JP3188154U - 熱遮断体が備えられた加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
【課題】熱源損失を最小化できるようにした熱遮断体が備えられた加熱調理器を提供する。【解決手段】熱遮断体が備えられた加熱調理器が開示され、内部に熱源体が備えられる上部体2と、前記上部体2の下部に位置して肉が焼かれるか、食べ物が調理される調理板3が載せられる下部体4と、前記上部体2と下部体4とを連結する連結幹5からなる加熱調理器において、前記調理板3の一側には、前記連結幹5の前面を包摂する熱遮断体10がさらに備えられて、前記連結幹5側に熱が伝達されることを遮断するように構成される。連結幹の前面に熱遮断体がさらに備えられることによって、熱源体の熱が連結幹側に伝達されることが遮断され、また、第1放熱体及び第2放熱体によって熱源体が調理板側に伝達されないで上部体を通してそのまま外側に放熱されることを防ぐことによって、熱損失を未然に防ぐことができる。【選択図】図1
Description
本考案は、熱遮断体が備えられた加熱調理器に関し、より詳細には加熱調理器の熱源体が備えられる上部体と調理板が備えられる下部体を連結する連結幹側に熱が伝えられることを防ぐようにするだけでなく、熱源体に第1及び第2放熱体をさらに備えて熱源体の熱が調理板側に伝達されずに上部体を通して放熱されることを防ぎ、熱源損失を最小化できるようにした熱遮断体が備えられた加熱調理器に関するものである。
一般に、熱が伝えられるメカニズムは、伝導(Conduction)と対流(Convection)及び輻射(Radiation)に大別され、伝導熱は、主に固体によって伝達され、対流熱は、主に気体によって伝達される。
そして、輻射熱は、ある発熱体の表面から電磁波形態のエネルギーが放出される過程によって熱が伝達されるもので、媒質がない状態でも熱が光の速度で放出されて、被射体まで直接伝達される。このような輻射熱の波長範囲は、赤外線から可視光線領域を通して波長が最も短い紫外線領域にまで至り、可視光線や紫外線に比べて遠赤外線と、近、中赤外線のような赤外線波長領域帯が最も強い熱作用を持つと知られている。
これにより、赤外線を利用した料理用品が種々開発されてきており、このような従来の赤外線料理容器には、外部が石英管で構成された赤外線ランプと、前記赤外線ランプの上段に設置された料理容器と、前記赤外線ランプの下段に設置された反射板で構成される赤外線焼肉器がある。このような赤外線焼肉器は、赤外線ランプが料理容器を加熱して、この料理容器が肉の下部だけが煮える一方向加熱方式であって、肉が焦げないように引っくり返し続ける不便があり、熱効率も落ちる。
さらに、焼き網上部に適当な距離をおいて近赤外線ランプを設置して、このランプ上部には反射板を設置した肉類焼器があり、このような肉類焼器は、焼き網の上に載せられた肉に直接近赤外線を照射して肉を焼くため、肉質内部にまでまんべんなく火を通すことができる長所がある。
しかし、前記肉類焼器もランプから照射される近赤外線が肉の上部だけを加熱する一方向加熱方式であり、肉をひっくり返し続けなければならない不便があった。
しかも、このような赤外線を利用した料理容器の場合、料理容器に載せられた食品を煮るのに時間がかかる問題と共に、料理容器に載せられた食品を加熱するためには、長時間にかけて赤外線ランプを点灯させなければならないため、これによる電気料金の増加による費用負担が追加的に発生する問題がある。
そこで、本出願人は大韓民国特許公開10−2012−0082379号の反射体が備えられた料理容器を考案したことがあり、これは熱源体の周部を包摂する反射体がさらに備えられることによって、熱源体から放出される熱が上部に抜け出ることによって引き起こされる熱損失を最小化できるだけでなく、熱源体の熱が焼き板側に放出される熱放出効率性を高めて消費電力を最小化することによって、電力浪費を減らすことができ、電力費用を大きく節減させることができ、安全網体によってユーザの手が熱によって火傷を負うことを防いで安全に使えるようにしている。
しかし、このような従来技術は、上部体と下部体とを連結する連結幹側に上部体から照射される熱が伝達されることによって連結幹が熱くなり、熱くなり過ぎた場合、連結幹の内部に備えられる電線などに悪影響を及ぼす問題がある。
また、反射体だけでは、熱源体の熱損失を減らすことはできないというさらなる問題がある。
本考案は、前記問題点を解決するためのなされたものであり、本考案の目的は、連結幹の前面を遮る熱遮断体をさらに備えることによって連結幹側に熱が伝達されることを遮断することによって、連結幹が熱くなることにより引き起こされる問題を解決して、上部体の内部に第1及び第2放熱体をさらに備えて熱損失を最小化できるようにした熱遮断体が備えられた加熱調理器を提供することにその目的がある。
前記目的を達成するために本考案の熱遮断体が備えられた加熱調理器は、内部に熱源体が備えられる上部体と、前記上部体の下部に位置されて肉が焼かれるか、食べ物が調理される調理板が載せられる下部体と、前記上部体と下部体とを連結する連結幹とからなる加熱調理器において、前記調理板の一側には、前記連結幹側に熱が伝達されることを遮断するように前記連結幹の前面を包摂する熱遮断体がさらに備えることを特徴とする。
前記熱遮断体は、前記調理板の一側から延びる延長片と、前記延長片から垂直に延びて前記連結幹の前面に位置する遮断板からなることを特徴とする。
前記上部体の内部には、熱源体の上部に位置する第1放熱体と、前記第1放熱体の上部に位置される第2放熱体がさらに備えることを特徴とする。
本考案の熱遮断体が備えられた加熱調理器によると、連結幹の前面に熱遮断体がさらに備えられることによって、熱源体の熱が連結幹側に伝達されることが遮断されるため、連結幹が熱によって熱くなることにより引き起こされる問題を解決して、第1放熱体及び第2放熱体によって熱源体から放射される熱が調理板側に伝達されないで上部体を通してそのまま外側に放熱されることを防ぐことによって熱損失を未然に防ぐことができる。
以下、本考案の一実施形態に係る熱遮断体が備えられた加熱調理器について添付図を参照して詳細に説明する。
本出願で用いられた用語は、単に特定の実施形態を説明するために用いられ、本考案を限定しようとする意図はなく、改めて定義されない限り、技術的或いは科学的な用語を含んで、ここで用いられる全ての用語は、本考案が属する技術分野において通常の知識を有する者によって通常理解できるものと同じ意味を持っている。通常用いられる辞書に定義されているような用語は、関連技術の文脈上持つ意味と一致する意味を持つものと解釈されるべきで、本出願で明白に定義しない限り、理想的または過度に形式的な意味と解釈されない。
図1〜図4に示したように本考案の第1実施形態に係る熱遮断体が備えられた加熱調理器は、内部に熱源体1が備えられる上部体2と、前記上部体2の下部に位置されて肉が焼かれるか、食べ物が調理される調理板3が載せられる下部体4と、前記上部体2と下部体4とを連結する連結幹5からなる加熱調理器において、前記調理板3の一側には前記連結幹5側に熱が伝達されることを遮断するように前記連結幹5の前面を包摂する熱遮断体10がさらに備えている。
前記熱源体1、上部体2、調理板3、下部体4、及び連結幹5は、上部体2に備えられた熱源体1の熱が、下部体4に備えられた調理板3側に伝達されることによって調理板3に載せたれた肉が焼かれたり、または食物が料理される公知技術であるため、これに対する具体的な説明は省略する。
図1に示された加熱調理器は、チゲや寄せ鍋等を調理する時に用いられる調理板3が載せられたものである。
前記のように構成された本考案は、熱遮断体10がさらに備えられて、この熱遮断体10が連結幹5の前面に位置し、連結幹5の前面を遮ることによって連結幹5側に熱が伝達されることが遮断される。
これにより、連結幹5が熱くなることが防止されるため、連結幹5の内部構成要部が伝達される熱によって損傷を受けたり、または、ユーザが上部体2の高さを調節する過程において熱くなった連結幹5によって手に火傷を負ったりすることが防止される。
前記熱遮断体10は、前記調理板3の一側から延びる延長片11と、前記延長片11から垂直に延びて前記連結幹5に熱が伝達されることを防ぐように前記連結幹5の前面に位置する遮断板12からなる。
前記熱遮断体10の材質は、前記調理板3の材質と同じ材質からなり、前記調理板3を製造時に調理板3と一体で連結されて製造されてもよい。
また、前記熱遮断体10の材質を前記調理板3の材質とは異なった材質とし、熱が連結幹5側に伝達されることを遮断できる材質で別途製造した後、調理板3とボルト及びナット、または溶接作業などによって結合して設置されてもよい。
また、前記熱遮断体10の遮断板12は、図6に示されたように、上部が傾斜するように折り曲げられてもよく、これは前記連結幹5の上部側に連結幹5の形状に沿って延びて位置するためである。
また、本考案では、前記上部体2の内部には、熱源体1の上部に位置する第1放熱体20と、前記第1放熱体20の上部に位置される第2放熱体30がさらに備えられて構成される。
これにより、図3に示されたように、熱源体1の上部に各々第1放熱体20と第2放熱体30が備えられているため、熱源体1の熱が熱源体1の上部方向に上昇し、上部体2を通して外側に排出されることが遮断されることにより、熱源体1の熱損失を最小化することができる。
この時、前記第1放熱体20または第2放熱体30の材質は、熱源体1から伝達される熱をさらに熱源体1の下部側に集中させることができる材質であれば、多様な材質変更が可能である。
本考案の第2実施形態に係る熱遮断体が備えられた加熱調理器は、図5に示されたように、下部体4の上部に肉を焼く時に用いられる調理板13が載せられたものである。
図5に示されたように、10aは、前記連結幹5の上部に締結ボルト10bによって固定設置されて、調理板3、13の使用時に放射される熱が、連結幹5を加熱することを防ぐ上部熱遮断部材である。
前記調理板13の上部面には、前記調理板13の上部面で肉が焼かれる時に発生する油を多数の油排出孔13aに排出し易いように形成されたことを除いては、本考案の第1実施形態に係る熱遮断体が備えられた加熱調理器と同様の構造であるため、重複した説明は省略する。
次に、図6を参照して、本考案の第3実施形態に係る熱遮断体が備えられた加熱調理器について説明する。本考案の第3実施形態に係る熱遮断体が備えられた加熱調理器について説明するに当たり、本考案の第1または第2実施形態に係る熱遮断体が備えられた加熱調理器と同様の構造については、重複した説明は省略する。
本考案の第3実施形態に係る熱遮断体が備えられた加熱調理器は、図6に示されたように、前記遮断板14が前記連結幹5の前面に位置された状態で、連結幹5の長手方向(上部方向)に延びているため、連結幹5側への熱の伝達がさらに遮断しやすい。
これにより、本考案の第3実施形態に係る熱遮断体が備えられた加熱調理器の遮断板14は、本考案の第1または第2実施形態に係る熱遮断体が備えられた加熱調理器の遮断板12に比べて、連結幹5の長手方向(上部方向)に延びていることを除いては、本考案の第1または第2実施形態に係る熱遮断体が備えられた加熱調理器と同様の構造であるため、重複した説明は省略する。
図面において、未説明の符号7は、連結幹5を補強支持する補強部材である。
以上のように本考案は、具体的な構成要素等のような特定事項と、限定された実施形態及び図面によって説明されたが、これは本考案のより全般的な理解を助けるために提供されただけであって、本考案は、前記実施形態に限定されるものではなく、本考案が属する分野において通常の知識を有する者なら、このような記載から多様な修正及び変形が可能である。
従って、本考案の思想は、説明された実施形態に限定されて決まるものではない。また、後述する請求の範囲だけでなく、請求の範囲と均等或いは等価的変形のある全てのものは本考案思想の範疇に属する。
1 熱源体
2 上部体
3 調理板
4 下部体
5 連結幹
7 補強部材
10 熱遮断体
11 延長片
12 遮断板
20 第1放熱体
30 第2放熱体
2 上部体
3 調理板
4 下部体
5 連結幹
7 補強部材
10 熱遮断体
11 延長片
12 遮断板
20 第1放熱体
30 第2放熱体
Claims (3)
- 内部に熱源体が備えられる上部体と、前記上部体の下部に位置されて肉が焼かれるか、食べ物が調理される調理板が載せられる下部体と、前記上部体と下部体とを連結する連結幹とを含む加熱調理器において、
前記調理板の一側には、前記連結幹側に熱が伝達されることを遮断するように前記連結幹の前面を包摂する熱遮断体がさらに備えられることを特徴とする加熱調理器。 - 前記熱遮断体は、前記調理板の一側から延びる延長片と、前記延長片から垂直に延びて前記連結幹の前面に位置する遮断板からなることを特徴とする、請求項1に記載の加熱調理器。
- 前記上部体はその内部に熱源体の上部に位置する第1放熱体と、
前記第1放熱体の上部に位置する第2放熱体をさらに備えられることを特徴とする、請求項1に記載の加熱調理器。
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