JP3185655B2 - 石炭灰改良処理材の製造方法及び製造装置 - Google Patents

石炭灰改良処理材の製造方法及び製造装置

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JP3185655B2 JP5775296A JP5775296A JP3185655B2 JP 3185655 B2 JP3185655 B2 JP 3185655B2 JP 5775296 A JP5775296 A JP 5775296A JP 5775296 A JP5775296 A JP 5775296A JP 3185655 B2 JP3185655 B2 JP 3185655B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、石炭灰改良処理
材の製造方法及び製造装置に関し、特に、石炭灰に水と
セメントを加え流動化処理してなる石炭灰改良処理材の
製造方法及び製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各地の火力発電所等においては、多量の
石炭灰が発生することになるが、かかる石炭灰は、産業
廃棄物であってその処分や処理を適切に行う必要があ
る。そして、このような石炭灰を、廃棄することなく工
事用の材料として有効利用しようとする技術が種々開発
され、このような技術の一例として、石炭灰を改良処理
し、埋立材料や掘削埋戻し材料、地中空洞充填材料等と
して利用しようとするものがある。
【0003】そして、石炭灰をこのような材料として利
用するためには、一般に、この石炭灰に水とセメントと
を加えて流動化改良処理することが必要とされるが、か
かる流動化処理方法としては、従来より、図4に示す機
械撹拌方式のミキサー40や、図5に示すスラリーポン
プ51を用いた循環撹拌方式のミキサー50による方法
が知られている。すなわち、これらのミキサー40,5
0を用いた改良処理方法は、いずれもミキサー40,5
0内に所定配合量の石炭灰、セメント、水を投入し、バ
ッチ方式で流動化処理して石炭灰改良処理材の製造を図
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の石炭灰の流動化改良処理方法によれば、いずれもバ
ッチ混合方式により石炭灰改良処理材を製造するもので
あるため、その処理能力が小さく、多量の石炭灰を迅速
に改良処理することができないという課題があり、処理
能力を大きくしようとすると、混合処理プラントが大規
模になって、プラント設備の設置にコストがかかり過ぎ
ることになるという課題があった。
【0005】また、石炭灰やセメントをミキサー内に投
入する際に、粉塵が発生しやすく作業がやりにくいばか
りか、特に石炭灰はその比重が小さく飛散しやすいた
め、その取り扱いが慎重になって作業の停滞を招きやす
いという課題があった。
【0006】そこで、この発明は、上記従来の課題に着
目してなされたもので、大規模な設備を要することな
く、多量の石炭灰を迅速に流動化改良処理してゆくこと
のできる石炭灰改良処理材の製造方法及び製造装置を提
供することを目的とするものである。
【0007】また、この発明は、石炭灰による粉塵の飛
散を防止しながら容易に流動化改良処理を行ってゆくこ
とのできる石炭灰改良処理材の製造方法及び製造装置を
提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するためになされたもので、その要旨は、石炭灰に
水とセメントを加え流動化処理してなる石炭灰改良処理
材の製造方法であって、一端が閉塞し他端が開口する吐
出管の当該閉塞する側の端部から吐出管の軸方向に向か
って、前記水とセメントとを混合したセメントミルクを
ジェット噴射するとともに、前記吐出管と交差する方向
に延長しかつ前記閉塞する側の端部近傍において前記吐
出管の周面に開口連通する吸引管から、前記石炭灰を導
入空気とともに前記吐出管に供給することからなり、前
記セメントミルクのジェット噴射により前記吐出管の閉
塞する側の端部近傍に負圧を生じさせて前記石炭灰を吸
引するとともに、前記セメントミルクのジェット流によ
り当該セメントミルクと吸引した石炭灰とを混合して、
前記石炭灰改良処理材を製造しながらこれを前記吐出管
の他端の開口に向かって給送することを特徴とする石炭
灰改良処理材の製造方法にある。
【0009】また、この発明の他の要旨は、石炭灰に水
とセメントを加え流動化処理してなる石炭灰改良処理材
の製造方法であって、一端が閉塞し他端が開口する吐出
管の当該閉塞する側の端部から吐出管の軸方向に向かっ
て、前記水をジェット噴射するとともに、前記吐出管と
交差する方向に延長しかつ前記閉塞する側の端部近傍に
おいて前記吐出管の周面に開口連通する吸引管から、前
記石炭灰及びセメントを導入空気とともに前記吐出管に
供給することからなり、前記水のジェット噴射により前
記吐出管の閉塞する側の端部近傍に負圧を生じさせて前
記石炭灰及びセメントを吸引するとともに、前記水のジ
ェット流により当該水と吸引した石炭灰及びセメントと
を混合して、前記石炭灰改良処理材を製造しながらこれ
を前記吐出管の他端の開口に向かって給送することを特
徴とする石炭灰改良処理材の製造方法にある。
【0010】さらに、この発明の他の要旨は、石炭灰に
水とセメントを加え流動化処理してなる石炭灰改良処理
材の製造装置であって、一端が閉塞し他端が開口する吐
出管と、該吐出管の閉塞する側の端部に取り付けられて
この吐出管の軸方向に向かって開口する噴射ノズルと、
該噴射ノズルと耐圧ホースを介して連通して、前記水と
セメントとを混合したセメントミルクを前記噴射ノズル
に給送する圧送ポンプと、前記吐出管と交差する方向に
延長するとともに前記閉塞する側の端部近傍において一
端が前記吐出管の周面に開口連通する吸引管と、該吸引
管の他端と連通して石炭灰を供給する石炭灰供給手段
と、前記吸引管の周面に設けられた空気導入用のコック
手段とからなることを特徴とする石炭灰改良処理材の製
造装置にある。
【0011】さらにまた、この発明の他の要旨は、石炭
灰に水とセメントを加え流動化処理してなる石炭灰改良
処理材の製造装置であって、一端が閉塞し他端が開口す
る吐出管と、該吐出管の閉塞する側の端部に取り付けら
れてこの吐出管の軸方向に向かって開口する噴射ノズル
と、該噴射ノズルと耐圧ホースを介して連通して、前記
水を前記噴射ノズルに給送する圧送ポンプと、前記吐出
管と交差する方向に延長するとともに前記閉塞する側の
端部近傍において一端が前記吐出管の周面に開口連通す
る吸引管と、該吸引管の他端と連通して石炭灰及びセメ
ントを供給する石炭灰供給手段及びセメント供給手段
と、前記吸引管の周面に設けられた空気導入用のコック
手段とからなることを特徴とする石炭灰改良処理材の製
造装置にある。
【0012】ここで、請求項4に記載の発明において、
吸引管と連通して設けられる石炭灰供給手段及びセメン
ト供給手段は、これらの双方を一本の吸引管に対して取
り付けることもできるが、前記吐出管の周面に一端が開
口連通する吸引管を2本設け、それぞれの吸引管の他端
に石炭灰供給手段あるいはセメント供給手段を各々設け
るようにすることもできる。
【0013】そして、この発明の石炭灰改良処理材の製
造方法及び製造装置によれば、吸引管から吐出管に、石
炭灰、あるいは石炭灰及びセメントを供給しつつ、吐出
管の閉塞する側の端部から吐出管の内部にセメントミル
ク、あるいは水をジェット噴射することにより石炭灰改
良処理材の製造作業が行われる。
【0014】すなわち、かかるセメントミルクあるいは
水の、吐出管の軸方向に沿ったジェット噴射により、前
記吐出管の閉塞する側の端部近傍には負圧が生じ、この
負圧によって、吐出管と連通する吸引管から、石炭灰や
セメントが粉塵の飛散を生じることなく吐出管内にスム
ースに流入してゆくことになるとともに、前記セメント
ミルクあるいは水のジェット流により、吐出管内におい
て当該セメントミルクと石炭灰、あるいは水と石炭灰及
びセメントとが混合されて、石炭灰改良処理材が製造さ
れ、そのまま他端の開口に向かって給送されて、貯留施
設等に流出貯留されることになる。
【0015】したがって、このように石炭灰、あるいは
石炭灰及びセメントを供給しながらセメントミルクある
いは水を吐出管内にジェット噴射する作業を所定時間継
続して行うことにより、多量の処理材を必要とする場合
であっても、大規模な設備を必要とすることなく、所定
の量の石炭灰改良処理材が容易に製造されることにな
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施の
形態すなわち実施例について、添付図面を参照しつつ詳
細に説明する。この発明の第一実施例に係る石炭灰改良
処理材の製造装置10は、図1に示すように、主とし
て、一端が閉塞し他端が開口する吐出管11と、この吐
出管11の閉塞する側の端部に取り付けられて吐出管1
1の軸方向に向かって開口する噴射ノズル12と、この
噴射ノズル12と耐圧ホース13を介して連通して、水
とセメントを混合して得られたセメントミルクを噴射ノ
ズル12に給送する圧送ポンプとしてのグラウトポンプ
14と、吐出管11と交差する方向に延長するとともに
吐出管11の閉塞する側の端部近傍において一端が吐出
管11の周面に開口連通する吸引管15と、この吸引管
15の他端と連通する、石炭灰を供給するための石炭灰
供給手段としてのスクリューフィーダー16と、吸引管
15の周面に設けられた空気導入用コック17とによっ
て、簡易かつ軽量のものとして構成されている。
【0017】吐出管11は、図2にも示すように、例え
ば直径が100〜150mm程度の円筒状もので、閉塞
する側の端部が拡径されて負圧容器18が形成されてい
るとともに、貯留槽28に向かって略水平方向に延長
し、その先端が下方に湾曲して貯留槽28に向けて開口
し、製造した石炭灰改良処理材を貯留槽28に投入貯留
することができるようになっている(図1参照)。
【0018】また、噴射ノズル12は、図2に拡大して
示すように、吐出管11の閉塞する側の端部を貫通した
状態で、当該端部の閉塞壁19に、取付治具20を介し
て固定され、吐出管11の水平な軸方向に向かって開口
して、グラウトポンプ14から耐圧ホース13を介して
送られてくるセメントミルクを、ジェット流体として吐
出管11の延長方向に高圧噴射することができるように
なっている。
【0019】さらに、セメントミルクを噴射ノズル12
に給送するためのグラウトポンプ14は、図1に示すよ
うに、供給配管21を介して、水とセメントとを混合撹
拌してセメントミルクを製造するグラウトミキサ22と
連通し、このグラウトミキサ22から製造供給されるセ
メントミルクを、耐圧ホース13を介して高圧力で噴射
ノズル12に給送する。また、耐圧ホース13の途中に
は、流量計23が設けられており、グラウトポンプ14
から送られるセメントミルクの量を計測して、石炭灰改
良処理材が所定の配合で製造されるように管理すること
ができるようになっている。
【0020】さらにまた、吐出管11と連通する吸引管
15は、例えば直径が150〜200mm程度の円筒管
からなり、吐出管11の負圧容器18から上方に略鉛直
に立ち上がり、その上端開口を介して後述するスクリュ
ーフィーダー16と連通し、このスクリューフィーダー
16から送られる石炭灰を吐出管11内に落下供給す
る。また、この吸引管15には、その側面から突出する
ようにして、空気導入用コック17が設けられており、
石炭灰改良処理材を製造する際にはこのコック17を解
放し、セメントミルクの噴射により生じた負圧容器18
内の負圧によって、外部の空気が負圧容器18に空気流
として吸引導入されるようになっている(図2参照)。
【0021】一方、吸引管15の上端と連通するスクリ
ューフィーダー16は、図1に示すように、石炭灰の投
入貯留容器24と、この投入貯留容器24から水平方向
に延長する円筒管25の内部に組み込まれたスクリュー
コンベア26とからなり、回転モータ27を駆動してス
クリューコンベア26を回転させ、スクリューコンベア
26の螺旋に沿って、貯留容器24内の石炭灰を横移動
するとともに、円筒管25の端部下面に位置する連通開
口から、石炭灰を吸引管15を介して吐出管11内に供
給する。なお、石炭灰の吐出管11内への供給量は、ス
クリューコンベア26の回転速度を制御することにより
容易に調整することができ、これによって石炭灰改良処
理材を所定の配合とすることができる。なお、このスク
リューフィーダー16によれば、投入貯留容器24は、
石炭灰を投入貯留した後、投入蓋を閉塞して密閉状態を
容易に保持することができ、これによって、スクリュー
コンベア26により移動中の石炭灰の飛散が容易に防止
されることになる。
【0022】そして、この第一実施例に係る製造装置1
0を用いて、石炭灰改良処理材を製造するには、グラウ
トミキサ22を用いて製造したセメントミルクを、グラ
ウトポンプ14により噴射ノズル12に高圧給送して、
噴射ノズル12から吐出管11内の軸方向に向かってジ
ェット流として高圧ジェット噴射するとともに、コック
17を解放して空気を導入しながら、スクリューフィー
ダー16から石炭灰を、吸引管15を介して吐出管に落
下供給することに容易に行うことができる。
【0023】すなわち、セメントミルクのジェット噴射
により、吐出管11の負圧容器18内には負圧が生じ、
この負圧によって、吐出管11と連通する吸引管15か
ら、石炭灰が、空気導入用コック17等から外部に漏出
して飛散を生じることなく、吸引導入された空気による
空気流に乗って、吐出管内にスムースに流入してゆくこ
とになるとともに、セメントミルクの高速ジェット流に
より、噴射したセメントミルクと石炭灰が吐出管11内
において容易に混合撹拌されて石炭灰改良処理材が製造
され、そのまま他端の開口に向かって給送されて、貯留
槽28内に流出貯留されることになる。
【0024】したがって、このように石炭灰を供給しな
がらセメントミルクを吐出管11内に高速ジェット噴射
する作業を所定時間継続して行うことにより、多量の処
理材を必要とする場合であっても、大規模な設備を必要
とすることなく、所定の量の石炭灰改良処理材を容易に
製造することができることになる。
【0025】そして、このようにして製造された石炭灰
改良処理材は、圧送ポンプ29により使用現場まで給送
されて、例えば埋立材料や掘削埋戻し材料、地中空洞充
填材料等として利用されることになる。
【0026】なお、一例として、水を300リットル/
min 、セメントを50kg/min 、石炭灰を570kg
/min の割合で供給して混合するようにすれば、固化後
の強度が2〜3kg/cm2 となる石炭灰改良処理材を
得ることができる。
【0027】また、図3は、この発明の第二実施例に係
る石炭灰改良処理材の製造装置30の要部を拡大して説
明する断面図である。すなわち、この実施例によれば、
吐出管11の負圧容器18に連通する吸引管31は、そ
の上部において二股に別れ、その一方の上端開口は、第
一実施例と同様の構成を有する石炭灰を給送するための
スクリューフィーダー16と連通し、他方の上端開口
は、セメントを給送するためのセメント供給手段として
のスクリューフィーダー32と連通し、これらのスクリ
ューフィーダー16,32から送られる石炭灰及びセメ
ントを、粉塵の飛散を生じることなく、負圧容器18内
の負圧により空気導入用コック17から吸引導入された
空気による空気流に乗せて、吐出管11内にスムースに
流入させてゆくことになる。なお、セメントを供給する
スクリューフィーダー32は、石炭灰を給送するスクリ
ューフィーダー16と略同様に、セメントの投入貯留容
器や、円筒管33、スクリューコンベア34、回転モー
タ等により構成されている。
【0028】また、この第二実施例によれば、負圧容器
18の閉塞壁19に取付け固定された噴射ノズル12
は、耐圧ホース13を介してジェット水供給ポンプ(図
示せず。)と連通しており、例えば貯水タンクからこの
ジェット水供給ポンプを介して送られてくる高圧水を、
ジェット流体として吐出管11の延長方向に向かって高
圧噴射することができるようになっている。
【0029】そして、この第二実施例に係る製造装置3
0によれば、第一実施例に係る製造装置10の場合と略
同様に、噴射ノズル12からジェット水を高圧噴射する
とともに、コック17を解放して空気を導入しながら、
スクリューフィーダー16,32から、石炭灰およびセ
メントを吸引管15を介して吐出管11に落下供給する
ことにより、粉塵の飛散を生じることなく、噴射したジ
ェット水と石炭灰及びセメントとが吐出管11内におい
て容易に混合撹拌されて石炭灰改良処理材が製造され、
そのまま他端の開口に向かって給送されて、貯留槽28
内に流出貯留されることになる。
【0030】なお、この発明は、上記各実施例の実施の
態様のものに限定されるものではなく、各請求項に記載
された構成の範囲内において、種々変更して採用するこ
とができる。例えば、石炭灰供給手段あるいはセメント
供給手段は、スクリューフィーダー16,32に限定さ
れることなく、他の材料供給装置を採用することがで
き、また、第二実施例において、吐出管の周面に二本の
吸引管を設け、各々に、石炭灰を給送するためのスクリ
ューフィーダー16と、セメントを給送するためのスク
リューフィーダー32とを個別に取り付けるようにする
こともできる。
【0031】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明の
石炭灰改良処理材の製造方法及び製造装置によれば、導
入空気の流れに乗せて吸引管から石炭灰、あるいは石炭
灰及びセメントを吐出管に供給しつつ、吐出管の閉塞す
る側の端部から吐出管の内部にセメントミルクあるいは
水をジェット噴射することにより、石炭灰改良処理材の
製造作業を行うので、石炭灰による粉塵の飛散を防止し
ながら、大規模な設備を要することなく、多量の処理材
を必要とする場合であっても、石炭灰を迅速に流動化改
良処理してゆくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施例にかかる石炭灰改良処理
材の製造装置の構成を示す説明図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】この発明の第二実施例にかかる石炭灰改良処理
材の製造装置の構成を説明する要部拡大断面図である。
【図4】石炭灰を流動化改良処理するための従来の装置
としての機械撹拌方式のミキサーの概略の構成を示す説
明図である。
【図5】石炭灰を流動化改良処理するための従来の装置
としてのスラリーポンプを用いた循環撹拌方式のミキサ
ーの概略の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
10,30 石炭灰改良処理材の製造装置 11 吐出管 12 噴射ノズル 13 耐圧ホース 14 グラウトポンプ(圧送ポンプ) 15,31 吸引管 16 スクリューフィーダー(石炭灰供給手段) 17 空気導入用コック(コック手段) 18 負圧容器 19 閉塞壁 24 投入貯留容器 25,33 円筒管 26,34 スクリューコンベア 27 回転モータ 32 スクリューフィーダー(セメント供給手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 文則 愛知県小牧市大字舟津877−1 株式会 社大林組名古屋機械工場内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B28C 5/06 B01F 5/02 B01F 15/02 C04B 7/26

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石炭灰に水とセメントを加え流動化処理
    してなる石炭灰改良処理材の製造方法であって、一端が
    閉塞し他端が開口する吐出管の当該閉塞する側の端部か
    ら吐出管の軸方向に向かって、前記水とセメントとを混
    合したセメントミルクをジェット噴射するとともに、前
    記吐出管と交差する方向に延長しかつ前記閉塞する側の
    端部近傍において前記吐出管の周面に開口連通する吸引
    管から、前記石炭灰を導入空気とともに前記吐出管に供
    給することからなり、前記セメントミルクのジェット噴
    射により前記吐出管の閉塞する側の端部近傍に負圧を生
    じさせて前記石炭灰を吸引するとともに、前記セメント
    ミルクのジェット流により当該セメントミルクと吸引し
    た石炭灰とを混合して、前記石炭灰改良処理材を製造し
    ながらこれを前記吐出管の他端の開口に向かって給送す
    ることを特徴とする石炭灰改良処理材の製造方法。
  2. 【請求項2】 石炭灰に水とセメントを加え流動化処理
    してなる石炭灰改良処理材の製造方法であって、一端が
    閉塞し他端が開口する吐出管の当該閉塞する側の端部か
    ら吐出管の軸方向に向かって、前記水をジェット噴射す
    るとともに、前記吐出管と交差する方向に延長しかつ前
    記閉塞する側の端部近傍において前記吐出管の周面に開
    口連通する吸引管から、前記石炭灰及びセメントを導入
    空気とともに前記吐出管に供給することからなり、前記
    水のジェット噴射により前記吐出管の閉塞する側の端部
    近傍に負圧を生じさせて前記石炭灰及びセメントを吸引
    するとともに、前記水のジェット流により当該水と吸引
    した石炭灰及びセメントとを混合して、前記石炭灰改良
    処理材を製造しながらこれを前記吐出管の他端の開口に
    向かって給送することを特徴とする石炭灰改良処理材の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 石炭灰に水とセメントを加え流動化処理
    してなる石炭灰改良処理材の製造装置であって、一端が
    閉塞し他端が開口する吐出管と、該吐出管の閉塞する側
    の端部に取り付けられてこの吐出管の軸方向に向かって
    開口する噴射ノズルと、該噴射ノズルと耐圧ホースを介
    して連通して、前記水とセメントとを混合したセメント
    ミルクを前記噴射ノズルに給送する圧送ポンプと、前記
    吐出管と交差する方向に延長するとともに前記閉塞する
    側の端部近傍において一端が前記吐出管の周面に開口連
    通する吸引管と、該吸引管の他端と連通して石炭灰を供
    給する石炭灰供給手段と、前記吸引管の周面に設けられ
    た空気導入用のコック手段とからなることを特徴とする
    石炭灰改良処理材の製造装置。
  4. 【請求項4】 石炭灰に水とセメントを加え流動化処理
    してなる石炭灰改良処理材の製造装置であって、一端が
    閉塞し他端が開口する吐出管と、該吐出管の閉塞する側
    の端部に取り付けられてこの吐出管の軸方向に向かって
    開口する噴射ノズルと、該噴射ノズルと耐圧ホースを介
    して連通して、前記水を前記噴射ノズルに給送する圧送
    ポンプと、前記吐出管と交差する方向に延長するととも
    に前記閉塞する側の端部近傍において一端が前記吐出管
    の周面に開口連通する吸引管と、該吸引管の他端と連通
    して石炭灰及びセメントを供給する石炭灰供給手段及び
    セメント供給手段と、前記吸引管の周面に設けられた空
    気導入用のコック手段とからなることを特徴とする石炭
    灰改良処理材の製造装置。
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