JP2000289020A - 短繊維状物圧送装置および短繊維状物圧送装置を使用する法面等の施工方法 - Google Patents

短繊維状物圧送装置および短繊維状物圧送装置を使用する法面等の施工方法

Info

Publication number
JP2000289020A
JP2000289020A JP11101711A JP10171199A JP2000289020A JP 2000289020 A JP2000289020 A JP 2000289020A JP 11101711 A JP11101711 A JP 11101711A JP 10171199 A JP10171199 A JP 10171199A JP 2000289020 A JP2000289020 A JP 2000289020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
fluid
pumping
fibrous material
short fibrous
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11101711A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3193697B2 (ja
Inventor
Shizuo Furuya
静夫 古屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Forest Kk
Original Assignee
Fuji Forest Kk
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Forest Kk filed Critical Fuji Forest Kk
Priority to JP10171199A priority Critical patent/JP3193697B2/ja
Publication of JP2000289020A publication Critical patent/JP2000289020A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3193697B2 publication Critical patent/JP3193697B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Accessories For Mixers (AREA)
  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レデーミスト等に混入される短繊維状物が、
ミキサーの内部で塊になり易く、かつ作業時間が長時間
になり易い課題があった。 【解決手段】 傾斜面を有する投入装置1と、投入装置
を細かく振動させる振動装置2と、投入装置1の下流部
側に配設される圧送管5と、圧送管5の上流側に配設さ
れるコンプレッサー4とを有する。投入装置1に投入さ
れた短繊維状物Aが振動装置2からの細かい振動により
繊維方向を均一化させつつ下流側へ移動し、コンプレッ
サー4からの圧力エアの力により圧送管5へ吸引され、
短繊維状物Aを管内で分散しつつ下流側へ搬送し、吐出
口50からコンクリート用ミキサー70あるいは撹拌装
置等の装置へ注入する短繊維状物圧送装置による。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レデーミスト
(モルタル、コンクリート)に混合される鋼繊維、グラ
ス繊維、カーボン繊維、繊維強化プラスチック等の無機
繊維からなる短繊維状物あるいは短糸状物(以下短繊維
状物という)をコンクリートミキサー車等のコンクリー
ト用ミキサー、あるいは撹拌装置に投入するための短繊
維状物を圧送する圧送装置およびこの圧送装置を使用す
る法面等を施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】短繊維状物をレデーミスト(コンクリー
ト、モルタル)に混入するためには、短繊維状物を予め
コンクリート用ミキサーの中で掻き回されているコンク
リート等の中に投入して掻き混ぜる作業を行う必要があ
る。従来、この投入方法あるいは投入装置としては、図
4に示すよう斜面を有する投入機100を使用し、短繊
維状物Aは、この投入機100下端から斜めに設けたベ
ルトコンベア101の下端に投入され斜め上に搬送され
る。ベルトコンベア101は2〜3mの高さの仮設足場
102等によって斜めに配置され下流側端部が4m程度
の高さになるように設置されている。搬送される短繊維
状物Aは、ベルトコンベア101の下流端部からコンク
リート用ミキサー70入り口であるホッパー71内へ自
動的に落下させて、コンクリート用ミキサー70に投入
されていた(先行技術1)。
【0003】また別の投入方法としては、図5に示すよ
うに4m程度の高さの仮設足場103を作り、その上に
幅広の斜面を有する投入機100を設置し、その投入機
100を利用して、短繊維状物Aを仮設足場103に後
部を近接させたコンクリートミキサー車7のホッパー内
71へ落下させて、コンクリート用ミキサー70に投入
されていた。短繊維状物Aを、4m程度の高さまで搬送
するためにベルトコンベア101またはフォークリフト
を使用していた(先行技術2)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先行技
術1のようにベルトコンベア101やフォークリフト
(図示せず)を使用する場合、作業者がベルトコンベア
に巻き込まれたり、フォークリフトに衝突したりするお
それがあり作業の危険性が高い問題点があった。
【0005】また、先行技術1あるいは先行技術2によ
る短繊維状物の投入方法であると、コンクリート用ミキ
サーに投入された短繊維状物が、コンクリートミキサー
車のミキサーの内部の投入口に設置されている撹拌羽根
部分に絡み付き塊状になり易い課題があった。さらに、
コンクリートミキサー車のミキサー排出口部分では多く
撹拌されるが、ミキサー内部が均一に撹拌され短繊維が
コンクリート等に均等に混ぜ合わせる作業に長時間かか
ると、短繊維状物が絡み合い塊になり易く、均等に混ぜ
合わせることが困難となってしまう課題があった。
【0006】また、短繊維状物がコンクリート等に均等
に撹拌されていない状態で、この短繊維状物を混合した
流動物を、流動物圧送装置等により圧送し、法面等の吹
き付け施工をしようとする場合、短繊維が均等に混ざっ
ていないことに起因する脈動が圧送装置に生じることが
多い課題があった。法面の吹き付け作業等を行う場合、
命綱によって支持されている作業員は、圧送装置の脈動
が原因となり、作業の危険性が大きくなる課題があっ
た。さらに、短繊維状物が均等に混じっていない流動物
を圧送していると圧送管の閉塞が起こり易い課題があっ
た。
【0007】
【課題を解決する為の手段】これらの課題を解決する
為、傾斜面を有する投入装置と、投入装置を細かく連続
して振動させる振動装置と、投入装置の下流部側に配設
される圧送管と、圧送管の上流側に配設されるコンプレ
ッサーとを有し、投入装置に投入された短繊維状物が振
動装置からの細かい振動により繊維方向を均一化させつ
つ下流側へ移動し、コンプレッサーからの圧力エアの力
により圧送管へ吸引され、短繊維状物を管内で分散しつ
つ下流側へ搬送し、吐出口からコンクリート用ミキサー
あるいは撹拌装置等の装置内で撹拌されているレデーミ
スト中へ注入することを特徴とする短繊維状物圧送装置
を提案する。
【0008】また、傾斜面を有する投入装置と、投入装
置を細かく連続して振動させる振動装置と、投入装置の
下流部側に配設される圧送管と、圧送管の上流側に配設
されるコンプレッサーとを有し、投入装置に投入された
短繊維状物が振動装置からの細かい振動により繊維方向
を均一化させつつ下流側へ移動し、コンプレッサーから
の圧力エアの力により圧送管へ吸引され、短繊維状物を
管内で分散しつつ下流側へ搬送し、吐出口からコンクリ
ート用ミキサーあるいは撹拌装置等の装置内で撹拌され
ているレデーミスト中へ注入する短繊維状物圧送装置を
使用してコンクリート用ミキサーあるいは撹拌装置等の
装置内で撹拌されているレデーミシト中へ注入して短繊
維状物とレデーミストを混ぜて製造された短繊維状物入
り流動物を、エアと流動物とが合流するエア流動物合流
圧送管を有する流動物圧送装置を使用して、流動物の材
料分離を防止しつつ圧送して法面等に吹き付けて施工す
ることを特徴とする短繊維状物圧送装置を使用する法面
等の施工方法を提案する。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を示し、短
繊維状物圧送装置の説明図である図1、短繊維状物圧送
装置の投入部および振動部の側面からの説明図を示す図
2、短繊維状物圧送装置を使用して行う法面施工方法の
説明図である図3に基づいて説明する。
【0010】この発明の実施形態である短繊維状物圧送
装置は、投入装置1と、振動装置2と、横長ホッパー3
と、コンプレッサー4と、圧送管5とを有する。6はエ
アバルブであり、コンプレッサー4と圧送管5との間に
設ける。
【0011】投入装置1は、底面を有し上面が開放され
周囲を側壁で囲まれた箱状体であり、幅広に形成された
被投入部10、被投入部10の下流側に位置する中間通
路部11、中間通路部の下流端部に形成され側壁がない
排出部12とからなり、排出部12側が低くなるように
傾斜して設置される。被投入部10は、平面視でほぼ横
に長い長方形である。中間通路部11は、下流側に行く
にしたがって幅が徐々に狭くなる平面形状であり、上流
側では狭くなる率が大きく側壁は放物線形状であり、排
出部側に行くにしたがって狭くなる率は小さくなる。投
入装置1の全体平面視では、いわゆる象の顔鼻形状で額
側が被投入部10であり、鼻の先端側が排出口12であ
る。
【0012】投入装置1の被投入部10と中間通路部1
1には、ほぼ正三角形状になるような間隔をもって3つ
の円筒13を立設する。それぞれの円筒13の高さは、
100〜150mm、直径は20〜30mm程度であ
る。他の実施の形態では、円筒に代わり円柱でもよく、
立設する本数も増加させてもかまわない。
【0013】投入装置1の下面側にバイブレータからな
る振動装置2を設ける。振動装置2はスプリングにより
投入装置1の中間通路部11の下面に固定されており、
投入装置1全体を細かく連続して振動させることが可能
である。
【0014】投入装置1の排出口12は、横長ホッパー
3に連通する。横長ホッパー3の吸引口30は、排出口
12の幅に対応する横長の開口部であり、圧送管5に連
通する。
【0015】圧送管5は、上流側にエアバルブ6を介し
てエアコンプエッサー4に連通しており、下流側に下流
部圧送管55を設け、その下流側端部に吐出口50を設
けている。圧送管5の横長ホッパー3の吸引口30の上
流側に第1エア圧縮管51を設け、吸引口30の下流側
に第2エア圧縮管52を設けている。第1エア圧縮管5
1は、直円筒状の外管53の内部に上流側入口を最大径
とし、横長ホッパー3の吸引口30との合流位置より僅
かに上流側位置を最小内径の噴出口とする部分円錐状管
であるジェット管からなる。第2エア圧縮管52は、直
円筒状の外管54の内部に横長ホッパー3の吸引口30
の直ぐ下流位置を最大径とし、下流側に行くに従って内
径が細くなり下流端部が最小内径の噴出口となる部分円
錐状管であるジェット管からなる。第2エア圧縮管52
の長さは300mm前後である。第2エア圧縮管52の
下流側は、ホース等の柔軟性のある下流部圧送管55か
らなり、下流側端部に吐出口50を設けている。圧送管
5の吐出口50はコンクリートミキサー車7のコンクリ
ート用ミキサー70あるいは撹拌装置71の中に入れ、
圧送される短繊維状物Aをミキサー70内あるいは撹拌
装置71内へ吹き入れる。
【0016】この実施形態で使用する短繊維状物Aは、
モルタル、コンクリート素材の膨張率とほぼ等しい膨張
率を有するスパイラル形状の鋼繊維からなる短繊維状物
であって、長さ15mm乃至27mm、厚さ1.0mm
乃至1.5mm、幅1.0mm乃至1.5mmの平型棒
1本を、形状が幅2.5mm程度のスパイラル形状にし
たものである。短繊維状物の他の実施の形態では、グラ
ス繊維、カーボン繊維、繊維強化プラスチック等の無機
繊維からなる長さ10mm乃至30mm程度の短繊維状
物あるいは短糸状物であればよい。
【0017】次に、この発明の実施形態である短繊維状
物圧送装置の作用について説明する。最初に投入装置1
の下部に設けられている振動装置2を作動させて、スプ
リングを介して細かい連続する振動、バイブレーション
を投入装置1に与える。次に短繊維状物Aは、投入装置
1の被投入部10へ作業者により投入される。被投入部
10は比較的幅が広いので短繊維状物Aの投入を容易に
行うことができる。被投入部10に投入された短繊維状
物Aは、繊維の向きが様々であったり、塊になっていた
りするが、投入装置1が被投入部10から排出口12へ
向かって低く傾斜していることと、振動装置2からの連
続した細かい振動により、徐々に塊がほどけ、それぞれ
を向いていた繊維の向きを下流側に向けて下流側へ向か
って移動していく。このとき円筒13が塊をほぐす作用
をする。短繊維状物Aは、中間通路部11を通過するに
つれてじょじょに通路幅が狭くなっていくため繊維は集
められるとともに繊維方向はほぼ同じ上下方向になる。
【0018】短繊維状物Aは、投入装置1の下流端部で
ある排出口12に自重により横長ホッパー3の吸引口3
0から、圧送管5内へ吸引される。
【0019】圧送管5は、エアバルブ6を開放させコン
プレッサー(エアコンプレッサー)4の作動により、圧
力を受けたエアを圧送管5内へ挿入させる。圧力エアは
さらに第1エア圧縮管51により圧縮され、圧力、速度
を増して、横長ホッパー3の吸引口30近傍を通り抜け
るため管内圧力を低下させ、短繊維状物Aを吸引口30
から吸引する作用があり、短繊維状物Aを下流側へ噴き
飛ばす。この圧縮エアと短繊維状物Aは、第2エア圧縮
管52のジェット管により、さらに圧縮された後、開放
されて管内に平均に分散され、速度を増して下流部圧送
管55内へ入り吐出部50から、コンクリート用ミキサ
ー70あるいは撹拌装置71内のレデーミスト中へ平均
に噴き出される。
【0020】コンクリート用ミキサー70あるいは撹拌
装置71内のレデーミスト中に強い圧力でばらばらに平
均して噴き出される短繊維状物Aは、予めコンクリート
用ミキサー70あるいは撹拌装置71内で撹拌されてい
るレデーミスト(モルタル、コンクリート)素材の量1
立方メートルに対して60kg乃至100kgが混入さ
れる。これにさらにモルタル、コンクリート用増強混和
剤を混入して短繊維状物入りレデーミスト流動物は製造
される。
【0021】次に、この発明の短繊維状物圧送装置を使
用して製造された短繊維状物を混入したレデーミスト流
動物を使用して法面C等の施工する施工方法を図3に基
づいて説明する。この実施形態では法面C等の施工方法
は、使用する短繊維状物入りレデーミスト流動物を数百
m圧送し法面等に吹き付けることが可能な流動物圧送装
置8を使用する。
【0022】短繊維状物を投入され混合されたレデーミ
スト流動物は、コンクリートミキサー車7のコンクリー
ト用ミキサー70あるいは撹拌装置71から、流動物圧
送装置8の流動物圧送ポンプ81を介して流動物合流圧
送管820に入り、下流圧送管823を通り法面Cへ吹
き付けられる。
【0023】流動物圧送装置8は、エアコンプレッサー
80、流動物圧送ポンプ81、エア流動物合流圧送管8
20を含む圧送管82、流動物吹出口83、エアチャン
バー84等から成る。
【0024】圧送管82は、コンプレッサー側エア管8
21と、流動物ポンプ管822と、エア流動物合流圧送
管820と、下流圧送管823とから成る。圧送管82
の先端は流動物吹出口824が設けられている。下流圧
送管823は、下流側端口で20〜40m程度の長さの
柔軟性のあるホースである遠距離吹き付け用管823
と、遠距離飛散用管(図示せず)とが着脱自在に用途に
応じて変更可能である。遠距離飛散用管は、4〜7m程
度の長さの直管から成る。
【0025】コンプレッサー側エア管821は、上流側
端口をエアコンプレッサー80に接続され、下流側端口
をエア流動物合流圧送管820の上流側口に接続され
る。流動物ポンプ管822は、上流側端を流動物圧送ポ
ンプ81に接続され、下流側端をエア流動物合流圧送管
820の流動物送入管の上流側口に接続される。流動物
ポンプ管822の途中にエアチャンバー(圧力タンク)
84を設ける。エアチャンバー84は上部に蓋を設け、
蓋は清掃等の作用のため開閉自在である。エアチャンバ
ー84は、モルタル等の流動物に流動物圧送ポンプ81
から生ずる波形圧力を連続安定形圧力に変え、混合作用
がある。
【0026】エア流動物合流圧送管820は、直管状の
主エア圧縮管と、主エア圧縮管に斜めに合流する流動物
送入管とから成る多枝状管である。主エア圧縮管は直線
状で管外径は変化しない円筒管であり、上流側入口で逆
止弁と接続し、下流側出口で下流圧送管823と接続し
ている。主エア圧縮管は、内部に第1ジェット管と、第
2ジェット管を設けている。
【0027】コンクリートミキサー車7のコンクリート
用ミキサー70あるいは攪拌装置71に、短繊維状物圧
送装置から短繊維状物Aを投入し、さらにセメントと水
と細骨材等の素材短繊維状物、モルタル接着増強剤(減
水剤、流動剤)等をミキシングして、富配合、高いスラ
ンプ値のレデーミスト流動物を作成する。この実施例で
は富配合、高いスランプ値のレデーミスト流動物は、ス
ランプ値18cm程度の高スランプ値の富配合である。
【0028】法面Cにレデーミスト流動物Bを吹き付け
施工する場合、まずエアコンプレッサー80を作動させ
圧縮空気を圧送管82のコンプレッサー側エア管821
に圧送する。これとほぼ同時に、流動物圧送ポンプ81
を作動させることによって、レデーミスト流動物Bは、
コンクリートミキサー車7のコンクリート用ミキサー7
0から流動物ポンプ管822を通って圧送され、また、
エアはコンプレッサー側エア管821を通って圧送さ
れ、さらに別管によって急硬剤が圧送され、それぞれエ
ア流動物合流圧送管820で合流する。
【0029】エアコンプレッサー80からのエアは、コ
ンプレッサー側エア管821を通り、エア流動物合流圧
送管820の主エア圧縮管に上流側入口から入り第1ジ
ェット管の径大の入口に入る。ここでエアは圧縮され圧
力、速度を増して、第1ジェット管の噴出口から噴射さ
れる。第1ジェット管の噴出口は、エア流動物合流圧送
管820の流動物送入管の合流位置の僅かに上流側であ
り、流動物送入管からエア進行方向に向かって斜めに合
流するレデーミスト流動物は、第1ジェット管の噴出口
からのエアと混合し、続いて第2ジェット管に入る。エ
アとレデーミスト流動物の混合物Bはさらに第2ジェッ
ト管によって圧縮されてから、開放され管内に分散され
下流圧送管823に噴出され、そのまま下流圧送管82
3を圧送され、作業者Pが支持する流動物吹出口83か
ら法面Cへ吹き出される。
【0030】第2ジェット管から噴出されたエア流動物
の混合物Bは、圧縮、開放により分散され小さな安定し
た安定団粒になる。
【0031】
【発明の効果】1.短繊維状物が、コンクリートミキサ
ー車のミキサーの内部に平均に噴き出されるため、均等
にかつ短時間で混ぜ合わすことが可能になった。 2.そのため短繊維状物入りモルタル、コンクリート流
動物の品質が向上し、高品質のモルタル、コンクリート
流動物の製造が従来に比較し非常に短時間で可能になっ
た。 3.従来のようにコンクリート用ミキサー等へ投入する
装置として、仮設足場やベルトコンベア等余分な装置を
必要としないため、作業性が向上した。さらに、ベルト
コンベアによる短繊維状物の巻き込み事故などが起こら
ないため作業の安全性が向上した。 4.高品質のモルタル、コンクリート流動物を使用する
ため、法面等の施工に使用する長い圧送管においても脈
動が起こらず、安定した吹き付け作業が行えるため、作
業の安全性が向上した。 5.短繊維状物が均等に混合されているため法面等の施
工に使用する長い圧送管の閉塞が起こりにくい、安全、
正確な圧送を行うことが可能になった。 6.法面等に吹き付けられる流動物に短繊維状物が均等
に混じり合わされ品質良く形成されるため、モルタル、
コンクリートの硬化収縮時に起こるクラック、ひび割れ
が起こりにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態である短繊維状物圧送装
置の部分説明図
【図2】 同じく短繊維状物圧送装置の投入部および振
動部の側面図
【図3】 同じく短繊維状物圧送装置を使用して行う法
面施工方法の説明図
【図4】 従来の短繊維状物を投入する装置(先行技術
1)
【図5】 従来の短繊維状物を投入する装置(先行技術
2)
【符号の説明】
1 投入装置 10 被投入部 11 中間通路部 12 排出部 13 円筒 2 振動装置 3 横長ホッパー 30 吸引口 4 コンプレッサー(エアコンプレッサー) 5 圧送管 50 吐出口 51 第1圧縮管 52 第2圧縮管 53 下流部圧送管 6 エアバルブ 7 コンクリートミキサー車 70 コンクリート用ミキサー 8 流動物圧送装置 80 エアコンプレッサー 81 流動物圧送ポンプ 82 圧送管 820 エア流動物合流圧送管 821 コンプレッサー側エア管 822 流動物ポンプ管 823 下流圧送管 83 流動物吹出口 84 エアチャンバー A 短繊維状物 B エア流動物混合物(短繊維状物入りレデーミスト流
動物とエア混合物) C 法面 P 吹き付け作業者
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年7月10日(2000.7.1
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決する為の手段】これらの課題を解決する
為、傾斜面を有する投入装置と、投入装置を細かく連続
して振動させる振動装置と、投入装置の下流部側に配設
される圧送管と、圧送管の上流側に配設されるコンプレ
ッサーとを有し、圧送管は、上流側にエアバルブを介し
てエアコンプエッサーに連通し、下流側に下流部圧送管
を設け下流側端部に吐出口を設けるとともに、圧送管の
ホッパーの吸引口の上流側にジェット管からなる第1エ
ア圧縮管を設け、吸引口の下流側にジェット管からなる
第2エア圧縮管を設けており、投入装置に投入された短
繊維状物が振動装置からの細かい振動により繊維方向を
均一化させつつ下流側へ移動し、コンプレッサーからの
圧力エアの力により吸引口から圧送管へ吸引され、短繊
維状物を圧送管内で平均して分散しつつ下流側へ搬送
し、圧送管の吐出口からコンクリート用ミキサー内ある
いは撹拌装置等の装置内で撹拌されているレデーミスト
中へ強い圧力で噴き出して注入することを特徴とする短
繊維状物圧送装置を提案する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】また、傾斜面を有する投入装置と、投入装
置を細かく連続して振動させる振動装置と、投入装置の
下流部側に配設される圧送管と、圧送管の上流側に配設
されるコンプレッサーとを有し、圧送管は、上流側にエ
アバルブを介してエアコンプエッサーに連通し、下流側
に下流部圧送管を設け下流側端部に吐出口を設けるとと
もに、圧送管のホッパーの吸引口の上流側にジェット管
からなる第1エア圧縮管を設け、吸引口の下流側にジェ
ット管からなる第2エア圧縮管を設けており、投入装置
に投入された短繊維状物が振動装置からの細かい振動に
より繊維方向を均一化させつつ下流側へ移動し、コンプ
レッサーからの圧力エアの力により吸引口から圧送管へ
吸引され、短繊維状物を圧送管内で平均して分散しつつ
下流側へ搬送し、圧送管の吐出口からコンクリート用ミ
キサー内あるいは撹拌装置等の装置内で撹拌されている
レデーミスト中へ強い圧力で噴き出して注入して短繊維
状物とレデーミストを混ぜて製造された短繊維状物入り
流動物を、エアコンプレッサー、流動物圧送ポンプ、エ
アと流動物とが合流するエア流動物合流圧送管を含む圧
送管、流動物吹出口、エアチャンバーを有し、数百m圧
送し法面等に吹き付けることが可能な流動物圧送装置を
使用して、流動物の材料分離を防止しつつ圧送して法面
等に吹き付けて施工することを特徴とする短繊維状物圧
送装置を使用する法面等の施工方法を提案する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B28C 5/40 B28C 5/40 4G056 E02D 17/20 104 E02D 17/20 104B E04G 21/02 E04G 21/02 Fターム(参考) 2D044 DC04 2E172 AA05 AA09 AA11 AA19 BA02 CA18 CA37 CA44 DC02 DC06 4D075 AC01 DA40 DC05 EA60 EC22 4G035 AB43 AC01 AE13 4G037 AA07 AA08 EA05 4G056 AA07 AA11 AA12 AA13 AA14 AA15 CB07 CB11 CB31 CE04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾斜面を有する投入装置と、投入装置を
    細かく連続して振動させる振動装置と、投入装置の下流
    部側に配設される圧送管と、圧送管の上流側に配設され
    るコンプレッサーとを有し、投入装置に投入された短繊
    維状物が振動装置からの細かい振動により繊維方向を均
    一化させつつ下流側へ移動し、コンプレッサーからの圧
    力エアの力により圧送管へ吸引され、短繊維状物を管内
    で分散しつつ下流側へ搬送し、吐出口からコンクリート
    用ミキサーあるいは撹拌装置等の装置内で撹拌されてい
    るレデーミスト中へ注入することを特徴とする短繊維状
    物圧送装置。
  2. 【請求項2】 傾斜面を有する投入装置と、投入装置を
    細かく連続して振動させる振動装置と、投入装置の下流
    部側に配設される圧送管と、圧送管の上流側に配設され
    るコンプレッサーとを有し、投入装置に投入された短繊
    維状物が振動装置からの細かい振動により繊維方向を均
    一化させつつ下流側へ移動し、コンプレッサーからの圧
    力エアの力により圧送管へ吸引され、短繊維状物を管内
    で分散しつつ下流側へ搬送し、吐出口からコンクリート
    用ミキサーあるいは撹拌装置等の装置内で撹拌されてい
    るレデーミスト中へ注入する短繊維状物圧送装置を使用
    してコンクリート用ミキサーあるいは撹拌装置等の装置
    内で撹拌されているレデーミシト中へ注入して短繊維状
    物とレデーミストを混ぜて製造された短繊維状物入り流
    動物を、エアと流動物とが合流するエア流動物合流圧送
    管を有する流動物圧送装置を使用して、流動物の材料分
    離を防止しつつ圧送して法面等に吹き付けて施工するこ
    とを特徴とする短繊維状物圧送装置を使用する法面等の
    施工方法。
JP10171199A 1999-04-08 1999-04-08 短繊維状物圧送装置および短繊維状物圧送装置を使用する法面等の施工方法 Expired - Fee Related JP3193697B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10171199A JP3193697B2 (ja) 1999-04-08 1999-04-08 短繊維状物圧送装置および短繊維状物圧送装置を使用する法面等の施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10171199A JP3193697B2 (ja) 1999-04-08 1999-04-08 短繊維状物圧送装置および短繊維状物圧送装置を使用する法面等の施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000289020A true JP2000289020A (ja) 2000-10-17
JP3193697B2 JP3193697B2 (ja) 2001-07-30

Family

ID=14307901

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10171199A Expired - Fee Related JP3193697B2 (ja) 1999-04-08 1999-04-08 短繊維状物圧送装置および短繊維状物圧送装置を使用する法面等の施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3193697B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105019660A (zh) * 2015-07-08 2015-11-04 李德安 一种振动推链式混凝土喷射机
CN105735647A (zh) * 2016-02-25 2016-07-06 中国新兴建筑工程总公司 一种混凝土输送管浇筑端口的封堵装置及其连接结构
JP2018083388A (ja) * 2016-11-25 2018-05-31 株式会社Ihi建材工業 繊維分散装置及びコンクリート製造装置
JP2019043100A (ja) * 2017-09-06 2019-03-22 株式会社Nippo セメント混合物の繊維投入装置及び方法
CN111716543A (zh) * 2020-07-06 2020-09-29 山东鼎鲁建筑有限公司 一种纤维混凝土生产装置
CN114215357A (zh) * 2021-11-11 2022-03-22 浙江大学 基于输入整形与时滞补偿相结合的泵车臂架末端抑振方法
CN115038514A (zh) * 2019-11-26 2022-09-09 聚合物技术全球公司 用于淤泥细土的混合装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106182433A (zh) * 2016-08-30 2016-12-07 苏州工机械有限公司 添加剂添加装置、混料系统及其作业方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105019660A (zh) * 2015-07-08 2015-11-04 李德安 一种振动推链式混凝土喷射机
CN105735647A (zh) * 2016-02-25 2016-07-06 中国新兴建筑工程总公司 一种混凝土输送管浇筑端口的封堵装置及其连接结构
JP2018083388A (ja) * 2016-11-25 2018-05-31 株式会社Ihi建材工業 繊維分散装置及びコンクリート製造装置
JP2019043100A (ja) * 2017-09-06 2019-03-22 株式会社Nippo セメント混合物の繊維投入装置及び方法
CN115038514A (zh) * 2019-11-26 2022-09-09 聚合物技术全球公司 用于淤泥细土的混合装置
CN111716543A (zh) * 2020-07-06 2020-09-29 山东鼎鲁建筑有限公司 一种纤维混凝土生产装置
CN111716543B (zh) * 2020-07-06 2021-09-07 中铁十八局集团北京工程有限公司 一种纤维混凝土生产装置
CN114215357A (zh) * 2021-11-11 2022-03-22 浙江大学 基于输入整形与时滞补偿相结合的泵车臂架末端抑振方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3193697B2 (ja) 2001-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1417081A1 (en) Apparatus and method for mixing and dispensing an additive-enhanced slurry
AU2002346070A1 (en) Apparatus and method for mixing and dispensing an additive-enhanced slurry
JP3193697B2 (ja) 短繊維状物圧送装置および短繊維状物圧送装置を使用する法面等の施工方法
US4978073A (en) Apparatus for pneumatically discharging liquified building material containing a hardener
JP2001248164A (ja) 混合物の吹き付け工法とその装置
JPH10328586A (ja) 混合吹付け方法および混合吹付けノズル
US5224654A (en) Apparatus for pneumatically discharging liquified building material containing a hardener
JP2003251165A (ja) ライニング装置用の撹拌混合器
JP2005213732A (ja) モルタル又はコンクリート用吹付け装置
JPH11197556A (ja) モルタル覆工用吹付システム
JP3588032B2 (ja) 混合物の吹き付け工法とその装置
JP2019157564A (ja) モルタル又はコンクリート吹付方法、及びその吹付装置
JP2834670B2 (ja) 骨材混合流体供給装置及び方法
JP2003205260A (ja) 流動物圧送吹付方法及び流動物圧送吹付装置
CN210256741U (zh) 一种制砖用高效配料机
CN217414486U (zh) 施工公路基层用土凝岩固化剂的自动拌合输送装置
JP2004053195A (ja) 不定形耐火物の混練装置および施工装置
JP3749925B2 (ja) 粉体スラリー化装置及び粉体スラリ−化方法
JPH01177972A (ja) 液体ジェット加工装置の研摩材供給装置
JP6987575B2 (ja) セメント混合物の繊維投入装置及び方法
JPH10266569A (ja) 工事用材料の吹き付け方法とその装置
JPH0747536A (ja) 骨材入り気泡モルタルの製造装置
JP2001288751A (ja) 吹付け機
KR20110011183A (ko) 숏크리트 타설장비의 건식급결재 혼합장치.
JP2002068816A (ja) 流動物圧送吹き付け施工方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees