JP3187585U - ターナー - Google Patents
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Abstract
【課題】炒め物、焼き物、揚げ物などの調理時において、食材を混ぜたり、ほぐしたり、炒めたり、掬ったり、油切りなどが簡単にできるターナーを提供する。
【解決手段】把手部2と掬い部3とからなるターナー1であって、掬い部3の先端を、幅方向へ複数個に分割され、先端に向かって漸次幅広となる縦長に形成されている分割片4により構成し、各分割片4は幅方向に段差をつけて配列されることで分割片4と分割片4との間に隙間5が形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】把手部2と掬い部3とからなるターナー1であって、掬い部3の先端を、幅方向へ複数個に分割され、先端に向かって漸次幅広となる縦長に形成されている分割片4により構成し、各分割片4は幅方向に段差をつけて配列されることで分割片4と分割片4との間に隙間5が形成されている。
【選択図】図1
Description
本考案は、食材を炒めたり、混ぜたり、裏返したり、掬うなどの調理時に用いるターナーに関するもので、さらに詳しくは、特に中華料理のチャーハンの調理に適したターナーに関するものである。
一般の家庭でチャーハンを作る時に用いるターナーは、例えば、幅広のへら部と、へら部から後方へ延びる細長い柄部とからなり、そのへら部と柄部とを合成樹脂材料で一体成形し、へら部の表面に多数の小突起を設けて粗面状に形成したものが知られている(特許文献1参照)。
また、別のターナーとしては、表裏面ともに平らに薄く加工された掬い部と、その掬い部の後縁から上方へ延びる縦壁部を有し、縦壁部の上端部から後方へ延びる柄部とからなるターナーが知られている(特許文献2参照)。
しかしながら、前記特許文献1のターナーは、へら部の表面に設けた小突起の粗面によって食材の付着を抑えようとするものであるが、例えば、チャーハンを作る時に使用すると、始めは米粒が付着しなくても、何回もご飯を混ぜているうちに調理油や水分が小突起に付いて、そのために米粒も付着することになるという問題がある。そして、次第に米粒の付着する量が多くなり、ひいては、チャーハン作りには必須の工程である、ご飯をほぐす、切るように混ぜるということがスムーズにできず、米粒同士がくっついてだんご状態になり、プロの料理人が作るような、パラパラとした美味しいチャーハンからはかけ離れたものとなってしまう。
また、前記特許文献2のターナーにおいては、掬い部は面一の薄い平面板に形成してあり、食材を裏返す、掬うという調理においては適していても、例えば、油を使って炒める料理などに使うと、油切りができないから、どうしても油っぽい料理に仕上がってしまうという問題がある。さらに、このターナーには、掬い部の後縁から上方へ延びる縦壁部があり、掬い部をフライパンなどと調理対象物との間に差し込む際に、縦壁部が邪魔になることがあり、差し込みにくいといった問題点もある。
本考案は、上記のような問題点を解決することを課題として開発されたもので、炒め物、焼き物、揚げ物などの調理時において、食材を混ぜたり、ほぐしたり、炒めたり、掬ったり、油切りなどが簡単にできるターナーを提供することを目的とする。
上記の課題を解決し、その目的を達成するため、本考案に係るターナーは、把手部と掬い部とからなるターナーであって、前記掬い部の先端を、幅方向へ複数個に分割された分割片により構成し、分割片と分割片との間に隙間を形成したことを特徴とする。
これにより、炒め物、焼き物、揚げ物などの調理時において出る油や煮汁が各分割片の間の隙間からすり抜けて余分な油や煮汁を切ることができるようになる。例えば、チャーハンの調理に使用すると、油と米粒が分割片と分割片との間の隙間からすり抜け、それを何回も繰り返すことにより、塊となっていたご飯が次第に切り離され、米粒が一粒一粒ずつに分離されるので、パラパラとした美味しいチャーハンを作ることが可能になる。
ここで、前記分割片は、先端に向かって漸次幅広となる縦長に形成されていることが好ましい。
これにより、食材を混ぜたり、ほぐしたり、炒めたり、裏返したり、掬うなどの調理作業を安定して行うことができる。
また、前記分割片は、幅方向に段差をつけて配列されて隙間を形成すると共に、一端から他端に向かって肉薄に形成されていることが好ましい。
これにより、所定の間隔を空けて適度な隙間が形成される。すなわち、食材を混ぜたり、ほぐしたり、炒めたり、裏返したり、掬ったりしたときに、米粒や油や煮汁が隙間へ導かれてここからすり抜けて落ちるので、米粒の分離や油切りや水切りが素早くでき、油っぽい仕上がり等を回避することができる。
また、前記掬い部の上端近傍部に突起部を設け、突起部の厚みを把手部の端面部と同じ又はそれよりも厚くなっていることが好ましい。
これにより、突起部が親指を充てがうための親指当て部となり、把手部をしっかり握ることができ、手が滑って火傷などすることがなくなる。また、レンジ台やキッチンテーブルなどの上に置く時に、この突起部を下にして置けば、突起部と把手部の端部の2点で接地してターナーを支持するので、掬い部が接地面に接することがなくなり衛生的である。
本考案のターナーは、また、炒め物、揚げ物、焼き物などの調理時に使用できる至便さがあり、調理時には掬い部の各分割片の間にある隙間から余分な油や煮汁がすり抜けて油切りや水切りされることから、水気の多い、あるいは油気の多い料理を回避できるという効果もある。
以下に、本考案の実施の形態を添付図面に基づいて説明すれば、図1〜図5に示すように、本考案に係るターナー1は、把手部2と、掬い部3とから構成されている。耐熱性合成樹脂などで把手部2と、掬い部3とを別々に形成し、掬い部3の上部軸部3aを把手部2の一端開口部2aに嵌着したものであるが、把手部2と掬い部3を耐熱性合成樹脂などで一体成形したものでもよい。また、把手部2と掬い部3をステンレスなどの耐熱性に優れた金属材料で別々に製作し、溶接やリベットなどで結合したものとしてもよい。
把手部2は後方に向かって徐々に大きくなるテーパー状の断面が楕円形に形成してあり、従来のものより比較的太くて安定感のある握り易さになっていて前述のとおり、一端開口部2aに掬い部3の上部軸部3aが嵌着し、他端部は楕円形の端面部2bとして充分な接地面積を有し、立てた時に自立して転倒しないようになっている。
掬い部3は先端に向かって幅広くなる概略半扇状に形成してあり、掬い部3の幅方向に複数の分割片4を設けてある。この分割片4は、掬い部3の一側中央付近を起点部3bとして、下方に向かって漸次幅広くなるプロペラ形状の縦長に形成されている。
また、図2で示すように、分割片4は、それぞれ一端から他端に向かって肉薄になっており、幅方向に段差をつけて配列されることにより、分割片4と隣り合う分割片4との間に隙間5が形成されている。
親指当て部6は掬い部3の上方部に設けた円形の突出部であり、把手部2を握った時に親指でグリップすることで滑らないようにしてある。この親指当て部6の厚みは把手部2の端面部2bと同じ又はそれより厚くなっているので、図4に示すように、使用しない時に親指当て部6を下向きにして置くと、親指当て部6と把手部2の端面部2bが接地面7に接地し、掬い部3が接地面7に触れないので清潔な状態を保つことができる。また、図5に示すように、把手部2の端面部2bを接地面の広い楕円形にしてあるから、レンジ台やキッチンテーブルなどの接地面7に立てても倒れることなく自立させて置くこともできる。
このように構成した本考案のターナーの各種の使用例の説明と作用、効果について述べる。
炒め物のチャーハンを作る時には、熱した中華鍋やフライパンに溶き卵とご飯を入れ、ターナー1の先端部でご飯をほぐしながらご飯を切るようにしてかき混ぜなければいけない。このとき、ターナー1の先端部は、複数個に分割した分割片4で構成されているから、ほぐしとかき混ぜが早く効率的に行うことができる。また、かき混ぜている時に、分割片4の上に載る米粒や油が各分割片4の間の隙間5からすり抜けていく。それが繰り返されることで余計な油を切ることになり、米粒の一つ一つに適量の油を付着させることができ、一般の家庭では難しいと言われていたパラパラとした、美味しいチャーハンを作ることを可能にしている。
また、同じ炒め物の野菜炒めを調理する際は、数種類の野菜と肉を同時に炒める時に、各分割片4により一つずつ食材を分離しながら炒めることができると共に、野菜などから出る水分や油が各分割片4の隙間5からすり抜けるので、水気や油気のないシャキシャキとした食感の野菜炒めが調理可能となる。
さらに、フライパンなどで肉や魚などを焼く際には、肉や魚に均一に火を通すために裏返す必要があるが、先端に向かって漸次幅広となる縦長の分割片4により容易に裏返すことができ、フライ返しとして使用することもできる。その際、肉や魚を掬う時にフライパン内の調理油や煮汁などを掬い取ったとしても、隙間5からすり抜けることから、肉や魚を裏返すときに油や煮汁が飛び散ることが減り、飛散による危険性を少なくすることもできる。
また、お寿司の酢飯を作る際には、各分割片4の先端部でご飯を切るように混ぜることができ、各分割片4の間の隙間5を介して空気を取り込みながら酢合わせができることから、素早く冷やしてお米と酢が好適に混ざった酢飯を簡単に調理することができる。
さらに、お米研ぎに使用するには、水道水を出しながらかき混ぜると、4枚の分割片4に水が当たって絶妙の水流を作り出し、この水流で自然に米を研ぐことになり、手を濡らすことなくお米研ぎができる。特に爪にネイルを施している場合など、ネイルを傷つけることなくお米研ぎができるという利便性がある。
また、パンケーキを作る時に使用するには、生地の「混ぜ合わせ」から「焼き」「裏返し」の調理作業をターナー1の一つで行うことができるので、極めて至便な調理道具となる。
さらに、泡立て器として使用するには、先端の分割片4により材料を細かくして撹拌することができると共に、各分割片4の間の隙間5により多く空気を混ぜこむことができて、素早く泡立て混ぜ合わせることができる。
以上、各種の使用例について説明したが、本考案はこれらの使用例に限定されるものではなく、本考案の目的を達成でき、かつ考案の要旨を逸脱しない範囲内で種々の設計変更が可能であり、それらも全て本考案の範囲内に包含されるものである。
本考案は、混ぜる、ほぐす、炒める、掬う、油切りなどができる調理具として好適であり、特にチャーハン調理用のターナーに適している。
1 ターナー
2 把手部
3 掬い部
4 分割片
5 隙間
6 親指当て部
2 把手部
3 掬い部
4 分割片
5 隙間
6 親指当て部
Claims (4)
- 把手部と掬い部とからなるターナーであって、
前記掬い部の先端を、幅方向へ複数個に分割された分割片により構成し、
分割片と分割片との間に隙間を形成した
ことを特徴とするターナー。 - 前記分割片は、先端に向かって漸次幅広となる縦長に形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のターナー。 - 前記分割片は、幅方向に段差をつけて配列されて隙間を形成すると共に、一端から他端に向かって肉薄に形成されている
ことを特徴とする請求項1または2に記載のターナー。 - 前記掬い部の上端近傍部に突起部を設け、突起部の厚みを把手部の端面部と同じ又はそれよりも厚くなっている
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のターナー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013005482U JP3187585U (ja) | 2013-09-24 | 2013-09-24 | ターナー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013005482U JP3187585U (ja) | 2013-09-24 | 2013-09-24 | ターナー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3187585U true JP3187585U (ja) | 2013-12-05 |
Family
ID=50431137
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013005482U Expired - Fee Related JP3187585U (ja) | 2013-09-24 | 2013-09-24 | ターナー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3187585U (ja) |
-
2013
- 2013-09-24 JP JP2013005482U patent/JP3187585U/ja not_active Expired - Fee Related
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