JP3186287B2 - ディスク用射出成形金型装置 - Google Patents

ディスク用射出成形金型装置

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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/263Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はディスク用射出成形金
型装置に関し、特には中心開口を有するディスク成形品
の成形においてそのゲートカットと同時に中心開口を形
成するようにした射出成形金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば特公昭60−23970号公報に
開示されるように、中心開口を有するディスク成形品の
成形において、そのゲートカットと同時に中心開口を形
成することが行われる。
【0003】本発明者は、先に、添付の図面の図16な
いし図18に示すようなディスク成形用の射出成形金型
装置100を提案した。すなわち、この金型装置100
においては、固定側金型101に、ディスク成形品の中
心開口と同径の内孔を有しかつ先端部がキャビティ10
2に臨むダイス部材103が固定され、前記ダイス部材
103の内孔には、前端部が前記ダイス部材先端部より
一定距離内側に位置するようにスプルブッシュ104が
配されている。一方、可動側金型110には、前記ダイ
ス部材103の内孔と対向する先端部を有しかつ該先端
部がキャビティに流入する樹脂材料のためのゲート部1
11を開いたり閉じたりするように油圧シリンダ装置に
よって作動される進退自在なポンチ部材112が配置さ
れる。
【0004】この金型装置100によれば、射出時に
は、図16のように、ポンチ部材112が後退してゲー
ト部111が開かれてディスク成形用の樹脂材料がキャ
ビティ102内に流入する。射出完了時には、図17の
ように、ポンチ部材112が前進してゲート部111が
閉じられてキャビティ102への樹脂材料の流入が遮断
されるとともに、ディスク成形品のための中心開口が形
成される。なお、図16において符号113はポンチ部
材112外側に進退自在に摺接された成形品突出し用の
エジェクトスリーブ、114はスプル突出し用ピン、1
15はスタンパ内周押え、116はスタンパである。
【0005】このような金型構造にあっては、ディスク
成形品の中心開口がディスク本体の成形と同時かつ一体
に形成できるので、その製造効率を大幅に高めることが
できる。と同時に、樹脂材料の溶融時に中心開口が形成
されるので、ディスク成形品における外周側と中心開口
周辺の内周側の内部応力(残留応力)の平均化を可能に
し、光ディスクに求められる複屈折率等の光学的物性の
向上を図ることができる。
【0006】しかるに、この種金型構造にあっては、図
17で符号Aとして示すように、ポンチ部材112が前
進してゲート111を閉じると同時にキャビティ内の成
形品本体部分P1とスプル部分P2とを分離切断して成
形品の中心開口を形成するのであるが、この樹脂材料の
分離切断の際に、図18に示すように、成形品本体P1
の中心開口Hの内面に樹脂材料の剪断に伴う表面荒れ部
分Bが生ずる。
【0007】さらに、同じく図18に示すように、この
種の金型構造では、進退自在に構成されたポンチ部材1
12の外側には成形品突出し用のエジェクトスリーブ1
13が、また、同じくポンチ部材112の内側にはスプ
ル突出しピン114がそれぞれ進退自在に摺接される。
これらの摺接部にはそれらの各部材が摺動するための最
小限の間隙を必要とする。しかしながら、このわずかな
間隙はそれぞれの部材の心出し(センタリング)を狂わ
せ、しばしばかじり等のトラブルの原因となる。また、
これらのわずかな間隙に樹脂材料が流入しこれが粉状に
なって成形品または金型の部材に付着するという問題も
生ずる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な問題点を解消することを目的として提案されたもので
あって、成形品における表面荒れ部分の形成を解消し、
特にはディスク成形品における中心開口の打ち抜き状態
を改善し、あわせて金型各部におけるかじり等のトラブ
ルを未然に防ぎ、効果的かつ有効に、中心開口を有する
ディスク成形品を得ることができる新規なディスク用射
出成形金型装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、固定側金型に、ディスク成形品の中心開口を形成
しかつその先端外周部が型閉め時において形成されるキ
ャビティの可動側金型面と面一となるように配置された
スプルブッシュを固設し、一方、可動側金型には、その
型閉め時において前記スプルブッシュの先端部との間に
キャビティに流入する樹脂材料のためのゲート部を形成
するための間隙を形成するように配置された先端部を有
する固定ブッシュを配置するとともに、前記固定ブッシ
ュの外側には前記ゲート部を開閉するスリーブ部材を前
記スプルブッシュの先端外周部に重合又は当接するよう
に進退自在に設けたことを特徴とするディスク用射出成
形金型装置に係る。
【0010】また、請求項2の発明は、請求項1におい
て、前記スリーブ部材が型開き後におけるディスク成形
品の突出しをも行うディスク用射出成形金型装置に係
る。
【0011】請求項3の発明は、請求項1または2にお
いて、前記固定ブッシュが前記スプルブッシュ先端部と
同径に形成されていて、前記スリーブ部材がその前進時
に前記スプルブッシュの先端部と重合するように構成さ
れたディスク用射出成形金型装置に係る。
【0012】また、請求項4の発明は、請求項1または
2において、前記固定ブッシュが前記スプルブッシュ先
端部より小径に形成されていて、前記スリーブ部材がそ
の前進時に前記スプルブッシュの先端部と当接するよう
に構成されたディスク用射出成形金型装置に係る。
【0013】さらに、請求項5の発明は、請求項4にお
いて、前記スリーブ部材と前記スプルブッシュの先端部
の当接部がテーパ面によって形成されたディスク用射出
成形金型装置に係る。
【0014】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説
明すると、図1はこの発明の一実施例を表す光学的ディ
スク成形品のための射出成形金型装置の射出時の概略の
断面図、図2は前記装置においてエジェクトスリーブを
作動する油圧シリンダ装置の概略回路図、図3は図1の
要部の拡大断面図、図4は図3の部分をさらに拡大した
断面図である。
【0015】図5ないし図13は図1に示した金型装置
の作動状態を表わすもので、図5は前記金型装置のゲー
トカット時の断面図、図6は図5の要部の拡大断面図、
図7は図6の部分をさらに拡大した断面図、図8は同じ
く前記金型装置のゲートカット後の断面図、図9は図8
の要部の拡大断面図、図10は同じく前記金型装置の型
開き後の成形品突出し状態を表わす断面図、図11は図
10の要部の拡大断面図、図12は同じく前記金型装置
のスプル突出し状態を表わす断面図、図13は図12の
要部の拡大断面図である。
【0016】また、図14はこの発明の別の実施例を示
す金型装置の射出時の要部拡大断面図、図15はそのゲ
ートカット時の要部拡大断面図である。
【0017】(第1実施例) 図1に示す装置は光学的ディスク成形品を成形する射出
成形用金型装置の概略を表すもので、符号20は固定側
金型全体を示し、21は固定側鏡面板、22はその取付
板、23はスプルブッシュ、24はそのスプル孔、25
はスプルブッシュ外周に配置された取付ブロックであ
る。また、符号30は可動側金型全体を示し、31は可
動側鏡面板、32はその取付板、33は固定ブッシュ、
34はスリーブ部材、35はスプル突出しピン、36は
スタンパ内周押え、37はスタンパ、38はスタンパ外
周押え、38Aは型開き時に成形品を可動型側に係着す
るためにスタンパ外周押さえ38のキャビティ形成面に
形成されたアンダーカット部(傾斜部)である。符号C
はキャビティで、Gはゲート部、Iは射出装置、Nはそ
のノズルを表す。
【0018】さらに、符号40は前記スリーブ部材34
の作動部材、41は同じく作動部材40の戻しスプリン
グ、42は作動部材40のための図示しない油圧シリン
ダ装置のピストンロッドである。また、符号45は前記
スプル突出しピン35の作動部材で、46はその戻しス
プリング、47は作動部材45のための図示しない油圧
シリンダ装置のピストンロッドである。なお、図示した
金型装置は、本発明の説明のために簡略化して示したも
ので、具体的な構成については公知の範囲内で各種のも
のがあることは言うまでもない。
【0019】図2は、図1のスリーブ部材34の作動部
材40を作動する油圧シリンダ装置49のための基本油
圧回路を表わす。同回路中の符号50は固定吐出量ポン
プ、51はタンク、52は油圧油の方向切替弁で、ソレ
ノイドFとBの励磁または消磁によってピストンの前進
または後退の作動方向の切替が行われる。また、符号5
3は油圧油の圧力調節弁で、この圧力調節によってスリ
ーブ部材34の前進位置の調節がなされるようになって
いる。さらに、符号54および55はそれぞれ油圧油の
流量(絞り)調節弁で、スリーブ部材34の前進または
後退の速度調節がなされる。
【0020】図1およびその部分拡大図である図3なら
びに図4より理解されるように、この発明装置にあって
は、固定側金型20に、キャビティC内に突出してディ
スク成形品の中心開口を形成する先端外周部23Aを有
するスプルブッシュ23が固設される。このスプルブシ
ュ23は、図4から明らかなように、その先端外周部2
3Aの先端面23Bが、型閉め時において形成されるキ
ャビティCの可動側金型面Cmと面一の位置となるよう
に配置されている。図4の符号23Cはスプルブッシュ
先端面に形成された樹脂溜の凹部である。
【0021】一方、可動側金型30には、その型閉め時
において、前記スプルブッシュ23の先端部との間にキ
ャビティCに流入する樹脂材料のためのゲート部Gを形
成する先端部を有する固定ブッシュ33が配置される。
ゲート部Gはディスク成形品用キャビティCに対して円
状に設けられる。従って、この固定ブッシュ33の先端
面33Aは、可動側金型30が型閉めした状態で、前記
固定型20側に固設されたスプルブッシュ23の先端面
23Bとの間にゲート部Gを形成するための間隙、実施
例では約0.3〜0.5mmの間隙を形成するように設
けられる。
【0022】なお、この実施例の固定ブッシュ33は前
記したスプルブッシュ23と同径にて形成されている。
符号33Bは固定ブッシュ先端面に形成された樹脂溜の
凹部、33Cは成形後のスプルを可動型側に係着するた
めのアンダーカット部である。
【0023】そして、この固定ブッシュ33の外側には
前記ゲート部Gを開閉するスリーブ部材34が進退自在
に設けられる。
【0024】第1図および図3ならびに図4は射出時の
状態で、図1のように射出装置IのノズルNがスプルブ
ッシュ23に接続されて、樹脂材料がスプル孔24から
ゲート部Gを経てキャビティCに注入される。
【0025】所定量の樹脂材料がキャビティC内に充填
された後、図5ないし図7に示すように、ゲート部Gが
閉じられる。これらの図からわかるように、所定量の樹
脂材料が射出された後、可動型30に設けられたスリー
ブ部材34が、油圧シリンダ装置49のピストンロッド
42の作動によって作動部材40が前進し、これに伴っ
てスリーブ部材34が前進する。
【0026】この実施例では、前記したように、固定ブ
ッシュ33の外径がスプルブッシュ23の先端部23B
の外径と同径にて形成されており、該固定ブッシュ33
の外側に摺動可能に設けられたスリーブ部材34は、従
ってスプルブッシュ23の先端部23Bの外径よりわず
かに大きく形成される。そこで、スリーブ部材34の前
進限度位置について言えば、それはゲート部Gを閉鎖す
る位置であればよく、原則としてはスプルブッシュ23
の先端面23Bと面一の位置である。しかしながら、実
際にはゲート部Gの閉鎖を確実にするために、図7のよ
うに、例えば0.1〜0.3mmほどスプルブッシュ3
3に重合するように設けられる。
【0027】このスリーブ部材34の前進によってゲー
ト部Gが閉鎖される。と同時に、キャビティC内の成形
品本体部分Q1とスプル部分Q2とが分断され、スプル
ブッシュ23の外周部23Aによって成形品に中心開口
が形成される。
【0028】このゲートカット状態に関して、図7から
よく理解されるように、スリーブ部材34の前進に伴う
樹脂部分の切断面Rは、キャビティ内の成形品本体部分
Q1ではなく、廃棄部分であるスプル部分Q2に現れ
る。
【0029】ゲートカット後樹脂材料の固化をまって、
図8および図9に示すように、スリーブ部材34は一旦
もとの位置に後退して、スリーブ部材34による成形品
本体部分Q1への圧力を開放する。これは、この後に型
開きが行われ、もし該スリーブ部材34が圧力のかかっ
た前進状態のままであると、型開きと同時に成形品本体
部分Q1を固定型側に押しつけて突出してしまうことを
防ぐという理由に基づく。
【0030】図10および図11は型開き後の成形品突
出し状態を示す図である。前述のように一旦後退したス
リーブ部材34は、再度シリンダ装置49の作動によっ
て前進し、キャビティ内の成形品本体部分Q1を外方へ
突き出し、中心開口Jを有するディスク成形品が得られ
る。
【0031】図12および図13はスプル突出し状態を
表わすもので、図示しないスプル突出し用のシリンダ装
置によって作動されるピストンロッド47の前進に伴っ
て作動する作動部材45によってスプル突出しピン35
が前進してスプル部分Q2を可動側部材から除去する。
【0032】(第2実施例) 図14および図15にはこの発明の別の実施例が示され
る。この実施例では、図示のように、固定ブッシュ73
の外径がスプルブッシュ63の先端部の外周部63Aよ
り小径に形成されている。従って固定ブッシュ73の外
側に設けられたスリーブ部材74はその前進時に前記ス
プルブッシュ63の先端部と当接することによってゲー
ト部Gを閉じる。
【0033】この例において、図示のように、スリーブ
部材74の先端部74Aにテーパ面74Bを形成し、一
方のスプルブッシュ63の先端部63Bにも該テーパ面
74Bに合致するテーパ面63Dを形成して、互いのテ
ーパ面74B,63Dを当接してゲート部Gを閉じるよ
うにすることが、型構造上ならびに閉鎖を確実にする上
で好ましい。
【0034】スプルブッシュ63の先端部の外周部63
Aは、図14のように、型閉め時において形成されるキ
ャビティCの可動型側型面Cmと略面一の位置まで形成
されて、その先にテーパ面63Dが形成される。符号6
3Cは樹脂溜用の凹部、73Aは固定ブッシュ73の先
端面、73Bは固定ブッシュ側の樹脂溜用の凹部であ
る。この実施例における他の部分の構成ならびに作動は
前記した第一実施例と同様とすることができるので、説
明を省略する。
【0035】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明装
置は、固定側金型に、ディスク成形品の中心開口を形成
しかつその先端外周部が型閉め時において形成されるキ
ャビティの可動側金型面と面一となるように配置された
スプルブッシュを固設し、一方、可動側金型には、その
型閉め時において前記スプルブッシュの先端部との間に
キャビティに流入する樹脂材料のためのゲート部を形成
するための間隙を形成するように配置された先端部を有
する固定ブッシュを配置するとともに、前記固定ブッシ
ュの外側には前記ゲート部を開閉するスリーブ部材を前
記スプルブッシュの先端外周部に重合又は当接するよう
に進退自在に設けたものである。従って、樹脂材料をキ
ャビティ内へ注入充填した後にスリーブ部材を前進して
ゲート部を閉鎖することによって、ゲートカットと同時
かつ一体に、効果的かつ有効にディスク成形品の中心開
口を形成することができる。
【0036】特に、この発明構造によれば、ディスク成
形品における中心開口がスプルブッシュの先端外周部に
よって規定され、スリーブ部材によるゲートカットが成
形品でない部分、換言すれば廃棄部分であるスプル部分
でなされるので、ゲートカット時の剪断によって生ずる
切断面の表面荒れは成形品の中心開口に現出せず、ディ
スク成形品における中心開口打ち抜き状態を大幅に改善
することができる。
【0037】また、この発明では、スリーブ部材は可動
側金型に固設された固定ブッシュの外側に設けられる。
一般にこの種のディスク成形金型においては、従来技術
の項で述べたように、複数の可動する部材が互いに摺接
状態で同心状に配置されてその結果部材のかじりや樹脂
材料の流入などの問題を惹起している。しかるに、この
発明にあっては、固定ブッシュの外側にスリーブ部材が
設けられるので、このようなかじりや樹脂材料の流入な
どの問題を全く解消することができる。
【0038】さらに、実施例で説明したように、スリー
ブ部材は、ゲートカットのみならず、型開き後の成形品
突出しにも用いることができるので、型設計上およびコ
スト面においても大きな有利性を持ち、この発明の金型
装置による利益は極めて大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を表す光学的ディスク成形
品のための射出成形金型装置の射出時の概略の断面図で
ある。
【図2】前記装置においてエジェクトスリーブを作動す
る油圧シリンダ装置の概略回路図である。
【図3】図1の要部の拡大断面図である。
【図4】図3の部分をさらに拡大した断面図である。
【図5】前記金型装置のゲートカット時の断面図であ
る。
【図6】図5の要部の拡大断面図である。
【図7】図6の部分をさらに拡大した断面図である。
【図8】同じく前記金型装置のゲートカット後の断面図
である。
【図9】図8の要部の拡大断面図である。
【図10】同じく前記金型装置の型開き後の成形品突出
し状態を表わす断面図である。
【図11】図10の要部の拡大断面図である。
【図12】同じく前記金型装置のスプル突出し状態を表
わす断面図である。
【図13】図12の要部の拡大断面図である。
【図14】この発明の別の実施例を示す金型装置の射出
時の要部拡大断面図である。
【図15】そのゲートカット時の要部拡大断面図であ
る。
【図16】従来のディスク成形品のための射出成形金型
装置を表わすの射出時の概略の断面図である。
【図17】同じくそのゲートカット状態を示す断面図で
ある。
【図18】同じくその成形品およびスプル突出し状態を
示す断面図である。
【符号の説明】
20 固定側金型 23 スプルブッシュ 23A 外周部 30 可動側金型 33 固定ブッシュ 34 スリーブ部材 63 スプルブッシュ 63A 外周部 73 固定ブッシュ 74 スリーブ部材 C キャビティ G ゲート部 I 射出装置

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側金型に、ディスク成形品の中心開
    口を形成しかつその先端外周部が型閉め時において形成
    されるキャビティの可動側金型面と面一となるように配
    置されたスプルブッシュを固設し、 一方、可動側金型には、その型閉め時において前記スプ
    ルブッシュの先端部との間にキャビティに流入する樹脂
    材料のためのゲート部を形成するための間隙を形成する
    ように配置された先端部を有する固定ブッシュを配置す
    るとともに、 前記固定ブッシュの外側には前記ゲート部を開閉するス
    リーブ部材を前記スプルブッシュの先端外周部に重合又
    は当接するように進退自在に設けたことを特徴とするデ
    ィスク用射出成形金型装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記スリーブ部材が
    型開き後におけるディスク成形品の突出しをも行うディ
    スク用射出成形金型装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記固定ブ
    ッシュが前記スプルブッシュ先端部と同径に形成されて
    いて、前記スリーブ部材がその前進時に前記スプルブッ
    シュの先端部と重合するように構成されたディスク用射
    出成形金型装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において、前記固定ブ
    ッシュが前記スプルブッシュ先端部より小径に形成され
    ていて、前記スリーブ部材がその前進時に前記スプルブ
    ッシュの先端部と当接するように構成されたディスク用
    射出成形金型装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記スリーブ部材と
    前記スプルブッシュの先端部の当接部がテーパ面によっ
    て形成されたディスク用射出成形金型装置。
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