JP3186528B2 - チェーンベルト - Google Patents

チェーンベルト

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JP3186528B2 JP19623695A JP19623695A JP3186528B2 JP 3186528 B2 JP3186528 B2 JP 3186528B2 JP 19623695 A JP19623695 A JP 19623695A JP 19623695 A JP19623695 A JP 19623695A JP 3186528 B2 JP3186528 B2 JP 3186528B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動力を伝達するた
めにVプーリ間に巻き掛けられるチェーンベルトに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】無段変速機等、動力を可変速で伝達する
のに用いられるチェーンベルトは、それぞれ入力軸及び
出力軸に取り付けられた2つのVプーリの周りに張られ
て相互に連動され、これらのプーリの間でトルクを伝達
するようになっている。特に、金属チェーンベルトは複
数のリンクプレートがピンによって屈折自在に結合さ
れ、このピンの間にVプーリと接触するテーパ面を有す
るV形ブロックを嵌入して構成されている。このときベ
ルト走行時にベルトブロックがプーリの壁面に衝突する
ため、不可避的に騒音や振動が発生するが、チェーンベ
ルトが無端状であることから、該チェーンベルトの一部
に他の部分より大きな騒音や振動を発生する部分がある
と、この騒音や振動が周期性を持ち、特定の周波数にの
みピークのある非常に耳障りな騒音となったり、共振の
発生の原因となったりするという問題があった。
【0003】従来、このような問題を解消するべく様々
な提案がなされている。例えば、特開昭59−2267
29号公報には、異なる幅を持ったベルトブロックをチ
ェーン長手方向にランダムに配置して構成したチェーン
ベルトが開示されている。
【0004】又、特開平4−83942号公報では、異
なる形状のベルトブロックをチェーン長手方向にランダ
ムに配置したチェーンベルトが、特開平4−95639
号公報では、異なる形状のリンクプレートをチェーン長
手方向にランダムに配置したチェーンベルトがそれぞれ
開示されている。あるいは、実開平2−7147号公報
においては、異なる硬度のベルトブロックをチェーン長
手方向にランダムに配置したものが開示されている。
【0005】これらの技術は皆、チェーンベルトに他の
部分に比べて騒音や振動が大きくなる原因を有する部分
を積極的に設けると共に、これをランダムに配置し、騒
音や振動が周期性を持たないようにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術のように、異なる形状あるいは異なる硬度のベル
トブロック、又は異なる形状のリンクプレート(異音発
生手段)をランダムに配置したとしても、周期性を完全
になくすことはできないため、なお、耳障りな騒音とな
ったり、チェーン弦振動の固有振動数との共振が発生し
たりすることがあるという問題がある。
【0007】本発明は、前記従来の問題を解決するべく
なされたもので、チェーンベルトの弦振動の周期性を一
層低減し、ベルト走行に伴う耳障りな騒音や共振の発生
を更に抑制することのできるチェーンベルトを提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、リンクプレー
トがピンにより多数連結され無端環状とされるチェーン
と、該チェーンに係止され一対のVプーリからの動力を
前記チェーンに伝達するベルトブロックとから成る第1
及び第2チェーンベルトが、チェーン長手方向の位相が
1/ 2ピッチずれた状態で組み合わされて構成されるチ
ェーンベルトにおいて、前記第1及び第2チェーンベル
トは、チェーン回転時に騒音上のピーク又はディップを
発生させるための異音発生手段が、チェーン長手方向に
それぞれ同一のランダムパターンに従って配置され、且
つ、前記第1及び第2チェーンベルトの弦振動が互いに
逆位相となるように互いのランダムパターンが所定ピッ
チずれた状態で組み合わされて構成されることにより、
前記目的を達成したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】第1及び第2チェーンベルトに
は、チェーン回転時に騒音上のピーク又はディップを発
生させるための異音発生手段が、チェーン長手方向にそ
れぞれ同一のランダムパターンに従って配置されてお
り、この第1チェーンベルト及び第2チェーンベルト
を、互いのランダムパターンが所定ピッチずれるように
組み合わせてチェーンベルトが構成されている。
【0010】ここで、上記「異音発生手段」とは、例え
ば、Vプーリに接する際の幅寸法の異なるベルトブロッ
クや、形状の異なるリンクプレートや、硬度の異なるベ
ルトブロック等、ベルトブロックのVプーリへの有効巻
付半径(有効衝突ピッチ)を変えるようにするための手
段を意味しており「振動発生手段」の概念を含んでい
る。
【0011】この幅の異なるベルトブロック等の異音発
生手段をランダムに配列して第1及び第2チェーンベル
トが構成される。このランダムの配列がVプーリにあた
ることにより、チェーン弦振動の固有振動数との共振が
発生する。第1及び第2チェーンベルトは異音発生手段
のランダムパターンが同一とされているため、それぞれ
の共振周波数は同一となる。
【0012】そこで、第1及び第2チェーンベルトの弦
振動が互いに逆位相となるように第1チェーンベルトと
第2チェーンベルトにおけるランダムパターンの配列を
所定ピッチずらすことで、第1チェーン及び第2チェー
ンそれぞれの弦振動を互いに逆位相とすることができ、
第1チェーンベルトのベルトブロックと第2チェーンベ
ルトのチェーンとの干渉、及び第2チェーンベルトのベ
ルトブロックと第1チェーンベルトのチェーンとの干渉
により互いのチェーンベルトの弦振動が打ち消され、チ
ェーンベルト全体の弦振動を低減できる。即ち単に異音
や振動の周期性の低減によってだけでなく、干渉によっ
て騒音レベルあるいは弦振動のレベル自体を低減するこ
とができる。
【0013】以下図面を参照して、本発明のより具体的
な実施形態の例を詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の第1実施形態のチェーン
ベルト10が用いられた車両用のベルト式無段変速機1
2を示す一部断面を含む側面図である。
【0015】図1において、ベルト式無段変速機12
は、互いに平行に配設された入力軸14及び出力軸16
と、それら入力軸14及び出力軸16にそれぞれ取り付
けられた有効径が可変の一対の一次側可変プーリ18及
び二次側可変プーリ20と、それら可変プーリ(Vプー
リ)18、20間に巻き掛けられたチェーンベルト10
とを備えており、そのチェーンベルト10を介して動力
が伝達されるようになっている。
【0016】チェーンベルト10の構造を図2、図3及
び図4に示す。
【0017】図2は、チェーンベルトの一部が一直線に
沿って連ねられた状態を示す平面図であり、図3は図2
におけるIII −III 線に沿う断面図である。又図4は、
チェーンベルトの一部を示す正面図である。
【0018】本第1実施形態は、リンクプレート36が
ロッカーピン(ピン)38により多数連結され無端環状
とされる第1チェーン22及び第2チェーン24(チェ
ーン)と、該第1及び第2チェーン22、24に係止さ
れ、一対の可変プーリ18、20からの動力を前記チェ
ーン22、24に伝達するベルトブロック44とからな
る第1及び第2チェーンベルト40、42がチェーン長
手方向の位相が1/2ピッチずれた状態で組み合わされ
て構成されるチェーンベルト10において、前記第1及
び第2チェーンベルト40、42は、チェーン回転時に
騒音上のピーク又はディップを発生させるために、可変
プーリ18、20に接する際の幅寸法Wの異なるベルト
ブロック44(異音発生手段)を、チェーン長手方向に
それぞれ同一のランダムパターンに従って配置し、か
つ、互いのランダムパターンが所定ピッチずれた状態で
組み合わせて構成したものである。
【0019】図2〜図4に示すように、互いに並列する
2枚のストッパプレート34及びそれらの間に位置する
3枚のリンクプレート36と、それら計5枚のストッパ
プレート34及びリンクプレート36の間に一端部がそ
れぞれ介装され、且つ互いに並列する4枚のリンクプレ
ート36とがロッカーピン38によって連結された1つ
のユニットが長手方向へ連結されて無端環状をなし、互
いに平行した状態でほぼ半ピッチずらされて第1チェー
ン22及び第2チェーン24が構成されている。それら
第1チェーン22及び第2チェーン24の幅方向と平行
な状態で、それら第1チェーン22及び第2チェーン2
4の内周側に多数のベルトブロック44が所定の間隔を
隔てて交互に取り付けられ、第1及び第2チェーンベル
ト40、42が構成される。チェーンベルト10は、こ
の第1及び第2チェーンベルト40、42から成ってい
る。
【0020】なお、図2は、ベルトブロック44が一直
線に沿って連ねられた状態を示しており、図4はベルト
ブロック44が前記可変プーリ18又は可変プーリ20
のV溝の内壁面に沿って環状に連ねられた状態を示して
いる。又、図3の断面において、第2チェーン24のロ
ッカーピン38は全体が示されている。又、図3の一点
鎖線は上記V溝の内壁面を示しており、二点鎖線Cはチ
ェーンベルト10の中心線を示している。
【0021】前記ストッパプレート34は、図5に示す
ように、長手板状をなし、両端部側に形成された一対の
円弧状のピン嵌合孔46、48と、一対の係合突起5
0、52とを備えている。一対の係合突起50、52間
にはベルトブロック44を受け入れる係合凹部54が形
成されている。
【0022】前記リンクプレート36は、図6に示すよ
うに、ストッパプレート34とほぼ同様の矩形板状をな
し、両端部側に形成された一対のほぼ円形状のピン嵌合
孔60、62と、一対の把持突起64、66とを備えて
いる。
【0023】それら把持突起64、66間には、係合突
起50、52と同様、ベルドブロック44を受け入れる
係合凹部68が形成されている。
【0024】リンクプレート36のピン嵌合孔60、6
2には、前記ロッカーピン38が嵌合される。
【0025】上記ロッカーピン38は、ストッパプレー
ト34及びリンクプレート36を相対回転可能に連結す
るものであって、図7に示すように、円弧状断面をそれ
ぞれ有し、且つ相互の外周面が接触させられた一対の第
1円弧状ピン78及び第2円弧状ピン80からなる。
【0026】前記ベルトブロック44は、第1ベルトブ
ロック44a及び第2ベルトブロック44bの2種類よ
りなる。
【0027】図8及び図9に詳しく示すように、第1ベ
ルトブロック44aは、長手方向にわたって同一の高さ
寸法を有する長手板状をなし、前記可変プーリ18、2
0のV溝の内壁面に摩擦係合する一対の摩擦テーパ面8
6、88をベルトブロック44aの幅方向(図8におい
て左右方向)の端面に備えている。ベルトブロック44
aのその両隣のベルトブロック44a、44bと対向す
る表裏一対の対向面90、91には、摩擦テーパ面86
及び88に両端が開口し且つベルトブロック44aの外
周側端縁に沿って断面円弧状の一対の係合溝92、93
が形成されている。
【0028】図8の×印で示す2箇所がそれぞれかしめ
られて、溝92、93の一部が埋められることによりス
トッパ部94、95が形成されている。これにより、リ
ンクプレート36とベルトブロック44との幅方向の相
対移動が阻止されて、第1チェーン22と第2チェーン
24との一定限度以上の接近が規制されるようになって
いる。
【0029】第2ベルトブロック44bも、図10及び
図11に示すように、第1ベルトブロックと同様の形状
をしている。
【0030】図3には、第1ベルトブロック44aの係
合溝92、93に対する把持突起64、66の嵌め入れ
状態が、図12には、第2ベルトブロック44bの係合
溝92、93に対する把持突起64、66の嵌め入れ状
態がそれぞれ示されている。
【0031】このように、多数の第1ベルトブロック4
4aと第2ベルトブロック44bが交互に装着された第
1チェーン40と、その第1チェーン40のベルトブロ
ック44a、44bとは別の多数のベルトブロック44
a、44bが交互に装着された第2チェーン42とが、
相互に半ピッチずらした状態で相互のベルトブロック4
4が交互に位置するように互いに組み合わされ、これに
より、図2、図3及び図4に示すチェーンベルト10が
構成されている。
【0032】ここにおいて、本第1実施形態において
は、第1ベルトブロック44a及び第2ベルトブロック
44bの幅(図3、図8あるいは図10における左右方
向)寸法Wはそれぞれ2種類あり、この幅の広いものと
幅の狭いものを、第1チェーンベルト40及び第2チェ
ーンベルト42共同一パターンでチェーン長手方向にラ
ンダムに配置する。
【0033】例えば、第1ベルトブロック44aあるい
は第2ベルトブロック44bにおいて、幅Wの広いブロ
ック44Wを●印で、幅Wの狭いブロック44Nを○印
で表わし、図13に示すように配置する。図13におい
て第1チェーンベルト40のAのブロックを先頭として
右方向へ見た場合のパターンと、第2チェーンベルト4
2のBのブロックを先頭として右方向へ見た場合のパタ
ーンは全く同一の配列となっている。
【0034】図13において、第1チェーンベルト40
と第2チェーンベルト42の各ブロックは上に述べたよ
うに、例えばブロックAとブロックCが示すように、1
/2ピッチずれている。又、第1チェーンベルト40と
第2チェーンベルト42は、図のブロックAとブロック
Bが示すように、幅Wの広いブロック44Wと幅Wの狭
いブロック44Nを配列するランダムのパターンが5/
2ピッチずれて組み合わされている。
【0035】このように、ベルトブロック44の幅が異
なることにより、ベルトブロック44が可変プーリ(V
プーリ)18、20に接する位置が異なり、これにより
このランダムのパターンに応じた弦振動が発生する。
【0036】本実施形態は第1、第2チェーンベルト4
0、42のピッチをずらして、両者の弦振動の位相をほ
ぼ逆位相とし、チェーンベルト10全体に生じる弦振動
を抑えるようにするものである。
【0037】前記ランダムのパターンを変えて行った実
験結果を表わす、エンジン回転速度とトランスアクスル
振動レベルの関係を表わすグラフを、図14に示す。こ
のグラフが示すように、ランダムパターンを1/2ピッ
チずらした場合には、2400rpm 付近において弦振動
レベルのピークが発生しているが、本実施形態のよう
に、ランダムパターンを5/2ピッチずらした場合には
それが発生していない。
【0038】これは、第1チェーンベルト40と第2チ
ェーンベルト42の弦振動がほぼ逆位相となり、第1チ
ェーンベルト40のベルトブロック44と第2チェーン
ベルト42の第2チェーン24とが干渉し、又第2チェ
ーンベルト42のベルトブロック44と第1チェーンベ
ルト40の第1チェーン22とが干渉するため、一方が
上に移動しようとするとき、他方が下に移動しようとし
て弦振動が抑えられるものと考えられる。
【0039】このように、本実施形態によれば、チェー
ン弦振動を特に干渉によって低減でき、騒音を充分に低
減することができる。
【0040】なお、図13に示すようなランダムパター
ンの場合には、5/2ピッチずらせばよかったが、他の
パターンの場合には、実験により最適の所定ピッチを求
めればよい。
【0041】次に本発明の第2実施形態について説明す
る。
【0042】第2実施形態のチェーンベルトは、形状の
異なるリンクプレートをチェーン長手方向にランダムに
配置したものである。
【0043】即ち、図15に示すように、リンクプレー
ト36の係合凹部68の底部からピン嵌合孔60の中央
部までの寸法Hを変えたものを少なくとも2種類以上用
意し、それをチェーン長手方向にランダムに配置する。
これにより、ベルトブロック44の幅は全て同一である
が、リンクプレート36の上記Hの寸法が異なるため、
チェーンベルト10が可変プーリ18、20にかかる際
ベルトブロック44の可変プーリ18、20の径方向の
位置が少しずつずれることになる。従って、ベルトブロ
ック44が可変プーリ18、20に接する位置が少しず
つ異なる。
【0044】このように、寸法Hの異なるリンクプレー
ト36を第1チェーンベルト40及び第2チェーンベル
ト42共同じランダムパターンで配列し、その2つのチ
ェーンベルト40、42を第1実施形態と同じようにし
て振動数が低減するように所定ピッチずらして組み合わ
せる。これにより、弦振動の低減、及び騒音の低減を図
ることができる。
【0045】なお、第1実施形態においては、ベルトブ
ロック44の幅を2種類設け、これら2種類のベルトブ
ロック44(異音発生手段)をチェーン長手方向にラン
ダム配置して、衝突ピッチを変え、又、第2実施形態で
は、リンプレート36の寸法Hを変えて、異音発生手段
を構成したが本発明はこれに限定されるものではなく、
様々な異音発生手段が考えられる。
【0046】例えば、特開平4−83942号に示され
るように、ベルトブロックの形状を変え、衝突ピッチを
変えるようにしても良いし、特開平4−96539号に
示されるように、ベルトブロックではなく、リンクプレ
ートの形状を変えて衝突ピッチを変えるようにしても良
い。あるいは、特開平4−83940号に示されるよう
に、ベルトブロック両端の傾斜面を変更し、Vプーリへ
の巻付半径を変えることにより衝突ピッチを変えるよう
にしても良い。又は、実開平2−71147号の様に、
ベルトブロックの硬度を変えたり、特開平59−226
930号に示されているように、一部のベルトブロック
がVプーリに接触しないような構成としても良いし、さ
らに、特開昭59−226731号に示されているよう
にベルトブロックとVプーリとの係合面積を変えるよう
にしたものでも良い。
【0047】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
第1及び第2チェーンを同一のランダムパターンで構成
し、所定ピッチずらすことにより、互いのチェーンベル
トの弦振動が打ち消され、弦振動を低減し、騒音を充分
に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のチェーンベルトを含む
ベルト式無段変速機を示す一部断面を含む側面図
【図2】図1のチェーンベルトの一部を示す平面図
【図3】図2におけるIII −III 線に関する断面図
【図4】図1のチェーンベルトの正面図
【図5】ストッパプレートを示す正面図
【図6】リンクプレートを示す正面図
【図7】ロッカーピンを示す斜示図
【図8】第1ベルトブロックの正面図
【図9】第1ベルトブロックの側面図
【図10】第2ベルトブロックの正面図
【図11】第2ベルトブロックの側面図
【図12】第2ベルトブロックの係合溝に対するリンク
プレートの把持突起の嵌め入れ状態を示す説明図
【図13】幅の異なるベルトブロックのランダム配列の
パターンを示す説明図
【図14】エンジン回転数とトランスアクスル振動レベ
ルの関係を示すグラフ
【図15】第2実施形態で用いられるリンクプレートを
示す正面図
【符号の説明】
10…チェーンベルト 12…ベルト式無段変速機 14…入力軸 16…出力軸 18…一次側可変プーリ(Vプーリ) 20…二次側可変プーリ(Vプーリ) 22…第1チェーン 24…第2チェーン 34…ストッパプレート 36…リンクプレート 38…ロッカーピン(ピン) 40…第1チェーンベルト 42…第2チェーンベルト 44…ベルトブロック(異音発生手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16G 5/00 F16G 5/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リンクプレートがピンにより多数連結され
    無端環状とされるチェーンと、該チェーンに係止され一
    対のVプーリからの動力を前記チェーンに伝達するベル
    トブロックとから成る第1及び第2チェーンベルトが、
    チェーン長手方向の位相が1/ 2ピッチずれた状態で組
    み合わされて構成されるチェーンベルトにおいて、前記
    第1及び第2チェーンベルトは、チェーン回転時に騒音
    上のピーク又はディップを発生させるための異音発生手
    段が、チェーン長手方向にそれぞれ同一のランダムパタ
    ーンに従って配置され、且つ、前記第1及び第2チェー
    ンベルトの弦振動が互いに逆位相となるように互いのラ
    ンダムパターンが所定ピッチずれた状態で組み合わされ
    て構成されることを特徴するチェーンベルト。
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