JP3030882B2 - 持ち運び可能な電話装置 - Google Patents

持ち運び可能な電話装置

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JP3030882B2 JP3018076A JP1807691A JP3030882B2 JP 3030882 B2 JP3030882 B2 JP 3030882B2 JP 3018076 A JP3018076 A JP 3018076A JP 1807691 A JP1807691 A JP 1807691A JP 3030882 B2 JP3030882 B2 JP 3030882B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル無線公衆回線
に接続するデジタル移動電話機等に適用して好適な持ち
運び可能な電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電話機用の電話番号の入力装置に
は周知の回転ダイヤル式あるいはプッシュホンと称する
プッシュボタン式がある。回転ダイヤル式は周知のよう
に回転円盤に円弧状に0から9の数字に対応する穴が連
続的に配置されており、この穴に人の指を掛けて回転さ
せるものである。発呼の後の選択信号として、回転円盤
の回転量、すなわち、数字に相応した数のパルスを局線
を通じて交換局に送出している。またプッシュボタン式
は0から9までの数字と他の記号用のプッシュボタンが
電話機の外装体に配置されており、電話番号に対応した
プッシュボタンの押下によるデュアルトーン信号を局線
を通じて交換局に送出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の回転
ダイヤル式では人の指を挿入する直径の穴が必要であ
り、回転円盤の直径が大きくなり装置が大型化してしま
う。また、照明が設けられていないことが多く暗い所で
使用する場合の電話番号の入力操作に困難を伴う。また
プッシュボタン式でも人の指で電話番号の入力操作を容
易に行うため所要の面積のボタンと、それぞれのボタン
を離間して配置するための比較的大きな面積が必要であ
り、装置が大型化してしまう。さらに、暗い所で使用す
る場合、誤入力操作が多くなり、これを避けるためには
プッシュボタン全部を照明すると、照明の面積が大きい
ため、その構成が複雑化する欠点がある。
【0004】本発明は上記の課題に鑑み、構成が簡素化
され、さらに小型化されるとともに電話番号の入力操作
が容易、且つ確実にできる優れた電話機用入力装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【発明が解決しようとする手段】本発明の持ち運び可能
な電話装置は、回転操作および押下操作が可能な操作手
段と、この操作手段の回転操作による回転量に応じて電
話番号の数字を順次識別するための数字識別手段と、こ
の数字識別手段で識別された数字を音声で出力する音声
発生手段と、この操作手段の回転操作に応じて、この数
字識別手段で識別された数字を音声発生手段から第1の
音質の音声で出力し、続いてこの操作手段の押下操作に
応じて、この識別された数字を上記音声発生手段から第
1の音質とは異なる第2の音質の音声で出力するととも
に、この識別された数字の送信入力処理を行う制御手段
とを備えるものであるまた本発明の持ち運び可能な電
話装置は、第1の方向ならびにこの第1の方向とは逆の
第2の方向に回転操作可能であるとともに、この回転操
作の回転軸にほぼ直角な方向に押下操作可能に一体に構
成されてなる操作手段と、この操作手段の回転操作の回
転方向および回転量ならびに押下操作を検出する検出手
段と、この検出手段により検出された回転方向および回
転量に応じて電話番号の数字を順次識別するための数字
識別手段と、この数字識別手段で識別された電話番号の
数字を音声で出力する音声発生手段と、この検出手段に
おける操作手段の第1の方向および第2の方向への回転
方向の検出に対応して、この音声発生手段で音声を出力
する数字の順序を異ならせるとともに、この操作手段の
押下操作により識別された数字の入力処理を行う制御手
段とを備えるものである
【0006】さらに、音声発生手段(61、80、8
2)に、電話番号の数字および記号を複数の言語の中か
ら選択した言語で音声出力するための複数の言語発生・
選択部(61、80、82、SW2 )を備えるものであ
る。さらに、音声発生手段(61、80、82)に、回
転手段(20、20a)を押下して、選択信号を送出す
る際の音声出力の音質を変化させる音声可変処理部(6
1、80、82)を備えるものである。
【0007】
【作用】本発明の持ち運び可能な電話装置では、回転操
作および押下操作が可能な操作手段のこの回転操作に応
じて、数字識別手段で識別された数字を音声発生手段か
ら第1の音質の音声で出力し、続いてこの操作手段の押
下操作に応じて、この識別された数字を上記音声発生手
段から第1の音質とは異なる第2の音質の音声で出力す
るとともに、この識別された数字の送信入力処理を行う
制御手段とを備えるように構成したことにより、この第
2の音質の音声で出力された電話番号はこの入力した結
果の確認を求める状態であることをこの電話装置の利用
者に認識させることできる。また本発明の持ち運び可能
な電話装置では、第1の方向ならびにこの第1の方向と
は逆の第2の方向に回転操作可能であるとともに、この
回転操作の回転軸にほぼ直角な方向に押下操作可能に一
体に構成されてなる操作手段の回転操作の回転方向およ
び回転量ならびに押下操作を検出する検出手段における
この操作手段の第1の方向および第2の方向への回転方
向の検出に対応して、この音声発生手段で音声を出力す
る数字の順序を異ならせることができるように構成し、
この操作手段の回転操作の方向がこの音声発生手段で音
声を出力する数字の順序により確認することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の持ち運び可能な電話装置の
実施例を図面を参照して詳細に説明する。図1は実施例
における外観構成を示している。この例は、デジタル無
線公衆回線に接続する小型化したデジタル移動電話機で
ある。このデジタル移動電話機は外装体10にホイップ
アンテナ12が設けられている。さらにマイクロホン1
3が設けられるとともに通話用スピーカに代えてイヤホ
ン26が接続されている。さらに、以降に詳細に説明す
る入力部14が設けられている。この入力部14は、電
話番号の数字および記号とオンフックあるいはオフフッ
クの切り換え指示(以下、単に入力指示と記載する)を
行うためのものである。この入力部14は、入力指示の
際にローラ20を人の指で回転させるとともに、矢印方
向Mに押下できるように外装体10の表面上に突出して
配置されている。このローラ20の両側には、このロー
ラ20用の固定部材を構成する突起部22a、22bが
外装体10と一体的に形成されている。また、このデジ
タル移動電話機の外装体10内に呼び出し音等を音声出
力するためのスピーカ28が配置されている。
【0009】さらに、外装体10に、例えば、入力指示
を女性あるいは男性の声で音声出力するための切り換え
を行う音質可変用スイッチSW1 が設けられている。さ
らに、入力指示を複数の言語から選択して音声出力する
際の切り換を行う言語切り換え用スイッチSW2 が設け
られている。ここでは順次日本語、英語、中国語あるい
は仏語から選択して音声出力されるものとする。
【0010】図2は実施例における入力部14の機構構
成を詳細に示している。図1および図2において、この
入力部14は外装体10の表面より突出して配置され、
人の指で回転するローラ20が弾性軸20aに取り付け
られて配置されている。この弾性軸20aの先端部には
ロータリエンコーダ30が設けられている。このロータ
リエンコーダ30はローラ20の回転量(位置)を電話
番号の数字および記号として検出するためのスリットが
環状に形成された回転板30aがローラ20の弾性軸2
0aに取り付けられている。この弾性軸20aは弾性を
備えた部材を利用しており、ローラ20がこの弾性軸2
0aとほぼ直交する方向である矢印方向Mへ押下されて
変位するように構成されている。この構成はローラ20
が回転し、さらに矢印方向Mへの押下により、以降に説
明する発呼後の選択信号、すなわち、入力した電話番号
の数字の設定と、オンフックおよびオフフックの切り換
え操作を行うためのものである。さらに、回転板30a
を挟むように図示しない発光素子および受光素子等で構
成される検出信号出力部30bが設けられており、受光
素子から回転板30aのスリットを通過した光を電気変
換した検出信号Saが出力される。
【0011】さらにローラ20の下には前記の説明のよ
うに矢印方向Mへのローラ20の押下により、以降に説
明する入力指示を行うための設定スイッチ部40が設け
られている。この設定スイッチ部40はローラ20に接
触する接触板42を有しており、この接触板42が上下
して、連動する軸42aの上下によりタクトスイッチ4
4が切り換えられるように構成されている。この切り換
えによりタクトスイッチ44からオン・オフ信号Sbが
出力される。
【0012】図3は、上記構成における信号処理部の構
成を示している。この信号処理部は、ホイップアンテナ
12を送受信共用するための図示しない、例えば、デュ
ープレクサが接続され、このデュープレクサの出力端は
増幅、周波数変換等の処理を行う受信部72の入力端
と、周波数変換および電力増幅等を行う送信部74の出
力端に接続されている。この受信部72の出力端、およ
び送信部74の入力端には変調、復調処理を行う周知の
モデム76が接続されている。このモデム76は、さら
に、デジタル無線公衆回線におけるホーマットのBチャ
ネル、Dチャネルのデコードおよびエンコードの処理を
行うBチャネル処理部78とDチャネル処理部79とが
接続されている。またBチャネル処理部78には受話器
であるイヤホーン26と送話器であるマイクロホン13
が接続されている。またDチャネル処理部79は、この
装置全体の制御を行うCPU61に接続されている。
【0013】このCPU61はロータリエンコーダ30
からの検出信号Saと設定スイッチ部40からのオン・
オフ信号Sbに基づいて、電話番号の送出とオンフック
およびオフフックの切り換えを制御する。さらに、この
CPU61では、音質可変用スイッチSW1 で選択され
た音質の反転制御を行う。例えば、男性の声の音声出力
が選択された場合に、ローラ20の押下時の電話番号の
数字および記号の設定時には女性の声で音声出力を行
い、誤入力を避けて容易に入力指示ができるようにして
いる。また、ここでは入力指示を日本語、英語、中国語
あるいは仏語から選択した言語で音声出力する場合のそ
れぞれの制御を行うものである。さらに、CPU61に
はスピーカ28が接続されており、このスピーカ28で
着信時の呼び出し等が行われる。これは、所謂、従来の
リンガー(電鈴)として機能している。
【0014】また、CPU61には、検出信号Saが入
力されてローラ20の回転位置、すなわち、電話番号の
数字に対応した信号を出力する回転量検出部62が接続
されている。ここで回転量を電話番号の数字として検出
する場合、周知の回転に伴う信号加算の検知方式を利用
すれば良い。また、同時に検出信号Saが供給されてロ
ーラ20の回転方向を検出する回転方向検出部64が接
続されている。この回転方向検出部64では、例えば、
ロータリエンコーダ30に発光素子と受光素子を90度
の位相差を持たせた2組を配置し、ここからの二つの検
出信号(Sa)がサイン波あるいはコサイン波のいずれ
かから入力されたか否かを判別するようにすれば良い。
ここで、日本語が選択されているとし、ローラ20が右
回転されて電話番号の数字が、〔イチ−ニ−サン−ヨン
−ゴ−ロク−ナナ−ハチ−ク−ゼロ−シャープ−アスタ
リスク〕と音声変化する場合、先ず、回転方向検出部6
4で右回転か、左回転化を識別する。次に、回転量検出
部62で、右回転の場合は回転前の位置を〔イチ〕と
し、続いて〔ニ−サン−ヨン−ゴ−ロク−ナナ−ハチ−
ク−ゼロ−シャープ−アスタリスク〕と順次計数する。
この信号をCPU61に送出する。また左回転の場合に
回転前の位置を〔アスタリスク〕とし、続いて〔シャー
プ−ゼロ−ク−ハチ−ナナ−ロク−ゴ−ヨン−サン−ニ
−イチ〕と順次計数し、この信号をCPU61に送出す
る。
【0015】さらに、CPU61にはオンフックおよび
オフフックの切り換え制御を行う際のオン・オフ検出部
66が接続されている。このオン・オフ検出部66で
は、入力されるオン・オフ信号Sbのオン信号の時間長
により、例えば、ローラ20が図示される矢印方向Mに
1秒間以内押下されてタクトスイッチ44がオン状態に
なり、このときの信号を入力電話番号の数字として認識
し、この認識信号をCPU61に送出する。また、この
オン・オフ検出部66ではローラ20が1秒間以上押下
されたときのオン・オフ信号Sbにより、オンフック中
である場合はオフフックとし、反対にオフフック中の場
合はオンフックに切り換える信号をCPU61に送出す
る。このCPU61には、さらに、音質可変用スイッチ
SW1 と、言語切り換え用スイッチSW2 が接続され、
また、音声合成用コントロール部80が接続されてい
る。この音声合成用コントロール部80に音声データメ
モリ82が接続されている。この音声データメモリ82
には、音質可変用スイッチSW1 で音質を選択する際の
データ、すなわち、男性あるいは女性の声でスピーカ2
8から音声出力するためのデータが格納されている。ま
た、言語切り換え用スイッチSW2 で選択指示される日
本語、英語、中国語あるいは仏語の音声データが記憶さ
れており、その信号が音声データメモリ82から音声合
成用コントロール部80の制御により読み出される。
【0016】上記の構成における動作について説明す
る。使用に先立ち、言語切り換え用スイッチSW2 を切
り換えて、入力操作時の音声出力の言語を日本語、英
語、中国語あるいは仏語から選択する。ここでは日本語
が選択されたとする。さらに、音質可変用スイッチSW
1 を切り換えて、選択された言語の音声出力を、利用者
の所望の女性あるいは男性の声で音声出力するようにす
る。ここでは男性の声が選択されたとする。
【0017】先ず、受信の場合の動作を説明する。交換
局からの呼び出し信号の電波が無線中継所から送信さ
れ、この電波はホイップアンテナ12を通じて受信部7
2に入力される。ここで所定のデジタル信号に変換され
た後、モデム76に供給される。ここで復調処理が行わ
れ、この復調信号がBチャネル処理部78とDチャネル
処理部79に入力される。ここでは、デジタル無線公衆
回線におけるホーマットのBチャネル、Dチャネルのデ
コードおよびエンコードの処理が行われる。そして、D
チャネル処理部79からのデコード信号がCPU61に
入力され、図示しない増幅回路等を通じてスピーカ28
から着信音として音声出力される。この呼び出しによ
り、この電話装置の利用者がローラ20を図示される矢
印方向Mに1秒間以上押下してタクトスイッチ44をオ
ンにする。このオン信号がオン・オフ検出部66を通じ
てCPU61に入力され、ここでの制御により、オフフ
ックからオンフック状態に切り換えられる。このオンフ
ックの応答信号をDチャネル処理部79を通じてモデム
76に入力し、ここで変調された信号が送信部74に入
力される。この送信部74で所定の周波数、電力に変換
され、続いて、ホイップアンテナ12を通じて送信され
る。この電波が無線中継所で受信され、さらに交換局を
通じて呼び出した相手と回線接続されて通話が可能にな
る。
【0018】この後、Bチャネル処理部78と、これに
接続されたスピーカ26とマイクロホン13を利用して
通話を行う。この場合、通話信号がBチャネル処理部7
8を通じてモデム76に入力され、ここで変調された音
声信号が送信部74に入力される。この送信部74で所
定の周波数、電力に変換され、ホイップアンテナ12を
通じて送信される。また、通話相手の電波がホイップア
ンテナ12、受信部72、モデム76およびBチャネル
処理部78を通じて処理され、ここで得られる通話信号
がイヤホーン26から音声出力される。そして、通話終
了時にはローラ20を図示される矢印方向Mに1秒間以
上押下する。このオン信号がオン・オフ検出部66を通
じて入力されるCPU61の制御により、オンフックか
らオフフック状態に切り換え制御が行われる。すなわ
ち、終話信号が前記の呼び出し時と同様にしてDチャネ
ル処理部79、モデム76、送信部74およびホイップ
アンテナ12を通じて送信される。これらの動作状態、
すなわち、オフフックやオンフック状態はイヤホーン2
6から音声出力され、例えば、暗い所でもローラ20を
目視せずに、その操作が容易に利用者が確認できるもの
である。
【0019】次は、送信の場合の動作を説明する。電話
装置の利用者がローラ20を図示される矢印方向Mに1
秒間以上押下する。これによって、オフフックからオン
フック状態にCPU61により切り換え制御が行われ
て、所謂、発呼信号がDチャネル処理部79を通じてモ
デム76に入力され、ここで変調された信号が送信部7
4に入力される。この送信部74で所定の周波数、電力
に変換され、ホイップアンテナ12を通じて送信され
る。この電波が無線中継局で受信され、さらに交換局を
通じて呼び出し相手と回線接続が行われる。
【0020】この後、利用者がローラ20を回転させ
る。すなわち、右回転では電話番号の数字が〔イチ−ニ
−サン−ヨン−ゴ−ロク−シチ−ハチ−ク−ゼロ−シャ
ープ−アスタリスク〕と順次イヤホーン26から音声出
力される。また左回転の場合は〔アスタリスク−シャー
プ−ゼロ−ク−ハチ−ナナ−ロク−ゴ−ヨン−サン−ニ
−イチ〕と順次、前回と反対に音声出力される。ここ
で、所望の電話番号の第1番目の数字の音声出力のとこ
ろで利用者がローラ20を図示される矢印方向Mに1秒
間以内の短時間押下する。この場合の音声出力は当初の
男性の声に対して女性の声で音声出力される。このため
入力指示の電話番号の数字の入力確認が容易となり、誤
入力を阻止することができる。このときのタクトスイッ
チ44のオン状態のオン・オフ信号Sbにより、音声出
力の第1番目の数字を電話番号の第1番目の数字として
CPU61、Dチャネル処理部79、モデム76、送信
部74およびホイップアンテナ12を通じて送信する。
【0021】同様の操作により所望の電話番号における
第2番目以降の数字を電話番号の第2番目以降の数字と
して入力する。この完了により選択信号の送出が完了し
て、交換局を通じた相手との回線接続が行われる。この
後は、マイクロホン13、イヤホーン26を利用して前
記同様にしてBチャネル処理部78、モデム76、受信
部72、送信部74およびホイップアンテナ12を通じ
て通話行われる。これらの動作状態、すなわち、オフフ
ックやオンフック状態はイヤホーン26から音声出力さ
れ、例えば、暗い所でもローラ20を目視せずに、その
操作が容易に利用者が確認できるものである。
【0022】なお、上記実施例では、電話番号等の入力
に光学式のロータリエンコーダ30を用いて説明した
が、これに限定されない。例えば、磁気式のロータリエ
ンコーダを用いた構成でも良い。さらに、ローラ20に
代えてボールを配置し、この全方向の回転を検出する、
所謂、トラックボールによるX・Y座標入力装置を用い
て、その座標出力信号を前記のように処理して同様な作
用効果を得ることもできる。
【0023】このように、入力部14のローラ20の回
転および押下で入力指示を行うように構成されており、
従来のダイヤル式あるいはプッシュホン式の電話機用入
力装置に対して構成が簡素化され、かつ小型化が図られ
る。さらに電話番号等の入力指示が音声出力されるため
従来のダイヤル式あるいはプッシュホン式の電話機用入
力装置のように数字あるいは記号等を目視しながら、そ
の数字あるいは記号を入力する必要がなくなり、暗いと
ころ等での入力指示が容易となる。また、入力指示のロ
ーラ20の回転時の電話番号の数字および記号の選択時
は男性の声で音声出力され、続く、ローラ20の押下時
には、選択した電話番号の数字および記号が女性の声で
音声出力されるため聞き間違いによる入力指示の誤りを
有効に阻止することができるものとなる。また入力指示
を日本語、英語、中国語あるいは仏語から選択できるた
め、利用者が容易に入力指示を行うことができるように
なる。なお、本発明は上述実施例に限ることなく本発明
の要旨を逸脱することなく、その他種々の構成が採り得
ることは勿論である。
【0024】
【発明の効果】本発明の持ち運び可能な電話装置では、
回転操作および押下操作が可能な操作手段のこの回転操
作に応じて、数字識別手段で識別された数字を音声発生
手段から第1の音質の音声で出力し、続いてこの操作手
段の押下操作に応じて、この識別された数字を上記音声
発生手段から第1の音質とは異なる第2の音質の音声で
出力するとともに、この識別された数字の送信入力処理
を行う制御手段とを備えるように構成したことにより、
この第2の音質の音声で出力された電話番号はこの入力
した結果の確認を求める状態であることをこの電話装置
の利用者が認識でき、電話番号の誤入力の有無のチェッ
クを促すことができる。 また本発明の持ち運び可能な電
話装置では、第1の方向ならびに該第1の方向とは逆の
第2の方向に回転操作可能であるとともに、この回転操
作の回転軸にほぼ直角な方向に押下操作可能に一体に構
成されてなる操作手段の回転操作の回転方向および回転
量ならびに押下操作を検出する検出手段におけるこの操
作手段の第1の方向および第2の方向への回転方向の検
出に対応して、この音声発生手段で音声を出力する数字
の順序を異ならせることができるように構成し、この操
作手段の回転操作の方向がこの音声発生手段で音声を出
力する数字の順序により確認することができるようにし
たので、この操作手段の回転方向を目視により確認する
必要がなくなり、電話番号入力時の選択操作が容易にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電話機用入力装置の一実施例の外観構
成を示す斜視図である。
【図2】図1に示す実施例における入力部の構成を詳細
に示す斜視図である。
【図3】図1に示す実施例の信号処理部の構成を詳細に
示すブロック線図である。
【符号の説明】
14 入力部 20 ローラ 20a 弾性軸 28 スピーカ 30 ロータリエンコーダ 40 設定スイッチ部 61 CPU 62 回転量検出部 64 回転方向検出部 66 オン・オフ検出部 80 音声合成用コントロール部 82 音声データメモリ SW1 音質可変用スイッチ SW2 言語切り換え用スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/02 - 1/23 H04M 1/26 - 1/57

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転操作および押下操作が可能な操作手
    段と、 該操作手段の回転操作による回転量に応じて電話番号の
    数字を順次識別するための数字識別手段と、 該数字識別手段で識別された数字を音声で出力する音声
    発生手段と、 上記操作手段の回転操作に応じて、上記数字識別手段で
    識別された数字を上記音声発生手段から第1の音質の音
    声で出力し、続いて上記操作手段の押下操作に応じて、
    上記識別された数字を上記音声発生手段から上記第1の
    音質とは異なる第2の音質の音声で出力するとともに、
    上記識別された数字の送信入力処理を行う制御手段とを
    備えることを特徴とする持ち運び可能な電話装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載した持ち運び可能な
    電話装置において、上記音声発生手段に、電話番号の数
    字および記号を複数の言語の中から選択した言語で音声
    出力するための複数の言語発生・選択部を備えることを
    特徴とする持ち運び可能な電話機装置。
  3. 【請求項3】 第1の方向ならびに該第1の方向とは逆
    の第2の方向に回転操作可能であるとともに、上記回転
    操作の回転軸にほぼ直角な方向に押下操作可能に一体に
    構成されてなる操作手段と、 該操作手段の回転操作の回転方向および回転量ならびに
    押下操作を検出する検出手段と、 該検出手段により検出された回転方向および回転量に応
    じて電話番号の数字を順次識別するための数字識別手段
    と、 該数字識別手段で識別された電話番号の数字を音声で出
    力する音声発生手段と、 上記検出手段における上記操作手段の第1の方向および
    第2の方向への回転方向の検出に対応して、上記音声発
    生手段で音声を出力する数字の順序を異ならせるととも
    に、上記操作手段の押下操作により、上記識別された数
    字の入力処理を行う制御手段とを備えることを特徴とす
    る持ち運び可能な電話装置。
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