JP3186460B2 - 情報処理装置 - Google Patents
情報処理装置Info
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- JP3186460B2 JP3186460B2 JP22475994A JP22475994A JP3186460B2 JP 3186460 B2 JP3186460 B2 JP 3186460B2 JP 22475994 A JP22475994 A JP 22475994A JP 22475994 A JP22475994 A JP 22475994A JP 3186460 B2 JP3186460 B2 JP 3186460B2
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- JP
- Japan
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- lcd
- information processing
- glass
- crystal display
- fluorescent tube
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置を有する
ノート形情報処理装置に関し、特に情報処理装置本体の
液晶表示装置下ケースを誤って手や足で押し付けても、
液晶表示装置のガラス割れや陰極蛍光管割れが発生しな
い構造を有するノート形、あるいはラップトップ形の情
報処理装置に関するものである。
ノート形情報処理装置に関し、特に情報処理装置本体の
液晶表示装置下ケースを誤って手や足で押し付けても、
液晶表示装置のガラス割れや陰極蛍光管割れが発生しな
い構造を有するノート形、あるいはラップトップ形の情
報処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から表示装置としてLCD(Liqued
Crystal Display)を使用した図2に示す情報処理装置
が知られている。
Crystal Display)を使用した図2に示す情報処理装置
が知られている。
【0003】従来、ワープロ本体のLCDを閉じた状態
において、本体の上、LCD下ケース22面を誤って手
等で押し付けた時の押し圧に対するLCD1のガラス1
5や陰極蛍光管10の割れ防止構成は、本体の上に位置
するLCD下ケース22の内側の面とLCDユニット2
6の間に1〜2mm程度の空間を設け、LCDユニット2
6をLCD下ケース22と一体の固定用ボス27にねじ
28で4ヶ所固定する構成であった。
において、本体の上、LCD下ケース22面を誤って手
等で押し付けた時の押し圧に対するLCD1のガラス1
5や陰極蛍光管10の割れ防止構成は、本体の上に位置
するLCD下ケース22の内側の面とLCDユニット2
6の間に1〜2mm程度の空間を設け、LCDユニット2
6をLCD下ケース22と一体の固定用ボス27にねじ
28で4ヶ所固定する構成であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この構成で
は、図4に示す如く、机上においてある情報処理装置の
本体のLCD下ケース22面の中央部付近で手を押し付
けた場合(人が誤って片手で机上に手でついた時の最大
は、15kg程度になる。)板厚2mm程度の本体のLCD
下ケース22はすぐに変形してしまう。
は、図4に示す如く、机上においてある情報処理装置の
本体のLCD下ケース22面の中央部付近で手を押し付
けた場合(人が誤って片手で机上に手でついた時の最大
は、15kg程度になる。)板厚2mm程度の本体のLCD
下ケース22はすぐに変形してしまう。
【0005】中央部は、変形量が特に大きい為、手で押
し付けた力が直接LCD下ケース22と一体化されてい
る固定用ボス27にねじ28で止められているLCDユ
ニット26の中央部を押し付けるので、変形の少ないL
CDガラス15は外周支持部に力が加わることとなる。
この外力の集中が電極部(図示せず)とLCDガラス1
5との接着部に応力を集中せしめ、キー29の先端エッ
ジにて、図5に示す如く、LCDガラス15の外周部よ
りLCDガラス15に割れを発生させる。
し付けた力が直接LCD下ケース22と一体化されてい
る固定用ボス27にねじ28で止められているLCDユ
ニット26の中央部を押し付けるので、変形の少ないL
CDガラス15は外周支持部に力が加わることとなる。
この外力の集中が電極部(図示せず)とLCDガラス1
5との接着部に応力を集中せしめ、キー29の先端エッ
ジにて、図5に示す如く、LCDガラス15の外周部よ
りLCDガラス15に割れを発生させる。
【0006】又、陰極蛍光管の真上より押されると該蛍
光管は、中央付近より折れるように割れてしまう。
光管は、中央付近より折れるように割れてしまう。
【0007】このように、LCDガラスや陰極蛍光管が
破損してしまうと、情報処理装置は、LCD自体の機能
が損なわれ、表示不能となり機能が失われる。更に、該
破損は、LCDユニットをそっくり交換しなければなら
ず、顧客は、多大な出費を余儀なくされることとなる。
LCDユニット26自体は、LCDガラス15の剛性で
該ユニット26全体の剛性を保持している傾向にあるの
で、たわみの少ないガラス15に外力が加わるとガラス
15の周縁部に応力がかかり、ガラス15が割れるので
ある。
破損してしまうと、情報処理装置は、LCD自体の機能
が損なわれ、表示不能となり機能が失われる。更に、該
破損は、LCDユニットをそっくり交換しなければなら
ず、顧客は、多大な出費を余儀なくされることとなる。
LCDユニット26自体は、LCDガラス15の剛性で
該ユニット26全体の剛性を保持している傾向にあるの
で、たわみの少ないガラス15に外力が加わるとガラス
15の周縁部に応力がかかり、ガラス15が割れるので
ある。
【0008】又、LCDユニット26内に配置されてい
るLCD1の明度可変の発光源である陰極蛍光管10
も、上記外力により割れを生じることがある。実験によ
れば、LCDガラス15の割れは、外力(中央部押し付
け)により該ガラスの支持部が支点となり、押し付け部
とのモーメントとして外周部に力がかかり、LCDガラ
ス15のコーナー部より発生する場合と、ある程度のた
わみを生じた時にキー10の先端エッジの点接触の応力
集中による場合の2通りの破損モードがあることがわか
っている。
るLCD1の明度可変の発光源である陰極蛍光管10
も、上記外力により割れを生じることがある。実験によ
れば、LCDガラス15の割れは、外力(中央部押し付
け)により該ガラスの支持部が支点となり、押し付け部
とのモーメントとして外周部に力がかかり、LCDガラ
ス15のコーナー部より発生する場合と、ある程度のた
わみを生じた時にキー10の先端エッジの点接触の応力
集中による場合の2通りの破損モードがあることがわか
っている。
【0009】特にLCDユニット26で弱い所は、後者
のモードで陰極蛍光管10の上からの加圧であることが
わかり、その中でも図7の押し圧解析モデル図と図8の
押し付け位置の違いによる応力を示すグラフから明らか
なように、弱点ポイントがある。このポイントは、LC
Dユニット26のキーボード6の前、端面より約50mm
の地点である。ここで図7と図8について説明する。図
7は、CAE(Computer Aided Engineering)解析のモ
デル化を示した図である。S点とE点を支点とし、a
点,b点,c点,d点の各部に幅40mmの範囲で押し圧
0.98×106N/m2をLCD下フレーム13にかけ
る。そして、最大応力が発生する点MがS点よりどのく
らいの位置にあるかLmの値を算出するのである。26
はLCDユニット、15はガラスである。図8がその結
果を示すグラフである。b点を押した時、最大応力が発
生し、S点の支点より50mmが最大となった。この部分
のLCDガラス15の割れと陰極蛍光管10の割れのメ
カニズムは、以下のようになっている。
のモードで陰極蛍光管10の上からの加圧であることが
わかり、その中でも図7の押し圧解析モデル図と図8の
押し付け位置の違いによる応力を示すグラフから明らか
なように、弱点ポイントがある。このポイントは、LC
Dユニット26のキーボード6の前、端面より約50mm
の地点である。ここで図7と図8について説明する。図
7は、CAE(Computer Aided Engineering)解析のモ
デル化を示した図である。S点とE点を支点とし、a
点,b点,c点,d点の各部に幅40mmの範囲で押し圧
0.98×106N/m2をLCD下フレーム13にかけ
る。そして、最大応力が発生する点MがS点よりどのく
らいの位置にあるかLmの値を算出するのである。26
はLCDユニット、15はガラスである。図8がその結
果を示すグラフである。b点を押した時、最大応力が発
生し、S点の支点より50mmが最大となった。この部分
のLCDガラス15の割れと陰極蛍光管10の割れのメ
カニズムは、以下のようになっている。
【0010】図6より、LCD下ケース22面の陰極蛍
光管10中央部付近を押されると、LCDユニット26
はLの分だけ撓む。Lはキーボード6のストローク分を
含む距離であり、これ以上加圧するとキーボード6のキ
ー29部から反作用でガラス面が点接触で押され、その
結果割れが生じるのである。キー29は、図9のように
角部が高くなっているのが操作性面から一般的であり、
Aに局部的な圧力がLCD上ケースを介して外周のガラ
ス15の外周部にかかるのである。キー29の当りは、
加圧により色の付く感圧紙を使用した実験により明らか
になった。
光管10中央部付近を押されると、LCDユニット26
はLの分だけ撓む。Lはキーボード6のストローク分を
含む距離であり、これ以上加圧するとキーボード6のキ
ー29部から反作用でガラス面が点接触で押され、その
結果割れが生じるのである。キー29は、図9のように
角部が高くなっているのが操作性面から一般的であり、
Aに局部的な圧力がLCD上ケースを介して外周のガラ
ス15の外周部にかかるのである。キー29の当りは、
加圧により色の付く感圧紙を使用した実験により明らか
になった。
【0011】本発明は、前記問題点に鑑み、その目的と
するところは、ノート形情報処理装置(ワードプロセッ
サ)本体の上、LCD下ケース22を誤って手30で押
し付けた場合でもLCDユニット26のガラス15割れ
や陰極蛍光管10割れを防止し、顧客が誤って手で押し
付けても実使用上問題ないレベルを有する信頼性の高い
情報処理装置を提供することにある。
するところは、ノート形情報処理装置(ワードプロセッ
サ)本体の上、LCD下ケース22を誤って手30で押
し付けた場合でもLCDユニット26のガラス15割れ
や陰極蛍光管10割れを防止し、顧客が誤って手で押し
付けても実使用上問題ないレベルを有する信頼性の高い
情報処理装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
めの手段としては、手で押し付けた外力をLCDユニッ
トのLCDフレームとLCDガラス、あるいは陰極蛍光
管に集中させないかである。本体のLCD下ケースの剛
性をアップして、押し付け力に対する変形量を少なくす
るのも1つの手段ではあるが、ノート形情報処理装置の
ような薄形の情報処理装置においては、剛性のアップを
本体のLCD下ケースに施すには、LCDユニット全面
のプラスチックの厚さを上げるか、該ケース内に厚い平
板の鉄板をLCDユニット全面に貼り付けるか等であ
る。しかし、ノート形情報処理装置の場合、軽量化(製
品重量1.8kg 以内)も必須条件であり、前記の対策で
は目標を達しえない。
めの手段としては、手で押し付けた外力をLCDユニッ
トのLCDフレームとLCDガラス、あるいは陰極蛍光
管に集中させないかである。本体のLCD下ケースの剛
性をアップして、押し付け力に対する変形量を少なくす
るのも1つの手段ではあるが、ノート形情報処理装置の
ような薄形の情報処理装置においては、剛性のアップを
本体のLCD下ケースに施すには、LCDユニット全面
のプラスチックの厚さを上げるか、該ケース内に厚い平
板の鉄板をLCDユニット全面に貼り付けるか等であ
る。しかし、ノート形情報処理装置の場合、軽量化(製
品重量1.8kg 以内)も必須条件であり、前記の対策で
は目標を達しえない。
【0013】そこで本発明は、LCDユニットのLCD
ガラス外周部が押し付けられても、該外周部の変形やた
わみ等を生じさせない、軽量で薄形の補強部材を配設す
る構造とし、応力集中を完全に防止した。
ガラス外周部が押し付けられても、該外周部の変形やた
わみ等を生じさせない、軽量で薄形の補強部材を配設す
る構造とし、応力集中を完全に防止した。
【0014】構造のポイントは、ガラス割れの発生する
IC担持体とガラスの接着部やガラス外周部に応力を集
中させないことであり、その構成は以下のようにしてな
しえる。
IC担持体とガラスの接着部やガラス外周部に応力を集
中させないことであり、その構成は以下のようにしてな
しえる。
【0015】即ち、前記目的は、液晶表示装置(LC
D)のLCDガラスの先端と陰極蛍光管の位置する部分
にLCDの外の面より保護,補強する部材を設けること
によって達成される。
D)のLCDガラスの先端と陰極蛍光管の位置する部分
にLCDの外の面より保護,補強する部材を設けること
によって達成される。
【0016】
【作用】本発明のLCDガラスの先端と陰極蛍光管の位
置する部分にLCDの外より保護,補強する部材を設
け、該補強部材は、LCDガラス短辺側の電極部の接着
部より、1〜10mm程度内側が補強できる幅を持ち、か
つ、陰極蛍光管の長さとほぼ同程度の長さを有する構造
とし、形状をL形あるいは凹形とし、ズレ防止のため両
面テープ等の接着剤でLCDの表面、あるいは裏面に固
定することにより、ガラス外周部の変形,撓みを抑える
ことができるので、LCDガラス破損や陰極蛍光管の破
損を大幅に防止できるように作用する。
置する部分にLCDの外より保護,補強する部材を設
け、該補強部材は、LCDガラス短辺側の電極部の接着
部より、1〜10mm程度内側が補強できる幅を持ち、か
つ、陰極蛍光管の長さとほぼ同程度の長さを有する構造
とし、形状をL形あるいは凹形とし、ズレ防止のため両
面テープ等の接着剤でLCDの表面、あるいは裏面に固
定することにより、ガラス外周部の変形,撓みを抑える
ことができるので、LCDガラス破損や陰極蛍光管の破
損を大幅に防止できるように作用する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例構成及び作用,効果
について詳細を説明する。
について詳細を説明する。
【0018】先ずノート形情報処理装置の概要を図2,
図3を用いて説明する。
図3を用いて説明する。
【0019】図2は、液晶表示装置(以下LCDとい
う)を開いた情報処理装置の斜視図である。図におい
て、1は本体下ケース2の後端部にヒンジ25によって
回転自在に取り付けられ、LCDユニット26を具備し
たLCDである。本体下ケース2には、電力供給用ユニ
ットやマイクロコンピュータ,制御LSI,IC、及び
プリント配線等を具備するメイン制御基板3,FDD4
(Floppy Disk Drive )等を配設している。6はこの本
体下ケース2の手前側に配置されたキーボードであり、
文字キーや右側のテンキーのキートップが本体上ケース
23の上面に突出している。これらのキー29は文書や
グラフィック等の入力キー29あるいは印刷の指定キー
として使用される。7は電源スイッチ、8はプリンタケ
ーブルである。LCDガラス15はLCD1の表示部に
使用されている。9は、インバータ回路でありメイン制
御基板3で、指令、電源供給されたものをある周波数で
調光し、陰極蛍光管10を介してLCD1に明るさを供
給している。5は、LCD1のコントラストを調整する
ためのコントラストボリュームである。
う)を開いた情報処理装置の斜視図である。図におい
て、1は本体下ケース2の後端部にヒンジ25によって
回転自在に取り付けられ、LCDユニット26を具備し
たLCDである。本体下ケース2には、電力供給用ユニ
ットやマイクロコンピュータ,制御LSI,IC、及び
プリント配線等を具備するメイン制御基板3,FDD4
(Floppy Disk Drive )等を配設している。6はこの本
体下ケース2の手前側に配置されたキーボードであり、
文字キーや右側のテンキーのキートップが本体上ケース
23の上面に突出している。これらのキー29は文書や
グラフィック等の入力キー29あるいは印刷の指定キー
として使用される。7は電源スイッチ、8はプリンタケ
ーブルである。LCDガラス15はLCD1の表示部に
使用されている。9は、インバータ回路でありメイン制
御基板3で、指令、電源供給されたものをある周波数で
調光し、陰極蛍光管10を介してLCD1に明るさを供
給している。5は、LCD1のコントラストを調整する
ためのコントラストボリュームである。
【0020】本発明の情報処理装置は前記のように構成
され、電源スイッチ7を押し、キーボード6のキー29
を操作することによって文書の入力及び編集等を行うこ
とができる。
され、電源スイッチ7を押し、キーボード6のキー29
を操作することによって文書の入力及び編集等を行うこ
とができる。
【0021】前記マイクロコンピュータで制御LSI
は、前記キー29によって入力された信号をCPU(Ce
ntral Processing Unit )で処理し、文字や文字列、あ
るいはグラフィックの作成と、作成されたこれらのデー
タに基づいて前記表示装置への表示制御を行う。
は、前記キー29によって入力された信号をCPU(Ce
ntral Processing Unit )で処理し、文字や文字列、あ
るいはグラフィックの作成と、作成されたこれらのデー
タに基づいて前記表示装置への表示制御を行う。
【0022】文書等を印刷する場合は、キーボード6の
所定の印刷指示キー29を押すことにより前記CPUに
指令を送り、図示しない記憶装置に記憶されている文字
あるいは画像データに基づいて前記メイン制御基板3に
搭載されているCPU等の制御要素によって熱転写プリ
ンタ(図示せず)の動作信号を作成し、この信号を前記
プリンタケーブル8によってプリンタに送り、印刷す
る。
所定の印刷指示キー29を押すことにより前記CPUに
指令を送り、図示しない記憶装置に記憶されている文字
あるいは画像データに基づいて前記メイン制御基板3に
搭載されているCPU等の制御要素によって熱転写プリ
ンタ(図示せず)の動作信号を作成し、この信号を前記
プリンタケーブル8によってプリンタに送り、印刷す
る。
【0023】22は、LCD下ケースであり、このLC
D下ケース22と一体成形され付いているのが27のL
CDユニット26固定用ボスである。図3はLCDユニ
ット部の斜視図である。ガラス15は、上ガラスと下ガ
ラスとの合わせガラスになっており、ガラス15と上フ
レーム17との間に軟質部材16が配置されている。L
CD上フレーム17は鉄板で形成されている。9はイン
バータ回路であり、この回路によって陰極蛍光管10の
入力電圧,電流を制御し、明度可変の発光源を作る。こ
の陰極蛍光管10の光は、板状の導光体11によって表
示画面の全範囲に供給され、導光体11の上に設けられ
た拡散板(図示せず)を通してLCD素子をそれぞれ均
一に照明する仕組みになっている。
D下ケース22と一体成形され付いているのが27のL
CDユニット26固定用ボスである。図3はLCDユニ
ット部の斜視図である。ガラス15は、上ガラスと下ガ
ラスとの合わせガラスになっており、ガラス15と上フ
レーム17との間に軟質部材16が配置されている。L
CD上フレーム17は鉄板で形成されている。9はイン
バータ回路であり、この回路によって陰極蛍光管10の
入力電圧,電流を制御し、明度可変の発光源を作る。こ
の陰極蛍光管10の光は、板状の導光体11によって表
示画面の全範囲に供給され、導光体11の上に設けられ
た拡散板(図示せず)を通してLCD素子をそれぞれ均
一に照明する仕組みになっている。
【0024】12は、モールドフレームであり、前記導
光体11や陰極蛍光管10等を担持する。このモールド
フレーム12は、アルミ板のLCD下フレーム13で押
える構造となっている。14は、前記したIC担持体で
あり、ドライブIC等が実装されている。ガラス15
は、2枚合わせられたガラス15からなり、その間に液
晶を封じ込めている。そして、ガラス15面の周辺に設
けられた配線パターンとIC担持体14に設けられてい
る複数のIC電極とが接着され、本体ケースに設けられ
ているLCDの駆動回路により、LCDを駆動させる。
LCDは、電界効果型素子であるため、画素部を繁ぐセ
グメントの配線パターンが、液晶層を挟んだ対向基板に
ある電極を横切らないように設計されている。16はシ
リコンゴムあるいはプラスチック等の軟質部材である。
17はLCD上フレームであり、ユニット化する場合、
前記LCD下フレーム13の押え穴18に該上フレーム
17の爪19を合わせ固定する方式となっている。20
は、フレーム脚であり、LCD下ケース22にねじで固定
する構造となっている。
光体11や陰極蛍光管10等を担持する。このモールド
フレーム12は、アルミ板のLCD下フレーム13で押
える構造となっている。14は、前記したIC担持体で
あり、ドライブIC等が実装されている。ガラス15
は、2枚合わせられたガラス15からなり、その間に液
晶を封じ込めている。そして、ガラス15面の周辺に設
けられた配線パターンとIC担持体14に設けられてい
る複数のIC電極とが接着され、本体ケースに設けられ
ているLCDの駆動回路により、LCDを駆動させる。
LCDは、電界効果型素子であるため、画素部を繁ぐセ
グメントの配線パターンが、液晶層を挟んだ対向基板に
ある電極を横切らないように設計されている。16はシ
リコンゴムあるいはプラスチック等の軟質部材である。
17はLCD上フレームであり、ユニット化する場合、
前記LCD下フレーム13の押え穴18に該上フレーム
17の爪19を合わせ固定する方式となっている。20
は、フレーム脚であり、LCD下ケース22にねじで固定
する構造となっている。
【0025】次に本発明の主要構造である一部に補強部
材を配設したLCDユニット部の構成について図1,図
9を参照して説明する。
材を配設したLCDユニット部の構成について図1,図
9を参照して説明する。
【0026】図1は、本発明の一実施例を示す斜視図で
ある。LCDユニット26は、ガラス15と陰極蛍光管
10をサンドイッチするような構造でLCD下フレーム
13とLCD上フレーム17に挟みこまれている。LC
Dが閉じられている状態では、17のLCD上フレーム
が下にきている状態である。
ある。LCDユニット26は、ガラス15と陰極蛍光管
10をサンドイッチするような構造でLCD下フレーム
13とLCD上フレーム17に挟みこまれている。LC
Dが閉じられている状態では、17のLCD上フレーム
が下にきている状態である。
【0027】つまり、誤って手等で押された場合は、L
CD下フレーム13側より、荷重がかかる状態となる。
17のLCD上フレームの陰極蛍光管10側は、陰極蛍
光管10の駆動時における温度上昇を押さえるため、空
気穴が設けられているため鉄板でできているが強度的に
は一番弱い部分である。この部分に30のL形補強材を
13のLCD下フレームに両面テープ等で固定する。3
0はL形補強材であるL形金具で板厚0.5mm 程度の鉄
板をL形に折曲げ形成し、その重さは15g程度で、情
報処理装置の薄形,軽量化に対処している。また、L形
にすることで縦方向の強度もアップする。図9はその応
用例であり、補強材の形状を凹形にすることで強度をさ
らにアップできる。但し、凹形金具を使用する場合、陰
極蛍光管10の温度上昇を考慮し、該蛍光管10の上
方、あるいは下方に冷却用の空気穴を設ける必要があ
る。
CD下フレーム13側より、荷重がかかる状態となる。
17のLCD上フレームの陰極蛍光管10側は、陰極蛍
光管10の駆動時における温度上昇を押さえるため、空
気穴が設けられているため鉄板でできているが強度的に
は一番弱い部分である。この部分に30のL形補強材を
13のLCD下フレームに両面テープ等で固定する。3
0はL形補強材であるL形金具で板厚0.5mm 程度の鉄
板をL形に折曲げ形成し、その重さは15g程度で、情
報処理装置の薄形,軽量化に対処している。また、L形
にすることで縦方向の強度もアップする。図9はその応
用例であり、補強材の形状を凹形にすることで強度をさ
らにアップできる。但し、凹形金具を使用する場合、陰
極蛍光管10の温度上昇を考慮し、該蛍光管10の上
方、あるいは下方に冷却用の空気穴を設ける必要があ
る。
【0028】以上の構成を有する本発明の採用により、
LCDのガラス破損や陰極蛍光管の破損が大幅に改善さ
れ、本体を押し付けたときの耐圧縮性が向上した。
LCDのガラス破損や陰極蛍光管の破損が大幅に改善さ
れ、本体を押し付けたときの耐圧縮性が向上した。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、液晶表示ユ
ニットを配置させたノート形情報装置において、薄形,
軽量化,携帯性を損なうことなく、低コストで、LCD
ユニットに外力が加わっても、変形量も最小限に抑える
ことができ、LCDガラス破損や陰極蛍光管の割れを防
止することができる。
ニットを配置させたノート形情報装置において、薄形,
軽量化,携帯性を損なうことなく、低コストで、LCD
ユニットに外力が加わっても、変形量も最小限に抑える
ことができ、LCDガラス破損や陰極蛍光管の割れを防
止することができる。
【0030】したがって、誤って手で押し付けるような
耐圧縮性に対して破損しない表示装置、あるいはこの表
示装置を有する情報処理装置を提供することができるの
である。
耐圧縮性に対して破損しない表示装置、あるいはこの表
示装置を有する情報処理装置を提供することができるの
である。
【図1】本発明の実施例を示すLCDユニット部の斜視
図。
図。
【図2】ノート形情報処理装置の概要説明用斜視図。
【図3】LCDユニット部説明用斜視図。
【図4】情報処理装置の略断面図。
【図5】LCDユニット部のガラス割れ状況を示す斜視
図。
図。
【図6】キーボードのキー接触状態を示す略断面図。
【図7】ノート形情報処理装置のCAE解析モデル化の
図。
図。
【図8】押し付け位置の違いによる応力を示すグラフ。
【図9】本発明の応用例を示すLCDユニット部の斜視
図。
図。
1…LCD、2…本体下ケース、3…メイン制御基板、
4…FDD、5…コントラストボリューム、6…キーボ
ード、7…電源スイッチ、8…プリンタケーブル、9…
インバータ回路、10…陰極蛍光管、11…導光体、1
2…モールドフレーム、13…LCD下フレーム、14
…IC担持体、15…ガラス、16…軟質部材、17…
LCD上フレーム、18…押え穴、19…爪、20…フ
レーム脚、21…LCD上ケース、22…LCD下ケー
ス、23…本体上ケース、24…凹形金具、25…ヒン
ジ、26…LCDユニット、27…固定用ボス、28…
ねじ、29…キー、30…L形金具。
4…FDD、5…コントラストボリューム、6…キーボ
ード、7…電源スイッチ、8…プリンタケーブル、9…
インバータ回路、10…陰極蛍光管、11…導光体、1
2…モールドフレーム、13…LCD下フレーム、14
…IC担持体、15…ガラス、16…軟質部材、17…
LCD上フレーム、18…押え穴、19…爪、20…フ
レーム脚、21…LCD上ケース、22…LCD下ケー
ス、23…本体上ケース、24…凹形金具、25…ヒン
ジ、26…LCDユニット、27…固定用ボス、28…
ねじ、29…キー、30…L形金具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須藤 隆行 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株式会社 日立製作所 電化機器事業部 多賀本部内 (72)発明者 船橋 実 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株式会社 日立製作所 電化機器事業部 多賀本部内 (56)参考文献 特開 平4−141687(JP,A) 特開 平4−291239(JP,A) 実開 平3−47584(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/1333 G02F 1/13357 G09F 9/35
Claims (3)
- 【請求項1】キーボード及び制御基板を具備した本体ケ
ースと、 この本体ケースに開閉自在に取り付けられた液晶表示装
置と、 この液晶表示装置に設けられたLCDガラスとこのLC
Dガラスの外周部を挟み込むLCDフレームと前記LC
Dガラスの背面に設けた導光体とこの導光体に光を照射
する陰極蛍光管とLCDを駆動するインバータ回路とか
らなる液晶表示ユニットを備え、前記液晶表示装置のLCDガラスのほぼ先端と前記LC
Dフレームの外面で陰極蛍光管の位置する部分に前記液
晶表示ユニットを保護する補強部材を設けたこと を特徴
とする情報処理装置。 - 【請求項2】請求項1記載の情報処理装置において、 補強部材は、L形あるいは凹形の形状の金具とし、両面
テープなどの接着剤により、液晶表示ユニットの表面あ
るいは裏面に固定したことを特徴とする情報処理装置。 - 【請求項3】請求項1記載の情報処理装置において、 前記液晶表示ユニットの前記LCDガラスの短辺側より
1〜10mm程度内側が保護できる幅を有し、かつ、陰極
蛍光管の長さとほぼ同等程度の長さを有する補強部材を
設けたことを特徴とする情報処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22475994A JP3186460B2 (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 情報処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22475994A JP3186460B2 (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 情報処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0887004A JPH0887004A (ja) | 1996-04-02 |
JP3186460B2 true JP3186460B2 (ja) | 2001-07-11 |
Family
ID=16818792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22475994A Expired - Fee Related JP3186460B2 (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 情報処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3186460B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100280891B1 (ko) * | 1998-02-25 | 2001-02-01 | 구본준 | 액정표시장치 케이스 |
-
1994
- 1994-09-20 JP JP22475994A patent/JP3186460B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0887004A (ja) | 1996-04-02 |
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