JP3187074U - 巻き寿司用調理器具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本考案の調理器具1は、開口部11を区画するとともに均一な第1高さh1を有した外縁部12が設けられた型枠10と、円形断面を有するとともに開口部11の幅Wより大きい長さLを有した棒状体20とを備える。開口部11の下側には板海苔が載置されかつ開口部11内には米飯が載置される。棒状体20を米飯に押し当てながら外縁部12上で回動させることによって、米飯の高さを開口部11に亘って第1高さh1に調節可能であることを特徴とする。開口部11は矩形であり、外縁部12が互いに離間した一対の長片部12A,12Bと、一対の短片部12C,12Dとを有し、かつ、棒状体20の長さLが長片部12A,12Bの離間距離よりも長いことが好ましい。
【選択図】図1
Description
近年、一般家庭の食卓においても海苔巻等の巻き寿司を作る機会が増えている。一般家庭で巻き寿司を調理するための道具として、複数本の竹ひごを糸で編んでなる簀の子が従来から使用されている(例えば、特許文献1を参照)。
また、本願の出願人は、巻き寿司の調理以外にも、一般家庭で手軽におにぎりを成形するために、合成樹脂製のおにぎり成形器を既に提案している(特許文献2,3を参照)。
(態様1)
開口部を区画するとともに均一な第1高さを有した外縁部が設けられた型枠と、
円形断面を有するとともに前記開口部の幅より大きい長さを有した棒状体と、
を備え、かつ、
前記開口部の下側には板海苔が載置されかつ前記開口部内には米飯が載置され、
前記棒状体を前記米飯に押し当てながら前記外縁部上で回動させることによって、前記米飯の高さを前記開口部に亘って前記第1高さに調節可能であることを特徴とする巻き寿司用調理器具。
(態様2)
前記型枠の前記開口部が矩形であるとともに、前記型枠の前記外縁部が互いに離間した一対の長片部と、一対の短片部と、を有し、かつ、
前記棒状体の前記長さが前記長片部の離間距離よりも長いことを特徴とする態様1に記載の調理器具。
(態様3)
前記短片部の一方が、前記第1高さよりも大きい第2高さを有し、かつ、前記一対の長片部には、それぞれ、前記第1高さから前記第2高さまで徐々に増加した高さを有した傾斜部が設けられることを特徴とする態様1又は2に記載の調理器具。
(態様4)
前記棒状体の外周面には、多数の第1凸部が形成された第1凹凸面と、該第1凸部の表面には第2凸部が形成された第2凹凸面と、を含んだダブルエンボスが形成されることを特徴とする態様1〜3のいずれかに記載の調理器具。
(態様5)
前記棒状体が中空筒状体であることを特徴とする態様1〜4のいずれかに記載の調理器具。
(態様6)
米飯を収容可能な収容部が設けられた容器体と、前記収容部に蓋をする蓋体と、を有した米飯成形器をさらに備え、かつ、
前記収容部には、前記蓋体が押し当てられることによって筒状空間が形成され、かつ、該筒状空間の長さが前記型枠の前記開口部の前記幅と同等になるよう形成されていることを特徴とする態様1〜5のいずれかに記載の調理器具。
(態様7)
前記筒状空間を形成する前記収容部の面と前記蓋体の面の少なくとも一方には、多数の第1凸部が形成された第1凹凸面と、該第1凸部の表面には第2凸部が形成された第2凹凸面と、を含んだダブルエンボスが形成されることを特徴とする態様6に記載の調理器具。
次に、図4〜図6を参照しながら本実施例の調理器具1の使用方法及び作用について説明する。
先ず、キッチンの清潔な面(例えば、まな板2の表面)上に板海苔3を敷き、この板海苔3の上に型枠10を載置する(図4(a)を参照)。この際、型枠10の開口部11と板海苔3の位置とが整合するように型枠10を板海苔3の上に載せる。
次に、板海苔3の上に、しゃもじ4などを使ってシャリ5を開口部11内に領域に亘っておおよそ均等に盛り付ける(図4(b)を参照)。
その後、棒状体20を、その両端21,22に近い部分がそれぞれ型枠10の外縁部12(図示の例では、長片部12A,12B)上に当接しながら、一方の短片部12Cから他方の短片部12Dに向かって走行するように、棒状体20を回動させる(図4(c)及び(d)を参照)。これにより、棒状体20の外周面23が、外周面23走行下のシャリ5の厚みを所定の第1高さh1になるまで板海苔3に押し付けることができるようになり、板海苔3上に盛られたシャリ5の厚みを開口部11全面に亘ってより均一にすることができるようになる。
米飯成形器30の容器体31を用意し、その収容部33にもシャリ5を敷き詰める(図5(a)を参照)。そして、蓋体32で蓋をしながら、シャリ5を押圧して、収容部33と蓋体32とで区画された筒状空間34に対応した形に成形する(図5(b)及び(c)を参照)。
次に、米飯成形器30により上述のように成形されたシャリ5に板海苔3を巻く(図5(d)を参照)。これにより、型枠10と棒状体20とで成形される巻き寿司(本巻き)内に収容される具材(小巻き6)が提供される図5(e)を参照)。なお、小巻き6は具材の一例に過ぎず、これに替えて、例えば、角材状に切断した玉子焼きやキュウリ等を具材として利用しても良い。
以上の小巻き6を数本、型枠10内のシャリ5の上に載置する(図5(f)を参照)。そして、一方の短片部12Cで形成された(つまり、第1高さh1を有する)シャリ端部側から他方のシャリ端部側に向かってシャリ5と板海苔3をロール状に巻き付けていく(図6(a)を参照)。この際に、小巻き6の周囲を取り囲むようにシャリ5と板海苔3を巻き付ける。最後に、傾斜部13A,13Bの高さに対応した厚みを有したシャリ部分5Sを用いて、巻き終わりの板海苔3の他方の端部を糊づけする。これにより、小巻き6などの具材が確実に収容された本巻き7が提供されることになる(図6(b)を参照)。さらに、この本巻き7を、包丁などを利用して、食べやすいように短い長さに切断してもよい(図6(c)を参照)。
2 まな板
3 板海苔
4 しゃもじ
5 米飯(シャリ)
5S 型枠の傾斜部に対応した厚みを有した米飯(シャリ)部分
6 小巻き
7 本巻き
10 型枠
11 開口部
12 外縁部
12A,12B 外縁部を構成する長片部
12C,12D 外縁部を構成する短片部
13A,13B 長片部上の傾斜部
20 棒状体
21,22 棒状体の端部
23 棒状体の外周面
24 棒状体の本体
25,26 棒状体の蓋部材
30 米飯成形器
31 容器体
32 蓋体
33 容器体の収容部
d 棒状体の内径
h1 外縁部の第1高さ
h2 外縁部の第2高さ
L 棒状体の長さ
W 開口部の幅
Claims (7)
- 開口部を区画するとともに均一な第1高さを有した外縁部が設けられた型枠と、
円形断面を有するとともに前記開口部の幅より大きい長さを有した棒状体と、
を備え、かつ、
前記開口部の下側には板海苔が載置されかつ前記開口部内には米飯が載置され、
前記棒状体を前記米飯に押し当てながら前記外縁部上で回動させることによって、前記米飯の高さを前記開口部に亘って前記第1高さに調節可能であることを特徴とする巻き寿司用調理器具。 - 前記型枠の前記開口部が矩形であるとともに、前記型枠の前記外縁部が互いに離間した一対の長片部と、一対の短片部と、を有し、かつ、
前記棒状体の前記長さが前記長片部の離間距離よりも長いことを特徴とする請求項1に記載の調理器具。 - 前記短片部の一方が、前記第1高さよりも大きい第2高さを有し、かつ、前記一対の長片部には、それぞれ、前記第1高さから前記第2高さまで徐々に増加した高さを有した傾斜部が設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の調理器具。
- 前記棒状体の外周面には、多数の第1凸部が形成された第1凹凸面と、該第1凸部の表面には第2凸部が形成された第2凹凸面と、を含んだダブルエンボスが形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の調理器具。
- 前記棒状体が中空筒状体であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の調理器具。
- 米飯を収容可能な収容部が設けられた容器体と、前記収容部に蓋をする蓋体と、を有した米飯成形器をさらに備え、かつ、
前記収容部には、前記蓋体が押し当てられることによって筒状空間が形成され、かつ、該筒状空間の長さが前記型枠の前記開口部の前記幅と同等になるよう形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の調理器具。 - 前記筒状空間を形成する前記収容部の面と前記蓋体の面の少なくとも一方には、多数の第1凸部が形成された第1凹凸面と、該第1凸部の表面には第2凸部が形成された第2凹凸面と、を含んだダブルエンボスが形成されることを特徴とする請求項6に記載の調理器具。
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2013
- 2013-08-28 JP JP2013004980U patent/JP3187074U/ja not_active Expired - Fee Related
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