JP3187088U - 連結部材連結部材を使用した飾り台 - Google Patents

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育夫 小林
和広 岡崎
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Abstract

【課題】一の部材と他の部材とを着脱自在に連結可能でありつつも、長期にわたって緊密な嵌合状態を維持可能とするとともに、その連結作業が容易に行い得る連結部材及びこの連結部材を使用した飾り台を提供する。
【解決手段】支柱に取り付けられる第一の部材5と下台に取り付けられる第二の部材15とで連結部材が構成されている。第一の部材には嵌合突部8を有し、嵌合突部は平面視で十字形状に突出している。第二の部材には十字形状の嵌合突部が非回転で、かつ緊密に嵌まる嵌合穴部18と、嵌合穴部と連通し、嵌合穴部に嵌合される嵌合突部によって圧縮された嵌合穴部内の空気を外部へと逃がす空気逃げ穴23とを有している。
【選択図】図2

Description

本考案は連結部材、すなわち、例えば、誕生お祝い用、装飾用等に使用される据え置き型等の室内用飾り台を構成する下台と、下台に組み込んで立設させる支柱とを着脱自在に連結する連結部材及び、この連結部材を使用した飾り台に関するものである。
例えば、新生児の誕生祝などには新生児の名前を記した名前旗というものを送ることがあり、この名前旗は、所定形態の名前旗用飾り台を用いて新生児の生まれた家などに飾られている。
名前旗用飾り台は、例えば、平面視で矩形板状の下台と、この下台に設けられている嵌合穴部に一端を嵌合させて立設保持される一本の支柱(飾り棒)とで構成されている。
そして支柱の上端に設けた係止溝に名前旗の吊り下げ紐(吊り下げ部材)を係止させて吊り下げ状態で飾っている。
この種の名前旗用飾り台は、合成樹脂材で形成されるものより木材で形成されているもののほうが、高級感を醸し出すため需要者の購買意欲を掻き立てていた。
従来、例えば、非特許文献1に開示されている形態の名前旗用飾り台(武者絵のぼり用の飾り台)など種々の飾り台が提供されている。
非特許文献1を含め従来から提供されているこの種の飾り台は、木製の下台の上面に円筒状の嵌合穴を設け、この嵌合穴に、円柱状に形成した木製の支柱の下端を差し込んで嵌合させることにより、下台と支柱を一体に構成していたものが知られている。
この種の名前旗用飾り台は、主に三月節句・五月節句の時などに、雛人形や兜などとともに室内にて飾り付けされ、節句終了とともに片付けて押入れなどに収納されるものである。さらに、その他の記念日や御祝時などにも飾り付けされることがある。
従って、従来の飾り台は、上述のとおり収納性を考慮して下台と支柱を着脱自在に構成していた。一般的な着脱自在な構成として、下台の嵌合穴に対して僅かに小径に形成した支柱の下端を嵌合させる構造が採用されていた。
しかし、飾り付けのため嵌合したり、収納のため嵌合を解除したりとの作業頻度が少なくとも年に数回行なっていると、嵌合時や抜き外し時などに生じる摩擦によりその嵌合程度が変化して緩くなってしまう虞があった。また、お互いに木製であり、やわらかい材質であるため、双方若しくは一方の部材を傷付けたりして嵌合の程度が変化してしまうことがある。
さらに、下台に支柱を取り付けた後に、吊り下げた名前旗の位置を調整するために、支柱を嵌合穴に嵌合させた状態で左・右へと回転させて位置調整をすることが多く、この操作により嵌合穴と支柱の下端との摩擦が大きくなり、上記嵌合を弱めてしまう虞もあった。
また、支柱の下端を下台に釘などで固定するものも提供されているが、これでは下台と支柱が分離できず、収納が嵩張り使用勝手に課題を有していたものである。
株式会社人形と鯉のぼりの村上、武者絵のぼり、室内用、[online]平成25年8月29日検索、インターネット<URL: http://www.suigetu.jp/musya_ro.html>
本考案は、上記問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、一の部材と他の部材とを着脱自在に連結可能でありつつも、長期にわたって緊密な嵌合状態を維持可能とするとともに、その連結作業が容易に行い得る連結部材及びこの連結部材を使用した飾り台を提供することである。
上記目的を達成するために第1の本考案がなした技術的手段は、一の部材と他の一の部材とを着脱自在に連結する連結部材であって、
連結部材は、
前記一の部材と他の一の部材のいずれか一方に取り付けられる第一の部材と、
前記一の部材と他の一の部材のいずれか他方に取り付けられる第二の部材とで構成され、
第一の部材は、前記一の部材と他の一の部材のいずれか一方に取り付けられる取付部と、
前記取付部の相対向する面部から突出して設けられた嵌合突部とを有し、
前記嵌合突部は、平面視で多角形状に突出しており、
第二の部材は、前記一の部材と他の一の部材のいずれか他方に取り付けられる取付部と、
前記取付部の相対向する面部に設けられ、前記多角形の嵌合突部が、非回転で、かつ緊密に嵌まる嵌合穴部と、
前記嵌合穴部と連通し、嵌合穴部に嵌合される嵌合突部によって圧縮された嵌合穴部内の空気を外部へと逃がす空気逃げ穴とを有していることを特徴とする連結部材としたことである。
第1の本考案によれば、例えば一の部材に第一の部材を取り付け、他の部材に第二の部材を取り付け、第一の部材の嵌合突部を第二の部材の嵌合穴部に嵌合させれば、多角形状の嵌合突部が非回転で、かつ緊密に嵌合穴部に嵌り合う。
この嵌合作業にあたり、嵌合突部と嵌合穴部とが緊密に嵌合可能なように形成されているため、嵌合突部と嵌合穴部との間には極めて僅かな隙間しか存在しない。従って、嵌合突部を嵌合穴部に組み込んでいくにあたり、嵌合穴部内の空気が圧縮されて逃げ場を失うことで嵌合突部が組み込み難くなるが、本考案では、嵌合穴部内の空気を外部へと逃がす空気逃げ穴を備えたため、嵌合突部によって押圧された空気は前記空気逃げ穴を介して外部へと排出されることとなり、嵌合突部の組み込み作業が容易となる。
また、嵌合突部は多角形状で、嵌合穴部も嵌合突部が嵌合するように平面視で多角形状であるため、嵌合突部を含めて第一の部材は嵌合状態で左右方向に回転させることができない。すなわち、嵌合状態での回転作動ができないため、摩擦による嵌合部の変形なども生じ得ない。
第2の本考案は、第1の本考案において、嵌合突部は、平面視で第一の突部から第四の突部までを含む十字形状を有するように突出し、
前記第一の突部から第四の突部のうち、少なくとも一つの突部は、他の突部よりも先端の高さ位置が下がった短尺に形成されており、
嵌合穴部は、前記嵌合突部が緊密に嵌合する平面視で十字形状に形成され、
空気逃げ穴は、前記嵌合穴部と隣接して形成されていることを特徴とする連結部材としたことである。
第2の本考案によれば、嵌合突部を平面視で略十字形状とし、そのうちの少なくとも一つの突部は、他の突部よりも先端の高さ位置が下がった短尺に形成されているため、嵌合突部によって押圧された嵌合穴部内の空気は、短尺に形成された一つの突部の先端と他の突部の先端との段差によって生じた空間を通り、空気逃げ穴を介して外部へと排出される。従って、第1の本考案よりさらに空気の排出経路が確保され、嵌合突部の組み込み作業が容易となる。
第3の本考案は、第2の本考案において、空気逃げ穴は、隣り合う嵌合穴部間毎に形成されていることを特徴とする連結部材としたことである。
第3の考案によれば、計4個の空気逃げ穴が形成されることとなり、さらに嵌合穴部内で押圧された空気の排出経路が増え、嵌合突部の組み込み作業が容易となる。
第4の本考案は、第1の本考案乃至第3の本考案において、第一の部材と第二の部材は、合成樹脂材をもって構成したことを特徴とする連結部材としたことである。
第4の本考案によれば、合成樹脂材の弾性力によって嵌合突部が嵌合穴部に緊密に嵌合される。
第5の本考案は、一の部材は、飾り旗を係止して吊り下げる棒状の支柱で、
他の部材は、前記支柱を立設保持する下台であって、
第一の部材は、前記支柱の一端に取り付けられて嵌合突部が先端に一体に備えられ、
第二の部材は、前記下台に設けられた配設穴に取り付けられるとともに、嵌合穴部が上方に向けて配されることを特徴とする第1の本考案乃至第4の本考案の連結部材を使用した飾り台としたことである。
第5の本考案によれば、例えば名前旗用飾り台の支柱と下台との連結部材として第1の本考案乃至第4の本考案に開示の連結部材が使用可能である。これによれば、節句や他の行事毎に飾り台の出し入れを繰り返したとしても、嵌合突部と嵌合穴部との緊密な嵌め合いを継続することができ、かつ使用に当たって大変使用勝手に優れた飾り台を提供することができる。すなわち、上述の連結部材の作用効果が全て適用され、嵌合突部の組み込み容易性、緊密な嵌合が得られる。
第6の本考案は、第5の本考案において、飾り旗には、吊り下げ紐が備えられ、
支柱の頂面には前記飾り旗の吊り下げ紐を係止する直線状の係止溝が形成されており、
下台は、平面視で矩形状に形成されており、
前記係止溝と下台の一辺とを平行に位置させれば、前記嵌合突部と嵌合穴部との位置合わせが可能となることを特徴とする飾り台としたことである。
第6の本考案によれば、特に、本考案では、多角形状の嵌合突部と嵌合穴部との嵌合作業となるため、位置合わせができないと、簡単に嵌合ができず、その嵌合作業に苛立ちを覚えることとなる。しかし、本考案によれば、支柱を下台に立設保持させる際に、支柱の頂面の係止溝と、下台の一辺とを平行に位置させれば、前記嵌合突部と嵌合穴部との位置合わせが可能となるため、嵌合作業が確実かつ容易となる。
本考案によれば、一の部材と他の部材とを着脱自在に連結可能でありつつも、長期にわたって緊密な嵌合状態を維持可能とするとともに、その連結作業が容易に行い得る連結部材及びこの連結部材を使用した飾り台を提供することができた。
また、木製等の飾り台の需要者であって、長期間その飾り台を使用していた結果、支柱を組み込み保持する下台の穴部分に緩みが出てきていた場合であっても、本考案の連結部材を使用すれば、支柱と下台との緊密な嵌合構造を簡単且つ安価に提供することができる。従って、従前から使用していた飾り台を、さらに長期間継続して使用することができるため、現状品を有効利用でき、資源の無駄防止にも寄与する。
本考案の連結部材及び連結部材を使用した飾り台の実施の一形態で、連結部材の嵌合を解除した状態の全体斜視図である。 本考案の連結部材の一実施形態であって、第一の部材と第二の部材を分離して示す拡大斜視図である。 本考案の連結部材の概略図であって、(a)は第一の部材と第二の部材とが嵌合されている状態の側面図、(b)は第一の部材と第二の部材とが嵌合されている状態の縦断正面図、(c)は第一の部材と第二の部材とが嵌合されている状態の縦断側面図である。 本考案の連結部材の第一の部材と第二の部材が嵌合されている状態の横断平面図である。 図2のA−A断面図で、本考案の連結部材の第二の部材の縦断正面図である。 図4のB−B断面図で、本考案の連結部材の第一の部材の嵌合突部を、第二の部材の嵌合穴部に嵌合し、嵌合穴部内の空気が空気逃げ穴を介して外部へと逃がされている状態を示す概略断面図である。 本考案の飾り台であって、支柱を下台に取り付けたときに、支柱の頂面に設けた係止溝と下台の一辺とが平行であることを示す平面図である。
以下、本考案の実施の一実施形態について、図1乃至図7を参照しながら説明する。
本考案は、一の部材と他の一の部材とを着脱自在に連結する連結部材及びその連結部材を使用した飾り台に関するものであって、本実施形態では、前記連結部材を使用した名前旗用飾り台の一実施形態について説明する。
なお、本考案は本実施形態に何等限定して解釈されるものではなく、本考案の連結部材は、名前旗用飾り台以外の飾り台にも使用可能であり、さらに飾り台以外の部材であっても本考案の範囲内において適宜設計変更して適用可能である。
本実施形態では、本考案の実施の一形態に係る飾り台として、図1に示す名前旗用飾り台を想定する。図1中、1は名前旗用飾り台、2は名前旗、3は支柱(一の部材)、4は下台(他の部材)、5は第一の部材(連結部材)、15は第二の部材(連結部材)をそれぞれ示す。
なお、名前旗2は概略をもって説明するが、これに限定解釈されるものではなく、本考案の範囲内で種々の名前旗を飾ることができる。また、名前旗に代えて、家紋旗や各種タペストリーなどを飾ることも可能である。
支柱3は、長尺の円柱棒状に形成された木製の飾り棒で、その一端(下端)に第一の部材5が取り付けられるとともに、一端(下端)と相対向する端部である上端には、その頂面3aに直線状の係止溝3bが形成されている。
係止溝3bは、名前旗2の吊り下げ部材(吊り下げ紐)2aを係止可能なように所定深さの直線溝形状に形成されている(図1及び図7参照。)。
また、支柱3は、一端(下端)が、第一の部材5の取り付け部(挿入穴)6に挿入可能なように他の部分と比して径を細く成形している(図示省略)。
すなわち、本実施形態では、第一の部材5を一端(下端)に取り付けた際に、第一の部材5の外面と支柱3の外面とが同一径となるように構成して外観的美観を向上させている(図1参照。)。
支柱3は、本実施形態では、円柱棒状に形成したが、これに限定解釈されるものではなく、角柱棒状であってもその他の形状であってもよく設計変更可能である。
下台4は、矩形状、本実施形態では平面視で正方形状を有する木製の板材で、その上面の略中央に第二の部材を取り付ける配設穴4aが設けられている。配設穴4aは本実施形態では、下面に貫通していない非貫通状の配設穴を想定しているが、貫通した配設穴であっても本考案の範囲内である。配設穴4aの穴径や穴深さは第二の部材15の形態によって適宜設計変更可能であり、特に限定はされない。
第一の部材5は、合成樹脂材にて、短尺円柱状の全体外形をもって一体に構成されており、その一端には支柱(一の部材)3の一端(下端)が取り付けられる取付部(挿入穴)6が備えられ、他端、すなわち、前記取付部6の備えられている面と相対向する面部7から嵌合突部8が突出して設けられている(図2及び図3参照。)。
取付部6は、所定深さの円筒状の穴部で、一端を開放して支柱3の下端が嵌入可能に構成されている(図3(b)(c)参照。)。
取付部6の穴深さは、例えば、本実施形態では、支柱3の下端先端面が取付部6内の穴底6aに当接若しくは穴底6aとの間に僅かに隙間をもって配設された際に、支柱3の下端部分全体が穴内に収容される程度としている。
また、支柱3の下端は、この取付部6内に接着剤を介して固着する。なお、支柱3の一端(下端)と取付部6とは緊密に固定されていることが好ましいが、特に本考案において限定されるものではない。また、接着剤を使用することも任意であって設計変更可能である。例えば、支柱3の下端外周面と取付部6の内周面とが螺合可能な構成をもって形成されているものであってもよい。
前記嵌合突部8は、前記面部7から平面視で多角形状に突出している。本実施形態では、平面視で第一の突部9、第二の突部10、第三の突部11、第四の突部12までを含む十字形状を有するように突出している(図2参照。)。
本実施形態では、前記面部7から真っ直ぐに一体に突設された矩形平板状の板部材8aと、その板部材8aの両側面の略中心に対してそれぞれ直交するように面部7から真っ直ぐに一体に突設された矩形平板状の前後の板部材8b・8cとによって平面視で十字形状を有する嵌合突部8を、前記面部7に一体成形している(図2及び図4参照。)。
すなわち本実施形態では、板部材8aの一方側を第一の突部9、他の一方側を第二の突部10とし、そして板部材8bを第三の突部11とし、板部材8cを第四の突部12としている(図2乃至図4参照。)。
また、本実施形態では、板部材8aの突出高さと、板部材8b及び8cの突出高さとを異にするものとしている(図2参照。)。
すなわち、本実施形態では、第一の突部9の先端9aと第二の突部10の先端10aに比して、第三の突部11の先端11aと第四の突部12の先端12aが低くなるように構成されている。すなわち、板部材8aに比して、板部材8bと板部材8cが短尺に面部7から突設されるように構成している。
なお、前記第一の突部9から第四の突部12のうち、少なくとも一つの突部が、他の突部よりも先端の高さ位置が下がった短尺に形成されていればよい。
また、本実施形態では、第一の突部9から第四の突部12のそれぞれの角を面取りして丸みを帯びた形状を有しているため、その面取り部分がガイドとなって第二の部材15の嵌合穴部18への挿入が容易に成し得る(図2参照。)。
嵌合突部8は、面部7の外周から面部7の中心方向に向けて所定距離入って備えられ、嵌合突部8と面部7の外周との間には所定のスペース7aが形成されている(図2及び図3参照。)。従って、第一の部材5の嵌合突部8を第二の部材15の嵌合穴部18に嵌合させたときに、前記所定のスペース7aが、第二の部材15の面部17と当接する。
本実施形態では、嵌合突部8を構成している第一の突部9と第二の突部10を有する板部材8aと、支柱3の頂面3aに設けた係止溝3bが平行となるように構成している。
そして、前記板部材8a(第一の突部9と第二の突部10)を嵌合する嵌合穴部18(第一の穴部19と第二の穴部20)が、下台4の一辺4bと平行となるように第二の部材15の取付部16を、下台4の配設穴4aに埋設固定する。すなわち、本実施形態では、下台4の一辺4aと、板部材8a(第一の突部9と第二の突部10)と、支柱3の係止溝3bとが全て平行となるように構成している。
このように構成することにより、支柱3の頂面3aの係止溝3bと、下台4の一辺4aとを平行に位置させれば、前記嵌合突部8と嵌合穴部18との位置合わせが可能となるため、嵌合作業が確実かつ容易となる(図7参照。)。
なお、嵌合突部8のそれぞれの肉厚は特に限定されず任意であり、また嵌合突部の形状などは本実施形態に限定解釈されるものではなく、平面視で多角形状に形成される形態を有するものであればよく、例えば平面視でテトラ形状、三角形状、星形状など本考案の範囲内で設計変更可能である。
また、嵌合突部8が平面視で十字形状に形成される場合であっても、第一の突部9、第二の突部10、第三の突部11、第四の突部12がそれぞれ分離して面部7から立設されているものであってもよい。
第二の部材15は、前記下台4(他の一の部材)の配設穴4aに取り付けられる取付部16と、前記取付部16の相対向する面部17に設けられ、前記多角形の嵌合突部8が、非回転で、かつ緊密に嵌まる嵌合穴部18と、前記嵌合穴部18と連通し、嵌合穴部18に嵌合される嵌合突部8によって圧縮された嵌合穴部18内の空気を外部へと逃がす空気逃げ穴23とを有して構成されている。
第二の部材15は、合成樹脂材にて、短尺円柱状の全体外形をもって一体に構成されており、下台4の配設穴4aに取付部16を埋設すると、嵌合穴部18が上方に向けて配され、面部17(嵌合穴部18の頂面側)が下台4の上面と面一(同一平面)となるように構成されている(図1及び図2参照。)。
取付部16は、第二の部材15の底面15a及び外周面15bが本実施形態では機能しており、下台4の配設穴4a内に接着剤を介して固定される。なお、本実施形態では、接着剤を介して固定するものとしたが、限定されるものではなく、容易に下台4の配設穴4aから離脱しないことが好ましく、例えば取付部16の外周面15bと配設穴4aの内周面とが螺合可能な構成をもって形成されているものであってもよい。
嵌合穴部18は、前記面部17から内方に向けて刻設され、前記嵌合突部8が緊密に嵌合する穴形状を有しているものであり、本実施形態では、平面視で十字形状に形成されている(図2乃至図6参照。)。
具体的には、前記第一の突部9から第四の突部12がそれぞれ緊密に嵌合可能な穴幅及び穴深さで、例えば第一の穴部19から第四の穴部22で構成された平面視で十字形状の穴部をもって構成されている。
第一の穴部19から第四の穴部22は、それぞれが交叉する十字形状の中心領域にて連通している(図2及び図4参照。)。
そして、それぞれの穴部19〜22の面部17での開放先端は、全て面部17と面一(同一平面)となっている(図2参照。)。
なお、嵌合穴部18の形状は、嵌合突部8の形状によって適宜変更されるものであり、本考案の範囲内で設計変更可能である。
空気逃げ穴23は、隣り合う嵌合穴部18、すなわち、第一の穴部19と第三の穴部21との間、第二の穴部20と第三の穴部21との間、第二の穴部20と第四の穴部22との間、そして第四の穴部22と第一の穴部19との間に、それぞれの穴部19〜22と隣接しかつ連通して形成されている(図2及び図4参照。)。
例えば、空気逃げ穴23は、第一の穴部19と第三の穴部21との間に配される第一の逃げ穴24、第二の穴部20と第三の穴部21との間に配される第二の逃げ穴25、第二の穴部20と第四の穴部22との間に配される第三の逃げ穴26、そして第四の穴部22と第一の穴部19との間に配される第四の逃げ穴27で構成されている。本実施形態では、平面視で蟻溝形状に形成されている(図4参照。)が、それぞれの逃げ穴形状は図示形態に限定されるものではない。
第一の逃げ穴24から第四の逃げ穴27は、それぞれ第一の穴部19から第四の穴部22が交叉する十字形状の中心領域にて連通している(図2及び図4参照。)。
従って、第一の穴部19と第三の穴部21との間で第一の逃げ穴24が連通し、第二の穴部20と第三の穴部21との間で第二の逃げ穴25が連通し、第二の穴部20と第四の穴部22との間で第三の逃げ穴26が連通し、そして第四の穴部22と第一の穴部19との間で第四の逃げ穴27が連通しているため、嵌合突部8を嵌合穴部18に嵌合させる際に、嵌合突部8(第一の突部9〜第四の突部12)によって、嵌合穴部18(第一の穴部19〜第四の穴部22)内の空気が押圧されても、その押圧された空気はそれぞれ隣接する第一の逃げ部24〜第四の逃げ部27を介して外部へと排出される。
従って、嵌合突部8の押圧に対する反発力が減少するため、支柱3の下台4への組み込み作業が極めて容易に行い得る。
なお、第一の部材5と第二の部材15は、それぞれ合成樹脂材をもって形成されているため、合成樹脂の弾性力によって緊密に嵌合することができる。また、多少の成形誤差があったとしてもその弾性力によって誤差が吸収されるため第一の部材5と第二の部材15の嵌合が成し得ないという不都合も生じ難くなる。例えば、一例として、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル樹脂、ABS樹脂など本考案の範囲で適宜選択可能である。なお、合成樹脂に代えてゴム材などを使用することも本考案の範囲内である。
本実施形態によれば、第一の突部9の先端9aと第二の突部10の先端10aに比して、第三の突部11の先端11aと第四の突部12の先端12aが低くなるように構成されている、すなわち、板部材8aに比して、板部材8bと板部材8cが短尺に面部7から突設されるように構成していることにより、次のような特有の作用効果を奏する。
第一の突部9と第二の突部10によって押圧された嵌合穴部18内の空気は、短尺に形成された第三の突部11及び第四の突部12のそれぞれの先端9a・10aと先端11a・12aとの段差によって生じた空間を通り、空気逃げ穴23(24〜27)を介して外部へと排出される。
このように構成したことにより、嵌合突部8を嵌合穴部18に嵌合する際、嵌合突部8によって押圧される嵌合穴部18内の空気がスムーズに空気逃げ穴23へと導かれるため、支柱3の下台4への組み込み作業が極めて容易に行い得る。
また、本実施形態によれば、十字形状の嵌合突部8が全て同一平面形状をもって構成している場合と比して、第三の突部11の先端11aと第四の突部12の先端12aが第一の突部9の先端9aと第二の突部10の先端10aに比して低くなるように構成されているため、第一の突部9の先端9aと第二の突部10の先端10aのみがガイドとなって嵌合穴部18へと案内され易くなり、組み込み操作性が向上する。
本実施形態によれば、嵌合突部8は多角形状で、嵌合穴部18も嵌合突部8が嵌合するように平面視で多角形状であるため、嵌合突部8を含めて第一の部材5は嵌合状態で左右方向に回転させることができない。すなわち、嵌合状態での回転作動ができないため、摩擦による嵌合部の変形なども生じ得ない。
また、従来のような単なる円柱状の支柱と円柱状の嵌合穴部との嵌合と比して、本実施形態のように多角形状の嵌合突部8とこの嵌合突部8が緊密に嵌合する嵌合穴部18との構成とすることにより、接触面積が大きくなるため、より緊密な嵌合が得られる。
また、木製等の飾り台の需要者であって、長期間その飾り台を使用していた結果、支柱を組み込み保持する下台の穴部分に緩みが出てきていた場合であっても、本実施形態の連結部材(第一の部材5と第二の部材15)を使用すれば、支柱3と下台4との緊密な嵌合構造を簡単且つ安価に提供することができる。従って、従前から使用していた飾り台を、さらに長期間継続して使用することができるため、現状品を有効利用でき、資源の無駄防止にも寄与する。
本実施形態では、支柱3を一の部材とし、下台4を他の部材とし、第一の部材5を支柱3に取り付けるとともに、第二の部材15を下台4に取り付ける実施の形態について説明したが、支柱3に第二の部材15を取り付け、下台4に第一の部材5を取り付ける実施の形態であってもよい。すなわち、嵌合突部8を下第4の上面側に取り付け、嵌合穴部18を支柱3の一端(下端)に取り付ける形態であってもよい。
また、下台4を一の部材とし、支柱3を他の部材とすることも可能である。
なお、本実施形態において支柱3と下台4をそれぞれ木製として説明したが、竹製であっても、合成樹脂性であっても、金属製であってもよく、それぞれの材質は特に限定されるものではなく本考案の範囲内で適宜設計変更可能である。
本実施形態では、支柱3の下台4への組み込み作業性を向上させる関係から、下台4を矩形状としているが、このような組み込み作業性の向上との作用効果を求めなければ、下台4はその形状に特段限定されるものではなく、本考案の範囲内で設計変更可能である。
1 名前旗用飾り台
2 名前旗
3 支柱(一の部材)
4 下台(他の部材)
5 第一の部材
6 取付部
7 面部
8 嵌合突部
15 第二の部材
16 取付部
17 面部
18 嵌合穴部
23 空気逃げ穴

Claims (6)

  1. 一の部材と他の一の部材とを着脱自在に連結する連結部材であって、
    連結部材は、
    前記一の部材と他の一の部材のいずれか一方に取り付けられる第一の部材と、
    前記一の部材と他の一の部材のいずれか他方に取り付けられる第二の部材とで構成され、
    第一の部材は、前記一の部材と他の一の部材のいずれか一方に取り付けられる取付部と、
    前記取付部の相対向する面部から突出して設けられた嵌合突部とを有し、
    前記嵌合突部は、平面視で多角形状に突出しており、
    第二の部材は、前記一の部材と他の一の部材のいずれか他方に取り付けられる取付部と、
    前記取付部の相対向する面部に設けられ、前記多角形の嵌合突部が、非回転で、かつ緊密に嵌まる嵌合穴部と、
    前記嵌合穴部と連通し、嵌合穴部に嵌合される嵌合突部によって圧縮された嵌合穴部内の空気を外部へと逃がす空気逃げ穴とを有していることを特徴とする連結部材。
  2. 嵌合突部は、平面視で第一の突部から第四の突部までを含む十字形状を有するように突出し、
    前記第一の突部から第四の突部のうち、少なくとも一つの突部は、他の突部よりも先端の高さ位置が下がった短尺に形成されており、
    嵌合穴部は、前記嵌合突部が緊密に嵌合する平面視で十字形状に形成され、
    空気逃げ穴は、前記嵌合穴部と隣接して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の連結部材。
  3. 空気逃げ穴は、隣り合う嵌合穴部間毎に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の連結部材。
  4. 第一の部材と第二の部材は、合成樹脂材をもって構成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の連結部材。
  5. 一の部材は、飾り旗を係止して吊り下げる棒状の支柱で、
    他の部材は、前記支柱を立設保持する下台であって、
    第一の部材は、前記支柱の一端に取り付けられて嵌合突部が先端に一体に備えられ、
    第二の部材は、前記下台に設けられた配設穴に取り付けられるとともに、嵌合穴部が上方に向けて配されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の連結部材を使用した飾り台。
  6. 飾り旗には、吊り下げ紐が備えられ、
    支柱の頂面には前記飾り旗の吊り下げ紐を係止する直線状の係止溝が形成されており、
    下台は、平面視で矩形状に形成されており、
    前記係止溝と下台の一辺とを平行に位置させれば、前記嵌合突部と嵌合穴部との位置合わせが可能となることを特徴とする請求項5に記載の飾り台。
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