JPH0895667A - ノート形情報処理装置 - Google Patents

ノート形情報処理装置

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JPH0895667A
JPH0895667A JP6227578A JP22757894A JPH0895667A JP H0895667 A JPH0895667 A JP H0895667A JP 6227578 A JP6227578 A JP 6227578A JP 22757894 A JP22757894 A JP 22757894A JP H0895667 A JPH0895667 A JP H0895667A
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JP
Japan
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lcd
case
main body
glass
information processing
Prior art date
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Pending
Application number
JP6227578A
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English (en)
Inventor
Ryoichi Kobayashi
良一 小林
Tetsuji Takekoshi
哲司 竹越
Takayuki Sudo
隆行 須藤
Minoru Funabashi
実 船橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0895667A publication Critical patent/JPH0895667A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ノート形情報処理装置のLCDを閉じた状態に
おいて、LCD下ケースを誤って手などで押されるよう
な圧縮的な荷重をかけても、LCDガラス破損や陰極蛍
光管破損がない。 【構成】液晶表示装置の外周に位置する、該上ケースに
リブ24bを設けるとともに、キーボード部を包む本体
上ケースにも同等のリブ24aを設け、液晶表示装置の
閉鎖時に前記リブによって、キーの先端に荷重がかから
ないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示装置、あるいは
この液晶表示装置を有するノート形情報処理装置に関
し、特に情報処理装置本体の液晶表示装置下ケースを誤
って手や足で押し付けても、液晶表示装置のガラス割れ
や陰極蛍光管割れの発生を防止する表示装置、あるいは
ノート形、あるいはラップトップ形の情報処理に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から表示装置としてLCD(Liqued
Crystal Display)を使用した図3に示す情報処理装置
が知られている。従来、ワープロ本体のLCDを閉じた
状態において、本体の上、LCD下ケース22面を誤っ
て手等で押し付けた時の圧縮に対するLCD1のガラス
15や陰極蛍光管10の割れ防止構成は、本体の上に位
置するLCD下ケース22の内側の面とLCDユニット
26の間に1〜2mm程度の空間を設け、LCDユニット
26をLCD下ケース22と一体の固定用ボス27にね
じ28で4ヶ所固定する構成であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この構成で
は、図5に示す如く机上においてある情報処理装置の本
体のLCD下ケース22面の中央部付近で手を押し付け
た場合、板厚2mm程度の本体のLCD下ケース22はす
ぐに変形してしまう。中央部は、変形量が特に大きい
為、手で押し付けた力が直接LCD下ケース22と一体
化されている固定用ボス27にねじ28で止められてい
るLCDユニット26の中央部を押し付けるので、変形
の少ないLCDガラス15は外周支持部に力が加わるこ
ととなる。この外力の集中が電極部(図示せず)とLC
Dガラス15との接着部に応力を集中せしめ、キー29
の先端エッジにて、図6に示す如くLCDガラス15の
外周部よりLCDガラス15割れを発生させる。
【0004】LCDユニット26自体は、LCDガラス
15の剛性で該ユニット26全体の剛性を保持している
傾向にあるので、たわみの少ないガラス15に外力が加
わるとガラス15の周縁部に応力がかかり、ガラス15
が割れるのである。また、LCDユニット26内に配置
されているLCD1の明度可変の発光源である陰極蛍光
管10も、上記外力により割れを生じることがある。実
験によれば、LCDガラス15の割れは、外力(中央部
押し付け)により該ガラスの支持部が支点となり、押し
付け部とのモーメントとして外周部に力がかかり、LC
Dガラス15のコーナー部より発生する場合と、ある程
度のたわみを生じた時にキー29の先端エッジの点接触
の応力集中による場合の2通りの破損モードがあること
がわかっている。
【0005】特にLCDユニット26で弱い所は、後者
のモードで陰極蛍光管の上からの加圧であることがわか
り、その中でも図7の押し圧解析モデル図と図8の押し
付け位置の違いによる応力を示すグラフから明らかなよ
うに、弱点ポイントがある。このポイントは、LCDユ
ニット26のキーボード6の前、端面より約50mmの地
点である。
【0006】ここで図7と図8について説明する。図7
は、CAE(Computer AidedEngineering)解析のモデル
化を示した図である。S点とE点を支点とし、a点,b
点,c点,d点の各部に幅40mmの範囲で押し圧0.9
8×106N/m2 をLCD下フレーム13にかける。
そして、最大応力が発生する点MがSよりどのくらいの
位置にあるかLmの位置を算出するのである。26はL
CDユニット、15はガラスである。図8がその結果を
示すグラフである。b点を押した時、最大応力が発生
し、S点の支点より50mmが最大となった。この部分の
LCDガラス15割れと陰極蛍光管10割れメカニズム
は、以下のようになっている。
【0007】図9より、LCD下ケース22面の陰極蛍
光管10中央部付近を押されると、LCDユニット26
はLの分だけたわむ。Lはキーボード6のストローク分
を含む距離であり、これ以上加圧するとキーボード6の
キー29部から反作用でガラス面が点接触でおされ、そ
の結果割れが生じるのである。
【0008】キー29は、図9のように角部が高くなっ
ているのが操作性面から一般的であり、Aに局部的な圧
力がLCD上ケースを介して外周のガラス15部にかか
るのである。キー29の当りは、加圧に色の付く感圧紙
を使用した実験により明らかになった。
【0009】本発明は、前記問題点に鑑み、その目的と
するところは、ノート形情報処理装置(ワードプロセッ
サ)本体の上、LCD下ケース22を誤って手30で押
し付けた場合でもLCDユニット26のガラス15割れ
や陰極蛍光管10割れを防止し、顧客が誤って手で押し
付けても実使用上問題ないレベルとなる。信頼性の高い
液晶表示装置あるいは情報処理装置を提供することがで
きる。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
めの手段としては、手で押し付けた外力をいかに分散さ
せて、LCDユニットの外周の電極部とガラスの接着面
に外力を集中させないかである。本体のLCD下ケース
の剛性をアップして、押し付け力に対する変形量を少な
くするのも1つの手段ではあるが、ノート形情報処理装
置のような薄型の情報処理装置においては、剛性のアッ
プを本体のLCD下ケース部に施すのは限られている。
そこで本発明は、LCDユニットのLCDガラス外周部
が押し付けられても、該外周部の変形やたわみ等を生じ
させない構造とし、外力の集中を分散し、応力集中を完
全に防止するのである。構造のポイントは、ガラス割れ
の発生するIC担持体とガラスの接着部に応力を集中さ
せないことであり、その構成は以下のようにしてなしえ
る。LCD上ケースのガラス外周部に位置する部分にリ
ブを設け、そのリブが本体上ケースに設けたガラス外周
部のリブと密着させるものである。これによってガラス
外周部の変形,たわみ等を防止し、キーの先端が直接ガ
ラス部分を押すことがなくなる。すなわち、キーによる
点接触での反作用による力を分散できることになり、ガ
ラス割れ,陰極蛍光管割れを防止できるのである。
【0011】
【作用】本発明のLCD下ケースのLCDユニット内の
ガラス外周部に設けたリブと、本体上ケース部に設けた
ガラス外周部に位置するリブにより、ガラス外周部の変
形,たわみを抑えることができるので、圧縮的な本体の
押し付け力による外力を面接触とするこで分散できるよ
うに作用する。外力の接触面積を点から面に移行する構
造にすることで、LCDガラス破損や陰極蛍光管の破損
を大幅に防止できるように作用する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例構成及び作用,効果
について詳細を説明する。
【0013】先ずノート形情報処理装置の概要を図3,
図4を用いて説明する。図3は、液晶表示装置(以下L
CDという)を開いた情報処理装置の斜視図である。
【0014】図において、1は本体下ケース2の後端部
にヒンジ25によって回転自在に取り付けられ、LCD
ユニット26を具備したLCDである。本体下ケース2
には、電力供給用ユニットやマイクロコンピュータ,制
御LSI,IC、及びプリント配線等を具備するメイン
制御基板3,FDD4(フロッピーディスクドライブ)等
を配設している。6はこの本体下ケース2の手前側に配
置されたキーボードであり、文字キーや右側のテンキー
のキートップが本体上ケース23の上面に突出してい
る。これらのキー29は文書やグラフィック等の入力キ
ー29あるいは印刷の指定キーとして使用される。7は
電源スイッチ、8はプリンタケーブルである。LCDガ
ラス5はLCD1の表示部に使用されている。9は、イ
ンバータ回路でありメイン制御基板3で、指令,電源供
給されたものをある周波数で調光し、陰極蛍光管10を
介してLCD1に明るさを供給している。
【0015】本発明の情報処理装置は前記のように構成
され、電源スイッチ7を押し、キーボード6のキー29
を操作することによって文書の入力及び編集等を行うこ
とができる。
【0016】前記マイクロコンピュータで制御LSI
は、前記キー29によって入力された信号をCPU(セ
ントラル・プロセッシング・ユニット)で処理し、文字
や文字列、あるいはグラフィックの作成と、作成された
これらのデータに基づいて前記表示装置への表示制御を
行う。
【0017】文書等を印刷する場合は、キーボード6の
所定の印刷指示キー29を押すことにより前記CPUに
指令を送り、図示しない記憶装置に記憶されている文字
あるいは画像データに基づいて前記メイン制御基板3に
搭載されているCPU等の制御要素によって熱転写プリ
ンタ(図示せず)の動作信号を作成し、この信号を前記
プリンタケーブル8によってプリンタに送り、印刷す
る。
【0018】図4はLCDユニット部の断面図である。
ガラス15は、上ガラスと下ガラスとの合わせガラスに
なっており、ガラス15と上フレーム17との間に軟質
部材16が配置されている。9はインバータ回路であ
り、この回路によって陰極蛍光管10の入力電圧,電流
を制御し、明度可変の発光源を作る。この陰極蛍光管1
0の光は、板状の導光体11によって表示画面の全範囲
に供給され、導光体11の上に設けられた拡散板(図示
せず)を通してLCD素子をそれぞれ均一に照明する仕
組みになっている。12は、モールドフレームであり、
前記導光体11や陰極蛍光管10等を担持する。このモ
ールドフレーム12は、アルミ板のLCD下フレーム1
3で押える構造となっている。14は、前記したIC担
持体であり、ドライブIC等が実装されている。ガラス
15は、2枚合わせられたガラス15からなり、その間
に液晶を封じ込めている。そして、ガラス15面の周辺
に設けられた配線パターンとIC担持体14に設けられ
ている複数のIC電極とが接着され、本体ケースに設け
られているLCDの駆動回路により、LCDを駆動させ
る。LCDは、電界効果型素子であるため、画素部を繁
ぐセグメントの配線パターンが、液晶層を挟んだ対向基
板にある電極を横切らないように設計されている。16
はシリコンゴムあるいはプラスチック等の軟質部材であ
る。17はLCD上フレームであり、ユニット化する場
合前記LCD下フレーム13の押え穴18に該上フレー
ム17の瓜19を合わせ固定する方式となっている。2
0は、フレーム脚であり、LCD下ケース22にねじで
固定する構造となっている。
【0019】次に本発明の主要構造であるLCD上ケー
スと本体上ケースの構成について図1,図2を参照して
説明する。
【0020】図1は、本発明の一実施例を示す斜視図で
ある。本体は、LCD上ケース21のLCD1の外周部
に幅2〜7mm程度のリブ24bを設け、該リブ24b面
がLCD1を閉じた時、本体上ケース23部に設けたL
CD1を閉じた時のLCD1の外周に位置する部分に2〜7
mm程度のリブ24aと面接触をする構造を有している。
更に本体上ケース23に設けたリブ24aの天面の高さ
は、キー29の高さより高くする構成とし、LCD上ケ
ース21がキー29に接触しないように配設したもので
ある。更に双方のリブ幅をほぼ同程度とし、1〜7mm程
度にして押し、力による荷重を分散するせしめ、LCD
1の外周部に集中的な応力がかからないようにしたもの
である。図2はその応用例であり、ガラス15の外周部
以外でも荷重を受けるようなリブ24aを本体上ケース
23と一体に設けた構造を有するノート形情報処理装置
の斜視図である。
【0021】本発明の採用により、LCDのガラス破損
や陰極蛍光管の破損が大幅に改善され、耐圧縮性が向上
した。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、液晶表示素
子ユニットを配置させたノート形情報装置において、L
CD上ケースのLCDガラス外周部に位置する場所にL
CD上ケースと一体若しくは別部材としてリブを設け、
該リブが本体上ケースと一体若しくは別部材として設け
たリブと、LCD閉鎖時に接触するような構造とするこ
とで、LCDユニットに外力が加わっても力を分散させ
ることができ、変形量も最小限に抑えることができるこ
とより、LCDガラス破損や陰極蛍光管の割れを防止す
ることができる。
【0023】この構成により、誤って手で押し付けるよ
うな耐圧縮性に対して破損しない表示装置、あるいはこ
の表示装置を有する情報処理装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す情報処理装置の斜視
図。
【図2】本発明の応用例を示す情報処理装置の斜視図。
【図3】ノート形情報処理装置の概要説明用斜視図。
【図4】液晶表示装置部の斜視図。
【図5】情報処理装置の略断面図。
【図6】LCDユニット部のガラス割れ状況を示す斜視
図。
【図7】ノート形情報処理装置のCAE解析モデル化の
図。
【図8】押し付け位置の違いによる応力を示すグラフ。
【図9】キーボードのキー接触状態を示す略断面図。
【符号の説明】
1…LCD、2…本体下ケース、3…メイン制御基板、
4…FDD、5…コントラストボリューム、6…キーボ
ード、7…電源スイッチ、8…プリンタケーブル、9…
インバータ回路、10…陰極蛍光管、11…導光体、1
2…モールドフレーム、13…LCD下フレーム、14
…IC担持体、15…ガラス、16…軟質部材、17…
LCD上フレーム、18…押え穴、19…爪、20…フ
レーム脚、21…LCD上ケース、22…LCD下ケー
ス、23…本体上ケース、24a,24b…リブ、25
…ヒンジ、26…LCDユニット、27…固定用ボス、
28…ネジ、29…キー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須藤 隆行 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部多賀本部 内 (72)発明者 船橋 実 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部多賀本部 内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体下ケースの上面に本体上ケースを組合
    わせて本体ケースを構成し、この本体ケースにLCD上
    ケースとLCD下ケースから成るLCDケースを開閉自
    在に設け、前記本体ケースに制御基板を内装し、本体上
    ケース部に多数のキーを設け、LCDケース部に液晶表
    示ユニットを設けたノート形情報処理装置において、液
    晶表示ユニットの外周に位置する前記LCD上ケースに
    リブを設けたノート形情報処理装置。
  2. 【請求項2】本体下ケースの上面に本体上ケースを組合
    わせて本体ケースを構成し、この本体ケースにLCD上
    ケースとLCD下ケースから成るLCDケースを開閉自
    在に設け、前記本体ケースに制御基板を内装し、本体上
    ケース部に多数のキーを設け、LCDケース部に液晶表
    示ユニットを設けたノート形情報処理装置において、液
    晶表示ユニットの外周に位置する前記LCD上ケースに
    リブを設けると共にキーボード部を包む本体上ケースに
    も同様にリブを設け、液晶表示ユニット閉鎖時に前記両
    リブが密着する構成としたノート形情報処理装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のノート形情報処理装置にお
    いて、 キーボード面に位置するLCD上ケースに設けるリブ
    は、キーボードのキートップより高くしたノート形情報
    処理装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載のノート形情報処理装置にお
    いて、 LCDの短辺若しくは長辺に位置するLCD上ケース及
    び本体ケースのリブ幅を3〜7mm程度としたノート形情
    報処理装置。
JP6227578A 1994-09-22 1994-09-22 ノート形情報処理装置 Pending JPH0895667A (ja)

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