JP3187463B2 - 内燃機関用連接棒 - Google Patents

内燃機関用連接棒

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JP3187463B2
JP3187463B2 JP21030491A JP21030491A JP3187463B2 JP 3187463 B2 JP3187463 B2 JP 3187463B2 JP 21030491 A JP21030491 A JP 21030491A JP 21030491 A JP21030491 A JP 21030491A JP 3187463 B2 JP3187463 B2 JP 3187463B2
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良一 大橋
潔 桂木
康博 田中
裕明 梅原
透 高橋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、比較的大型な内燃機
関に用いられている3分割式の連接棒の改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】3分割式の連接棒は、クランク軸が連結
される大端部の中央部とこの大端部上部のロッド部が連
なる部分とでロッド部の長手方向に対して垂直な面で分
割され、各分割箇所の合わせ面間をそれぞれクランク軸
に直角な方向に位置する両側縁に近い部分で相互にボル
ト締めして一体化する構造となっている。この合わせ面
にはボルト締めに伴う圧縮力が加わっているが、これに
加えて機関の運転時には筒内圧発生による圧縮力と慣性
力による引張力とが交互に作用する。特に大端部とロッ
ド部との合わせ面ではこれらの合成力の変動が大きく、
しかも構造上中央部分はボルトによる充分な締付力が加
わりにくいため、慣性力が作用する時には面圧がほとん
ど零になっていわゆる口開きの状態となる。この現象は
回転数が高い機関やストロークの長い機関で顕著であ
り、合わせ面相互間で微小な摩擦や衝突が繰り返される
ため合わせ面の中央部にフレッティング摩耗を生じやす
くなる。
【0003】このフレッティング摩耗は、十分な締め付
け力が加わりにくい接触面に微小な隙間が生じて、この
面に衝撃と滑りが繰り返されることによって起きるもの
であり、大端部のハウジング強度を高めるなどの対策が
採られている。例えば実公昭47−1132号では、大
端部とロッド部との合わせ面を円錐面として大端部の上
部ハウジングの剛性を向上させることが提案されてい
る。しかし、この提案はハウジングの疲労破壊の防止に
は有効であるがフレッティング摩耗に対してはあまり効
果がなく、問題の解決には至っていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明はこの点に着
目し、上記のような大端部とロッド部との合わせ面にお
けるフレッティング摩耗を防止することを課題としてな
されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに、第1の発明では、3分割式の連接棒において、ロ
ッド部と大端部との合わせ面の少なくとも一方のボルト
締め部分から遠い中央部分にぬすみ部を形成することに
より、クランク軸に直角な方向の全幅に対して20%乃
至70%の範囲で合わせ面が相互に接触しない非接触部
を形成するようにしている。また、連接棒には大端部か
らロッド部に至る潤滑油通路が設けられるが、この潤滑
油通路の合わせ面での開口部をぬすみ部以外の部分に設
けるようにしている。この場合、ぬすみ部を大端部の上
部ハウジングの合わせ面に設けることが望ましい。
【0006】また第2の発明では、大端部上部の合わせ
面のボルト締め部分から遠い中央部分に突出部を設ける
と共にこの突出部が隙間なく嵌合する凹部をロッド部の
合わせ面に設け、且つ上記突出部の端面と上記凹部の底
面との間が非接触部となるようにしている。更に第3の
発明では、ロッド部と大端部との合わせ面の少なくとも
一方の両外縁にそれぞれぬすみ部を形成することによ
り、クランク軸に直角な方向の全幅に対して合計で10
%乃至50%の範囲で合わせ面が相互に接触しない非接
触部をボルト締め部分に形成している。なお、非接触部
の適正な形成範囲は合わせ面の形状などの条件によって
変わるので、上記の数値は第1の発明の場合とは異なる
値となっている。
【0007】
【作用】第1の発明によれば、合わせ面の接触部分にボ
ルトの締付力を集中させて高い面圧を保って強固に締め
付けることができ、しかもボルト締め部分から少し離れ
ていてフレッティング摩耗が生じやすい合わせ面の中央
付近の部分は接触させないようにしているので、締め付
け不十分に起因するフレッティング摩耗が防止される。
潤滑油通路の開口部をぬすみ部以外の部分、すなわち高
い面圧を保って強固に締め付けられる部分に設けること
により、合わせ面からの潤滑油の漏れを防ぐためのOリ
ング等の封止部材が不要となる。また、ロッド部の合わ
せ面側は一般に大端部と比べて肉厚が薄いためにぬすみ
部を設けると応力集中が起きやすくなるが、ぬすみ部を
大端部の上部ハウジングの合わせ面に設けることにより
応力集中が防止される。
【0008】第2の発明によれば、大端部の突出部によ
り上部ハウジングの剛性が大きくなり、運転中のハウジ
ングの変形が少なくなって軸受摩耗が低減される。また
突出部端面をロッド部に接触させないため、締め付け不
充分となりやすい中央付近のフレッティング摩耗が防止
され、更に突出部と凹部の嵌合にボルトの締付力が加わ
ってより強固な連結が可能となる。第3の発明によれ
ば、合わせ面の接触部分にボルトの締付力が集中するの
で中央付近の面圧も高く保たれ、慣性力による口開きが
防止されて締め付け不充分に起因するフレッティング摩
耗が防止される。
【0009】
【第1の発明の実施例】以下、図示の実施例について説
明する。図1及び図2は第1の発明の一実施例を示した
ものであり、1は大端部11、ロッド部12及び小端部
13からなる連接棒である。大端部11は中央部で分割
されたもので、上部ハウジング11−1と下部ハウジン
グ11−2をボルト2の締め付けによって一体化されて
おり、上部ハウジング11−1とロッド部12とはボル
ト3の締め付けで一体化されている。小端部13はロッ
ド部12と一体に形成されている。
【0010】4はぬすみ部であって、上部ハウジング1
1−1の上面の合わせ面11aとロッド部12の下端の
合わせ面12aの少なくとも一方に形成されるが、図で
は合わせ面11aに形成した例を示している。このぬす
み部4は、合わせ面11aの中央部分をクランク軸の方
向に例えば50μm乃至1mm程度の深さで切削して形成
されたもので、図2に示すように、その形成範囲Aはク
ランク軸に直角な方向の全幅Bに対して20%乃至70
%に選定されており、これにより合わせ面11a,12
a間には相互に接触しない非接触部5が形成されてい
る。6a及び6bは大端部11から小端部13に潤滑油
を供給する潤滑油通路であり、大端部11及びロッド部
12にそれぞれ形成され、各合わせ面11a,12aの
ぬすみ部4が形成されていない部分に開口して相互に連
通しており、Oリング等の封止部材は不要である。な
お、6cはプラグ、3a,3bはボルト穴、7はノック
ピン、7aはノックピン穴である。
【0011】図3は合わせ面11a,12a間の面圧の
状態を示したものであり、(a)はぬすみ部4の形成範囲
Aが全幅Bに対して20%以下の場合、(b)は70%の
場合、(c)は40%の場合をそれぞれ例示している。横
軸は合わせ面の中央から外端までの位置を%で示してあ
る。図のCはボルト位置であり、実線のようにボルト締
付力は位置Cで最も高くなり、外側及び内側に行くほど
小さくなる。また、筒内圧作用時と慣性力作用時の面圧
もそれぞれ鎖線及び破線で示すようにほぼ同様な傾向で
変化するが、ぬすみ部4の形成範囲Aが全幅Bに対して
20%以下の場合には慣性力作用時の面圧が20%付近
よりも中央でほとんど零となり、また形成範囲Aが全幅
Bに対して70%以上の場合には各面圧共大きくなる
が、筒内圧作用時の面圧が70%付近で急に増加するよ
うになる。
【0012】このように、ぬすみ部4が小さいと中央付
近の面圧が低くなり、慣性力作用時に口開きしやすくな
ってフレッティング摩耗が生ずる。また、逆にぬすみ部
4が大きい場合にはぬすみ部4の境界付近で筒内圧作用
時の面圧が過大となり、これに伴う損傷摩耗が生ずるの
であるが、ぬすみ部4の形成範囲が適正であると(c)に
示すように適度な面圧が保たれる。ぬすみ部4の大きさ
とフレッティング摩耗及び損傷摩耗の発生量との関係を
例示したものが図4であり、実線はフレッティング摩耗
量、破線は損傷摩耗量である。すなわち、フレッティン
グ摩耗はぬすみ部4の形成範囲が20%程度から発生し
始めてそれ以下で急速に増加し、損傷摩耗は70%程度
から発生し始めてそれ以上で急速に増加する傾向を示し
ている。従って、ぬすみ部4の形成範囲は20%程度か
ら70%程度が適切であると考えられるのであり、この
範囲でぬすみ部4を設けることによってフレッティング
摩耗と損傷摩耗の両方をなくすことができる。
【0013】図5及び図6は別の実施例であり、ロッド
部12の下端の合わせ面12aにぬすみ部4を形成し、
潤滑油通路6a,6bをぬすみ部4が形成されている部
分に開口させて相互に連通させている。この場合にはぬ
すみ部4から潤滑油が漏れないようにする必要があり、
合わせ面11aにOリング溝8aを設けてOリング8を
挿入しているが、このような構造とすることにより潤滑
油通路6bの加工が容易になる。なお、ぬすみ部4は大
端部11の合わせ面11aとロッド部12の合わせ面1
2aのいずれに設けてもよいが、ぬすみ部4を合わせ面
12aに形成した場合には図にDで示した部分の肉厚が
薄くなり、応力集中を招く可能性がある。このため、ロ
ッド部12の形状によっては、ぬすみ部4を大端部11
の合わせ面11aに設けた方が望ましい場合がある。
【0014】
【第2の発明の実施例】図7乃至図9は第2の発明の実
施例である。なお、上述の実施例と同一の部分は同一の
参照符号で示してあり、異なる点を中心に説明する。図
において、21は大端部11の合わせ面11aの中央部
分に設けられた突出部、22は突出部21に対応してロ
ッド部12の合わせ面12aに設けられた凹部であり、
突出部21と凹部22はH6あるいはH7程度で隙間な
くきっちりと嵌合する寸法で形成されている。また、突
出部21の高さと凹部22の深さとは突出部21の端面
21aが凹部22の底面22aに接触せず、その間が相
互に接触しない非接触部5となるように選定され、突出
部21の高さhはロッド部12の下端の厚さHの10%
乃至60%に選定される。なお、突出部21と凹部22
の形成範囲Aは全幅Bに対して20%乃至70%に選定
されている。
【0015】この実施例は上述のような構成であり、突
出部21により上部ハウジング11−1の剛性が大きく
なるので、運転中のハウジングの変形が少なくなって軸
受の当たりが均一となり、大端部11での軸受摩耗が低
減される。また突出部21の端面21aを凹部22の底
面22aに接触させないため、ボルト3による締め付け
が不充分となりやすい中央付近でのフレッティング摩耗
が防止される。更に、突出部21と凹部22が隙間なく
嵌合するため位置決め機能が得られてノックピンが不要
となり、嵌合部分で合わせ面の相対すべりが阻止されて
ボルト3の締付力による強固な連結が可能となるのであ
る。なお、図7,8では突出部21と凹部22は方形と
なっているが、これは図9のように円形断面のものとし
てもよい。このようにすれば、旋盤によって容易に且つ
効率よく加工することが可能となる。
【0016】
【第3の発明の実施例】次に第3の発明の実施例を説明
する。図10及び図11において、14はぬすみ部であ
って、上部ハウジング11−1の上面の合わせ面11a
とロッド部12の下端の合わせ面12aの少なくとも一
方に形成されるが、図では合わせ面12aに形成した例
を示している。このぬすみ部14は、合わせ面12aの
両外縁のボルト穴3bが設けられている部分をそれぞれ
クランク軸の方向に例えば50μm乃至1mm程度の深さ
で切削して形成されたもので、両方合わせた形成範囲A
´はクランク軸に直角な方向の全幅Bに対して10%乃
至50%に選定されており、これにより合わせ面11
a,12a間には相互に接触しない非接触部15が形成
されている。潤滑油通路6a,6bはぬすみ部4が形成
されていない各合わせ面11a,12aの中央部に開口
して相互に連通しており、Oリング等は用いられていな
い。
【0017】図12は合わせ面11a,12a間の面圧
の状態を示したものであり、(a)はぬすみ部14の合計
形成範囲A´が全幅Bに対して10%の場合、(b)は6
0%の場合、(c)は30%の場合をそれぞれ例示してい
る。図のCはボルト位置であり、実線はボルト締付力、
鎖線と破線は筒内圧作用時と慣性力作用時の面圧をそれ
ぞれ示す。ぬすみ部14の形成範囲A´が全幅Bに対し
て10%以下の場合には慣性力作用時の面圧が中央付近
では実質的には零となり、また形成範囲A´が全幅Bに
対して50%以上の場合には各面圧共大きくなるので中
央付近で零となることはないが、筒内圧作用時の面圧が
60%付近で急に増加するようになる。
【0018】このように、ぬすみ部14が小さいと中央
付近の面圧が低くなり、慣性力作用時に口開きしやすく
なってフレッティング摩耗が生ずるのであり、逆にぬす
み部14が大きい場合にはぬすみ部14の境界付近でボ
ルト締付力や筒内圧作用時の面圧が過大となり、これに
伴う損傷摩耗が生ずるが、ぬすみ部14の形成範囲が適
正であると適度な面圧が保たれる。ぬすみ部14の大き
さとフレッティング摩耗及び損傷摩耗の発生量との関係
を例示したものが図13であり、実線はフレッティング
摩耗量、破線は損傷摩耗量である。すなわち、フレッテ
ィング摩耗はぬすみ部14の形成範囲が10%程度から
発生し始めてそれ以下で急速に増加し、損傷摩耗は50
%程度から発生し始めてそれ以上で急速に増加する傾向
を示しており、従って、ぬすみ部14の形成範囲は10
%乃至50%程度が適切であると考えられるのであり、
この範囲でぬすみ部14を設けることによってフレッテ
ィング摩耗と損傷摩耗の両方をなくすことができる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、第1の
発明は、ロッド部と大端部の合わせ面中央部の締付力が
加わりにくい箇所にぬすみ部を設け、全幅に対して20
%乃至70%の範囲で合わせ面に非接触部を形成したも
のである。従って、合わせ面の接触部分にボルトの締付
力を集中させて高い面圧を保って強固に締め付けること
ができ、しかも合わせ面のフレッティング摩耗が生じや
すい中央付近の部分は接触させないようにしているの
で、締め付け不充分に起因するフレッティング摩耗が防
止される。また、潤滑油通路の開口部をぬすみ部以外の
部分に設けるようにしたものでは、Oリング等の封止部
材が不要となる。更に、ぬすみ部を大端部の上部ハウジ
ングの合わせ面に設けることにより、ロッド部の合わせ
面側に肉厚の薄い部分が生じて応力集中が起きることが
防止される。
【0020】また第2の発明は、大端部上部の合わせ面
に突出部を、ロッド部の合わせ面に凹部をそれぞれ設
け、突出部を凹部に隙間なく嵌合させると共に、突出部
の端面と上記凹部の底面との間が非接触部となるように
したものである。従って、突出部により上部ハウジング
の剛性が大きくなり、運転中のハウジングの変形が少な
くなって軸受摩耗が低減される。また非接触部により中
央付近のフレッティング摩耗が防止され、更に突出部と
凹部の嵌合とボルトの締め付けにより強固な連結が可能
となる。
【0021】更に第3の発明は、ロッド部と大端部の上
部ハウジングの合わせ面の少なくとも一方のボルト締め
部分にぬすみ部を設け、全幅に対して合計10%乃至5
0%の範囲で合わせ面に非接触部を形成したものであ
る。従って、合わせ面の接触部分にボルトの締付力が集
中して中央付近の面圧が高く保たれ、慣性力による口開
きが防止されてフレッティング摩耗が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施例の一部破断正面図であ
る。
【図2】同実施例の大端部及びロッド部の合わせ面の平
面図である。
【図3】同実施例の合わせ面の面圧状態を示すグラフで
ある。
【図4】同実施例の合わせ面の摩耗状態を示すグラフで
ある。
【図5】他の実施例の要部の一部破断正面図である。
【図6】同実施例の大端部及びロッド部の合わせ面の平
面図である。
【図7】第2の発明の一実施例の要部の一部破断正面図
である。
【図8】同実施例の大端部及びロッド部の合わせ面の平
面図である。
【図9】他の実施例の大端部及びロッド部の合わせ面の
平面図である。
【図10】第3の発明の一実施例の要部の一部破断正面
図である。
【図11】同実施例の大端部及びロッド部の合わせ面の
平面図である。
【図12】同実施例の合わせ面の面圧状態を示すグラフ
である。
【図13】同実施例の合わせ面の摩耗状態を示すグラフ
である。
【符号の説明】
1 連接棒 2,3 ボルト 4,14 ぬすみ部 5,15 非接触部 6a,6b 潤滑油通路 11 大端部 11−1,11−2 ハウジング 11a,12a 合わせ面 12 ロッド部 21 突出部 21a 端面 22 凹部 22a 底面
フロントページの続き (72)発明者 梅原 裕明 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマーデ ィーゼル株式会社内 (72)発明者 高橋 透 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマーデ ィーゼル株式会社内 (72)発明者 秋本 成太 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマーデ ィーゼル株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−38920(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16C 7/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大端部の中央部と上部においてロッド部
    の長手方向に対して垂直な面で分割され、各分割箇所の
    合わせ面間をそれぞれボルト締めして一体化する3分割
    式の連接棒において、ロッド部と大端部の上部との間に
    形成される合わせ面がクランク軸に直角な方向に位置す
    る両側縁に近い部分で相互にボルト締めして一体化され
    ると共に、この合わせ面の少なくとも一方の面のボルト
    締め部分から遠い中央部分にぬすみ部を形成することに
    より、クランク軸に直角な方向の全幅に対して20%乃
    至70%の範囲で合わせ面が相互に接触しない非接触部
    を形成したことを特徴とする内燃機関用連接棒。
  2. 【請求項2】 大端部からロッド部に至る潤滑油通路の
    合わせ面での開口部をぬすみ部以外の部分に設けた請求
    項1記載の内燃機関用連接棒。
  3. 【請求項3】 ぬすみ部を大端部の上部ハウジング側の
    合わせ面に設けた請求項2記載の内燃機関用連接棒。
  4. 【請求項4】 大端部の中央部と上部においてロッド部
    の長手方向に対して垂直な面で分割され、各分割箇所の
    合わせ面間をそれぞれボルト締めして一体化する3分割
    式の連接棒において、ロッド部と大端部の上部との間に
    形成される合わせ面がクランク軸に直角な方向に位置す
    る両側縁に近い部分で相互にボルト締めして一体化され
    ると共に、大端部上部側の合わせ面のボルト締め部分か
    ら遠い中央部分に突出部を設け、この突出部が隙間なく
    嵌合する凹部をロッド部側の合わせ面に設け、且つ上記
    突出部の端面と上記凹部の底面との間が非接触部となる
    ようにしたことを特徴とする内燃機関用連接棒。
  5. 【請求項5】 大端部の中央部と上部においてロッド部
    の長手方向に対して垂直な面で分割され、各分割箇所の
    合わせ面間をそれぞれボルト締めして一体化する3分割
    式の連接棒において、ロッド部と大端部の上部との間に
    形成される合わせ面がクランク軸に直角な方向に位置す
    る両側縁に近い部分で相互にボルト締めして一体化され
    ると共に、この合わせ面の少なくとも一方の面の両側縁
    にそれぞれぬすみ部を形成することにより、クランク軸
    に直角な方向の全幅に対して合計で10%乃至50%の
    範囲で合わせ面が相互に接触しない非接触部をボルト締
    め部分に形成したことを特徴とする内燃機関用連接棒。
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