JP3185248B2 - センスアンプ回路 - Google Patents
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- G11C—STATIC STORES
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- G11C16/02—Erasable programmable read-only memories electrically programmable
- G11C16/06—Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
- G11C16/26—Sensing or reading circuits; Data output circuits
- G11C16/28—Sensing or reading circuits; Data output circuits using differential sensing or reference cells, e.g. dummy cells
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- G11C—STATIC STORES
- G11C7/00—Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
- G11C7/10—Input/output [I/O] data interface arrangements, e.g. I/O data control circuits, I/O data buffers
- G11C7/1051—Data output circuits, e.g. read-out amplifiers, data output buffers, data output registers, data output level conversion circuits
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- Read Only Memory (AREA)
- Semiconductor Memories (AREA)
- Non-Volatile Memory (AREA)
- Static Random-Access Memory (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体記憶装置に係り、
特に、不揮発性半導体記憶装置に使用されるセンスアン
プ回路の出力回路に関する。
特に、不揮発性半導体記憶装置に使用されるセンスアン
プ回路の出力回路に関する。
【0002】
【従来の技術】1ビットの情報を真補の2個のメモリセ
ルで記憶する不揮発性半導体記憶装置に採用されている
センスアンプの典型的な例は特願昭63−158742
号に開示されており、これを従来例として、これを従来
例として、まず説明する。
ルで記憶する不揮発性半導体記憶装置に採用されている
センスアンプの典型的な例は特願昭63−158742
号に開示されており、これを従来例として、これを従来
例として、まず説明する。
【0003】図5は特願昭63−158742号に開示
されているセンスアンプの構成を示す回路図、図2はメ
モリアレイ周辺の構成を示す回路図、図6は従来例の動
作を説明するための電圧波形図である。
されているセンスアンプの構成を示す回路図、図2はメ
モリアレイ周辺の構成を示す回路図、図6は従来例の動
作を説明するための電圧波形図である。
【0004】図2では説明簡略のために、2つの行線W
1,W0と2対の列線D0,D0(オーハ゛ーライン)、D1,D1((オ
ーハ゛ーライン))に接続している。4ビットのメモリセル対M
00,M00(オーハ゛ーライン)〜M11,M11(オーハ゛ーライン)のみを示し
ている。この場合、真補のメモリセルで1ビットを構成
する。すなわち、それぞれメモリセルMxx及びMxx(オーハ
゛ーライン)で1ビットを形成している。
1,W0と2対の列線D0,D0(オーハ゛ーライン)、D1,D1((オ
ーハ゛ーライン))に接続している。4ビットのメモリセル対M
00,M00(オーハ゛ーライン)〜M11,M11(オーハ゛ーライン)のみを示し
ている。この場合、真補のメモリセルで1ビットを構成
する。すなわち、それぞれメモリセルMxx及びMxx(オーハ
゛ーライン)で1ビットを形成している。
【0005】この従来例ではFAMOS(Floati
ng Gate Avalanche Metal O
xide Semiconductor)構造のメモリ
セルで構成されたEPROM(Electricall
y Programmable ROM)を示している
が、基本的にはEEPROM(Electricall
y Erasable Programmable R
OM),MASK ROM(MASK Program
mable ROM)等についても同様である。
ng Gate Avalanche Metal O
xide Semiconductor)構造のメモリ
セルで構成されたEPROM(Electricall
y Programmable ROM)を示している
が、基本的にはEEPROM(Electricall
y Erasable Programmable R
OM),MASK ROM(MASK Program
mable ROM)等についても同様である。
【0006】図2中、2−1はセンスアンプを、2−2
は列選択回路を、2−3は行選択回路をそれぞれ示して
いる。
は列選択回路を、2−3は行選択回路をそれぞれ示して
いる。
【0007】図2中でM00,M01,M10(オーハ゛ーライン),M
11(オーハ゛ーライン)は未プログラム状態のFAMOS構造のセ
ルであり、読み出し時に行線W0,W1が選択されるとオ
ンする。一方、M00(オーハ゛ーライン),M01(オーハ゛ーライン),M1
0,M11はプログラム状態のFAMOS構造のセルであ
り、そのしきい値電圧は10V前後に上昇しているの
で、読み出し時に行線W0,W1が選択されてもオンしな
い。
11(オーハ゛ーライン)は未プログラム状態のFAMOS構造のセ
ルであり、読み出し時に行線W0,W1が選択されるとオ
ンする。一方、M00(オーハ゛ーライン),M01(オーハ゛ーライン),M1
0,M11はプログラム状態のFAMOS構造のセルであ
り、そのしきい値電圧は10V前後に上昇しているの
で、読み出し時に行線W0,W1が選択されてもオンしな
い。
【0008】次に図5並びに図6を参照して、行線W
0,W1の選択は固定され、列線対D0,D0(オーハ゛ーライン),
D1,D1(オーハ゛ーライン)の選択が切り換わったときのセンス
アンプ2−1の動作とセンスアンプ出力波形について説
明する。
0,W1の選択は固定され、列線対D0,D0(オーハ゛ーライン),
D1,D1(オーハ゛ーライン)の選択が切り換わったときのセンス
アンプ2−1の動作とセンスアンプ出力波形について説
明する。
【0009】一例として、図2において、行線W0が選
択されており、列線対は列選択回路2−2によってD
0,D0(オーハ゛ーライン)が選択されているものとする。
択されており、列線対は列選択回路2−2によってD
0,D0(オーハ゛ーライン)が選択されているものとする。
【0010】この状態では、列線対D1,D1(オーハ゛ーライン)
は選択されていないため、ある程度時間が経過すると非
選択列線対とつながっているPN接合部の暗電流により
列線対D1,D1(オーハ゛ーライン)は接地レベルになってしま
う。その後、列線対D0,D0(オーハ゛ーライン)が非選択とな
り、列線対D1,D1(オーハ゛ーライン)が選択される。
は選択されていないため、ある程度時間が経過すると非
選択列線対とつながっているPN接合部の暗電流により
列線対D1,D1(オーハ゛ーライン)は接地レベルになってしま
う。その後、列線対D0,D0(オーハ゛ーライン)が非選択とな
り、列線対D1,D1(オーハ゛ーライン)が選択される。
【0011】図5において、Y5-1,Y5-2は列選択回路
を構成する列選択トランジスタであり、列選択信号Ys5
-1により制御されている。列選択回路2−2はN型トラ
ンジスタN5-1,N5-2を介してセンスアンプ2−1に接
続されており、N型トランジスタN5-1,N5-2はインバ
ータIN5-1,IN5-2で制御されている。センスアンプ2
−1はP型トランジスタP5-1〜P5-4、N型トランジス
タN5-3,N5-4で構成されており、インバータIN5-3は
センスアンプ出力SO5に接続されている。NO5-3〜NO5
-7は主要な節点を示している。
を構成する列選択トランジスタであり、列選択信号Ys5
-1により制御されている。列選択回路2−2はN型トラ
ンジスタN5-1,N5-2を介してセンスアンプ2−1に接
続されており、N型トランジスタN5-1,N5-2はインバ
ータIN5-1,IN5-2で制御されている。センスアンプ2
−1はP型トランジスタP5-1〜P5-4、N型トランジス
タN5-3,N5-4で構成されており、インバータIN5-3は
センスアンプ出力SO5に接続されている。NO5-3〜NO5
-7は主要な節点を示している。
【0012】図6は、図5中に現れる電圧波形を示して
おり、( )内の符号は図5中の節点、列、線対などを
表している。
おり、( )内の符号は図5中の節点、列、線対などを
表している。
【0013】まず、列線対D0,D0(オーハ゛ーライン)を選択し
ていた列選択信号が低レベルになり、新たに選択される
列選択信号Ys5-1が高レベルに移行し始める(時刻t
1)。その結果、メモリセルM11,M11(オーハ゛ーライン)が選
択される。前述のように、FAMOSセルM11(オーハ゛ーライ
ン)は未プログラム、M11はプログラム済みであり、行線
W1は常に選択されている。
ていた列選択信号が低レベルになり、新たに選択される
列選択信号Ys5-1が高レベルに移行し始める(時刻t
1)。その結果、メモリセルM11,M11(オーハ゛ーライン)が選
択される。前述のように、FAMOSセルM11(オーハ゛ーライ
ン)は未プログラム、M11はプログラム済みであり、行線
W1は常に選択されている。
【0014】以前に選択されていたFAMOSセルM1
0,M10(オーハ゛ーライン)のプログラム状態はセンスアンプに
対して相対的にFAMOSM11,M11(オーハ゛ーライン)と同じ
である。
0,M10(オーハ゛ーライン)のプログラム状態はセンスアンプに
対して相対的にFAMOSM11,M11(オーハ゛ーライン)と同じ
である。
【0015】列選択信号Ys5-1が高レベルに移行したと
き、前述の理由から、その瞬間の列線対D1,D1(オーハ゛ー
ライン)の電位V(D1(オーハ゛ーライン))及びV(D1)は共に接
地レベルであり、したがって、電圧V(NO5-3)及びV
(NO5-4)は高レベルになろうとする。したがって、N
型トランジスタN5-1,N5-2の電流駆動能力は増大し、
P型トランジスタP5-1,P5-2を通して、電源VCCから
列線対D1,D1(オーハ゛ーライン)にチャージするので、電圧V
(NO5-5),V(NO5-6)は下がる。列線対D1,D1(オ
ーハ゛ーライン)がある程度チャージされる。すなわち、電圧V
(D1(オーハ゛ーライン))及びV(D1)がある程度上昇する
と、電圧V(NO5-3)及びV(NO5-4)は下がり、N型
トランジスタN5-1,N5-2の能力は下がるので、V(N
O5-5)及びV(NO5-6)のレベルは上がる(時刻t
2)。
き、前述の理由から、その瞬間の列線対D1,D1(オーハ゛ー
ライン)の電位V(D1(オーハ゛ーライン))及びV(D1)は共に接
地レベルであり、したがって、電圧V(NO5-3)及びV
(NO5-4)は高レベルになろうとする。したがって、N
型トランジスタN5-1,N5-2の電流駆動能力は増大し、
P型トランジスタP5-1,P5-2を通して、電源VCCから
列線対D1,D1(オーハ゛ーライン)にチャージするので、電圧V
(NO5-5),V(NO5-6)は下がる。列線対D1,D1(オ
ーハ゛ーライン)がある程度チャージされる。すなわち、電圧V
(D1(オーハ゛ーライン))及びV(D1)がある程度上昇する
と、電圧V(NO5-3)及びV(NO5-4)は下がり、N型
トランジスタN5-1,N5-2の能力は下がるので、V(N
O5-5)及びV(NO5-6)のレベルは上がる(時刻t
2)。
【0016】FAMOSセルM11(オーハ゛ーライン)は未プログ
ラムセルなので、インバータIN5-1とN型トランジスタ
N5-1で形成される負帰還回路とFAMOSセルM11(オー
ハ゛ーライン)の電流駆動能力によって、列線D1(オーハ゛ーライン)は
ある一定レベルになる。一方、FAMOSセルM11はプ
ログラム済みであるため、電圧V(NO5-4)がN型トラ
ンジスタN5-2をオフさせるまで下がったとき、電圧V
(D1)は固定となる。通常、V(D1(オーハ゛ーライン))とV
(D1)の定条的な電圧レベルの差は数10mVであ
る。
ラムセルなので、インバータIN5-1とN型トランジスタ
N5-1で形成される負帰還回路とFAMOSセルM11(オー
ハ゛ーライン)の電流駆動能力によって、列線D1(オーハ゛ーライン)は
ある一定レベルになる。一方、FAMOSセルM11はプ
ログラム済みであるため、電圧V(NO5-4)がN型トラ
ンジスタN5-2をオフさせるまで下がったとき、電圧V
(D1)は固定となる。通常、V(D1(オーハ゛ーライン))とV
(D1)の定条的な電圧レベルの差は数10mVであ
る。
【0017】図6に示すように、電圧V(NO5-3)、V
(NO5-4)が高レベルとなり、センスアンプ2−1がデ
ィジット線D1,D1(オーハ゛ーライン)をチャージする期間
は、それぞれのメモリセルの記憶しているオン/オフ情
報とは関係なく、センスアンプ2−1が動作し、電圧V
(NO5-5),V(NO5-6)はほぼ同レベルの中間レベル
となるので、センスアンプ出力SO5も中間レベルに上昇
する(時刻t3)。すなわち、電圧V(NO5-7)が中間
レベルとなる区間が存在する。
(NO5-4)が高レベルとなり、センスアンプ2−1がデ
ィジット線D1,D1(オーハ゛ーライン)をチャージする期間
は、それぞれのメモリセルの記憶しているオン/オフ情
報とは関係なく、センスアンプ2−1が動作し、電圧V
(NO5-5),V(NO5-6)はほぼ同レベルの中間レベル
となるので、センスアンプ出力SO5も中間レベルに上昇
する(時刻t3)。すなわち、電圧V(NO5-7)が中間
レベルとなる区間が存在する。
【0018】図5の構成では、前述のP型トランジスタ
P5-3の出力をインバータIN5-3で受けているだけであ
り、従ってインバータIN5-3の論理しきい値よりも電圧
V(NO5-7)が下がると、センスアンプ出力SO5は高レ
ベルになろうとし、高レベルのパルスが出力される。
P5-3の出力をインバータIN5-3で受けているだけであ
り、従ってインバータIN5-3の論理しきい値よりも電圧
V(NO5-7)が下がると、センスアンプ出力SO5は高レ
ベルになろうとし、高レベルのパルスが出力される。
【0019】仮に、センスアンプ出力SO5の高レベルパ
ルスを回避するためにインバータIN5-3の論理しきい値
を下げた場合は、確かにセンスアンプ出力SO5の高レベ
ルパルスの発生を回避できる。
ルスを回避するためにインバータIN5-3の論理しきい値
を下げた場合は、確かにセンスアンプ出力SO5の高レベ
ルパルスの発生を回避できる。
【0020】しかしながら、センスアンプ出力が高レベ
ルから高レベルとなるような場合には、今度はセンスア
ンプ出力SO5に低レベルパズルか発生することは容易に
想像しうるところである。
ルから高レベルとなるような場合には、今度はセンスア
ンプ出力SO5に低レベルパズルか発生することは容易に
想像しうるところである。
【0021】従って、従来のセンスアンプ2−1におい
ては、列線対を切り換えるアクセスで高レベルから高レ
ベルもしくは低レベルから低レベルを出力する場合に、
少なくともどちらか一方の場合に、センスアンプ出力S
O5にパルスが発生する。
ては、列線対を切り換えるアクセスで高レベルから高レ
ベルもしくは低レベルから低レベルを出力する場合に、
少なくともどちらか一方の場合に、センスアンプ出力S
O5にパルスが発生する。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来のセ
ンスアンプでは、列線対を切り換えてアクセスする場
合、センスアンプ出力SO5にパルスが発生する。従っ
て、このパルスを受ける集積回路の出力端子にも低レベ
ルパルスもしくは高レベルパルスが発生し、その結果、
単純にセンスアンプ出力が低レベルから高レベルもしく
は高レベルから低レベルに変化する場合に比べて電源V
CC及び接地の電圧変動が大きくなり、集積回路の動作に
悪影響を及ぼすという問題点があった。
ンスアンプでは、列線対を切り換えてアクセスする場
合、センスアンプ出力SO5にパルスが発生する。従っ
て、このパルスを受ける集積回路の出力端子にも低レベ
ルパルスもしくは高レベルパルスが発生し、その結果、
単純にセンスアンプ出力が低レベルから高レベルもしく
は高レベルから低レベルに変化する場合に比べて電源V
CC及び接地の電圧変動が大きくなり、集積回路の動作に
悪影響を及ぼすという問題点があった。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は列線対上
の電圧差を拡大する差動アンプと、該差動アンプにより
拡大された電圧差に基づき出力信号を形成する出力回路
とを備えたセンスアンプ回路において、上記出力回路
は、電源と接地ノードとの間に直列接続された第1導電
型の第1トランジスタと第2導電型の第2トランジスタ
の直列回路と、電源と接地ノードとの間に接続され入力
ノードと出力ノードと制御ノードとを有し制御ノードに
供給される制御信号に応答して2つの論理しきい値のい
ずれかにより機能するインバータ回路とを備え、上記拡
大された電圧差を構成する一方の電圧は第1トランジス
タのゲートに印加され、拡大された電圧差を構成する他
方の電圧は上記入力ノードに印加され、上記第1,第2
トランジスタの共通ドレインノードは上記制御ノードに
接続され、上記出力ノードは第2トランジスタのゲート
に接続されたことである。
の電圧差を拡大する差動アンプと、該差動アンプにより
拡大された電圧差に基づき出力信号を形成する出力回路
とを備えたセンスアンプ回路において、上記出力回路
は、電源と接地ノードとの間に直列接続された第1導電
型の第1トランジスタと第2導電型の第2トランジスタ
の直列回路と、電源と接地ノードとの間に接続され入力
ノードと出力ノードと制御ノードとを有し制御ノードに
供給される制御信号に応答して2つの論理しきい値のい
ずれかにより機能するインバータ回路とを備え、上記拡
大された電圧差を構成する一方の電圧は第1トランジス
タのゲートに印加され、拡大された電圧差を構成する他
方の電圧は上記入力ノードに印加され、上記第1,第2
トランジスタの共通ドレインノードは上記制御ノードに
接続され、上記出力ノードは第2トランジスタのゲート
に接続されたことである。
【0024】
【発明の作用】第1トランジスタと第2トランジスタで
構成される直列回路は拡大された電圧差の一方の電圧に
基づき出力信号(制御信号としても機能する)を形成す
る。このとき、出力信号の論理レベルによりインバータ
回路の論理しきい値が選択され、このインバータ回路の
出力で第2トランジスタの電流駆動能力が変更される。
従って、列線対変更時のチャージ期間でも、第1トラン
ジスタと第2トランジスタとの電流駆動能力比が自動的
に変更され、不所望名パルスを発生させることがない。
構成される直列回路は拡大された電圧差の一方の電圧に
基づき出力信号(制御信号としても機能する)を形成す
る。このとき、出力信号の論理レベルによりインバータ
回路の論理しきい値が選択され、このインバータ回路の
出力で第2トランジスタの電流駆動能力が変更される。
従って、列線対変更時のチャージ期間でも、第1トラン
ジスタと第2トランジスタとの電流駆動能力比が自動的
に変更され、不所望名パルスを発生させることがない。
【0025】
【実施例】次に本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
る。
【0026】図1は本発明の一実施例に係るセンスアン
プの構成を示す回路図であり、図3は、センスアンプ出
力SO1が低レベルから低レベルに変化した場合の電圧波
形図である。また、図4はセンスアンプ出力SO1が高レ
ベルから高レベルに変化した場合の電圧波形図である。
プの構成を示す回路図であり、図3は、センスアンプ出
力SO1が低レベルから低レベルに変化した場合の電圧波
形図である。また、図4はセンスアンプ出力SO1が高レ
ベルから高レベルに変化した場合の電圧波形図である。
【0027】図1中、M1-1,M1-2はFAMOS型セル
トランジスタであり、行線W1-1で選択される。セルト
ランジスタM1-1,M1-2は列線対NO1-1,NO1-2を介し
て列選択回路100の選択トランジスタY1-1,Y1-2に
接続されており、選択トランジスタY1-1,Y1-2は列選
択信号Ys1-1で制御されている。センスアンプ101は
P型トランジスタP1-1〜P1-8と、N型トランジスタN
1-1〜N1-11と、インバータIN1-1〜IN1〜4で構成され
ており、NO1-3〜NO1-9は節点を示している。センスア
ンプ101は、差動アンプ101aと出力回路101b
とで構成されており、出力回路101bはトランジスタ
P1-7,N1-7と、トランジスタP1-8,N1-8〜N1-11で
構成されるインバータ回路を有している。
トランジスタであり、行線W1-1で選択される。セルト
ランジスタM1-1,M1-2は列線対NO1-1,NO1-2を介し
て列選択回路100の選択トランジスタY1-1,Y1-2に
接続されており、選択トランジスタY1-1,Y1-2は列選
択信号Ys1-1で制御されている。センスアンプ101は
P型トランジスタP1-1〜P1-8と、N型トランジスタN
1-1〜N1-11と、インバータIN1-1〜IN1〜4で構成され
ており、NO1-3〜NO1-9は節点を示している。センスア
ンプ101は、差動アンプ101aと出力回路101b
とで構成されており、出力回路101bはトランジスタ
P1-7,N1-7と、トランジスタP1-8,N1-8〜N1-11で
構成されるインバータ回路を有している。
【0028】まず、図3について説明する。図3の場
合、従来例の場合と列選択の動作、セルへのプログラム
状態などが同じであり、図6との対応関係を説明する
と、V(NO1-1)はV(D1(オーハ゛ーライン))に対応してお
り、V(NO1-2)はV(D1)に対応しており、V(NO
1-3)はV(NO5-3)に対応しており、V(NO1-4)は
V(NO5-4)に対応しており、V(NO1-5)はV(NO5
-5)に対応しており、V(NO1-6)はV(NO5-6)に対
応している。
合、従来例の場合と列選択の動作、セルへのプログラム
状態などが同じであり、図6との対応関係を説明する
と、V(NO1-1)はV(D1(オーハ゛ーライン))に対応してお
り、V(NO1-2)はV(D1)に対応しており、V(NO
1-3)はV(NO5-3)に対応しており、V(NO1-4)は
V(NO5-4)に対応しており、V(NO1-5)はV(NO5
-5)に対応しており、V(NO1-6)はV(NO5-6)に対
応している。
【0029】したがって、対応する節点はそれぞれ同様
に動作する。また、2つの差動アンプの出力NO1-7、N
O1-8はそれぞれV(NO1-7)及びV(NO1-8)のように
動作することは、従来例の説明及び図1のセンスアンプ
の2つの差動アンプの対称性から容易に推考できる。
に動作する。また、2つの差動アンプの出力NO1-7、N
O1-8はそれぞれV(NO1-7)及びV(NO1-8)のように
動作することは、従来例の説明及び図1のセンスアンプ
の2つの差動アンプの対称性から容易に推考できる。
【0030】さて、図1のセンスアンプの出力SO1は低
レベルであり、したがって、インバータIN1-4の出力も
低レベルとなり、N型トランジスタN1-11はオフしてい
る。また、N型トランジスタN1-10のゲートレベルは電
源電位VCCであり、N型トランジスタN1-8に比べN型
トランジスタN1-10のトランジスタサイズを十分に大き
くするならば、トランジスタP1-8,N1-8,N1-9,N1
-10,N1-11の全体はP型トランジスタP1-8とN型トラ
ンジスタN1-8の能力比で論理しきい値が決定されるイ
ンバータと考えることができる。
レベルであり、したがって、インバータIN1-4の出力も
低レベルとなり、N型トランジスタN1-11はオフしてい
る。また、N型トランジスタN1-10のゲートレベルは電
源電位VCCであり、N型トランジスタN1-8に比べN型
トランジスタN1-10のトランジスタサイズを十分に大き
くするならば、トランジスタP1-8,N1-8,N1-9,N1
-10,N1-11の全体はP型トランジスタP1-8とN型トラ
ンジスタN1-8の能力比で論理しきい値が決定されるイ
ンバータと考えることができる。
【0031】したがって、N型トランジスタN1-8のト
ランジスタ能力をP型トランジスタP1-8に比べて下
げ、P型トランジスタP1-8とN型トランジスタN1-8で
形成されるインバータの論理しきい値を上げれば、図3
のように電圧V(NO1-8)が中間レベルになっても電圧
V(NO1-9)は電源電位からわずからしか下がらない。
ランジスタ能力をP型トランジスタP1-8に比べて下
げ、P型トランジスタP1-8とN型トランジスタN1-8で
形成されるインバータの論理しきい値を上げれば、図3
のように電圧V(NO1-8)が中間レベルになっても電圧
V(NO1-9)は電源電位からわずからしか下がらない。
【0032】一方、P型トランジスタP1-7とN型トラ
ンジスタN1-7の能力を同じにすれば、たとえ電圧V
(NO1-7)が中間レベルになっても、電圧V(NO1-9)
は電源電位VCCからわずかにしか下がらないので、セン
スアンプ出力SO1の電圧V(SO1)はわずかに上昇する
だけであり、次段の論理ゲートの論理しきい値を超える
ことはなく、したがって、この一連の動作中、集積回路
の出力は固定されている。
ンジスタN1-7の能力を同じにすれば、たとえ電圧V
(NO1-7)が中間レベルになっても、電圧V(NO1-9)
は電源電位VCCからわずかにしか下がらないので、セン
スアンプ出力SO1の電圧V(SO1)はわずかに上昇する
だけであり、次段の論理ゲートの論理しきい値を超える
ことはなく、したがって、この一連の動作中、集積回路
の出力は固定されている。
【0033】次に、図4の場合は、図3の場合のメモリ
セルへのプログラム状態が逆、すなわち、M1-1がプロ
グラム済み、M1-2が未プログラムの場合である。この
場合、センスアンプの出力SO1は高レベルであり、した
がって、インバータIN1-4の出力も高レベルであり、N
型トランジスタN1-11はオンする(インバータIN1-4の
出力は“H”=電源電位)。
セルへのプログラム状態が逆、すなわち、M1-1がプロ
グラム済み、M1-2が未プログラムの場合である。この
場合、センスアンプの出力SO1は高レベルであり、した
がって、インバータIN1-4の出力も高レベルであり、N
型トランジスタN1-11はオンする(インバータIN1-4の
出力は“H”=電源電位)。
【0034】ここで、NトランジスタN1-9に比べてN
型トランジスタN1-11の能力を十分に大きくすれば、今
度はトランジスタP1-8,N1-8,N1-9,N1-10,N1-1
1の全体は、P型トランジスタP1-8の能力とN型トラン
ジスタN1-8,N1-9の能力和の比で決まる論理しきい値
を持つインバータと考えられる。
型トランジスタN1-11の能力を十分に大きくすれば、今
度はトランジスタP1-8,N1-8,N1-9,N1-10,N1-1
1の全体は、P型トランジスタP1-8の能力とN型トラン
ジスタN1-8,N1-9の能力和の比で決まる論理しきい値
を持つインバータと考えられる。
【0035】そこで、N型トランジスタN1-9の能力を
P型トランジスタP1-8の能力に比べて大きくすれば、
今度は論理しきい値の低いインバータとなる。したがっ
て、電圧V(NO1-8)が中間レベルとなっても、電圧V
(NO1-9)はわずかにしか高くならず、従って、センス
アンプ出力SO1の電圧V(SO1)はわずかに電源電位か
ら下がるだけであり、前述の場合と同様に集積回路の出
力は固定である。
P型トランジスタP1-8の能力に比べて大きくすれば、
今度は論理しきい値の低いインバータとなる。したがっ
て、電圧V(NO1-8)が中間レベルとなっても、電圧V
(NO1-9)はわずかにしか高くならず、従って、センス
アンプ出力SO1の電圧V(SO1)はわずかに電源電位か
ら下がるだけであり、前述の場合と同様に集積回路の出
力は固定である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のセンスア
ンプ回路用出力回路によれば、列線切換で、その出力が
高レベルから高レベル、または低レベルから低レベルに
なるように切り換える場合でも、センスアンプ出力に高
レベルパルスもしくは低レベルパルスが発生することが
なく、半導体集積回路の出力は固定であり、過剰な電源
電圧、接地電位の搖れを押さえられ、集積回路の動作へ
の悪影響を防止できるという効果がある。
ンプ回路用出力回路によれば、列線切換で、その出力が
高レベルから高レベル、または低レベルから低レベルに
なるように切り換える場合でも、センスアンプ出力に高
レベルパルスもしくは低レベルパルスが発生することが
なく、半導体集積回路の出力は固定であり、過剰な電源
電圧、接地電位の搖れを押さえられ、集積回路の動作へ
の悪影響を防止できるという効果がある。
【図1】本発明の第1実施例を示す回路図である。
【図2】不揮発性半導体記憶装置のメモリアレイ周辺を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図3】第1実施例の電圧波形図である。
【図4】第1実施例の電圧波形図である。
【図5】従来例の回路図である。
【図6】従来例の電圧波形図である。
100 列選択回路 101 センスアンプ 101a 差動アンプ 101b 出力回路 P1-1〜P1-8,P5-1〜P5-4 P型MOSトランジス
タ N1-1〜N1-11,N5-1〜N5〜4 N型MOSトランジ
スタ M1-1,M1-2,M5-1,M5-2 メモリセル Y1-1,Y1-2,Y5-1,Y5-2 列選択トランジスタ IN1-1〜IN1-4,IN5-1〜IN5-3 インバータ NO1-1〜NO1-9,NO5-1〜NO5-7 節点 SO1,SO5 節点(センスアンプ出力) Ys1-1,Ys5-1 列選択信号 W1-1,W5-1 行線 2−1 センスアンプ 2−2 列選択回路 2−3 行選択回路 2−4 メモリセルアレイ W0,W1 行線 D0,D0(オーハ゛ーライン),D1,D(オーハ゛ーライン) 行線対 M00,M00(オーハ゛ーライン)〜M11,M11(オーハ゛ーライン) メモリ
セル対
タ N1-1〜N1-11,N5-1〜N5〜4 N型MOSトランジ
スタ M1-1,M1-2,M5-1,M5-2 メモリセル Y1-1,Y1-2,Y5-1,Y5-2 列選択トランジスタ IN1-1〜IN1-4,IN5-1〜IN5-3 インバータ NO1-1〜NO1-9,NO5-1〜NO5-7 節点 SO1,SO5 節点(センスアンプ出力) Ys1-1,Ys5-1 列選択信号 W1-1,W5-1 行線 2−1 センスアンプ 2−2 列選択回路 2−3 行選択回路 2−4 メモリセルアレイ W0,W1 行線 D0,D0(オーハ゛ーライン),D1,D(オーハ゛ーライン) 行線対 M00,M00(オーハ゛ーライン)〜M11,M11(オーハ゛ーライン) メモリ
セル対
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 16/00 - 16/34
Claims (3)
- 【請求項1】 列線対上の電圧差を拡大する差動アンプ
と、該差動アンプにより拡大された電圧差に基づき出力
信号を形成する出力回路とを備えたセンスアンプ回路に
おいて、上記出力回路は、電源と接地ノードとの間に直
列接続された第1導電型の第1トランジスタと第2導電
型の第2トランジスタの直列回路と、電源と接地ノード
との間に接続され入力ノードと出力ノードと制御ノード
とを有し制御ノードに供給される制御信号に応答して2
つの論理しきい値のいずれかにより機能するインバータ
回路とを備え、上記拡大された電圧差を構成する一方の
電圧は第1トランジスタのゲートに印加され、拡大され
た電圧差を構成する他方の電圧は上記入力ノードに印加
され、上記第1,第2トランジスタの共通ドレインノー
ドは上記制御ノードに接続され、上記出力ノードは第2
トランジスタのゲートに接続されたことを特徴とするセ
ンスアンプ回路。 - 【請求項2】 上記共通ドレインノードは第1,第2イ
ンバータ回路を介して上記制御ノードに接続された請求
項1記載のセンスアンプ回路。 - 【請求項3】 上記出力回路は電源と接地ノード間に接
続された第1導電型の第3トランジスタと第2導電型の
第4トランジスタと第2導電型の第5トランジスタの直
列体と、第3,第4トランジスタの共通ドレインノード
と接地ノードとの間に接続された第2導電型の第6,第
7トランジスタの直列体とを有し、上記第3,第4,第
6トランジスタのゲートは入力ノードとして機能し、上
記第3,第4トランジスタの共通ドレインノードは出力
ノードとして機能し、第7トランジスタのゲートは制御
ノードとして機能し、第5トランジスタのゲートは電源
に接続された請求項2記載のセンスアンプ回路。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15256291A JP3185248B2 (ja) | 1991-05-28 | 1991-05-28 | センスアンプ回路 |
KR1019920008490A KR950002729B1 (ko) | 1991-05-28 | 1992-05-20 | 감지 증폭기 회로를 갖는 반도체 메모리 장치 |
US07/889,624 US5301152A (en) | 1991-05-28 | 1992-05-28 | Semiconductor memory device equipped with sense amplifier circuit which eliminates a transient pulse at an output data terminal |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15256291A JP3185248B2 (ja) | 1991-05-28 | 1991-05-28 | センスアンプ回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04351793A JPH04351793A (ja) | 1992-12-07 |
JP3185248B2 true JP3185248B2 (ja) | 2001-07-09 |
Family
ID=15543196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15256291A Expired - Fee Related JP3185248B2 (ja) | 1991-05-28 | 1991-05-28 | センスアンプ回路 |
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Country | Link |
---|---|
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JP (1) | JP3185248B2 (ja) |
KR (1) | KR950002729B1 (ja) |
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JPH08180697A (ja) * | 1994-09-16 | 1996-07-12 | Texas Instr Inc <Ti> | センス増幅器用の基準電流を供給する基準回路及び方法 |
US6791885B2 (en) * | 2002-02-19 | 2004-09-14 | Micron Technology, Inc. | Programmable conductor random access memory and method for sensing same |
TWI378466B (en) * | 2007-03-31 | 2012-12-01 | Sandisk 3D Llc | Spatially distributed amplifier circuit and method for operating the same |
US7558140B2 (en) * | 2007-03-31 | 2009-07-07 | Sandisk 3D Llc | Method for using a spatially distributed amplifier circuit |
US7554406B2 (en) * | 2007-03-31 | 2009-06-30 | Sandisk 3D Llc | Spatially distributed amplifier circuit |
US7764536B2 (en) * | 2007-08-07 | 2010-07-27 | Grandis, Inc. | Method and system for providing a sense amplifier and drive circuit for spin transfer torque magnetic random access memory |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4891792A (en) * | 1987-09-04 | 1990-01-02 | Hitachi, Ltd. | Static type semiconductor memory with multi-stage sense amplifier |
JPH0793033B2 (ja) * | 1989-08-24 | 1995-10-09 | 日本電気株式会社 | センスアンプ |
-
1991
- 1991-05-28 JP JP15256291A patent/JP3185248B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-05-20 KR KR1019920008490A patent/KR950002729B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1992-05-28 US US07/889,624 patent/US5301152A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR950002729B1 (ko) | 1995-03-24 |
US5301152A (en) | 1994-04-05 |
KR920022308A (ko) | 1992-12-19 |
JPH04351793A (ja) | 1992-12-07 |
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