JP3186741B2 - 電子部品実装方法 - Google Patents

電子部品実装方法

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JP3186741B2
JP3186741B2 JP20310099A JP20310099A JP3186741B2 JP 3186741 B2 JP3186741 B2 JP 3186741B2 JP 20310099 A JP20310099 A JP 20310099A JP 20310099 A JP20310099 A JP 20310099A JP 3186741 B2 JP3186741 B2 JP 3186741B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーツフィーダに
備えられた電子部品を移載ヘッドにより基板に移送搭載
する電子部品実装方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子部品(以下、「チップ」という)を
基板に実装する電子部品実装装置として、パーツフィー
ダに備えられた電子部品を移載ヘッドによりピックアッ
プし、移載ヘッドをX方向やY方向に水平移動させて、
基板の所定の座標位置に移送搭載する方式のものが知ら
れている(例えば特開平2−36599号公報)。
【0003】図8は従来の電子部品実装装置の平面図で
あり、以下その説明を行う。1は電子部品実装装置の本
体、2は本体1に設けられたガイドレールである。3は
基板であり、ガイドレール2に搬送されて、所定の位置
に位置決めされる。基板3の側方には、ベース部9上に
載置されたテーブル4が設けられており、テーブル4上
にパーツフィーダ5が多数個並設されている。
【0004】6は移載ヘッドであり、図示しない移動テ
ーブルによりX方向やY方向に水平移動し、パーツフィ
ーダ5に備えられたチップ8をノズル7に真空吸着して
ピックアップし、基板3の所定の座標位置に搭載する。
図中、矢印は移載ヘッド6の軌跡を示している。A−A
はチップ8のピックアップ位置であって、パーツフィー
ダ4の先端部はこの位置決め部A−Aのライン上に位置
決めされている。移載ヘッド6のノズル7は、このピッ
クアップ位置A−Aでパーツフィーダ5のチップ8をピ
ックアップする。パーツフィーダ4としては、テープフ
ィーダ、チューブフィーダ、トレイフィーダなどがあ
る。
【0005】さて、何れかのパーツフィーダ5のチップ
8が品切れになった場合や生産する基板3の種類が変更
になる場合には、パーツフィーダ5の交換が行われる。
従来、パーツフィーダ5の交換は、例えば次のようにし
て行われていた。すなわち、移載ヘッド6が同一のパー
ツフィーダ5について、チップ8のピックアップミスを
複数回(例えば3回)連続して繰り返したならば、その
パーツフィーダ5のチップ8は品切れになったものと制
御装置(図外)が判定し、ブザーを鳴らすなどしてオペ
レータにその旨報知する。そこでオペレータはテーブル
4へ移動し、品切れになったパーツフィーダ5をテーブ
ル4から取り外すとともに、新たなパーツフィーダ5を
テーブル4上に補充する。
【0006】図8において、パーツフィーダ5の交換
は、作業者が矢印N方向にスライドさせてテーブル4に
抜き差して行う。この着脱による交換が行われている間
は、移載ヘッド6はこのパーツフィーダ5からチップ8
をピックアップするのを中止し、交換が終了したなら
ば、ピックアップを再開する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したパーツフィー
ダ5の交換は、移載ヘッド6によるチップ8のピックア
ップが速やかに再開されるように迅速に行わねばならな
い。また新たにテーブル4上に補充されたパーツフィー
ダ5は、所定の位置に正しく装着されねばならず、矢印
N方向に位置の狂いがあると、ピックアップ位置A−A
に到来した移載ヘッド6はそのノズル7でそのパーツフ
ィーダ5のチップ8をピックアップすることはできな
い。
【0008】以上のことから、オペレータはブザーによ
りチップ8が品切れになったことを知覚したならば、直
ちにテーブル4へ向かって移動し、迅速にパーツフィー
ダ5の交換を行うとともに、細心の注意を払ってパーツ
フィーダ5をテーブル4上に正しく装着しなければなら
ない。このように従来の電子部品実装装置は、チップの
品切れにともなうパーツフィーダの交換のためのオペレ
ータの労働負担が甚だ大きいものであった。
【0009】そこで本発明は、チップの品切れにともな
うパーツフィーダの交換を手際よく行える電子部品実装
方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このために本発明は、電
子部品供給部が基板を位置決めするガイドレールと直交
する方向に移動自在に配設されており、移動テーブルを
駆動して移載ヘッドを水平移動させて移載ヘッドにより
前記電子部品供給部に設けられたパーツフィーダの電子
部品をピックアップして前記ガイドレールに位置決めさ
れた基板に移送搭載するようにした電子部品実装方法で
あって、前記パーツフィーダの電子部品を前記移載ヘッ
ドに供給するときは前記電子部品供給部に結合されたシ
リンダのロッドを引き込ませることにより前記電子部品
供給部を前記ガイドレールに接近させ、またパーツフィ
ーダの電子部品が品切れになってパーツフィーダの交換
を行うときは前記電子部品供給部に結合されたシリンダ
のロッドを突出させることにより前記電子部品供給部を
前記ガイドレールから後退させるようにしたものであ
る。
【0011】また好ましくは、前記電子部品供給部の側
部に補助テーブルが設けられており、かつ前記パーツフ
ィーダは前記電子部品供給部及び前記補助テーブルに設
けられたガイド部をスライドするテーブル上に並設され
ており、前記電子部品供給部が前記ガイドレールから
退した状態で前記電子部品供給部のガイド部と前記補助
テーブルのガイド部を直線上に並べ、これらのガイド部
上を前記テーブルをスライドさせてテーブル上のパーツ
フィーダの交換を行うようにしたものである。
【0012】また好ましくは、前記電子部品供給部を前
記ガイドレールに接近させた状態で、クランプ部により
前記パーツフィーダが設けられた電子部品供給部をクラ
ンプして前記パーツフィーダを前記移載ヘッドによる電
子部品のピックアップ位置に位置決めするものである。
【0013】上記構成によれば、電子部品供給部を基板
のガイドレールに直交する方向に移動させてガイドレー
に接近させた状態でパーツフィーダの電子部品を基板
に搭載し、またこれから後退させることにより、パーツ
フィーダの交換を容易に行える。また補助テーブル部を
設けることにより、テーブルの交換・補充を段取りよく
行える。またクランプ部によりテーブルをクランプする
ことにより、パーツフィーダを電子部品のピックアップ
位置に正しく位置決めできる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。図1は本発明の一実施の形態
の電子部品実装装置の斜視図、図2同平面図、図3およ
び図4は同側面図、図5(a)(b)は同補助テーブル
部の斜視図、図6(a)(b)および図7(a)(b)
は同テーブルの交換方法の説明図である。
【0015】図1および図2において、10は電子部品
実装装置の本体であり、その内部には基板3を矢印N1
方向へ搬送し、また基板3を所定位置に位置決めするた
めの位置決め部としてのガイドレール12が設けられて
いる。図2に示すように、ガイドレール12の両側部に
は電子部品(チップ)供給部20が設けられている。図
1において、14は移載ヘッドであって、ノズル15を
備えている。移載ヘッド14は移動テーブル16に保持
されており、移動テーブル16が駆動することによりX
方向やY方向に水平移動し、電子部品供給部20に備え
られたチップ8をノズル15に真空吸着してピックアッ
プし、基板3の所定座標位置に移送搭載する。また本体
10の両側部には、電子部品供給部20が出し入れされ
るスペース11が凹入状に確保されている。図3は電子
部品供給部20がスペース11内に収納された状態を、
また図4はスペース11から本体10の外部へ引き出さ
れた状態を示している。
【0016】次に電子部品供給部20について説明す
る。図1および図2において、21は電子部品供給部2
0の主体となる長箱形のベース部である。ベース部21
の上面の両側部には、断面コの字形のガイド部22が設
けられている。後述するように、このガイド部22に
は、パーツフィーダが多数個並設されたテーブルが配置
される。ベース部21の両側面には止具23が装着され
ている。この止具23には、ガイドロッド24とシリン
ダ25のロッド26が結合されている。ガイドロッド2
4は本体10の側部に設けられたガイド27にスライド
自在に挿着されている。またシリンダ25は本体10の
側部に設けられている。ガイドロッド24とロッド26
は平行である。したがってシリンダ25のロッド26が
突没すると、ベース部21はガイドロッド24に案内さ
れて矢印N2方向に移動する。この矢印N2方向は、上
記基板3の搬送方向N1を直交する方向であり、ベース
部21は矢印N2方向に移動することにより、スペース
11に出し入れされる。
【0017】図1および図2の下側のベース部21はシ
リンダ25のロッド26が突出してスペース11から引
き出された状態を示している。また図2において上側の
ベース部21は、シリンダ25のロッド26が引き込ん
でスペース11に収納された状態を示している。なおN
1方向はX方向、N2方向はY方向である。
【0018】図1において、本体10の両側部にはクラ
ンプ部31が設けられている。クランプ部31は、本体
10に取り付けられたシリンダ32と、シリンダ32の
ロッド(図示せず)に結合された移動子33から成って
おり、移動子33の前面にはテーブル50の端面に2個
形成された孔部53に嵌合する突起34が2個設けられ
ている。シリンダ25のロッド26を引き込めると、ベ
ース部21はスペース11に進入してガイドレール12
に接近する。そこでシリンダ32のロッドが突出する
と、移動子33はベース部21上のテーブル50側へ前
進し、突起34は孔部53に嵌合し、テーブル50は両
側方からクランプされて水平方向および上下方向に関し
て位置決めされる。すなわち孔部53とクランプ部31
は、テーブル50を移載ヘッド14のノズル15による
チップ8のピックアップ位置に位置決めする位置決め手
段となっている。なお突起34は先細テーパ状のピンで
あり、スペース11に引き込まれたベース部21のテー
ブル50の位置に多少の位置の狂いがあっても、突起3
4は孔部53に嵌入し、テーブル50を正しい位置に位
置決めすることができる。
【0019】このテーブル50の位置決め手段の意義は
次のとおりである。すなわち、電子部品実装装置が設置
される工場の床面は凹凸があり、本発明のようにベース
部21を床面上を矢印N2方向に移動させる場合、ベー
ス部21を正しい位置に位置決めすることは困難であ
る。一方、パーツフィーダ60が正しい位置に位置決め
されずに、上記ピックアップ位置A−Aから位置ずれし
たり上下方向の高さが狂っていると、移載ヘッド14の
ノズル15はパーツフィーダ60のチップをピックアッ
プできない。したがってパーツフィーダ60は正しい位
置に正確に位置決めされなければならない。そこでテー
ブル50をクランプ部31で両側部からクランプするこ
とにより、ベース部21に位置の狂いが多少あっても、
テーブル50上のパーツフィーダ60を正しく位置決め
できるようにしたものである。なお図3において、テー
ブル50の両側面に突設されたローラ51がガイド部2
2に嵌入することにより、テーブル50はガイド部22
に沿ってスライドするが、ローラ51とガイド部22の
間には若干のがたがあり、したがってクランプ部31の
ピン34がテーブル50の孔部53に嵌合するときは、
テーブル50はベース部21上で若干移動できる。
【0020】図3において、35はベース部21の下面
に設けられたキャスタであり、床面を転動する。またベ
ース部21の内部にはダストボックス36が設けられて
いる。このダストボックス36は、パーツフィーダ60
から排出される空テープを回収する。
【0021】図1において、電子部品供給部20の両側
方には左右2個の補助テーブル部40が設けられてい
る。なお図1では、作図の都合上、図において右側の補
助テーブル部40のみ記載し、左側の補助テーブル装置
40は省略している。この補助テーブル部40は、電子
部品供給部20のベース部21上にパーツフィーダ60
が並設されたテーブル50を受け渡し、またこれから受
け取るものであり、以下、図1および図5を参照してそ
の詳細な構造を説明する。
【0022】補助テーブル部40は電子部品供給部20
と同構造であって、長箱形のベース部41の上面の両側
部にガイド部42を設けて構成されている。補助テーブ
ル部40は工場内を自由に移動させるものであり、その
ためにキャスタ43と把手44が設けられている。
【0023】50はテーブルであって、ベース部41上
に載置される。テーブル50の両側面にはローラ51
(図3参照)が多数本突設されており、このローラ51
をベース部41のガイド部42内に嵌入させることによ
り、テーブル50はベース部41上にスライド自在に装
着される。52はテーブル50の両側部に設けられた把
手である。テーブル50上には、テープフィーダなどの
パーツフィーダ60が多数個並設される。またテーブル
50の側面には孔部53が形成されている。図1に示す
ように、電子部品供給部20のベース部21と補助テー
ブル部40のベース部41を直列に配置した状態で、ガ
イド部22とガイド部42は同一直線上に位置し、テー
ブル50をスライドさせて、一方のガイド部42から他
方のガイド部22へ、またその逆方へ自由に受け渡すこ
とができる。
【0024】ベース部41上面の両側部には、ストッパ
54,55が上下動自在に設けられている。このストッ
パ54,55は、ベース部41の内部に設けられたシリ
ンダ(図3)56に結合されており、シリンダ56が作
動することにより上下動作をしてベース部41の上面上
に突出し、また上面下に下降する。また図1において、
電子部品供給部20のベース部21にも同様のストッパ
37,38が上下動自在に設けられている。
【0025】図1において、ベース部41上のテーブル
50をベース部21上へ受け渡すときは、ストッパ5
4,38を下降させたうえで、テーブル50をガイド部
42からガイド部22へスライドさせる。このとき、ベ
ース部21のストッパ37は上方へ突出しており、テー
ブル50の端面がこのストッパ37に当たって、テーブ
ル50を停止させ、次にストッパ38,54を再度上昇
させることにより、テーブル50の横方向(X方向)の
位置決めをなす。また図1では図示していないが、ベー
ス部21の左側にも補助テーブル部40のベース部41
を設置する。そしてベース部21のストッパ37を下降
させたうえで、テーブル50をガイド部22からそのベ
ース部41のガイド部42へスライドさせる。すなわ
ち、ストッパ37,38,54,55は、テーブル50
をベース部21,41間で受け渡しするときに、テーブ
ル50のスライドの障害にならないように下降させ、ま
たテーブル50の端面を当ててX方向の位置決めをす
る。
【0026】図6および図7は複数のパーツフィーダ6
0の交換方法の一連の動作を示している。次には図6、
図7を参照してパーツフィーダ60の交換方法を説明す
る。図6(a)において下側の電子部品供給部20の両
側部に補助テーブル部40が設けられている。そして右
側の補助テーブル部40上には、補充用のパーツフィー
ダ60を並設したテーブル50が設けられている。ここ
で、電子部品供給部20のテーブル50とこの補助テー
ブル部40のテーブル50には、テーブル50ごとのパ
ーツフィーダ60の交換が可能なように、パーツフィー
ダ60は同じ配列で載置されている。また左側の補助テ
ーブル部40は、ベース部21からテーブル50を回収
できるようにテーブル50は空席になっている。
【0027】さて図6(a)に示すように電子部品供給
部20がガイドレール12に接近している状態におい
て、移載ヘッド14はパーツフィーダ60と基板3の間
を繰り返し往復移動し、パーツフィーダ60のチップ8
を基板3の所定の座標位置に搭載していく。テーブル5
0上のパーツフィーダ60のチップ8が品切れになった
ならば、次のようにしてテーブル50の交換を行う。す
なわち、クランプ部(図1)31の突起34を引き込ま
せてテーブル50のクランプ状態を解除したうえで、シ
リンダ25のロッド26(図1)が突出することによ
り、図6(b)に示すように電子部品供給部20のベー
ス部21はガイドレール12から後退してガイドレール
12から離れてスペース11の外部へ引き出される(図
4も参照)。この状態で、ベース部21と、その両側部
の補助テーブル部40のベース部41並びにそれぞれの
ガイド部22,42は図示するようにX方向に同一直線
上に並ぶ。そこで図7(a)に示すように、ベース部2
1上のテーブル50を左方へスライドさせて左側のベー
ス部41上へ受け渡す。
【0028】次に右側のベース部41上のテーブル50
を左方へスライドさせて、ベース部21上へ受け渡す。
この場合、上述したように、ストッパ54,38はテー
ブル50のスライドの障害にならないように下降させ、
ストッパ37は突出させておき、テーブル50の端面が
このストッパ37に当たるまでスライドさせる。次にシ
リンダ25のロッド26を引き込ませ、ベース部21を
スペース11へ引き込んでガイドレール22に接近させ
る(図7(b))。次にクランプ部31の突起34を突
出させてテーブル50の孔部53に嵌合させ、テーブル
50を両側部からクランプして位置決めする。このよう
にしてテーブル50の交換が終了したならば、基板3へ
のチップ8の実装を再開する。
【0029】その後、オペレータは補助テーブル部40
側へ移動し、左側の補助テーブル部40に回収されたテ
ーブル50上のチップ8が品切れになったパーツフィー
ダ60をこのテーブル50から取り出し、新たなパーツ
フィーダ60をそのパーツフィーダ60のかわりにテー
ブル50上に補充する。
【0030】図7(b)はこの状態を示しており、右側
の補助テーブル部40のベース部41上にはテーブル5
0は存在せずに空席になっており、この状態で次のテー
ブル50の交換のために待機する。そして電子部品供給
部20のパーツフィーダ60のチップ8が再び品切れに
なったならば、上記と同様の方法により、再びテーブル
50の交換を行う。この場合、ベース部21をスペース
11から引き出した後、テーブル50は右側のベース部
41上に回収し、新たなパーツフィーダ60を補充済の
左側のベース部41上のテーブル50をベース部21へ
受け渡す。このように左右のベース部41は、交互にテ
ーブル50の供給用と回収用になる。
【0031】本実施の形態では、図6および図7におい
て下側の電子部品供給部20の両側部にのみ補助テーブ
ル部40を設けているが、上側の電子部品供給部20の
両側部にも補助テーブル部40を設けてもよいものであ
る。また本実施例では、ベース部21とベース部41の
間のテーブル50のスライドは、オペレータの手作業に
より行っているが、例えばシリンダなどの動力手段を設
けてテーブル50をスライドさせることにより、オペレ
ータの手作業によらずに自動的にテーブル50をスライ
ドさせてもよい。
【0032】さらには、上記実施の形態では、電子部品
供給部20の両側部に補助テーブル部40をそれぞれ1
個づつ設けているが、それぞれ2個以上の補助テーブル
部40をX方向に直線上に設けて補助テーブル部40の
ベース部41間でテーブル50をスライドさせるように
してもよく、そのようにすれば2個以上のテーブル50
を交換のために待機させておくことができる。さらに
は、補助テーブル部40のベース部の長さを電子部品供
給部20のベース部21の長さよりも長くして、このベ
ース部に2個以上のテーブル50を載置して交換のため
に待機させてもよい。以上のように本発明は上記実施の
形態に限定されるものではなく、様々な設計変更が可能
である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
子部品供給部を基板のガイドレールに直交する方向に移
動させてガイドレールに接近させた状態でパーツフィー
ダの電子部品を基板に搭載し、またこれから後退させる
ことにより、パーツフィーダの交換を容易に行える。ま
た補助テーブル部を設けることにより、テーブルの交換
・補充を段取りよく行える。またクランプ部によりテー
ブルをクランプすることにより、パーツフィーダを電子
部品のピックアップ位置に正しく位置決めできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の斜
視図
【図2】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の平
面図
【図3】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の側
面図
【図4】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の側
面図
【図5】(a)本発明の一実施の形態の電子部品実装装
置の補助テーブル部の斜視図 (b)本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の補助
テーブル部の斜視図
【図6】(a)本発明の一実施の形態の電子部品実装装
置のテーブルの交換方法の説明図 (b)本発明の一実施の形態の電子部品実装装置のテー
ブルの交換方法の説明図
【図7】(a)本発明の一実施の形態の電子部品実装装
置のテーブルの交換方法の説明図 (b)本発明の一実施の形態の電子部品実装装置のテー
ブルの交換方法の説明図
【図8】従来の電子部品実装装置の平面図
【符号の説明】
3 基板 8 チップ(電子部品) 10 本体 11 スペース 12 ガイドレール 14 移載ヘッド 16 移動テーブル 20 電子部品供給部 21 ベース部 22 ガイド部 25 シリンダ 31 クランプ部 34 突起 40 補助テーブル部 41 ベース部 42 ガイド部 50 テーブル 53 孔部 60 パーツフィーダ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−151554(JP,A) 特開 平7−212091(JP,A) 特開 平7−336094(JP,A) 特開 平5−299887(JP,A) 特開 昭61−127512(JP,A) 実開 平5−36900(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 3/30 H05K 13/00 - 13/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子部品供給部が基板を位置決めするガイ
    ドレールと直交する方向に移動自在に配設されており、
    移動テーブルを駆動して移載ヘッドを水平移動させて移
    載ヘッドにより前記電子部品供給部に設けられたパーツ
    フィーダの電子部品をピックアップして前記ガイドレー
    ルに位置決めされた基板に移送搭載するようにした電子
    部品実装方法であって、前記パーツフィーダの電子部品
    を前記移載ヘッドに供給するときは前記電子部品供給部
    に結合されたシリンダのロッドを引き込ませることによ
    前記電子部品供給部を前記ガイドレールに接近させ、
    またパーツフィーダの電子部品が品切れになってパーツ
    フィーダの交換を行うときは前記電子部品供給部に結合
    されたシリンダのロッドを突出させることにより前記電
    子部品供給部を前記ガイドレールから後退させるように
    したことを特徴とする電子部品実装方法。
  2. 【請求項2】前記電子部品供給部の側部に補助テーブル
    が設けられており、かつ前記パーツフィーダは前記電子
    部品供給部及び前記補助テーブルに設けられたガイド部
    をスライドするテーブル上に並設されており、前記電子
    部品供給部が前記ガイドレールから後退した状態で前記
    電子部品供給部のガイド部と前記補助テーブルのガイド
    部を直線上に並べ、これらのガイド部上を前記テーブル
    をスライドさせてテーブル上のパーツフィーダの交換を
    行うようにしたことを特徴とする請求項1記載の電子部
    品実装方法。
  3. 【請求項3】前記電子部品供給部を前記ガイドレールに
    接近させた状態で、クランプ部により前記パーツフィー
    ダが設けられた電子部品供給部をクランプして前記パー
    ツフィーダを前記移載ヘッドによる電子部品のピックア
    ップ位置に位置決めすることを特徴とする請求項1記載
    の電子部品実装方法。
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