施形態]
本考案の第一実施形態に係る包装用箱11について、図1から図4を用いて説明する。
本実施形態の包装用箱11は、図1に示す展開体1を組み立てて、図2の示す組み立て完成状態とする。組み立てが完成した包装用箱11は、四角形の基板12の左右側に第一側板部13が起立し、基板12の前後側に、第一側板部13に隣接して第二側板部14が起立するものである。包装用箱11は、トレーや蓋体、身箱等、包装用箱として様々な態様で用いられる。
包装用箱11は図1に示す展開体1の状態で保管され、必要に応じて組み立てて使用されるが、例えば基板12と左右側の重合板24とを予め貼着しておいてもよい。
まず、包装用箱11の構成について、図1に示す展開体1に従って説明する。
なお、図1に示す展開体1は、箱内面側を紙面手前側として示している。
展開体1は、基板12の左右側に第一側板部13を備える。第一側板部13は、第一外側板21、第一額縁板22、第一内側板23によって構成される部分である。
具体的には、基板12の左右側の辺部には、折線61を介して第一外側板21を連設している。第一外側板21の折線61と対向する側の辺部には、折線62を介して第一額縁板22を連設している。第一額縁板22は、組み立て完成状態において、開口部の左右側を構成する部分である。第一額縁板22の前後側の辺部は、後述する連結板26を切り込んで支持部25を形成している。支持部25は、組み立て完成状態において、後述する第二額縁板42を支持する部分である。第一額縁板22の折線62と対向する側の辺部には、折線63を介して第一内側板23を連設している。
また、第一内側板23の前後側の辺部には折線64を介して連結板26を連設している。連結板26は、組み立て完成状態において、後述する第二外側板41と第二内側板43との間に配置する部分である。
第一内側板23の折線63と対向する側の辺部には、折線65を介して第一重合板24を連設している。第一重合板24は、組み立て完成状態において、第一内側板23の下辺部から連続して基板12の中央方向へ張り出す部分である。
また、展開体1は、基板12の前後側に第二側板部14を備える。第二側板部14は、第二外側板41、第二額縁板42、第二内側板43によって構成される部分である。
具体的には、基板12の前後側の辺部には、折線66を介して第二外側板41を連設している。第二外側板41の折線66と対向する側の辺部には、折線67を介して第二額縁板42を連設している。第二額縁板42は、組み立て完成状態において、開口部の前後側を構成する部分である。第二額縁板42の折線67と対向する側の辺部には、折線68を介して第二内側板43を連設している。
また、第二内側板43の折線68と対向する側の辺部には、折線69を介して第二重合板44を連設している。第二重合板44は、組み立て完成状態において、第二内側板43の下辺部から連続して基板12の中央方向へ張り出す部分である。折線69は、第二内側板43と第二重合板44との境界上に形成している。
また、第二内側板43と第二重合板44の境界上には、左右幅方向の中央付近に、後述する指掛部45の直径とほぼ同一幅の分断部47を直線状の切線で形成している。分断部47は、分断部47から第二内側板43側の領域と分断部47から第二重合板44側の領域とを不連続にする部分である。本実施形態では、分断部47を第二内側板43と第二重合板44との境界上に直線状の切線で形成しているため、分断部47が外観上目立ちにくく、また包装用箱11の強度の低下を招きにくい。
また、第二内側板43には、分断部47から所定の間隔を隔てて、前後側(組み立て完成状態における上方)に指掛部45を形成している。指掛部45は、組み立て完成状態の包装用箱11を解体する際に手指を引っ掛ける部分である。指掛部45は、基部45bと切り込みによって形成された舌板45aとを備える。舌板45aは基部45bを基部として可動するものである。本実施形態において、基端部45bには折線を形成している。また、指掛部45に手指を差し込んで舌板45aを第二外側板41側に可動した際に、第二外側板41に接触する大きさに形成している。
また、指掛部45と分断部47の間には、指掛部45から分断部47に至る曲げ部46を折線で形成している。
また、分断部47から第二重合板44側の領域の自由端側に、切欠部48を形成している。
また、展開体1は、第一外側板21と第二外側板41との間に折線70、71を介して連結板51を備える。連結板51には、基板12の隅部を始点として連結板51を略二等分する折線72を形成している。連結板51は、組み立て完成状態において、第二外側板41と第二内側板43との間に配置する部分である。
次に、包装用箱11の組み立てについて、図1、図2に従って説明する。
包装用箱11は、図2に示すように、第一側板部13、第二側板部14を基板12に対して起立し、連結板26、51を第二外側板41と第二内側板43との間に配置し、第一重合板24、第二重合板44を基板12の中央方向へ張り出すとともに第二重合板44の側辺部の上に第一重合板24の側辺部を重ねて接触させ、第一内側板23、第二内側板43の揺動を規制することで組み立てが完成する。
具体的には、まず、基板12と第一外側板21との間の折線61を折り曲げて、第一外側板21と、これに連続する第一額縁板22、第一内側板23、第一重合板24を基板12に対して起立するとともに第二外側板41と連結板51との間の折線71を折り曲げて、連結板51を第二外側板41に対して起立する。次に、第一外側板21と第一額縁板22との間の折線62、第一額縁板22と第一内側板23との間の折線63を折り曲げ、第一額縁板22を介して第一内側板23を第一外側板21と対向する位置に起立する。
次に、第一内側板23と第一重合板24との間の折線65を基板12の中央方向へ折り曲げて、基板12の中央方向へ張り出す。
この状態において、第一内側板23は折線63を有する側が上辺部、折線65を有する側が下辺部であり、連結板26を備える側が側辺部である。また、第一重合板24は第二重合板44と隣接する側が側辺部である。
続いて、基板12と第二外側板41との間の折線66を折り曲げて、第二外側板41と、これに連続する第二額縁板42、第二内側板43、第二重合板44を基板12に対して起立するとともに第一外側板21と連結板51との間の折線70、連結板51を略二等分する折線72を折り曲げ、折線72を介して連結板51の表面同士を重ね合わせて第二外側板41側に配置する。次に、第一内側板23の側辺部の折線64を折り曲げて、連結板26を第二外側板41側へ配置する。続いて、第二外側板41と第二額縁板42との間の折線67、第二額縁板42と第二内側板43との間の折線68を折り曲げて、第二額縁板42を介して第二内側板43を第二外側板41と対向する位置に起立する。
次に、第二内側板43と第二重合板44との間の折線69を基板12の中央方向に折り曲げて、基板12の中央方向へ張り出す。
この状態において、第二内側板43は折線68を有する側が上辺部、折線69を有する側が下辺部であり、第一内側板23と隣接する側が側辺部である。また、第二重合板44は第一重合板24と隣接する側が側辺部となる。
そして、第一重合板24の側辺部を第二重合板44の側辺部の上に重ねて接触させ、第一内側板23と第二内側板43の揺動を規制すれば、組み立てが完成する。
このように組み立てて完成した包装用箱11は、
基板12と、
第一外側板21と第一内側板23とを有し基板12に対して起立する第一側板部13と、
第二外側板41と第二内側板43とを有し第一側板部13に隣接するとともに基板12に対して起立する第二側板部14と、
第一内側板23の下辺部から連続し、基板12の中央方向へ張り出す第一重合板24と、
第二内側板43の下辺部から連続し、基板12の中央方向へ張り出す第二重合板44と、
第一側板部13の側辺部に連結板26、51とを備え、
第二外側板41と第二内側板43との間に連結板26、51を配置し、第二内側板43の揺動を規制して第一側板部13と第二側板部14の起立を保持してなる包装用箱11であって、
第二内側板43と第二重合板44との境界に分断部47を備え、
分断部47によって、分断部47から第二内側板43側の領域と分断部47から第二重合板44側の領域とを不連続とし、
第二内側板43の分断部47から所定の間隔を隔てた上方に、指掛部45を備えるものである。
また、分断部47を、第二内側板43と第二重合板44との境界上に直線状の切線で形成するものである。
また、少なくとも第一重合板24の側辺部と第二重合板44の側辺部とを接触させて、第二内側板43の揺動を規制するものである。
また、指掛部45と分断部47との間に、指掛部45から分断部47に至る方向に延びる曲げ部46を備えるものである。
また、分断部47から第二重合板44側の領域に、切欠部48を備えるものである。
また、指掛部45が、舌板45aを可動に備えるものである。
また、舌板45aは、第二外側板41側に可動した際に、第二外側板41に接触する大きさとするものである。
次に、包装用箱11の解体について、図3、図4を用いて説明する。包装用箱11を解体するためには、第一重合板24の側辺部と第二重合板44の側辺部との接触を解除すればよい。
具体的には、図3(a)に示すように、まず、指掛部45に手指を挿入して引っ掛ける。ここで、指掛部45は、分断部47から所定の間隔を隔てた上方に備えるため、指掛部45に手指を挿入しやすいものとなっている。また、指掛部45が舌板45aを有するため、図4に示すように、指掛部45に手指を挿入し、舌板45aを第二外側板41側へ押し込みつつ手指を引っ掛ければ、手指が当接する部分は主に折れ曲がった状態の基部45bとなり、手指を傷つけにくく安全である。
そして、さらに舌板45aを第二外側板41側へ押し込んでいくと、舌板45aが第二外側板41に接触して第二内側板43を包装用箱11の中心方向へ押し出すため、第二内側板43を包装用箱11の中心方向かつ上方に向けて引き上げやすくなる。
上記の如く第二内側板43を包装用箱11の中心方向かつ上方に向けて引き上げていくと、第二内側板43が撓み、第二内側板43の左右両側辺部は包装用箱11の中央側に寄せられる。また、第二内側板43と連続する第二重合板44の左右両側辺部もこれと連動して包装用箱11の中央側に寄せられる。このとき、指掛部45と分断部47との間には、指掛部45から分断部47に至る方向に延びる曲げ部46を備えるため、曲げ部46で折れ曲がり、第二内側板43が撓みやすくなる。一方、分断部47から第二重合板44側の領域にも撓みが生じて第二重合板44の左右両側辺部が第二重合板44の中央側に寄せられる。さらに、分断部47から第二重合板44側の領域の自由端側には切欠部48を備えるために当該部分が撓みやすく、第二重合板44の側辺部は第一重合板24の側辺部の下から容易に抜け出して、図3(b)に示すように第一重合板24の側辺部と第二重合板44の側辺部との接触が解除される。
さらに、第一側板部13、第二側板部14を倒伏することにより、平坦として廃棄することがきる。
上記の如く、包装用箱11は、解体のための操作が容易であり、解体を迅速に行うことができる。
[第二実施形態]
本考案の第二実施形態に係る包装用箱111について、図5から図7を用いて説明する。本実施形態において、第一実施形態と同様の部分については説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。
まず、包装用箱111の構成について、図5に示す展開体2に従って説明する。
なお、図5に示す展開体2は、箱内面側を紙面手前側として示している。
第二実施形態の包装用箱111は、第一額縁板22、第二額縁板42を有しない点、第二内側板43の左右側の辺部に凸部52を、第二重合板44の左右側の辺部に凸部53を形成し、第一内側板23の前後側の辺部に凹部54、凹部55を形成している点において第一実施形態の包装用箱11の構成と異なる。
また、指掛部45に形成する舌板45aを指掛部45よりも小さく形成している点において第一実施形態の包装用箱11の構成と異なる。
次に、包装用箱111の組み立てについて説明する。
包装用箱111の組み立ては、図6に示すように、第一側板部13、第二側板部14を基板12に対して起立し、連結板26、51を第二外側板41と第二内側板43との間に配置し、第一重合板24、第二重合板44を基板12の中央方向へ折り曲げるとともに凸部52を凹部54に差し込み、さらに凸部53を凹部55に差し込み、第一重合板24の側辺部に第二重合板44の側辺部を重ねて接触させて、第二内側板43の揺動を規制することで組み立てが完成する。
このように組み立てが完成した包装用箱111は、第二内側板43の側辺部に形成する凸部52と第一内側板23の側辺部に形成する凹部54とを接触させるとともに第二重合板44の側辺部に形成する凸部53と第一内側板23の側辺部に形成する凹部55とを接触させ、さらに、第一重合板24の側辺部と第二重合板44の側辺部を接触させて、第一内側板23、第二内側板43の揺動を規制するものである。
次に、包装用箱111の解体について、図7を用いて説明する。
包装用箱111を解体するためには、第一実施形態の包装用箱11の解体と同様に、まず、指掛部45に手指を挿入して引っ掛ける。ここで、本実施形態の包装用箱111は第一額縁板22を有さず、第二外側板41と第二内側板43との間に空間がないために手指が挿入し難いものであるが、舌板45aを第二外側板41側へ押し込んでいくと、舌板45aが第二外側板41に接触して第二内側板43を包装用箱111の中心方向へ押し出すため、包装用箱111の中心方向かつ上方に向けて引き上げやすくなる。本実施形態における舌板45aは、第二内側板43を包装用箱111の中心方向へ押し出しやすい大きさに形成している。
このようにして、指掛部45に手指を引っ掛けて包装用箱111の中心方向かつ上方に向けて引き上げていくと、第一実施形態と同様に、第二内側板43が撓み、第二内側板43の左右両側辺部は包装用箱111の中央側に寄せられる。また、第二内側板43と連続する第二重合板44の左右両側辺部もこれと連動して包装用箱111の中央側に寄せられる。一方、分断部47から第二重合板44側の領域にも撓みが生じて第二重合板44の左右両側辺部が第二重合板44の中央側に寄せられる。そして、凸部52が凹部54から抜け出し、凸部53が凹部55から抜け出して、第一内側板23の側辺部と第二内側板43の側辺部と4の接触、第一内側板23の側辺部と第二重合板44の側辺部との接触、及び第一重合板24の側辺部と第二重合板44の側辺部との接触が解除されて、包装用箱111は解体される。
[第三実施形態]
本考案の第三実施形態に係る包装用箱211について、図8、図9を用いて説明する。本実施形態について、第一実施形態と同様の部分については説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。
まず、包装用箱211の構成について、図8に示す展開体3に従って説明する。
なお、図8に示す展開体3は、箱内面側を紙面手前側として示している。
第三実施形態の包装用箱211は、第二重合板44の左右側の辺部に凸部53を形成し、第一内側板23の前後側の辺部に凹部55を形成している点、第一重合板24の前後側の辺部と第二重合板44の左右側の辺部を斜め45度に切りこんでいるにおいて第一実施形態の包装用箱11の構成と異なる。
包装用箱211の組み立てについて説明する。
包装用箱211の組み立ては、図9に示すように、第一側板部13、第二側板部14を基板12に対して起立し、連結板26、51を第二外側板41と第二内側板43との間に配置し、第一重合板24、第二重合板44を基板12の中央方向へ折り曲げるとともに第二重合板44の側辺部に形成する凸部53を第一内側板23の側辺部に形成する凹部55に差し込み、さらに第一重合板24の斜め45度に切り込んだ側辺部の端面と第二重合板44の斜め45度に切り込んだ側辺部の端面とを接触させ、第一内側板23、第二内側板43の揺動を規制することで、組み立てが完成する。
このようにして組み立てた包装用箱211は、第一内側板23の側辺部と第二重合板44の側辺部とを接触させ、さらに第一重合板24の側辺部と第二重合板44の側辺部とを接触させて、第一内側板23、第二内側板43の揺動を規制するものである。
包装用箱211を解体するにあたっては、第一実施形態の包装用箱11の解体と同様に、指掛部45に手指を挿入して引っ掛けて包装用箱211の中心方向かつ上方に向けて引き上げる。すると、第二内側板43が撓み、第二内側板43の左右両側辺部は包装用箱211の中央側に寄せられる。また、第二内側板43と連続する第二重合板44の左右両側辺部も連動して包装用箱211の中央側に寄せられる。一方、分断部47から第二重合板44側の領域にも撓みが生じて第二重合板44の左右両側辺部が第二重合板44の中央側に寄せられる。そして、凸部53が凹部55から抜け出し、第一内側板23の側辺部と第二重合板44の側辺部との接触及び第一重合板24の側辺部と第二重合板44の側辺部との接触が解除されて、包装用箱211は解体される。
以上、本考案の実施形態について説明したが、本考案の技術的範囲はこれらの実施形態に限定されるものではない。
例えば、指掛部45の形状は、これらの実施形態に限定されるものでなく、略四角形等適宜変更が可能である。
また、これらの実施形態において、舌板45aは指掛部45の上側に基部45bを備えているが、下側に備えてもよい。この場合は、手指の先を下側に向けて差し込み、包装用箱11、111、211の中心方向かつ上方に引き上げることとなる。
また、これらの実施形態において、分断部47は第二内側板43と第二重合板44との境界上に直線状の切線で形成しているが、例えば図10(a)に示す如く第二内側板23と第二重合板44との境界を跨ぐ貫通孔を形成してもよいし、図10(b)に示す如く第二内側板23と第二重合板44の境界から第二重合板44側に貫通孔を形成してもよい。さらには、図10(c)に示す如く第二内側板23と第二重合板44との境界からコの字形状の切り込みを形成する等、第二内側板43と第二重合板44との境界に分断部47を備え、分断部47から第二内側板43側の領域と分断部47から第二重合板44側の領域とを不連続とすれば、本考案の目的を達することができる。
また、これらの実施形態において、曲げ部46を1箇所設けているが、複数箇所設けてもよい。さらに、曲げ部46は指掛部45を始点とし、分断部47を終点とする折線としているが、指掛部45付近を始点として、分断部47付近を終点する短い折線であってもよい。つまり、指掛部45から分断部47に至る方向に延びる曲げ部であれば、本考案の目的を達することができる。
また、これらの実施形態において、切欠部48は、分断部47から第二重合板44側の領域の自由端側に備えているが、分断部47側に備えてもよいし、両側に備えてもよい。
1、2、3、4 展開体
11、111、211,311 包装用箱
12 基板
13 第一側板部
14 第二側板部
21 第一外側板
22 第一額縁板
23 第一内側板
24 第一重合板
25 支持部
26、51 連結板
41 第二外側板
42 第二額縁板
43 第二内側板
44 第二重合板
45 指掛部
45a 舌板
45b 基部
46 曲げ部
47 分断部
48 切欠部
52、53 凸部
54、55 凹部
61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72 折線

Claims (7)

  1. 基板と、
    第一外側板と第一内側板とを有し前記基板に対して起立する第一側板部と、
    第二外側板と第二内側板とを有し前記第一側板部に隣接するとともに前記基板に対して起立する第二側板部と、
    前記第一内側板の下辺部から連続し、前記基板の中央方向へ張り出す第一重合板と、
    前記第二内側板の下辺部から連続し、前記基板の中央方向へ張り出す第二重合板と、
    前記第一側板部の側辺部に連結板とを備え、
    前記第二外側板と前記第二内側板との間に前記連結板を配置し、前記第二内側板の揺動を規制して前記第一側板部と前記第二側板部の起立を保持してなる包装用箱であって、
    前記第二内側板と前記第二重合板との境界に分断部を備え、
    前記分断部によって、前記分断部から前記第二内側板側の領域と前記分断部から前記第二重合板側の領域とを不連続とし、
    前記第二内側板の前記分断部から所定の間隔を隔てた上方に、指掛部を備えることを特徴とする包装用箱。
  2. 前記分断部を、前記第二内側板と前記第二重合板との境界上に直線状の切線で形成することを特徴とする請求項1に記載する包装用箱。
  3. 少なくとも前記第一内側板の側辺部と前記第二内側板の側辺部若しくは前記第二重合板の側辺部とを接触させ、又は少なくとも前記第一重合板の側辺部と前記第二重合板の側辺部とを接触させて、前記第二内側板の揺動を規制することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載する包装用箱。
  4. 前記指掛部と前記分断部との間に、前記指掛部から前記分断部に至る方向に延びる曲げ部を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載する包装用箱。
  5. 前記分断部から前記第二重合板側の領域に、切欠部を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載する包装用箱。
  6. 前記指掛部は、舌板を可動に備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載する包装用箱。
  7. 前記舌板は、前記第二外側板側に可動した際に、前記第二外側板に接触する大きさであることを特徴とする請求項6に記載する包装用箱。
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