JP3106156U

JP3106156U - 敷台式転倒防止花器

Info

Publication number: JP3106156U
Application number: JP2004003692U
Authority: JP
Inventors: 行男山下
Original assignee: Nagasaki Prefectural Government
Current assignee: Nagasaki Prefectural Government
Priority date: 2004-06-24
Filing date: 2004-06-24
Publication date: 2004-12-16
Anticipated expiration: 2010-06-24

Abstract

【課題】花を生けた花器が、地震によって倒れたり、あるいは、小さな子供がいる家庭において、花器に触れた場合に倒れたり、さらに、不安定な形状の花器が倒れたりするのを防ぐことができる、倒れにくい花器を提供する。
【解決手段】花器本体部を固定させる敷台部２に花器本体部１を差し込んで回し固定させる構造とした。即ち敷台部には、花器本体部を固定し、しかも花器本体部を着脱できる構造を有する開口部４を設け、また花器本体部の底面には、花器本体部を固定し、しかも簡単に敷台部と着脱できる機能を有する差込部３を設けることを特徴とする。
【選択図】図１

Description

本考案は、主に家庭のインテリアの装飾用として、又、オフィスや病院、ホテル、インテリアショップ等、様々な場所において、装飾用及び人々の心を癒す道具として、広く一般的に用いられる花器に関するものである。

従来この種の花器は、花器が倒れない構造のものとして、特開平08-182593に記載されている。「任意に曲成等して形成した中穴体形状の花器本体を支え台に押入して安定させるもの」、また、意願2002-8333に記載のある「共に金属製からなる台座と筒体を組み合せ、筒体を台座縦穴内に嵌挿するもの」等があった。

これには次のような課題があった。従来の花器は花器本体部を台座及び支え台部に押入することで安定させるために、台座部を立体形状とし、しかも、横巾に比べ高さを必要とするものであった。そのため、単に花器本体を安定させるための支え台としての機能を持つもので、花器本体を支える機能と共に、花器の敷台としての機能を持つものではなかった。本考案は、これらの課題を解決するために成されたものである。

上記課題を解決するために、請求項１に記載の花器は、花器本体部１と、花器あるいは花を生けた花器を美しく引き立たせ、又床面を水で濡らしたり、傷つけたりしない役割を持つ敷台２を組み合わせる構造とした。また、請求項２に記載の花器は、花器本体部を倒れないよう固定させるために、花器の敷台部に開口部３を設け、また、花器本体部の底面には花器本体部を回して固定し、しかも簡単に敷台部と着脱できる機能を有する差込み部４を設ける構造として、上記の課題を解決した。

本考案には次のような効果がある。
イ．花を生けた花器が、地震によって倒れたり、あるいは小さな子供がいる家庭等におい
て花器に触れた場合に倒れたり、さらに不安定な形状の花器が倒れるのを防ぐことが
できる。
ロ．敷台部から花器本体の着脱が簡単にできるので、敷台部を動かすことなく、容易に生
花の水の入れ替えができる。
ハ．一般的に花器を使用する場合、花を生けた花器を美しく引き立たせる役割として、ま
た、花器の底面で床面に傷をつけたり、床面を水で濡らさないようにする目的で敷台
（花瓶敷）を使用する場合が多いが、本考案の花器の敷台はこの機能を有している。
ニ．花器本体部と敷台部の形状デザイン、及び加飾を施すことにより、インテリア装飾品
としての効果を高めることができる。
ホ．器本体部の差込部と敷台部の開口部を統一すれば、花器本体部を自由に取り替える
ことができるので、各自の嗜好に合った花器デザインの選択が可能となる。

以下、本考案の実施例について説明する。
図１に示すとおり花器本体１の裏底中央部に、花器本体を敷台に固定させる差込部３を設ける。また、敷台２の中央部に、花器本体を固定させるための開口部４を設け、これにより花器本体の裏底中央部に接着した凸起部を押入後回転させることにより、敷台部に花器本体が固定する。

図６、図７は本考案の固定方法の詳細図である。花器裏底の差込部３の構造は、敷台部に差込んだあと、半回転させて敷台部に固定させるために凸起部５を設ける。また、敷台部の構造は差込部３を押入するために凸起部５に対応した凹部６を設け、さらに差込部３を開口部４に押入した後、９０度回転させ、敷台部から花器本体部が離れないようにするため止め部７を設ける。

本考案は以上のような構造で次のような実施態様をとることができる。
（１）構成部材の材質は陶磁器、ガラス、金属、合成樹脂、木等利用できる。なお、花器
本体部及び敷台部の材質は上記の異なる材質を組み合せて用いることができる。
（２）花器本体部と敷台部の形状デザインは、倒れにくくするために、花器本体部と敷台
部の大きさ、及び重量のバランスをとることが必要となるが、この条件を満たせば、
形状のデザインは自由であり、加飾も自由に施すことができる。
（３）敷台の大きさ及び重量によって、花器が倒れるのを防ぐことができるが、敷台裏面
に吸盤等を取り付けることでさらに倒れにくくすることができる。
（４）敷台部から花器本体の着脱が簡単にできるので、敷台部は床面に固定しておくこと
ができる。

本考案の斜視図（パーツ）である。本考案の斜視図（組み合せた状態）である。本考案の正面図（パーツ）である。本考案の右側面図（パーツ）である。本考案の平面図（パーツ）である。本考案の裏面図（パーツ）である。本考案の固定方法の詳細図（裏面）である。本考案の固定方法の詳細図（側面）である。

符号の説明

１．花器本体部
２．敷台部
３．花器本体差込部
４．敷台開口部
５．花器本体差込部の凸起部
６．敷台開口部の凹部
７．敷台開口部の止め部

Claims

花器本体部と花器の敷台部から成る構造を特徴とする花器。
花器本体部が倒れないよう、花器本体部を花器の敷台部に固定することができ、且つ花器本体部を、敷台部から容易に着脱できる構造を特徴とする花器。