JP2012141872A - 電子機器及び入力装置 - Google Patents

電子機器及び入力装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012141872A
JP2012141872A JP2011000412A JP2011000412A JP2012141872A JP 2012141872 A JP2012141872 A JP 2012141872A JP 2011000412 A JP2011000412 A JP 2011000412A JP 2011000412 A JP2011000412 A JP 2011000412A JP 2012141872 A JP2012141872 A JP 2012141872A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
user
electronic device
boundary
stimulus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011000412A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyoshi Onishi
克嘉 大西
Naoki Kameyama
直樹 亀山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2011000412A priority Critical patent/JP2012141872A/ja
Publication of JP2012141872A publication Critical patent/JP2012141872A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Input From Keyboards Or The Like (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

【課題】操作面が平面状であっても触覚的にキーの位置を認識することが可能な電子機器及び入力装置を提供すること。
【解決手段】本発明の電子機器は、複数のキー領域5を有し前記複数のキー領域5へのユーザ7の入力操作を受け付ける操作面4と、前記複数のキー領域5にそれぞれ対応する信号を出力可能な信号出力部と、前記ユーザ7が前記複数のキー領域5の境界9に接触したときに触覚的な刺激を前記ユーザに与える刺激付与部6とを具備する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ユーザによるキー操作を受け付ける電子機器及び入力装置に関する。
従来、ユーザからのキー操作を受け付ける電子機器として、携帯電話やノート型PC(Personal Computer)等が知られている。例えば特許文献1には、ユーザがキー操作を入力するための平面型入力装置を有する携帯電話が記載されている。
この平面型入力装置は座標入力が可能なデバイスであり、その表面には文字キーや数字キーが印刷された表示シートが設けられている。また平面型入力装置の裏側(表示シートの反対側)には、各キーに対応した位置にドーム状の反転板が設けられる。この反転板の押圧反力により、各キーを押圧したユーザはクリック感を感じることができる。この結果ユーザは、キーを確実に押圧したことを認識することができる(特許文献1の段落[0021]〜[0026]、図2等参照)。
特開2002−123363号公報
しかしながら、特許文献1に記載の平面型入力装置は、その図2に示すように、ユーザの操作面となる表示シートの表面が平面状である。従ってユーザは、各キーの位置を視覚的に確認してキー操作を入力しなければならない。すなわち特許文献1に記載の平面型入力装置がノート型PCに用いられた場合、いわゆるブラインドタッチによるキー操作が困難である。
例えば表示シートのキー部分が凹凸状に形成される(特許文献1の段落[0024]、図3等参照)。そうすると触覚的にキーの位置を確認することが可能となり、ユーザによるブライドタッチも可能となる。しかしながらキーの凹凸形状により、平面型入力装置の厚みが大きくなってしまい、携帯電話やノート型PCの薄型化が難しくなる。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、操作面が平面状であっても触覚的にキーの位置を認識することが可能な電子機器及び入力装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る電子機器は、操作面と、信号出力部と、刺激付与部とを具備する。
前記操作面は、複数のキー領域を有し前記複数のキー領域へのユーザの入力操作を受け付ける。
前記信号出力部は、前記複数のキー領域にそれぞれ対応する信号を出力可能である。
前記刺激付与部は、前記ユーザが前記複数のキー領域の境界に接触したときに触覚的な刺激を前記ユーザに与える。
この電子機器は、複数のキー領域を有する操作面を具備する。そしてユーザがキー領域の境界に接触したときに触覚的な刺激を与える刺激付与部が設けられている。従って操作面が平面状であっても触覚的にキー領域の位置を認識することが可能となる。
前記刺激付与部は、前記境界を振動させる振動発生部を有してもよい。
この電子機器では、キー領域の境界を振動させる振動発生部が設けられる。これによりユーザは、振動を感じることで、キー領域の位置を認識することができる。
前記電子機器は、熱源をさらに具備してもよい。
この場合、前記刺激付与部は、前記熱源に熱的に接続された、前記キー領域の境界に設けられた熱伝導部材を有してもよい。
この電子機器では、キー領域の境界に熱伝導部材が設けられる。これによりユーザは、熱伝導部材からの熱を感じることで、キー領域の位置を認識することができる。また例えば電子機器内のCPU(Central Processing Unit)等を熱源として活用することができるので、新たな熱発生機構が不要となる。これにより容易に刺激付与部を設けることができる。
前記電子機器は、前記キー領域に設けられた放熱部材をさらに具備してもよい。
これにより、キー領域の境界と、キー領域との温度差が大きくなり、キー領域の位置を確実に認識することができる。
前記刺激付与部は、前記ユーザが所定のキー領域に接触したときに前記触覚的な刺激を前記ユーザに与えてもよい。
このように、所定のキー領域への接触に対して、ユーザに刺激が与えられてもよい。これによりユーザは所定のキー領域の位置を触覚的に認識することができる。この結果、例えばホームポジションとよばれる位置を容易に把握することができる。
前記刺激付与部は、前記ユーザが前記キー領域内の周縁に接触したときに前記触覚的な刺激とは異なる刺激を前記ユーザに与えてもよい。
これによりユーザは、キー領域内での接触位置を認識することができる。従ってキー領域の中央にて確実に入力操作を行うことが容易となる。またキー領域の境界の位置と、キー領域内の周縁の位置とがそれぞれ識別可能となり、入力操作の操作性が向上する。
前記操作面は、前記複数のキー領域がGUI(Graphical User Interface)として表示された表示面であってもよい。
このようにキー領域がGUI表示された表示面に入力操作が行われる場合でも、刺激付与部が設けられることで、ユーザは触覚的にキー領域の位置を認識することが可能である。
前記刺激付与部は、前記境界を挟む2つの前記キー領域に、当該境界で離間するように設けられた、互いに異なる電位を有する2つの電極を含んでもよい。
この電子機器では、キー領域の境界で離間するように、互いに異なる電位を有する2つの電極が設けられる。従って、例えばユーザの指がキー領域の境界に接触したときに指を介して電荷が移動する。これによりユーザは、電気的な刺激を受けることで、キー領域の位置を認識することができる。
本発明の一形態に係る入力装置は、操作面と、信号出力部と、刺激付与部とを具備する。
前記操作面は、複数のキー領域を有し前記複数のキー領域へのユーザの入力操作を受け付ける。
前記信号出力部は、前記複数のキー領域にそれぞれ対応する信号を出力可能である。
前記刺激付与部は、前記ユーザが前記複数のキー領域の境界に接触したときに触覚的な刺激を前記ユーザに与える。
以上のように、本発明によれば、操作面が平面状であっても触覚的にキーの位置を認識することが可能な電子機器及び入力装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る電子機器を示す模式的な斜視図である。 図1に示す電子機器の構成例を示す模式的なブロック図である。 図1に示す操作面の模式的な平面図である。 図1に示す操作面を含む本体の断面を示す模式的な断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る電子機器の操作面の模式的な断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る電子機器の操作面の模式的な平面図である。 図6に示す操作面の断面を示す模式的な断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る操作面の模式的な断面図である。 本発明の第5の実施形態に係る操作面の模式的な断面図である。 本発明の実施形態に係る刺激付与部の他の例を示す模式的な平面図である。 本発明の第6の実施形態に係る操作面の模式的な平面図である。 本発明の第7の実施形態に係るキー領域を拡大して示す模式的な拡大図である。 本発明の第8の実施形態に係る電子機器を示す模式的な平面図である。 本発明の第9の実施形態に係る入力装置としてのキーボードを示す模式的な平面図である。 図3に示す第1の実施形態に係る熱伝導部材の変形例を示す図である。 図3及び図6に示す各刺激付与部の変形例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電子機器を示す模式的な斜視図である。図2は、図1に示す電子機器100の構成例を示す模式的なブロック図である。図1に示すように、本実施形態では、電子機器100としてノート型PCを例に挙げて説明する。
電子機器100は、本体1と、本体1にヒンジ2を介して回転可能に接続された表示部103とを有する。本体1は、ユーザの入力操作を受け付ける操作面4を有する。操作面4は、複数のキー領域5を有する。ユーザは、複数のキー領域5に対して指等を使って入力操作を入力する。
本実施形態に係る操作面4は平面状のキーボードであり、例えばプリント技術により各キー領域5が印されている。従って操作面4には複数のボタンが設けられておらず、当該ボタンにより形成されるような凹部や凸部はない。なお図示されていないが、操作面4上には、キー領域5ごとに数字や文字等も印字されている。
図2に示す入力部101は、上記した操作面4や、操作面4の複数のキー領域5にそれぞれ対応する信号を出力可能な図示しない信号出力部を有する。本実施形態では、信号出力部により、操作面4におけるユーザの指の接触位置に関する信号が出力される。
本実施形態に係る信号出力部は、静電容量方式の位置検出機構を有する。しかしながらこれに限られず、抵抗膜方式、表面弾性波方式、又は赤外線方式等の、他の方式の位置検出機構が用いられてもよい。
図2に示す制御部102は、図示しないCPU、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を有し、電子機器100を統括的に制御する。例えばROMには、CPUにより処理実行されるプログラムや画像データ等の各種のデータが格納される。またRAMは、CPUによる一時的な作業領域及びデータの一時保存のための領域として用いられる。
入力部101の信号出力部から制御部102に接触位置に関する信号が出力される。制御部102は、その信号をもとにいずれのキー領域が操作されたかを検出し、当該操作に基づいた処理を実行する。また制御部102は所定のGUIや画像を表示部103の表示画面3に表示させるために、表示部103に画像信号を出力する。
表示部103は、例えば液晶、EL(Electro-Luminescence)、CRT(Cathode Ray Tube)等を用いた表示機構を有する。
なお電子機器100は、例えばHDD(Hard Disk Drive)等の記憶部、リムーバブルの記録媒体を駆動することが可能なドライブ部、又はLAN(Local Area Network)等に接続可能な通信部等を有してもよい。これらのブロックも、制御部102により制御される。
本実施形態に係る操作面4について詳しく説明する。図3は、操作面4の模式的な平面図である。図4は、操作面4を含む本体1の断面を示す模式的な断面図である。
図3に示す平面図には、操作面4の裏側に設けられる刺激付与部6が図示されている。図4に示す操作面4には、ユーザの指7の接触位置を検出するための電極パターン等が形成されたセンサ101aが設けられる。センサ101aは、上記した位置検出機構の方式に合わせて、操作面4の上面や下面その他適当な位置に設けられる。また図4には、熱源104や制御部102等が設けられるプリント基板(Printed Circuit Board:PCB)8が図示されている。
上記したように、操作面4は平面状である。従ってユーザは、触覚的にキー領域5の位置を認識することが難しい。すなわちブライドタッチによる入力操作が困難である。本実施形態に係る電子機器100には、ユーザが複数のキー領域5の境界9に接触したときに触覚的な刺激をユーザに与える刺激付与部6が設けられる。
本実施形態に係る刺激付与部6は、図3及び図4に示すように、キー領域5の境界9の裏側9’に設けられた熱伝導部材10を有する。本実施形態では、熱伝導部材10は、キー領域5の境界9の裏側9’から操作面4に嵌め込まれるようにして設けられる。しかしながら熱伝導部材10が境界9の裏側9’に、単に接触するように設けられてもよい。
キー領域5の境界9からユーザに熱を伝えることができるのであれば、熱伝導部材10の取り付け方法は適宜設定可能である。例えば接着剤により熱伝導部材10が操作面4に接着されてもよい。又は固定部材を用いて、操作面4の裏側に熱伝導部材10が固定されてもよい。
熱伝導部材10としては、例えば銅、銀又はアルミニウム等からなる金属細線、セラミック材料や樹脂材料等からなる細線等、どのようなものが用いられてもよい。また本実施形態では、操作面4の材料としても、熱を伝導することが可能なものが用いられる。
キー領域5の境界9自身が熱伝導部材10として形成されてもよい。すなわち境界9の裏側に熱伝導部材10が別個に設けられるのではなく、境界9と熱伝導部材10とが一体的に形成されてもよい。あるいは境界9の表面側に熱伝導部材10が形成されてもよい。
図4に示すように、熱伝導部材10は、電子機器100内の熱源104に熱的に接続される。熱源104としては、例えば制御部102が有するCPUや、当該CPUを冷却するためのヒートパイプ等が用いられる。
図4に示すように、ユーザの指7がキー領域5の境界9に接触するとき、熱伝導部材10からの熱が触覚的な刺激として指7に伝わる。これによりユーザは、キー領域5の境界9の位置と、キー領域5の位置とを触覚的に認識することができる。
以上、本実施形態に係る電子機器100は、複数のキー領域5を有する操作面4を具備する。そして図4に示すように、ユーザがキー領域5の境界9に接触したときに触覚的な刺激を与える刺激付与部6が設けられる。従って操作面4が平面状であっても、触覚的にキー領域5の位置を認識することが可能になる。これによりユーザはブライドタッチによる入力操作を容易に実行することができる。なお操作面4が平面状であるので、電子機器100の薄型化に非常に有利であり、意匠性も高い。また複数のボタンを用いることなく、1枚の平板で操作面4を構成することができるので、複数のボタンにかかる材料コスト等を抑えることができる。
図3及び図4に示すように、本実施形態に係る電子機器100では、キー領域5の境界9に熱伝導部材10が設けられる。これによりユーザは、熱伝導部材10からの熱を感じることで、キー領域5の位置を認識することができる。また例えば電子機器100内のCPU等を熱源104として活用することができるので、新たな熱発生機構が不要となる。これにより容易に刺激付与部6を設けることができ、コストの削減、電子機器100の小型化及び薄型化を図ることができる。さらに、熱伝導部材10により熱源104からの熱を放熱することも可能となり、電子機器100の熱対策にも有効である。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態に係る電子機器について説明する。これ以降の説明では、上記の実施形態で説明した電子機器100における構成及び作用と同様な部分については、その説明を省略又は簡略化する。
図5は、本実施形態に係る電子機器200の操作面204の模式的な断面図である。図5に示すように、本実施形態では、キー領域205の裏側205’に、キー領域205の温度上昇を抑える放熱部材211が設けられる。これによりキー領域205からユーザの指7に伝わる熱量が抑えられる。すなわちキー領域205の境界209の位置と、キー領域205の位置との温度差が大きくなり、キー領域205の位置を確実に認識することができる。
放熱部材211としては、例えばサーマルシート、サーマルグリース又はフェーズチェンジ型等の種々の放熱部材が用いられる。あるいはペルチェ素子を用いた冷却装置や、冷却媒体が封入された冷却装置等が、放熱部材211として、キー領域205の裏側205’に設けられてもよい。
放熱部材211が設けられる位置は、キー領域205の裏側205’に限られない。キー領域205の温度上昇を抑えることができるのであれば、キー領域205の内部や周囲等どこに設けられてもよい。
キー領域205の境界209の位置と、キー領域205の位置との温度差を大きくするために、熱伝導性が低い材料で操作面204が構成されてもよい。そしてキー領域205の境界209の裏側209’に熱伝導性の高い熱伝導部材210が設けられてもよい。この場合、主に平面方向での熱伝導性が低くなるように操作面204が構成されてもよい。
あるいは、キー領域205に熱伝導性の低い材料が用いられ、キー領域205の境界209に熱伝導性の高い材料が用いられてもよい。すなわち熱伝導性の異なる材料を組み合わせて操作面204が構成されてもよい。
<第3の実施形態>
図6は、本発明の第3の実施形態に係る電子機器300の操作面304の模式的な平面図である。図7は、操作面304の断面を示す模式的な断面図である。図6に示す平面図には、操作面304の裏側に設けられる刺激付与部306も図示されている。なお本実施形態に係る操作面304としては、例えばアクリル樹脂等の電気伝導性を有する材料が用いられる。
図6及び図7に示すように、本実施形態に係る刺激付与部306は、キー領域305の境界309を挟む2つのキー領域305の裏側305’に、第1の電極310a及び第2の電極310bがそれぞれ設けられる。第1及び第2の電極310a及び310bは、キー領域305の境界309の裏側309’で離間するように設けられる。また第1及び第2の電極310a及び310bには、互いに異なる電位が付与される。本実施形態では、第1の電極310aが図示しない電源の正電極に電気的に接続され、第2の電極310bが負電極に電気的に接続される。
図7に示すように、ユーザの指7がキー領域305の境界309に接触するとき、ユーザの指7により第1及び第2の電極310a及び310bが導通する。従って指7を介して第1及び第2の電極310a及び310bの間で電荷が移動する。この結果ユーザは、電気的な刺激を受けることで、キー領域305の位置を認識することができる。
第1及び第2の電極310a及び310bとしては、例えば銅や銀等の金属材料が用いられるが、特に限定されない。また第1及び第2の電極310a及び310bの平面形状や大きさ等は、例えばキー領域305の平面形状や大きさ等をもとに適宜設定されてよい。
また第1及び第2の電極310a及び310b間に電位差が生じるのであれば、各電極310a及び310bにそれぞれ付与される電位の極性や、その値等も適宜設定可能である。例えば第1及び第2の電極310a及び310bのうち一方の電極が接地されてもよい。
また各電極310a及び310bに電位が付与されるタイミングも適宜設定可能である。例えば電子機器100の電源がオンになっている間は、常に第1及び第2の310a及び310bに電位が付与されてもよい。またはユーザの指7による操作面4への接触が検知されたときに、第1及び第2の電極310a及び310bに電位が付与されてもよい。
第1及び第2の電極310a及び310bが設けられる位置は、キー領域305の裏側305’に限られない。キー領域305の境界309に接触したユーザに電気的な刺激を付与することができるのであれば、各電極310a及び310bが設けられる位置は適宜設定可能である。
<第4の実施形態>
図8は、本発明の第4の実施形態に係る操作面404の模式的な断面図である。本実施形態に係る電子機器400では、刺激付与部406としてキー領域405の境界409の裏側409’に、圧電素子(ピエゾ素子)410が設けられる。この圧電素子410には、図示しない電源により所定の電圧が印加される。これにより圧電素子410が振動し、キー領域405の境界409が振動する。すなわち圧電素子410は、本実施形態に係る振動発生部に相当する。
図8に示すように、ユーザの指7がキー領域405の境界409に接触するとき、ユーザは振動を感じる。これによりユーザは、キー領域405の位置を認識することができる。
圧電素子410としては、圧電効果を利用した素子であれば、どのようなものが用いられてもよい。また圧電素子410に電圧を印加するタイミングも適宜設定可能である。
本実施形態では、圧電素子410はキー領域405の境界409の裏側409’に設けられる。しかしながら、電子機器400内の他の位置に圧電素子410が設けられ、圧電素子410の振動がキー領域405の境界409に伝達されるような構成でもよい。
振動発生部として圧電素子410の他に、例えば小型のモータやアクチュエータ等を有する振動装置や、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術により生成される振動装置等が用いられてもよい。
<第5の実施形態>
図9は、本発明の第5の実施形態に係る操作面504の模式的な断面図である。本実施形態に係る電子機器500では、刺激付与部506としてキー領域505の境界509の裏側509’に電気的触覚部材510が設けられる。電気的触覚部材510は、キー領域505の境界509に接触した指7に、電界の変化に伴う触覚フィードバックを付与することが可能なものである。
電気的触覚部材510は、図示しない電極と、当該電極に設けられた絶縁体を有する。図9に示すように、ユーザの指7がキー領域505の境界509に接触すると、電極と指7との間に絶縁体を介して容量性結合が形成される。これによりユーザは静電気による引力を、触覚フィードバックとして感じることになる。例えば電極に印加される電圧等を適宜変化させることで、ユーザへの触覚フィードバックを適宜変化させることが可能である。ユーザは、電気的触覚部材510からの触覚フィードバックにより、キー領域505の位置を認識することができる。
例えばSenseg社の「E‐Sense技術」を用いることで、本実施形態に係る電子機器500を製造することができる。
ユーザに触覚的な刺激を与える触覚付与部として、第1〜第5の実施形態で説明したもの以外のものが用いられてもよい。また上記各実施形態を組み合わせたものが本発明の実施形態に係る刺激付与部として用いられてもよい。
例えば図10に示す電子機器550では、操作面554の左右方向に並ぶキー領域555の境界559aに、第1の実施形態で説明した熱伝導部材560が設けられる。そして上下方向に並ぶキー領域555の境界559bで離間するように、第3の実施形態で説明した第1及び第2の電極560a及び560bが設けられる。
<第6の実施形態>
図11は、本発明の第6の実施形態に係る操作面604の模式的な平面図である。本実施形態に係る電子機器600では、図11に示すように、キー領域605の境界609の裏側に加えて、所定のキー領域612の裏側に刺激付与部としての熱伝導部材610が設けられる。これによりユーザは、所定のキー領域612の位置を触覚的に認識することができる。
本実施形態では、QWERTY配列に準じた配列で複数のキー領域605が配置されている。そしてアルファベットの「F」のキー領域612aと、「J」のキー領域612bとの裏側にそれぞれ熱伝導部材610が設けられる。これによりユーザは、いわゆるホームポジションとよばれる位置を容易に把握することができる。そしてホームポジションの位置から操作性よく入力操作を行うことが可能となる。しかしながらユーザが接触するときに触覚的な刺激が付与される所定のキー領域612の位置は適宜設定可能である。
上記した第2〜第5の実施形態において、「F」及び「J」のキー領域612a及び612bに熱伝導部材610が設けられてもよい。または「F」及び「J」のキー領域612a及び612bに、第4の実施形態で説明した圧電素子410や第5の実施形態で説明した電気的触覚部材510が設けられてもよい。
なお「F」及び「J」のキー領域612aおよび612bにおいて、触覚的な刺激が付与される時間が、所定の時間に限られてもよい。例えば第4の実施形態に係る圧電素子410又は第5の実施形態に係る電気的触覚部材510への電圧印加を適宜制御することで触覚的な刺激付与の時間制御が可能である。このような時間制御により、例えば1度ホームポジションを把握したユーザには、「F」及び「J」のキー領域612a及び612bでの触覚的な刺激を付与しないといった設定が可能となる。
<第7の実施形態>
図12は、本発明の第7の実施形態に係るキー領域705を拡大して示す模式的な拡大図である。図12の平面図では、キー領域705の境界709の裏側に設けられる刺激付与部706も図示されている。
図12に示すように、本実施形態に係る刺激付与部706は、ユーザがキー領域705の周縁領域713に接触したときにも触覚的な刺激をユーザに与えるように設けられている。周縁領域713とは、キー領域705内の領域であって、キー領域705の周縁に位置する領域である。これによりユーザは、キー領域705内の周縁領域713及び中央領域714のいずれの領域に指が接触しているかを、触覚的に認識することができる。従ってキー領域705の中央領域714にて確実に入力操作を行うことが容易となる。
例えばキー領域705の境界709の裏側と周縁領域713の裏側とに熱伝導部材が設けられる。またはキー領域705の境界709の裏側と周縁領域713の裏側とに振動発生部が設けられてもよい。なお周縁領域713の平面形状や大きさ等は適宜設定されてよい。
ユーザがキー領域705の境界709に接触したときに付与される触覚的な刺激と、ユーザが周縁領域713に接触したときに付与される触覚的な刺激とが異なるものであってもよい。
例えば熱伝導性の異なる熱伝導部材や放熱部材等を適宜組合せ、キー領域705の境界709の温度と周縁領域713の温度とを異ならせてもよい。これにより、境界709への接触と、周縁領域713への接触とがそれぞれ識別可能となり、入力操作の操作性が向上する。
また例えば境界709の温度が、周縁領域713の温度よりも高くなるように設定されてもよい。ユーザによる境界709への接触は、キー領域705内である周縁領域713への接触よりも、誤ったキー領域705への操作につながる可能性が高い。従って境界709からユーザへ付与される刺激を大きくすることで、誤ったキー領域705への操作を十分に抑えることができ、操作性のよい入力操作が実現する。
キー領域705の境界709と周縁領域713とで振動量又は振動周期を異ならせてもよい。あるいはキー領域705の境界709に熱伝導部材が設けられ、キー領域705の周縁領域713に振動発生部が設けられてもよい。これらの場合においても、境界709からユーザへ付与される刺激が、周縁領域713からユーザへ付与される刺激よりも大きくなるように設定されてよい。
また第5の実施形態で説明した電気的触覚部材を適宜利用してもよい。すなわちキー領域705の境界709と周縁領域713とで、異なる触覚フィードバックが発生するように設定されてもよい。またキー領域705の中央領域714から境界709にかけて触覚フィードバックが段階的に変化するような設定も可能である。この場合、中央領域714から境界709にかけて触覚フィードバックが段階的に大きくなってもよい。
<第8の実施形態>
図13は、本発明の第8の実施形態に係る電子機器800を示す模式的な平面図である。本実施形態に係る電子機器800はタッチパネル820を有する。タッチパネル820の表示面821には、ソフトウェアキーボードとして、上記で説明したキー領域805がGUI表示される。すなわち本実施形態では、タッチパネル820の表示面821が、ユーザの入力操作を受け付ける操作面となる。表示面821としては、典型的にはガラスが用いられる。
タッチパネル820としては、静電容量方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式又は赤外線方式等の、種々の方式のタッチパネルが用いられる。
図13に示すように、GUI表示された複数のキー領域805の位置に基づいて、上記各実施形態で説明した刺激付与部806が、表示面821の裏側に設けられる。これによりユーザは触覚的にキー領域805の位置を認識することができる。
図13では、刺激付与部806として、第1の実施形態で説明した熱伝導部材810が図示されている。しかしながら他の実施形態に係る刺激付与部が設けられてもよい。第3の実施形態で説明した第1及び第2の電極が設けられる場合、電荷移動による刺激をユーザに付与するために、ガラスに代えてアクリル樹脂等からなる表示面821が用いられてもよい。
<第9の実施形態>
図14は、本発明の第9の実施形態に係る入力装置としてのキーボードを示す模式的な平面図である。上記第1〜第8の実施形態では、ノート型PCの操作面について説明した。しかしながら、本発明の実施形態として単体のキーボード900が用いられてもよい。
キーボード900は、有線又は無線を介して、例えばPC等に接続される。そして内部に設けられた図示しないIC(Integrated Circuit)等により、キー領域905にそれぞれ対応する信号を出力可能である。
図13に示すように、キーボード900は、複数のキー領域905を有する平面状の操作面904を有する。これら複数のキー領域905の位置をもとに上記各実施形態で説明した刺激付与部906が設けられる(図13には、熱伝導部材910が設けられた例が図示されている)。これによりユーザは触覚的にキー領域905の位置を認識することが可能となり、ブラインドタッチによる入力操作が可能となる。
<変形例>
本発明に係る実施形態は、以上説明した実施形態に限定されず種々変形される。
図15は、図3に示す第1の実施形態に係る熱伝導部材10の変形例を示す図である。この熱伝導部材90は、キー領域5の境界9の裏側ではあるが、キー領域5の境界9に沿う位置とは若干異なる位置に設けられる。
このように熱伝導部材90が設けられる位置は、キー領域5の境界9に沿う位置に限られず適宜設定可能である。これにより例えば熱伝導部材を境界9の位置に沿うように変形させること等が不要となり、熱伝導部材90を容易に取り付けることができる。この結果、作業時間の短縮やコストの削減を図ることができる。なお他の実施形態に係る刺激付与部(振動発生部等)の取り付けに関しても同様である。
図16は、図3及び図6に示す刺激付与部6及び306の変形例を示す図である。上記各実施形態では、ユーザにより頻繁に操作されるキー領域(例えばQWERTY配列におけるアルファベットのキー領域)が配列される中央の部分に刺激付与部が設けられた。しかしながら図16(A)及び(B)に示すように、複数のキー領域995全体にわたって刺激付与部としての熱伝導部材990や第1及び第2の電極990a及び990b等が設けられてもよい。
上記では、ユーザの指の接触位置に関する信号が出力され、その信号をもとにいずれのキー領域が操作されたか検出された。しかしながら、各キー領域の裏側に、ユーザによる押圧を検出する接点方式のセンサ部がそれぞれ設けられていてもよい。そして信号出力部により、押圧されたキー領域に関する信号が出力されてもよい。この場合、押圧されたキー領域が少し凹状に変形してもよい。
上記では、操作面上にキー領域や文字等が印字されている。しかしながらキー領域等が印字されてなく、発光素子によりキー領域や文字等が表現されてもよい。あるいは、透明な素材により操作面が形成されてもよい。これらにより操作面の意匠性を向上させることができる。
上記した第1の実施形態では、熱伝導部材からの熱によりキー領域の位置が認識された。しかしながら、冷却部材を適宜利用してキー領域の境界や所定のキー領域を低温状態にしてもよい。ユーザは、他の部分よりも低温である部分を触覚的に把握することで、キー領域の位置を認識することができる。
4、204、304、404、504、554、604、904…操作面
5、205、305、405、505、555、605、705、805、905、995…キー領域
6、306、406、506、706、806、906…刺激付与部
7…指
9、209、309、409、509、559a、559b、609、709…キー領域の境界
9’、209’、309’、409’、509’…キー領域の境界の裏側
10、90、210、560、610、810、990…熱伝導部材
100、200、300、400、500、550、600、800…電子機器
101…入力部
104…熱源
205’、305’…キー領域の裏側
211…放熱部材
310a、560a、990a…第1の電極
310b、560b、990b…第2の電極
410…圧電素子
510…電気的触覚部材
612(612a、612b)…所定のキー領域
713…周縁領域
714…中央領域
820…タッチパネル
821…表示面
900…キーボード

Claims (9)

  1. 複数のキー領域を有し前記複数のキー領域へのユーザの入力操作を受け付ける操作面と、
    前記複数のキー領域にそれぞれ対応する信号を出力可能な信号出力部と、
    前記ユーザが前記複数のキー領域の境界に接触したときに触覚的な刺激を前記ユーザに与える刺激付与部と
    を具備する電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記刺激付与部は、前記境界を振動させる振動発生部を有する電子機器。
  3. 請求項1に記載の電子機器であって、
    熱源をさらに具備し、
    前記刺激付与部は、前記熱源に熱的に接続された、前記キー領域の境界に設けられた熱伝導部材を有する電子機器。
  4. 請求項3に記載の電子機器であって、
    前記キー領域に設けられた放熱部材をさらに具備する電子機器。
  5. 請求項4に記載の電子機器であって、
    前記刺激付与部は、前記ユーザが所定のキー領域に接触したときに前記触覚的な刺激を前記ユーザに与える電子機器。
  6. 請求項5に記載の電子機器であって、
    前記刺激付与部は、前記ユーザが前記キー領域内の周縁に接触したときに前記触覚的な刺激とは異なる刺激を前記ユーザに与える電子機器。
  7. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記操作面は、前記複数のキー領域がGUI(Graphical User Interface)として表示された表示面である電子機器。
  8. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記刺激付与部は、前記境界を挟む2つの前記キー領域に、当該境界で離間するように設けられた、互いに異なる電位を有する2つの電極を含む電子機器。
  9. 複数のキー領域を有し前記複数のキー領域へのユーザの入力操作を受け付ける操作面と、
    前記複数のキー領域にそれぞれ対応する信号を出力可能な信号出力部と、
    前記ユーザが前記複数のキー領域の境界に接触したときに触覚的な刺激を前記ユーザに与える刺激付与部と
    を具備する入力装置。
JP2011000412A 2011-01-05 2011-01-05 電子機器及び入力装置 Pending JP2012141872A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011000412A JP2012141872A (ja) 2011-01-05 2011-01-05 電子機器及び入力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011000412A JP2012141872A (ja) 2011-01-05 2011-01-05 電子機器及び入力装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012141872A true JP2012141872A (ja) 2012-07-26

Family

ID=46678085

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011000412A Pending JP2012141872A (ja) 2011-01-05 2011-01-05 電子機器及び入力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012141872A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014056337A (ja) * 2012-09-11 2014-03-27 Tokai Rika Co Ltd 触覚提示装置
WO2018194098A1 (ja) * 2017-04-19 2018-10-25 Agc株式会社 電子デバイス
JP2019003470A (ja) * 2017-06-16 2019-01-10 国立大学法人 東京大学 触覚温冷デバイス及び触覚温冷デバイスの製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014056337A (ja) * 2012-09-11 2014-03-27 Tokai Rika Co Ltd 触覚提示装置
WO2018194098A1 (ja) * 2017-04-19 2018-10-25 Agc株式会社 電子デバイス
JP2019003470A (ja) * 2017-06-16 2019-01-10 国立大学法人 東京大学 触覚温冷デバイス及び触覚温冷デバイスの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10481692B2 (en) Method and apparatus for multi-touch tactile touch panel actuator mechanisms
US11150734B2 (en) Haptic structure for providing localized haptic output
US20190042041A1 (en) Electronic Devices With Flexible Displays
JP5347913B2 (ja) センサ装置、電子機器、及びセンサ装置の製造方法
US9791930B1 (en) Determination of input from force sensing input device under an unbroken exterior portion of a device
US20120139850A1 (en) Haptic driving assembly and electronic device using the same
JP2011044126A (ja) タッチフィードバックパネル、これを含むタッチスクリーン装置及び電子装置
US20150102947A1 (en) Film-type haptic device, haptic feedback electronic device and haptic keyboard
CN109791462B (zh) 反向键盘总成
US10804897B2 (en) Touch-sensitive keypad control device
US20120320085A1 (en) Display outputting image
KR102205369B1 (ko) 전자 디바이스를 위한 촉각적 사용자 인터페이스
JP5225247B2 (ja) 触覚伝達装置、およびこれを備えた表示装置
US20220206579A1 (en) Display device
JP2012141872A (ja) 電子機器及び入力装置
TWI450146B (zh) 具動態觸感的觸控裝置及其製作方法
JP2004171512A (ja) 入力装置およびその製造方法
US20120262392A1 (en) Portable electronic device
CN111381735B (zh) 按钮状薄片和触摸面板
JP2005149405A (ja) 入力装置、情報処理装置、リモートコントロール装置および入力装置の制御方法
JP5377253B2 (ja) 触覚伝達装置、およびこれを備えた表示装置
JP4021863B2 (ja) タッチ式入力装置
JP5355432B2 (ja) 入力装置、およびこれを備えた表示装置
JP6913554B2 (ja) タッチパネル、タッチ式入力装置
JPH11282605A (ja) 入力装置および該入力装置を備えた情報処理装置