JP3187761B2 - ハ−フプレキャスト床版における現場打コンクリ−トの天端表示具 - Google Patents
ハ−フプレキャスト床版における現場打コンクリ−トの天端表示具Info
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Description
SRC造等における床版の構築工事に際し、ハ−フプレ
キャスト床版を構造材として梁間に架設して、その上部
に現場打コンクリ−トを打設するに当り、その現場打コ
ンクリ−トのかぶり厚さを精度よく、かつ能率的、合理
的に表示し、建築工事の省力化、コスト低減の実現を図
るためのハ−フプレキャスト床版における現場打コンク
リ−トの天端表示具に関する。
における床のコンクリ−ト打設工事においては、図5に
示すように床スラブの配筋に対してボルトでねじ止めし
た後、コンクリ−ト天端、すなわち、コンクリ−トのか
ぶり厚さを表示する弾力性、反発性のある合成樹脂製の
表示具を上下に進退自在にしてその高さをその都度調節
する手段、方法のものが使用されている。
鉄筋に対するボルト止め及びコンクリ−ト天端を表示す
るための高さ調節など、建築工事現場における煩雑な施
工、作業を伴ない、面倒で、作業能率が悪く、あるいは
ゆるみ易く、精度が出にくい、さらに経済的にも不利
で、実用上にも課題が多い。
題に鑑みなされたもので、ハ−フプレキャスト床版工法
における現場打コンクリ−トの打設工事に当って、その
コンクリ−トのかぶり厚さの表示作業の省力化、合理化
を図ることにより、ボルト止めなどの面倒な作業が不要
で、簡単、容易にしかも高い施工精度で仕上げることが
でき、経済的にも有利なハ−フプレキャスト床版におけ
る現場打コンクリ−トの天端表示具を提供することにあ
る。
の嵌着部を設けると共に、その嵌着部の一部を外周方向
に開口した導入溝と、その導入溝に沿って突設した支持
片を形成し、さらに該嵌着部から円形あるいは多角形状
の外周部に向って適宜放射状に連結部を設けて一体に形
成した合成樹脂製の天端表示具であって、前記外周部に
は適宜長さの複数の表示片を、該表示具と一体に放射状
に突設してなることを特徴とする。
を構成するトラス筋の上弦筋やスラブの鉄筋対してボル
ト止めや面倒な高さ調節作業等が不要となり、比較的仕
上精度の高い施工が期待され、省力化、合理化によって
経済的有利性と工期の短縮が図られるなど、上記従来の
課題を解消すると共に、上記のような目的を達成するも
のである。
づいて詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例によ
るハ−フプレキャスト床版における現場打コンクリ−ト
の天端表示具の正面図、図2は図1におけるA−A断面
図である。図に示す1は適度の弾力性あるいは反発性を
有し、一体形成した合成樹脂製の天端表示具の主体であ
る。2は、この主体1の中央部に設けた上弦筋の嵌着
部、3は、この嵌着部2の一部を外周方向に開口した導
入溝であり、さらに4.4はその導入溝に沿って突設し
た支持片で、上記嵌着部2に向って左右から対待して形
成してなる。
から適宜放射状に設けた連結部6.6と一体に連結して
形成してなる。この実施例では外周部はほぼ円形状とし
た。7.7は、前記外周部5に対して一体でかつ放射状
に突設した適宜長さの複数の表示片である。なお、この
発明に係る天端表示具の他の実施例としては、主体1の
外周面を適宜な多角形状にすることもこの発明から容易
に推考でき、同一の効果を呈するものである。さらに
又、上記嵌着部2の形状については、上弦筋の太さに沿
って係合する小突片(図1の仮想線)21.21を一体
に設けることも、この発明から容易に推考できる実施例
である。又、この発明に係る天端表示具は、上記一実施
例のようにトラス筋の上弦筋に嵌着することに限定する
ものではなく、図4に示すようにトラス筋の上に配筋す
るスラブの上端鉄筋(補強筋)に嵌着して使用すること
も容易に実施でき、小形で、安価に提供できる効果があ
る。又、スラブの鉄筋工事が終った後に施工できる効果
もある。図5は従来例の天端表示具の正面図で、Aは一
方に雌ねじ部aを設けた金具主体、Sは取付けボルト、
Cは金具主体Aの他方に上下進退可能にナットdで取付
けた調節ボルト、Eは合成樹脂製の表示具で調節ボルト
Cに沿って高さ調節できるように螺入してある。
キャスト床版における現場打コンクリ−トの天端表示具
を使用する場合の方法について図3及び図4により説明
する。予め工場生産されたハ−フプレキャスト床版Fを
建築工事現場における梁型枠(図示省略)間に架設し、
その上面に突出しているトラス筋Gの上弦筋Hの適宜間
隔位置においてこの発明に係る天端表示具の主体1を押
し入れて嵌着していく。
ラス筋Gの上弦筋H上に補強筋I.Iを交差して配筋
し、現場打コンクリ−トの打設準備を完了する。図中の
Kは、現場打コンクリ−トを打設する場合のコンクリ−
トのかぶり厚さ(通常30ミリメートル以上とされてい
る)であり、その現場打コンクリ−トJは天端表示具の
主体1の外周部の天端に設けた表示片7.7を目標に打
設していくものである。この時、コンクリ−トの打設天
端を確認するために表示具の外周面上にレベル出し棒な
どを載置することもできる。
−ス等が表示具に当ったりしても、その表示具は、上弦
筋Hに沿って移動するか、あるいは一時的に屈曲する
が、弾力性あるいは反発性のある合成樹脂製であるた
め、その圧送管、ホ−ス等が外れると同時に原形に復帰
して常に所定のコンクリ−トのかぶり厚さKを表示し、
目標とすることができる。なお、コンクリ−トの養生後
は、上記表示片7.7はコンクリ−ト天端から切取って
処理するものである。
示具は、コンクリ−ト打設前であれば、補強筋I.Iの
配筋前であっても、後であってもいつの時期でも取付け
作業は簡単、容易にしかも速やかにでき、取付けのため
の工具類も全く不要である。さらに又、この発明に係る
表示具は円形あるいは多角形状であることにより、トラ
ス筋の上筋の上弦筋に対して単に嵌着してあるだけであ
るため、打設作業中などの外力にも円周方向に回動する
ことができ、手直しの必要が全く不要である。
ハ−フプレキャスト床版における現場打コンクリ−トの
天端表示具によれば、従来品のようにトラス筋にボルト
止めしたり、高さ調節したりする必要が全く無く、工具
類も不要で誰にでも簡単、容易にしかも速かに取付ける
ことができる。又、取付けの時期、タイミングも関係な
く、いつでも施工できる。さらに外周形状が円形あるい
は多角形状で、しかも適度の弾力性、反発性を有するた
め常に安定かつ一定したコンクリ−トのかぶり厚さが精
度よく確保でき、表示機能に秀れる等の効果があるな
ど、省力化、合理化及び信頼性の向上に著しい効果が期
待でき、工期の短縮、コストの軽減など実用上有益なハ
−フプレキャスト床版における現場打コンクリ−トの天
端表示具を得ることができる。
図
例を示す側面図
Claims (1)
- 【請求項1】 中央部に上弦筋など鉄筋の嵌着部を設け
ると共に、その嵌着部の一部を外周方向に開口した導入
溝と、その導入溝に沿って突設した支持片を形成し、さ
らに該嵌着部から円形あるいは多角形状の外周部に向っ
て適宜放射状に連結部を設けて一体に形成した合成樹脂
製の天端表示具であって、前記外周部には適宜長さの複
数の表示片を、該表示具と一体に放射状に突設してなる
ことを特徴とするハ−フプレキャスト床版における現場
打コンクリ−トの天端表示具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36516097A JP3187761B2 (ja) | 1997-12-18 | 1997-12-18 | ハ−フプレキャスト床版における現場打コンクリ−トの天端表示具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36516097A JP3187761B2 (ja) | 1997-12-18 | 1997-12-18 | ハ−フプレキャスト床版における現場打コンクリ−トの天端表示具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11182045A JPH11182045A (ja) | 1999-07-06 |
JP3187761B2 true JP3187761B2 (ja) | 2001-07-11 |
Family
ID=18483577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36516097A Expired - Fee Related JP3187761B2 (ja) | 1997-12-18 | 1997-12-18 | ハ−フプレキャスト床版における現場打コンクリ−トの天端表示具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3187761B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114953155B (zh) * | 2022-05-30 | 2023-11-10 | 广东睿住住工科技有限公司 | 净空控制器、叠合板的制作方法和叠合板 |
-
1997
- 1997-12-18 JP JP36516097A patent/JP3187761B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH11182045A (ja) | 1999-07-06 |
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