JP3186635B2 - 持ち運び可能な電話装置 - Google Patents
持ち運び可能な電話装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は公衆回線を利用する
移動用電話機等に適用して好適な持ち運び可能な電話装
置に関する。
移動用電話機等に適用して好適な持ち運び可能な電話装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電話機用の電話番号の入力装置に
は周知の回転ダイヤル式あるいはプッシュホンと称する
プッシュボタン式がある。回転ダイヤル式は周知のよう
に、回転円盤に円弧状に0から9の数字に対応する穴が
連続的に配置されており、この穴に人の指を掛けて回転
させるものである。発呼の後の選択信号として、回転円
盤の回転量、すなわち、数字に相応した数のパルスを局
線を通じて交換局に送出している。またプッシュボタン
式は0から9までの数字と他の記号用のプッシュボタン
が電話機の外装体に配置されており、電話番号に対応し
たプッシュボタンの押下によるデュアルトーン信号を局
線を通じて交換局に送出している。
は周知の回転ダイヤル式あるいはプッシュホンと称する
プッシュボタン式がある。回転ダイヤル式は周知のよう
に、回転円盤に円弧状に0から9の数字に対応する穴が
連続的に配置されており、この穴に人の指を掛けて回転
させるものである。発呼の後の選択信号として、回転円
盤の回転量、すなわち、数字に相応した数のパルスを局
線を通じて交換局に送出している。またプッシュボタン
式は0から9までの数字と他の記号用のプッシュボタン
が電話機の外装体に配置されており、電話番号に対応し
たプッシュボタンの押下によるデュアルトーン信号を局
線を通じて交換局に送出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の回転
ダイヤル式では人の指を挿入する直径の穴が必要であ
り、回転円盤の直径が大きくなり装置が大型化してしま
う。また、照明が設けられていないことが多く暗い所で
使用する場合の操作に困難を伴う。またプッシュボタン
式でも人の指で電話番号の入力操作を容易に行うため所
要の面積のボタンと、それぞれのボタンを離間して配置
するための比較的大きな面積が必要であり、装置が大型
化してしまう。さらに、暗い所で使用するためにはプッ
シュボタン全部を照明するため照明機構が必要であり、
その構成が複雑化する欠点がある。
ダイヤル式では人の指を挿入する直径の穴が必要であ
り、回転円盤の直径が大きくなり装置が大型化してしま
う。また、照明が設けられていないことが多く暗い所で
使用する場合の操作に困難を伴う。またプッシュボタン
式でも人の指で電話番号の入力操作を容易に行うため所
要の面積のボタンと、それぞれのボタンを離間して配置
するための比較的大きな面積が必要であり、装置が大型
化してしまう。さらに、暗い所で使用するためにはプッ
シュボタン全部を照明するため照明機構が必要であり、
その構成が複雑化する欠点がある。
【0004】また、上記のプッシュボタン式の受話器の
内側にプッシュボタンを設ける場合、通話時にプッシュ
ボタンが人の顔に接触して不用意にプッシュボタンが押
下され易いという使用上の欠点があり、殊に、近時の公
衆回線を利用する移動用電話機では、歩行中に通話も行
うことが多く問題である。さらに、移動用電話機を暗い
所では使用するためにプッシュボタン全部を照明すると
バッテリーの消費量が増大して、近時の長時間通話の要
請に対応できないという欠点がある。
内側にプッシュボタンを設ける場合、通話時にプッシュ
ボタンが人の顔に接触して不用意にプッシュボタンが押
下され易いという使用上の欠点があり、殊に、近時の公
衆回線を利用する移動用電話機では、歩行中に通話も行
うことが多く問題である。さらに、移動用電話機を暗い
所では使用するためにプッシュボタン全部を照明すると
バッテリーの消費量が増大して、近時の長時間通話の要
請に対応できないという欠点がある。
【0005】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、簡素化な構成のもとに小形化が図られ、且つ操
作が容易となり、さらに照明機構が簡素化されて、省電
力化が達成できる優れた持ち運び可能な電話装置を提供
することを目的とする。
であり、簡素化な構成のもとに小形化が図られ、且つ操
作が容易となり、さらに照明機構が簡素化されて、省電
力化が達成できる優れた持ち運び可能な電話装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の持ち運び可能な
電話装置は、外装体と、 該外装体に設けられ、情報を表
示する表示部を有する表示手段と、 該表示手段の表示部
がある外装体正面に設けられ、回動操作及び該回動操作
の回動軸に対してほぼ直角な方向に押下可能な操作手段
と、 該操作手段を第1の方向に回動させることによっ
て、所定の電話番号情報を体1の順序で上記表示部に表
示させるとともに、上記操作手段を第1の方向とは逆の
第2の方向に回動操作することによって、上記所定の電
話番号情報を第1の方向とは逆の第2の順序で上記表示
部に表示させる処理、並びに上記操作手段の押下操作に
より、表示された電話番号情報に基づく入力処理を行う
ようにしたものである。
電話装置は、外装体と、 該外装体に設けられ、情報を表
示する表示部を有する表示手段と、 該表示手段の表示部
がある外装体正面に設けられ、回動操作及び該回動操作
の回動軸に対してほぼ直角な方向に押下可能な操作手段
と、 該操作手段を第1の方向に回動させることによっ
て、所定の電話番号情報を体1の順序で上記表示部に表
示させるとともに、上記操作手段を第1の方向とは逆の
第2の方向に回動操作することによって、上記所定の電
話番号情報を第1の方向とは逆の第2の順序で上記表示
部に表示させる処理、並びに上記操作手段の押下操作に
より、表示された電話番号情報に基づく入力処理を行う
ようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
参照して詳細に説明する。図1は実施例の外観構成を示
している。図1において、10は電話機の外装体であ
り、この外装体10内にはスピーカ(受話器)12とマ
イクロホン(送話器)13と電話番号等の入力を行う入
力部14が設けられている。さらに、入力した電話番号
等を表示するLCD18が配置されている。このLCD
18には、ここで表示される電話番号の数字および記号
等を照明する照明部18aが設けられている。この照明
部18aは、例えば、LCD18が透過型である場合、
所謂、バックライト式と称されるものであり、図示しな
いバッテリを電源とする。また19は各種の、例えば、
短縮番号の登録、音量調節および保留等の機能選択用ボ
タンである。この電話機はコード21が接続されたモジ
ュール22が外装体10のコネクタに接続されている。
参照して詳細に説明する。図1は実施例の外観構成を示
している。図1において、10は電話機の外装体であ
り、この外装体10内にはスピーカ(受話器)12とマ
イクロホン(送話器)13と電話番号等の入力を行う入
力部14が設けられている。さらに、入力した電話番号
等を表示するLCD18が配置されている。このLCD
18には、ここで表示される電話番号の数字および記号
等を照明する照明部18aが設けられている。この照明
部18aは、例えば、LCD18が透過型である場合、
所謂、バックライト式と称されるものであり、図示しな
いバッテリを電源とする。また19は各種の、例えば、
短縮番号の登録、音量調節および保留等の機能選択用ボ
タンである。この電話機はコード21が接続されたモジ
ュール22が外装体10のコネクタに接続されている。
【0008】図2は実施例における入力部14の機構構
成を詳細に示している。図1および図2において、この
入力部14は外装体10の表面より突出して配置され、
人の指で回転するローラ20が弾性軸20aに取り付け
られて配置されている。この弾性軸20aの先端部には
ロータリエンコーダ30が設けられている。このロータ
リエンコーダ30はローラ20の回転量(位置)を電話
番号の数字および記号として検出するようにスリットが
環状に形成された回転板30aがローラ20の弾性軸2
0aの先端に取り付けられている。この弾性軸20aは
弾性を備えた部材を使用しており、ローラ20が矢印方
向Mへ押下されて変位するように構成されている。この
構成は矢印方向Mへの押下により、以降に説明する発呼
後の選択信号、すなわち、入力した電話番号の数字の設
定と、オンフックおよびオフフックの切り換え操作を行
うためのものである。さらに、回転板30aを挟むよう
に図示しない発光素子および受光素子等で構成される検
出信号出力部30bが設けられ、受光素子から回転板3
0aのスリットを通過した光を光電変換した検出信号S
aが出力される。
成を詳細に示している。図1および図2において、この
入力部14は外装体10の表面より突出して配置され、
人の指で回転するローラ20が弾性軸20aに取り付け
られて配置されている。この弾性軸20aの先端部には
ロータリエンコーダ30が設けられている。このロータ
リエンコーダ30はローラ20の回転量(位置)を電話
番号の数字および記号として検出するようにスリットが
環状に形成された回転板30aがローラ20の弾性軸2
0aの先端に取り付けられている。この弾性軸20aは
弾性を備えた部材を使用しており、ローラ20が矢印方
向Mへ押下されて変位するように構成されている。この
構成は矢印方向Mへの押下により、以降に説明する発呼
後の選択信号、すなわち、入力した電話番号の数字の設
定と、オンフックおよびオフフックの切り換え操作を行
うためのものである。さらに、回転板30aを挟むよう
に図示しない発光素子および受光素子等で構成される検
出信号出力部30bが設けられ、受光素子から回転板3
0aのスリットを通過した光を光電変換した検出信号S
aが出力される。
【0009】さらにローラ20の下には前記の説明のよ
うに矢印方向Mへのローラ20の押下により、以降に説
明する発呼後の選択信号、すなわち、入力した電話番号
の数字の設定、オンフックおよびオフフックの切り換え
操作を行うための設定スイッチ部40が設けられてい
る。この設定スイッチ部40はローラ20に接触する接
触板42を有しており、この接触板42が上下して、連
動する軸42aの上下によりタクトスイッチ44が切り
換えられるように構成されている。この切り換えにより
タクトスイッチ44からオン・オフ信号Sbが出力され
る。
うに矢印方向Mへのローラ20の押下により、以降に説
明する発呼後の選択信号、すなわち、入力した電話番号
の数字の設定、オンフックおよびオフフックの切り換え
操作を行うための設定スイッチ部40が設けられてい
る。この設定スイッチ部40はローラ20に接触する接
触板42を有しており、この接触板42が上下して、連
動する軸42aの上下によりタクトスイッチ44が切り
換えられるように構成されている。この切り換えにより
タクトスイッチ44からオン・オフ信号Sbが出力され
る。
【0010】図3は、この構成が有線用電話機の場合の
信号処理部を示している。この信号処理部は回線インタ
ーフェース(I/F)50に局線(所謂、L1 、L2 )
が接続されている。この回線I/F50は周知のオンフ
ックおよびオフフックの切り換え、および交換局との直
流ループの形成および減衰処理等を行うものである。こ
の回線I/F50に着信検出部52が接続されており、
ここに接続されたスピーカ54から呼び出し音(着信
音)が送出される。これは、所謂、従来のリンガー(電
鈴)として機能している。さらに、回線I/F50には
スピーチネットワーク56が接続され、このスピーチネ
ットワーク56は通話を行う際のスピーカ12への信号
とマイクロホン13からの信号を処理する。例えば、レ
ベル調整、側音調整等である。さらに、この装置の制御
を行うCPU60が設けられており、このCPU60は
ロータリエンコーダ30からの検出信号Saと設定スイ
ッチ部40からのオン・オフ信号Sbに基づいて、電話
番号の送出とオンフックおよびオフフックの切り換え制
御を行うものである。このCPU60には、検出信号S
aが入力されてローラ20の回転位置、すなわち、電話
番号の数字に対応した信号を出力する回転量検出部62
が接続されている。ここでの回転量を電話番号の数字と
して検出する場合、周知の回転量を加算する検知方式を
利用すれば良い。また、同時に検出信号Saが供給され
てローラ20の回転方向を検出する回転方向検出部64
が接続されている。この回転方向検出部64は、例え
ば、ロータリエンコーダ30の発光素子と受光素子を9
0度の位相差を持たせて配置し、この場合の検出信号S
aがサイン波あるいはコサイン波のいずれかから入力さ
れたか否かを判別するようにすれば良い。ここで、ロー
ラ20が右回転で電話番号の数字が〔1−2−3−4−
5−6−7−8−9−0−#−*〕と変化し、左回転の
場合に〔*−#−0−9−8−7−6−5−4−3−2
−1〕と変化する場合、先ず、回転方向検出部64で右
回転か、左回転化を識別し、次に、回転量検出部62
で、右回転の場合は回転前の位置を〔1〕として順次
〔2−3−4−5−6−7−8−9−0−#−*〕とカ
ウントした信号をCPU60に送出する。また左回転の
場合に回転前の位置を〔*〕として順次〔#−0−9−
8−7−6−5−4−3−2−1〕とカウントした信号
をCPU60に送出する。さらに、CPU60にはオン
フックおよびオフフックの切り換え制御を行う際のオン
・オフ検出部66が接続されている。このオン・オフ検
出部66からは、入力されるオン・オフ信号Sbのオン
信号の時間により、例えば、ローラ20を図示される矢
印M方向に1秒間以内押下してタクトスイッチ44をオ
ン状態にしたときのLCD18の表示数字を電話番号の
数字として検出した信号をCPU60に送出している。
また、このオン・オフ検出部66ではローラ20が1秒
間以上押下されたときのオン・オフ信号Sbにより、オ
ンフック中である場合はオフフックとし、反対にオフフ
ック中の場合はオンフックに切り換える信号をCPU6
0に送出する。
信号処理部を示している。この信号処理部は回線インタ
ーフェース(I/F)50に局線(所謂、L1 、L2 )
が接続されている。この回線I/F50は周知のオンフ
ックおよびオフフックの切り換え、および交換局との直
流ループの形成および減衰処理等を行うものである。こ
の回線I/F50に着信検出部52が接続されており、
ここに接続されたスピーカ54から呼び出し音(着信
音)が送出される。これは、所謂、従来のリンガー(電
鈴)として機能している。さらに、回線I/F50には
スピーチネットワーク56が接続され、このスピーチネ
ットワーク56は通話を行う際のスピーカ12への信号
とマイクロホン13からの信号を処理する。例えば、レ
ベル調整、側音調整等である。さらに、この装置の制御
を行うCPU60が設けられており、このCPU60は
ロータリエンコーダ30からの検出信号Saと設定スイ
ッチ部40からのオン・オフ信号Sbに基づいて、電話
番号の送出とオンフックおよびオフフックの切り換え制
御を行うものである。このCPU60には、検出信号S
aが入力されてローラ20の回転位置、すなわち、電話
番号の数字に対応した信号を出力する回転量検出部62
が接続されている。ここでの回転量を電話番号の数字と
して検出する場合、周知の回転量を加算する検知方式を
利用すれば良い。また、同時に検出信号Saが供給され
てローラ20の回転方向を検出する回転方向検出部64
が接続されている。この回転方向検出部64は、例え
ば、ロータリエンコーダ30の発光素子と受光素子を9
0度の位相差を持たせて配置し、この場合の検出信号S
aがサイン波あるいはコサイン波のいずれかから入力さ
れたか否かを判別するようにすれば良い。ここで、ロー
ラ20が右回転で電話番号の数字が〔1−2−3−4−
5−6−7−8−9−0−#−*〕と変化し、左回転の
場合に〔*−#−0−9−8−7−6−5−4−3−2
−1〕と変化する場合、先ず、回転方向検出部64で右
回転か、左回転化を識別し、次に、回転量検出部62
で、右回転の場合は回転前の位置を〔1〕として順次
〔2−3−4−5−6−7−8−9−0−#−*〕とカ
ウントした信号をCPU60に送出する。また左回転の
場合に回転前の位置を〔*〕として順次〔#−0−9−
8−7−6−5−4−3−2−1〕とカウントした信号
をCPU60に送出する。さらに、CPU60にはオン
フックおよびオフフックの切り換え制御を行う際のオン
・オフ検出部66が接続されている。このオン・オフ検
出部66からは、入力されるオン・オフ信号Sbのオン
信号の時間により、例えば、ローラ20を図示される矢
印M方向に1秒間以内押下してタクトスイッチ44をオ
ン状態にしたときのLCD18の表示数字を電話番号の
数字として検出した信号をCPU60に送出している。
また、このオン・オフ検出部66ではローラ20が1秒
間以上押下されたときのオン・オフ信号Sbにより、オ
ンフック中である場合はオフフックとし、反対にオフフ
ック中の場合はオンフックに切り換える信号をCPU6
0に送出する。
【0011】上記の構成における動作について説明す
る。先ず、受信の場合の動作を説明する。交換局からの
局線を通じた呼び出し信号が回線I/F50に入力さ
れ、さらに着信検出部52で着信が検出されて、ここに
接続されたスピーカ54から呼び出し音が送出される。
この呼び出しにより、電話装置の利用者がローラ20
を、図示される矢印M方向に1秒間以上押下してタクト
スイッチ44をオンにする。これでオンフックからオフ
フック状態にCPU60により切り換え制御が行われ
る。これによって、応答信号が送出されて、交換局を通
じて呼び出した相手と回線が接続されて通話が可能にな
る。そして、回線I/F50を通じて、スピーチネット
ワーク56に接続されるスピーカ12とマイクロホン1
3を利用して通話を行う。通話終了時にはローラ20を
図示される矢印M方向に1秒間以上押下する。これによ
って、オフフックからオンフック状態にCPU60によ
り切り換え制御が行われる。すなわち、終話信号が送出
される。これらの動作状態、すなわち、オフフックやオ
ンフック状態はLCD18に表示され、利用者が容易に
確認できる。
る。先ず、受信の場合の動作を説明する。交換局からの
局線を通じた呼び出し信号が回線I/F50に入力さ
れ、さらに着信検出部52で着信が検出されて、ここに
接続されたスピーカ54から呼び出し音が送出される。
この呼び出しにより、電話装置の利用者がローラ20
を、図示される矢印M方向に1秒間以上押下してタクト
スイッチ44をオンにする。これでオンフックからオフ
フック状態にCPU60により切り換え制御が行われ
る。これによって、応答信号が送出されて、交換局を通
じて呼び出した相手と回線が接続されて通話が可能にな
る。そして、回線I/F50を通じて、スピーチネット
ワーク56に接続されるスピーカ12とマイクロホン1
3を利用して通話を行う。通話終了時にはローラ20を
図示される矢印M方向に1秒間以上押下する。これによ
って、オフフックからオンフック状態にCPU60によ
り切り換え制御が行われる。すなわち、終話信号が送出
される。これらの動作状態、すなわち、オフフックやオ
ンフック状態はLCD18に表示され、利用者が容易に
確認できる。
【0012】次に、送信の場合の動作を説明する。電話
装置の利用者がローラ20を図示される矢印M方向に1
秒間以上押下する。これによって、オンフックからオフ
フック状態にCPU60により切り換え制御が行われ
る。所謂、発呼信号が送出されて回線接続が行われる。
この後、利用者がローラ20を回転させ、所望の電話番
号の第1番目の数字をLCD18に表示させる。続い
て、矢印M方向に1秒間以内押下してタクトスイッチ4
4をオン状態にしてLCD18に表示された数字を電話
番号の第1番目の数字としてCPU60を通じて回線I
/F50に入力する。そして、ここに接続される局線を
通じて選択信号として交換局に送出する。同様の操作を
所望の電話番号の数字列にしたがって行うことにより、
選択信号の送出が完了して、交換局による相手との接続
が行われる。この場合も、受信同様に回線I/F50を
通じて、スピーチネットワーク56に接続されるスピー
カ12とマイクロホン13を利用して通話を行う。通話
終了時にはローラ20を図示される矢印M方向に1秒間
以上押下する。これによって、オフフックからオンフッ
ク状態にCPU60により切り換え制御が行われて、切
断信号が回線I/F50から局線を通じて交換局に送出
される。この場合もオフフックやオンフック状態と同様
に、その数字等がLCD18に表示されるため利用者
が、電話番号を容易に確認できる。
装置の利用者がローラ20を図示される矢印M方向に1
秒間以上押下する。これによって、オンフックからオフ
フック状態にCPU60により切り換え制御が行われ
る。所謂、発呼信号が送出されて回線接続が行われる。
この後、利用者がローラ20を回転させ、所望の電話番
号の第1番目の数字をLCD18に表示させる。続い
て、矢印M方向に1秒間以内押下してタクトスイッチ4
4をオン状態にしてLCD18に表示された数字を電話
番号の第1番目の数字としてCPU60を通じて回線I
/F50に入力する。そして、ここに接続される局線を
通じて選択信号として交換局に送出する。同様の操作を
所望の電話番号の数字列にしたがって行うことにより、
選択信号の送出が完了して、交換局による相手との接続
が行われる。この場合も、受信同様に回線I/F50を
通じて、スピーチネットワーク56に接続されるスピー
カ12とマイクロホン13を利用して通話を行う。通話
終了時にはローラ20を図示される矢印M方向に1秒間
以上押下する。これによって、オフフックからオンフッ
ク状態にCPU60により切り換え制御が行われて、切
断信号が回線I/F50から局線を通じて交換局に送出
される。この場合もオフフックやオンフック状態と同様
に、その数字等がLCD18に表示されるため利用者
が、電話番号を容易に確認できる。
【0013】図4は実施例における他の信号処理部の構
成を示している。この信号処理部はデジタル電話機用で
ある。この例はデジタル無線公衆回線を利用するもので
あり、ホイップアンテナ70に送受信に共用するための
図示しないデュープレクサが接続され、これを介して、
所定周波数における受信信号、例えば、増幅、周波数変
換等の処理を行う受信部72と、周波数変換および電力
増幅等を行う送信部74が接続されている。この受信部
72、および送信部74には変調、復調処理を行う周知
のモデム76が接続されており、さらに、デジタル無線
公衆回線におけるホーマットのBチャネル、Dチャネル
のデコードおよびエンコードの処理を行うBチャネル処
理部78とDチャネル処理部79が接続されている。ま
たBチャネル処理部78にはスピーカ12とマイクロホ
ン13が接続されている。またDチャネル処理部79
は、この装置の制御を行うCPU61に接続されてい
る。CPU61にはスピーカ75が接続されており、こ
のスピーカ75で着信時の呼び出し等が行われる。他の
構成は前記の図3に示す構成と同様であり、さらに、こ
の部分の動作も、また同様である。
成を示している。この信号処理部はデジタル電話機用で
ある。この例はデジタル無線公衆回線を利用するもので
あり、ホイップアンテナ70に送受信に共用するための
図示しないデュープレクサが接続され、これを介して、
所定周波数における受信信号、例えば、増幅、周波数変
換等の処理を行う受信部72と、周波数変換および電力
増幅等を行う送信部74が接続されている。この受信部
72、および送信部74には変調、復調処理を行う周知
のモデム76が接続されており、さらに、デジタル無線
公衆回線におけるホーマットのBチャネル、Dチャネル
のデコードおよびエンコードの処理を行うBチャネル処
理部78とDチャネル処理部79が接続されている。ま
たBチャネル処理部78にはスピーカ12とマイクロホ
ン13が接続されている。またDチャネル処理部79
は、この装置の制御を行うCPU61に接続されてい
る。CPU61にはスピーカ75が接続されており、こ
のスピーカ75で着信時の呼び出し等が行われる。他の
構成は前記の図3に示す構成と同様であり、さらに、こ
の部分の動作も、また同様である。
【0014】図5は本発明の装置の他の外観構成を示し
ている。この例は図1に示す電話機に対して、特に小型
化した携帯電話機の例である。この携帯電話機は外装体
80にホイップアンテナ81が設けられている。さらに
LCD82、マイクロホン84が設けられるとともに、
スピーカの代わりにイヤホーン86が接続されている。
また電話番号、オフフック、オンフックを入力するため
の入力部88が外装体80の横側に設けられている。入
力部88は図2を用いて説明した構成と同様である。ま
た内部の信号処理部等は図4をもって説明したデジタル
電話機の場合と同様である。このように入力部88を配
置した構成においては、より小型化、軽量化されるもの
となり、携帯電話機としての利便性が向上する。
ている。この例は図1に示す電話機に対して、特に小型
化した携帯電話機の例である。この携帯電話機は外装体
80にホイップアンテナ81が設けられている。さらに
LCD82、マイクロホン84が設けられるとともに、
スピーカの代わりにイヤホーン86が接続されている。
また電話番号、オフフック、オンフックを入力するため
の入力部88が外装体80の横側に設けられている。入
力部88は図2を用いて説明した構成と同様である。ま
た内部の信号処理部等は図4をもって説明したデジタル
電話機の場合と同様である。このように入力部88を配
置した構成においては、より小型化、軽量化されるもの
となり、携帯電話機としての利便性が向上する。
【0015】なお、上記の実施ではLCD18に電話番
号の数字および記号等を表示したが、これに限らず電話
番号の数字および記号等をローラ20自体の表面に表示
するようにしても良い。すなわち、電話番号の数字〔1
−2−3−4−5−6−7−8−9−0−#−*〕の、
それぞれの位置でローラ20を半固定にする切り換え接
点を設け、この接点を通じて対応する数字を識別した信
号をCPU60(61)に送出するように構成する。ま
た、この半固定の位置の数字を同時にLCD18に表示
しても良い。この場合もローラ20自体の表面を照明す
ると、暗い所での電話番号の入力操作が容易になる。な
お、LCD18に表示しない場合、LCD18等が不要
になるが、表示部分の面積が狭いため、LCD18に表
示する数字より当然ながら小さいものとなる。この場
合、ローラ20にレンズカバーを設け表示数字を拡大す
ると良い。
号の数字および記号等を表示したが、これに限らず電話
番号の数字および記号等をローラ20自体の表面に表示
するようにしても良い。すなわち、電話番号の数字〔1
−2−3−4−5−6−7−8−9−0−#−*〕の、
それぞれの位置でローラ20を半固定にする切り換え接
点を設け、この接点を通じて対応する数字を識別した信
号をCPU60(61)に送出するように構成する。ま
た、この半固定の位置の数字を同時にLCD18に表示
しても良い。この場合もローラ20自体の表面を照明す
ると、暗い所での電話番号の入力操作が容易になる。な
お、LCD18に表示しない場合、LCD18等が不要
になるが、表示部分の面積が狭いため、LCD18に表
示する数字より当然ながら小さいものとなる。この場
合、ローラ20にレンズカバーを設け表示数字を拡大す
ると良い。
【0016】また、上記実施例では、電話番号等の入力
に光学式のロータリエンコーダ30を用いて説明した
が、これに限定されない。例えば、磁気式のロータリエ
ンコーダを用いた構成でも良い。さらに、ローラ20に
代えてボールを配置し、この全方向の回転を検出する、
所謂、トラックボールによるX・Y座標入力装置を用い
て、その出力信号を前記のように処理して同様な作用を
得ることもできる。
に光学式のロータリエンコーダ30を用いて説明した
が、これに限定されない。例えば、磁気式のロータリエ
ンコーダを用いた構成でも良い。さらに、ローラ20に
代えてボールを配置し、この全方向の回転を検出する、
所謂、トラックボールによるX・Y座標入力装置を用い
て、その出力信号を前記のように処理して同様な作用を
得ることもできる。
【0017】このように、従来のダイヤル式あるいはプ
ッシュホン式の電話機用入力装置に対して構成が簡素化
され、かつ小型化が図られる。さらに電話番号等の入力
操作が容易となる。また、表示される数字あるいは記号
のみが照明されることから、例えば、従来のダイヤル式
あるいはプッシュホン式に比較して、照明部分が狭くな
り、その照明機構が簡素化され、且つ省電力化が達成さ
れることになる。
ッシュホン式の電話機用入力装置に対して構成が簡素化
され、かつ小型化が図られる。さらに電話番号等の入力
操作が容易となる。また、表示される数字あるいは記号
のみが照明されることから、例えば、従来のダイヤル式
あるいはプッシュホン式に比較して、照明部分が狭くな
り、その照明機構が簡素化され、且つ省電力化が達成さ
れることになる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明は機器本体の表示手段と同一面に配置された一体的に
構成されてなる回動及び押下可能な操作手段の回動操作
と押圧操作を行うだけで、情報の特定操作と、その特定
された情報の入力操作とが簡単に行え、例えば表示手段
での表示を確認しながら、その表示手段と同一面に配さ
れた操作手段を操作することで、情報の特定操作と入力
操作とが行え、表示を確認しながら良好に操作すること
ができ、操作性が良好である。
明は機器本体の表示手段と同一面に配置された一体的に
構成されてなる回動及び押下可能な操作手段の回動操作
と押圧操作を行うだけで、情報の特定操作と、その特定
された情報の入力操作とが簡単に行え、例えば表示手段
での表示を確認しながら、その表示手段と同一面に配さ
れた操作手段を操作することで、情報の特定操作と入力
操作とが行え、表示を確認しながら良好に操作すること
ができ、操作性が良好である。
【図1】本発明の一実施例の外観構成を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】図1に示す実施例における入力部の構成を詳細
に示す斜視図である。
に示す斜視図である。
【図3】図1に示す実施例の信号処理部の構成を詳細に
示すブロック線図である。
示すブロック線図である。
【図4】図1に示す実施例の信号処理部の他の構成を詳
細に示すブロック線図である。
細に示すブロック線図である。
【図5】本発明の他の外観構成を示す斜視図である。
10 外装体、12 スピーカ、13 マイクロホン、
14 入力部、18LCD、18a 照明部、20 ロ
ーラ、20a 弾性軸軸、30 ロータリエンコーダ、
40 設定スイッチ部、Sa 検出信号、Sb オン・
オフ信号
14 入力部、18LCD、18a 照明部、20 ロ
ーラ、20a 弾性軸軸、30 ロータリエンコーダ、
40 設定スイッチ部、Sa 検出信号、Sb オン・
オフ信号
Claims (4)
- 【請求項1】 外装体と、 該外装体に設けられ、情報を表示する表示部を有する表
示手段と、 該表示手段の表示部がある外装体正面に設けられ、回動
操作及び該回動操作の回動軸に対してほぼ直角な方向に
押下可能な操作手段と、 該操作手段を第1の方向に回動させることによって、所
定の電話番号情報を体1の順序で上記表示部に表示させ
るとともに、上記操作手段を第1の方向とは逆の第2の
方向に回動操作することによって、上記所定の電話番号
情報を第1の方向とは逆の第2の順序で上記表示部に表
示させる処理、並びに上記操作手段の押下操作により、
表示された電話番号情報に基づく入力処理を行うように
した持ち運び可能な電話装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の持ち運び可能な電話装置
において、 上記操作手段として、回動可能なローラを配置し、 上記ローラの回動によって、情報の特定が行われ、 上記ローラの押下によって、特定された情報の入力操作
が行われるようにした持ち運び可能な電話装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の持ち運び可能な電話装置
において、 上記操手段として、ボールを配置し、 上記ボールの回転によって、情報の特定が行われ、 上記ボールの押下によって、特定された情報の入力操作
が行われるようにした持ち運び可能な電話装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の持ち運び可能な電話装置
において、 上記表示手段に表示された情報を照明するための照明手
段を備える持ち運び可能な電話装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06864597A JP3186635B2 (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 持ち運び可能な電話装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06864597A JP3186635B2 (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 持ち運び可能な電話装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01132891A Division JP3225522B2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | 電子機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1028157A JPH1028157A (ja) | 1998-01-27 |
JP3186635B2 true JP3186635B2 (ja) | 2001-07-11 |
Family
ID=13379669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06864597A Expired - Fee Related JP3186635B2 (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 持ち運び可能な電話装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3186635B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101223479B1 (ko) * | 2006-11-17 | 2013-01-17 | 엘지전자 주식회사 | 충격 방지구조를 가지는 휴대 단말기 |
-
1997
- 1997-03-21 JP JP06864597A patent/JP3186635B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1028157A (ja) | 1998-01-27 |
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Legal Events
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