JP3186504U - 電気圧力鍋 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気圧力鍋の安全性及び使い勝手を高め、さらに常圧時の調理のし易さを向上させた電気圧力鍋を提供する。
【解決手段】蓋体3によって密閉した内鍋4を加熱手段によって加熱することにより内鍋内を加圧して調理を行う電気圧力鍋1は、蓋体3に、内鍋4内の圧力が所定の圧力に加圧された場合に突出して加圧状態であることを知らせる圧力表示ピン36と、内鍋4内を密封又は排気の切り替えを行う圧力切替35弁と、圧力切替弁35と異なる機構を備えた安全弁37を設け、電気圧力鍋1の本体2には、加熱から保圧へ移行させる圧力センサと、温度センサを設けたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、電気圧力鍋に関し、さらに詳しくは、安全性が高く、且つ、常圧調理の際にも使い勝手の良い電気圧力鍋に関する。
電気圧力鍋は食材を収容する容器である鍋体を蓋体で密封し、鍋体を加熱することにより鍋体内に収容した食材を大気圧以上の圧力となるように加圧し、食材を通常より高い温度と圧力の下で調理する調理器であり、常圧であれば長時間加熱を続けなければ得られないような調理を比較的短時間で行うことができるために広く普及している。電気圧力鍋の加熱手段としては、例えば、電気ヒータやIH(Induction Heating:電磁誘導加熱)が使用されるが、鍋体内の内圧が必要以上に高くなると危険なため、蒸気圧を逃がす圧力調整機構が設けられている。また、鍋体内が高圧のときには蓋体の取り外しができないようにした安全装置も設けられており、使用者の安全が図られている。
圧力調整装置の一例としては特許文献1がある。特許文献1の圧力調整装置は、圧力鍋の蓋部に配設されるノズルの上端に形成される弁座部を開閉するニードル弁と、弁座部にニードル弁を常時閉塞する重量を有すると共に鉛直軸に回転可能なおもりPを具備し、おもりPにノズルの上端部及びこの上端部に連なる外側部を包囲して蒸気を下方に排出する蒸気排出通路を形成すると共に、蒸気排出通路にノズルから排出される蒸気の圧力によっておもりPを回転させる歯付座金(回転誘導部)を形成している。これにより、蒸気をおもりPの下方に排出すると共に、ノズルから排出された蒸気によって、おもりPを回転させることができる。これによって、使用者が蒸気の噴出を確実に認識できるようになる。
また、安全装置の一例としては特許文献2がある。特許文献2の安全装置は、鍋本体に一対の耳片を有し、蓋体に弓形レバーを備えた把手が螺合してあり、把手を蓋体より緩めることによりレバーの両端部が各耳片に圧接して蓋体を密着する圧力鍋を有し、その蓋体に圧力制御弁が設けられ、さらに内圧表示ピンが蓋体のレバーと相対向する位置に貫通して設けられ、把手と共に降下するレバーで内圧表示ピンを降下して内圧表示ピンを通す貫通孔により内圧を放出可能に構成されている。
この構成によれば、圧力表示ピンで減圧状態が感知され、且つ誤って蓋体を取る操作を行なつても、これに連動して圧力表示ピンが降下して蒸気を抜くことで安全性を高められる。
さらに、従来の電気圧力鍋にあっては、加圧状態における調理のみに主眼が置かれており、蓋体も高圧に耐え得ることが必要であること、および、蓋体に圧力調整装置や安全装置を設ける必要があることから蓋体は堅牢な金属製のものが使用されていた。
特開2002-34789号公報 実公昭61-32577号公報
しかしながら、従来の電気圧力鍋は、圧力調整機構が万一動作しなかった場合、鍋内の圧力が異常に高くなって事故を招くおそれがあった。特に、調理中の食材が圧力調整装置内に入り込んで動作を阻害する可能性があった。また、従来の電気圧力鍋の蓋体は上述のように加圧調理中の高い圧力に耐える必要があることから堅牢な金属製によって形成されており、調理中の中身が見えないものであった。そのため、常圧での調理のときには、蓋体を開けなければ鍋体の中にある調理中の食材の状態を確認することができず不便であった。
また、従来の電気圧力鍋は、調理内容(メニュー)毎に予め調理時間が設定されたボタンが設けられていた。例えば、ケーキの場合は10〜25分、肉類の場合は10〜30分といったように、調理時間が一義的に設定されており、ユーザーが自由に設定することはできなかった。
そこで、本考案の目的は、電気圧力鍋の安全性及び使い勝手を高め、さらに常圧時の調理のし易さを向上させた電気圧力鍋を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の本考案は、蓋体によって密閉した内鍋を加熱手段によって加熱することにより前記内鍋内を加圧して調理を行う電気圧力鍋において、前記蓋体には、前記内鍋内の圧力が所定の圧力に加圧された場合に突出して加圧状態であることを知らせる圧力表示ピンと、前記内鍋内を密封又は排気の切り替えを行う圧力切替弁と、前記内鍋内の圧力が通常加圧調理を行うべき圧力を超えた場合にコイルバネによって押圧された弁体を開閉する安全弁とを設け、前記電気圧力鍋の本体には、前記内鍋内が所定の圧力に至った場合に前記加熱手段への通電を停止させる圧力センサを設けたことを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項2に記載の本考案は、請求項1に記載の電気圧力鍋において、内鍋内の温度を所定の温度に保持する温度センサをさらに設けたことを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項3に記載の本考案は、請求項1又は2に記載の電気圧力鍋において、前記蓋体は着脱可能とされ、常圧状態において使用するガラス蓋と交換可能としたことを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項4に記載の本考案は、請求項1から3のいずれか1項に記載の電気圧力鍋において、加圧加熱調理及び常圧加熱調理を行う時間を設定するためのタイマを備え、前記タイマによって設定した加熱時間が経過した場合には前記加熱手段による加熱を終了させ又は所定の温度に保温する保温モードのいずれかを選択可能としたことを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項5に記載の本考案は、請求項1から4のいずれか1項に記載の電気圧力鍋において、前記蓋体の前記内鍋側に設けられた前記圧力切替弁の蒸気取入口には、調理中の食材によって当該圧力切替弁の適正な動作が阻害されることを防止するためのフィルタカバーを設けたことを特徴とする。
本考案に係る電気圧力鍋によれば、電気圧力鍋の本体に内鍋内が所定の圧力に至った場合に加熱手段への通電を停止させる圧力センサを設けて圧力制御を行うようにしたので従来の電気圧力鍋よりも安全性を高めることができるという効果がある。また、安全弁をコイルバネによるものとしたので内鍋内の圧力が所定の圧力になった場合に正確に動作させることができ安全性が高まるという効果がある。
また、本考案に係る電気圧力鍋によれば、本来の堅牢な金属製の蓋体に代えて、常圧での調理中はガラス蓋に交換できるように構成されているので、常圧時の調理が行ない易いという効果がある。
さらに、本考案に係る電気圧力鍋によれば、加熱時間を設定するためのタイマを備え、タイマによって設定した加熱時間が経過したときには加熱手段により加熱を終了させ、又は所定の温度に保温する保温モードのいずれかを選択可能としたので、調理状況に応じた追加調理が迅速に行えるため、使い勝手が向上するという効果がある。
また、本考案に係る電気圧力鍋によれば、圧力切替弁の蒸気取入口にフィルタカバーを設けたので、調理中の食材が詰まって当該圧力切替弁の適正な動作が阻害されることを防止することができるという効果がある。
本考案に係る電気圧力鍋の一実施形態の分解斜視図である。 図1に示す電気圧力鍋の斜視図である。 コントロールパネルの詳細を示す正面図である。 蓋体の内側の一部を示す斜視図である。 ガラス蓋の使用例を示す斜視図である。 安全弁の詳細を示す分解図である。 本考案に係る電気圧力鍋の一実施形態の各構成を示すブロック図である。 本考案に係る電気圧力鍋の一実施形態の動作を示すフローチャートである。
[電気圧力鍋の構成]
本考案に係る電気圧力鍋について図面を参照しつつ以下詳細に説明する。図1は本考案に係る電気圧力鍋の一実施形態の分解斜視図である。図示された電気圧力鍋1は、概略として、上部が開口され、内部に内鍋4を収容して高圧力に耐え得るように形成された金属製の本体2と、この本体2に着脱自在に装着されて加圧調理の際に使用される蓋体3を備えて構成されている。また、常圧調理の際に蓋体3と交換し、図5に示すようにして使用されるガラス蓋5を備えている。
本体2は、内部に内鍋4を収容可能なスペースを備え、その加熱源である図示しない電熱ヒータ50(図7参照)が底部に配置されている。したがって、本体2には100Vのコンセントに接続するための電源コード(図示せず)が付属する。また、本体2の側面には電気熱源を制御するコントロールパネル20が設けられ、調理モード(炊飯、お粥、スープ、お好み、魚類、スペアリブ、肉類、豆類)によって適切な調理時間を設定できるようになっている。そして、本体2の上端縁の対向する位置には両側にそれぞれ把手29,29が設けられている。
図3はコントロールパネル20の詳細を示す正面図である。コントロールパネル20は、概略として、左右の両側にそれぞれ配置された調理モード選択部21a,21bと、調理時間を設定するためのタイマ設定部22と、保温・取消設定部23と、ガラス蓋煮込み設定部24と、タイマ時間等を表示する液晶表示部25とを備えて構成されている。調理モード選択部21a,21b及び設定部22〜24は、その中央部を使用者が指頭で押すと動作する感圧式のスイッチであり、防水構造になっている。
蓋体3は、図1に示すように、内鍋4の上端縁に当接するリング状のパッキン30を介して内鍋4を覆うように配設される内蓋31と、この内蓋31が内側に取り付けられて本体2に被せられる上部蓋体32とを備えている。上部蓋体32には、本体2に着脱するためのハンドル33が設けられると共に、本体2に固定するためのロックピン34が設けられており、いわゆるバヨネット方式によって本体2に着脱可能に取り付けられるようになっている。さらに、上部蓋体32には内鍋4内の圧力を維持するか、又は、圧力を逃がすための切り替えを行う圧力切替弁35と、内鍋4内の圧力が上部蓋体32を開けてもよい状態の圧力か否かを使用者に知らせるための圧力表示ピン36と、内圧が通常の加圧調理時における圧力を超えたような場合、例えば、150kPaになると動作するコイルバネ式の安全弁37とを備えて構成されている。
圧力切替弁35は、図2の拡大図に示すように、回転可能に形成されており、左右のいずれの方向に30°回転させることにより内鍋4内を密封状態とする「密封」と、内鍋4内から蒸気を排出して減圧する「排気」の切り替えを行う。すなわち、切替弁35に設けられた開口孔を内鍋4内と連通させることで内鍋4内を排気状態とし、切替弁35に設けられた開口孔を閉塞することにより内鍋4内を密封状態とするになっている。
圧力表示ピン36は、圧切替整弁35の近傍に配置されており、内鍋4内の圧力が高まると図示しない開口部を閉塞して内鍋4内を密閉すると共に、上部鍋体32の表面から図示しないピンを突出させる。一方、内鍋4内の圧力が弱まり常圧に近くなると図示しないピンは上部蓋体32内に戻ると共に、図示しない開口部を解放する。これにより、使用者は、ピンが上部蓋体32から飛び出していれば内鍋4内の内圧が高いので蓋体3を開けると危険であり、ピンが上部蓋体32内に戻っていれば内鍋4内の圧力は下がっているので蓋体3を開けてもよい状態であることがわかる。
安全調整弁37は、図6に示すように、上部蓋体32に設けられた開口孔を閉塞する弁頭部37aと、弁頭部37aを上部蓋体32に取り付けるための弁本体37bと、弁本体37bに設けられたネジ部にパッキン37cを介して螺合するナット37dと、コイルバネ37fを介在させた状態で弁頭部37aと連結される圧力調整体37eを備えて構成されている。常圧状態及び正常な加圧状態では、弁頭部37aが上部蓋体32に設けられた開口孔をしっかりと閉塞しているが、例えば、圧力切替弁35に不具合が生じて内鍋4内の圧力が高くなり過ぎたような場合には圧力調整体37eがコイルバネ37fの弾性力に抗して押し上げられて弁頭部37aが上昇し、上部蓋体32に設けられた開口孔を解放して内鍋4内の蒸気を外部へ逃がす。コイルばね37fはバネ定数に基づき動作は正確なので確実に動作させて安全を確保するのに適している。
一方、本体2には、内鍋4内が所定の圧力に至った場合に電熱ヒータ50への通電を停止させる圧力センサ51が設けられている。例えば、内鍋4内の内圧が70kPaになった場合にそれ以上加熱を続けるとさらに圧力が上昇して危険となるので圧力センサ51が電熱ヒータ50の動作を停止させて異常な圧力上昇を防止する。従来の電気式或いは直火式の圧力鍋の場合には機械式の圧力調整機構であったものを本発明に係る電気圧力鍋1ではこれをセンサ式としたものである。また、本体2には、温度センサ53を備えており、内鍋4内の温度を所定の温度に保持することができるようになっている。
上述の構成により、加熱源である電熱ヒータ50による加熱により内鍋4内の内圧が所定の圧力に達するとその圧力によって圧力表示ピン36が上方に飛び出す。そして、内鍋4内の圧力がさらに上昇すると本体2に設けられている圧力センサ51が電熱ヒータ50への通電を停止して加熱状態から保圧状態へと切り替える。そして、内鍋4内の温度を所定の温度で所定の時間、例えば、約70℃で24時間、維持するために時々電熱ヒータ50への通電を所定時間、例えば、数十秒、流し、内鍋4内の温度を一定に保持する。そして、内鍋4内の蒸気を外部に逃がすには、電熱ヒータ50を停止させて自然冷却によるか(約25分程度で圧力表示ピン36が下がる)か、圧力切替弁35を「排気」にして強制冷却により内鍋4内を減圧する。この場合には約4〜5分で圧力表示ピン36は下方に下がる。尚、強制冷却を行うには、ミトン等を用いて圧力切替弁36の上に厚手の濡れ布巾を掛けて、圧力切替弁36を「密封」から「排気」に替えることによって行う。
図4は蓋体3の内側、即ち、上部蓋体32の内側の主要部を示す斜視図である。圧力切替弁35と安全弁37は少し離れた場所に配置され、両者が同様の動作、同様の経年劣化等を招くのを防止するため、異なる動作原理のものを用いている。そして、圧力切替弁35には、その上部蓋体32側に異物の侵入を防止するためのフィルタカバー40が設けられている。このフィルタカバー40は安全弁37にも設けることができる。
電気圧力鍋1は、蓋体3に代えて本体2に被せるガラス蓋5を備えている。所定の時間加圧調理を行った後で、例えば、調理した食品の保温や煮込み、或いは、さらなる食材や調味料等を追加しながら調理を続けたい場合など、調理中の内部の状態を見たい場合には、図5に示すように、蓋体3に代えてガラス蓋5を本体2に被せる。ガラス蓋5に交換可能としたことで内鍋4内の煮汁の様子や味の具合などを確認して、調味料の追加や水に溶いた片栗粉を添加して「とろみ」付けを行うなど直火式と比較して手軽に危険もなく調理することができる。尚、ガラス蓋5を被せたときに生じる内鍋4内の余剰蒸気はガラス蓋5に設けられた蒸気排出孔5aから排出される。
[電気圧力鍋の動作]
次に、電気圧力鍋1の使用法及び動作について説明する。図8は電気圧力鍋の動作のフローチャートである。まず、使用者は図1に示すように、本体2内に内鍋4をセットし、内鍋4内に調理内容に応じた食材を入れ、調味料、水等を適宜加える。次に、蓋体3を本体2に装着して固定する。次いで、使用者は、圧力切替弁35を「密封」状態とすると共に、コントロールパネル20に設けられている電源スイッチ28をONにする。そして、コントロールパネル20の調理モード選択部21a,21bの中から調理したいメニューの1つを選択して押圧する。例えば「お粥」の場合であれば、「お粥」のキーを押圧する。するとタイマが起動し、各料理内容に応じて予め設定された調理時間が、表1に示すように、セットされる。調理時間は各メニューのボタンを押圧する回数によって調整することができ、「お粥」の場合には、1回押すごとに1分間隔で時間を設定でき、15分の次は再び5分に戻るようにセットされるようになっている。また、「ガラス蓋煮込み」は常圧調理の場合を示している。さらに、タイマーボタンによれば使用者が直接加熱時間を設定することができ、本実施形態では2〜40分の間でキーを1回押すごとに1分ずつ時間を設定できるようになっている。
Figure 0003186504

調理モード選択部21a,21bの中から調理したいメニューの1つを選択すると加圧調理が開始される(ステップS1)。そして、所定の圧力、例えば70kPaに達すると(ステップS2)、圧力センサ51は電熱ヒータへの通電を停止させると共に、コントロールパネル20に設けられているLEDランプ27の点灯を「赤」から「緑」に切り替える(ステップS3)。そして、その圧力を維持した状態で調理が行われる(ステップS4)。万一、圧力センサ51が正しく動作せず、内鍋4内の圧力が150kPaになった場合(ステップS5)には、安全弁37が動作して確実に内鍋4内から蒸気を外部に放出して必要以上に圧力が高まることが防止される。尚、赤ランプは加熱ランプ、緑ランプは保圧ランプであり、設定調理時間まで保圧を続け、設定時間が終了すると保温状態になる
タイマ設定時間が経過して加圧調理が完了したら電気圧力鍋1は保温状態になる(ステップS6)。そして、所定の保温時間が経過したら電熱ヒータ50への通電を停止することにより内鍋4内が次第に減圧される(ステップS7)。そして、圧力表示ピン36が下がり上部蓋体32内に戻ったら圧力切替弁35を「排気」にして残った蒸気を排出して蒸気が出ないことを確認する。圧力が完全に常圧になったことを確認したら蓋体3を開けて内部の出来具合を観察し、そして、蓋体3をガラス蓋5に交換する(ステップS8)。この状態では調理が完了しているので、完成した食品を自由に取り出すことができる。さらに調理を継続する場合にはガラス蓋煮込み設定部24によって常圧での加熱調理を続けたい時間を設定する。このとき、ガラス蓋5を開けて追加の食材や調味料等を適宜加えることができる。例えば、カレー料理の場合であれば、初めに具材の煮込みを加圧加熱調理によって行い、その後常圧に戻してからカレールーを入れるなどの加熱調理を継続することができる(ステップS9)。
尚、調理したい料理メニューがコントロールパネル20に無い場合、予想される調理時間を使用者自身がコントロールパネル20上で設定する。即ち、コントロールパネル20の「タイマ」と記載された部分を押し続けている時間によって自由に時間を設定(例えば2〜40分)することができる。そして、設定した加熱時間が経過したとき、実行していた加熱を終了させ、或いは所定の温度に保温する「保温モード」のいずれかを選択することができる。
[実施形態の効果]
本実施形態に係る電気圧力鍋によれば、電気圧力鍋の本体に内鍋内が所定の圧力に至った場合に加熱手段への通電を停止させる圧力センサを設けて圧力制御を行うようにしたので従来の電気圧力鍋よりも安全性を高めることができるという効果がある。しかも、圧力切替弁35と安全弁37はそれぞれ機構が異なるものを配置したので二つが同時に故障するなどの事態を回避することができるという効果がある。
また、本考案に係る電気圧力鍋によれば、本来の蓋体3に代えてガラス蓋5に交換できる様にしたため、常圧時における調理が容易となる。
また、本考案に係る電気圧力鍋によれば、加熱時間を設定するためのタイマを備え、タイマ設定部22によって設定した加熱時間が経過したときには加熱手段により加熱を終了させ、又は所定の温度に保温する保温モードのいずれかを選択できるようにしたので、調理状況に応じた追加調理が迅速に行え、使い勝手が向上するという効果がある。
また、本考案に係る電気圧力鍋によれば、圧力切替弁35の蒸気取入口にフィルタカバー40を設けたので、食材が詰まることによって圧力切替弁35の適正な動作が阻害されるのを防止できるという効果がある。もちろん安全弁36にも設けることができるのはいうまでもない。
以上のように、本考案の好ましい実施形態について詳述したが、本考案は上述した特定の実施形態に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の範囲内において、種々の変形・変更が可能であることはいうまでもない。例えば、加熱手段として電気による例を示したが、ガス等を熱源とする圧力鍋であってもよい。
1 電気圧力鍋
2 本体
3 蓋体
4 内鍋
5 ガラス蓋
5a 蒸気排出孔
20 コントロールパネル
21a,21b 調理モード選択部
22 タイマ設定部
23 保温・取消設定部
24 ガラス蓋煮込み設定部
25 液晶表示部
27 LEDランプ
28 電源スイッチ
29 把手
30 リング状パッキン
31 内蓋
32 上部蓋体
33 ハンドル
34 ロックピン
35 圧力切替弁
36 圧力表示ピン
37 安全弁
40 フィルタカバー
50 電熱ヒータ
51 圧力センサ
53 温度センサ

Claims (5)

  1. 蓋体によって密閉した内鍋を加熱手段によって加熱することにより前記内鍋内を加圧して調理を行う電気圧力鍋において、
    前記蓋体には、
    前記内鍋内の圧力が所定の圧力に加圧された場合に突出して加圧状態であることを知らせる圧力表示ピンと、
    前記内鍋内を密封又は排気の切り替えを行う圧力切替弁と、
    前記内鍋内の圧力が通常加圧調理を行うべき圧力を超えた場合にコイルバネによって押圧された弁体を開閉する安全弁と、
    を設け、
    前記電気圧力鍋の本体には、
    前記内鍋内が所定の圧力に至った場合に前記加熱手段への通電を停止させる圧力センサ
    を設けたことを特徴とする電気圧力鍋。
  2. 請求項1に記載の電気圧力鍋において、
    内鍋内の温度を所定の温度に保持する温度センサをさらに設けたことを特徴とする電気圧力鍋。
  3. 請求項1又は2に記載の電気圧力鍋において、
    前記蓋体は着脱可能とされ、常圧状態において使用するガラス蓋と交換可能としたことを特徴とする電気圧力鍋。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の電気圧力鍋において、
    加圧加熱調理及び常圧加熱調理を行う時間を設定するためのタイマを備え、前記タイマによって設定した加熱時間が経過した場合には前記加熱手段による加熱を終了させ又は所定の温度に保温する保温モードのいずれかを選択可能としたことを特徴とする電気圧力鍋。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の電気圧力鍋において、
    前記蓋体の前記内鍋側に設けられた前記圧力切替弁の蒸気取入口には、調理中の食材によって当該圧力切替弁の適正な動作が阻害されることを防止するためのフィルタカバーを設けたことを特徴とする電気圧力鍋。
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