JP3187333B2 - 有底カートンの直進搬送装置 - Google Patents

有底カートンの直進搬送装置

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JP3187333B2
JP3187333B2 JP35626396A JP35626396A JP3187333B2 JP 3187333 B2 JP3187333 B2 JP 3187333B2 JP 35626396 A JP35626396 A JP 35626396A JP 35626396 A JP35626396 A JP 35626396A JP 3187333 B2 JP3187333 B2 JP 3187333B2
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JP
Japan
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endless chain
bottomed
carton
chain conveyor
carriers
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JP35626396A
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JPH10181718A (ja
Inventor
良光 横山
Original Assignee
株式会社中部機械製作所
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Publication date
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  • Chain Conveyers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジュース、清酒、
液体調味料等の、紙を基材とする横断面が正方形又は長
方形の立方体或いは直方体の容器(以下、カートンと称
す)に、平板材から形成しながら内容液を充填する一連
の工程中で、有底カートンを直進搬送する装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】容器の成形に関して、板紙基材は先ずチ
ューブ状に加工され、次にマンドレルと称される放射状
に腕を有するタレットの間欠回転にあわせ、腕に挿通し
たチューブ体を停止時に底成形工程を行ってカートンの
底面を形成し、形成した有底カートンを腕から下方へ押
し出し、直進搬送ライン上へ渡すのである。
【0003】この直進搬送装置は、一対の無端チェーン
コンベアの同一進行側を同一平面上に対向させて平行に
配置し、その無端チェーンコンベア間に搬送レールを設
置し、各無端チェーンコンベアに互いに対応させ、定間
隔で搬送方向に前後一組のキャリアを取り付け、キャリ
アの挾持片で有底カートンの各角部を挾持して直進搬送
する構成を有する。
【0004】各側の無端チェーンコンベアは上下二段に
構成し、キャリアの挾持片は対向した無端チェーンコン
ベアの対応する前後に取り付けられ、各挾持片で有底カ
ートンの四つの角部を挾持できるように上下の無端チェ
ーンコンベアに渡設してキャリアが取り付けてある。
【0005】そして、各挾持片が有底カートンの各角部
を挾持できるように無端チェーンコンベアの間隔を設定
し、各無端チェーンコンベアに前後のキャリアを取り付
けてあり、更にマンドレルから間欠的に渡される有底カ
ートンに応じて、前後一組の計四個のキャリアが定間隔
で取り付けられているのである。
【0006】そして、この直進搬送装置によって、搬送
レール上の有底カートンを間欠搬送しながら停止時に、
内容液の充填、上端開口部の折り畳み、融着密封等の各
工程を行うのであり、停止位置に各々の加工・充填機器
等が定位置に配備されているのである。
【0007】ところで、直進搬送させるカートンは前工
程装置のマンドレルで有底と成っているが、この有底カ
ートンは角部処理が充分でなく、又上端が開口している
関係で、自然状態では上方位置に行くほど捻れてひし形
状に変形しているのであり、搬送時にはキャリアの挾持
片で矩形に補正しながら挾持しているのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の有底カート
ンの直進搬送装置における有底カートン挟持・搬送方
法は、有底カートンの各四つの角部をキャリアの挟持片
で全て挟持して行うものであり、キャリアの数はライン
上を搬送している有底カートンの実に8倍以上の数とな
り、製造に於ける位置決め及び取り付け作業は大変な手
数となり、部品数も多量となっている。
【0009】そこで、本発明は構成を簡略化し、製造に
おける作業効率を高め、部品を減らして製造コストを低
くできる有底カートンの直進搬送装置を提供せんとする
ものである。
【0010】又、従来の直進搬送装置における一対の無
端チェーンコンベアの対向間隔及び一組の前後キャリア
の間隔は、成形するカートンの大きさ(平面形状、正方
形又は長方形の搬送方向に対する巾及び前後間隔)に合
わせて設定しているのであり、特定の大きさのカートン
の専用機として固定されたものがほとんどである。
【0011】数種類のカートンの大きさに対応できる装
置を提供しようとする試みは存在する。この場合の巾調
節は、無端チェーンコンベアの支柱との支持部を巾方向
に調節可能とすることで対応でき、技術的にも極めて容
易に為し得るのである。
【0012】これに対し、搬送方向のキャリアの前後間
隔の調節は加工・充填機器との関係で、カートンの中心
位置の移動は許されず、したがって、全てのキャリアの
位置調節が必要と考えられるのである。
【0013】しかし、全てのキャリアを個々に調節する
のは効率上非現実的であり、キャリアの挾持片に厚み調
節用のカバーを装着する方法が考えられているけれど
も、これも数種類のカバーの調達や取り替えの手数を要
するのである。
【0014】そこで、本発明は迅速、容易に、かつ効率
的に寸法の異なる複数種類のカートンの大きさに対応
きるようにした有底カートンの直進搬送装置を提供しよ
うとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の有底カートンの
直進搬送装置は、一対の無端チェーンコンベアをその同
一進行側を同一平面上に対向させて平行に配置し、
つ、その無端チェーンコンベア間に搬送レールを設置
し、各無端チェーンコンベアに定間隔で設けたキャリア
の挟持片で搬送レール上の有底カートンを間欠搬送しな
がら停止時に、内容液の充填、上部開口部の折り畳み、
融着密封等の各工程を行う装置であって無端チェーン
コンベアの支柱との支持部を巾方向に調節可能とする手
段を有すると共に、有底カートンが自然状態で捻れて水
平面がひし形状に変形して形成される各角部のうち、鋭
角部に対応するキャリアを夫々の無端チェーンコンベア
に設け、この二個のキャリアの挟持片で有底カートンの
対向する角部を挟持し搬送するようにし、無端チェ
ーンコンベアを互いに反対方向へ同一長さだけ進退させ
ることによってそれらの挟持片を有底カートンの前後長
に位置決めする手段を有しており、大きさの異なる複数
種類の有底カートンに対して装置を搬送駆動した際に有
底カートンの中心位置が搬送中の諸工程を行う機器との
関係で移動しないようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0016】
【0017】有底カートンは自然状態ではひし形状への
変形力が作用するため、突出した鋭角部を変形作用に抗
して押し戻した状態で挾持片が挾持するだけで充分な挾
持力を得られ、挾持・搬送作用に支障は生じないのであ
る。
【0018】又、有底カートンの搬送方向の前後長に対
しては、二つのキャリアの挟持片の間隔を変えることで
応じることができ、互いに反対方向へ同一長さだけ進退
させるため、挟持するいかなる有底カートンの中心位置
変えることなく、キャリアの挟持片の前後の間隔を調
節できるのである。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明装置を説明する簡略
化した平面図であり、一対の無端チェーンコンベア1
A、1Bが間隔を設けて同一平面上に平行に設置され、
基部スプロケット2Aと先端スプロケット2B間をチェ
ーンコンベア1A、1Bが対向面を基部から先端方向へ
間欠回動するように、先端スプロケット2Bが駆動源に
連結して積極回転している。
【0020】無端チェーンコンベア1A、1B間には搬
送レール3が設置され、各無端チェーンコンベア1A、
1Bにはキャリア4、4…が対向面では互いに対応関係
になるように定間隔で取り付けてある。キャリア4、4
…には有底カートン6の角部を挾持する平面L型の高さ
を有する挾持型5、5…を有する。
【0021】一方、有底カートン6は紙材を基材とする
平板を折曲して形成するものであるため、上端が開放し
た状態では捻れて水平面が正確に矩形を維持できず、図
2に示すように、上方へ行くにしたがってひし形状に変
形しているのである。
【0022】そこで、斯かるひし形状の変形を矩形に是
正して挟持片5で挟持すべく、ひし形の鋭角部イ、イに
対応する位置関係に挟持片5A、5Bを設定してキャリ
ア4A、4Bを各無端チェーンコンベア1A、1Bに定
間隔で取り付けてある。
【0023】したがって、有底カートン6のひし形状の
変形を矩形に是正して挾持片5A、5Bで挾持すること
により、ひし形状と成った鋭角部イ、イは押圧されて挾
持片5A、5Bと強く当接し、鈍角部ロ、ロに挾持片が
存在しなくても充分に有底カートン6を挾持・搬送でき
るのである(図3)。
【0024】図4は二種の有底カートン6A,6Bに対
応するキャリア4A、4B及び挾持片5A、5Bの調節
した位置関係を示すものである。有底カートン6A,6
Bの中心位置7は、搬送中の諸工程を行う機器との関係
で移動できないため、キャリア4A、4Bを互いに同一
長さ反対方向へ進退させて調節するものである。
【0025】挾持片5A、5Bの位置調節は、そのキャ
リア4A、4Bを取り付けた無端チェーンコンベア1
A、1Bを個々に回動させることによって行うことがで
き、各無端チェーンコンベア1A、1Bの駆動源を個々
に設けることで容易に調節できる。又、従来の構成では
両無端チェーンコンベア1A、1Bの駆動は同一の駆動
源から得ているが、伝達途中にクラッチを介在させ操作
することで個々の無端チェーンコンベア1A、1Bを単
独で回動して進退させることができるものである。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明装置によれば、巾
方向の調節ができると共に、簡単にカートンを挟持する
キャリアの間隔を調節することができ、したがって迅
速、容易に、かつ効率的に寸法の異なる複数種類のカー
トンに対応することができる。そして、従来の装置に比
べ、挟持片を有するキャリアの数が半分で済み、製造作
業が迅速容易となって作業効率の向上が図られ、かつ装
置の簡素化、製造コストの低廉化も図れるものである。
【0027】又、有底カートンを挾持する挾持片及びキ
ャリアが二個で済み、各々の無端チェーンコンベアに取
り付けられるため、無端チェーンコンベアを個々に回動
させるのみで、有底カートンの前後長に対応する挾持片
の位置決めが容易にでき、同一長さ互いに反対方向へ進
退させるため、有底カートンの中心位置に影響を与えな
いのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施の形態を示す平面図であ
る。
【図2】有底カートンの斜視図である。
【図3】有底カートンと挾持片との関係を示す平面図で
ある。
【図4】調節の前後を示す要部平面図である。
【符号の説明】
1A、1B 無端チェーンコンベア 2A、2B スプロケット 3 搬送レール 4 キャリア 4A、4B、 キャリア 5 挾持片 5A、5B、 挾持片 6 有底カートン 6A、6B 有底カートン 7 中心位置 イ 鋭角部 ロ 鈍角部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 35/00 - 35/58 B65B 43/00 - 43/62 B65G 17/26 B65G 17/32 B65G 15/14 B65G 15/42 - 15/44

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の無端チェーンコンベアをその同一
    進行側を同一平面上に対向させて平行に配置し、かつ、
    その無端チェーンコンベア間に搬送レールを設置し、各
    無端チェーンコンベアに定間隔で設けたキャリアの挟持
    片で搬送レール上の有底カートンを間欠搬送しながら停
    止時に、内容液の充填、上部開口部の折り畳み、融着密
    封等の各工程を行う装置であって無端チェーンコンベ
    アの支柱との支持部を巾方向に調節可能とする手段を有
    すると共に、有底カートンが自然状態で捻れて水平面が
    ひし形状に変形して形成される各角部のうち、鋭角部に
    対応するキャリアを夫々の無端チェーンコンベアに設
    け、この二個のキャリアの挟持片で有底カートンの対向
    する角部を挟持し搬送するようにし、無端チェーン
    コンベアを互いに反対方向へ同一長さだけ進退させるこ
    とによってそれらの挟持片を有底カートンの前後長に位
    置決めする手段を有しており、大きさの異なる複数種類
    の有底カートンに対して装置を搬送駆動した際に有底カ
    ートンの中心位置が搬送中の諸工程を行う機器との関係
    で移動しないようにしたことを特徴とする有底カートン
    の直進搬送装置。
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JP4162974B2 (ja) * 2002-11-01 2008-10-08 四国化工機株式会社 角筒状容器搬送コンベヤ
JP4381005B2 (ja) * 2003-03-05 2009-12-09 四国化工機株式会社 容器搬送コンベア装置
JP5694804B2 (ja) * 2011-02-17 2015-04-01 大和製衡株式会社 箱詰装置の箱整形装置
CN105501542B (zh) * 2015-12-30 2017-10-31 苏州澳昆智能机器人技术有限公司 用于冰激凌自动包装系统的进出箱整理定位装置

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