JP3186048U - 携帯式カレンダー - Google Patents

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Abstract

【課題】1月分の記入欄を具備する1月単位の紙葉を携帯に適した形態にし、必要な月の紙葉を1または複数枚まとめて所持しやすくし、更に、服のポケット等に出入する際の摩擦や折り畳みと拡開の反復などによっても、折れ目に損傷の生じにくい強度を有した携帯式カレンダーを提供する。
【解決手段】1枚の紙葉10から成り、折り畳みによる小型化が可能であり、携帯しての使用に供され得る携帯式カレンダーにおいて、1枚の紙葉につき1月分の主記入欄15を、紙葉の片面の大半を占有する面積領域に具備し、また、折り畳みの際に折れ目11,12となる折れ線の端部に、折れ線と紙葉の外周線とを滑らかに接続する曲線部を、折れ線に関して対称に2つ有する切れ込みを備え、その折れ目で折り畳まれた際には角が曲線となる形状であり、その1月毎の紙葉が、1または複数枚、収容具に収容される構成とする。
【選択図】図2

Description

本考案は、1枚の紙葉から成り、折り畳みによる小型化によって、上着のポケットなどに入れて携帯して使用され得る携帯式カレンダーに関する。
1枚の紙葉を折り畳んで小型化するカレンダーは既に公知である。それに関する従来技術として特許文献1〜4が挙げられるが、それらは卓上式のカレンダーに関するものである。
そのようなカレンダーの紙葉を、携帯しての利用に供することも可能であるが、従来品には、服のポケットに出入する際の摩擦や、折り畳みと拡開の反復などによって、特に折れ目の角に損傷が生じやすかった。また、1月分の記入欄を具備する1月単位の紙葉により、携帯に適したカレンダーもなかった。また、従来の紙葉は殆どが1年分のカレンダーであった。
特許文献5は、1枚の紙葉が1月分に相当し携帯に供するカレンダーであるが、服のポケットに出入する際の摩擦や、折り畳みと拡開の反復などによって、特に折れ目の角に損傷が生じることが防止できず、また、複数枚の紙葉を便利にまとめる構成はない。
特許文献6〜7は、折り畳みと拡開の反復などによって折れ目の角に損傷が生じることを防止する構成については開示があるが、複数枚の紙葉を便利にまとめる構成については開示がない。
特許文献8〜9は、複数枚の紙葉をまとめる構成については開示があるが、手帳としての使用に過ぎない。
特開2005−297396 特開2005−271359 特開平8−337080 実開昭63−141761 実開昭59−071750 実開昭59−035059 実開昭55−010745 登録実用新案第3137201号 実開昭57−039259
そこで、本考案は、1月分の記入欄を具備する1月単位の紙葉を携帯に適した形態にし、必要な月の紙葉を1または複数枚まとめて所持しやすくし、更に、服のポケット等に出入する際の摩擦や折り畳みと拡開の反復などによっても、折れ目に損傷の生じにくい強度を有したカレンダーを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本考案の携帯式カレンダーは、次の構成を備える。
すなわち、1枚の紙葉から成り、折り畳みによる小型化が可能であり、携帯しての使用に供され得る携帯式カレンダーにおいて、1枚の紙葉につき1月分の主記入欄を、紙葉の片面の大半を占有する面積領域に具備し、また、折り畳みの際に折れ目となる折れ線の端部に、折れ線と紙葉の外周線とを滑らかに接続する曲線部を、折れ線に関して対称に2つ有する切れ込みを備え、その折れ目で折り畳まれた際には角が曲線となる形状であり、その1月毎の紙葉が、1または複数枚、収容具に収容されることを特徴とする。
ここで、紙葉を、横長の略長方形状とし、折れ目を、縦方向に設け、略等間隔に2本配備したものが、好適に用いられる。
折り畳まれた際の紙葉のサイズとしては、縦10〜20cm、横5〜12cm、好ましくは、縦13〜17cm、横7〜10cmが好ましい。
少なくとも翌月の1月分の副記入欄を、折り畳まれた際の紙葉のサイズと略同一の面積領域に具備させ、また、1年分のカレンダーを示す年間カレンダー表示部を具備させて、利便性を高めてもよい。
収容具が、紙葉に装着されるカバーであり、そのカバーを、折り畳まれた際の紙葉のサイズより若干大きい2つ折り式にし、紙葉の一端を収容可能な穴部を設けてもよい。
収容具が、紙葉を収納するケースであり、そのケースを、折り畳まれた際の紙葉のサイズより若干大きい平坦な筒状にし、12枚の1年分の紙葉の全体を収容可能なポケット部を設けてもよい。
本考案の携帯式カレンダーによると、1月分の予定等を記入して服のポケットに入れて携帯して使用しやすく、また必要な月の紙葉を1または複数枚まとめて所持容易であり、折り畳んだ際には角に丸みを帯びるので、角が損傷を受けにくく、ポケットの出入も円滑になる利点がある。
本考案による携帯式カレンダーの表面説明図 同、裏面の説明図 (イ)カバー、(ロ)カバーを付設した状態の説明図 (イ)ケース、(ロ)ケースを付設した状態の説明図 別実施例の携帯式カレンダーの表面説明図
以下に、本考案の実施形態を、図面に示す実施例を基に説明する。なお、実施形態は下記の例示に限らず、本考案の趣旨から逸脱しない範囲で、前記特許文献など従来公知の技術を用いて適宜設計変更可能である。
図1及び2は、本考案による携帯式カレンダーの表面及び裏面の説明図である。
本実施例の1枚の紙葉(10)のサイズは縦17cm横26cmの横長の略長方形状であり、3つ折りタイプのものであるので、折り畳まれた際のサイズは、縦17cm横8.7cmとなる。
略等間隔で縦方向に設けられた2本の折れ目(11)(12)によって、表面は、表小区画(A)(B)(C)に分けられ、同様に、裏面は、裏小区画(D)(E)(F)に分けられる。
折り畳まれた際の紙葉(10)のサイズとしては、縦10〜20cm、横5〜12cm、好ましくは、縦13〜17cm、横7〜10cmとなるものが、スーツの内ポケットなどへの収納や出入には好ましいが、財布などへの収納に適したサイズや、名刺やクレジットカードと同じサイズにしてもよい。
また、折れ目の数は、1〜5程度でもよく、横方向にも加えてもよい。
本実施例の表小区画(A)には、該当するカレンダーの年と月の表示が具備され、表小区画(B)には、防忘用の記入欄(13)が具備され、表小区画(C)には、該当するカレンダーの月と翌月分の予定等を記入可能な小さな副記入欄(14)が具備されている。
防忘用記入欄(13)も副記入欄(14)も、折り畳まれた際の1区画に独立に分布することで、視認や記入の利便を図っている。
本実施例の裏小区画(D)(E)(F)には、該当するカレンダーの月の1月分の予定等を記入可能な大きな主記入欄(15)が具備され、裏小区画(F)には、1年分のカレンダーを示す年間カレンダー表示部(16)が具備されている。
主記入欄(15)における日にちの境界線を、折れ目(11)(12)と同一に目に記入境界線と重ねることで記入の利便を図っている。
図1の上部で説明するように、折れ目(11)(12)となる折れ線の端部には、折れ線と紙葉(10)の外周線(17)とを滑らかに接続する角曲線部(18)が備わる。この角曲線部(18)は、折れ目(11)(12)に関して対称に2つ備わり、これによって切れ込み(19)が形成されている。
そのため、折り畳んだ際には、角に角曲線部(18)が位置して丸みを帯びるので、ポケット等への出入が円滑になり、角が損傷を受けにくく耐久性が増す。
図3(イ)(ロ)は、それぞれ、カバー及びカバーを付設した状態を示す説明図である。
収容具として紙葉に装着されるカバー(30)は、折り畳まれた際の紙葉(10)のサイズより若干大きい2つ折り式であり、ビニル等で形成される。
図示の例では、裏小区画(F)の左端部が、穴部(31)に収容され、裏小区画(E)の上下端部が、舌片(32)(32)に挿通されて保持され、折れ目(11)がカバー(20)の折れ目(33)と同じ位置に呼応している。
穴部(31)や、2つの舌片(32)(32)の間に、住所録など別の紙葉類を収納して利用してもよい。
図4(イ)(ロ)は、それぞれ、ケース及びケースを付設した状態を示す説明図である。
収容具として紙葉を収納するケース(40)は、折り畳まれた際の紙葉(10)のサイズより若干大きい平坦な筒状であり、透明のビニル等で形成される。12枚の1年分の紙葉の全体を収容可能なポケット部(41)を備え、カバー(20)も収納してもよい。
紙葉(10)が1月単位なので、使用を開始する月も自由に決められ、所望の月の紙葉(10)をケース(40)から取り出しカバー(30)を付設して使用し、使用後はケース(40)に戻して保管できる。
図5は、別実施例の携帯式カレンダーの表面の説明図である。
本実施例の表小区画(A)には、該当するカレンダーの月の表示(20)の近傍に略四角状の切り欠け(21)が設けられている。図示の例は10月のカレンダーである。
このように、月に合わせて、凹凸を設けたり、色調を変化させたりして、区別の利便に寄与させてもよい。
本考案によるカレンダーは耐久性に優れ、予定等を記入して服のポケットに入れて携帯して使用しやすく実用的であり、産業上利用価値が高い。
10 紙葉
11、12 折れ目
13 防忘用記入欄
14 副記入欄
15 主記入欄
16 年間カレンダー表示部
17 紙葉の外周線
18 角曲線部
19 切れ込み
20 月表示
21 切り欠け
30 カバー
31 穴部
32 舌片
40 ケース
41 ポケット部
A、B、C 表小区画
D、E、F 裏小区画

Claims (6)

  1. 1枚の紙葉から成り、折り畳みによる小型化が可能であり、携帯しての使用に供され得る携帯式カレンダーにおいて、
    1枚の紙葉につき1月分の主記入欄を、紙葉の片面の大半を占有する面積領域に具備し、また、
    折り畳みの際に折れ目となる折れ線の端部に、折れ線と紙葉の外周線とを滑らかに接続する曲線部を、折れ線に関して対称に2つ有する切れ込みを備え、その折れ目で折り畳まれた際には角が曲線となる形状であり、
    その1月毎の紙葉が、1または複数枚、収容具に収容される
    ことを特徴とする携帯式カレンダー。
  2. 紙葉が、横長の略長方形状であり、折れ目が、縦方向に設けられ、略等間隔に2本備わる
    請求項1に記載の携帯式カレンダー。
  3. 折り畳まれた際の紙葉のサイズが、縦10〜20cm、横5〜12cm、好ましくは、縦13〜17cm、横7〜10cmである
    請求項1または2に記載の携帯式カレンダー。
  4. 少なくとも翌月の1月分の副記入欄を、折り畳まれた際の紙葉のサイズと略同一の面積領域に具備し、また、
    1年分のカレンダーを示す年間カレンダー表示部を具備する
    請求項1ないし3に記載の携帯式カレンダー。
  5. 収容具が、紙葉に装着されるカバーであり、
    そのカバーが、折り畳まれた際の紙葉のサイズより若干大きい2つ折り式であり、紙葉の一端を収容可能な穴部を備える
    請求項1ないし4に記載の携帯式カレンダー。
  6. 収容具が、紙葉を収納するケースであり、
    紙葉を収納するケースを付設可能であり、
    そのケースが、折り畳まれた際の紙葉のサイズより若干大きい平坦な筒状であり、12枚の1年分の紙葉の全体を収容可能なポケット部を備える
    請求項1ないし5に記載の携帯式カレンダー。
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