JP3187804U - 液体燃料改質装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】強力な磁力と、流体通過時の磁束との接触角度と、磁力が反発と誘導を同時に引き起こすような磁束幅と磁束の作用方向の条件を全て整え、構造もシンプルで製造コストが低く取り付けが容易な液体燃料改質装置を提供する。
【解決手段】燃料供給菅5の外周に、N極とS極を相対して配置されるネオジウム磁石2と、その位置決めをする耐熱シリコン樹脂で成型されたバンド1を設置した燃料改質装置において、ネオジウム磁石2の形状は、直方体で、長手方向の燃料供給菅5の外周面に接するよう複数個を直列に配置する。ネオジウム磁石2の配置は燃料供給菅5断面から見た時、直径線より左右対称に、同数のネオジウム磁石2を、N極とS極が向き合うように配置にする。直径線の線上にはネオジウム磁石2を置かない幅領域を設ける。これにより、磁が通過流体を励起させる効果を高め、電子励起作用を促進させ、燃料改質の効果を高めた。
【選択図】図1
【解決手段】燃料供給菅5の外周に、N極とS極を相対して配置されるネオジウム磁石2と、その位置決めをする耐熱シリコン樹脂で成型されたバンド1を設置した燃料改質装置において、ネオジウム磁石2の形状は、直方体で、長手方向の燃料供給菅5の外周面に接するよう複数個を直列に配置する。ネオジウム磁石2の配置は燃料供給菅5断面から見た時、直径線より左右対称に、同数のネオジウム磁石2を、N極とS極が向き合うように配置にする。直径線の線上にはネオジウム磁石2を置かない幅領域を設ける。これにより、磁が通過流体を励起させる効果を高め、電子励起作用を促進させ、燃料改質の効果を高めた。
【選択図】図1
Description
本考案は、磁力作用より液体燃料の改質を図り、燃焼効率の改善することで内燃機関の効率的運転とクリーンな排気を目的とした液体燃料改質装置に関するものである。
従来、磁石を燃料パイプに取り付けた考案は数多くある(例えば、特許文献1参照)
類似するものには、永久磁石を2個以上用い、燃料パイプに挟み込む形態の考案もある。
従来、考案された方法は流体経路に磁石を組み合わせた躯体経路を接触通過させるものや、磁束の広い大型磁石を挟み込むものや、磁石個数を増やして連続させる類のものであったが、実際に磁性を持たない流体を瞬間的に電気分解し、その分子配列を変えることで液体燃料の酸素分子と結合し易い状態へ改質させるためには、強力な磁力と、流体通過時の磁束との接触角度と、磁力が反発と誘導を同時に引き起こすような磁束幅と磁束の作用方向の条件を全て整え、構造もシンプルで、製造コストが低く、取り付けが容易な装置は見られなかった。
用いる磁石にネオジウム磁石の略直方体形状のものを複数取り付けることで強力な磁束を多角的に経路菅の中心に集中させ、さらに極性の組み合わせは、菅の断面の垂直中心線を対象線となるように、左右向かい合わせに、同数配置した磁石が、N極とS極とが対極する磁力線をつくったことで、作用原理であるマイクロファラデー理論が示す、2極間の磁場の中に電気伝導度を持った流体が一定以上の流速で直角に横切った時に電子励起作用を引き起こし、液体分子の配列を燃焼時の酸素分子結合しやすい状態に改質する効果をもたらす為の効果的な磁束形状を考案した。5の直径が20A相当に大きい場合は、開き幅が大きくなるので、1の構成は、半割したセグメント2枚の付き合わせ形状とし、ズレ止めのために、向かい合わせ角部分の数箇所に凹凸成形して外周をバンド巻きすることで大口径の5まで対応できる。また、5の末端を外して中通しする設置方法をすれば、装置本体1には切り込み7の加工を省略した一体成形物で対応できる。
従来、考案された方法は流体経路に磁石を組み合わせた躯体経路を接触通過させるものや、磁束の広い大型磁石を挟み込むものや、磁石個数を増やして連続させる類のものや、均等に分散配置させたものを外周巻きするものは見られたが、磁性を持たない流体の分子配列を瞬時に組み変えて液体燃料の酸素結合し易い状態に改質する為には、高い磁力と流体通過時の磁束を横切る角度と極性の組み合わせによる磁束形成の複合的条件を備えたもので、低コストでかつ設置容易な小型燃料改質装置を考案とした。効果の応用は液体燃料のみならず空気に対しても改質効果が期待できるが、その場合、磁石に限らず放射能を発する鉱石や発電効果のある鉱石を代替えしても本装置1の構成は非接触型改質装置として有効である。
以下、本考案である液体燃料改質装置の実施形態を図面ともに詳述する。
図3は本考案の装置の実施図の一例である。図2で示したように装置の構成は、略立方体の磁石2を、曲げ柔軟性を有する円筒形の樹脂体1に設けた複数孔に差し込み保持したものを、図1の様に燃料供給菅5の外周にスペーサー4を張り付けた上に、1の切り口7を広げて、燃料供給菅5を巻きつけた上に、取付け金具3を、長手方向の切り口7を覆うように、取付け金具の端が装置本体1の溝8に嵌め留めこんだ概観図である。磁石1は、主としてネオジウムを主成分に焼結させた、1個当たり3000ガウス以上のものを、複数個を、直径線9より左右対称に配置するものであるが、直径線9の上下幅領域には磁石を配置しないようした。中心磁場が1万2千ガウス以上収束するよう設置した。ネオジウム磁石2は、面積の広い面の表裏にNS極性をもつ、略直方体の形状のもので、耐熱皮膜加工したものとする。装置本体1は、絶縁性を有する、トルマリンや放射能を発する鉱石の微粉末を混ぜてなる耐熱樹脂のものとし、滑り止めと中心位置保持目的のスペーサー4には、厚み15ミリ以内の圧縮性のあるウレタン系ゴムかウレタンスポンジを用いる。対向配置した磁石は接触しないよう3ミリ以上の間隔をおいて保持させたことより、複数の磁石の放射的磁場が、燃料供給菅の中心部に収束させて形成された強力な磁場に反応した液体燃料に対して垂直に横切る、その方向性を高めるために、複数個の略直方体の磁石を、左右対称に、密間隔に配置したことで、流量方向に対して磁束が垂直形成すると同時に、その磁束が流体をNSの一通方向へ誘導・反発力を高めている。
尚、ネオジウム磁石2の形状は、直方体で説明したがこれに限定されるものではなく、6角形あるいは8角形の多角形を採用し得るものである。
尚、ネオジウム磁石2の形状は、直方体で説明したがこれに限定されるものではなく、6角形あるいは8角形の多角形を採用し得るものである。
取り付け箇所は燃料噴射に近いほど良く、高熱場所を避け、磁性体に接触しない位置が望ましい。実施図3では、燃料フィルターの前に取り付けたものだが、前・後どちらでも効果に支障はない。
本考案の磁束配置は、永久磁石の中でも強力な磁力をもつネオジウム磁石を採用しているが、電気を用いて発生させても同じ効果が期待できるが、その場合は装置も大きくなり、帯電された機関内での設置は望ましくない。
また、磁石には磁力線でその作用力を表すことができ、S極からN極に放射状的に、一方的に向かい、磁化線を矢印で表現すれば、N極には反発が、S極には吸引力が磁界の中で発生することは知られていることであるが、本考案では、略直方体の板状のものを採用した理由に、着磁方向が板面より垂直に発するため、複数に直列配置した磁石は燃料供給菅中心に向かって磁力を収束する効果をもたらせ、さらに磁石を流体方向に長手方向に平行させたことで通過磁束領域を長く惹起させることで改質効果を高めた。
また、磁石には磁力線でその作用力を表すことができ、S極からN極に放射状的に、一方的に向かい、磁化線を矢印で表現すれば、N極には反発が、S極には吸引力が磁界の中で発生することは知られていることであるが、本考案では、略直方体の板状のものを採用した理由に、着磁方向が板面より垂直に発するため、複数に直列配置した磁石は燃料供給菅中心に向かって磁力を収束する効果をもたらせ、さらに磁石を流体方向に長手方向に平行させたことで通過磁束領域を長く惹起させることで改質効果を高めた。
内燃機関に供給する液体燃料であれば、全てに応用できるので、ガソリンや軽油、灯油を燃料とする、自動車エンジンからボイラーまで幅広い用途が考えられる。
1 装置本体
2 磁石
3 取付け金具
4 スペーサー
5 燃料供給菅
6 燃料フィルター
7 本体切り口
8 取り付け金具溝
9 直径線
2 磁石
3 取付け金具
4 スペーサー
5 燃料供給菅
6 燃料フィルター
7 本体切り口
8 取り付け金具溝
9 直径線
Claims (2)
- 燃料供給菅5の外周に、N極とS極を相対して配置されるネオジウム磁石2と、その位置決めをする耐熱シリコン樹脂で成型されたバンド1を設置した燃料改質装置において、ネオジウム磁石2の形状は、直方体で、長手方向の供給菅5外周面に接するように複数個を直列に配置したことを特徴とする液体燃料改質装置。
- 磁石の配置は供給菅断面から見たときに、直径線9より、左右対称に、同数の磁石を、N極とS極とが向き合うように配置にするが、直径線9の線上には、磁石を置かない幅領域を設けたことを特徴とする請求項1記載の液体燃料改質装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013005330U JP3187804U (ja) | 2013-09-13 | 2013-09-13 | 液体燃料改質装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013005330U JP3187804U (ja) | 2013-09-13 | 2013-09-13 | 液体燃料改質装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014195939A Continuation JP2015055252A (ja) | 2014-09-26 | 2014-09-26 | 高次元液体改質装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3187804U true JP3187804U (ja) | 2013-12-19 |
Family
ID=50431340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013005330U Ceased JP3187804U (ja) | 2013-09-13 | 2013-09-13 | 液体燃料改質装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3187804U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2637803C1 (ru) * | 2016-06-08 | 2017-12-07 | Акционерное общество "Московский ордена Трудового Красного Знамени научно-исследовательский радиотехнический институт" (АО "МНИРТИ") | Способ очистки топливных смесей двигателей внутреннего сгорания автомобилей, в том числе бензиновых |
-
2013
- 2013-09-13 JP JP2013005330U patent/JP3187804U/ja not_active Ceased
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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RU2637803C1 (ru) * | 2016-06-08 | 2017-12-07 | Акционерное общество "Московский ордена Трудового Красного Знамени научно-исследовательский радиотехнический институт" (АО "МНИРТИ") | Способ очистки топливных смесей двигателей внутреннего сгорания автомобилей, в том числе бензиновых |
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