JP3185399B2 - カラーフィルター保護膜用樹脂組成物及びカラーフィルター保護膜 - Google Patents

カラーフィルター保護膜用樹脂組成物及びカラーフィルター保護膜

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーフィルター保護
膜用樹脂組成物及びカラーフィルター保護膜に関する。
【0002】
【従来の技術】カラーフィルター保護膜の必要特性とし
ては、透明性、基板との密着性、耐スパッター性、塗布
性、耐熱性等が要求されており、このカラーフィルター
保護膜としては、例えば、(メタ)アクリル系樹脂組成
物からなる保護膜(例えば、特開昭60−216307
号公報)、エポキシ系樹脂組成物からなる保護膜(例え
ば、特開平4−97102号公報)、ポリイミド系樹脂
組成物からなる保護膜(例えば、特開平1−22920
3号公報)等が検討されてきた。これらのうち(メタ)
アクリル系樹脂組成物からなる保護膜が最も透明性に優
れており、幅広く検討されてきた。
【0003】しかし、(メタ)アクリル系樹脂組成物か
らなる保護膜も含めこれらの保護膜は、密着性、耐スパ
ッター性、耐熱性等のバランスを取ることに若干問題点
を有しており、これらの点を改良するために多くの提案
がなされてきた。例えば、前記特開昭60−21630
7号公報及び特開平4−97102号公報には、エポキ
シ基含有ポリマーに多価カルボン酸無水物を混合し、加
熱により架橋して保護膜を形成する方法が開示されてい
るが、この方法では、高分子化合物を混合下に低分子量
化合物と反応させることとなるため、未反応の多価カル
ボン酸無水物が残存して不均一層をなし、物性の低下を
きたし好ましくない。一方、ポリイミド系樹脂組成物か
らなる保護膜は本質的に透明性が劣り、かつ膜の硬化時
に高温加熱が必要であるという問題点を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来の問題点を解決するものであり、物性の低下がな
く、透明性、耐熱性、耐薬品性、耐スパッター性および
密着性などに優れているカラーフィルター保護膜及びこ
の保護膜用樹脂組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記従来
の問題点を解決すべく種々検討の結果、特定の(メタ)
アクリル系樹脂の組み合わせにより、上記目的のカラー
フィルター保護膜用樹脂組成物及びカラーフィルター保
護膜が得られることを見いだし本発明を完成するに至っ
た。すなわち、本発明のカラーフィルター保護膜用樹脂
組成物は、下記(A)成分及び(B)成分を含有するこ
とを特徴とする。 (A)ジエチレングリコールジメチルエーテル中におけ
る30℃での極限粘度が0.05〜1であるエポキシ基
含有(メタ)アクリル系重合体。 (B)ジエチレングリコールジメチルエーテル中におけ
る30℃での極限粘度が0.05〜1であるカルボン酸
基及び多価カルボン酸無水物基の1種以上を含有する
(メタ)アクリル系重合体。 また、本発明のカラーフィルター保護膜は、上記樹脂組
成物を加熱、硬化することにより得られる。(A)成分
がメタクリル酸メチル(以下「MMA」と略記すること
もある)とメタクリル酸グリシジル(以下「GMA」と
略記することもある)を主成分とする共重合体であり、
(B)成分がMMAと無水マレイン酸(以下「MAH」
と略記することもある)を主成分とする共重合体である
場合が特に好ましい。
【0006】本発明で用いられる(A)及び(B)成分
は、通常のラジカル重合により容易に合成することがで
きる。これらの両成分により本発明のカラーフィルター
保護膜用樹脂組成物を得ることができる。
【0007】本発明で用いられる(A)成分中のエポキ
シ基含有(メタ)アクリル系重合体は、例えば、エポキ
シ基含有(メタ)アクリルモノマーをラジカル開始剤の
存在下で重合することによって得ることができる。この
場合、得られたポリマーの溶解性あるいは密着性などの
特性を改善するために、他のアクリル系モノマーあるい
は少量のビニル系モノマーを添加して共重合を行うこと
もできる。
【0008】エポキシ基含有(メタ)アクリルモノマー
としては、下記一般式(I)で示すことができる。
【化1】 (式中、Rは、水素原子、または、炭素数1〜5の炭化
水素基であり、mは1〜4の整数を示す。)
【0009】それぞれのモノマーの重合体中の割合は、
エポキシ基含有(メタ)アクリルモノマーが30〜10
0重量%、他の(メタ)アクリル系モノマーが0〜70
重量%及びビニル系モノマーが0〜30重量%である。
上記他の(メタ)アクリル系モノマーあるいはビニル系
モノマーの一部として10重量%以内の範囲で後述する
カルボン酸基または多価カルボン酸無水物基を有するモ
ノマーを添加することもできる。
【0010】それぞれのモノマーを有機溶媒中でラジカ
ル開始剤の存在下で、常法により重合反応を行うことに
より容易に(A)成分を得ることができる。得られた
(A)の重合体の重合度は、ジエチレングリコールジメ
チルエーテル中における30℃での極限粘度が0.05
〜1の範囲であることが好ましい。該極限粘度が0.0
5未満では、カラーフィルター保護膜としての物性が低
下し、また、極限粘度が1を越える場合には、溶媒に対
する溶解性が低下し、溶媒の選択範囲がせばまり好まし
くない。
【0011】本発明で用いる(B)成分中のカルボン酸
基及び多価カルボン酸基無水物基の1種以上を含有する
(メタ)アクリル系重合体は、例えば、カルボン酸基ま
たは多価カルボン酸無水物基含有(メタ)アクリルモノ
マーをラジカル開始剤の存在下で重合することによって
得ることができる。この場合、得られたポリマーの溶解
性あるいは密着性などの特性を改善するために、他の
(メタ)アクリル系モノマーあるいは少量のビニル系モ
ノマーを添加して共重合を行うこともできる。
【0012】カルボン酸基または多価カルボン酸無水物
基を有するモノマーとしては、アクリル酸、メタクリル
酸等の(メタ)アクリル系モノマー、無水マレイン酸、
無水シトラコン酸、無水2,3ージメチルマレイン酸、
無水1−シクロヘキサン−1,2−ジカルボン酸、無水
エチルマレイン酸、無水2−メチル−3−エチルマレイ
ン酸、無水2,3−ジエチルマレイン酸等の無水マレイ
ン酸誘導体等を例示することができる。(A)または
(B)成分の合成の際に用いる他の(メタ)アクリル系
モノマーとしては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキ
シル、アクリル酸2−エトキシエチル、アクリル酸2−
ヒドロキシエチル等のアクリル酸エステル類、もしく
は、メタクリル酸メチル、メタクリル酸n−ブチル、メ
タクリル酸イソブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタ
クリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸2−エチルヘキ
シル、メタクリル酸ベンジル、メタクリル酸2−ヒドロ
キシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシプロピルなど
のメタクリル酸エステル類等を例示することができる。
(A)または(B)成分の合成の際に用いるビニル系モ
ノマーとしては、N−ビニルピロリドン、スチレン、p
−ヒドロキシスチレン、α−メチルスチレン等を挙げる
ことができる。
【0013】それぞれのモノマーの重合体中の割合は、
カルボン酸基または多価カルボン酸無水物基を有するモ
ノマーが10〜70重量%、他の(メタ)アクリル系モ
ノマーが30〜90重量%及びビニル系モノマーが0〜
30重量%である。他の(メタ)アクリル系モノマ−の
一部として10重量%以内の範囲内において前述したエ
ポキシ基含有(メタ)アクリル系モノマ−を添加するこ
とができる。
【0014】それぞれのモノマーを有機溶媒中でラジカ
ル開始剤の存在下で、常法により重合反応を行うことに
より容易に(B)成分を得ることができる。得られた重
合体の重合度は、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ル中における30℃での極限粘度が0.05〜1の範囲
であることが好ましい。該極限粘度が0.05未満で
は、カラーフィルター保護膜用粘度としての物性が低下
し、また、極限粘度が1を越える場合には、溶媒に対す
る溶解性が低下し、溶媒の選択範囲がせばまり好ましく
ない。
【0015】(A)または(B)成分を得る重合反応に
用いる有機溶媒としては、メチルエチルケトン、メチル
イソブチルケトン、メチルシクロヘキサノン等のケトン
類、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレン
グリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジ
エチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエー
テル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル等のエ
ーテル類、あるいはエチレングリコールモノメチルエー
テルアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエー
テルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエー
テルアセテート等のエステル類を例示することができ
る。
【0016】(A)または(B)成分を得る重合反応に
用いるラジカル開始剤としては、ベンゾイルパーオキサ
イド、t−ブチルパーオキシベンゾエート、ラウロイル
パーオキサイド等の有機過酸化物、あるいはアゾブスイ
ソブチロニトリル等を例示することができる。
【0017】本発明のカラーフィルター保護膜は、得ら
れた(A)及び(B)成分からなる樹脂組成物と必要に
よりカップリング剤等とを有機溶媒に溶解させ塗布液を
形成せしめ、これを塗布して、加熱、硬化することによ
り得られる。すなわち、(A)成分及び(B)成分のお
のおの1種以上を有機溶媒に溶解させることにより、塗
布液を得ることができる。この有機溶媒としては、
(A)または(B)成分を得る重合反応で用いた有機溶
媒を用いることができる。両者の混合比は、(A)成分
中のエポキシ基と(B)成分中のカルボン酸基(カルボ
ン酸無水物基はカルボン酸基2個として計算)が当量近
くであることが好ましいが、それほど厳密にする必要性
があるものではない。また、(A)成分及び(B)成分
を別々に有機溶媒に溶解させ、使用直前に両者を混合す
るいわゆる2液混合法を採用することもできる。塗布液
中のポリマー濃度は必要とする塗膜の膜厚により選択す
ることになるが、5〜50重量%の範囲が一般的であ
る。
【0018】塗布液に、更に必要によりポリマーの20
重量%以下の架橋助剤及びカップリング剤を添加するこ
ともできる。該架橋助剤としては、水酸基、カルボキシ
ル基及びアミノ基含有化合物が用いられる。上記カップ
リング剤は、基板との密着性を向上させるために使用す
るものであり、該カップリング剤としては、シラン、ア
ルミニウム及びチタネート系の化合物が用いられる。こ
れらの具体例としては、3−アミノプロピルトリエトキ
シシラン、3−アミノフェニルトリエトキシシラン、3
−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン等のシラン系、
アセトアルコキシアルミニウムジイソプロピレート等の
アルミニウム系、テトライソプロピルビス(ジオクチル
ホスファイト)チタネート等のチタネート系を挙げるこ
とができる。
【0019】得られた塗布液をスピンコート、印刷、デ
ィッピングあるいはロールコーター法等従来から公知の
方法によりカラーフィルター上に塗布して塗膜を形成
し、該塗膜をホットプレート、電気炉、遠赤外線照射等
従来から公知の加熱方法により加熱することにより架
橋、硬化させて本発明のカラーフィルター保護膜を得る
ことができる。上記塗膜の加熱条件は、150〜250
℃、好ましくは170〜220℃に数分〜2時間程度で
ある。
【0020】(A)成分であるエポキシ基含有(メタ)
アクリル系共重合体を架橋することとなる(B)成分も
(メタ)アクリル系共重合体であるため相互の相溶性が
良く、従って、得られた本発明のカラーフィルター保護
膜は、透明性、耐薬品性、耐熱性及び耐スパッター性等
の必要特性に優れる。
【0021】
【実施例】以下、合成例、実施例及び比較例によって、
本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実
施例によってなんら限定されるものではない。
【0022】エポキシ基含有(メタ)アクリル系重合体
の合成 合成例1 GMAの70重量部(以下「部」と略記する)、MMA
の30部、アゾビスイソブチロニトリル(以下「AIB
N」と略記する)の1部をメチルエチルケトン(以下
「MEK」と略記する)の300部に溶解させ60℃で
4時間、続いて80℃で12時間重合を行った後、反応
液を多量のn−ヘプタン中に移してポリマーを沈殿さ
せ、ろ別した後、50℃の真空乾燥器中で一昼夜減圧乾
燥し、共重合体を得た(この共重合体を「A−I」とす
る)。この共重合体のジエチレングリコールジメチルエ
ーテル溶液中30℃で測定した極限粘度は0.092で
あった。
【0023】合成例2 GMAの60部、MMAの30部、スチレンの10部、
およびAIBNの0.8部を300部のジエチレングリ
コールジメチルエーテル(以下「DIG」と略記する)
中に溶解させた以外は前記合成例1と同様に合成し、極
限粘度0.32の共重合体を得た(A−II)。
【0024】カルボン酸基及び多価カルボン酸無水物基
の1種以上を含有する(メタ)アクリル系重合体の合成 合成例3 MAHの30部、MMAの70部及びAIBNの1部を
MEKの300部に溶解させた以外は前記合成例1と同
様に合成し、極限粘度0.12の共重合体を得た(B−
I)。
【0025】合成例4 MAHの30部、MMAの65部、GMAの5部及びA
IBNの1部をMEKの350部中に溶解させた以外は
前記合成例1と同様に合成し、極限粘度0.088の共
重合体を得た。(B−II)
【0026】合成例5 MAHの20部、MMAの70部、メタクリル酸の10
部及びAIBNの1部をDIGの300部に溶解させた
以外は前記合成例1と同様に合成し、極限粘度0.38
の共重合体を得た(B−III )。
【0027】実施例、比較例で得た保護膜について、カ
ラーフィルター保護膜として必要な特性である透明性、
基板との密着性、耐薬品性、耐熱性及び耐スパッター性
について下記の特性を評価した。これらの結果を表1に
示す。 透明性:島津製作所(株)製分光光度計(UV−210
A)により光透過性を測定し、波長 400nmでの光透過
率(%)を示した。 耐熱性:250℃で3時間熱処理後の前記透明性、すな
わち、波長400nmでの光透過率(%)を示した。 耐薬品性:N−メチル−2−ピロリドン液に室温で30
分間垂直に固定して浸し、液中に没している部分とそう
でない部分との境界線が目視により見分けられるかどう
かを判定した。境界線が目視できる場合を×、できない
場合を〇として評価した。 耐スパッター性:スパッターにより、200℃で膜厚2
00オングストロームのITO膜(インジュウムースズ
酸化物膜)を保護膜上に形成せしめた時、膜の皺発生の
有無を調べた。皺がある時を×、ない時を○として評価
した。 密着性:保護膜上に切り目を入れて一片1mmの正方形
の小片を100個作り、その表面にセロハンテープを貼
り付け直ちににはがした。その時、セロハンテープと共
に保護膜のはがれがある時を×とし、ない時を○として
評価した。
【0028】実施例1 合成例1で得た重合体(A−I)の13部と、合成例3
で得た重合体(B−Iの12部とにより樹脂組成物を調
製した。該樹脂組成物25部と、シラン系カップリング
剤(チッソ(株)製品)の2.5部とを有機溶媒である
DIGの75部に溶解させ、塗布液を調整した。この塗
布液を、長さ200mm、幅100mmのガラス板上に塗布
し、200℃に保たれたオーブン中で1時間加熱し、硬
化させ、膜厚2ミクロンの保護膜を形成せしめた。 特
性評価を表1に示す。
【表1】
【0029】実施例2〜6 表1に示すように、合成例1もしくは2で得た重合体
(A−I、A−II)及び合成例3〜5で得た重合体(B
−I、B−II、B−III )との組合せにより樹脂組成物
を調製した。該樹脂組成物とカップリング剤との組み合
せおよび配合割合を変えた以外は前記実施例1と同様に
して保護膜を形成し、これらの保護膜について透明性な
どを測定した。その結果を表1に示す。
【0030】比較例1〜2((B)成分を含有しない場
合) 表1に示すように、合成例1で得た共重合体(A−I)
と、無水トリメリット酸もしくはMAHと、DIGと、
カップリング剤との組み合せで前記実施例1と同様にし
て保護膜を形成し、これらの保護膜について透明性など
を測定した。その結果を表1に示す。
【0031】表1に示した結果から明らかなように、実
施例1〜6の保護膜は、透明性、耐熱性、耐薬品性、耐
スパッター性および密着性のすべての点で優れているこ
とが判る。これに対し、比較例1および2の保護膜は、
耐熱性、耐薬品性および耐スパッター性の点で特に劣っ
ており、従って、カラーフィルター保護膜としては不適
当である。
【0032】
【発明の効果】本発明のカラーフィルター保護膜用樹脂
組成物は、カラーフィルター保護膜の用途に最適であ
る。本発明のカラーフィルター保護膜は、カラーフィル
ター保護膜の必要特性である透明性、耐熱性、耐薬品
性、耐スパッター性及び密着性などすべての点において
優れている。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 5/20 - 5/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(A)成分及び(B)成分を含有す
    るカラーフィルター保護膜用樹脂組成物。 (A)ジエチレングリコールジメチルエーテル中におけ
    る30℃での極限粘度が0.05〜1であるエポキシ基
    含有(メタ)アクリル系重合体。 (B)ジエチレングリコールジメチルエーテル中におけ
    る30℃での極限粘度が0.05〜1であるカルボン酸
    基及び多価カルボン酸無水物基の1種以上を含有する
    (メタ)アクリル系重合体。
  2. 【請求項2】 前記エポキシ基含有(メタ)アクリル系
    重合体がメタクリル酸メチル及びメタクリル酸グリシジ
    ルを主成分とする共重合体であり、かつ、前記カルボン
    酸基及び多価カルボン酸無水物基の1種以上を含有する
    (メタ)アクリル系重合体がメタクリル酸メチル及び無
    水マレイン酸を主成分とする共重合体である請求項1に
    記載のカラーフィルター保護膜用樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 下記(A)成分及び(B)成分を含有す
    る樹脂組成物を加熱、硬化することにより得られるカラ
    ーフィルター保護膜。 (A)ジエチレングリコールジメチルエーテル中におけ
    る30℃での極限粘度が0.05〜1であるエポキシ基
    含有(メタ)アクリル系重合体。 (B)ジエチレングリコールジメチルエーテル中におけ
    る30℃での極限粘度が0.05〜1であるカルボン酸
    基及び多価カルボン酸無水物基の1種以上を含有する
    (メタ)アクリル系重合体。
  4. 【請求項4】 前記エポキシ基含有(メタ)アクリル系
    重合体がメタクリル酸メチル及びメタクリル酸グリシジ
    ルを主成分とする共重合体であり、かつ、前記カルボン
    酸基及び多価カルボン酸無水物基の1種以上を含有する
    (メタ)アクリル系重合体がメタクリル酸メチル及び無
    水マレイン酸を主成分とする共重合体である請求項3に
    記載のカラーフィルター保護膜。
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