JP3185541U - 椅子用ホルダー - Google Patents

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Abstract

【課題】不使用時の保管が容易で、使用の際には所定の物品を保持できる椅子用ホルダーを提供する。
【解決手段】前後に配置された複数のパイプ椅子10の背もたれ15の後面に取り付けられてペットボトル29等や紙メディアを保持するために用いられるホルダー20を、椅子取付部材と、容器保持部材またはシート保持部材とで構成した。椅子取付部材には、背もたれ15に取り付けるためのフック部22と孔等とが備わっている。容器保持部材やシート保持部材には、孔等に係合する突片等が備わっている。
【選択図】図1

Description

本考案は、前後に配置された複数の椅子の背もたれの後面に取り付けられて所定の物品を保持するために用いられる椅子用ホルダーに関する。
従来から、例えば、コンサート会場や講習会の会場等の中には、折り畳み式のパイプ椅子を左右前後に配置して客席を設け、コンサートや講習の終了後にはパイプ椅子を折り畳んで片付けるようにしているところもある。このような会場においては、配置された各椅子の周囲には、着座者が携帯する物を置くための場所がないため、各椅子に座った着座者は、飲料水を飲みたい場合には、飲料水が入ったペットボトルやコップ等の容器を手で持つか床に置く等しなければならない。また、講習会においては、資料や筆記用のノート等の複数のシート状物品を同時に手で持たなければならない場合もある。
このため、椅子の背もたれに着脱可能に取り付けてコップを保持することのできるコップホルダーが開発されている(特許文献1参照)。このコップホルダーは、フックと、上縁と、底板と、上縁と底板とを連結する両サイドフルールとからなっており、フックを椅子の背もたれの上端部に引っ掛けて、上縁内にドリンクが入ったコップを通し、そのコップの底部を底板に支持させるようにしている。
実用新案登録第3021109号公報
しかしながら、前述したコップホルダーを多数個用いる場合には、嵩張るため不使用時に箱等に収容し難くいとともに、保管のための広いスペースが必要になるという問題がある。また、前述したコップホルダーは、コップしか保持することができず他の用途で用いることができない。
本考案は、前述した問題に対処するためになされたもので、その目的は、不使用時の保管が容易で、使用の際には所定の物品を保持できる椅子用ホルダーを提供することである。なお、下記本考案の各構成要件の記載においては、本考案の理解を容易にするために、実施形態の対応箇所の符号を括弧内に記載しているが、本考案の構成要件は、実施形態の符号によって示された対応箇所の構成に限定解釈されるべきものではない。
前述した目的を達成するため、本考案に係る椅子用ホルダーの構成上の特徴は、前後に配置された複数の椅子(10)の背もたれ(15)の後面に取り付けられて所定の物品(29,29a,29b,29c,39,39a)を保持するために用いられる椅子用ホルダー(20,20a,40,40a)であって、背もたれに取り付けるための取付部(22)と、取付部の下方に形成された被係合部(23a,23b,43a,43b,43c)とを備えた椅子取付部材(21,41)と、被係合部に着脱可能に係合できる係合部(28a,28b,38a,38b,48a,48b,48c,58a,58b,58c)を備え、係合部を被係合部に係合させることにより、椅子取付部材に取り付けられて所定の物品を保持する保持部材(25,35,45,55)とを備えたことにある。
本考案に係る椅子用ホルダーは、取付部と被係合部とを備えた椅子取付部材と、保持部材とを備えており、取付部は、椅子取付部材を椅子の背もたれに取り付けるためのものである。また、椅子取付部材の被係合部には、保持部材の被係合部が着脱可能に係合できる。このため、保持部材を、例えば、飲料水を収容するペットボトルやコップ等の容器を保持するための容器保持部材や、紙からなる資料等のシート状物品を保持するためのシート保持部材で構成し、これらを、椅子取付部材に組み付けることにより、容器やシート状物品を椅子用ホルダーを介して椅子の背もたれに保持させることができる。
このように、本考案によると、前後に配置された椅子のうちの前の椅子の背もたれの後面を利用して所定の物品を保持することができる。このため、コンサート会場において、拍手をする際に、容器が邪魔になったり、講習会において、ノートに筆記する際に資料が邪魔になったりすることを防止できる。また、コンサートや講習会等の終了後には、回収した椅子用ホルダーを、椅子取付部材と保持部材とに分離して収納箱等に収容できるため、嵩張ることを防止して効率よく保管することができる。なお、椅子取付部材は、椅子の背もたれに対して容易に着脱できるようにすることが好ましいが、ねじ等の固着部材で背もたれに固定してもよい。
本考案に係る椅子用ホルダーの他の構成上の特徴は、所定の物品が、複数の異なる携帯用物品であり、保持部材が椅子取付部材に取替え可能に取り付けられて複数の異なる携帯用物品のいずれかを保持する保持部材であることにある。この場合の携帯用物品とは、通常、手で持ち運びされる物や手で持ち運びできる物で、前述した容器やシート状物品の外、傘、ステッキ、バッグ等が含まれる。そして、各携帯用物品に対応する保持部材は、各携帯用物品を把持したり吊るしたりできるように構成する。
本考案に係る椅子用ホルダーのさらに他の構成上の特徴は、所定の物品が飲料水を収容する容器(29,29a,29b,29c)およびシート状物品(39,39a)であり、保持部材が椅子取付部材に取替え可能に取り付けられて容器またはシート状物品を保持する容器保持部材(25,45)およびシート保持部材(35,55)であることにある。本考案によると、ペットボトルやコップ等の容器を保持するための容器保持部材と、紙やプラスチックシート等からなる資料、ノート、本等のシート状物品を保持するシート保持部材とを、適宜、取り替えて椅子取付部材に組み付けることにより、任意の容器やシート状物品を椅子の背もたれに保持させることができる。
本考案に係る椅子用ホルダーのさらに他の構成上の特徴は、容器保持部材が、容器を挿通させる穴部(27a)を備えた上部支持部(27)と、上部支持部の下方に配置されて容器の底部を支持する下部支持部(28)とを備えていることにある。本考案によると、ペットボトルやコップ等の飲料水を収容する容器を確実に保持することができる。なお、本考案における上部支持部の形状は平面視で環状であってもよいし、C字状であってもよい。要は、下部支持部で容器の底部を支持し、上部支持部で容器の胴部周囲を支えて容器を起立状態に保持できればよい。
本考案に係る椅子用ホルダーのさらに他の構成上の特徴は、シート保持部材が、シート状物品を支持する板状の支持面部(36a,56a)と、支持面部の下端から後方に延びる下面部(36b)と、下面部の後端から支持面部に対向して上方に延び支持面部とでシート状物品を挟むことのできるシート押さえ部(37)とを備えていることにある。本考案によると、パンフレット、資料、ノート等のシート状物品を確実に保持することができる。なお、本考案において前後方向は、椅子に座った人を基準にしており、視線の先を前方、その反対を後方とする。
本考案に係る椅子用ホルダーのさらに他の構成上の特徴は、椅子取付部材が、背もたれの上端部に上方から係合可能なフック部(22)と、フック部の後部から下方に延び被係合部が形成された連結部(23,43)とで構成されていることにある。本考案では、椅子取付部材に、背もたれの上端部に上方から係合可能なフック部が備わっているため、椅子用ホルダーを椅子に対して容易に着脱できるようになる。本考案によると、折り畳み式のパイプ椅子等の簡易の椅子に用いる際に好適な椅子用ホルダーが得られる。
本考案に係る椅子用ホルダーのさらに他の構成上の特徴は、椅子取付部材の後面に平面部(23c)を形成し、平面部に広告(24)を表示したことにある。本考案によると、所定の物品を保持するホルダーに広告機能を持たせることができる。この場合の広告は、宣伝、案内、注意事項など種々の告知事項の表示であり、椅子取付部材の平面部に印刷されたものであってもよいし、シール等に印刷されたものを椅子取付部材の平面部に貼り付けたものであってもよい。また、場合によっては、保持部材を椅子取付部材に組み付けず、椅子取付部材だけを椅子に取り付けて広告用に用いてもよい。
本考案に係る椅子用ホルダーのさらに他の構成上の特徴は、被係合部を孔(23a,23b,43a,43b,43c)で構成し、係合部を突片(28a,28b,38a,38b,48a,48b,48c,58a,58b,58c)で構成したことにある。本考案によると、孔からなる被係合部に、突片からなる係合部を挿し込んで係合させるだけで保持部材の椅子取付部材への取り付けができ、孔と突片との係合を解除させるように、椅子取付部材に対して保持部材を移動させるだけで保持部材を椅子取付部材から取り外すことができるため、保持部材の椅子取付部材への着脱が容易になる。
パイプ椅子の背もたれに本考案の第一実施形態に係るホルダーを取り付けて丸形ペットボトルを保持させた状態を示しており、(a)は斜め後方から見た斜視図、(b)は斜め前方から見た斜視図である。 第一実施形態に係るホルダーを示した斜視図である。 第一実施形態に係るホルダーに備わった椅子取付部材を示した斜視図である。 椅子取付部材と保持部材との組付け状態を示した斜視図である。 第一実施形態に係るホルダーに丸形ペットボトルを保持させた状態を示した斜視図である。 第一実施形態に係るホルダーに角形ペットボトルを保持させた状態を示した斜視図である。 第一実施形態に係るホルダーに大形の丸形ペットボトルを保持させた状態を示した斜視図である。 第一実施形態に係るホルダーに大形の角形ペットボトルを保持させた状態を示した斜視図である。 第二実施形態に係るホルダーを示した斜視図である。 第二実施形態に係るホルダーに横長の紙メディアを保持させた状態を示した斜視図である。 第三実施形態に係るホルダーの要部を示しており、(a)は斜め後方から見た斜視図、(b)は斜め前方から見た斜視図である。 第三実施形態に係るホルダーに大形の丸形ペットボトルを保持させた状態を示しており、(a)は斜め前方から見た斜視図、(b)は側面図である。 第四実施形態に係るホルダーに縦長の紙メディアを保持させた状態を示しており、(a)は斜め前方から見た斜視図、(b)は側面図である。
(第一実施形態)
以下、本考案の第一実施形態を図面を用いて説明する。図1(a),(b)は、折り畳み式のパイプ椅子10の上部後面に本実施形態に係るホルダー20を取り付けて、そのホルダー20に飲料水が収容された丸形350ccのペットボトル29を保持させた状態を示している。パイプ椅子10は、主フレーム11と、クッション12と、副フレーム13と、シート14とで構成されている。主フレーム11は、鉄パイプからなっており、縦長の四角枠状部11aの両側部の下部に補強部11bを掛け渡した形状をしている。そして、四角枠状部11aの上部11cの内側にはクッション12が取り付けられており、この上部11cとクッション12とで背もたれ15が構成されている。また、主フレーム11の下部はパイプ椅子10の前脚を構成している。
副フレーム13は、鉄パイプを上方が開放された略コ字状に形成して、その両側部の中央に補強部13aを掛け渡した構成をしており、上端部がそれぞれ主フレーム11の両側部の中央部分に支軸13bによって回転可能に連結されている。シート14は、鉄パイプからなる略正方形の枠状部14aの内側に板部材とクッション材とからなる座面部14bを組み付けて構成されている。そして、シート14は、両側部の後部側部分が支軸13cによって副フレーム13の両側上部に回転可能に連結され、両側部の中央部分がリンク機構16によって主フレーム11の両側における支軸13bが取り付けられた部分よりも下方に連結されている。このパイプ椅子10は、シート14を支軸13cを中心として回転することにより、図1(a),(b)に示した使用状態に広げたり、平面状に畳んだりすることができる。
ホルダー20は、図2に示したように、椅子取付部材21と容器保持部材25とで構成されており、金属または樹脂の板からなっている。椅子取付部材21は、図3に示したように、フック部22と連結部23とを一体に形成して構成されている。フック部22は、上面部22aと、上面部22aの前端から下方に延びる係合片22bとからなっており、上面部22aの前後方向の長さと係合片22bの上下方向の長さとは、それぞれパイプ椅子10の四角枠状部11aを構成するパイプの直径よりもやや長くなっている。このフック部22で、本考案に係る取付部が構成される。
連結部23は、上面部22aの後端から下方に延びる縦長の平面板状に形成されており、その下部に、左右に間隔を保って前後に貫通する横長の一対の孔23a,23bが形成されている。この孔23a,23bで本考案に係る被係合部が構成される。また、連結部23の後面における孔23a,23bよりも上方に位置する平面部23cには、広告シール24が貼り付けられている。この椅子取付部材21の左右の幅は後述する丸形500ccのペットボトル29b(図7参照)の直径よりも少し長くなっている。
容器保持部材25は、側面部26と、上部支持部27と、下部支持部28と、一対の突片28a,28bとで構成されている。側面部26は、上部の左右方向の幅が、椅子取付部材21の左右方向の幅と同じで、下部の左右方向の幅がそれよりも短かくなったT字形に形成されている。上部支持部27は、側面部26の上部両側の下縁部から後方のやや斜め上方に延びる平面視がコ字形の枠で構成されており、内部に形成された穴部27aは、一辺の長さがペットボトル29bの直径よりも僅かに長い略正方形になっている。下部支持部28は、側面部26の下縁部から後方に延びる平面視が略正方形の平面板で構成されている。
突片28a,28bは、側面部26の上縁部から左右に孔23a,23bと同じ間隔を保って前方の斜め下方に延びる略正方形の板状突起で構成されている。各突片28a,28bの左右の幅は、各孔23a,23bの左右の幅よりも僅かに短くなっており、図4に示したように、突片28a,28bを後方から孔23a,23bに挿し込むことにより、容器保持部材25を椅子取付部材21に組み付けることができる。そして、ペットボトル29を上方から上部支持部27の穴部27aに通し、ペットボトル29の底部を下部支持部28の上面に位置させることにより、図5に示したように、ペットボトル29をホルダー20に保持させることができる。
また、容器保持部材25を背もたれ15の後面側に位置させるようにしてホルダー20を背もたれ15の上方から下降させて、フック部22と連結部23との間に背もたれ15の上端部を挿し込むことによりホルダー20を背もたれ15に取り付けることができ、そのホルダー20にペットボトル29を保持させることにより、図1(a),(b)に示した状態になる。また、ホルダー20には、図6に示した角形350ccのペットボトル29a、図7に示した丸形500ccのペットボトル29b、図8に示した角形500ccのペットボトル29cを保持させることもできる。
このように、本実施形態に係るホルダー20は、パイプ椅子10の背もたれ15に着脱可能な椅子取付部材21と、椅子取付部材21に着脱可能な容器保持部材25とで構成されている。このため、パイプ椅子10が、コンサート会場に配置された複数のものである場合には、着座者は、ペットボトル29等をホルダー20に保持させて演奏を聴くことができる。この場合、飲料水を飲むときだけ、手でペットボトル29等を持つようになるため、拍手をする際に、ペットボトル29等が邪魔になることはない。また、使用後には、椅子取付部材21と容器保持部材25とを分離して、それぞれ同じもの同士を重ねて保管することができるため、嵩張ることを防止して効率よく保管することができる。
さらに、容器保持部材25には、ペットボトル29等の底部を支える下部支持部28と、ペットボトル29等の胴部を支える上部支持部27とが備わっているため、ペットボトル29等を傾倒させることなく起立状態に保持することができる。また、ホルダー20の背もたれ15に対する着脱は、ホルダー20を背もたれ15に対して上下に移動させるだけで済むため極めて簡単である。さらに、容器保持部材25の椅子取付部材21への着脱も、突片28a,28bを、孔23a,23bに挿し込んだり、孔23a,23bから引き抜いたりするだけで済むため極めて簡単である。また、椅子取付部材21の平面部23cには、広告シール24が貼り付けられているため、着座者は、ペットボトル29等を手で持ったりホルダー20に保持させたりするたびに、広告シール24が目に入るようになる。このため広告効果が大になる。
(第二実施形態)
図9は、本考案の第二実施形態に係るホルダー20aを示している。このホルダー20aは、前述した椅子取付部材21に、シート保持部材35を組み付けて構成されている。シート保持部材35は、左右の幅が椅子取付部材21の左右の幅よりも少し長い縦長の金属板の下部側の略1/3を後方と上方とに順次折り曲げた形状をしている。このように折り曲げることによって、シート保持部材35は、支持面部36aと、支持面部36aの下端から後方に延びる下面部36bと、下面部36bの後端から支持面部36aに対向して上方に延びるシート押さえ部37とが形成されており、支持面部36aの上端には一対の突片38a,38bが形成されている。
支持面部36aは、上下の長さが左右の幅よりも少し長くなった四角板状に形成されており、下面部36bは、前後の幅が短い平面状に形成されている。下面部36bの前後の幅は、任意に設定できるが、20〜30枚の用紙の厚み程度に設定することが好ましい。シート押さえ部37は、下面部36bの後端部から、支持面部36aの上下方向の中央部分に向かって延びており、その上部に上下の長さが短い折り返し部37aが形成されている。すなわち、シート押さえ部37は、下方から上方にいくほど支持面部36aに接近するようにして支持面部36aに対向しており、折り返し部37aは、下方から上方にいくほど支持面部36aから離れるように形成されている。突片38a,38bは、突片28a,28bと同様に形成されて、椅子取付部材21の孔23a,23bに係合可能になっている。
このように構成されたホルダー20aは、ホルダー20と同様にして、パイプ椅子10の背もたれ15に取り付けられ、図10に示したように、例えば情報が印刷された紙メディア39を保持することができる。この紙メディア39は、A4サイズの複数の紙で構成されており、長手方向を横向きにして、下端部が下面部36bに支持された状態で、支持面部36aとシート押さえ部37とに挟まれている。紙メディア39は、支持面部36aの後面に沿わすようにして下降させることにより、折り返し部37aを支持面部36aから離すようにして支持面部36aとシート押さえ部37との間に入っていき、下端部が下面部36bに当接したときには、シート押さえ部37の弾性によって、支持面部36aとシート押さえ部37とに挟持される。
本実施形態に係るホルダー20aによると、パイプ椅子10が、講習会場に配置された複数のものである場合には、着座者は、ノートに筆記するときなどに、紙メディア39が邪魔になったりすることを防止できる。このホルダー20aのそれ以外の作用効果は、前述したホルダー20の作用効果と同様である。なお、椅子取付部材21と、容器保持部材25と、シート保持部材35とを一組として準備しておき、用途に応じて容器保持部材25と、シート保持部材35とを取り替えて使用することもできる。
(第三実施形態)
図11(a),(b)は、本考案の第三実施形態に係るホルダー40の要部を示している。このホルダー40は、椅子取付部材41と容器保持部材45とで構成されており、前述したホルダー20と略同じ大きさに形成されている。そして、椅子取付部材41の連結部43には、左右に配置された一対の孔43a,43bと、孔43a,43bの中央上方に位置して、孔43a,43bとで三角形を描くように形成された孔43cとが備わっている。孔43a,43bは、前述した孔23a,23bと同形同大でかつ同じ間隔で形成されており、連結部43の下端部と孔43a,43bとの間の長さは、連結部23の下端部と孔23a,23bとの間の長さよりも少し短くなっている。また、孔43cは、孔43a,43bよりも少し小さな横長の貫通孔で構成されている。
容器保持部材45の側面部46は、側面部26と同様、T字形に形成されているが、T字形の上部の横片の上下の長さが、側面部26のT字形の横片の上下の長さよりも少し長くなっている。そして、側面部46の上部に、左右に配置された一対の突片48a,48bと、突片48a,48bの中央上方に位置して、突片48a,48bとで三角形を描くように形成された突片48cとが形成されている。突片48a,48bは、側面部46の上下方向の略中央に、略正方形の下縁部以外の部分にコ字状の切込みを設け、その切込みが設けられた部分を前方に折り曲げた形状に形成されている。また、突片48cは、側面部46の上縁部の中央から前方に延びる突起で構成されており、突片48a,48bよりも少し小さくなっている。
このホルダー40のそれ以外の部分の構成は、前述したホルダー20と同一である。したがって、同一部分に同一符号を記して、説明は省略する。このホルダー40では、突片48a,48b,48cを後方から孔43a,43b,43cに挿し込むことにより、容器保持部材45を椅子取付部材41に組み付けることができる。そして、図12(a),(b)に示したように、ホルダー40にペットボトル29b等を保持させることができる。このホルダー40によると、容器保持部材45の椅子取付部材41への組み付けが、ともに3つの孔43a,43b,43cと突片48a,48b,48cとの係合によって行われるためより確実なものになる。このホルダー40のそれ以外の作用効果は、前述したホルダー20と同様である。
(第四実施形態)
図13(a),(b)は、本考案の第四実施形態に係るホルダー40aに紙メディア39aを保持させた状態を示している。このホルダー40aは、前述した椅子取付部材41に、シート保持部材55を組み付けて構成されている。シート保持部材55では、支持面部56aの上下方向の長さが、前述したシート保持部材35の支持面部36aの上下方向の長さよりも長くなっている。そして、支持面部56aの上部に、容器保持部材45の突片48a,48b,48cと同形同大かつ同じ配置で突片58a,58b,58cが形成されている。このホルダー40aのそれ以外の部分の構成は、前述したホルダー20aと同一である。したがって、同一部分に同一符号を記して説明は省略する。
このように構成されたホルダー40aによると、紙メディア39aを長手方向を縦向きにして保持することができる。このホルダー40aのそれ以外の作用効果は、前述したホルダー40の作用効果と同様である。この場合も、椅子取付部材41と、容器保持部材45と、シート保持部材55とを一組として準備しておき、用途に応じて容器保持部材45と、シート保持部材55とを取り替えて使用することができる。
また、本考案に係る椅子用ホルダーは、前述した各実施形態に限定するものでなく、適宜、変更して実施することが可能である。例えば、前述した各実施形態では、取付部を椅子取付部材21,41の上端に設けたフック部22で構成しているが、このフック部22を省略して、連結部23,43の上部にねじ挿通穴を形成し、このねじ挿通穴で取付部を構成してもよい。この場合、ねじ等の固着部材を用いて椅子取付部材21,41を背もたれの後面に固定しておく。そして、必要に応じて、容器保持部材25,45やシート保持部材35,55を椅子取付部材21,41に組み付ける。これによると、ホルダー20等のすべての部分が背もたれの後面に位置するため、前の椅子の着座者から影響を受けることがないとともに、ホルダー20等の椅子への取り付けがより安定したものになる。
また、前述した各実施形態では、椅子を折り畳み式のパイプ椅子10としているが、本考案に係る椅子はこれに限らず種々の椅子を用いることができ、複数個の椅子が前後に配置されていれば固定式の椅子であってもよい。さらに、保持部材としては、傘、ステッキ、バッグ等を保持するものを用いることもできる。例えば、傘やステッキを保持する保持部材としては、前述した容器保持部材25,45から上部支持部27よりも下側の部分を除去した形状にすることができる。この場合、下部よりも上部が大径になったコップを保持するために用いることもできる。また、バッグを保持する保持部材としては、取っ手やショルダーストラップを引っ掛けることができるフックを備えたものにすることができる。
さらに、前述した各実施形態では、平面部23cに施された広告を広告シール24で構成しているが、この広告は平面部23cに印刷されたものであってもよい。また、この広告としては、企業の宣伝、プログラム、注意書き等種々の内容にすることができる。さらに、本考案に係る椅子用ホルダーは、前述した構成以外の部分についても、本考案の技術的範囲で、適宜変更することができる。
10…パイプ椅子、15…背もたれ、20,20a,40,40a…ホルダー、21,41…椅子取付部材、22…フック部、23,43…連結部、23a,23b,43a,43b,43c…孔、23c…平面部、24…広告シール、25,45…容器保持部材、27…上部支持部、27a…穴部、28…下部支持部、28a,28b,38a,38b,48a,48b,48c,58a,58b,58c…突片、29,29a,29b,29c…ペットボトル、35,55…シート保持部材、36a,56a…支持面部、36b…下面部、37…シート押さえ部、39,39a…紙メディア。

Claims (8)

  1. 前後に配置された複数の椅子の背もたれの後面に取り付けられて所定の物品を保持するために用いられる椅子用ホルダーであって、
    前記背もたれに取り付けるための取付部と、前記取付部の下方に形成された被係合部とを備えた椅子取付部材と、
    前記被係合部に着脱可能に係合できる係合部を備え、前記係合部を前記被係合部に係合させることにより、前記椅子取付部材に取り付けられて前記所定の物品を保持する保持部材とを備えたことを特徴とする椅子用ホルダー。
  2. 前記所定の物品が、複数の異なる携帯用物品であり、前記保持部材が前記椅子取付部材に取替え可能に取り付けられて前記複数の異なる携帯用物品のいずれかを保持する保持部材である請求項1に記載の椅子用ホルダー。
  3. 前記所定の物品が飲料水を収容する容器およびシート状物品であり、前記保持部材が前記椅子取付部材に取替え可能に取り付けられて前記容器または前記シート状物品を保持する容器保持部材およびシート保持部材である請求項1に記載の椅子用ホルダー。
  4. 前記容器保持部材が、前記容器を挿通させる穴部を備えた上部支持部と、前記上部支持部の下方に配置されて前記容器の底部を支持する下部支持部とを備えている請求項3に記載の椅子用ホルダー。
  5. 前記シート保持部材が、前記シート状物品を支持する板状の支持面部と、前記支持面部の下端から後方に延びる下面部と、前記下面部の後端から前記支持面部に対向して上方に延び前記支持面部とで前記シート状物品を挟むことのできるシート押さえ部とを備えている請求項3または4に記載の椅子用ホルダー。
  6. 前記椅子取付部材が、前記背もたれの上端部に上方から係合可能なフック部と、前記フック部の後部から下方に延び前記被係合部が形成された連結部とで構成されている請求項1ないし5のうちのいずれか一つに記載の椅子用ホルダー。
  7. 前記椅子取付部材の後面に平面部を形成し、前記平面部に広告を表示した請求項1ないし6のうちのいずれか一つに記載の椅子用ホルダー。
  8. 前記被係合部を孔で構成し、前記係合部を突片で構成した請求項1ないし7のうちのいずれか一つに記載の椅子用ホルダー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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