JP3188323B2 - 車体速度推定装置 - Google Patents

車体速度推定装置

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JP3188323B2
JP3188323B2 JP25698992A JP25698992A JP3188323B2 JP 3188323 B2 JP3188323 B2 JP 3188323B2 JP 25698992 A JP25698992 A JP 25698992A JP 25698992 A JP25698992 A JP 25698992A JP 3188323 B2 JP3188323 B2 JP 3188323B2
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deceleration
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両制動時に車輪がロ
ックするのを防止するアンチスキッド制御装置や、急発
進等の際に駆動輪が空転するのを防止する加速スリップ
制御装置など、車両のスリップ状態を制御するための装
置と組み合わせて使用される車体速度推定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】アンチスキッド制御では、車輪速度を車
体速度に対して20%前後のスリップ率に制御しつつ制
動を行うが、アンチスキッド制御中の車体速度を直接検
出するのは困難である。このため、車体速度を推定する
必要があり、従来、種々の推定技術が採用されていた。
【0003】こうした従来の車体速度の推定技術として
は、車両の前後Gを検出し、制動開始時の車体速度と前
後Gの積分値とから車体速度を推定する技術が知られて
いた(特開昭57−111149号公報)。また、特開
平2−306865号公報記載の様に、アンチスキッド
制御において、制動による減速中はGセンサで検出した
車体減速度に0.3Gのオフセットを加えた値を積分し
て車体速度を求め、制動力を弱めて車体速度が復帰する
間は加速度=1.0Gを積分して車体速度を求めるとい
う技術も提案された。さらに、本願出願人による特開平
3−54058号(特願平1−188073号)公報に
記載された様に、車体速度は原則として車輪速度に基づ
いて推定するものの、推定車体速度は所定の加速度上限
値(0.5G)と減速度上限値(1.0G)との間にな
る様に、上限及び下限ガードを設けて推定するという技
術も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、Gセンサ出力
には検出誤差があるため、Gセンサ出力自体を積分する
特開昭57−111149号公報記載の技術では、推定
車体速度が実際の車体速度から大幅にずれてしまうおそ
れがあった。特に、アンチスキッド制御によって複雑に
減速度が変化する状況では、こうしたずれが問題であっ
た。
【0005】これに対し、特開平2−306865号公
報記載の技術では、減速度としてはGセンサ検出値に
0.3Gのオフセットを加え、加速度も大きめの固定値
1.0Gとし、最大車輪速度との関係から所定以上ずれ
ない様に修正を加えつつ車体速度を推定するので、大幅
にずれたままの値を使用してアンチスキッド制御を行う
ということはなかった。しかし、修正をすることを前提
にしているため、精度のよい推定値は、常に遅れてしか
得られないという問題があった。
【0006】特開平3−54058号公報に記載された
技術では、車輪速度を常に考慮して推定車体速度を求め
ることから、こうした検出誤差による大幅なずれや、誤
差を修正するための遅れの問題は生じない。しかし、現
実のアンチスキッド制御中の車体の加速・減速の状態は
路面の摩擦係数によって異なっており、こうした一定の
上限・下限で判断したのでは、低μ路で車体速度推定の
応答性が悪くなったり、高μ路で過敏なアンチスキッド
制御を実施する傾向になる場合があった。
【0007】一方、アンチスキッド制御と同様に車輪速
度を車体速度に対して20%前後のスリップ率に制御し
つつ加速を行う加速スリップ制御装置においても、車輪
速度とは別に車体速度の推定が必用である。通常は、転
動輪の車輪速度が車体速度と一致するものとしておけば
よい。しかし、4輪駆動車では、こうした車体速度の推
定が困難であった。
【0008】そこで本発明は、車両の車体速度を、路面
の状況等をも反映させつつ応答性よく推定することので
きる車体速度推定装置を提供するとともに、特に、急制
動や急加速に伴うスリップが発生し始めた時に、路面状
況に応じた最適な車体速度推定を行い得る装置を提供す
ることを第1の目的とし、アンチスキッド制御中の車体
速度の復帰状況を路面状況に応じた最適な形で推定し得
る装置の提供を第の目的とし、4輪ドリフト状態やス
ピン状態でも精度よく推定を行い得る装置の提供を第
の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】上記第1の目的
を解決するためなされた本発明の車体速度推定装置は、
図1に例示する様に、車輪速度を検出する車輪速度検出
手段と、該車輪速度検出手段の検出する車輪速度と、車
体速度が加速側へ変化するときの加速限界と、車体速度
が減速側へ変化するときの減速限界との関係から、加速
限界及び減速限界の範囲内で車体速度を推定する車体速
度推定手段とを備えた車体速度推定装置において、車両
の水平面内での加速度を検出する水平加速度検出手段
と、該水平加速度検出手段の検出値に基づき、前記加速
限界及び減速限界を設定する加減速限界設定手段とを備
えるとともに、前記加減速限界設定手段は、前記水平加
速度検出手段の検出した水平加速度の絶対値が大きいほ
ど大きくなる傾向に加速限界及び減速限界を設定するこ
とを特徴とする。
【0010】この車体速度推定装置によれば、車体速度
推定手段は、原則として車輪速度により車体速度を推定
するが、これが加速限界及び減速限界の範囲外へはみ出
す場合には、どちらかの限界値に基づいて車体速度を推
定する。従って、車輪が全くスリップしていないかスリ
ップしていてもそれが小さい場合には、車輪速度に基づ
いて車体速度が推定されることになる。一方、減速中に
車輪がスリップしてしまう場合には、車輪速度が減速限
界を越えて低下するから、減速限界に基づいて車体速度
が推定される。逆に、加速中に車輪がスリップしてしま
う場合には、車輪速度が加速限界を越えて上昇するか
ら、加速限界に基づいて車体速度を推定する。
【0011】例えば、急制動によって車輪速度が一気に
低下する場合、車輪速度が減速限界を越えて低下する
と、設定されている減速限界により車体速度が推定され
る。このとき、減速限界は水平加速度検出手段の検出値
に基づき設定されているから、車体速度は車体の減速度
に対応して推定される。この車体の減速度は、スリップ
状態では路面の摩擦係数に比例する。この結果、本発明
の車体速度推定装置によれば、スリップ状態での車体速
度の低下傾向を、路面の状況に対応して精度よく推定す
ることができる。
【0012】加速に関しても、高μ路ほど加速性がよ
く、低μ路ほど加速性が悪く、スリップ状態では、加速
度が摩擦係数に比例してくるのは同様である。従って、
本発明の様に、加速限界を車体の水平加速度に基づいて
設定することで、路面の状況を反映して車体速度の推定
を行うことができる。
【0013】
【0014】また、スリップが発生し始める時には、車
体の加速度又は減速度は、路面摩擦係数に比例する。従
って、本発明の車体速度推定装置の様に、加速限界及び
減速限界を水平加速度の絶対値と同傾向に設定すること
により、急制動にせよ急加速にせよスリップの発生し始
める時の車体速度を路面状況に応じて的確に推定するこ
とができる。
【0015】また、第の目的を達成するためになされ
た車体速度推定装置は、請求項に記載した様に、上記
請求項1記載の車体速度推定装置において、当該車体速
度推定装置の推定した車体速度に基づいてアンチスキッ
ド制御が実行されているときには、前記加減速限界設定
手段は、水平加速度の絶対値が大きいほど小さくなる傾
向に加速限界を設定することを特徴とする。
【0016】この様に構成した結果、低μ路を走行して
いるときに急制動でスリップが発生すると、小さく設定
された減速限界に従って車体速度が減速するものとして
推定値を求め、ブレーキ油圧を低下させて車体速度を復
帰させている最中は逆に大きめに設定された加速限界に
従って急速に車体速度推定値を復帰させるように作用す
る。
【0017】逆に、高μ路を走行しているときに急制動
でスリップが発生すると、大きく設定された減速限界に
従って車体速度が減速するものとして推定値を求め、ブ
レーキ油圧を低下させて車体速度を復帰させている最中
は小さめに設定された加速限界に従って、急に車体速度
推定値を復帰させ過ぎることのないように作用する。
【0018】そして、第の目的を達成するための車体
速度推定装置は、請求項記載の様に、請求項1又は請
求項2記載の車体速度推定装置において、前記水平加速
度検出手段は、少なくとも2つの軸方向の水平加速度を
検出し、それらの合成ベクトルにて水平加速度の大きさ
を与える手段であることを特徴とする。
【0019】2つの軸方向の水平加速度の合成ベクトル
の大きさを用いることにより、4輪ドリフトやスピンの
生じているときにも、的確に路面状況を反映して車体速
度を推定することができる
【0020】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。図2は本発明を適用した一実施例としてのア
ンチスキッド制御システムの構成を示す。本実施例はフ
ロントエンジン・リアドライブの四輪車に本発明を適用
した例である。
【0021】右前輪1、左前輪2、右後輪3及び左後輪
4の各々に電磁式、磁気抵抗式等の回転速度センサ5,
6,7,8が配置され、各車輪1〜4の回転に応じてパ
ルス信号を出力している。更に各車輪1〜4には各々油
圧ブレーキ装置(ホイールシリンダ)11,12,1
3,14が配設され、マスターシリンダ16からの油圧
はアクチュエータ21,22,23,24、及び各油圧
管路を介して、各油圧ブレーキ装置11〜14に送られ
る。ブレーキペダル25の踏み込み状態は、ストップス
イッチ26によって検出され、制動時はオン信号が出力
され、非制動時にはオフ信号が出力される。
【0022】通常時、ブレーキペダル25の踏み込みに
よりマスターシリンダ16に油圧が発生し、各車輪1〜
4を制動する。アンチスキッド制御中、減圧された油が
ためられるリザーバ28a,28bの油をくみ上げるた
めに、電動モータの駆動によって油圧を発生する油圧ポ
ンプ27a,27bが設けられている。電子制御回路4
0がこれらアクチュエータ21〜24を制御することに
より、油圧ブレーキ装置11〜14のブレーキ油圧を調
整し、各車輪1〜4毎に制動力を調整する。各アクチュ
エータ21〜24は、増圧モード、減圧モード、保持モ
ードを持つ電磁式三位置弁で、アクチュエータ21に図
示したA位置でブレーキ油圧を増圧し、B位置でブレー
キ油圧を保持し、C位置でブレーキ油圧をリザーバ28
a,28bへ逃し、減圧を行う。また、この三位置弁は
非通電時に増圧モードとなり、通電時にその電流レベル
により保持または減圧モードとなる。
【0023】電子制御回路40は、イグニッションスイ
ッチ41がオンされることにより電力を供給され、速度
センサ5〜8及びストップスイッチ26からの信号を受
け、ブレーキ力制御のための演算処理などを行い、アク
チュエータ21〜24を切換制御する出力信号を発生す
る。また、車体の前方に対して左右各45度の方向の水
平軸線についての加速度を検出する2個のGセンサ5
1,52からの検出信号も電子制御回路40に入力さ
れ、演算処理されている。Gセンサ51,52は、左4
5度及び右45度方向の水平加速度を検出できるように
配置されているので、いずれか一方が故障しても、必ず
前後方向の加速度に対応する値を検出することができ
る。
【0024】電子制御回路40はCPU、ROM、RA
M、I/Oインターフェース等からなるマイクロコンピ
ュータから構成されている。次に電子制御回路40が実
行するアンチスキッド制御を説明する。図3はアンチス
キッド制御のメインルーチンの処理内容を表している。
【0025】イグニッションスイッチ41がオンされる
と、まずメモリクリア、フラグリセット等の初期化処理
が実行される(S100)。次に前述した各センサ及び
スイッチの検出信号を読み込む処理が行われる(S20
0)。この読み込んだ車輪回転速度信号に基づき、各車
輪の車輪回転速度VWFR ,VWFL,VWRR,VWRL 及びこ
れを微分した各車輪の車輪回転加速度DVWFR ,DVWF
L,DVWRR,DVWRLを演算する処理が行われる(S3
00)。次に、推定車体速度V0を演算する(S40
0)。この推定車体速度V0は、原則として車輪回転速
度VWFR 〜VWRLを基に算出した車体速度の推定値であ
り、推定に当たって加速限界K1及び減速限界K2を考
慮している。この推定車体速度の演算は、本実施例の特
徴部分であり、後で詳しく説明する。
【0026】次に、ブレーキ圧力を調整するアクチュエ
ータ21〜24の動作モードを決めるためのスリップ基
準速度VS を設定する(S500)。このスリップ基準
速度Vsは、現在の推定車体速度V0(n)に所定の係
数K3を乗じオフセット量K0Vを持たせることにより
下記数式(1)のように求められる。
【0027】
【数1】
【0028】ここで、K3は例えば0.8であり、K0
Vは2km/hであり、この結果、車輪速度は真の車体
速度に対して20%付近のスリップ率になるように制御
されることになる。そして、この基準値Vsに従い、車
輪速度との関係で、アクチュエータ21〜24の動作モ
ードを設定する処理が行われる(S600)。動作モー
ド設定処理の詳細は、図4のフローチャートに示す。
【0029】まず、前輪1,2の処理について説明す
る。両前車輪1,2の車輪回転速度VWFR ,VWFL の少
なくとも1つが前記(1)式で求められた基準値Vs未
満であるか否かを判定する(S605)。車輪回転速度
VWFR ,VWFL の少なくとも1つが基準値Vs未満であ
ると、アンチスキッド制御中を示すフラグFBを「1」
とする(S610)。次に車輪回転速度が基準値Vs未
満である前車輪(1または2)の車輪回転加速度(DV
WFR またはDVWFL )が所定の加速度基準Gs未満か否
かを判定する(S615)。車輪回転加速度(DVWFR
またはDVWFL )が加速度基準Gs未満であると、加速
度基準値GsにヒステリシスPをセット(Gs←Gs+
P)する(S620)。次に減圧モード設定を行う(S
625)。
【0030】一方、S615の処理により、車輪回転加
速度(DVWFR またはDVWFL )が加速度基準Gs未満
でないと判定されると、加速度基準値Gsからヒステリ
シスPをリセットして(S630)保持モード設定を行
う(S635)。また、S605の処理において、両車
輪1,2の車輪回転速度VWFR ,VWFLが基準値Vs未
満でないと判定されると、アンチスキッド制御中フラグ
FBが「1」か否かを判定する。フラグFBが「1」で
あると、アンチスキッド制御中であるとして、加速度基
準値GsからヒステリシスPをリセット(S660)し
た後、所定時間以上緩増モード中であるか否かを判定す
る(S665)。所定時間以上緩増モード中でないと判
定されると、緩増モード設定を行う(S675)。この
緩増モードは、微小時間の増圧と、それに続く保持から
なる動作パターンで、所定回数nだけ繰り返すものであ
る。
【0031】一方、S655でアンチスキッド制御中フ
ラグFBが「1」でないと判定されると、増圧モード設
定を行う(S680)。またS665の処理で所定時間
以上緩増モード中であると判定されると、アンチスキッ
ド制御中フラグFBを「0」にリセットして(S67
0)から、増圧モード設定を行う(S680)。S62
5,S635,S675,S680のいずれかの処理を
終了すると、次に後輪3,4側の動作モード設定処理
(S690)が同様にして実行される。後輪3,4側が
終了すれば、このルーチンを終了する。
【0032】こうしてS600で動作モードが設定され
ると、この設定された動作モードとなるようアクチュエ
ータ21〜24の電磁ソレノイドに切換制御信号を出力
した後(S700)、S200の処理に戻る。以後、本
アンチスキッド制御処理としては、前記S200〜S7
00の処理を繰り返して実行する。S700の処理で
は、具体的には次の様な制御が実行される。即ち、前輪
1,2側と後輪3,4側との2種の制御弁切換信号を、
上述の減圧モード設定、保持モード設定、緩増モード設
定、あるいは増圧モード設定の処理に応じて各駆動回路
を介してアクチュエータ21,22及び23,24に出
力し、前輪1,2と後輪3,4とのブレーキ圧力を制御
する。
【0033】以上のアンチスキッド制御処理は、車体速
度の推定を除き、従来公知のアンチスキッド制御処理と
同様である。次に、本実施例の特徴部分であるS400
の車体速度推定処理の詳細を図5に基づいて説明する。
【0034】まず、S200で読み込んだセンサ信号の
内の、2個のGセンサ51,52からの信号G1,G2
から、下記数式(2)に基づいて加速度の合成ベクトル
の絶対値Gxyを算出する(S410)。
【0035】
【数2】
【0036】次に、アンチスキッド制御を実行している
か否かの判定を行う(S420)。これは、S600の
動作モード設定処理との関係で設定されるアンチスキッ
ド制御中フラグFBにより判定される。アンチスキッド
制御中であれば、数式(3)により、そうでなければ数
式(4)により加速限界K1を算出する(S430,S
440)。
【0037】
【数3】
【0038】ここで、K10は例えば1.5など「1」以
上の係数であり、C10は例えば0.1Gなどといった定
数である。K10は、Gセンサの誤差を補正するための係
数であり、C10は、Gセンサ誤差の補正及び坂道成分の
補正のための定数である。Kg10は例えば0.4Gなど
といった加速限界K1の上限を定める値である。これ
は、あらゆる状況を考慮した場合にも、車体加速度には
上限があるという自然現象を考慮したものである。
【0039】
【数4】
【0040】ここで、K11は例えば1.2Gなどの定数
である。Kg11も加速限界K1の下限を定める値であ
り、こちらは例えば0.2Gなどと定められている。次
に、下記数式(5)に従って、減速限界K2を、合成G
から算出する(S450)。
【0041】
【数5】
【0042】ここで、係数K20,定数C10は、(2)式
と同様に、Gセンサ誤差や坂道成分の補正のためのもの
であり、例えばK20=1.5,C20=0.1Gなどと定
められている。Kg20,Kg21は、それぞれミニマムガ
ードとマキシマムガードであり、例えば0.4Gと1.
2Gが設定される。
【0043】次に、右前輪回転速度VWFR ,左前輪回転
速度VWFL ,右後輪回転速度VWRR及び左後輪回転速度
VWRL の最大値MAX[VWFR ,VWFL ,VWRR ,VWR
L ]を選択車輪速度VSEL として算出する(S46
0)。そして、この選択車輪速度VSEL と、上記加速限
界K1及び減速限界K2に基づいて算出された上限速度
VUP,下限速度VLOの三者のまん中の値を今回の推定車
体速度V0(n)とする(S470)。即ち、下記数式
(6)の演算を実行する。
【0044】
【数6】
【0045】ここで、記号MEDは、それに続く[]内
の数値の中央値を選択することを意味する演算記号であ
り、V0(n−1)は前回演算結果の推定車体速度、t
は演算間隔である。こうして車体速度を推定する結果、
通常走行時には、図6(A)に示すように、加速限界K
1に基づく上限速度VUP(三角印)と減速限界K2に基
づく下限速度VLO(四角印)の間に、選択車輪速度VSE
L (丸印)が入って来るから、図中黒く塗りつぶした様
に、V0=VSEL として車体速度が推定され続ける。通
常走行時には、原則として車輪のスリップは起こってい
ないのであるから、こうして車輪速度がそのまま車体速
度として推定されるのが望ましく、本実施例はこの望ま
しい形で車体速度を推定することになる。そして、この
通常走行中も上限速度VUPと下限速度VLOとでガードを
しておくことで、いざスリップが発生すれば車輪速度V
SEL がこれら上限速度VUP及び下限速度VLOの範囲から
はみ出すので、その時点からは上限速度VUP又は下限速
度VLOのいずれかが車体速度の推定値となる。こうし
て、原則として車輪速度VSEL を推定車体速度V0とす
るものの、スリップが発生したときに、推定車体速度V
0が真の車体速度Vtru から大幅にずれてしまわない様
になっている。
【0046】この様に、加速限界K1及び減速限界K2
によるガード値VUP,VLOは、スリップが発生している
か否かを判定する基準として機能することになる。従っ
て、低μ路と高μ路で比べると、前者の方がスリップ発
生し易いことから、前者の方が後者よりも加速限界K1
及び減速限界K2が相対的に小さくなるべきである。本
実施例では、加速限界K1及び減速限界K2を固定値と
せず、車体の水平加速度Gxyに比例して設定している
から、(スリップ限界)≒(路面摩擦)≒(水平加速
度)の関係より、路面の状況を的確に反映してスリップ
の発生を捉えることができる。
【0047】例えば、加速限界及び減速限界を固定値K
1C,K2Cとしておいた場合と、実施例のごとく加速
限界を水平加速度Gxyから設定する場合とを比較す
る。いま、本来はこの固定値K1C,K2Cよりも加速
限界及び減速限界が小さくなるべき低μ路での加速走行
状態を考える。
【0048】図6(B)に示す様に、時刻T1において
スリップが発生すると、実施例の様に低μ路に対応して
設定された加速限界K1にてガードしている場合には、
上限速度VUPが推定車体速度として採用され、推定車体
速度は実線で示すV0/K1,K2の様になる。従っ
て、真の車体速度Vtru から大幅にずれることはない。
一方、大きい固定値K1C,K2Cでガードしたとする
と、時刻T2になってもまだ車輪速度VSEL が推定車体
速度として採用されてしまい、図示点線のラインV0/
K1C,K2Cの様に、真の車体速度Vtru からのずれ
が大きくなってしまう。
【0049】この様に、固定値でガードすると、極端な
低μ路や高μ路では真の車体速度と推定値とのずれが大
きくなってしまうという不具合が生じるが、実施例の様
に水平加速度に応じてガード値を設定すれば、ガード値
自体が路面状態を反映するから、この様な問題は起こら
ないのである。
【0050】次に、アンチスキッド制御中、即ち、急制
動によってスリップが発生し、これを制動力の調節によ
ってスリップ率20%前後に制御している最中の車体速
度の推定状況を図7,図8にて説明する。図7は、低μ
路での推定状況である。図示(A)の様に、アンチスキ
ッド制御中は、真の車体速度Vtru に対して、車輪速度
は目標スリップ率だけ遅い回転速度となるように制御さ
れる。従って、原則として車輪速度を基準として作成さ
れるべき車体速度(以下、推定目標値という)V0’
は、常に真の車体速度Vtruよりやや低い値となる。
【0051】車輪ロックに伴うスリップが起こる前は、
図中記号を黒く塗りつぶして示す様に、選択車輪速度V
SEL が推定車体速度V0として選ばれており、これは推
定目標値V0’と一致している(時刻T11〜T1
2)。そして、スリップが発生し始めると(時刻T1
2)、選択車輪速度VSEL が低下し始め、あるところ
(時刻T13)で下限速度VLOを外れる。この時点から
は、推定車体速度V0として下限速度VLOが選択される
様になる。このとき、下限速度VLOは、合成Gに比例し
た減速限界K2にて求められているから、低μ路で起こ
るべき減速の限界を反映している。従って、推定車体速
度V0を、スリップによる車輪速度の落込みに影響され
ることなく、適度な落込みにとどめる。
【0052】選択車輪速度VSEL は、電磁弁が減圧モー
ドで制御される様になるまで、推定目標値V0’から大
きくずれていく。そして、減圧モード制御が始まると、
車輪が再び回転し始め、選択車輪速度VSEL のずれ方が
小さくなっていき、あるところからは加速方向へ復帰し
始める(時刻T14)。この様にして減圧モード制御中
に選択車輪速度VSEL が復帰するのは、路面反力によっ
て車輪が回転されることによるものであるから、摩擦係
数の低い低μ路では、なかなか復帰しない。また、低μ
路では、そもそもスリップが開始するのが早い。従っ
て、低μ路では、スリップは早く始まり、いつまでも続
く傾向にあり、スリップが長期にわたり易い。このた
め、選択車輪速度VSEL が推定目標値V0’よりも低い
状態が長く続くことになる。
【0053】本実施例によれば、上限速度VUPを算出す
る加速限界K1を、合成Gに反比例して大きく定めてい
るから、図示の様に、上限速度VUPは意図的に大きくな
るように考慮されている。従って、上限速度VUPが推定
車体速度V0として選択されるようになると、推定車体
速度V0の復帰は早くなる(時刻T15〜T16)。そ
して、上限速度VUPと下限速度VLOの間隔が広いことか
ら、選択車輪速度VSEL がこれらの間に入り易い。従っ
て、早い時期に選択車輪速度に基づいて推定目標値V
0’近傍に推定車体速度V0を持っていくことができる
(時刻T17)。
【0054】これに対し、仮に、アンチスキッド制御中
も、減速限界K2と同様に、合成Gと比例して小さな加
速限界K1’を設定しているとすると、図7(B)に示
すように、時刻T16ではまだ推定車体速度V0は推定
目標値V0’よりもかなり低く、時刻T18でやっと推
定車体速度V0が推定目標値V0’に近づき、選択車輪
速度VSEL が採用されるのは時刻T19になるといった
具合いに、推定車体速度V0が推定目標値V0’に一致
する状態に復帰するまでに相当の遅れを来す。
【0055】即ち、アンチスキッド制御中は、加速限界
K1を合成Gが小さいほど大きく設定するという構成を
採用することにより、低μ路において、長期にわたって
低めの推定値が続くのを防止し、応答性よく車体速度を
推定することができるようになったのである。
【0056】図8は、高μ路での推定状況である。図示
(A)の様に、車輪ロックに伴うスリップが起こる前
は、選択車輪速度VSEL が推定車体速度V0として選ば
れており、これは推定目標値V0’と一致している(時
刻T21以前)。そして、スリップが発生し始めると
(時刻T22)、選択車輪速度VSEL が低下し始め、あ
るところ(時刻T23)で下限速度VLOを外れ、推定車
体速度V0として下限速度VLOが選択される様になる。
このときも、下限速度VLOは、合成Gに比例した減速限
界K2にて求められているから、高μ路で起こるべき減
速の限界を反映している。従って、推定車体速度V0
を、車輪速度の落込みに影響されることなく、高μ路と
して適度な落込みにとどめる。
【0057】選択車輪速度VSEL は、減圧モード制御が
始まると、あるところからは加速側へ復帰し始める(時
刻T24)。この選択車輪速度VSEL の復帰は、摩擦係
数の高い高μ路では、急速である。従って、加速限界K
1を合成Gに比例して設定しておくと、図示(B)に示
すように、一旦、真の車体速度Vtru まで持ち上がった
選択車輪速度VSEL が推定車体速度V0として採用され
てしまい(時刻T25)、推定目標値V0’を越えた状
態が推定値とされてしまう。これにより、適切なスリッ
プに制御されていた他の車輪が、相対的にスリップ率大
と判定され、減圧モードに入り、減速度が低下する場合
があった。
【0058】本実施例では、上限速度VUPを算出する加
速限界K1を、合成G、即ち路面摩擦係数に反比例して
定めているから、図示の様に、上限速度VUPは意図的に
小さくなるように考慮されている。従って、こうした図
示(B)における様な推定車体速度V0の大幅な持ち上
がり状態を招くことがなく、適切なスリップ制御が行わ
れ、減速度の低下がない。
【0059】この様に、本実施例では、アンチスキッド
制御中は、加速限界K1を合成Gに反比例して設定する
から、低μ路では推定値が長期にわたって低すぎること
となるのをなくし、逆に、高μ路では推定値が高すぎる
こととなるのをなくすることができる。
【0060】次に、本実施例で採用した車体速度推定手
法は、アンチスキッド制御中だけでなく、加速スリップ
制御中にも有効であることを説明する。加速スリップが
発生した場合には、図9に示すように、真の車体速度V
tru に対して、車輪速度VSEL は急激に持ち上がる。従
って、ある時点からは上限速度VUPが推定車体速度V0
として選択されるようになり、その後、加速スリップ制
御によって車輪速度が落ちてくるまでは上限速度VUPが
選択され続ける。このとき、上限速度VUPは、車体の水
平加速度Gxyに比例して設定された加速限界K1に基
づいて算出されるから、低μ路であれば、あまり大きく
持ち上がることがない。従って、推定車体速度V0が真
の車体速度Vtru と大幅にずれてしまうことがない。
【0061】以上説明した様に、本実施例によれば、低
μ路,高μ路といった路面状況を的確に反映しつつ、真
の車体速度に近い値の推定車体速度を得ることができ
る。そして、アンチスキッド制御中には、加速限界を水
平加速度に反比例した形で設定することにより、低μ路
においては低過ぎる推定値が長期にわたるのを防止し、
高μ路においては推定値が持ち上がり過ぎるのを防止す
ることができる。
【0062】加えて、加速スリップ制御においても、そ
のまま車体速度推定技術として適用することができ、路
面状況を捉えたずれの少ない推定車体速度を得ることが
できる。特に、転動輪から車体速度を推定するといった
ことのできない4輪駆動車における加速スリップ制御で
は、実施例で説明した車体速度推定技術が有効となる。
【0063】また、加速限界及び減速限界を合成Gから
設定するに当り、「1.0」以上の係数K10,K20をG
xyに乗算し、かつ最大ガードを設けているので、Gセ
ンサの検出誤差を補う効果がある。なお、本発明は以上
説明した実施例に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲内において種々なる態様に変形すること
ができる。
【0064】例えば、選択車輪速度VSEL として、4輪
の最大速度を使用することとしたが、4輪の内の2番目
に速い速度を使用する様にしてもよい。また、アンチス
キッド制御前は転動輪の最大値を使用し、アンチスキッ
ド制御中は駆動輪も含めた4輪の最大値を使用するか、
4輪の内の2番目に速い速度を使用する様にしてもよ
い。
【0065】また、例えばGxy≧0.4Gのときは2
番目に速い車輪の速度を使用し、Gxy<0.4Gのと
きは最も速い車輪の速度を使用するなど、水平加速度G
xyの値によって車輪速度の選択基準を切り替える様に
構成しても構わない。さらに、車両としてはFF,F
R,4WDのいずれのタイプでもよく、車輪速センサ
も、4輪全てに配置した4チャンネルのシステムでな
く、後輪はリヤデフタイプとした3チャンネルのシステ
ムとしておいても構わない。
【0066】加えて、Gセンサに関しても、2個の合成
ベクトルを使用する構成に限らず、1個だけ前後Gを検
出するセンサを備えておき、これに基づいて加速限界及
び減速限界を設定する構成としてもよい。また、Gセン
サの配置も、実施例の様に左右45度方向ではなく、前
後方向と横方向の加速度を検出する様に配置してもよい
し、2個を直交させておかなくてもよい。なお、2個の
Gセンサの合成Gを用いることは、車両が4輪ドリフト
状態にあったり、スピン状態にあっても的確に車体の水
平加速度を捉えることができる点で、一層優れている。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の車体速度推定装置によれば、車両の車体速度を、
路面の状況等をも反映させつつ応答性よく推定すること
ができ、特に、急制動や急加速に伴うスリップが発生し
始めた時に、路面状況に応じた最適な車体速度推定を行
うことができる。また、請求項2記載の装置によれば、
アンチスキッド制御中の車体速度の復帰状況を路面状況
に応じた最適な形で推定することができる。そして、請
求項3記載の装置によれば、4輪ドリフト状態やスピン
状態でも、路面状況を反映して車体速度を精度よく推定
することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の車体速度推定装置の構成を例示する
ブロック図である。
【図2】 実施例としてのアンチスキッド制御装置の構
成図である。
【図3】 ECUが実行するアンチスキッド制御処理を
示すフローチャートである。
【図4】 アンチスキッド制御処理中の動作モード設定
処理を示すフローチャートである。
【図5】 アンチスキッド制御処理中の車体速度推定処
理を示すフローチャートである。
【図6】 実施例の作用を示す説明図である。
【図7】 実施例の作用を、低μ路でのアンチスキッド
制御中について示す説明図である。
【図8】 実施例の作用を、高μ路でのアンチスキッド
制御中について示す説明図である。
【図9】 実施例の作用を、加速スリップ制御中につい
て示す説明図である。
【符号の説明】
1・・・右前輪、2・・・左前輪、3・・・右後輪、4
・・・左後輪、5〜8・・・回転速度センサ、11〜1
4・・・油圧ブレーキ装置、16・・・マスターシリン
ダ、21〜24・・・アクチュエータ、25・・・ブレ
ーキペダル、26・・・ストップスイッチ、27a,2
7b・・・油圧ポンプ、28a,28b・・・リザー
バ、40・・・電子制御回路、41・・・イグニッショ
ンスイッチ、51,52・・・Gセンサ。
フロントページの続き (72)発明者 土屋 義明 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−180864(JP,A) 特開 平2−306865(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60T 8/00 - 8/96 B60G 17/00 - 17/015 G01P 3/42

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪速度を検出する車輪速度検出手段
    と、 該車輪速度検出手段の検出する車輪速度と、車体速度が
    加速側へ変化するときの加速限界と、車体速度が減速側
    へ変化するときの減速限界との関係から、加速限界及び
    減速限界の範囲内で車体速度を推定する車体速度推定手
    段とを備えた車体速度推定装置において、 車両の水平面内での加速度を検出する水平加速度検出手
    段と、 該水平加速度検出手段の検出値に基づき、前記加速限界
    及び減速限界を設定する加減速限界設定手段とを備える
    とともに、 前記加減速限界設定手段は、前記水平加速度検出手段の
    検出した水平加速度の絶対値が大きいほど大きくなる傾
    向に加速限界及び減速限界を設定することを特徴とする
    車体速度推定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車体速度推定装置におい
    て、 当該車体速度推定装置の推定した車体速度に基づいてア
    ンチスキッド制御が実行されているときには、 前記加減速限界設定手段は、水平加速度の絶対値が大き
    いほど小さくなる傾向に加速限界を設定することを特徴
    とする車体速度推定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の車体速度推
    定装置において、 前記水平加速度検出手段は、少なくとも2つの軸方向の
    水平加速度を検出し、それらの合成ベクトルにて水平加
    速度の大きさを与える手段であることを特徴とする車体
    速度推定装置。
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