JP3187972B2 - びん整列装置 - Google Patents

びん整列装置

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JP3187972B2
JP3187972B2 JP24807992A JP24807992A JP3187972B2 JP 3187972 B2 JP3187972 B2 JP 3187972B2 JP 24807992 A JP24807992 A JP 24807992A JP 24807992 A JP24807992 A JP 24807992A JP 3187972 B2 JP3187972 B2 JP 3187972B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洗びん機等のびん整列装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種びん整列装置の一例としては例
えば実願平2−077807号が提案されている。この
考案は図9及び図10に示すように、びん供給コンベヤ
19と、該びん供給コンベヤ19にびん渡し板21を介
して連るびん揃えコンベヤ18と、該びん揃えコンベヤ
18にびん渡し板20を介して連るコンベヤ17と該加
速コンベヤ17にびん渡し板3を介して直角に連る整び
んコンベヤ16とから構成されこれらコンベヤ19、1
8、16の両側にはびんガイド部材22、23を配設
し、その整びんコンベヤ16にはその搬送方向上流側
(びん加速コンベヤ17の直後)に配設される櫛状の分
割ガイド24、24とびん30群を一箱分ずつのびん3
0群に分ける楔状の分割ガイド15と、複数の流れに分
けたびん30群をさらに単列毎のびん列に整列させる揺
動板8及び単列びんガイド部材9とびん30群に当接す
るストッパ14と光源体10’からの光束を入射してび
ん揃え完了信号を発信する光電管スイッチ10とびん3
0が一箱分揃ったことを確認するレバー11とを設け、
更に該整びんコンベヤ16の前記ガイド部材22の2個
所にびん30が溢れてきたことを検出する近接スイッチ
PR1PR2を設け、またびん供給コンベヤ19の前記ガ
イド部材の3個所に同じくびん30が溢れてきたことを
検出する近接スイッチPR3,PR4,PR5を設けて、
これら近接スイッチPR1〜PR5に接続される制御装置
25を介して前記整びんコンベヤ16の減速モータM1
と前記加速コンベヤ17の減速モータM2と前記揃えコ
ンベヤ18の減速モータM3と前記びん供給コンベヤ1
9の減速モータM4とを駆動させている。
【0003】かくてびん供給コンベヤ19によりランダ
ムに送られて来た身入りびんをびん揃えコンベヤ18に
より偶数列の千鳥状密集状態に集合、配列させ、次いで
同びん揃えコンベヤ18よりもやや早い搬送速度で移動
している加速コンベヤ17に渡して、各びんの間に隙間
を形成し、同加速コンベヤ17下流の渡し板部3で密着
したびんを、同加速コンベヤ17よりもやや早い搬送速
度で移動して同加速コンベヤ17から直交方向に受け取
った各びん間に隙間を形成し、次いで加速コンベヤ17
と直交方向に配置した整びんコンベヤ16に渡して、同
整びんコンベヤ16の搬送方向上流で櫛状の分割ガイド
部材15により複数の流れの均等びん群に分割し、次い
で同整びんコンベヤ16の搬送方向下流側で単列びんガ
イド部材9により複数の流れのびん群をさらに単列毎の
びん群に分割して、箱詰機へ供給するもので、びんの押
せ押せ状態を解消できて、ラベルの損傷、びんフカツフ
ィング、倒びんを可及的に防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の例に示したびん
整列装置においては、次のような問題点が残っている。 (1)びん供給コンベヤ19で運ばれたびんは、びん揃
えコンベヤ18で千鳥状に配列し、びん加速コンベヤ1
7で、びんが各列並んだままびん間隔が明けられ、斜め
のガイド24によって、びん群を各列毎に掬い取り、分
割し、整びんコンベヤ16に受渡すが、びんは整びんコ
ンベヤ16に斜めのガイドのびん列ごとにかたまり、均
一には供給されず、また、渡し板部でびん同士の間に押
し力が働くので、びんの倒れと傷付きを生ずる虞があ
る。 (2)びん分割ガイド24前のびん加速コンベヤ17上
でのびん溜まりが大きく、ここでもびん同士の間に押し
力が働くので、びんの倒れと傷付きを発生する虞があ
る。 (3)作業開始時に整びんコンベヤ16において供給側
から見て奥の方はびんが到達するのに時間がかかり、び
ん分布にアンバランスがあり、整びんコンベヤ16下流
の単列びんガイドに一時的にびん抜けを生ずる場合があ
る。 (4)作業終了時に、びん供給コンベヤ19、びん揃え
コンベヤ18、びん加速コンベヤ17、整びんコンベヤ
16をつないでいる渡し板の上にびんが残る場合があ
る。
【0005】本発明は、かかる問題点に対処するため開
発されたものであって整びんコンベヤ上のびんの分布を
平均化させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成を実施例に対応する図1乃至図8を用
いて説明すると本発明はびん供給コンベヤ39と、該び
ん供給コンベヤ39によりランダムに送られてきたびん
を千鳥状密集状態に集合、配列させるびん揃えコンベヤ
38と、該びん揃えコンベヤ38よりもやや早い搬送速
度で移動して前記びん揃えコンベヤ38から受け取った
各びんの間に隙間を形成させるびん加速コンベヤ37
と、該びん加速コンベヤ37からびんを受け取り洗びん
機34に向かい搬送する整びんコンベヤ36と、該整び
んコンベヤ36の搬送方向下流で各びん群を単列毎のび
ん列に分割する単列びんガイド部材29と、前記びん群
の流れ状態を検出して各びん送りコンベヤの速度を制御
する制御装置45とからなるびん整列装置において、
記整びんコンベヤは等分に分割され、前記びん加速コン
ベヤには、独自のカーブを描き間隔を広げて前記整びん
コンベヤ36と並走し、前記整びんコンベヤ36の間に
等間隔に割込んで等分された各部分の中央に通された複
列の分岐路37a〜37dが設けられたことを特徴とす
る。
【0007】更に本発明は前記整びんコンベヤ36のび
ん送り方向を、前記びん供給コンベヤ39のびん送り方
向に対し平面上の直角方向に配列して、前記加速コンベ
ヤ37の前記分岐路37a〜37dを90°に曲げたこ
とを特徴とする。更に本発明は前記分岐路37a〜37
dを90°に曲げた前記加速コンベヤ37の前方に連る
前記びん揃えコンベヤ38にびん通路を調整できる移動
びんガイド53を設けたことを特徴とする。
【0008】更に本発明は前記びん揃えコンベヤ38
に、前記加速コンベヤ37まで残溜びんを送り出す回転
アーム63を設けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】そして本発明は前記の手段によりびん供給コン
ベヤよりランダムに送られて来たびんをびん揃えコンベ
ヤにより複数列の千鳥状密集状態に集合配列させ、同び
ん揃えコンベヤよりもやや早い搬送速度で移動している
加速カーブコンベヤに渡して各びん間に隙間を形成す
る。この加速カーブコンベヤを整びんコンベヤの1部に
流用し、整びんコンベヤを等分に分けその各部分の中央
に同加速カーブコンベヤを通しているので、加速カーブ
コンベヤで運ばれてきたびんは、整びんコンベヤ上に溢
れだし、整びんコンベヤの下流側で単列びんガイド部材
により単列毎のびん群に分割して洗びん機に供給され
る。
【0010】このようにびん揃えコンベヤの後流のコン
ベヤを、加速コンベヤを兼ねたカーブコンベヤとし、且
つ、このカーブコンベヤを整びんコンベヤの1部に流用
して、渡し板を減らしたのでびん同士の接触を減少する
ことができ、また、上記のように、整びんコンベヤを等
分に分けその各部分の中央にカーブコンベヤを通してあ
るので、整びんコンベヤ上のびんの分布を平均化でき
る。
【0011】又びん供給コンベヤのびん送り方向に対
し、整びんコンベヤのびん送り方向が平面上の直角方向
にレイアウトされているとき、複数のカーブコンベヤ間
に生ずるびん貯蔵長さの差によりびん群が整びんコンベ
ヤの位置によって到達する時間が遅れるので、予めびん
供給コンベヤから遠い方の整びんコンベヤにびん群を貯
蔵して置く必要があるがびん揃えコンベヤにびん通路を
調整できる移動びんガイドを配設したので移動びんガイ
ドを寄せてびん揃えコンベヤの幅を狭くして止め、びん
供給コンベヤを低速で動かし、びん揃えコンベヤ上に少
ないびん列なりの千鳥状密集状態をつくり、長いほうの
加速カーブコンベヤにのみ一時的にびんを供給する。適
量のびんを送り込みが終わったら移動びんガイドを稼働
運転時の位置に開いて止めて後全運転に入る。
【0012】更に作業終了直前に、各コンベヤを送行状
態に保ったまま、びん送り手段に取付けてある回転アー
ムを縦位置から回してコンベヤの上に水平に止め、同回
転アームをコンベヤの送行方向に移動させて、びん揃え
コンベヤ前後の渡し板上に残っているびんを加速カーブ
コンベヤに移載する。前記回転アームは通常は縦位置を
保ち、びんコンベヤの稼働運転の時の邪魔にはならな
い。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1に基づいて説明
する。整びんコンベヤ36は洗びん機34に直結し減速
モータM1により駆動される。整びんコンベヤ36の上
には整びん装置として、びんを単列毎のびん列に整列さ
せる揺動板28、及び単列びんガイド部材29とが設け
られている。37は加速カーブコンベヤで、同加速カー
ブコンベヤ37はそれぞれ異なったカーブと長さを持っ
た4本の分岐路37a,37b,37c,37dにより
構成される。この分岐路37a,37b,37c,37
dは整びんコンベヤの1部に流用されている。即ち、整
びんコンベヤ36を4等分し、その各部分の中央に同加
速カーブコンベヤを通している。分岐路37a,37
b,37c,37dは整びんコンベヤ36と同じモータ
M1により駆動される。38はびん揃えコンベヤで、こ
のびん揃えコンベヤ38は減速モータM3により駆動さ
れる。39はびん供給コンベヤで、このびん供給コンベ
ヤ39は減速モータM4により駆動される。加速カーブ
コンベヤ37とびん揃えコンベヤ38の間にびん渡し板
20が設けられ、びん揃えコンベヤ38とびん供給コン
ベヤ39の間にびん渡し板21が設けられている。上記
4種類のコンベヤ36,37,38,39の両側には、
びんの脱落防止用びんガイド部材42,43が、また分
岐路37a,37b,37c,37dによって囲まれた
コンベヤ内側には同様のびんの脱落防止用びんガイド部
材44a,44b,44cが配設されている。びんガイ
ド部材42,43の整びんコンベヤ36の部分の両側各
3カ所に、整びんコンベヤ36で送られ、溢れてきたび
ん30に押されて信号を発するリミットスイッチPR
1,PR6,PR2が取付けられている。また、びんガ
イド部材42の供給コンベヤ39の部分の3カ所に、こ
の位置に溢れてきたびん30に押されて信号を発するリ
ミットスイッチPR3,PR4,PR5が取付けられて
いる。制御装置45は上記リミットスイッチPR1,P
R6,PR2,PR3,PR4,PR5の信号を受け、
各コンベヤ上のびん30の流れ状況をキャッチして、減
速モータM1,M3,M4の速度を制御し、びん30群
をびん供給コンベヤ39→びん揃えコンベヤ38→加速
カーブコンベヤ37→整びんコンベヤ36へと均等に、
スムーズに供給移送させる役割をもっている。
【0014】かくてびん30群を洗びん機34のライン
速度に合わせてびん供給コンベヤ39→びん揃えコンベ
ヤ38→加速カーブコンベヤ37→整びんコンベヤ36
→洗びん機34へと送っているとき、びん揃えコンベヤ
38の搬送速度は、びん供給コンベヤ39よりもずっと
遅くて、同びん揃えコンベヤ38とその両側に配設され
ているびんガイド42,43とによりびん30群を多列
の千鳥状密集状態に集合配列させ、次の加速カーブコン
ベヤ37上に送り出す。この加速カーブコンベヤ37の
搬送速度は、びん揃えコンベヤ38の搬送速度よりも1
5〜20%程度早く、各びんの間に間隔を作って、その
まま整びんコンベヤ36上に送る。図1乃至図3に示さ
れたように、加速カーブコンベヤ37は夫れ夫れ独自の
長さとカーブを持った分岐路37a,37b,37c,
37dで構成されており、びん30列は分岐路37a,
37b,37c,37dに載って、自然に4等分され、
コンベヤ下流において互いに間隔を広げる。従って分岐
路37a,37b,37c,37dによるびん分割は自
然に行われ、このコンベヤの両側に設けられているびん
ガイド42,43,44a,44b,44cには殆ど接
触せず、びん倒れやびん同士の当たりによる傷付き等の
不具合要因は無い。整びんコンベヤ36において、加速
カーブコンベヤ37で搬送されたびん列は、そのまま整
びんコンベヤ36の単列びんガイド部材29に入り洗び
ん機34入り口に突き当たって止まり、単列びんガイド
部材29からはみ出したびんは、後続のびんに押されて
横方向に移動しつつ隣の単列びんガイド部材29の仕切
り板の間に入る。このようにしてびん30群を単列びん
ガイド部材29の全幅にわたって単列毎のびん列に整列
させ、各列の先頭のびん30が、洗びん機34のびん取
込み装置により、洗びん機34のびんキャリヤに送り込
まれる。各分岐路によって整びんコンベヤ36に運ばれ
るびんの数は、完全に4等分の同数であり、整びんコン
ベヤ36の単列びんガイド部材29の4分の1の列がこ
の4分の1のびん群を受持って整列させる。即ち、図3
のびんの分布状態が示しているように、整びん動作とし
ては、びん群の小塊を数列単位の単列びんガイド部材2
9で処理することができるので長尺の整びんコンベヤ3
6は不要となる。また、びんガイド部材29の入口に設
けてあり、びんガイドの延長線上で、びん送り込み方向
に往復動する揺動板28が、整びんコンベヤ36上のび
んのジャムを無くし、びんをスムーズにびんガイド29
内に導く働きをする。
【0015】ラインの始動は、まずびん供給コンベヤ3
9の減速モータM4の起動より始まる。びん30を止ま
っているびん揃えコンベヤ38へ供給すると、びん揃え
コンベヤ38上でびん30は千鳥状密集状態に配列しつ
つ一杯になり、リミットスイッチPR3が作動すると、
びん揃えコンベヤ38の減速モータM3と、加速カーブ
コンベヤ37と整びんコンベヤ36との共通の減速モー
タM1とを低速で起動する。このとき、びん揃えコンベ
ヤ38の搬送速度は、加速カーブコンベヤ37の搬送速
度よりも15〜20%程度遅い。びん30が十分に供給
されるようになると、リミットスイッチPR4が作動
し、減速モータM3、減速モータM1はライン速度で駆
動されて、通常の運転に入る。
【0016】整びんコンベヤ36にびん30が入り、単
列びんガイド部材29にびんが満たされ、溢れたびん3
0によってリミットスイッチPR1が作動すると、洗び
ん機34が起動する。ライン運転速度においてはびん3
0の供給速度は、洗びん機34のびん30取込み能力よ
り若干早くしてあり、びん30は次第に整びんコンベヤ
36上で増え、次のリミットスイッチPR6を作動させ
ると、減速モータM3、減速モータM1の速度を少し下
げ、びん揃えコンベヤ38と整びんコンベヤ36のびん
30の供給速度を、洗びん機34のびん30取込み能力
より若干遅くする。洗びん機34が停止したり、整びん
コンベヤ36上で倒びんを生じて、整びんコンベヤ36
上にびんが一杯になったとき、リミットスイッチPR2
が作動して減速モータM3、減速モータM1を止める。
【0017】びん供給コンベヤ39のびん供給が、びん
揃えコンベヤ38以降のラインのびん搬送能力を上回っ
たとき、びん30はびん揃えコンベヤ38からビン供給
コンベヤ39に溢れだしてリミットスイッチPR4を作
動し、びん供給コンベヤ39を駆動する減速モータM4
を低速に切り換える。また更にびん30がびん供給コン
ベヤ39に多く溢れてリミットスイッチPR5を作動さ
せると減速モータM4を停止させる。びん流れの不具合
原因が除かれライン下流のびんが流れ始めると、まず整
びんコンベヤ36に取り付けられているリミットスイッ
チPR2がオフとなり、整びんコンベヤ36とびん加速
カーブコンベヤ37及びびん揃えコンベヤ38は低速で
動き始め、少し時間をおいて、びん供給コンベヤ39が
低速で動き始める。
【0018】次に本発明の第2実施例を図4によって説
明する。この第2実施例はびんの移送方向をびん加速カ
ーブコンベヤ37によって90度曲げ、その先に整びん
コンベヤ36を置きこれと直列に洗びん機を設置した。
図4に示したように、びん加速カーブコンベヤ37を構
成する分岐路37a,37b,37c,37dはカーブ
コンベヤ37aから順番に曲がって枝分かれして方向を
90度変え整びんコンベヤ36の中に割り込む。従って
分岐路37a,37b,37c,37dは長さが夫れ夫
れ大きく異なっている。以上に述べたレイアウト形状の
相違以外は、構成要素は全て第1実施例と同様で、作用
も、運転開始時に長い方の分岐路37b,37c,37
dに予めびんを適当な数載せておくこと以外は全く同様
である。
【0019】第2実施例における、分岐路37a,37
b,37c,37dは長さが夫れ夫れ大きく異なってい
るため、運転開始時に長い方の分岐路37b,37c,
37dに、予めびんを適当な数載せておく作業を、自動
化する装置が取付けられる。該装置は、図5及び図6に
示すようにびん揃えコンベヤ38の横側に移動びんガイ
ド機構50が取付けられる。びん揃えコンベヤ38の固
定部材に2個の支台56が固着してあり、1対の支台5
6の軸受けによって1対の垂直軸51が回転自由に支え
られる。垂直軸51の上部に1対の平行アーム52が固
着してあり、両平行アーム52の先端に移動びんガイド
53がピンでジョイント結合されている。両平行アーム
52より突き出している腕52aの先端に両平行アーム
52の平行を保つためのリンクバー54がピンでジョイ
ント結合されている。片方の垂直軸51の下部は、支台
56に取付けられた回転割り出し機55の回転軸と結合
している。移動びんガイド53の位置は図6に示したよ
うに、びん30がびんガイドの全幅において千鳥状密集
状態になったときのびん列数をnとすると、(ただし、
nは4の倍数とする)n列、3/4n列、1/2n列、
1/4n列の千鳥状密集状態を作り出す幅となるよう
に、平行アーム52の角度を、回転割り出し機55によ
って割り出し、その位置に固定することができる。S
1,S2はびん列の先頭のびんを検出するセンサを示
す。
【0020】図5に示した移動びんガイド53の位置
は、1/2n列の千鳥状密集状態を作り出す幅を割り出
した例である。始業時において、移動びんガイド53の
位置を図5のように設定し、モータM1,M3を低速起
動する。びん30をびん揃えコンベヤ38の片側半分列
だけ流し、センサS1によりびん列の先頭のびんを検出
してモータM1,M3を停止する。このときは、びん3
0はびん揃えコンベヤ38では千鳥状密集状態、カーブ
コンベヤ37c,37dではびんとびんが間隔を明けた
状態で、図5のハッチングをした部分がびんの載ってい
る場所を示している。次に移動びんガイド53の位置
を、びん揃えコンベヤ38の全幅(n列の千鳥状密集状
態のガイド幅)に戻した後、モータM3を回し、びん揃
えコンベヤ38の上にn列の千鳥状密集状態を形成し、
センサS2によって全幅の千鳥状密集状態を確認してお
いてラインの定常運転に入る。
【0021】第1実施例及び第2実施例のびん分割整列
装置において、終業前のびん供給の終わった時に、加速
カーブコンベヤ37とびん揃えコンベヤ38の間のびん
渡し板20の上と、びん揃えコンベヤ38とびん供給コ
ンベヤ39の間のびん渡し板21の上に残って止まって
いるびんを、加速カーブコンベヤ37上に送り出す手段
を図7及び図8によって説明する。
【0022】びん供給コンベヤ39と加速カーブコンベ
ヤ37の固定部材に固設された支え台60によって、ガ
イド軸61がコンベヤ送行方向と平行に取付けられる。
ガイド軸61に嵌合し、同軸上で自由に軸方向に摺動す
る軸受けを有する送り台62は、その下側に設けてある
往復動するモータ駆動のチエン装置65によって、びん
コンベヤの送り方向に往復駆動される。また送り台62
は、その上部に回転アクチュエータ64を取付けてあ
り、回転アクチュエータ64は、その軸66に固着して
ある回転アーム63を約90度回転させる。
【0023】かくて終業前のびん供給の終わった時に、
送り台62を図7の左端に置き、回転アクチュエータ6
4を作動させて、回転アーム63を縦の位置(図8の2
点鎖線で示した位置)から水平位置に回し、(加速カー
ブコンベヤ37とびん揃えコンベヤ38は動いている状
態を続ける)送り台62をびん揃えコンベヤ38と同じ
速度で同方向(矢印B方向)に走らせ、びん渡し板2
0,21の上に残されたびんを、加速カーブコンベヤ3
7に送り込む。びんは加速カーブコンベヤ37に送られ
て整びんコンベヤ36に達し洗びん機に渡される。送り
台62は矢印B′方向に戻り、停止し、回転アーム63
は図8の2点鎖線で示した縦の位置に戻る。
【0024】
【発明の効果】このように本発明によるときは加速コン
ベヤに、独自のカーブを描き間隔を広げて整びんコンベ
ヤの間に等間隔に割込んで該整びんコンベヤと並走する
複列の分岐路を設け、この分岐路を、整びんコンベヤの
等分された各部分の中央に通したものであるから下記の
効果を有する。 (1)びんを供給するコンベヤ上でのびん分割は、加速
コンベヤの分岐路により自然に行うことができるので、
従来のびん分割方法で起こり勝ちであった、びん倒れ、
びん傷付きが全く無くなる。 (2)整びんコンベヤ上でびん仕切り板(単列びんガイ
ド部材)上流のびん溜まり場所を数箇所に均等に分けて
あり、1カ所当たりのびん数が少なくてすむので、びん
分割性能が良く、びん同士の接触圧力は小さく、ここで
も、びん倒れ、びん傷付きが少なくなる。 (3)分岐路を加速コンベヤ、分割部、整びんコンベヤ
の1部に兼用しているので、部品数が少なく、コスト低
減ができ、また、コンベヤラインのレイアウトの自由度
多く、設置面積の節減が可能となる。 (4)供給側コンベヤの送り方向と、整びんコンベヤの
送り方向とが直角にレイアウトされた場合のように、各
分岐路の長さが違っている場合でも、移動びんガイドを
使用することにより、長いほうの分岐路に、予めびんを
流し、ライン始動時にびん供給のアンバランスを解消す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す平面図である。
【図2】第1実施例に係るびん揃え分割部の詳細平面図
である。
【図3】第1実施例に係る整びんコンベヤの詳細平面図
である。
【図4】本発明の第2実施例を示す平面図である。
【図5】第2実施例に係る始動時のびん予給作用説明図
である。
【図6】図5の移動びんガイド機構詳細図である。
【図7】残りびん送り出し機構平面図である。
【図8】図7のA−A線断面図である。
【図9】従来例を示す平面図である。
【図10】従来例の制御関係レイアウト図である。
【符号の説明】
34 洗びん機 36 整びんコンベヤ 37 加速コンベヤ 37a〜37d 分岐路 38 びん揃えコンベヤ 39 びん供給コンベヤ 45 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山岸 博 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番 地 三菱重工業株式会社 名古屋機器製 作所内 (72)発明者 原田 健良 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番 地 三菱重工業株式会社 名古屋機器製 作所内 (56)参考文献 特開 昭63−288814(JP,A) 実開 平3−64921(JP,U) 実開 昭61−72517(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 47/22 - 47/32

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 びん供給コンベヤと、該びん供給コンベ
    ヤによりランダムに送られてきたびんを千鳥状密集状態
    に集合、配列させるびん揃えコンベヤと、該びん揃えコ
    ンベヤよりもやや早い搬送速度で移動して前記びん揃え
    コンベヤから受け取った各びんの間に隙間を形成させる
    びん加速コンベヤと、該びん加速コンベヤからびんを受
    け取り洗びん機に向かい搬送する整びんコンベヤと、該
    整びんコンベヤの搬送方向下流で各びん群を単列毎のび
    ん列に分割する単列びんガイド部材と、前記びん群の流
    れ状態を検出して各びん送りコンベヤの速度を制御する
    制御装置とからなるびん整列装置において、前記整びんコンベヤは等分に分割され、前記びん加速コ
    ンベヤには、独自のカーブを描き間隔を広げて前記整び
    んコンベヤと並走し、前記整びんコンベヤの間に等間隔
    に割込んで等分された各部分の中央に通された複列の分
    岐路が設けられた ことを特徴とするびん整列装置。
  2. 【請求項2】 前記整びんコンベヤのびん送り方向を、
    前記びん供給コンベヤのびん送り方向に対し平面上の直
    角方向に配列して、前記加速コンベヤの前記分岐路を9
    0゜に曲げたことを特徴とする請求項1記載のびん整列
    装置。
  3. 【請求項3】 前記分岐路を90゜に曲げた前記加速コ
    ンベヤの前方に連る前記びん揃えコンベヤにびん通路を
    整調できる移動びんガイドを設けたことを特徴とする請
    求項2記載のびん整列装置。
  4. 【請求項4】 前記びん揃えコンベヤに、前記加速コン
    ベヤまで残留びんを送り出す回転アームを設けたことを
    特徴とする請求項1記載のびん整列装置。
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