JP3185086B2 - 空調監視装置 - Google Patents

空調監視装置

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JP3185086B2
JP3185086B2 JP01689595A JP1689595A JP3185086B2 JP 3185086 B2 JP3185086 B2 JP 3185086B2 JP 01689595 A JP01689595 A JP 01689595A JP 1689595 A JP1689595 A JP 1689595A JP 3185086 B2 JP3185086 B2 JP 3185086B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空調系統における各
設定ポイントでの空気状態を空気線図上にプロットする
ことによって空調系統の全体の状態を画面上に表示する
空調監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の空調監視装置として、特開平2
−8647号公報に示されるような「空調用監視制御装
置」が提案されている。この「空調用監視制御装置」で
は、例えば、図9に示されるような空調システムにおい
て、外気(PT1)、処理外気(PT2)、混合気(P
T3)、空気調和機10からの給気(PT4)、被空調
空間20の室内気(PT5)および被空調空間20から
の還気(PT6)の温度,湿度(空気状態)を監視し
て、空気線図(空気の温度,湿度,エンタルピーを表現
する図)上にプロットすることによって、空調システム
全体の状態を画面上に表示するようにしている。
【0003】すなわち、図10に示すように、外気空気
状態、処理外気状態、混合気状態、給気空気状態、室内
空気状態および還気空気状態を空気線図上にプロット
し、さらにその遷移過程を直線(あるいは曲線)で結ぶ
ことによって、空調システム全体の状態を画面上に表示
するようにしている。なお、この場合、空気線図上に空
気状態を表示する際、予め定められた時間間隔で、空気
状態を表示するようにすれば(例えば表示色を異ならせ
て)、空気状態の時間的な遷移を把握することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した特開平2−8
647号公報に示された技術によれば、図9に示された
空調システムをビルの1階における空調系統と考え、例
えば60階のビルに適用するものとした場合、各階の空
調系統における各設定ポイントでの空気状態を各空気線
図上にプロットすることによって、1階〜60階の空調
系統の全体の状態を選択的に画面上に表示することが考
えられる。この場合、各空調系統について空気状態の時
間的な遷移を把握できるようにするには、各空調系統に
おける各設定ポイントでの空気状態の履歴をデータとし
て保存しておかなければならない。すなわち、1階〜6
0階の空調系統の全てについて、各設定ポイントでの空
気状態の履歴をデータとして保存しておかなければなら
ず、莫大なメモリ容量を必要とする。
【0005】メモリ容量を少なくするための方策とし
て、一部の空調系統のみに監視対象を限定し、その限定
した空調系統のみについて各設定ポイントでの空気状態
の履歴をデータとして保存することが考えられる。例え
ば、空調系統として10系統を指定し、この10系統の
各設定ポイントおよび各設定ポイントの空気状態を空気
線図上にプロットする際の線分の結び先を空調系統毎に
設定のうえ、その指定された10系統の各設定ポイント
での空気状態の履歴をデータとして保存することが考え
られる。
【0006】しかしながら、このような方式とすると、
例えば監視対象を60階から59階の空調系統に変更し
たいような場合、60階の空調系統に替えて59階の空
調系統の各設定ポイントおよび線分の結び先を一々設定
し直さなければならず(この場合、60階用の蓄積デー
タのメモリスペースが59階用の蓄積データのメモリス
ペースとなる)、手間がかかるという問題が生じる。
【0007】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、監視対象を
変更したいような場合、その変更を即座に行うことの可
能な空調監視装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、第1発明(請求項1に係る発明)は、第1〜
第Nの空調系統での各設定ポイントを空調系統毎に記憶
するものとし、また第1〜第Nの空調系統のうち予め定
められた一部の空調系統の各設定ポイントでの空気状態
の履歴を記憶するものとし、第1〜第Nの空調系統より
所望の空調系統が指定された場合、その指定された空調
系統の各設定ポイントをポイントセット記憶手段の記憶
内容より読み取り、この読み取った各設定ポイントでの
空気状態を空気線図上にプロットする一方、上記一部の
空調系統の中から履歴記憶不要の空調系統が指定された
場合には、その空調系統に替えて所望の空調系統の各設
定ポイントでの空気状態の履歴の記憶を行わせるように
したものである。
【0009】第2発明(請求項2に係る発明)は、第1
発明において、第1〜第Nの空調系統での各設定ポイン
トおよび各設定ポイントの空気状態を空気線図上にプロ
ットする際の線分の結び先を、空調系統毎にポイントセ
ット記憶手段に記憶させるようにしたものである。第3
発明(請求項3に係る発明)は、第1発明において、空
気状態の計測方式が直接計測方式であるか間接計測方式
であるかを、設定ポイント毎にポイントセット記憶手段
に記憶させるようにしたものである。第4発明(請求項
4に係る発明)は、第1発明において、空調系統の全体
の全体の状態と併せて室内温湿度の設定域を、空気線図
上に表示するようにしたものである。第5発明(請求項
5に係る発明)は、第1発明において、空気線図への空
調系統の状態の表示と併せて、室内負荷および外気負荷
を演算・表示するようにしたものである。
【0010】
【作用】したがってこの発明によれば、第1発明では、
第1〜第Nの空調系統より所望の空調系統を指定する
と、その指定された空調系統の各設定ポイントがポイン
トセット記憶手段の記憶内容より読み取られ、この読み
取られた各設定ポイントでの空気状態が空気線図上にプ
ロットされる。この際、予め定められた一部の空調系統
の中から履歴記憶不要の空調系統が指定された場合に
は、その空調系統に替えて所望の空調系統の各設定ポイ
ントでの空気状態の履歴の記憶が行われる。
【0011】第2発明では、第1〜第Nの空調系統より
所望の空調系統を指定すると、その指定された空調系統
の各設定ポイントおよび線分の結び先がポイントセット
記憶手段の記憶内容より読み取られ、この読み取られた
各設定ポイントでの空気状態が空気線図上にプロットさ
れ、それらを線分で結んで空調系統の全体の状態が画面
上に表示される。第3発明では、第1〜第Nの空調系統
より所望の空調系統を指定すると、その指定された空調
系統の各設定ポイントおよび設定ポイント毎の計測方式
(直接計測方式/間接計測方式)がポイントセット記憶
手段の記憶内容より読み取られ、この読み取られた各設
定ポイントでの空気状態がその設定ポイントに応じた方
式により求められ、空気線図上にプロットされる。
【0012】第4発明では、第1〜第Nの空調系統より
所望の空調系統を指定すると、その指定された空調系統
の各設定ポイントがポイントセット記憶手段の記憶内容
より読み取られ、この読み取られた各設定ポイントでの
空気状態が空気線図上にプロットされると共に、その空
気線図上に室内温湿度の設定域が併せて表示される。第
5発明では、第1〜第Nの空調系統より所望の空調系統
を指定すると、その指定された空調系統の各設定ポイン
トがポイントセット記憶手段の記憶内容より読み取ら
れ、この読み取られた各設定ポイントでの空気状態が空
気線図上にプロットされると共に、この空気線図への空
調系統の全体の状態の表示と併せて、室内負荷および外
気負荷が演算・表示される。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
る。図2はこの発明を適用してなるビル管理システムの
全体構成を示すブロック図である。同図において、1は
ビルの中央監視室に配置された中央管理装置、2はビル
の各階(1階〜60階)に分散配置されたサブセントラ
ルユニット(サブコントローラ)、3は各部屋に配置さ
れたリモートユニット(リモートコントローラ)、4は
空調設備,電力設備,防犯設備,防災設備,熱源設備な
どの設備である。設備4は設備機器としての各種機器を
多数備えており、これら各種機器からの情報が、リモー
トユニット3介し、サブセントラルユニット2を通し
て、中央管理装置1へ与えられる。
【0014】中央管理装置1は、図3に示すように、C
PU1−1と、ROM1−2と、RAM1−3と、ディ
スプレイ1−4と、マウス1−5と、インターフェイス
1−6などを備えている。CPU1−1は、インターフ
ェイス1−6を介するサブセントラルユニット2を通し
ての情報の供与を受けて、ROM1−2に格納されてい
るプログラムに従い、RAM1−3にアクセスしなが
ら、各種の処理動作を行う。CPU1−1での各種処理
情報は、マウス1−5からの入力操作に応じて、ディス
プレイ1−4上に表示される。
【0015】RAM1−3には、1空調系統をポイント
セット1単位として、各空調系統(1階〜60階の空調
系統)での各設定ポイント、各設定ポイントの空気状態
を空気線図上にプロットする際の線分の結び先、各設定
ポイントでの空気状態の計測方式(乾球温度/相対湿度
型、乾球温度/露点温度型、定数按分型、ダンパ開度按
分型、ダンパON/OFF定数按分型など)、室内温湿
度の設定域、室内負荷を求めるための2つの設定ポイン
ト、外気負荷を求めるための2つの設定ポイント、関連
データとして表示する制御データポイントなどが記憶さ
れている。また、RAM1−3には、空調系統の毎正時
毎の各設定ポイントでの空気状態や室内負荷,外気負
荷,制御データなどを2週間分蓄積し得るメモリスペー
ス(336(24×14)データ/1空気系統)が、1
0空気系統分設けられている。
【0016】図1はディスプレイ1−4に表示される画
面ハイアラキーの一部を示す図である。メニューバ−か
らメニューM1(空気線図)を選択すると、空調制御状
態管理画面G1が表示される。図4は空調制御状態管理
画面G1の一例であり、「ポイントセットNO.1」す
なわち1階の空調系統の空調制御状態管理画面G11
示した図である。
【0017】空調制御状態管理画面G11 には、その表
示領域S0にポイントセットNO.が、その表示領域S
1に空気線図が、その表示領域S2に空調線図上にプロ
ットする各設定ポイントPT1(外気),PT2(処理
外気),PT3(混合気),PT4(給気),PT5
(室内気),PT6(還気)の温度,湿度(空気状態)
の具体的な数値が、その表示領域S3に関連データとし
て各種の制御データが、その表示領域S4に室内負荷お
よび外気負荷の具体的な数値が表示される。
【0018】表示領域S1の空気線図上には、上述した
設定ポイントPT1〜PT6の空気状態がプロットさ
れ、さらにその遷移過程が直線(あるいは曲線)で結ば
れることによって、1階の空調系統の全体の状態が表示
される。なお、この空気線図には、空調系統の全体の状
態の表示と併せて、室内温湿度の設定域S12 が表示さ
れる。
【0019】空調制御状態管理画面G1において、所定
のキーをマウスクリックすると、空調線図用ポイント設
定画面(その1)G2が表示される。図5は空調線図用
ポイント設定画面G2の一例であり、「ポイントセット
NO.1」すなわち1階の空調系統の空調線図用ポイン
ト設定画面G21 を示した図である。この空調線図用ポ
イント設定画面G21 には、空気状態点(設定ポイン
ト)設定領域S5、空調負荷演算ポイント設定領域S
6、室内温湿度の設定域を設定するための設定領域S7
が表示される。
【0020】この例では、空気状態点設定領域S5にお
いて、設定ポイントPT1を外気、PT2を処理外気、
PT3を混合気、PT4を給気、PT5を室内気として
いる。また、空調負荷演算ポイント設定領域S6におい
て、室内負荷を演算するための設定ポイントをPT5お
よびPT4として、外気負荷を演算するための設定ポイ
ントをPT3およびPT5として設定している。
【0021】これにより、〔「PT5でのエンタルピ」
−「PT4でのエンタルピ」〕として室内負荷が演算さ
れ、〔「PT3でのエンタルピ」−「PT5でのエンタ
ルピ」〕として外気負荷が演算され、図4に示した空調
制御状態管理画面G11 の領域S4に表示される。ま
た、設定領域S7において、温度制御設定ポイントとし
て冷房・暖房の2ポイント、湿度制御設定ポイントとし
て加湿・除湿の2ポイントをポイントNOとして設定す
る。これによって、図4に示した空調制御状態管理画面
G11 の表示領域S1に、室内温湿度の設定域S12
表示される。
【0022】空調線図用ポイント設定画面G2におい
て、所定のキーをマウスクリックすると、空気線図状態
点設定画面G3が表示される。図6は空気線図状態点設
定画面G3の一例であり、「ポイントセットNO.1」
すなわち1階の空調系統の空気線図状態点設定画面G3
1 を示した図である。この空気線図状態点設定画面G3
1 を用いれば、1階の空調系統での各設定ポイントPT
1〜PT6について、その空気状態の計測方式(空気状
態点算出タイプ)、その計測方式が直接方式(乾球温度
/相対湿度型、乾球温度/露点温度型など)である場合
の温度計測ポイント,湿度計測ポイント(アドレス,グ
ループ名称,ポイント名称)、その計測方式が間接方式
(定数按分型、ダンパ開度按分型、ダンパON/OFF
定数按分型など)である場合の按分元状態点(状態点
A,B、按分定数1,2)やダンパポイント(アドレ
ス,グループ名称,ポイント名称)、空気線図における
線分の結び先(線分結合先状態点)を設定することがで
きる。
【0023】この例では、空気線図状態点設定画面G3
1 において、設定ポイントPT2(処理外気)につい
て、その空気状態点算出タイプを「3」の定数按分型と
し、「按分元状態点A」を設定ポイントPT1(外
気)、「按分元状態点B」を設定ポイントPT6(還
気)とし、「按分定数1」を60%として設定してい
る。また、「線分結合先状態点」を設定ポイントPT3
としている。
【0024】空気線図状態点設定画面G3において、所
定のキーをマウスクリックすると、空気線図用対象ポイ
ントリスト画面G4が表示される。図7は空気線図用対
象ポイントリスト画面G4の一例であり、「ポイントセ
ットNO.1」すなわち1階の空調系統の空気線図用対
象ポイントリスト画面G41 を示した図である。この空
気線図用対象ポイントリスト画面G41 を用いれば、図
6における空気線図状態点設定画面G31 において、空
気状態点算出タイプが直接方式である場合の温度計測ポ
イントや湿度計測ポイントを設定する際に一々そのアド
レス,グループ名称,ポイント名称を入力しなくても、
画面G41 中のリストからピックアップすることができ
る。
【0025】空調線図用ポイント設定画面G2(その
1)において、所定のキーをマウスクリックすると、空
気線図用ポイント設定画面(その2)G5が表示され
る。図8は空気線図用ポイント設定画面G5の一例であ
り、「ポイントセットNO.1」すなわち1階の空調系
統の空気線図用ポイント設定画面G51 を示した図であ
る。この空気線図用ポイント設定画面G51 を用いれ
ば、空調制御状態管理画面G11 の表示領域S3に関連
データとして表示する各種の制御データポイント(アド
レス,グループ名称,ポイント名称)を登録することが
できる。
【0026】空調制御状態管理画面G12 〜G160につ
いても、空調制御状態管理画面G11 と同様にして、空
調線図用ポイント設定画面G22 〜G260、空気線図状
態点設定画面G32 〜G360、空気線図用対象ポイント
リスト画面G42 〜G460、空気線図用ポイント設定画
面G52 〜G560を用いて、2階〜60階の空調系統に
おける各設定ポイント、各設定ポイントの空気状態を空
気線図上にプロットする際の線分の結び先、各設定ポイ
ントでの空気状態の計測方式、室内温湿度の設定域、室
内負荷を求めるための2つの設定ポイント、外気負荷を
求めるための2つの設定ポイント、関連データとして表
示する制御データポイントなどを登録することができ
る。これらの登録内容がRAM1−3に格納されてい
る。
【0027】一方、RAM1−3には、上述した如く、
空調系統の毎正時毎の各設定ポイントでの空気状態や室
内負荷,外気負荷,制御データなどを2週間分蓄積し得
るメモリスペースが、10空調系統分設けられている。
例えば、1階〜60階の空調系統の内、監視対象として
所望の10空調系統を選択指定することにより、これら
の空調系統の毎正時毎の各設定ポイントでの空気状態や
室内負荷,外気負荷,制御データなどが記憶される。2
週間を過ぎた古いデータは順次捨てられる。
【0028】毎正時毎のデータが蓄積されている空調系
統については、空調制御状態管理画面G1において、
「<」印のマウス操作で直前の正時のデータを表示させ
ることができ、「<」印のマウス操作を繰り返すことに
よって順次その前の正時のデータを表示させることがで
きる。
【0029】ここで、監視対象として60階の空調系統
が指定されており、監視対象を60階から59階の空調
系統に変更したいとする。この場合、空調制御状態管理
画面G1において、「ポイントセットNO.59」を指
定する。すると、現在表示されている階の空調系統の空
調制御状態管理画面G1に変えて、59階の空調系統の
空調制御状態管理画面G159が表示される。この空調制
御状態管理画面G159には、その時の状態を示す各計測
値および各演算値に基づき、各設定ポイントの空気状態
の具体的な数値、関連データとしての各種の制御デー
タ、室内負荷および外気負荷の具体的な数値が表示さ
れ、かつ空気線図上に各設定ポイントの空気状態がプロ
ットされる。
【0030】ここで、監視対象を60階から59階の空
調系統に変更する旨の指令を与えれば、すなわち監視対
象として現在定められている10系統の中から履歴記憶
不要の空調系統を「ポイントセットNO.60」として
指定すれば、60階の空調系統(交替先の空調系統)に
替えて、59階の空調系統(指定された空調系統)の毎
正時毎の各設定ポイントでの空気状態や室内負荷,外気
負荷,制御データなどのデータの蓄積が行われるように
なる。
【0031】すなわち、従来においては、例えば監視対
象を60階から59階の空調系統に変更したい場合、6
0階の空調系統に替えて59階の空調系統の各設定ポイ
ントや線分の結び先などを一々設定し直さなければなら
なかった。これに対して、本実施例では、すでに59階
の空調系統の各設定ポイントや線分の結び先などは登録
されており、監視対象を60階から59階の空調系統に
変更する旨の指定を与えれば、それまで60階用として
使用されていた蓄積データのメモリスペースが59階用
の蓄積データのメモリスペースとして用いられるように
なり、60階の空調系統に替えて59階の空調系統の各
設定ポイントや線分の結び先などを一々設定し直す必要
がなく、監視対象の変更を即座に行うことができるよう
になる。
【0032】なお、本実施例においては、設定ポイント
PT1を外気、PT2を処理外気、PT3を混合気、P
T4を給気、PT5を室内気としたが、これらのポイン
トに限られるものでないことは言うまでもない。また、
空調系統としては、種々の空調系統が考えられ、「単一
ダクトAHU型」、「外調機(1次処理AHU)+FC
U(ターミナルAHU)型」、「電算室モデル型」など
が考えられる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、第1発明では、第1〜第Nの空調系統よ
り所望の空調系統を指定すると、その指定された空調系
統の各設定ポイントがポイントセット記憶手段の記憶内
容より読み取られ、この読み取られた各設定ポイントで
の空気状態が空気線図上にプロットされる一方、予め定
められた一部の空調系統の中から履歴記憶不要の空調系
統が指定された場合には、その空調系統に替えて所望の
空調系統の各設定ポイントでの空気状態の履歴の記憶が
行われるものとなり、例えば、監視対象を60階から5
9階の空調系統に変更したいような場合、60階の空調
系統に替えて59階の空調系統の各設定ポイントや線分
の結び先を一々設定し直す必要がなくなり、監視対象の
変更を即座に行うことが可能となる。
【0034】第2発明では、第1〜第Nの空調系統より
所望の空調系統を指定すると、その指定された空調系統
の各設定ポイントおよび線分の結び先がポイントセット
記憶手段の記憶内容より読み取られ、この読み取られた
各設定ポイントでの空気状態が空気線図上にプロットさ
れ、それらを線分で結んで空調系統の全体の状態が画面
上に表示されるものとなり、空気線図上の空調系統の全
体の状態を視覚的に捉えることができる。第3発明で
は、第1〜第Nの空調系統より所望の空調系統を指定す
ると、その指定された空調系統の各設定ポイントおよび
設定ポイント毎の計測方式(直接計測方式/間接計測方
式)がポイントセット記憶手段の記憶内容より読み取ら
れ、この読み取られた各設定ポイントでの空気状態がそ
の設定ポイントに応じた方式により求められ、空気線図
上にプロットされるものとなり、設定ポイントにセンサ
を配置しなくても、他の設定ポイントの空気状態やダン
パ開度などから間接的に所要の設定ポイントの空気状態
を知ることができる。
【0035】第4発明では、第1〜第Nの空調系統より
所望の空調系統を指定すると、その指定された空調系統
の各設定ポイントがポイントセット記憶手段の記憶内容
より読み取られ、この読み取られた各設定ポイントでの
空気状態が空気線図上にプロットされると共に、その空
気線図上に室内温湿度の設定域が併せて表示されるもの
となり、室内温湿度の設定域を空気線図上で視覚的に捉
えることができる。第5発明では、第1〜第Nの空調系
統より所望の空調系統を指定すると、その指定された空
調系統の各設定ポイントがポイントセット記憶手段の記
憶内容より読み取られ、この読み取られた各設定ポイン
トでの空気状態が空気線図上にプロットされると共に、
この空気線図への空調系統の状態の表示と併せて、室内
負荷および外気負荷が演算・表示されるものとなり、室
内環境制御の管理向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図3に示した中央管理装置のディスプレイに
表示される画面ハイアラキーの一部を示す図である。
【図2】 本発明を適用してなるビル管理システムの全
体構成を示すブロック図である。
【図3】 このシステムにおける中央管理装置の要部を
示す図である。
【図4】 空調制御状態管理画面の一例を示す図であ
る。
【図5】 空調線図用ポイント設定画面(その1)の一
例を示す図である。
【図6】 空調線図状態点設定画面の一例を示す図であ
る。
【図7】 空調線図用対象ポイントリスト画面の一例を
示す図である。
【図8】 空調線図用ポイント設定画面(その2)の一
例を示す図である。
【図9】 空調システムの一例を示す図である。
【図10】 従来の空調用監視制御装置における空気線
図上への空気状態の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1…中央管理装置、2…サブセントラルユニット、3…
リモートユニット、4…設備、1−1…CPU、1−2
…ROM、1−3…RAM、1−4…ディスプレイ、1
−5…マウス、1−6…インターフェイス、G1…空調
制御状態管理画面、G2…空調線図用ポイント設定画面
(その1)、G3…空調線図状態点設定画面、G4…空
調線図用対象ポイントリスト画面、G5…空調線図用ポ
イント設定画面(その2)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 成瀬 彰彦 東京都渋谷区渋谷二丁目12番19号 山武 ハネウエル株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−8647(JP,A) 実開 昭56−61849(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 105 F24F 11/02 F24F 11/02 102

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調系統における各設定ポイントでの空
    気状態を空気線図上にプロットすることによって前記空
    調系統の全体の状態を画面上に表示する空調監視装置に
    おいて、 第1〜第Nの空調系統での各設定ポイントを空調系統毎
    に記憶するポイントセット記憶手段と、 前記第1〜第Nの空調系統のうち予め定められた一部の
    空調系統の各設定ポイントでの空気状態の履歴を記憶す
    る履歴記憶手段と、 前記第1〜第Nの空調系統より所望の空調系統が指定さ
    れた場合、その指定された空調系統の各設定ポイントを
    前記ポイントセット記憶手段の記憶内容より読み取り、
    この読み取った各設定ポイントでの空気状態を空気線図
    上にプロットする一方、前記一部の空調系統の中から履
    歴記憶不要の空調系統が指定された場合には、その空調
    系統に替えて前記所望の空調系統の各設定ポイントでの
    空気状態の履歴の記憶を行わせる手段とを備えたことを
    特徴とする空調監視装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ポイントセット記憶
    手段に、第1〜第Nの空調系統での各設定ポイントおよ
    び各設定ポイントの空気状態を空気線図上にプロットす
    る際の線分の結び先を空調系統毎に記憶させるようにし
    たことを特徴とする空調監視装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、ポイントセット記憶
    手段に、空気状態の計測方式が直接計測方式であるか間
    接計測方式であるかを設定ポイント毎に記憶させるよう
    にしたことを特徴とする空調監視装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、空気線図上に、空調
    系統の全体の状態と併せて室内温湿度の設定域を表示す
    るようにしたことを特徴とする空調監視装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、空気線図への空調系
    統の全体の状態の表示と併せて、室内負荷および外気負
    荷を演算・表示するようにしたことを特徴とする空調監
    視装置。
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