JP3185400U - 介護用パンツ - Google Patents
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Abstract
【課題】排泄物を洗浄除去し乾燥した後に繰り返し再使用可能な吸収部材を有する介護用パンツを提供する。
【解決手段】パンツ本体2と吸収部材3とを具備する介護用パンツ1である。パンツ本体2は少なくとも外側に防水部材層を有する柔軟な材質であり、吸収部材3は少なくとも内側に排泄物を吸収保持する吸収材と外側に防水部材を有する2層以上を重ね合わせた柔軟な材質であり、且つ、吸収部材3は吸収保持した排泄物を洗浄除去し乾燥した後に繰り返し再使用可能である材質からなる。吸収部材3の外側面とパンツ本体2の内側面が相互に着脱自在な固着部10を具備する。さらには、吸収部材3の両端部はパンツ本体2の半腰巻部4を越えて突出した張り出し部を有し、該張り出し部の外側面とパンツ本体2の外側面に別途設けた着脱自在な端固着部を具備する。
【選択図】図1
【解決手段】パンツ本体2と吸収部材3とを具備する介護用パンツ1である。パンツ本体2は少なくとも外側に防水部材層を有する柔軟な材質であり、吸収部材3は少なくとも内側に排泄物を吸収保持する吸収材と外側に防水部材を有する2層以上を重ね合わせた柔軟な材質であり、且つ、吸収部材3は吸収保持した排泄物を洗浄除去し乾燥した後に繰り返し再使用可能である材質からなる。吸収部材3の外側面とパンツ本体2の内側面が相互に着脱自在な固着部10を具備する。さらには、吸収部材3の両端部はパンツ本体2の半腰巻部4を越えて突出した張り出し部を有し、該張り出し部の外側面とパンツ本体2の外側面に別途設けた着脱自在な端固着部を具備する。
【選択図】図1
Description
本考案は、パンツ本体と吸収部材からなり、吸収部材が繰り返し再使用可能である介護用パンツに関する。
従来、失禁パンツとして、特許文献1に開示されているように、パンツ本体の股部内側に防水シートを設け、さらに防水シートの人体と接触する側に通気性の表面シートを設け、これら2枚のシートの後端を部分的に接着し略ポケット状としたものであって、ポケットに吸収部材の端を挿入し2枚のシートの間に吸収部材を挟みこむことで吸収部材を固定し、表面シートの端をめくって吸収部材を容易に交換することができるものが知られている。また吸収部材としては、2枚の不織布の全周縁を接合することにより形成された内部の空間に略粒状または略粉状の吸収ポリマーを封入したものが知られている。
しかしながら、特許文献1に開示されている失禁パンツでは、吸収部材に使用されるポリマー等は一度しか使用できず、使用後は廃棄処分せざるを得なかった。したがって、長期に渡って失禁パンツを使用し続ける必要がある場合、吸収部材を継続して大量に購入する必要があり、金銭的な負担が大きかった。
また、吸収部材は容易に交換できても、表面シートがパンツ本体と一体であるため、パンツ本体を交換するまで表面シートについた尿等の汚れはパンツ本体に残存し、陰部が不潔となるという問題もあった。
加えて、吸収部材はシートの間に挟まれているが、安定して固定されていないため、吸収部材がパンツ本体内でずれることによる尿漏れを防ぐことができず、特にパンツ装着時に激しく体を動かすと吸収部材が外れるおそれもあった。
本考案は、上記の課題を解決するためなされたものであって、吸収部材を繰り返し再使用することができ、吸収部材がずれることによる排泄物の漏れを防ぎ、より清潔な状態で使用でき、吸収部材の着脱及びパンツ自体の着脱が容易である介護用パンツを提供することを目的とする。
請求項1に記載の介護用パンツは、幅広な横方向両端部の内側面又は外側面に脇接着部を有する2つの半腰巻部とこれら2つの半腰巻部の相向かい合う中央部同士を縦方向両端部で連結固定する横幅狭な股間連結部を有するパンツ本体と、該パンツ本体の前記2つの半腰巻部及び前記股間連結部の内側面にその外側面が密着する吸収部材と、を具備する介護用パンツであって、前記パンツ本体は少なくとも外側に防水部材層を有する柔軟な材質であり、前記吸収部材は少なくとも内側に排泄物を吸収保持する吸収材と外側に防水部材を有する2層以上を重ね合わせた柔軟な材質であり、且つ、前記吸収部材は吸収保持した排泄物を洗浄除去し乾燥した後に繰り返し再使用可能である材質からなり、前記吸収部材の外側面と前記パンツ本体の内側面が相互に着脱自在な固着部を具備することを特徴としている。
請求項2に記載の介護用パンツは、請求項1に記載する構成を有する介護用パンツであって、前記吸収部材の少なくとも一層が布であることを特徴としている。
請求項3に記載の介護用パンツは、請求項1又は2に記載する構成を有する介護用パンツであって、前記吸収部材の両端部は前記パンツ本体の半腰巻部を越えて突出した張り出し部を有することを特徴としている。
請求項4に記載の介護用パンツは、請求項3に記載する構成を有する介護用パンツであって、前記張り出し部の外側面と前記パンツ本体の外側面に別途設けた端固着部が着脱自在であることを特徴としている。
請求項1に記載の考案によれば、吸収部材が排泄物を洗浄除去し乾燥した後に繰り返し再使用可能であるため、継続して大量に吸収部材を購入する必要がなく、長期に渡って介護用パンツを使用した場合の金銭的負担が小さくなる。また、パンツ本体が2つの半腰巻部の相向かい合う中央部同士を股間連結部で連結固定した形状であるため、介護用パンツのいずれか1つの半腰巻部を使用者の股下にくぐらせてから脇接着部により両脇を接続することで、介護用パンツの左右の脚孔に脚を通すことなく、介護用パンツを着脱できる。したがって、使用者が自力で介護用パンツを着脱できない場合でも、介護者が容易に介護用パンツを着脱させることができる。
また、吸収部材をパンツ本体に着脱自在に固定する固着部を備えているため、吸収部材が介護用パンツ中でずれ動くことによる排泄物の漏れを防止できる。介護用パンツを着用している間に吸収部材が外れることもない。さらに、固着部を着脱することにより吸収部材を全て交換でき、これにより汚れていない面が陰部に接するため、陰部を清潔に保つことができる。
請求項2に記載の考案によれば、吸収部材の少なくとも一層が布であるため、通常の洗濯及び乾燥という簡便な処理のみにより吸収部材を再使用することができる。
請求項3に記載の考案によれば、吸収部材の両端部が張り出し部を有し、パンツ本体の半腰巻部を越えて突出している。着用時には、この張り出し部は介護用パンツの外側に出ているため、張り出し部には排泄物の汚れがつき難い。したがって、吸収部材を交換する際に張り出し部を持つことにより、汚れた部分に触れずに交換することができる。
請求項4に記載の考案によれば、張り出し部の外側面とパンツ本体の外側面に着脱自在である端固着部が設けられている。該端固着部により、吸収部材の張り出し部は介護用パンツの外側に折り返されて固定できる。したがって、吸収部材がより強固にパンツ本体に固定され、吸収部材のずれをより防ぐことができる。また、張り出し部が介護用パンツの内側に入り込むことを防ぐことができる。
以下に本考案に係る介護用パンツ1について、図面を参照しつつ説明する。図1は実施例1の介護用パンツ1の展開図であり、パンツ本体2と吸収部材3からなる。図1の最上段はパンツ本体2を外側及び内側から見た図、中段は吸収部材3を外側及び内側から見た図、下段はパンツ本体2と吸収部材3を重ねたものを内側から見た図である。なお、図1において、人体側の面を内側の面、その反対側の面を外側の面としている。以下の図においても同様である。
パンツ本体2は、2つの半腰巻部4と股間連結部5を備え、脇接着部6同士を接続することでパンツ形状となるものである。半腰巻部4は下腹部又は腰部を覆う横長の略帯状の形状をしている。股間連結部5は陰部を覆う縦長の略帯状の形状をしており、縦方向両端部で前記2つの半腰巻部4に連結する。これにより、実施例1では、相対向半腰巻部4の側縁と股間連結部5の両側縦縁の連結部分は緩やかな曲線を描いている。
吸収部材3は、パンツ本体2の内側に位置しており直接人体に接触し、排泄物を吸収して保持するものであり、排泄物を洗浄除去し、乾燥させて繰り返し再使用できるものである。図1に示すように、実施例1では、吸収部材3は一方の半腰巻部4から股間連結部5を経て他方の半腰巻部4へと延びる帯状の形状であるが、両端が横方向に広がった帯状等の様々な形状とすることができる。
また、実施例1では図1に示すようにパンツ本体2及び吸収部材3を平面で表しているが、立体的に形成された生地を用いたり、生地にダーツやギャザーを設けたり、プレスして生地を湾曲させたりすることにより、パンツ本体2及び吸収部材3をより立体的なものとすることができる。この場合、介護用パンツ1がより人体に添う形状となるため、より効果的に排泄物の漏れを防ぐことができる。
パンツ本体2及び吸収部材3は洗浄乾燥できるものであれば良いが、通常の下着やおむつ等と同程度の耐久性を備えていることが好ましい。綿、ウール等の天然繊維や、ナイロン、ポリエステル、ポリエチレン等の合成繊維、さらにこれらの混紡繊維など、様々なものを使用することができる。また、樹脂やゴム等をシート状に加工したもの等を使用することもできる。これらの繊維から形成される布は、不織布、織物、編物等のいずれでも良い。布を用いた場合は、通常のおむつ等と同様に洗濯乾燥が可能であるため、再使用のために特段の設備や手間を要しないという点で優れる。不織布を用いる場合、熱溶融により繊維を固定したもの、高圧水流により繊維を絡ませたもの等は柔軟性に富むため好適である。ニット等の伸縮性がある布は、より人体にフィットし、隙間からの排泄物の漏れを防ぐことができる点で優れている。ただし、布の伸縮に伴い層内に保持した水分が染み出さないものであることが必要である。
図2は、図1に示すA−A線及びB−B線の断面図であり、実施例1におけるパンツ本体2及び吸収部材3を示すものである。実施例1では、パンツ本体2は防水部材層7からなる。吸収部材3の内側の面は吸収材8であり、外側の面は防水部材9である。
ここでは、パンツ本体2は防水部材層7の1層のみで構成されているが、内側に吸収材8を追加することもできる。パンツ本体2を防水部材層7の1層のみで構成すれば、介護用パンツ1全体の厚みが減少し、着心地が良いという点で優れる。吸収材8を加えると、介護用パンツ1の吸水性が向上し、排泄物の漏れをより防止することができるという点で優れる。同様に、吸収部材3についても、吸収材8や防水部材9の数を適宜増加させることができる。特に、吸収材8は十分な量の排泄物を吸収保持できるよう、複数の層から構成されるのが好ましい。
防水部材層7及び防水部材9は、排泄物等の水分を透過しないものであれば良いが、透湿性及び通気性を備えるものが着用時の蒸れ防止の点で優れる。ゴム等の素材自体が防水性を備えているものや、微小な繊維を細かく織ることにより透湿防水性を備えたもの、また布に樹脂やフィルム等を付与することにより防水性を後から付加したもの等のいずれでも良い。
吸収材8は、排泄物を吸収保持できるものであれば良い。綿等の吸水性に優れた素材を用いたものや、繊維の断面を変形させたり繊維を多孔化させたりすることで吸水性に優れる構造としたもの、繊維を織物等に加工した後に吸水性を高める処理を行ったもの等のいずれでも良い。また、肌と接する面には肌触りの良い素材や速乾性に優れる素材を用いると、装着時の不快感が緩和され好適である。ドビー織等の小さな凹凸を有する織地やメッシュ生地、不織布は肌触りが良好であり濡れ感が緩和される点で優れている。
なお、パンツ本体2及び吸収部材3に抗菌性を備えるものを使用すると、細菌に感染する危険性を減少できる点で優れる。また、消臭及び防臭性を備えるものとすると、介護用パンツ1装着時の悪臭を減少できる点で優れる。公知の抗菌性及び消臭性や防臭性を有する物質をパンツ本体2及び吸収部材3の原料に混合するほか、パンツ本体2及び吸収部材3にこれらの性質を有する層を追加しても良く、パンツ本体2や吸収部材3を製造した後に公知の物質を固着させることによりこれらの性質を付与しても良い。特に、本考案の介護用パンツ1を医療機関や介護施設で使用する際は、抗菌性を備えていることが望ましい。
パンツ本体2及び吸収部材3には、脇接着部6及び固着部10が設けられている。脇接着部6はパンツ本体2の両脇を繋ぐものであり、固着部10はパンツ本体2と吸収部材3を固定できるものである。脇接着部6はパンツ本体2の半腰巻部4の横方向の両端縁近傍である4箇所の領域に設けられる。固着部10はパンツ本体2及び吸収部材3に設けられる。固着部10は任意の位置に任意の個数設けることができるが、吸収部材3がずれ動かないように複数設けたり、広い面積を固着するように設けることが好ましい。
脇接着部6及び固着部10は介護用パンツ1を着用して体を動かしても容易に外れることがなく、手で固着及び剥離ができるものであって、繰り返し洗濯できるものであれば良い。例として、面ファスナー、ボタン、スナップボタン、ベルト、種々のホック等が挙げられる。面ファスナーは着脱し易く、また薄いという点で優れている。ボタンは破損した場合でも交換が容易であるという点で優れている。ホックは小型で薄いという点で優れている。なお、脇接着部6及び固着部10は介護用パンツ1着用時に人体に直接接触しないように取り付けられることが特に好ましい。介護パンツ着用時の不快感や、皮膚の損傷等の問題を防ぐことができるためである。
実施例1では、脇接着部6及び固着部10として面ファスナー6及び10を用いる。面ファスナー6はパンツ本体2の1つの半腰巻部4の外側の面の両脇の縁近傍に2箇所、もう1つの半腰巻部4の内側の面の両脇の縁近傍に2箇所設けられる。面ファスナー10はパンツ本体2の半腰巻部4の中央近傍の内側の面に2箇所、吸収部材3の外側の面の上下縁近傍に2箇所設けられている。ここでは、図1に示すように面ファスナー6及び10を細い線状としているが、太い線状等様々な形状とすることができる。
実施例1に係る介護用パンツ1の組立手順及び装着方法を図3に示す。まず、吸収部材3をパンツ本体2の内側の面に載せ、面ファスナー10で吸収部材3の上下の端をパンツ本体2に固定する。使用者の股の間にパンツ本体2の半腰巻部4のいずれか一方をくぐらせ、半腰巻部4の横方向の両端部を重ねて、面ファスナー6で介護用パンツ1の両脇を固定する。
図4は、組み立てられた介護用パンツ1の側面(図3におけるC部)の拡大図である。面ファスナー6の幅を広くすれば、パンツ本体2の両脇の重ね幅を着用時に調整することができ、介護用パンツ1をより人体にフィットさせることが可能である。この場合、パンツ本体2の内側の面に設けられる面ファスナー6は肌に直接触れるおそれがあるため、柔らかい雌型(ループ型)の面ファスナーとすることが好ましい。
実施例1に係る介護用パンツ1では、吸収部材3が汚れた場合、吸収部材3の前後両端を引っ張ることにより吸収部材3が容易にパンツ本体2から取り外せるため、吸収部材3の交換の際に介護用パンツ1を完全に脱ぐ必要はない。また、吸収部材3が鼠径部や臀部等を覆わないため、介護用パンツ1着用時の動きを妨げず、着心地も良く、見た目も良い。
また、脇接着部6及び固着部10を面ファスナー6及び10とした場合には、固着及び剥離が容易である。従って、手先が不自由な者でも、自力で介護用パンツ1を着脱できる。また、広い面で固着するため外れにくい。さらに、さらに、面ファスナー6及び10をより大きなものとしたり数を増やしたりすることにより、固着可能な面積を増加させることができる。これにより、面ファスナー6及び10をより外れにくくしたり、脇を留める位置の微調整をすることが可能である。面ファスナー6及び10を増やしても、着脱にかかる手間が増加することはない。加えて、面ファスナー6及び10は薄いため、服のシルエットに影響しにくく、介護用パンツ1を着用していることが第三者に分かりにくい。
実施例2に係る介護用パンツ1の展開図を図5に示す。また、図6は図5におけるD−D線及びE−E線の断面図である。パンツ本体2、脇接着部6及び固着部10の構造は実施例1と同様であるため説明は省略する。吸収部材3は、実施例1のものより長い帯状であり、パンツ本体2と重ねた場合に上下端が突出してた張り出し部を有している。また、パンツ本体2の外側面及び吸収部材3の外側面に端固着部11が設けられている。
パンツ本体2、吸収部材3、脇接着部6及び固着部10に用いることのできる素材等も実施例1と同様である。実施例2においても脇接着部6及び固着部10として面ファスナー6及び10を用い、端固着部11として面ファスナー11を用いる。端固着部11は人体と直接接触することがないため、脇接着部6や固着部10のように皮膚の損傷等に配慮する必要がない。したがって、端固着部11として、ベルトや飾りボタン等の大型であるものや装飾性が高いものも好適に使用できる。これらは吸収部材3をより強固に固定できるという点で優れており、また介護用パンツ1の外観を改善できるという点で優れている。
実施例2に係る介護用パンツ1の組立手順を図7に示す。実施例1と同様に、吸収部材3をパンツ本体2に載せ、面ファスナー10で吸収部材3をパンツ本体2に固定する。続いて、使用者の股の間にパンツ本体2の半腰巻部4のいずれか一方をくぐらせ、半腰巻部4の横方向の両端部を重ねて、面ファスナー6で介護用パンツ1の両脇を固定する。最後に、吸収部材3の張り出し部を外側に折り返し、面ファスナー11同士で張り出し部をパンツ本体に固定する。組み立てられた介護用パンツ1の側面は実施例1におけるものと同様であり、図4に示すとおりである。なお、面ファスナー6で吸収部材3を固定した後、面ファスナー11で張り出し部を固定し、その後使用者の股の間に半腰巻部4をくぐらせても良い。
また、吸収部材3を交換する際は、介護用パンツ1を下腿部まで下げ、使用済みの吸収部材3の面ファスナー11を外し、張り出し部を持ち上方に引っ張ることで吸収部材3を外すことができる。さらに、新しい吸収部材3の両端を面ファスナー11でパンツ本体2の外側に固定した後、パンツ本体2及び吸収部材3を重ねて履き、面ファスナー10を体で圧着しても良い。この場合、吸収部材3の交換時に介護用パンツ1の内側の狭い空間に手を入れて作業する必要がなく、吸収部材3が交換しやすい。また、要介護者の装着している介護用パンツ1の吸収部材3を介護者が容易に交換できる。
実施例2に係る介護用パンツ1では、吸収部材3の張り出し部が介護用パンツ1の外側に出ており、さらに面ファスナー11により固定されているため、張り出し部が介護用パンツ1の内側に入り込むことがない。したがって、張り出し部には排泄物による汚れがつきにくい。よって、張り出し部を持つことにより手を汚すことなく吸収部材3を交換できる。また、汚物に触れなくて良いため、しっかりと吸収部材3を把持でき、吸収部材3の交換時に吸収部材3を落とす等のトラブルを防ぐことができる。
なお、これらの実施例は、本考案の実施形態の一つに過ぎず、考案の技術的範囲を逸脱しない程度で設計変更が可能である。
本考案に係る介護用パンツは、乳幼児用オムツ、生理用ショーツ、健常者の尿漏れ失禁用パンツ、軽度の要介護者用の介護用パンツ、寝たきり等の重度の要介護者用の布オムツ等として用いることができる。また、一般家庭での使用に限定されず、医療現場、介護施設等の様々な場所で用いることができる。
1 介護用パンツ
2 パンツ本体
3 吸収部材
4 半腰巻部
5 股間連結部
6 脇接着部(面ファスナー)
7 防水部材層
8 吸収材
9 防水部材
10 固着部(面ファスナー)
11 端固着部(面ファスナー)
2 パンツ本体
3 吸収部材
4 半腰巻部
5 股間連結部
6 脇接着部(面ファスナー)
7 防水部材層
8 吸収材
9 防水部材
10 固着部(面ファスナー)
11 端固着部(面ファスナー)
Claims (4)
- 幅広な横方向両端部の内側面又は外側面に脇接着部を有する2つの半腰巻部とこれら2つの半腰巻部の相向かい合う中央部同士を縦方向両端部で連結固定する横幅狭な股間連結部を有するパンツ本体と、該パンツ本体の前記2つの半腰巻部及び前記股間連結部の内側面にその外側面が密着する吸収部材と、を具備する介護用パンツであって、
前記パンツ本体は少なくとも外側に防水部材層を有する柔軟な材質であり、前記吸収部材は少なくとも内側に排泄物を吸収保持する吸収材と外側に防水部材を有する2層以上を重ね合わせた柔軟な材質であり、且つ、前記吸収部材は吸収保持した排泄物を洗浄除去し乾燥した後に繰り返し再使用可能である材質からなり、
前記吸収部材の外側面と前記パンツ本体の内側面が相互に着脱自在な固着部を具備することを特徴とする介護用パンツ。 - 前記吸収部材の少なくとも一層が布であることを特徴とする請求項1記載の介護用パンツ。
- 前記吸収部材の両端部は前記パンツ本体の半腰巻部を越えて突出した張り出し部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の介護用パンツ。
- 前記張り出し部の外側面と前記パンツ本体の外側面に別途設けた端固着部が着脱自在であることを特徴とする請求項3に記載の介護用パツ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2013003132U JP3185400U (ja) | 2013-06-03 | 2013-06-03 | 介護用パンツ |
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JP2013003132U JP3185400U (ja) | 2013-06-03 | 2013-06-03 | 介護用パンツ |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015083110A (ja) * | 2013-09-17 | 2015-04-30 | 株式会社ナガイマーケティング研究所 | パンツ型おむつカバー及びそのカバーに使われる水溶性パッド |
CN109549783A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-04-02 | 上海泛驰生物科技有限公司 | 一种具有大小便防倒漏收集功能的一次性护理装置 |
JP2019063006A (ja) * | 2017-09-28 | 2019-04-25 | 大王製紙株式会社 | アウター内設置タイプ使い捨ておむつ |
WO2023119811A1 (ja) * | 2021-12-24 | 2023-06-29 | 花王株式会社 | 吸収性パッド |
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2013
- 2013-06-03 JP JP2013003132U patent/JP3185400U/ja not_active Expired - Fee Related
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